JPH1015946A - 合成樹脂製管状体製造用金型 - Google Patents

合成樹脂製管状体製造用金型

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JPH1015946A
JPH1015946A JP17335896A JP17335896A JPH1015946A JP H1015946 A JPH1015946 A JP H1015946A JP 17335896 A JP17335896 A JP 17335896A JP 17335896 A JP17335896 A JP 17335896A JP H1015946 A JPH1015946 A JP H1015946A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半割り体どうしの衝合部の内部通路内に溶融
樹脂を充填して両者を接合するに際して、樹脂注入時に
おけるゲート部での変形防止と二次樹脂の充填性確保と
を両立させる注入圧力を容易に設定できるようにする。 【解決手段】 半割り体WU,WLどうしを衝合させて衝
合部周縁に沿った内部通路WP内に溶融樹脂を充填する
ことにより、上記半割り体どうしを接合して管状体Wを
製造する合成樹脂製管状体製造用金型であって、上記管
状体はその管端部Woが開口しており、上記金型は、各
半割り体を受け合うとともに両者の衝合方向に開閉可能
な固定型ロータ13及び可動型2と、衝合方向と直交す
る面内でスライドして衝合状態の半割り体の管端部内に
所定長さ挿入可能なスライド型コア部33aとを備え、
該コア部の上記管端部内への最大挿入状態における挿入
部分に対応する部位にゲート部GPが設けられているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂製の半
割り体どうしを衝合させるとともに、この衝合部の周縁
に沿って形成された内部通路内に溶融樹脂を充填するこ
とにより、上記半割り体どうしを接合して管状体を製造
する際に用いられる合成樹脂製管状体製造用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製のパイプ等の中空管状
体を成形する方法として、合成樹脂製の半割り体どうし
を衝合させるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成
された内部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上
記半割り体どうしを接合して管状体としての中空成形品
を得る方法は公知である。また、半割り体どうしを接合
する際に、上記内部通路への溶融樹脂の充填を、半割り
体を成形する成形型内で行えるようにした方法が知られ
ている。
【0003】例えば、特公平2−38377号公報に
は、基本的に、一方の金型に一組の半割り体を成形する
雄型成形部と雌型成形部とが設けられ、他方の金型にこ
れらの成形部に対向する雌型成形部と雄型成形部とが設
けられた一対の金型構造が開示されており、そして、か
かる金型を用いることによって、各半割り体を同時に成
形(射出成形)した後、一方の金型を他方に対してスラ
イドさせることにより、各雌型成形部に残された半割り
体どうしを衝合させ、この衝合部の周縁に溶融樹脂を射
出して両者を接合するようにした方法(所謂、ダイスラ
イド・インジェクション(DSI)法)が開示されてい
る。
【0004】また、例えば特公平7−4830号公報に
は、基本的に、互いに開閉可能に組み合わされる成形型
であって、一方の成形型が他方に対して所定角度回転可
能とされ、各成形型に、上記所定角度毎の回転方向に雄
/雌/雌の繰り返し順序で、少なくとも1つの雄型成形
部と2つの雌型成形部からなる成形部を設けた回転式射
出成形用の型構造が開示されており、かかる成形型を用
いることによって、回転(例えば正逆反転)動作毎に、
各半割り体の成形と、衝合された一対の半割り体どうし
の接合を行い、各回転動作毎に完成品が得られるように
した方法(所謂、ダイロータリ・インジェクション(D
RI)法)が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半割り体ど
うしを接合させる溶融樹脂(いわゆる二次樹脂)を内部
通路内に充填する場合、該通路への樹脂の注入口である
ゲート部では、通路に対して一定角度(通常は略直角)
の方向から樹脂が注入される。したがって、このゲート
部およびその近傍では、所定の圧力で注入される樹脂流
が通路の壁部に勢いよく衝突することとなり、注入圧力
が高い場合には、金型による支えのない中空側に半割り
体が変形し、また、この変形に伴って内部通路内の二次
樹脂が漏れ出すという問題がある。かかる樹脂注入時の
変形およびそれに伴う二次樹脂の漏れの問題は、管端部
が開口した管状体の場合に、より顕著に生じることが知
られている。
【0006】一方、二次樹脂をその温度が余り低下しな
いうちに内部通路内にくまなく行き渡らせて十分な密度
で充填するためには、二次樹脂の注入圧力は一定以上に
設定する必要がある。このように、樹脂注入時における
ゲート部での変形防止と二次樹脂の充填性確保とは、二
次樹脂の注入圧力に関して相反する制約条件となり、こ
の両者を満足させるように樹脂注入を行うには、その注
入圧力はかなり狭い範囲に限られ、その条件設定がなか
なかに難しいという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、一対の半割り体どう
しの衝合部の内部通路内に溶融樹脂を充填して両者を接
合することにより管端部が開口した管状体を得るに際し
て、樹脂注入時におけるゲート部での変形防止と二次樹
脂の充填性確保とを両立させる注入圧力を容易に設定で
きる合成樹脂製管状体製造用金型を提供することを目的
としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本願発明は、
一対の樹脂製の半割り体どうしを衝合させるとともに、
この衝合部の周縁に沿って形成された内部通路内に溶融
樹脂を充填することにより、上記半割り体どうしを接合
して管状体を製造する合成樹脂製管状体製造用金型であ
って、上記管状体は、その管端部が開口するとともに、
その内部通路が上記管端部を回避して閉ループ状に形成
されており、上記金型は、上記各半割り体を受け合うと
ともに半割り体どうしを衝合させる衝合方向に開閉可能
な一対の主型と、該主型に対して上記衝合方向と直交す
る面内でスライドすることにより、衝合状態の半割り体
の管端部内に所定長さ挿入可能なスライドコアとを備
え、上記主型には、スライドコアの上記管端部内への最
大挿入状態における挿入部分に対応する部位に、上記内
部通路内に溶融樹脂を注入するためのゲート部が設けら
れていることを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
えば、エンジン吸気系のインテーク・マニホールドの製
造用金型に適用した場合を例にとって、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。図10〜図18に、本実施の
形態に係る管状体としての成形品であるインテーク・マ
ニホールドWが示されている。該インテーク・マニホー
ルドWは、図10〜図13から良く分かるように、例え
ば、一つの入口管部Wiと複数(本実施の形態では三
つ)の出口管部Woとを備え、入口管部Wiの中心線と
各出口管部Woの中心線とが側面視で所定の角度(本実
施の形態では略直角)をなすように設定されている。本
成形品Wは、後で詳しく説明するように、例えば所謂ダ
イロータリ・インジェクション(DRI)法により、一
つの成形型にて上下の半割り体WU及びWLをそれぞれ成
形するとともに、その成形型内で両者WU及びWLを衝合
させて接合することにより、中空の管状体として得られ
るものである。
【0010】本実施の形態では、図12から良く分かる
ように、上記成形品Wの型割線Lpは、入口管部Wiお
よび各出口管部Woの管端部を回避するように、つまり
型割線Lpが管端面に現れることがないように、かつ、
成形品Wの周囲に沿った閉ループを構成するように設定
されている。尚、半割り体WU,WLどうしの衝合面は、
上記型割線Lpに沿って形成されることになる。上記型
割線Lpを管端部を回避した閉ループ状に形成すること
により、管端円筒部の真円度を高めることができる。こ
れにより、相手部品との組付状態におけるシール性を良
好に保つことができる。また、本実施の形態では、好ま
しくは、上記入口管部Wiおよび出口管部Woの各管端
部分は、いずれも、例えば上側半割り体(アッパハー
フ)WU側に一体的に成形されるようになっている。
【0011】そして、図14および図15において1点
鎖線および破線の曲線で示されるように、上記閉ループ
に沿って(つまり衝合面の外周に沿って)、好ましくは
各半割り体WU,WLの壁部で形成された閉断面の溝状の
内部通路WPが設けられており、この内部通路WP内に、
上下の半割り体WU,WLどうしを互いに衝合させた後に
両者を相互に接合するための樹脂(二次樹脂)が充填さ
れるようになっている。尚、図14および図15におい
て、1点鎖線曲線は、出口管部Woの端部近傍を除く各
半割り体WU,WLの周縁の通路部分WP1を示し、また、
破線曲線は、出口管部Woの端部近傍における半円状の
通路部分WP2を示している。また、本実施の形態で
は、内部通路WPに対する二次樹脂注入用のゲート部GP
は、好ましくは、図14において2点鎖線の矢印で示さ
れるように、平面視において内部通路WPの左右外側部
分で上記半円状の通路部分WP2の比較的近辺に設けら
れている。
【0012】図16〜図18は、上記内部通路WPの各
部における断面形状を例示したものである。尚、本実施
の形態では、図18から良く分かるように、好ましく
は、上記成形品Wの三つの出口管部Woのうち中央のも
のについて、内部通路WPの最下部がごく限られた長さ
(例えば最大でも10mm程度)にわたって開口してお
り、この開口部分での二次樹脂の充填度合いを見ること
により、内部通路WP内における二次樹脂の充填度合い
を確かめることができるようになっている。また、本実
施の形態では、上記内部通路WPは、より好ましくは、
各半割り体WU,WLの壁部で閉断面状に形成されている
が、この代わりに、半割り体どうしを衝合させた時点で
は内部通路の一部が開口しており、それを所定の金型に
セットすることにより、上記開口が金型の型面で塞がれ
て閉断面を形成するようにしても良い。
【0013】次に、本実施の形態に係るインテーク・マ
ニホールドWの製造(成形)に用いられる成形型の構成
について説明する。尚、本実施の形態では、上記インテ
ークマニホールドWは、好ましくは、所謂ダイロータリ
・インジェクション(DRI)法により成形される。図
1〜図5は、上記インテーク・マニホールド成形用の成
形型の縦断面説明図である。図1,図2および図5から
良く分かるように、上記成形型は、成形機(例えば射出
成形機:不図示)に連結される固定型1と、該固定型1
に対して開閉動作を行う可動型2とで構成され、上記固
定型1には、以下に詳しく説明するように、その成形部
を含む所定部分を回動させる回動機構が設けられてい
る。尚、図1〜図5では、上記固定型1と可動型2は上
下に配置された状態で描かれているが、実際に成形機
(不図示)に取り付けられた状態での両型1,2の配置
構造としては、上下に限定されるものではなく、例えば
水平(左右)方向に対向配置して使用されても良い。
【0014】上記固定型1は、本体部10に固定された
ベース盤11と、該ベース盤11および本体部10の中
央部に固定されたスプールブッシュ12と、このスプー
ルブッシュ12と同軸に配置されたロータ13とを備え
ており、上記スプールブッシュ12に成形機の射出ヘッ
ド(不図示)が固定される。上記ロータ13は基本的に
は円盤状に形成され、その中央部分が円柱状に突出して
おり、上記スプールブッシュ12のスプール12aは、
この中央突出部13aの表面に開口している。
【0015】図5から良く分かるように、ロータ13の
外周部には、その近傍に配置された駆動ギヤ14と噛み
合う歯部13gが形成されている。上記駆動ギヤ14
は、例えば油圧モータ等の駆動源15に連結されてお
り、この駆動源15によって駆動ギヤ14が回転させら
れることにより、この回転方向および回転回数に応じ
て、ロータ13が所定の向きに所定角度(本実施の形態
では120度)だけ回動するようになっている。
【0016】一方、上記可動型2は、本体部30と平行
に配設されたベース盤31と、本体部30に固定された
型盤40とを備え、該型盤40に後述する成形部が設け
られている。尚、上記型盤40は、実際には、中央の円
柱部40dと該円柱部40dを取り囲む三つのブロック
体とで構成されている。上記本体部30及びベース盤3
1は、例えば油圧式の駆動手段(不図示)に連結されて
おり、所定のタイミングで固定型1に対して開閉動作を
行えるようになっている。尚、上記本体部30とベース
盤31の間には、スペーサブロック32a,32b(図
5参照)が介設されている。また、上記可動型2には、
型盤40に沿って可動型2の開閉方向と直交する方向に
スライドするスライド型33と、可動型2の開閉動作に
連動してスライド型33を駆動する棒状のスライドガイ
ド34とが設けられている。
【0017】上記スライド型33は、成形品Wの出口管
部Woに対応するもので、そのコア部33a(図2〜図
4参照)が成形品出口管部Woの管端部分における内周
部に対応している。また、上記成形品Wの入口管部Wi
については、可動型2の本体支持板35に固定されたコ
ア部材36a,36bの先端部分がそれぞれ対応してい
る。尚、上記スライド型33およびスライドガイド34
は、後述するように、可動型2内において、上半割り体
(アッパハーフ)WUを成形する箇所および衝合された
上下の半割り体WU,WLどうしを二次樹脂で接合する箇
所の2箇所について設けられている。
【0018】上記スライドガイド34の一端側にはテー
パ部34cが形成されており、このテーパ部34cが、
スライド型33のテーパ穴33cに係合している。一
方、スライドガイド34の他端側には、ガイド駆動板3
7を係合させる凹部34dが形成されており、上記ガイ
ド駆動板37は、いずれか一方のスライドガイド34に
係合するようになっている。上記ガイド駆動板37は、
その背面側がバックプレート38で支持されており、該
バックプレート38には、図5に示すように、ガイド駆
動板37のバックプレート38に沿ったスライド動作を
案内する一対のガイドレール38aが固定されている。
【0019】そして、ガイド駆動板37は、例えば油圧
シリンダ等の駆動手段49(図5参照)によってバック
プレート38に沿った方向に駆動されることにより、上
記ガイドレール38aに沿って移動し、スライドガイド
34との係合状態(つまり、左右いずれのスライドガイ
ド34と係合するか)が切り換えられる。このガイド駆
動板37とスライドガイド34との係合状態の切り換え
は、成形装置のコントローラ(不図示)からの制御信号
により、上記ロータ13の回動動作に対応して行われる
ようになっている。
【0020】上記バックプレート38の背面には、可動
型2の作動方向(開閉方向)と同一の方向に伸縮作動す
る、例えば油圧式の駆動シリンダ(不図示)のピストン
ロッド39が、ベース盤31を貫通して連結されてお
り、該ピストンロッド39の伸縮動作により、バックプ
レート38及びガイド駆動板37を介して、スライドガ
イド34を駆動(進退動)することができるようになっ
ている。また、可動型2の本体部30の内部には、エジ
ェクタプレート46a,46b,46cにそれぞれ取り付
けられたエジェクタピン47a,47b,47c及びエジ
ェクタリング48a,48bが設けられている。尚、エ
ジェクタリング48a,48bは、成形品Wあるいはア
ッパハーフWUの入口管部Wiの管端部をエジェクトす
る(突き上げる)もので、それぞれコア部材36a,3
6bの外周を取り囲むようにして配置されている。
【0021】上記3枚のエジェクタプレート46(46
a,46b,46c)は、ガイド駆動板37が可動型2の
本体部30側に駆動(前進動)させられた際、該駆動板
37に突設された2本の突設ピン37aが、本体支持板
35の各穴部35hを貫通してエジェクタプレート46
(46a,46b,46c)の背面側を押圧することによ
り、3枚のうちの2枚が突き上げられるようになってい
る。3枚のうちのどの2枚のエジェクタプレート46
(46a,46b,46c)が突き上げられるかは、ガイ
ド駆動板37とスライドガイド34との係合状態によっ
て切り換えられることになる。
【0022】上記スライドガイド34は、可動型2が固
定型1に対して閉じられている状態(図1参照)では初
期位置にあり、スライド型33に対して駆動力を及ぼし
ておらず、該スライド型33は、成形ポシション(成形
品出口管部Woの管端部分における内周部に対応した位
置)に位置している。また、成形工程終了後、型開きの
時点(図2参照)でも、スライドガイド34は初期位置
で静止しており、スライド型33は成形ポシションに維
持される。
【0023】本実施の形態においては、この成形ポジシ
ョンでは、スライド型33のコア部33aは、図19に
示すように、衝合状態にある上下の半割り体WU,WL
管端部内への最大挿入状態にある。一方、図20からも
分かるように、内部通路WP内に溶融樹脂を注入するた
めのゲート部GPは、スライド型33のコア部33aの
最大挿入状態における挿入部分に対応する部位に設けら
れている。換言すれば、上記内部通路WPは、ゲート部
Pおよびその近傍における中空側の通路壁部が、上記
スライド型33のコア部33aによってその背面側が支
持されることとなる。
【0024】その後、図3に示すように、スライドガイ
ド34が可動型2の本体部30側に駆動(前進動)され
る。これにより、スライド型33のテーパ穴33cがス
ライドガイド34のテーパ部34cに沿うようにして、
スライド型33が外側にスライドさせられ、そのコア部
33aが、成形品Wの出口管部Woにおける管端部から
抜脱される。つまり、可動型2の開閉方向と異なる(直
交する)方向にスライドするスライド型33のコア部3
3aが完成品Wの管端部(出口管部Wi)から抜脱され
る。
【0025】そして、スライドガイド34が更に前進さ
せられると、図4に示すように、ガイド駆動板37の2
本の突設ピン37aが、本体支持板35の三つの穴部3
5hのうちの二つ(図4の例では、右側の二つ)をそれ
ぞれ貫通して、エジェクタプレート46a,46bを突
き上げることにより、エジェクタピン47a,47b及
びエジェクタリング48a,48bが作動させられるよ
うになっている。尚、固定型1側には、例えば油圧駆動
式のエジェクタピン27a,27b(図1,図2および図
5参照)が設けられており、図1〜図4に示した一連の
作動例では、成形工程終了後、型開きの時(図2参照)
にエジェクタピン27aが突き出されるようになってい
る。
【0026】図6は、上記固定型1のロータ13の型合
わせ面側を示す正面説明図である。この図に示すよう
に、該ロータ13には、三つの型盤ブロック20が、円
周等配状(つまり、互いに120度の角度をなして)中
央突出部13aの周囲に固定されており、これら型盤ブ
ロック20のそれぞれに成形部20A,20B又は20
Cが設けられている。上記成形部20Cは凸状に形成さ
れた雄型部であり、また、成形部20A,20BC共に
凹状に形成された雌型部である。すなわち、固定型1の
ロータ13は、1個の雄型成形部20Cと2個の雌型成
形部20A,20Bとを備えている。
【0027】尚、この固定型1のロータ13に設けられ
た各成形部20A,20B,20Cに繋がる樹脂通路は設
けられていない。しかしながら、ロータ13の中央突出
部13aの表面には、後述するように、可動型2側の成
形部に繋がる樹脂通路とスプールブッシュ12のスプー
ル12aとの接続状態を切り換えるために、長溝状の一
群(本実施の形態では、計5本)の切換スロット21
(21A,21B,21C)が設けられている。これら切
換スロット21は、1本の切換スロット21Cは成形部
20Cを、2本の平行な切換スロット21Bは成形部2
0Bを、また、2本の平行な切換スロット20Aは成形
部20Aを、それぞれ指向するように設けられている。
【0028】上記ロータ13の外周部には、前述のよう
に、駆動ギヤ14と噛み合う歯部13gが、少なくとも
120度の角度に対応する円弧長さ分だけ設けられてお
り、駆動ギヤ14の回転に伴って(つまり、この回転方
向および回転回数に応じて)、ロータ13が所定の向き
に120度だけ回動するようになっている。該駆動ギヤ
14の回転の制御(つまりロータ13の回転制御)は、
油圧モータ等の駆動源15(図5参照)を制御すること
によって行われる。本実施の形態では、上記ロータ13
は、所定のタイミングで120度ずつ正方向と逆方向と
に交互に回動させられるように設定されている。例え
ば、図6の状態で駆動ギヤ14が回転すると、ロータ1
3は図6における反時計回り方向へ回動することにな
る。
【0029】一方、図7は、上記可動型2の型盤40の
型合わせ面側を示す正面説明図である。この図に示すよ
うに、該型盤40には、三つの成形部40A,40B,4
0Cが円周等配状(つまり、互いに120度の角度をな
して)に設けられている。上記成形部40Bは凸状に形
成された雄型部であり、また、成形部40A,40Cは
共に凹状に形成された雌型部である。すなわち、可動型
2は、1個の雄型成形部40Bと2個の雌型成形部40
A,40Cとを備えている。尚、上記図1〜図4は、こ
の図7におけるA−C線に沿った縦断面説明図、また、
図5は、図7におけるB−B線に沿った縦断面説明図で
ある。
【0030】この可動型2の型盤40には、各成形部4
0A,40B,40Cにそれぞれ直接に繋がる一次および
二次の樹脂通路41(41A,41B,41C),42
(42A,42C)と、型盤40の中央円柱部40dに
形成された枝分かれ状の分岐樹脂通路43の2種類の樹
脂通路が形成されている。上記雌型の成形部40A,4
0Cには、半割り体(WU,WL)成形用の一次樹脂を供
給する一次樹脂通路41A,41Cと、衝合された半割
り体WU,WLどうしを接合する接合用の二次樹脂を供給
する二次樹脂通路42A,42Cが接続されている。一
方、雄型の成形部40Bには、一次樹脂通路41Bのみ
が接続されている。上記各一次樹脂通路41(41A,
41B,41C)は、各成形部40(40A,40B,4
0C)における成形品入口部Wiに対応する部分の側面
に接続されている。また、各二次樹脂通路42(42
A,42C)は、各成形部40A,40Cの両側に対をな
して設けられ、各成形部40A,40Cにおける成形品
出口部Woに対応する部分の側面にゲート部42gを設
けて接続されている。
【0031】上記分岐樹脂通路43は、可動型2が固定
型1に対して閉じられた際に、スプールブッシュ12の
スプール12aに対応するセンタ部分43dを基点とし
て分岐しており、雌型の成形部40A,40Cに接続さ
れた一次および二次の各樹脂通路41(41A,41
C),42(42A,42C)に対応して6本の分岐部が
設けられている。各分岐部は、その先端が、対応する樹
脂通路の一端に対して、その延長線上で所定距離を隔て
るように位置設定されている。
【0032】そして、可動型2が固定型1に対して閉じ
られた際には、固定型1のロータ13に設けられた切換
スロット21により、所定の樹脂通路が分岐部樹脂通路
43と(つまり、スプール12aと)接続され、この接
続状態はロータ13の回動によって切り換えられるよう
になっている。尚、雄型の成形部40Bに接続された一
次樹脂通路41Bは、分岐部樹脂通路43に(そのセン
タ部分43dに)直接に接続されている。したがって、
上記成形部40Bには、ロータ13の回動位置とは無関
係に、常時、一次樹脂が供給されることになる。この成
形部40B(雄型)は、後述するように、ロータ13の
回動状態に拘わらず、常に、ロアハーフWLを成形する
ようになっている。
【0033】以上のように構成された成形型を用いて行
われるインテークマニホールドWの成形工程について説
明する。まず、初期状態として、固定型1が図6に示さ
れた状態で可動型2と組み合わされている場合、これら
両型1,2の成形部どうしの組み合わせは、以下のよう
になる。 ・ 可動型2の成形部40A(雌型)/固定型1の成形
部20A(雌型) ・ 可動型2の成形部40B(雄型)/固定型1の成形
部20B(雌型) ・ 可動型2の成形部40C(雌型)/固定型1の成形
部20C(雄型)
【0034】このとき、固定型1のロータ13の切換ス
ロット21は、図8において破線で示す回転位置にあ
る。すなわち、一対の切換スロット21Aが、可動型2
の成形部40Aに対する各2次樹脂通路42Aと分岐樹
脂通路43とを連通させる一方、切換スロット21C
が、可動型2の成形部40Cに対する1次樹脂通路41
Cと分岐樹脂通路43とを連通させる。また、可動型2
の成形部40Bに対する1次樹脂通路41Bは、上記分
岐樹脂通路43と常時連通している。尚、この図8の回
転位置では、2次樹脂通路42Aが分岐樹脂通路43と
連通している成形部40A側において、スライド型33
の各コア部33aが突き出され、成形部40Aの出口管
端部内に挿入される。
【0035】したがって、この状態で可動型2を固定型
1に対して閉じ合わせ(図1および図5参照)、型締め
を行って成形機(不図示)から溶融樹脂を射出すると、
溶融樹脂は、スプール12aを介して、分岐樹脂通路4
3に連通した上記各樹脂通路42A,41C,41Bに供
給される。尚、本実施例では、材料樹脂として、例え
ば、ガラス強化繊維が配合されたナイロン樹脂を用い
た。その結果、固定型1と可動型2の各成形部が組み合
わされた成形キャビティでは、以下の成形体が成形され
ることになる。 ・ 成形部40A(雌型)/成形部20A(雌型):完
成品W ・ 成形部40B(雄型)/成形部20B(雌型):ロ
アハーフWL ・ 成形部40C(雌型)/成形部20C(雄型):ア
ッパハーフWU
【0036】尚、最初の射出工程の場合には、成形部4
0A(雌型)/成形部20A(雌型)で形成される成形
キャビティには、成形された半割り体(アッパハーフW
U及びロアハーフWL)は存在しないので、アッパハーフ
UとロアハーフWLとを衝合させたものと同一の外形形
状を有するダミーをセットした上で、溶融樹脂の射出が
行われる。また、ガイド駆動板37は、常に、完成品W
に対するスライド型33と係合するスライドガイド34
(図1〜図4の例では右側のスライドガイド34)の凹
部34dと係合するように設定されている。尚、この場
合、上記成形部40Aに接続されている一次樹脂通路4
1Aは、半割り体WU,WLどうしが型内で衝合された際
には、その内部通路WPとは遮断されている。
【0037】この射出工程時、可動型2の成形部40A
に対する各2次樹脂通路42Aに2次樹脂が充填される
が、このとき、本実施の形態では、上述のように、スラ
イド型33のコア部33aが、衝合状態にある上下の半
割り体WU,WLの管端部内への最大挿入状態にあり(図
19参照)、しかも、内部通路WPに対するゲート部GP
は、スライド型33のコア部33aの最大挿入状態にお
ける挿入部分に対応する部位に設けられており(図20
参照)、上記内部通路WPは、ゲート部GPおよびその近
傍における中空側の通路壁部が、上記スライド型33の
コア部33aによってその背面側が支持されることとな
る。
【0038】したがって、二次樹脂の注入圧力がある程
度高くても、内部通路WPに対するゲート部GPおよびそ
の近傍において半割り体WU,WLが中空側に変形した
り、また二次樹脂の漏洩が生じることはない。その結
果、樹脂注入時におけるゲート部GPでの変形を防止し
つつ、二次樹脂の充填性を確保するに際して、注入圧力
の設定幅を広くすることができ、管状体製造時の条件設
定の容易化を図ることができるのである。特に、本実施
の形態では、成形プロセスにDRI法を適用している関
係上、1回の射出で、各半割り体WU,WLの成形と半割
り体WU,WLどうしの接合の両方を行う必要があり、適
正な射出圧力の設定幅が特に狭くなっているが、上記の
ように二次樹脂の注入(射出)圧力の設定幅が広がるこ
とにより、条件設定の困難さが緩和される。
【0039】上記射出工程を終えると、可動型2を固定
型1から後退させて型開きを行う(図2参照)。このと
き、固定型1側のエジェクタピン27aが突き出され、
完成品Wは、固定型1側に残ることはない。
【0040】次に、ピストンロッド39を前進させるこ
とにより、完成品Wに対するスライド型33と係合する
スライドガイド34を前進させ(図3参照)、完成品W
に対するスライド型33のコア部33aを完成品Wの出
口部Woから抜脱する。このようにして、成形型(可動
型2)の開閉方向と異なる(直交する)方向にスライド
するスライド型33のコア部33aを完成品Wから抜脱
することができる。
【0041】そして、スライドガイド34を更に前進さ
せることにより、ガイド駆動板37の各突設ピン37a
で対応するエジェクタプレート46a,46bを突き上
げ、各エジェクタピン47a,47b及びエジェクタリ
ング48aを作動(突き上げ作動)させる。これによ
り、コア部材36aが完成品Wの入口部Wiから抜脱さ
れるとともに、該完成品Wが可動型2から離型されて型
外に取り出すことができるようになっている(図4参
照)。このようにして、完成品Wの角度をなす二つの管
端部(入口部Wiおよび出口部Wo)について、その内
周部に対応するコア材(コア部材36aおよびスライド
型コア部33a)を支障なく抜脱し、完成品Wを取り出
すことができるのである。
【0042】一方、成形部40B(雄型)と成形部20
B(雌型)で形成されたキャビティで成形されたロアハ
ーフWLは固定型1の成形部20Bに残され、また、 成
形部40C(雌型)/成形部20C(雄型)で形成され
たキャビティで成形されたアッパハーフWUは可動型2
の成形部40Cに残されている。そして、固定型1のロ
ータ13が、図6における矢印で示された方向に120
度だけ回動させられた後、可動型2が前進させられて固
定型1に対して閉じ合わされ、型締めが行われる。尚、
このとき、ガイド駆動板37は、バックプレート37の
ガイドレール37aに沿ってスライドさせられ、図1〜
図4における右側のスライドガイド34との係合が解除
されて、今度は左側のスライドガイド34の凹部34d
に係合するようになっている。
【0043】上記の回動状態の固定型1が可動型2と組
み合わされることにより、これら両型1,2の成形部ど
うしの組み合わせは、以下のようになる。 ・ 可動型2の成形部40A(雌型)/固定型1の成形
部20C(雄型) ・ 可動型2の成形部40B(雄型)/固定型1の成形
部20A(雌型) ・ 可動型2の成形部40C(雌型)/固定型1の成形
部20B(雌型) このとき、上述のように、固定型1の成形部20Bには
ロアハーフWLが、可動型2の成形部40Cにはアッパ
ハーフWUが、それぞれ残されているので、上記ロータ
13の回動により、アッパハーフWUとロアハーフWL
が、成形部40C(雌型)と成形部20B(雌型)とで
形成されるキャビティ内で衝合されることになる。
【0044】また、このとき、固定型1のロータ13の
切換スロット21は、図9において破線で示す回転位置
にある。すなわち、切換スロット21Cが、可動型2の
成形部40Aに対する1次樹脂通路41Aと分岐樹脂通
路43とを連通させる一方、一対の切換スロット21B
が、可動型2の成形部40Cに対する各2次樹脂通路4
2Cと分岐樹脂通路43とを連通させるる。尚、可動型
2の成形部40Bに対する1次樹脂通路41Bは、上記
分岐樹脂通路43と常時連通している。この図9の回転
位置では、2次樹脂通路42Cが分岐樹脂通路43と連
通している成形部40C側において、スライド型33の
各コア部33aが突き出され、成形部40Cの出口管端
部内に挿入される。
【0045】そして、この状態で可動型2を固定型1に
対して閉じ合わせ(図1および図5参照)、型締めを行
って成形機(不図示)から溶融樹脂を射出すると、溶融
樹脂は、スプール12aを介して、分岐樹脂通路43に
連通した上記各樹脂通路41A,42C,41Bに供給さ
れる。その結果、固定型1と可動型2の各成形部が組み
合わされた成形キャビティでは、以下の成形体が成形さ
れることになる。 ・ 成形部40A(雌型)/成形部20C(雄型):ア
ッパハーフWU・ 成形部40B(雄型)/成形部20A(雌型):ロア
ハーフWL ・ 成形部40C(雌型)/成形部20B(雌型):完
成品W 尚、可動型2の成形部40B(雄型)では、ロータ13
の回動状態に拘わらず、常に、ロアハーフWLが成形さ
れることになる。
【0046】この後、型開きを行って完成品Wが取り出
される。尚、このロータ回動状態では、図1〜図4にお
ける左側のスライドガイド34が駆動され、また、エジ
ェクタプレート46a,46b,46cは、左側の2枚
(46b,46c)が駆動される。尚、このとき、固定
型1の成形部20AにはロアハーフWLが、可動型2の
成形部40AにはアッパハーフWUが、それぞれ残され
ることになる。
【0047】そして、この状態でロータ13を120度
逆方向に回動させて型締めを行うことにより、初期状態
(図4参照)に戻り、同様の工程を繰り返すことによ
り、1個の完成品Wが得られる。すなわち、固定型1の
ロータ13の120度ごとの正転と反転とを繰り返しな
がら、その都度、型締め,射出および型開きを行うこと
により、上記ロータ13の1回動動作ごとに1個の成形
品Wを得ることができるのである。
【0048】尚、上記実施の態様は、所謂DRI法で成
形される内燃機関のインテークマニホールドについての
ものであったが、本発明は、かかる場合に限定されるも
のではなく、例えば、所謂DSI法あるいは他の一般的
な成形法で成形される場合においても、更には、インテ
ークマニホールド以外の他の種類の樹脂製管状体に対し
ても、有効に適用することができる。また、本発明は、
以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の
変更が可能であることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】本願発明によれば、上記金型は、主型に
対してスライド可能で衝合状態の半割り体の管端部内に
所定長さ挿入可能なスライドコアを備えるとともに、主
型には、スライドコアの上記管端部内への最大挿入状態
における挿入部分に対応する部位にゲート部が設けられ
ているので、このゲート部から上記内部通路内へ二次樹
脂を注入した際には、ゲート部およびその近傍における
中空側の通路壁部は、上記スライドコアによってその背
面側が支持されることとなる。このため、注入圧力があ
る程度高くても、ゲート部およびその近傍において半割
り体が中空側に変形したり、また二次樹脂の漏洩が生じ
ることはない。したがって、樹脂注入時におけるゲート
部での変形を防止しつつ、二次樹脂の充填性を確保する
に際して、注入圧力の設定幅を広くすることができ、管
状体製造時の条件設定の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る成形型の型締め状
態を示す、図7におけるA−C線に沿った縦断面説明図
である。
【図2】 上記成形型の型開き状態を示す、図1と同様
の縦断面説明図である。
【図3】 上記成形型のスライド型駆動状態を示す、図
1と同様の縦断面説明図である。
【図4】 上記成形型のエジェクタ機構駆動状態を示
す、図1と同様の縦断面説明図である。
【図5】 上記成形型の型締め状態を示す、図7におけ
るB−B線に沿った縦断面説明図である。
【図6】 上記成形型の固定型のロータの正面説明図で
ある。
【図7】 上記成形型の可動型の正面説明図である。
【図8】 上記可動型の樹脂通路の切換状態を説明する
ための正面説明図である。
【図9】 上記可動型の樹脂通路の切換状態を説明する
ための正面説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係る成形品の平面説
明図である。
【図11】 上記成形品の正面説明図である。
【図12】 上記成形品の側面説明図である。
【図13】 上記成形品の図11におけるD−D線に沿
った縦断面説明図である。
【図14】 上記成形品の内部通路の配置構造を模式的
に示す平面説明図である。
【図15】 上記成形品の内部通路の配置構造を模式的
に示す正面説明図である。
【図16】 上記成形品の図10におけるE−E線に沿
った縦断面説明図である。
【図17】 上記成形品の図13におけるF部拡大説明
図である。
【図18】 上記成形品の図13におけるG部拡大説明
図である。
【図19】 上記成形品の管端部におけるスライド型の
コア部の挿入状態を拡大して示す説明図である。
【図20】 図19におけるH−H線に沿った縦断面説
明図である。
【符号の説明】
1…固定型 2…可動型 13…ロータ 33…スライド型 33a…コア部 42g,GP…内部通路のゲート部 W…インテークマニホールド(合成樹脂製管状体) WL…下側半割り体 Wo…出口管部 WP…内部通路 WU…上側半割り体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の合成樹脂製の半割り体どうしを衝
    合させるとともに、この衝合部の周縁に沿って形成され
    た内部通路内に溶融樹脂を充填することにより、上記半
    割り体どうしを接合して管状体を製造する合成樹脂製管
    状体製造用金型であって、 上記管状体は、その管端部が開口するとともに、その内
    部通路が上記管端部を回避して閉ループ状に形成されて
    おり、 上記金型は、上記各半割り体を受け合うとともに半割り
    体どうしを衝合させる衝合方向に開閉可能な一対の主型
    と、該主型に対して上記衝合方向と直交する面内でスラ
    イドすることにより、衝合状態の半割り体の管端部内に
    所定長さ挿入可能なスライドコアとを備え、上記主型に
    は、スライドコアの上記管端部内への最大挿入状態にお
    ける挿入部分に対応する部位に、上記内部通路内に溶融
    樹脂を注入するためのゲート部が設けられていることを
    特徴とする合成樹脂製管状体製造用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361679A (ja) * 2001-06-12 2002-12-18 Polyplastics Co 管状成形品の成形方法、成形品及び金型
CN114179259A (zh) * 2021-12-09 2022-03-15 上海中核八所科技有限公司 一种直角管状三通结构复合材料rtm成型模具与工艺

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