JPH10159034A - 道路標示及びその作成工法 - Google Patents

道路標示及びその作成工法

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JPH10159034A
JPH10159034A JP8336303A JP33630396A JPH10159034A JP H10159034 A JPH10159034 A JP H10159034A JP 8336303 A JP8336303 A JP 8336303A JP 33630396 A JP33630396 A JP 33630396A JP H10159034 A JPH10159034 A JP H10159034A
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road
road marking
marking
assisting
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Akira Shimizu
明 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路標示が部分的に欠けたり、また薄くなっ
て路面の地肌が出てしまってもその道路標示の一部分が
消えずに残り、完全に道路標示がなくならないようにし
て交通の安全を確保する。 【構成】 道路の路面の色彩と異なる色彩を有す樹脂材
からなって、前記路面に形成された凹部内に配置、埋設
される道路標示補助部と、該道路標示補助部と同一色彩
を有し、その道路標示補助部の上面を覆う道路標示本体
部とによって形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路の路面に、
路面の色彩と異なる色彩を有する黄色、白色等の色彩で
表示されて道路交通の安全促進または維持する規制標示
(車両通行帯、路側帯等)及び指示標示(横断歩道、停
止線)等の道路標示及びその作成工法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の各種道路標示のうち、例えば中
央線(一般的にはセンターラインといわれている)を路
面に形成する場合には、現在次の順序で作業を行ってい
る。 中央線を道路上のどの位置に設けるかを道路を一定区
間毎に区切り、各区間毎に道路の両側から中央線が設け
られる道路の中心点を求め、その求めた各区間の中心点
の間に糸を張り白墨等で目印を付けることによって、道
路の中心線を引く。いわゆる芯出し作業を行う。 芯出し作業によって求めた目印の白墨等の線上にライ
ナーと言われる機械を用いて、白色(または黄色)の顔
料が混入され、溶融されたエポキシ樹脂を所定の幅、所
定の厚さで帯状に設けて一般道路での道路標示を形成し
ていた。また、白色(または黄色)の顔料が混入された
ペンキを上記白墨の目印線の上にペイントマーカーと言
われる機械を用いて所定の幅で塗布して高速道路での道
路標示を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、道路に
設けられた道路標示というものは、昼間は直射日光で暖
められて膨張し、また夜間は冷やされて収縮するという
繰り返し応力が作用し、また太陽光線による紫外線を直
接浴び続けて劣化するので、このような工法で形成され
た道路標示にあっては、ストレスが長い年月の間に蓄積
され脆くなり、亀裂が入って痛みやすかった。
【0004】その結果、道路標示の上を重量の大きな大
型車両、タイヤチェーンを装着した車両等が走行するこ
とになるので、それによって前記亀裂等の縁の所にさら
に上側から各種応力、振動等の外力が加えられ、その縁
の脆い所から少しずつ欠けて亀裂等の幅がさらに広が
り、最後には道路標示が自然に消えてなくなってしま
い、再度エポキシ樹脂層を設ける作業やペンキを塗布す
る作業を行わはなくてはならなかった。
【0005】この発明は、このような問題点に着目して
なされたもので、道路標示が部分的に欠けたり、また薄
くなって路面の地肌が出てしまってもその道路標示の一
部分が消えずに残り、完全に道路標示がなくならないよ
うにして交通の安全を確保することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この道路標示及びその作
成工法に係る第1の発明は、道路の路面の色彩と異なる
色彩を有す樹脂材からなって、前記路面に形成された凹
部内に配置、埋設される道路標示補助部と、該道路標示
補助部と同一色彩を有し、その道路標示補助部の上面を
覆う道路標示本体部とによって形成されてなることを特
徴とする道路標示。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、道路
の路面に形成された凹部は、複数の平行な長溝であるこ
とを特徴とする道路標示。
【0008】第3の発明は、第2の発明において、複数
の平行な長溝は、道路の車両走行方向に設けられる本数
よりも、それに直交して設けられる平行な長溝の本数が
多くなるように設定したことを特徴とする道路標示。
【0009】第4の発明は、第2の発明において、平行
な長溝は、乾式道路切断機によって形成されてなること
を特徴とする道路標示。
【0010】第5の発明は、第1の発明において、道路
の路面に形成された複数の凹部は、円状の孔であること
を特徴とする道路標示。
【0011】第6の発明は、第5の発明において、複数
の円状の孔は、列をなして配置されてなることを特徴と
する道路標示。
【0012】第7の発明は、第1の発明において、道路
標示補助部と道路標示本体部とは、一体的に形成されて
なることを特徴とする道路標示。
【0013】第8の発明は、第1の発明のおいて、道路
標示補助部と道路標示本体部とは、エポキシ系樹脂を基
剤とすると共に、少なくても前記道路標示補助部は、そ
の基剤中に光を反射する微小部材が混入されてなり、前
記道路標示補助部が、前記道路標示本体部よりも光反射
性能が高く設定されてなることを特徴とする道路標示。
【0014】第9の発明は、第7の発明において、光反
射性能は、前記微小部材の大きさ、または量を調整して
なることを特徴とする道路標示。
【0015】第10の発明は、第2の発明において、道
路の路面に形成される凹溝が路面切断装置によって所定
の深さに刻設されてなると共に、その凹溝の中心線が前
記道路標示補助部の中心線と一致するように配置されて
なることを特徴とする道路標示。
【0016】第11の発明は、道路の路面に凹溝を所定
の深さに形成する第1工程と、を形成する第2工程と、
前記道路標示補助部の上面側を、道路標示補助部と同一
色彩の道路標示本体部で覆って道路標示本体部を形成す
る第3工程とから道路標示を形成することを特徴とする
道路標示の作成工法。
【0017】第12の発明は、第11の発明において、
第2及び第3工程は、同時に行われることを特徴とする
道路標示の作成工法。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の構成を図1に基づいて
説明する。まず図において、1は道路2の車両走行部、
3は前記道路2の側縁に設けられた縁石部、4は道路標
示の一種である中央線で、破線で示される埋設部4a〜
4cと、実線で示される露出部4dとから構成されてい
る。5は前記中央線4と同様の道路標示の一種である路
側帯で、破線で示される埋設部5a〜5cと、実線で示
される露出部5dとから構成されている。
【0019】次に、中央線4及び路側帯5の詳細構造を
図2及び図3を参照して以下に説明するが、図中、符号
6a〜6dは符号4a〜4d及び5a〜5dと同等であ
り、また符号7は符号4及び5と同等である。すなわ
ち、この道路標示7は、後述の埋設部(道路標示7の道
路標示補助部を形成する)8と露出部(道路標示7の道
路標示本体部を形成する)6dとからなり、その埋設部
8は、道路2の車両走行部1の車両走行方向に沿って、
例えば実願昭63−59980号に示される如く円盤状
のダイヤモンドカッターによって所定の幅(例えば10
mmの幅)、また所定の深さ(例えば10mmの深さ)
の断面縦長の矩形形状に刻設された複数の平行凹溝6a
〜6cに充填されたエポキシ樹脂材等から形成されてい
る。この充填材であるエポキシ樹脂材を基材にして形成
された埋設部8は、道路2の色彩と異なる色彩の顔料及
び微細なビーズ(各種大きさのものが混在しているも
の)、微細なアルミ片等の光反射機能を有する微小部材
が混入されてなり、前記複数の平行凹溝6a〜6cに充
填される。また露出部6dは従来の道路標示と同一のエ
ポキシ樹脂で構成され、この露出部6dの中心線L1
は、前記埋設部6の中心線L2に一致するように設けら
れている。
【0020】また、この露出部6dは、前記埋設部8を
形成するエポキシ樹脂材に混入されるビーズ等の微小部
材の混入状態と同一に設定して同一の光反射機能を持た
せてもよいが、埋設部8を形成するエポキシ樹脂材の方
に、より大きな径のビーズ(例えば雨中反射ビーズ等の
大径のもの含む)を混入して反射量を大きくしたり、ま
たビーズの径は同一で、その混入割合を多くして反射量
を多くしても良い。それによって、露出部6dが図4に
示すように砕けたり、また薄くなって消えてしまっても
埋設部8が露出して、光の反射を露出部6dより強くす
ることによって道路標示の存在をドライバ等に強調して
知らしめることができる。
【0021】次に上記構成の道路標示7を形成工程の点
から説明する。 (1)すなわち、新たに道路標示7を設ける場合 道路標示7のうち、例えば道路2の中央線4等のライ
ンの作成にあっては(路側帯5も同一作成方法であ
る)、従来と同様にして、中央線4を道路2上のどの位
置に設けるかを道路2を一定区間毎に区切り、各区間毎
に道路2の両側、すなわち縁石部3から中央線4が設け
られる道路2の中心点を求め、その求めた各区間の中心
点の間に糸を張り、白墨等で目印を付けることによっ
て、道路2の中心線を引く。いわゆる芯出し作業を行
う。
【0022】例えば実願平2−65227号、実願平
2−82236号等に示される乾式路面切断機の回転駆
動軸に、奇数枚(道路2に設ける凹溝6a,6b,6c
の本数と同一)のダイヤモンドカッターを所定の間隔に
配置されるように取り付ける。
【0023】乾式路面切断機の奇数枚のダイヤモンド
カッターのうち中央に取り付けられたダイヤモンドカッ
ターの周面を工程で路面に設けた白墨による目印(中
心線L2)に一致させた後に、刻設する凹溝6bの深さ
をセットする。なお、このセット作業によって、中央に
位置する凹溝6bに隣接する他の凹溝6a,6cの深さ
も、同一にセットされる。
【0024】中央に位置されたダイヤモンドカッター
が中心線L2からずれないように作業員は、乾式路面切
断機を前方に移動させて3本の平行凹溝6a〜6cを刻
設する。このように凹溝の刻設作業は、乾式路面切断機
によって行われるので、これら3本の平行凹溝6a〜6
c内及びその周縁にはゴミ等が付着していない状態とな
ることによりすぐに次のの作業を行える。すなわち、
この乾式路面切断機の使用によって、ダイヤモンドカッ
ターの刃が空気によって冷却され、かつ切り粉が除去さ
れるので、水でダイヤモンドカッターを冷却する水冷式
の切断機を用いて行う方式のものに比べて、路面が泥水
によって汚されず、かつ水が溝内に残らないので乾燥す
るのを待たなくても次の作業に移れる。
【0025】ライナーのエポキシ樹脂流出口の中心
(中央線4等の道路標示7の露出部6dの中心線L1に
なる)を、複数本の平行凹溝6a〜6cのうち中央に位
置する凹溝6bの中心線(図2及び図3に符号L2で示
される)に一致させて、その後エポキシ樹脂流出口の幅
を所定幅に設定し、かつその流出口の高さ調整板の高さ
を零に調整する。すなわち、幅は例えば10cm,高さ
は0cmと調整し、流出口の厚さ調整板が路面に接する
ように調整する。その後、ライナーのエポキシ樹脂流出
口から180度で溶融され、ビーズ等が混入されたエポ
キシ樹脂を埋設部8に流出させながら前進し、道路標示
7の埋設部8を形成する。なお、この埋設部8を形成す
る凹溝6a〜6cの内壁面が切粉等で汚れないので、溶
融されたエポキシ樹脂を注入したときエポキシ樹脂の熱
によって、凹溝6a〜6cの内壁面のアスファルトが溶
け、再固化することによってエポキシ樹脂とアスファル
トとの接触面が全面に沿って溶着され、一体化されて固
化される。
【0026】その後、の作業と同様にして、ライナ
ーのエポキシ樹脂流出口の中心を複数本の平行凹溝6a
〜6cのうち中央に位置する凹溝6bの中心線(目印と
なる中心線L2はの作業によって既に消えているが、
中間の凹溝6bの中心線を仮想の中心線L2とする)に
一致させた後に、エポキシ樹脂流出口の幅を15cmに
調整し、また高さ調整板の高さを例えば2mmとなるよ
うに調整する。その後、ライナーのエポキシ樹脂流出口
から溶融されたエポキシ樹脂等を流出させながら前進
し、露出部6dを従来の如く形成する。
【0027】(2)露出部6dが図4に示すように破損
部分10が発生して埋設部8が露出してきた場合 前記の作業より前の作業〜は行わずに、の作業
に準じた作業のみを行う。すなわち、前回設けられた露
出部6dが残っているところは、その残っている露出部
6dの上に直接新たな露出部6dを重ねて形成し、また
埋設部8が露出している破損部分10については、の
作業を行う。それによって、大きな工数を必要とする芯
出し作業が削減でき、かつ作業工数を大幅に削減させ、
コスト低減を図ることができる。
【0028】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、複数の平行凹溝6a〜6c内に、溶融されて液状に
なったエポキシ樹脂材をライナーを用いて路面と面一に
なるまで流し込み充填して固化させ、道路標示補助部を
形成し、その後に、その上側を覆うように露出部6dを
ライナーで帯状に設けて、道路標示本体部を形成してき
たが、これらの道路表示補助部の形成工程と、道路表示
本体部の形成工程とを一度の工程で済ませることもでき
る。すなわち、最初にエポキシ樹脂流出口の幅と高さ調
整板の高さを、露出部6dを作成するときと同様に調整
して、露出部6dをライナーで形成するときにそれらの
複数の凹溝6a〜6c内にも、溶融されたエポキシ樹脂
を流し込むことができるので、同時に2工程を一度に行
って、埋設部8と露出部6dとを一体的に形成し、埋設
部8と露出部6dとの溶着面をなくし、道路標示7の全
体強度を高めても良いことは言うまでもないことであ
る。ただし、この場合露出部6dは、埋設部8に混入さ
れるビーズ等の微小部材の混入状態が同一になる。
【0029】実施の形態3.上記実施の形態1において
は、平行凹溝6a〜6cにエポキシ樹脂を流し込むよう
にして埋設部8を形成していたが、図5に示すように平
行凹溝6a〜6cに直交する方向に複数の他の凹溝6d
〜6gを所定の間隔毎に刻設し、それらの平行凹溝6a
〜6gの中に所定の形状をした黄色(または白色)の異
形状樹脂体(はめ込み部材)11を接着剤を介して嵌込
み、その後前記露出部6dと同様の露出部をエポキシ樹
脂、ペンキ等で形成するようにしても良い。なお、この
手法は、異形状樹脂体11を工場で作り、それを現場に
搬送できるので、現場にエポキシ樹脂材料を搬入する必
要がなく、現場サイドの設備が楽になる。
【0030】実施の形態4.上記の各実施の形態1、2
においては、道路2に複数本の平行凹溝6a〜6cを直
線形状または略直線形状(緩やかなカーブからやや急な
カーブまでのカーブを含む)にして刻設していたが、図
6に示すように平行凹溝6a〜6cに替えて、円柱状の
有底の丸孔12を複数列にして設けると共に、丸孔12
の直径よりも深さを長く設定して、その丸孔12内に、
図7に示すように丸孔12の外形形状と同一の大きさの
円柱状樹脂体13を矢印方向から埋め込み、円柱状樹脂
体13が丸孔12から飛び出さないようにしてもよい。
このようにした後に、従来のようにして前記丸孔12を
全体的に覆う露出部6dを形成するようにしてもよい。
これによって、極率半径の小さな曲線を多用する文字、
記号、絵等の道路標示の埋設部を形成することができ
る。
【0031】実施の形態5.上記の各実施の形態1〜3
においては、道路2の車両走行部1に車両走行方向に沿
って複数の平行凹溝6a〜6cを設けたが、図8に示す
停止線14の如き道路標示にあっては、車両走行方向に
直交する方向に前記と同様の複数の平行凹溝を設け、そ
の凹溝内にエポキシ樹脂を流し込んでもよい。なお、図
8においては、この停止線14は埋設部が符号14a〜
14dによって示され、露出部が符号14eで示されて
いる。また、この種の停止線14の如き車両走行方向に
対して直交する方向に配置された道路標示を、運転者が
遠くから低い姿勢で見ると、同じ距離離れていても車両
走行方向に配置された中央線4の如き道路標示補助部6
a〜6cに比べて停止線14を形成する複数の道路標示
補助部14a〜14dの間隔の方が狭く見えるので、中
央線4と停止線14との道路標示補助部の凹溝数が同じ
である場合には、停止線14の方が全体として幅が狭く
細く見え、停止線14を確認しずらくなるので、停止線
14の如き道路標示の場合には中央線4に比べて凹溝の
本数を多く設定する必要がある。
【0032】また、図9に示す横断歩道15の如き道路
標示は、前記中央線4と同様に車両走行方向に平行に埋
設部15a〜15oと露出部15p〜15tとが設けら
れている。
【0033】
【発明の効果】以上説明してきたように、この第1の発
明によれば、長期間の道路の使用によって道路標示の露
出部が部分的に消えてもその露出部に換えて埋設部が露
出部の代わりをするので道路交通の安全性が一時的にも
確保されるという効果が発揮される。
【0034】第2の発明によれば、埋設部の長溝をダイ
ヤモンドカッター等で容易に形成することができ、新し
い設備を導入する必要がないという効果が発揮される。
【0035】第3の発明によれば、停止線を遠くから見
ても停止線等の太さを、中央線等の太さと同様に見るこ
とができ、運転者に対する道路交通の安全性を維持する
ことができるという効果が発揮される。
【0036】第4の発明によれば、埋設部の長溝を乾式
道路切断機によって形成することによって溝内に泥水が
溜まらないので、凹溝を刻設した直後にすぐ道路標示を
形成することができるようになり、路面を汚さずに済む
ので交通規制が短時間で済むという効果が発揮される。
また道路標示作成作業の効率を向上できるという効果が
発揮される。
【0037】第5の発明によれば、埋設部を複数の円状
の孔で形成することで、曲線を多用する文字、絵等を容
易に作成できるようになるという効果が発揮される。
【0038】第6の発明によれば、埋設部を形成する複
数の円状の孔を列をなして配置することによって、曲線
と見なせ、曲線の作成が容易になるという効果が発揮さ
れる。
【0039】第7の発明によれば、埋設部と露出部とを
一体的に形成することによって、溶着面がなくなるので
力学的に丈夫な道路標示を作成できるという効果が発揮
される。
【0040】第8の発明によれば、夜間等においては、
単位面積当たりの反射量を埋設部の方が露出部より多く
できるので、埋設部の幅が細くても、道路標示の存在を
運転者に訴える力を増大できるという効果が発揮され
る。
【0041】第9の発明によれば、夜間等においては、
単位面積当たりの反射量を調整して埋設部の方を露出部
より多くできるという効果が発揮される。
【0042】第10の発明によれば、道路標示を最初に
作成する時に、露出部と、埋設部との相対的な位置関係
を明確にしておくことによって、露出部が消えてしまて
も、芯出し作業を行わずに、直接埋設部をガイドに再度
道路標示を作成することができ、経費を大幅に削減でき
るという効果が発揮される。
【0043】第11の発明によれば、道路標示の露出部
が消えてなくなっても埋設部がそれを補助するという道
路標示の新規な作成方法を提供できるという効果が発揮
される。
【0044】第12の発明によれば、露出部と埋設部と
を同時に作成でき、コスト低減、作業時間を短縮化でき
る工法を提案できるという効果が発揮される。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す道路の全体概要
説明図である。
【図2】図1におけるA部分(A’部分)の拡大構成説
明図である。
【図3】図2を説明するための図2の分解詳細説明図で
ある。
【図4】実施の形態1で説明した道路標示4、5の作用
説明図である。
【図5】この発明による実施の形態2の分解斜視図であ
る。
【図6】この発明による実施の形態3の要部説明図であ
る。
【図7】図6における道路標示7の作成を示す断面説明
図である。
【図8】この発明による実施の形態4の説明図である。
【図9】この発明による実施の形態5の説明図である。
【符号の説明】
1 車両走行部 2 道路 3 縁石部 4 中央線 4d、5d、6d、14e、15p〜15t 露出部 5 路側帯 6a、6b、6c 凹溝 7 道路標示 8 埋設部 11、13 樹脂体 12 丸孔 14 停止線 15 横断歩道

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の路面の色彩と異なる色彩を有す樹
    脂材からなって、前記路面に形成された凹部内に配置、
    埋設される道路標示補助部と、該道路標示補助部と同一
    色彩を有し、その道路標示補助部の上面を覆う道路標示
    本体部とによって形成されてなることを特徴とする道路
    標示。
  2. 【請求項2】 前記道路の路面に形成された凹部は、複
    数の平行な長溝であることを特徴とする請求項1記載の
    道路標示。
  3. 【請求項3】 前記複数の平行な長溝は、道路の車両走
    行方向に設けられる本数よりも、それに直交して設けら
    れる平行な長溝の本数が多くなるように設定したことを
    特徴とする請求項2記載の道路標示。
  4. 【請求項4】 前記平行な長溝は、乾式道路切断機によ
    って形成されてなることを特徴とする請求項2記載の道
    路標示。
  5. 【請求項5】 前記道路の路面に形成された複数の凹部
    は、円状の孔であることを特徴とする請求項1記載の道
    路標示。
  6. 【請求項6】 前記複数の円状の孔は、列をなして配置
    されてなることを特徴とする請求項5記載の道路標示。
  7. 【請求項7】 前記道路標示補助部と道路標示本体部と
    は、一体的に形成されてなることを特徴とする請求項1
    記載の道路標示。
  8. 【請求項8】 前記道路標示補助部と道路標示本体部と
    は、エポキシ系樹脂を基剤とすると共に、少なくても前
    記道路標示補助部は、その基剤中に光を反射する微小部
    材が混入されてなり、前記道路標示補助部が、前記道路
    標示本体部よりも光反射性能が高く設定されてなること
    を特徴とする請求項1記載の道路標示。
  9. 【請求項9】 前記光反射性能は、前記微小部材の大き
    さ、または量を調整してなることを特徴とする請求項7
    記載の道路標示。
  10. 【請求項10】 前記道路の路面に形成される凹溝が路
    面切断装置によって所定の深さに刻設されてなると共
    に、その凹溝の中心線が前記道路標示補助部の中心線と
    一致するように配置されてなることを特徴とする請求項
    2記載の道路標示。
  11. 【請求項11】 前記道路の路面に凹溝を所定の深さに
    形成する第1工程と、前記凹溝を前記道路の路面と異な
    る色彩を有する部材で埋めて道路標示補助部を形成する
    第2工程と、前記道路標示補助部の上面側を、道路標示
    補助部と同一色彩の道路標示本体部で覆って道路標示本
    体部を形成する第3工程とから道路標示を形成すること
    を特徴とする道路標示の作成工法。
  12. 【請求項12】 前記第2及び第3工程は、同時に行わ
    れることを特徴とする請求項11記載の道路標示の作成
    工法。
JP8336303A 1996-12-03 1996-12-03 道路標示及びその作成工法 Pending JPH10159034A (ja)

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JP8336303A Pending JPH10159034A (ja) 1996-12-03 1996-12-03 道路標示及びその作成工法

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226135A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Sanwa Kogyo:Kk 舗装道路のライン表示構造およびライン形成方法
KR101243351B1 (ko) * 2009-10-06 2013-03-13 한국도로공사 반사착색 그루브가 형성된 도로
JP2015127482A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社キクテック 路面ライン標示構造及びその施工法
CN109733416A (zh) * 2018-12-04 2019-05-10 王建英 一种轨道交通专用紧急报警系统及其控制方法
KR20220068017A (ko) * 2020-11-18 2022-05-25 권영대 이중 구조의 교통 안내용 노면 기호 및 그의 시공 방법

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