JP3217556U - 補修用反射部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に車線分離標の補修を行うことができる補修用反射部材を提供する。【解決手段】補修用反射部材10は、道路に設置されている車線分離標の補修に用いるものである。補修用反射部材10は、環状に形成されおり、外周側に光を反射する反射層を有する反射材により構成されている。補修用反射部材10の内径dは、標示部の外径以上、標示部の外径に1mmを加算した値以下の範囲内とすることが好ましい。補修用反射部材10の高さは、50mm以上、200mm以下の範囲内とすることが好ましい。【選択図】図1
Description
本考案は、道路の中央分離帯、合流、分流地点等の車線誘導のために路面上に設置されている車線分離標に取り付ける補修用反射部材に関するものである。
高速道路等では、中央分離帯、合流、分流地点等に車線誘導のための誘導標識柱として車線分離標が設置されている。車線分離標としては、例えば、路面に設置される台座部の上に、軟質合成樹脂からなる筒状の標示部が立設され、その標示部の外周面に帯状の反射部材が貼着されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。標示部を軟質合成樹脂により形成するのは、車両が接触したり踏みつけても柔軟に屈曲変形して復元するようにすると共に、車両への傷やショックを和らげるためである。また、反射部材は車両のヘッドライトの光を反射させて夜間の視認性を高めるためである。
しかしながら、反射部材は経年劣化しやすく、それにより視認性が低下してしまうので、車線分離標を定期的に取り換える必要がある。車線分標を取り換える際には、例えば、道路の片側を閉鎖し、もう一方の片側において時間帯を区切り双方向に向かう車両を交互に通行させる片側交互規制を行っている。そのため、交通渋滞が発生し、また、交通事故の危険性も高まるという問題があった。更に、交通規制を行うには事前の広報を行わなければならず、交通規制のための手間や作業員が必要になるという問題もあった。
本考案は、このような問題に基づきなされたものであり、簡単に車線分離標の補修を行うことができる補修用反射部材を提供することを目的とする。
本考案の補修用反射部材は、筒状の標示部を備えた車線分離標に取り付けて補修するためのものであって、環状に形成され、外周側に光を反射する反射層を有する反射材よりなり、内径は、標示部の外径以上、標示部の外径に1mmを加算した値以下の範囲内のものである。
本考案によれば、補修用反射部材を環状に形成し、内径を標示部の外径以上、標示部の外径に1mmを加算した値以下の範囲内とするようにしたので、補修用反射部材の内周面を標示部の外周面に対向させて嵌合させることにより、手元を凝視しなくても片手で簡単に、補修用反射部材を車線分離標に取り付けることができる。
よって、車線分離標を道路に設置したままで作業をすることができるので、車線分離標の取り外し、取り付け作業を削減することができ、作業を大幅に低減することができる。また、交通規制をしなくても作業することができるので、交通規制による交通渋滞や交通事故の発生がなく、交通規制の手間や作業員を削減することもできる。更に、車を見ながら作業することができるので、安全性を高めることができる。
加えて、車線分離標については、道路に設置されているものをそのまま用いることができるので、コストを削減することができると共に、資源の無駄を削減することができる。更にまた、車線分離標を取り替える必要が生じた場合には、車線分離標に取り付けた補修用反射部材の劣化が進んでいなければ、回収し、再利用することもできる。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施の形態に係る補修用反射部材10の構成を表すものである。図2は、補修用反射部材10を取り付ける車線分離標20の構成を表すものである。この補修用反射部材10は、道路に設置されている車線分離標20の補修に用いるものである。
車線分離標20は、例えば、中央分離帯、合流、分流地点等に車線誘導のための誘導標識柱として設置されるものである。車線分離標20は、例えば、路面に設置される台座部21の上に、軟質合成樹脂からなる筒状の標示部22が立設され、標示部22の外周に反射部材23が接着等により取り付けられた構成を有している。なお、図2では、反射部材23を分かりやすくするために、反射部材23には網掛けを付して示している。このような車線分離標20は、反射部材23が経年劣化するので補修が必要となる。
補修用反射部材10は、環状に形成されおり、外周側に光を反射する反射層を有する反射材により構成されている。反射材としては、再帰性反射材が好ましく、例えば、超高輝度全方向性広角プリズム反射材が好ましく挙げられる。
補修用反射部材10の内径dは、標示部22の外径D以上、標示部22の外径Dに1mmを加算した値以下の範囲内とすることが好ましい。補修用反射部材10の内周面を標示部22の外周面に対向させて嵌合し、標示部22に対して接着しないで配設することができるようにするためである。補修用反射部材10の内径dが標示部22の外径Dよりも小さいと補修用反射部材10の中に標示部22を通すことができず、内径dが大きすぎると標示部22に対して位置を固定して配設することが難しく、また、標示部22から外れて飛散してしまう恐れがあるからである。
なお、補修用反射部材10の内径dは、例えば、標示部22の外径Dに0.5mmを加算した値以上、標示部22の外径Dに1mmを加算した値以下の範囲内とすればより好ましい。補修用反射部材10の内径dがあまり小さいと緩みが少なく、補修用反射部材10の中に標示部22を通すのが大変であり、内径dがあまり大きいと緩みが多くなり、標示部22に対して位置を固定することが難しいからである。例えば、標示部22の外径Dが80mmである場合には、補修用反射部材10の内径dは、80mm以上、81mm以下の範囲内とすることが好ましく、80.5mm以上、81mm以下の範囲内とすればより好ましい。
補修用反射部材10の高Tさは、例えば、50mm以上、200mm以下の範囲内とすることが好ましい。補修用反射部材10の高さTが低すぎると視認性を高める効果が低くなり、高さTが高すぎると補修用反射部材10の中に標示部22を通すのが大変になるからである。
また、補修用反射部材10は、例えば、図3に示したように、帯状反射材11の両端部を当接させ、その両端部同士を粘着テープ12また熱接着により接合することにより環状に形成されていることが好ましい。帯状反射材11は、両端部を重ね合わせずに、両端部同士が連続するように当接して、接合されることが好ましい。両端部を重ね合わせると、重ね合わせた部分の厚みが厚くなり、補修用反射部材10の中に標示部22を通すのが大変になるからである。また、帯状反射材を接合するのではなく、環状に一体成形するようにしても好ましい。
この補修用反射部材10は、上述した標示部22に反射部材23が取り付けられた車線分離標20について反射部材23を補修する際に用いられる。例えば、道路に設置された車線分離標20について反射部材23が劣化した場合には、上述した補修用反射部材10を用意し、補修用反射部材10の内周面を標示部22の外周面に対向させて、標示部22の上から補修用反射部材10を嵌合させることにより、補修用反射部材10を車線分離標20に取り付ける。補修用反射部材10は、内径dと標示部22の外径Dとの関係を上述したように調節することにより、接着せずに、標示部22に対して取り付けることができる。
このように本実施の形態によれば、補修用反射部材10を環状に形成し、内径dを標示部22の外径D以上、標示部22の外径Dに1mmを加算した値以下の範囲内とするようにしたので、補修用反射部材10の内周面を標示部22の外周面に対向させて嵌合させることにより、手元を凝視しなくても片手で簡単に、補修用反射部材10を車線分離標20に取り付けることができる。
よって、車線分離標20を道路に設置したままで作業をすることができるので、車線分離標20の取り外し、取り付け作業を削減することができ、作業を大幅に低減することができる。また、交通規制をしなくても作業することができるので、交通規制による交通渋滞や交通事故の発生がなく、交通規制の手間や作業員を削減することもできる。更に、車を見ながら作業することができるので、安全性を高めることができる。
加えて、車線分離標20については、道路に設置されているものをそのまま用いることができるので、コストを削減することができると共に、資源の無駄を削減することができる。更にまた、車線分離標20を取り替える必要が生じた場合には、車線分離標20に取り付けた補修用反射部材10の劣化が進んでいなければ、回収し、再利用することもできる。
以上、実施の形態を挙げて本考案を説明したが、本考案は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、各構成要素についても具体的に説明したが、全ての構成要素を備えていなくてもよく、また、他の構成要素を備えていてもよい。
道路に設置される車両分離標の補修に用いることができる。
10…補修用反射部材、11…帯状反射材、12…粘着テープ、20…車両分離標、21…台座部、22…標示部、23…反射部材
Claims (3)
- 筒状の標示部を備えた車線分離標に取り付けて補修するための補修用反射部材であって、
環状に形成され、
外周側に光を反射する反射層を有する反射材よりなり、
内径は、標示部の外径以上、標示部の外径に1mmを加算した値以下の範囲内である
ことを特徴とする補修用反射部材。 - 高さは、50mm以上、200mm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の補修用反射部材。
- 帯状の反射材の両端部を当接させ、粘着テープまた熱接着により接合することにより環状に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の補修用反射部材。
Priority Applications (1)
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JP2018002071U JP3217556U (ja) | 2018-06-04 | 2018-06-04 | 補修用反射部材 |
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JP2015136678A Continuation JP2017020193A (ja) | 2015-07-08 | 2015-07-08 | 補修用反射部材及び車線分離標の補修方法 |
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