JP6048766B2 - 反射体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、射体の製造方法に関する。
特許文献1には、道路鋲が記載されている。この道路鋲は、断面略台形状の鋲本体の傾斜した外側面に複数の凹部が並んで設けられ、この凹部底部に平滑な反射面が位置するようにして鋲本体側面に再帰反射部が設けられている。各凹部内には、それぞれガラス板が嵌め込まれて上記反射面に接着一体化され、ガラス板表面が凹部から突出しないようになされている。
特開平8−199514号公報
本発明は、施工が容易な反射体の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う発明に係る反射体の製造方法は、再帰反射材を有し、路面に設置される前に溶融式区画線塗料を用いて予め形成され、前記路面とは反対側に向かって膨らんだ反射体であって、上面に間隔をあけて複数の突部が形成され、前記再帰反射材が前記複数の突部の表面に付着している反射体の製造方法において、
前記複数の突部に対応する窪みがそれぞれ形成された前記反射体の型を準備し、該各窪みに前記再帰反射材を投入する第1の工程と、
前記第1の工程を実施した後、前記型に再帰反射材を含む液体状の溶融式区画線塗料を流し込む第2の工程と、を含む
発明に係る反射体の製造方法において、
前記突部の先端部が、先端方向に向かうに従って細くなるように形成されていてもよい
本発明によれば、施工が容易な反射体の製造方法を提供できる。
本発明の一実施の形態に係る反射式道路鋲が区画線上に設置されている状態を示す説明図である。 同反射式道路鋲の概略の外観図である。 同反射式道路鋲のA−A断面の一部の拡大図であって、突部の形状を模式的に示す説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、図において、説明に関連しない部分は図示を省略する場合がある。
本発明の一実施の形態に係る反射式道路鋲(反射体の一例)10は、図1に示すように、例えば路面(設置面の一例)のセンターライン(区画線の一例)L10の上に間隔をあけて配置され、夜間における道路利用者の視線を誘導できる。
反射式道路鋲10は、表面及び内部に図3に示すガラスビーズ(再帰反射材の一例)16を有し、溶融式区画線塗料を用いて形成されている。
反射式道路鋲10は、図2に示すように、平面視して円形状となっている。なお、図2に示す反射式道路鋲10は、後述する突部12の先端部の詳細な形状(図3参照)が省略して描かれている。
反射式道路鋲10は、下側に路面に設置される面となる実質的な平面が形成されている。また、反射式道路鋲10は、この平面と反対側に向かって膨らみ、中央部に頂部が形成されている。換言すると、反射式道路鋲10は、水平な路面に設置された状態において、上方の頂部に向かうに従って(路面から離れる方向に向かうに従って)、路面と平行な断面の面積が徐々に小さくなっている
反射式道路鋲10の上面には、平面視して、複数の六角柱状の突部(柱状体)12が形成されている。突部12は、間隔をあけて上面の全体にわたり形成されている。突部12の先端部には、図3に示すように、突部12が突出する方向と直交する面に対して傾斜した傾斜面18が形成されている。突部12の表面(上面)には、自動車のヘッドライト等から照射された光を反射するガラスビーズ16が付着している。
このように、突部12の先端部は、先端方向に向かうに従って細くなるように形成されている。従って、反射体10は、突部12の先端部がこのように形成されていない場合と比較して、照明装置20から照射された光が当たる面積が増大し、光をより反射し易くなる。
別の観点から説明すると、反射式道路鋲10の表面には、突部12を形成し、水膜形成を阻害するための溝14が設けられている。この溝14は、隣り合う突部12の間隔となっている。
反射式道路鋲10に溝14が形成されていることにより、表面に水膜が形成されることが抑制され、雨天時にガラスビーズ16からの反射光が減衰してしまうことが抑制される。
次に、反射式道路鋲10の製造方法について説明する。反射式道路鋲10は、次の工程に従って、溶融式区画線塗料を型(不図示)に流し込むことによって製造される。ただし、可能な場合には、各工程は順番を入れ替えて実施されてもよいし、並行して実施されてもよい。
(工程Sa1)
溶融式区画線塗料の粉末状の材料にガラスビーズ16を混ぜ合わせ、加熱する。加熱された粉末状の材料は溶融し、ガラスビーズ16を含んだ液体状の溶融式区画線塗料となる。
(工程Sa2)
反射式道路鋲10の突部12(図2参照)に対応する窪みが形成された型を準備する。反射式道路鋲10は、この型を用いて、上面側(突部12の側)が下方を向く状態で形成される。従って、この窪みは型の底側となる。
次に、窪みにガラスビーズ16を入れる。ガラスビーズ16は、少なくとも窪みの底が見えなくなるまで投入されることが好ましい。
(工程Sa3)
型にガラスビーズ16を含んだ液体状の溶融式区画線塗料を流し込む。
(工程Sa4)
放置して冷却すると、液体状の溶融式区画線塗料が硬化し、反射式道路鋲10が形成される。
このように、反射式道路鋲10は、工程Sa1〜Sa4を経て製造され、工程Sa2にて、予め突部12に対応する窪みの底にガラスビーズ16が配置されるので、突部12の表面にガラスビーズ16が付着する。また、型に流し込まれる溶融式区画線塗料がガラスビーズ16を含んでいるので、反射式道路鋲10の内部にもガラスビーズ16が配置される。
すなわち、反射式道路鋲10の製造方法は、反射体を形成する型の内側(底側)の面に沿ってガラスビーズ16を配置する工程Sa2(第1の工程の一例)と、型にガラスビーズ16を含む液体状の溶融式区画線塗料を流し込む工程Sa3(第2の工程の一例)と、を含んでいるので、反射式道路鋲10の表面のみならず、内部にもガラスビーズ16が配置される。
従って、路面に設置された反射式道路鋲10の表面が摩耗しても、内部のガラスビーズ16が露出するので、光の反射能力が持続する。
次に、反射式道路鋲10の設置方法(施工方法)について説明する。反射式道路鋲10は、次の工程に従って設置される。
(工程Sb1−1)
アスファルト舗装の上に、溶融式区画線塗料を用いてセンターラインL10を引く。溶融式区画線塗料の温度は、施工直後においては、例えば180〜200℃の高温となっている。
(工程Sb1−2)
溶融式区画線塗料が硬化する前に、反射式道路鋲10をセンターラインL10の上の予め決められた設置箇所に載せ、上方から押し付ける。反射式道路鋲10は、溶融式区画線塗料を用いて形成されているので下面が溶融し、センターラインL10と反射式道路鋲10とは実質的に一体化する。
(工程Sb1−3)
溶融式区画線塗料が硬化すると反射式道路鋲10が固定される。
このように、図1に示す反射式道路鋲10は、工程Sb1−1〜Sb1−3を経て路面のセンターラインL10上に設置される。
ここで、反射式道路鋲10は、次の工程に従って、センターラインL10上ではなく路面に直接設置することも可能である。
(工程Sb2−1)
前処理として、アスファルト舗装の上の設置箇所にプライマーを塗布する。プライマーは、アスファルト舗装と溶融式区画線塗料との親和性を高め、下地を作るための溶剤である。
(工程Sb2−2)
溶融した状態の溶融式区画線塗料をプライマーが塗布された設置箇所に塗布する。塗布された溶融式区画線塗料の温度は、塗布直後においては、例えば180〜200℃の高温となっている
(工程Sb2−3)
塗布された溶融式区画線塗料の上に反射式道路鋲10を載せ、上方から押し付ける。反射式道路鋲10は、溶融式区画線塗料を用いて形成されているので、アスファルト舗装側の下面が溶融する。
(工程Sb2−4)
溶融式区画線塗料が硬化すると反射式道路鋲10がアスファルト舗装に固定される。
このように、反射式道路鋲10は、工程Sb2−1〜Sb2−4を経て路面の任意の箇所に設置される。
以上説明したように、反射式道路鋲10は、専用の装置を用いることなく簡単に設置ができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
区画線はセンターラインに限定されず、溶融式区画線塗料により引かれるものであれ任意のラインでよい。
設置面は、路面に限定されず、溶融式区画線塗料にて区画線を引くことができれば任意の面でよい。
再帰反射材は、ガラスビーズでなくてもよい。
10 反射式道路鋲
12 突部
14 溝
16 ガラスビーズ
18 傾斜面
20 照明装置
L10 センターライン

Claims (2)

  1. 再帰反射材を有し、路面に設置される前に溶融式区画線塗料を用いて予め形成され、前記路面とは反対側に向かって膨らんだ反射体であって、上面に間隔をあけて複数の突部が形成され、前記再帰反射材が前記複数の突部の表面に付着している反射体の製造方法において、
    前記複数の突部に対応する窪みがそれぞれ形成された前記反射体の型を準備し、該各窪みに前記再帰反射材を投入する第1の工程と、
    前記第1の工程を実施した後、前記型に再帰反射材を含む液体状の溶融式区画線塗料を流し込む第2の工程と、を含む反射体の製造方法。
  2. 請求項1記載の反射体の製造方法であって、
    前記突部の先端部が、先端方向に向かうに従って細くなるように形成されている反射体の製造方法
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