JP2015127482A - 路面ライン標示構造及びその施工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定幅の路面ライン標示を形成するための路面ライン標示構造。路面の上面側に溶融式の標示用塗料の塗膜で形成される本標示部13と、該本標示部31の下面側で、本標示部13に沿って切削された複数本の地下標示部用溝17(地下標示部用溝群15)に充填された溶融式の標示用塗料の塗膜で形成される地下標示部19とを備えている。地下標示部用溝群15の幅方向外側線(地下標示部外側線)21、21´を、本標示部の幅方向外側線(本標示部外側線)23、23´より内側に位置して形成する。
【選択図】図1−4
Description
路面の上面側に溶融式の標示用塗料の塗膜で形成される本標示部と、
該本標示部の下面側で、前記本標示部に沿って切削された1本又は複数本の地下標示部用溝(以下まとめて「地下標示部用溝群」という。)に充填された標示用塗料の塗膜で形成される地下標示部とを備え、
前記地下標示部用溝群の幅方向外側線(以下「地下標示部外側線」という。)が、前記本標示部の幅方向外側線(以下「本標示部外側線」という。)より内側に位置して形成されている、ことを特徴とする。
(1)前記地下標示部用溝群の一本又は複数本の切削ラインおよび本標示部の塗布ラインを路面に作図する第一工程、
(2)前記切削ラインに沿って各地下標示部用溝が所定の開口幅となるように路面を切削して前記地下標示部用溝群を形成する第二工程、
(3)溶融させた標示用塗料を用いて前記塗布ラインに沿って塗布し地下標示部を形成する第三工程、
(4)溶融させた標示用塗料を用いて前記塗布ラインに沿って塗布し前記本標示部を形成する第四工程、
を含むことを特徴とする。
(1)前記地下標示部用溝群の一本又は複数本の切削ラインおよび本標示部の塗布ラインを路面に作図する第一工程、
(2)前記切削ラインに沿って路面を切削して地下標示部用溝群を形成する第二工程、
(3)溶融させた標示用塗料を用いて前記塗布ラインに沿って塗布し地下標示部及び本標示部を同時形成する第三工程、を含むことを特徴とする。
熱可塑性結合剤、体質材、着色顔料及びガラスビーズを必須成分とする組成において、
前記体質材の一部が、MFR(190℃)500〜3000g/10minでTg(DVE法)30℃未満である極性熱可塑性高分子からなるクラック抑制材で置換されて、
塗料粘度(200℃)35〜90dPasに調節されてなる、ことを特徴とする。
切削ライン25および塗布ライン27を路面に作図(それぞれ一点鎖線で示す。)する工程である。なお、切削ライン25は、地下標示部用溝15に対応する本数とする。各切削ライン25に隣接する二点鎖線は溝の切削幅を示す。
・溝ピッチ間隔50mm・・・ライン標示幅150mm:3本、同200mm:4本、同300mm:6本、同450mm:9本(図2−2)
図1−1に示す作図例は、ライン標示幅150mmの場合で地下標示部用溝15の本数3本の例である。ここで、地下標示部用溝群17の幅方向外側線(以下「地下標示部外側線」という。)23、23´が、前記本標示部の幅方向外側線(以下「本標示部外側線」という。)21、21´より内側に位置して形成されるように作図する。そして、本標示部外側線と地下標示部外側線との距離aが、前記地下標示部用溝15の切削に際して発生する作図ラインからの偏り(バラツキ)を吸収可能なものとする。具体的には、切削のし易さ(舗装の種類等に依存する。)より異なるが、a=3〜30mmの範囲から適宜設定する。このとき、b=90〜144mmとなる。この距離aは、図2−1、図2−2に示す如く、ライン標示幅や溝ピッチ間隔が異なっても、変わらない。
前記切削ライン25に沿って各地下標示部用溝15が所定の溝幅(開口幅)wとなるように路面を切削して地下標示部用溝群17を形成する工程である。
同200mm・・・w:2〜194mm
同300mm・・・w:2〜294mm
同450mm・・・w:2〜444mm
開口幅wが狭いと、本標示部消滅後の地下標示部19の視認性を確保し難い。
標示用塗料を用いて前記塗布ライン27に沿って塗布し地下標示部19を形成するものである。
標示用塗料を用いて前記塗布ライン27に沿って塗布し、従来と同様の道路標示ラインである本標示部13を形成するものである。
超高圧水表面処理法による標示塗膜消去システム(排水性舗装用区画線消去工法「Jリムーバー」;NETIS登録No.CB-00013-V)による摩耗処理。
13・・・本標示部
15・・・地下標示部用溝
17・・・地下標示部用溝群
19・・・地下標示部
21、21´・・・地下標示部外側線
23、23´・・・本標示部外側線
25・・・切削ライン
27・・・塗布ライン
29・・・塗布施工走行機
Claims (8)
- 所定幅の路面ライン標示を形成するためのライン標示構造であって、
路面の上面側に溶融式の標示用塗料の塗膜で形成される本標示部と、
該本標示部の下面側で、前記本標示部に沿って切削された1本又は複数本の地下標示部用溝(以下まとめて「地下標示部用溝群」という。)に充填された溶融式の標示用塗料の塗膜で形成される地下標示部と、を備え、
前記地下標示部用溝群の幅方向外側線(以下「地下標示部外側線」という。)が、前記本標示部の幅方向外側線(以下「本標示部外側線」という。)より内側に位置して形成されている、
ことを特徴とする路面ライン標示構造。 - 前記本標示部外側線と地下標示部外側線との距離が、前記地下標示部用溝の切削に際して発生する作図ラインからの偏り(バラツキ)を吸収可能なものであることを特徴とする請求項1記載の路面ライン標示構造。
- 前記地下標示部用溝群における地下標示部用溝の本数および切削幅が、前記本標示部の視認性低下乃至消滅時において、前記本標示部に代わってライン標示機能を発揮可能なものであるとともに、切削深さが車両走行時や除雪時において充填塗膜を保持可能なものであることを特徴とする請求項1又は2記載の路面ライン標示構造。
- 前記地下標示部用溝の断面が、幅広開口の扁平帯状部と、該扁平帯状部の底辺に形成される複数の幅狭開口の凹み部とから構成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の路面ライン標示構造。
- 請求項1記載の路面ライン標示構造の施工法であって、
(1)前記地下標示部用溝群の一本又は複数本の切削ラインおよび本標示部の塗布ラインを路面に作図する第一工程、
(2)前記切削ラインに沿って各地下標示部用溝が所定の開口幅となるように路面を切削して前記地下標示部用溝群を形成する第二工程、
(3)溶融させた標示用塗料を用いて前記塗布ラインに沿って塗布し前記地下標示部を形成する第三工程、
(4)溶融させた標示用塗料を用いて前記塗布ラインに沿って塗布し前記本標示部を形成する第四工程、
を含むことを特徴とする路面ライン標示構造の施工法。 - 請求項1記載の路面ライン標示構造の施工法であって、
(1)前記地下標示部用溝群の一本又は複数本の切削ラインおよび前記本標示部の塗布ラインを路面に作図する第一工程、
(2)前記切削ラインに沿って路面を切削して前記地下標示部用溝群を形成する第二工程、
(3)溶融させた標示用塗料を用いて前記塗布ラインに沿って塗布し前記地下標示部及び前記本標示部を同時形成する第三工程、
を含むことを特徴とする路面ライン標示構造の施工法。 - 地下標示部用溝に充填された塗膜を有する路面ライン標示構造に使用する溶融式の標示用塗料であって、
熱可塑性結合剤、体質材、着色顔料及びガラスビーズを必須成分とする組成において、
前記体質材の一部が、MFR(190℃)500〜3000g/10minでTg(DVE法)30℃未満である極性熱可塑性高分子からなるクラック抑制材で置換されて、
塗料粘度(200℃)35〜90dPasに調節されてなる、
ことを特徴とする路面ライン標示用塗料。 - 地下標示部用溝に充填された塗膜を有する路面ライン標示構造に使用する溶融式の標示用塗料であって、
熱可塑性結合剤、体質材、着色顔料及びガラスビーズを必須成分とする組成において、
前記体質材の一部が、MFR(190℃):700〜2500g/10minでTg:0℃未満である極性熱可塑性高分子からなるクラック抑制材で置換されて、
塗料粘度(200℃)40〜85dPasに調節されてなる、
ことを特徴とする路面ライン標示用塗料。
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