JP6153877B2 - 路面ライン標示及び路面ライン標示用塗料 - Google Patents
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Description
該帯状ラインは、高さが3〜10mmの凸条部を形成し、
該標示用塗料は、搖変性(チキソトロピー)付与剤を含有し、
該搖変性付与剤の塗料全量に対する組成は、ベントナイトが0.1〜0.55質量%であり、酸化PEワックスが0.17〜0.33質量%であり、
該標示用塗料に含有されるガラスビーズは、屈折率が1.6〜2.5でかつメジアン粒径が500〜1500μmの特性を備えた特定ガラスビーズを50質量%以上含有するものである、
ことを特徴とする。
熱可塑性結合材、体質材、可塑剤、着色顔料およびガラスビーズを必須とするとともに、搖変性(チキソトロピー)付与剤を含有し、
該搖変性付与剤の塗料全量に対する組成は、ベントナイトが0.1〜0.55%であり、酸化PEワックスが0.17〜0.33%であり、
該ガラスビーズは、屈折率が1.6〜2.5でかつメジアン粒径が500〜1500μmの特性を備えた特定ガラスビーズを50%以上含有するものである、
ことを特徴とする。
・屈折率=1.6〜2.5(望ましくは1.9〜2.5)
・メジアン粒径:500〜1500μm(望ましくは600〜1200μm)
下記公知例の配合処方において、下記特性を有するガラスビーズを用いて実施例1・2及び公知例の塗料組成物を調製した。
熱可塑性結合材(石油系炭化水素樹脂) 15
(粘性率:1.5dPas(200℃)、分子量:1100〜1400)
体質材(炭酸カルシウム) 61
ガラスビーズ(下記) 16
着色顔料(酸化チタン) 5
可塑剤(フタル酸エステル系) 1.5
添加剤 1.5
実施例1・・・屈折率:1.9、メジアン粒径:910μm(分布範囲420〜1400μm)
実施例2・・・(A)屈折率:2.2〜2.4、メジアン粒径:1275μm(分布範囲850〜1700)、及び(B)屈折率:1.5、メジアン粒径:1275μm(分布範囲850〜1700μm)の(A)/(B)=2/1の混合ガラスビーズ
公知例・・・屈折率:1.5、メジアン粒径:475μm(分布範囲110〜840μm)
前記基本処方において、ベントナイト及び酸化PEワックスを、表1・2に示す各参考例、公知例、各比較参考例の配合量とした各塗料(前記搖変性を改善し形態保持性に優れている塗料)を調製した。なお、ベントナイト及び酸化PEワックスの増量分は、前記基本処方において体質材の配合量の減量分で相殺した。
上記において、平面部および凸部を備えた帯状ラインを施工直後に、帯状ラインの塗膜に対して、さらに、ガラスビーズを散布(200g/m2)してその固着性を、塗膜の固化後、プラスチック箒で掃いて余剰ガラスビーズを除去して下記基準で評価した。なお、ガラスビーズは、粒度分布範囲108〜850μmmのものを使用した。
×・・・部分的にしか残らないもの又は全部脱落するもの。
各参考例及び比較参考例・公知例について、下記方法に従って、200℃における粘性率を測定した。
ガラスビーズ散布後の、参考例3の塗料で形成した帯状ライン15における平面部20と凸部21の側面(長手方向斜面)21aとの路面との反射強度差を、前記実施例の場合と同様にして、測定距離1mとして測定した。
これらの参考試験例における形態維持性の試験結果を表1・2に示すとともに、更に、図7にも示す。そして、それらの試験結果から、下記のことが分かる。
13・・・スキャナ
15・・・帯状ライン
17・・・受光部
19・・・制御部
20・・・帯状ラインの平面部
21・・・同凸条部
25・・・路面
Claims (8)
- レーザレーダの検知対象となる1本又は複数本の帯状ラインが、熱可塑性結合材、体質材、可塑剤、着色顔料およびガラスビーズを必須とする溶融式の標示用塗料で形成されているとともに、該帯状ラインの表面にガラスビーズが散布固着されてなり、
該帯状ラインは、高さが3〜10mmの凸条部を形成し、
該標示用塗料は、搖変性(チキソトロピー)付与剤を含有し、
該搖変性付与剤の塗料全量に対する組成は、ベントナイトが0.1〜0.55質量%であり、酸化PEワックスが0.17〜0.33質量%であり、
該標示用塗料に含有されるガラスビーズは、屈折率が1.6〜2.5でかつメジアン粒径が500〜1500μmの特性を備えた特定ガラスビーズを50質量%以上含有するものである、
ことを特徴とする路面ライン標示。 - 前記標示用塗料に含有されるガラスビーズの配合量は、10〜30質量%であることを特徴とする請求項1に記載の路面ライン標示。
- 前記帯状ラインの表面に散布固着されるガラスビーズは、屈折率が1.6〜2.5でかつメジアン粒径が500〜1500μmの特性を備えた特定ガラスビーズを50質量%以上含有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の路面ライン標示。
- 前記路面ライン標示が、レーザレーダの検知対象となる1本又は複数本の凸条又は複数個の凸部が帯状ライン上に沿って配されてなるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の路面ライン標示。
- 前記凸条又は凸部の断面における側面が傾斜角度60°以上90°未満の傾斜面とされているとともに、該傾斜面にガラスビーズが散布固着されてなることを特徴とする請求項4に記載の路面ライン標示。
- レーザレーダの検知対象となる高さが3〜10mmの凸条部を形成する路面ライン標示を形成する塗料であって、
熱可塑性結合材、体質材、可塑剤、着色顔料およびガラスビーズを必須とするとともに、搖変性(チキソトロピー)付与剤を含有し、
該搖変性付与剤の塗料全量に対する組成は、ベントナイトが0.1〜0.55質量%であり、酸化PEワックスが0.17〜0.33質量%であり、
該ガラスビーズは、屈折率が1.6〜2.5でかつメジアン粒径が500〜1500μmの特性を備えた特定ガラスビーズを50%以上含有するものである、
ことを特徴とする路面ライン標示用塗料。 - 前記ガラスビーズの配合量は、10〜30質量%であることを特徴とする請求項6に記載の路面ライン標示用塗料。
- 前記特定ガラスビーズの特性は、屈折率が1.9〜2.5でかつメジアン粒径が600〜1200μmの範囲にあることを特徴とする請求項6又は7に記載の路面ライン標示用塗料。
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