JPH11229317A - 区画線埋設溝施工方法および装置 - Google Patents

区画線埋設溝施工方法および装置

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JPH11229317A
JPH11229317A JP3263998A JP3263998A JPH11229317A JP H11229317 A JPH11229317 A JP H11229317A JP 3263998 A JP3263998 A JP 3263998A JP 3263998 A JP3263998 A JP 3263998A JP H11229317 A JPH11229317 A JP H11229317A
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JP
Japan
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road surface
pair
pavement road
rotation
diamond cutting
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JP3263998A
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Tetsuo Seki
哲郎 関
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RC SANGYO KK
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DAIA KK
RC SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 区画線の側縁の凹凸が少なくきれいなライン
が形成されるようにする埋設溝を高い能率で施工できる
舗装路面区画線埋設溝施工方法および装置を提供する。 【解決手段】 台車27が前進されられることにともな
って、エンジン66により回転駆動される1対のダイヤ
モンドカッティングホイール70、72により、舗装路
面12に塗布されるべき区画線14の両側縁をそれぞれ
含みその区画線14の幅寸法Wの半分よりも小さな幅寸
法Dをそれぞれ有する1対の側溝80、82が同時に形
成され(側溝形成工程)た後、エンジン34により回転
駆動される1対の回転削除工具52により、上記1対の
側溝80、82の間に位置する舗装路面12の一部84
の表層が能率よく削除される(削除工程)。したがっ
て、その埋設溝16内に塗布される区画線14の側縁の
ラインがきれいに形成されるようにする、両側縁の線に
凹凸のない埋設溝16が高能率で施工される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、区画線を形成するため
の塗布材料を舗装路面に塗布するに先立って、該区画線
を埋設するための埋設溝をその舗装路面に施工する方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路のセンターライン、矢印などの路面
に描かれた交通標識、横断歩道を示すストライプなど、
舗装路面上に形成される区画線が知られている。このよ
うな区画線は、一般に、ガラスビーズなどのフィラー、
着色顔料、および合成樹脂を含む混合物である塗布材料
が加熱により流動化された状態で舗装路面上に所定厚み
で塗布されることにより形成される。
【0003】上記のように舗装路面上に塗布される区画
線は、その舗装路面の使用とともに消耗することから、
所定の期間毎に塗布材料を再び塗布する工事が必要とさ
れるので、その塗布工事の間隔を長くしてその舗装路面
の維持管理費用や工事による交通障害を少なくするため
に、舗装路面上に形成された浅い埋設溝内に上記区画線
を塗布することにより埋設型の区画線とすることが望ま
れる。特に、路面上の積雪層や凍結層を除雪車によって
削り取ることが行われる地方では、区画線の消耗が激し
いので、そのような要請が顕著である。
【0004】このため、従来では、区画線を舗装路面上
に埋設するためには、その区画線と同様の幅寸法の浅い
埋設溝を、たとえば実開昭63−151509号公報に
記載されているような上記区画線を路面上から削除する
ための回転削除工具などを用いることによって舗装路面
上に予め形成し、その埋設溝内の全体に塗布材料を塗布
することが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような回転削除工具を用いて浅い埋設溝を舗装路面上に
形成する場合には、埋設溝の形成に対しては高い作業能
率が得られるのであるが、埋設溝の側縁に多くの凹凸が
形成されることから、その埋設溝内に塗布された区画線
の側縁に凹凸が形成されてきれいなラインが形成されな
いという不都合があった。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、区画線の側縁
の凹凸が少なくきれいなラインが形成されるようにする
埋設溝を高い能率で施工できる区画線埋設溝施工方法お
よび装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための本発明の要旨とするところは、区画線を形成
するための塗布材料を舗装路面に塗布するに先立って、
その区画線を埋設するための埋設溝をその舗装路面に施
工するための区画線埋設溝施工方法であって、(a) 前記
舗装路面に塗布されるべき区画線の両側縁をそれぞれ含
みその区画線の幅寸法の半分よりも小さな幅寸法をそれ
ぞれ有する1対の側溝を、ダイヤモンドカッティングホ
イールにてその舗装路面にそれぞれ形成する側溝形成工
程と、(b) その側溝形成工程により形成された1対の側
溝の間を、回転削除工具を用いてその側溝と略同様の深
さで削除する削除工程とを、含むことにある。
【0008】
【第1発明の効果】このようにすれば、側溝形成工程に
おいて、前記舗装路面に塗布されるべき区画線の両側縁
をそれぞれ含みその区画線の幅寸法の半分よりも小さな
幅寸法をそれぞれ有する1対の側溝が、ダイヤモンドカ
ッティングホイールにてその舗装路面に形成された後、
削除工程において、その側溝形成工程により形成された
1対の側溝の間が、回転削除工具を用いてその側溝と略
同様の深さで削除される。したがって、その埋設溝内に
塗布される区画線の側縁のラインがきれいに形成される
ようにする、両側縁の線に凹凸のない埋設溝が高能率で
施工される。
【0009】
【課題を解決するための第2の手段】また、上記方法発
明を好適に実施するための装置発明の要旨とするところ
は、区画線を形成するための塗布材料を舗装路面に塗布
するに先立って、その区画線を埋設するための埋設溝を
その舗装路面に施工するための区画線埋設溝施工装置で
あって、(a) 前記舗装路面上を一方向に前進させられる
台車と、(b) 前記舗装路面に塗布されるべき区画線の両
側縁をそれぞれ含みその区画線の幅寸法の半分よりも小
さな幅寸法をそれぞれ有する1対の側溝を形成するため
に、その側溝の幅寸法と同様の切断幅寸法をそれぞれ有
する1対のダイヤモンドカッティングホイールと、(c)
前記台車のフレームにおいてその1対のダイヤモンドカ
ッティングホイールを前記舗装路面と平行な軸線まわり
に回転可能に支持しかつそれを回転駆動するダイヤモン
ドカッティングホイール回転駆動装置と、 (d)前記台車
のフレームにおいて前記1対のダイヤモンドカッティン
グホイールよりも後方に位置させられ、その1対のダイ
ヤモンドカッティングホイールの間隔以上の削除加工幅
を有する回転削除工具と、(e) 前記1対の側溝の間の舗
装路面をその側溝と略同等の深さで削除するためにその
回転削除工具を回転駆動する削除工具回転駆動装置と
を、含むことにある。
【0010】
【第2発明の効果】このようにすれば、台車が前進され
られることにともなって、ダイヤモンドカッティングホ
イール回転駆動装置により回転駆動される1対のダイヤ
モンドカッティングホイールにより、舗装路面に塗布さ
れるべき区画線の両側縁をそれぞれ含みその区画線の幅
寸法の半分よりも小さな幅寸法をそれぞれ有する1対の
側溝が同時に形成された後、削除工具回転駆動装置によ
り回転駆動される回転削除工具により、上記1対の側溝
の間に位置する舗装路面が能率よく削除される。したが
って、その埋設溝内に塗布される区画線の側縁のライン
がきれいに形成されるようにする、両側縁の線に凹凸の
ない埋設溝が高能率で施工される。また、一対のダイヤ
モンドカッティングホイールによって一対の側溝が同時
に形成されるので、埋設溝の幅寸法の精度が高められ、
規格を必要且つ充分に満足する一定幅の区画線が形成さ
れる利点がある。
【0011】
【発明の他の態様】ここで、好適には、回転削除工具
は、舗装路面に接触させられる複数本の削除ピンが外周
面に突設され、舗装路面に対して平行な面内において互
いに平行な1対の水平な回転軸心まわりに回転可能に支
持された状態で、その1対の回転軸心の中間に位置して
上記舗装路面に対して垂直な回転軸心まわりに回転駆動
されるものである。このようにすれば、回転削除工具の
外周面に突設された複数本の削除ピンにより、舗装路面
が効率よく削除される利点がある。
【0012】また、好適には、前記1対のダイヤモンド
カッティングホイールは、複数枚のダイヤモンドカッテ
ィングホイールが厚み方向において重ねられることによ
り前記区画線の幅寸法の半分よりも小さな幅寸法の切断
幅を有するようにそれぞれ構成されたものである。この
ようにすれば、上記切断幅を有する切断刃を有するダイ
ヤモンドカッティングホイールを一体的に製作する場合
に比較して、市販のダイヤモンドカッティングホイール
を所定枚数重ねて回転軸に固定することにより簡単に構
成される利点がある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例である区画線埋
設溝施工装置10を示している。この区画線埋設溝施工
装置10は、コンクリート路、アスファルト路などの舗
装路面12において、たとえば図6に示す埋設型の区画
線14を形成するための塗布材料15を舗装路面12に
塗布するに先立って、その区画線14をその表面が露出
した状態で埋設するための埋設溝16をその舗装路面1
2に形成するためのものである。この塗布材料15は、
一般に、ガラスビーズなどのフィラー、着色顔料、およ
び合成樹脂を含む混合物であって、図示しない塗布装置
により、加熱により流動化された状態で一定の厚みに塗
布される。
【0015】区画線埋設溝施工装置10は、一対の前輪
すなわち舵輪18および一対の後輪すなわち駆動輪20
により舗装路面12に対して平行にすなわち水平に支持
された主フレーム22と、その主フレーム22の前部に
おいて水平なピン24まわりに回動可能に連結されて後
述の補助輪62により支持された副フレーム26とを有
する台車27を備えている。上記主フレーム22には、
上記前輪18の舵角を変化させるために作業者により操
作されるステアリングハンドル28が設けられている。
また、上記主フレーム22に対して後輪20の車軸まわ
りに回動可能となるように設けられた回動フレーム29
には、上記後輪20に駆動力を伝達するために、変速レ
バー30によって回転方向或いは変速比が選択される変
速機32と、その変速機32へ動力を伝達するエンジン
34とがそれぞれ設けられており、座席36に座った運
転者による変速レバー30の操作に従って、台車27す
なわち上記主フレーム22および副フレーム26が前進
或いは後進させられるようになっている。
【0016】上記回動フレーム29の中央部下側には、
円形のカッタカバー38およびそのカッタカバー38の
開口部を覆うための逆テーパ状の環状シールゴム40
と、それらにより覆われて、上記エンジン34によって
回転駆動される回転削除装置42とが設けられており、
その回転削除装置42は、上記主フレーム22に設けら
れたチルトレバー44の操作により、路面12から離隔
した位置と路面12に図示しないスプリングの付勢力お
よび自重に基づいて所定の押圧力で接触させられる位置
とに移動させられるようになっている。上記回転削除装
置42、それを覆うカッタカバー38および環状シール
ゴム40、前記エンジン34、変速機32は、上記回動
フレーム29を介して主フレーム22に設けられてお
り、上記チルトレバー44の操作により、それらの高さ
位置が僅かに変化させられるようになっているのであ
る。
【0017】上記回転削除装置42は、たとえば実開昭
63−151509号公報に記載されているように、従
来、路面12上に固着された区画線を削除するために用
いられるものと同様に構成されており、図2に詳しく示
すように構成されている。図2において、図示しない動
力伝達機構を介してエンジン34に連結された駆動軸4
8は、台車27の下面或いは舗装路面12に対して垂直
な軸心Aまわりに一方向に回転駆動されるようになって
おり、その下端には、上記回転削除装置42を取り付け
るためのフランジ50が設けられている。そして、この
フランジ50には、1対の回転削除工具52が路面12
に平行なすなわち水平な1対の軸心BおよびCまわりに
回転可能に設けられた回転ブロック58が図示しないボ
ルトにより締着されている。上記エンジン34は、台車
27を駆動するだけでなく、回転削除工具52を回転駆
動するための削除工具回転駆動装置として機能している
のである。なお、上記軸心Bおよび軸心Cは、上記軸心
Aに直交する面内において互いに平行であってその軸心
Aと交差しない位置すなわちその軸心Aから同じ距離だ
け離隔した状態でその軸心Aを挟んだ位置に位置させら
れている。
【0018】上記回転削除工具52は、例えば超硬合金
製の複数本の削除ピン54が外周面から径方向へ突設さ
れた外周輪56を備え、その外周輪56が回転可能とな
るように前記回転ブロック58に固定されている。上記
回転削除工具52の軸心Aまわりの軌跡の径寸法が、そ
の回転削除工具52による路面12における削除加工幅
であり、後述のダイヤモンドカッティングホイール7
0、72により形成される1対の側溝80、82の間隔
Eよりも十分に大きく且つその1対の側溝80、82の
両外端の間隔Wよりも十分に小さい値に設定されてい
る。前記チルトレバー44の操作によって回転削除装置
42が路面12に所定の押圧力で押し付けられる位置と
されたとき、上記削除ピン54の先端が路面12に接触
させられるようになっている。したがって、回転ブロッ
ク58が路面12に対して垂直な軸心Aまわりに回転駆
動されると、回転削除工具52の削除ピン54が路面1
2を引っ掻きつつ軸心BおよびCまわりに回転させられ
ることにより、路面12の表層が削除されるようになっ
ている。
【0019】図1に戻って、前記副フレーム26には、
調整ハンドル60によって支持高さが調節される補助輪
62と、路面12に平行な軸心すなわち水平な軸心まわ
りに回転可能に設けられた路面切断加工装置64と、そ
の路面切断加工装置64を回転駆動するためのダイヤモ
ンドカッティングホイール回転駆動装置として機能する
エンジン66とが設けられている。上記路面切断加工装
置64は、図3に詳しく示すように、上記水平な軸心ま
わりに回転可能に設けられた回転軸68と、その両端部
に装着された1対のダイヤモンドカッテイングホイール
70、72とを備え、上記回転軸68の中央部に固定さ
れたVプーリ74とそれに巻き掛けられたVベルト76
とを介してエンジン66により回転駆動されるようにな
っている。
【0020】上記ダイヤモンドカッティングホイール7
0、72は、市販の規格品である比較的厚みの薄い切断
用ダイヤモンドホイールが所定枚数重ねられた状態で構
成されることにより、舗装路面12に埋設状態で塗布さ
れるべき区画線14の両側縁をそれぞれ含み且つその区
画線14の幅寸法Wの半分よりも十分に小さな幅寸法D
をそれぞれ有する1対の側溝80、82を形成するため
に、それら側溝80、82の幅寸法Dと同様の切断幅寸
法すなわち溝加工幅寸法Dをそれぞれ有している。その
溝加工幅寸法Dは、加工コストを低くし且つ加工能率を
高めるために、前記回転削除装置42による加工幅のば
らつきを十分に吸収できる範囲でできるだけ小さい値に
設定される。したがって、前記調整ハンドル60によっ
て補助輪62の副フレーム26に対する支持高さが低く
されると、ダイヤモンドカッテイングホイール70、7
2が路面12に接触させられて、1対の側溝80、82
が同時に形成されるとともに、その側溝80、82の深
さも上記調整ハンドル60によって調整されるようにな
っている。
【0021】以下、上記のように構成された区画線埋設
溝施工装置10の埋設溝16を加工する作動を説明す
る。
【0022】調整ハンドル60の操作によって1対のダ
イヤモンドカッティングホイール70、72が路面12
に接触させられ且つチルトレバー44の操作によって回
転削除装置42が路面12に接触させられた状態で、台
車27が予め路面12上に画かれた案内線に沿って前進
させられると、上記1対のダイヤモンドカッティングホ
イール70、72によって所定深さたとえば5mm程度の
深さの1対の側溝80、82が舗装路面12上に同時に
形成される。図4はこの状態を示している。この1対の
側溝80、82の幅寸法Dは、上記1対のダイヤモンド
カッティングホイール70、72の溝加工幅寸法Dと同
等であって、それら1対の側溝80、82の両外端の間
隔Wは、舗装路面12上に塗布されるべき区画線14の
幅寸法Wである。この1対のダイヤモンドカッティング
ホイール70、72による1対の側溝80、82の形成
加工が、側溝形成工程に対応している。
【0023】上記1対のダイヤモンドカッティングホイ
ール70、72により1対の側溝80、82が形成され
た部分には、台車27においてダイヤモンドカッテイン
グホイール70、72よりも後方に設けられた回転削除
装置42が通過させられる。この回転削除装置42の垂
直な回転中心Aは上記1対のダイヤモンドカッティング
ホイール70、72の中間に位置させられており、回転
削除装置42の回転削除工具52の削除ピン54によ
り、路面12の表層のうち上記1対の側溝80、82に
挟まれてそれらの間に位置する部分84がその側溝8
0、82と同様の深さで削除され、埋設溝16が形成加
工される。図5はこの状態を示している。このような回
転削除装置42による削除加工が削除工程に対応してい
る。
【0024】そして、上記埋設溝16内に、図示しない
塗布装置により前記塗布材料15が所定厚みたとえば7
mm程度の厚みに塗布されることにより、埋設型の区画線
14が形成される。図6はこの状態を示している。
【0025】上述のように、本実施例によれば、台車2
7が前進されられることにともなって、エンジン66に
より回転駆動される1対のダイヤモンドカッティングホ
イール70、72により、舗装路面12に塗布されるべ
き区画線14の両側縁をそれぞれ含みその区画線14の
幅寸法Wの半分よりも小さな幅寸法Dをそれぞれ有する
1対の側溝80、82が同時に形成された後、エンジン
34により回転駆動される1対の回転削除工具52によ
り、上記1対の側溝80、82の間に位置する舗装路面
12の一部84の表層が能率よく削除される。すなわ
ち、側溝形成工程において、区画線14の両側縁をそれ
ぞれ含み且つその区画線14の幅寸法Wの半分よりも小
さな幅寸法Dをそれぞれ有する1対の側溝80、82
が、ダイヤモンドカッティングホイール70、72にて
形成された後、削除工程において、その側溝形成工程に
より形成された1対の側溝80、82の間の部分84
が、回転削除工具52を用いて側溝80、82と略同様
の深さで削除される。したがって、その埋設溝16内に
塗布される区画線14の側縁のラインがきれいに形成さ
れるようにする、両側縁の線に凹凸のない埋設溝16が
高能率で施工される。また、ダイヤモンドカッティング
ホイール70、72によって一対の側溝80、82が同
時に形成されるので、埋設溝16の幅寸法の精度が高め
られ、規格を必要且つ充分に満足する一定幅の区画線1
4が形成される利点がある。
【0026】また、本実施例では、1対の回転削除工具
52は、舗装路面12に接触させられる複数本の削除ピ
ン54が外周面に突設され、舗装路面12に対して平行
な面内であって互いに平行な1対の水平な回転軸心B、
Cまわりに回転可能に支持された状態で、その回転軸心
B、Cの中間に位置して上記舗装路面12に対して垂直
な回転軸心Aまわりに回転駆動されるものである。この
ようにすれば、回転削除工具52の外周面に突設された
複数本の削除ピン54により、舗装路面が効率よく削除
される利点がある。
【0027】また、本実施例では、前記1対のダイヤモ
ンドカッティングホイール70、72は、複数枚の比較
的薄いダイヤモンドカッティングホイールが厚み方向に
おいて重ねられることにより区画線14の幅寸法Wの半
分よりも小さな幅寸法の切断幅Dを有するようにそれぞ
れ構成されたものであるので、上記切断幅Dを有する切
断刃を有するダイヤモンドカッティングホイールを一体
的に製作する場合に比較して、市販のダイヤモンドカッ
ティングホイールを所定枚数重ねて回転軸に固定するこ
とにより簡単に構成される利点がある。
【0028】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0029】たとえば、前述の実施例の回転削除装置4
2は、複数本の削除ピン54が突設された1対の回転削
除工具52が、垂直な回転軸心Aに直角な面内において
互いに水平な回転軸心BおよびCまわりに回転可能に支
持された状態でそれら水平な回転軸心BおよびCと交差
せずそれら水平な回転軸心BおよびCの間に位置する垂
直な回転軸心Aまわりに回転駆動されるものであった
が、3個またはそれ以上の回転削除工具52が回転ブロ
ック58に水平な回転軸心まわりに回転可能に支持され
ていても差し支えない。なお、その水平な回転軸心は、
前述の実施例と同様に、垂直な回転軸心Aに対して所定
距離オフセットさせられることが望ましい。
【0030】また、前述の実施例の回転削除装置42
は、粗砥石或いは超硬合金などにより構成された切削或
いは研削工具を備えたものであっても差し支えない。要
するに、コンクリートやアスファルト路面を能率よく安
価に削除できる工具であれば差し支えない。
【0031】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である区画線埋設溝施工装置
の構成を示す側面図である。
【図2】図1の実施例の区画線埋設溝施工装置におい
て、回転削除装置の構成を拡大して説明する図である。
【図3】図1の実施例の区画線埋設溝施工装置におい
て、ダイヤモンドカッティングホイールを備えた路面切
断加工装置の構成を拡大して説明する図である。
【図4】図1の実施例のダイヤモンドカッティングホイ
ールにより舗装路面に形成された1対の側溝を示す図、
すなわち側溝形成工程により舗装路面に形成された側溝
を示す断面図である。
【図5】図1の実施例の回転削除装置により1対の側溝
の間の部分を削除することにより形成された埋設溝を示
す図、すなわち削除工程により舗装路面に形成された埋
設溝を示す断面図である。
【図6】埋設溝内に塗布材料が塗布されたことにより形
成された埋設型区画線を示す断面図である。
【符合の説明】
10:区画線埋設溝施工装置 12:舗装路面 14:区画線 16:埋設溝 27:台車 34:エンジン(削除工具回転駆動装置) 42:回転削除装置 66:エンジン(ダイヤモンドカッティングホイール回
転駆動装置) 70、72:ダイヤモンドカッティングホイール 80、82:側溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 区画線を形成するための塗布材料を舗装
    路面に塗布するに先立って、該区画線を埋設するための
    埋設溝を該舗装路面に施工するための区画線埋設溝施工
    方法であって、 前記舗装路面に塗布されるべき区画線の両側縁をそれぞ
    れ含み該区画線の幅寸法の半分よりも小さな幅寸法をそ
    れぞれ有する1対の側溝を、ダイヤモンドカッティング
    ホイールにて該舗装路面にそれぞれ形成する側溝形成工
    程と、 該側溝形成工程により形成された1対の側溝の間を、回
    転削除工具を用いて該側溝と略同様の深さで削除する削
    除工程とを、含むことを特徴とする区画線埋設溝施工方
    法。
  2. 【請求項2】 区画線を形成するための塗布材料を舗装
    路面に塗布するに先立って、該区画線を埋設するための
    埋設溝を該舗装路面に施工するための区画線埋設溝施工
    装置であって、 前記舗装路面上を一方向に前進させられる台車と、 前記舗装路面に塗布されるべき区画線の両側縁をそれぞ
    れ含み該区画線の幅寸法の半分よりも小さな幅寸法をそ
    れぞれ有する1対の側溝を形成するために、該側溝の幅
    寸法と同様の切断幅寸法をそれぞれ有する1対のダイヤ
    モンドカッティングホイールと、 前記台車のフレームにおいて該1対のダイヤモンドカッ
    ティングホイールを前記舗装路面と平行な軸線まわりに
    回転可能に支持しかつそれを回転駆動するダイヤモンド
    カッティングホイール回転駆動装置と、 前記台車のフレームにおいて前記1対のダイヤモンドカ
    ッティングホイールよりも後方に位置させられ、該1対
    のダイヤモンドカッティングホイールの間隔以上の削除
    加工幅を有する回転削除工具と、 前記1対の側溝の間の舗装路面を該側溝と略同等の深さ
    で削除するために該回転削除工具を回転駆動する削除工
    具回転駆動装置とを、含むことを特徴とする区画線埋設
    溝施工装置。
JP3263998A 1998-02-16 1998-02-16 区画線埋設溝施工方法および装置 Pending JPH11229317A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2422545A (en) * 2005-01-28 2006-08-02 Tristel Plc Sterilant system
JP2015127482A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 株式会社キクテック 路面ライン標示構造及びその施工法

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