JPS6138969Y2 - - Google Patents

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JPS6138969Y2
JPS6138969Y2 JP15176681U JP15176681U JPS6138969Y2 JP S6138969 Y2 JPS6138969 Y2 JP S6138969Y2 JP 15176681 U JP15176681 U JP 15176681U JP 15176681 U JP15176681 U JP 15176681U JP S6138969 Y2 JPS6138969 Y2 JP S6138969Y2
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asphalt
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mixture
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、加熱、軟化されたアスフアルト舗装
の補修面の再生、仕上を行う装置に関するもので
ある。
一般に、アスフアルト合材により舗装された道
路の面は、重交通等により経時的に塑性変形して
凹凸が発生することが多い。また、寒冷地、降雪
地においては、スリツプを防止するため自動車に
タイヤチエーンやスパイクタイヤが使用されるの
で、これ等のチエーンやタイヤにより舗装面が摩
耗し轍が発生する。上記轍等凹凸の発生は、舗装
構造を変化させる。これにより舗装構造体が支持
力を失い、舗装面が破壊され舗装面を走行する自
動車のスムーズな運行に支障をきたす。また、降
雨などによつて上記轅などの凹凸部に水たまりを
生ずると、ハイドロプレーニング現象が発生し、
自動車走行の安全性を大きく損なう。したがつ
て、今日の様に交通の道路依存性の高い時代にお
いて、道路舗装面の補修、維持は極めて重要な問
題となつている。
ところで、道路舗装面を補修する場合には、道
路規制を最小限に止め現在位置において再生、仕
上等の施工を行う必要がある。
通常、アスフアルト舗装面を補修する場合、ア
スフアルト合材により凹部を埋めて締固めたり、
凹凸部を平らに削り、新規のアスフアルト合材を
入れ締固めたりしているが、新旧舗装材の接面が
弱く長持ちしない。またアスフアルト舗装面を所
定の深さ掘削除去し、この除去した部分に新規の
アスフアルト合材を入れて締固める方法もあるが
新規アスフアルトの使用量が多く不経済であり、
また掘削除去に人手を要する等の不都合があつ
た。
このため本願出願人は特開昭56−16705号公報
にみられる如く舗修面の凹凸部を平らに切削し、
この切削部に切削した旧アスフアルト合材を敷均
し、その上層に、加熱された新規のアスフアルト
合材を入れ締固めたりする技術を提案している
が、このものによると旧アスフアルト合材が使用
可能であるから材料の節約ができるものの、新旧
舗装材の温度差が大きくまた材料の相互間の相違
によつてこれら新旧舗装材の接面の接着性が悪く
なり、境界部分より破損が進行する不都合が生じ
るおそれがある。
そこでかかる欠点を回避するために、アスフア
ルト表層が加熱後切削してその切削したアスフア
ルト合材を切削部分に均一に敷均し、その上層に
新しいアスフアルト合材を均一厚さで敷均す方法
も考えられるが、この場合は新旧アスフアルト合
材相互が高温で接触して両者の接着性が良くかつ
両者の温度差が小さいため熱収縮度合が略等しく
境界部分の接着性が良くなるものの、旧アスフア
ルト合材の経時変化により接着性が劣ることから
旧アスフアルト合材と切削表面との境界部分の剥
離を充分に防止することができず、また新規アス
フアルト合材の厚さが境界部分において薄いため
境界部分に亀裂が入つたり破損が進み易い不都合
が生じる。
本考案は、上記の事情に鑑み、加熱、軟化した
アスフアルト舗装の補修面を一回通過させること
によつて新旧アスフアルト合材の接合性の優れた
補修が容易に出来る補修用再生仕上装置を提供す
ることを目的とするものである。
その要旨は、アスフアルト舗装を補修する自走
可能な装置であつて、予め加熱軟化されたアスフ
アルト舗装面を所定の深さにほぐすカツタと、こ
のほぐされたアスフアルト舗装のうちの両側部分
を中間部分より深くなるように、ほぐせれたアス
フアルト合材を敷均す形状のブレードと、この敷
均した面に加熱された新規アスフアルト合材を散
布するコンベアと、この散布された新規アスフア
ルト合材を締固めるスクリードと、を具備してな
る舗装道路等の補修用再生仕上装置を備えるもの
である。
以下本考案を図面を参照して詳細に説明する。
第1図および第2図は、本考案に係る再生仕上
装置の一実施例を示すものである。この再生仕上
装置1は、前後輪2,3によつて自走出来るよう
になつている。
上記装置1には、上部に運転台4が設けられて
いる。また、この運転台4の前方にはエンジン5
が搭載されている、このエンジン5は、後輪3を
駆動して装置を走行させるとともに、装置各部の
駆動源となつている。また前輪2には、装置1を
操向するステアリング機構(図示せず)が設けら
れている。
また、上記装置1の前上部は、アスフアルト合
材をダンプトラツク等から受け入れて貯留するホ
ツパ6が設けられている。このホツパ6の底部に
は、ホツパ6内のアスフアルト合材を装置1の後
部へ搬送するバーコンベア7が設けられている。
また、上記後輪3の後部には、螺線状のはね8
aが中央部を境として左右に逆巻きになるべく、
外周に形成された円柱状のカツタ9が車幅方向に
延在して配設され、上記はね8aには多数のビツ
ト8が所定の間隔を置いて列設されている。
また、上記カツタ9の左右後方には、カツタ9
と同じ(但しはねの向きは一方向であつてカツタ
10,11相互は逆方向)のサイドカツタ10,
10が配設されている。これらカツタ9,10,
10は、駆動機構(図示せず)によつて回転駆動
されるようになつている。また、これらカツタ
9,10,10は、油圧シリンダ(図示せず)に
より上下動され、かつサイドカツタ10,10が
それぞれ左又は右に移動されることにより各カツ
タ9,10,11全体としての車幅方向の長さが
変わり、ほぐされるアスフアルト舗装面の深さ及
び幅が選択できるようになつている。また、カツ
タ9,10,10の後方には、カツタ9と平行に
ブレード11設けられている。このブレード11
の左右後方には、サイドブレード12,12が設
けられている。この左右のサイドブレード12,
12のそれぞれの左右の外縁下部は、第3図に示
すように所定幅下方に突出して深く均らすための
突出部12aとなつている。また、ブレード1
1,12,12は、油圧シリンダ(図示せず)に
より上下動され、かつ、サイドブレード12,1
2がそれぞれ左右に平行移動することになり、ブ
レード11,12,12全体の車幅方向の長さが
変わり、均らず深さ及び幅が選択出来るようにな
つている。また、ブレード11の後方には、上記
バーコンベア7によつて供給される新規のアスフ
アルト合材(加熱されている)を、上記ブレード
11,12の均らした面に車幅方向に拡げて散布
するスクリユーコンベア13が設けられている。
また、上記装置1には両側にレベリングアーム1
4が取付けられ、このレベリングアームの後端に
は、締固め手段として、左右のスクリード15,
16が取付けられている。これらスクリード1
5,16は、スクリユーコンベア13の後方に位
置している。上記左右スクリード15,16は、
装置1の左右方向中央の左及び右にそれぞれ左右
方向に延在しかつ前後にずれて配設され、油圧シ
リンダ(図示せず)によつてそれぞれ左右に移動
され、スクリード15,16の作用する全体幅が
変わるようになつている。
また、左右スクリード15,16には、散布さ
れたアスフアルト合材を締固めるための振動機1
8が取付けられている。また、上記カツタ9,1
0、ブレード11,12、スクリード15,16
は自動制御装置(図示せず)により、切削深さ、
敷均らし厚さ等を自動制御出来るようになつてい
る。
なお、19は老化したアスフアルト合材を若返
らせる若返り剤を散布する散布ノズル、20は後
部ステツプである。
次に以上のように構成された再生仕上装置の使
用方法を説明する。
先ず、本考案に係る再生仕上装置1のカツタ
9,10、ブレード11,12、スクリード1
5,16の作用幅を所定の寸法に調整するととも
に上下の位置が制御されるようになつている。次
いで、加熱軟化装置(図示せず)によつて軟化さ
れた舗装面に沿つて装置1を走行させる。
ところで、アスフアルト舗装道路は、第4図に
示すように路盤30の上面に基層31が設けら
れ、さらにその上に表層32が設けられ締固めら
れている。しかし、当初の舗装面33は、走行す
る自動車のスパイクタイヤ等によつて摩耗され、
轍34等の凹凸が発生する。此の凹凸を補修する
場合には、先ず、上記した如く図示しない舗装面
加熱装置によつて、轍34等を含むイ−イ間を加
熱軟化する。この軟化した舗装面に沿つて、上記
各部を所定の寸法に調整した装置1を走行させ
る。この場合、カツタ9,10、ブレード11,
12、スクリード15,16の作業幅はイ−イよ
りやや狭いロ−ロに調整する。したがつて、表層
32は、カツタ9,10によりロ−ロ幅部分が所
定の深さにほぐせれかつはね8aにより過不足な
く左右方向に均らされる。
次いで、ブレード11,12によつてほぐされ
た部分が均らされるが、両側はサイドブレード1
2の突出部12aによつて、第5図に示すように
旧アスフアルト合材(以下旧合材と略す)35が
深く掻き上げられ、中間部分に集められる。次
に、上記旧合材35の上にバーコンベア7及びス
クリユーコンベア13によつて加熱されている新
規合材36が供給され、スクリード15,16に
より、第6図に示すように締固められる。この場
合新規合材36の厚さ36aは旧合材35の厚さ
35aによつて調節し、補修した舗装面の位置が
当初の舗装面33の位置となるようにする。ま
た、スクリード15,16で締固めたあと、さら
にロードローラ(図示せず)等によつて締める。
上記の如く、両側が深く掻き上げられているの
で、新旧合材は大きな面積で接するるとともに、
互いに軟化された合材が圧密されるので強固に仕
上げられる。
即ち新旧合材は共に高温下で圧接されるから両
者間の接着性が向上しかつ両者間の熱収縮差が小
さいため熱収縮後の境界面剥離が防止される。ま
たほぐされた縁ロは、厚さをもつて圧接されるの
で、強度が保持され、縁部から破損することがな
い。特にほぐされた縁部は経時変化により接着性
が劣化した旧混合物に比べ接着性が富んだ新混合
物によつて占められてほぐされなていない在来ア
スフアルト舗装の縁部と接触するから境界面の接
着性が向上する。
また、アスフアルト合材の老化によるひび割れ
部を補修する場合、若返り剤が有効であることは
周知である。したがつて、必要に応じて散布ノズ
ル19により若返り剤を散布し、カツタ9,10
によつてほぐす際、均一に合材内に混合すること
も出来る。
以上述べたように本考案に係る再生仕上装置は
加熱軟化されたアスフアルト舗装面を走行させる
ことにより、旧アスフアルト合材の上層に新旧ア
スフアルト合材を配設するから旧アスフアルト合
材を再利用でき、従つて新旧アスフアルト合材の
供給量を節約できる。また旧アスフアルト合材と
接着性に富んだ新規アスフアルト合材とが共に高
温下で容易に接着されかつ相互の熱収縮差がな
く、さらには相互に厚い層をなくして接触するの
で接着強度が強固となり、相互剥離を未然に防止
して境界部分よりの破損を防止でき、然もその補
修は本装置が一回走行するだけで可能となるから
道路規制を最小限に止め得る等多くの長所を有
す。
またほぐした旧アスフアルト合材の敷均しは単
に所定の形状のブレードを用いるだけで両側を中
間部よりも深く敷均しができるからその作業は容
易でありかつ装置も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案に係る装置の一
実施例を示すもので、第1図は側面図、第2図は
第1図の−矢視平面図、第3図はサイドブレ
ードの外側端部形状を示す正面図、第4図ないし
第6図は本装置によるアスフアルト舗装道路の補
修経過を示す道路の横断面図で、第4図は轍が発
生した状態を示す図、第5図は軟化した舗装面を
ほぐし敷均らした図、第6図は第5図の敷均らし
た面に新規合材を散布し締固めた図である。 1……再生仕上装置、2……前輪、3……後
輪、5……エンジン、5……バーコンベア、9…
…カツタ、10……サイドカツタ、11……ブレ
ード、12……サイドブレード、12a……突出
部、13……スクリユーコンベア、15……左ス
クリード、16……右スクリード、35……旧ア
スフアルト合材、35a……旧アスフアルト合材
厚さ、36……新規合材、36a……新合材厚
さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アスフアルト舗装を補修する自走可能な装置で
    あつて、予め加熱軟化されたアスフアルト舗装面
    を所定の深さにほぐすカツタと、このほぐされた
    アスフアルト舗装のうちの両側部分を中間部分よ
    り深くなるように、ほぐされたアスフアルト合材
    を敷均す形状のブレードと、この敷均した面に加
    熱された新規アスフアルト合材を散布するコンベ
    アと、この散布された新規アスフアルト合材を締
    固めるスクリードと、を具備してなる舗装道路等
    の補修用再生仕上装置。
JP15176681U 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用再生仕上装置 Granted JPS5859808U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15176681U JPS5859808U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用再生仕上装置

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JP15176681U JPS5859808U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用再生仕上装置

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Publication Number Publication Date
JPS5859808U JPS5859808U (ja) 1983-04-22
JPS6138969Y2 true JPS6138969Y2 (ja) 1986-11-10

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JP15176681U Granted JPS5859808U (ja) 1981-10-13 1981-10-13 舗装道路等の補修用再生仕上装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0329362Y2 (ja) * 1986-12-29 1991-06-24
JPH0329363Y2 (ja) * 1986-12-29 1991-06-24

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JPS5859808U (ja) 1983-04-22

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