JPH10157244A - 転写式プリンタ - Google Patents

転写式プリンタ

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JPH10157244A
JPH10157244A JP31574896A JP31574896A JPH10157244A JP H10157244 A JPH10157244 A JP H10157244A JP 31574896 A JP31574896 A JP 31574896A JP 31574896 A JP31574896 A JP 31574896A JP H10157244 A JPH10157244 A JP H10157244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen
thermal head
ribbon
self
printing
Prior art date
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Pending
Application number
JP31574896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Sugimoto
一明 杉本
Takashi Ichikawa
市川  隆
Tsugio Shiozaki
二男 塩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP31574896A priority Critical patent/JPH10157244A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写式プリンタにおいて、インク層の上にス
マッジ保護層を形成しない安価なリボンを使用してもス
マッジの発生を防止でき、また、サーマルヘッドがプラ
テンに長時間圧接することによるプラテンの変形を防止
する。 【解決手段】 印刷を行わないときにサーマルヘッド1
を自己保持型ソレノイド19によりプラテン8から離反
する位置へ持ち上げ、印刷時にはその持ち上げ状態を解
除してプラテン8に押し当てるようにした。従って、印
刷停止時には、リボンと用紙とに対してサーマルヘッド
1の圧力が作用せず、スマッジの発生が防止される。転
写式プリンタの輸送時や保管時等においては、自己保持
型ソレノイド19によってサーマルヘッド1をプラテン
8から離反する位置へ持ち上げておくことにより、サー
マルヘッド1がプラテン8に対して長時間圧接されるこ
とによるその圧接点でのプラテン8の変形が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エッジ型のサーマ
ルヘッドを使用する転写式プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルヘッドを使用してリボン
のインクを用紙に転写させる転写式プリンタにおいて
は、サーマルヘッドを常にプラテンに圧接させている。
従って、転写式プリンタの輸送時や保管時等には、サー
マルヘッドの圧力が直接プラテンに作用している。ま
た、リボンや用紙をセットして印刷作業を行った後に印
刷を停止した時には、サーマルヘッドの圧力が、サーマ
ルヘッドとプラテンとの間に挾まれているリボンと用紙
とに作用している。なお、エッジ型のサーマルヘッドは
従来より広く用いられている平面型のサーマルヘッドに
比べてプラテンとの間のニップ幅が小さいため、プラテ
ンやリボン等に作用する圧力が集中する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような転写式プリ
ンタでは、近年、高速印刷に対応するためレジン系のリ
ボンが使用されているが、このリボンは用紙に圧接され
たときの用紙へのインクの転写性が良いため、印刷を停
止した時にサーマルヘッドの圧力がリボンと用紙とに作
用したままであると、用紙に対するインクのにじみ、い
わゆるスマッジが発生する。このようなスマッジを防止
するためには、リボンのインク層の上に耐スマッジ保護
層を形成している。
【0004】また、転写式プリンタの輸送時や保管時等
において、サーマルヘッドがプラテンに直接圧接した状
態であると、その圧力によってプラテンが変形すること
がある。特に、海外への輸出時に赤道近辺を通過する場
合には、温度差による伸縮によってプラテンの変形が生
じ易くなる。
【0005】そこで本発明は、耐スマッジ保護層を形成
しない安価なリボンを用いてもスマッジの発生を防止す
ることができ、しかも、輸送時や保管時にサーマルヘッ
ドがプラテンに圧接されてプラテンを変形させるという
ことを防止できる転写式プリンタを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
プラテンとエッジ型のサーマルヘッドとの間にリボンと
用紙とを挾んでこの用紙にリボンのインクを転写する転
写式プリンタにおいて、印刷を行わないときに前記サー
マルヘッドを自己保持型ソレノイドにより前記プラテン
から離反する位置へ持ち上げ、印刷時にその持ち上げ状
態を解除して前記プラテンに押し当てるようにした。従
って、印刷停止時には、自己保持型ソレノイドによって
サーマルヘッドをプラテンから離反する位置へ持ち上げ
ることにより、リボンと用紙とに対してサーマルヘッド
の圧力が作用せず、スマッジの発生が防止される。ま
た、転写式プリンタの輸送時や保管時等においては、自
己保持型ソレノイドによってサーマルヘッドをプラテン
から離反する位置へ持ち上げることにより、サーマルヘ
ッドがプラテンに対して長時間圧接されるということが
防止され、そのような圧接による圧接点でのプラテンの
変形が防止される。印刷時には、自己保持型ソレノイド
によるサーマルヘッドの持ち上げが解除され、サーマル
ヘッドがプラテンに押し当てられる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図2は、本発明の転写式プリンタの概
略構造を示す側面図であり、図1は、この転写式プリン
タで使用するエッジ型のサーマルヘッド1の支持構造を
示す正面図である。
【0008】この転写式プリンタには、台紙2に用紙で
あるラベル3を貼付けてロール状に巻回したラベルロー
ル4が取付けられるラベルロール取付部5、ラベルロー
ル4をロール状態から引き出して前記サーマルヘッド1
による印刷位置へ向けて搬送するキャプスタンローラ6
及びピンチローラ7、ラベル3に対して印刷する前記サ
ーマルヘッド1、サーマルヘッド1に対向して位置する
プラテン8、印刷されたラベル3を台紙2から剥離させ
る剥離台9、ラベル3が剥離された台紙2を巻取る台紙
巻取軸10、リボン11を取付けるリボン取付軸12、
リボン11を巻取るリボン巻取軸13等が設けられてい
る。
【0009】また、この転写式プリンタには、前記ラベ
ルロール取付部5に取付けられるラベルロール4の取付
位置を規制する2枚のガイド板14が平行に対向して設
けられている。これらのガイド板14は、前記プラテン
8や前記台紙巻取軸10の近傍まで延出し、ラック15
とピニオン16とにより互いに接離する方向へスライド
する構造となっている。
【0010】前記サーマルヘッド1は、このサーマルヘ
ッド1を前記プラテン8から離反する位置へ持ち上げる
持ち上げ機構17を介して転写式プリンタに取付けられ
ている。この持ち上げ機構17は、スライド自在なプラ
ンジャ18と永久磁石(図示せず)とを備えた自己保持
型ソレノイド19、自己保持型ソレノイド19とサーマ
ルヘッド1とを連結するヘッドアップ板20、サーマル
ヘッド1をプラテン8に圧接させる向きに付勢する板バ
ネ21、自己保持型ソレノイド19に対する通電を制御
する通電制御部(図示せず)とにより形成されている。
前記ヘッドアップ板20は、ベース22にヘッドアップ
支点軸23を支点として回動自在に取付けられ、ヘッド
アップ板20の上端部は前記プランジャ18の先端部に
ソレノイドピン24により回動自在に連結され、ヘッド
アップ板20の下端部は前記サーマルヘッド1に固定さ
れたヘッド支持軸25の下面側に係合している。前記板
バネ21は、ヘッド支持軸25の上面側に下向きに圧接
されている。
【0011】前記通電制御部は、出荷前に行う品質検査
時において、自己保持型ソレノイド19へ通電してプラ
ンジャ18を永久磁石による吸着位置へスライドさせ、
又は、印字が終了すると図示しないソフトウェアの制御
により自己保持型ソレノイド19へ通電してプランジャ
18を永久磁石による吸着位置へスライドさせる。プラ
ンジャ18が矢印A1方向へスライドして永久磁石に吸
着されると、ヘッドアップ板20がヘッドアップ支点軸
23を支点として矢印B1方向へ回動し、サーマルヘッ
ド1が持ち上げられてプラテン8から離反する。プラン
ジャ18を永久磁石による吸着位置へスライドさせた後
に自己保持型ソレノイド19への通電を遮断しても、プ
ランジャ18が永久磁石に吸着された状態に維持され、
サーマルヘッド1がプラテン8から離反した状態に維持
される。
【0012】前記通電制御部は、給紙信号が入力された
ときに自己保持型ソレノイド19へ逆向きの通電を行
い、プランジャ18を永久磁石から離反させて外側へ突
出する向き(矢印A2方向)にスライドさせる。これに
より、ヘッドアップ板20がヘッドアップ支点軸23の
回りに矢印B2方向へ回動し、サーマルヘッド1が板バ
ネ21の付勢力によりプラテン8に圧接され、印刷可能
状態となる。
【0013】このような構成において、印刷を連続して
行っている場合には、プランジャ18が図1に示すよう
に外側へ突出した位置へスライドしており、サーマルヘ
ッド1がプラテン8に圧接されている。そして、このサ
ーマルヘッド1とプラテン8との間にリボン11とロー
ル状態から引き出したラベルロール4とを通しておくこ
とにより、ラベル3に対して印刷信号に応じた印刷が行
われる。ラベル3への印刷が行われた後、このラベル3
は剥離台9で台紙2から剥離されて発行され、台紙2の
みが台紙巻取軸10に巻取られる。
【0014】印刷作業時には、印刷が停止したか否かを
ソフトウェアで検出しており、印刷が停止した場合に
は、通電制御部の制御により自己保持型ソレノイド19
への通電が行われる。この通電により、プランジャ18
が矢印A1方向へスライドして永久磁石に吸着され、こ
れに伴ってヘッドアップ板20がヘッドアップ支点時2
3の回りに矢印B1方向へ回動し、サーマルヘッド1が
持ち上げられてプラテン8から離反する。このため、サ
ーマルヘッド1がリボン11やラベル3に対して圧接し
なくなり、リボン11とラベル3とが圧接状態に維持さ
れることによるスマッジの発生が防止される。従って、
リボン11としては、インク層の上に耐スマッジ保護層
を形成しない安価なリボンを使用することが可能とな
り、ランニングコストを大幅に下げることができる。
【0015】なお、自己保持型ソレノイド19への通電
によるサーマルヘッド1のプラテン8からの離反は、転
写型プリンタの電源を切った場合にも行われるようにし
てもよい。このようにすると、印刷中に電源が切られた
時に、サーマルヘッド1がリボン11とラベル3とに圧
接された状態に維持されることによるスマッジの発生が
防止される。
【0016】プランジャ18を永久磁石で吸着した後
は、自己保持型ソレノイド19への通電を遮断しても、
プランジャ18は永久磁石に吸着されてその状態を維持
されるため、電力を消費することなくサーマルヘッド1
をプラテン8から離反させた状態に維持することができ
る。
【0017】また、転写式プリンタを出荷する前に行う
品質検査時の自己保持型ソレノイド19への通電によっ
て、プランジャ18が永久磁石に吸着され、サーマルヘ
ッド1がプラテン8から離反した状態に維持される。従
って、転写式プリンタの輸送時や保管時には、サーマル
ヘッド1をプラテン8から離反させた状態に維持するこ
とができ、サーマルヘッド1がプラテン8に圧接された
状態を長時間継続することによるその圧接点でのプラテ
ン8の変形を防止することができる。特に、海外への輸
出時に赤道近辺を通過する場合には、プラテン8やサー
マルヘッド1等が温度差により伸縮してもプラテン8の
変形を確実に防止できる。
【0018】プランジャ18が永久磁石に吸着されてサ
ーマルヘッド1がプラテン8から離反している状態のと
きに、給紙信号が通電制御部に入力されると、通電制御
部の制御によって自己保持型ソレノイド19へ逆向きの
通電が行われ、プランジャ18が永久磁石から離反して
矢印A2方向へスライドする。これにより、ヘッドアッ
プ板20がヘッドアップ支点軸23の回りに矢印B2方
向へ回動し、サーマルヘッド1が板バネ21の付勢力に
よりプラテン8に圧接され、印刷可能状態となる。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印刷停止
時には、自己保持型ソレノイドによってサーマルヘッド
をプラテンから離反する位置へ持ち上げることにより、
リボンと用紙とに対してサーマルヘッドの圧力が作用せ
ず、スマッジの発生を防止することができ、また、転写
式プリンタの輸送時や保管時等においては、自己保持型
ソレノイドによってサーマルヘッドをプラテンから離反
する位置へ持ち上げておくことにより、サーマルヘッド
がプラテンに対して圧接する状態を長時間継続すること
に伴うその圧接点でのプラテンの変形を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるエッジ型のサー
マルヘッドの支持構造を示す正面図である。
【図2】転写式プリンタの概略構造を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 3 用紙 11 リボン 19 自己保持型ソレノイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンとエッジ型のサーマルヘッドと
    の間にリボンと用紙とを挾んでこの用紙にリボンのイン
    クを転写する転写式プリンタにおいて、印刷を行わない
    ときに前記サーマルヘッドを自己保持型ソレノイドによ
    り前記プラテンから離反する位置へ持ち上げ、印刷時に
    その持ち上げ状態を解除して前記プラテンに押し当てる
    ようにしたことを特徴とする転写式プリンタ。
JP31574896A 1996-11-27 1996-11-27 転写式プリンタ Pending JPH10157244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31574896A JPH10157244A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 転写式プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31574896A JPH10157244A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 転写式プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10157244A true JPH10157244A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18069076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31574896A Pending JPH10157244A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 転写式プリンタ

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JP (1) JPH10157244A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234695A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nidec Sankyo Corp 媒体処理装置
CN103568589A (zh) * 2012-08-03 2014-02-12 东芝泰格有限公司 打印装置以及打印方法
JP2020514110A (ja) * 2016-12-22 2020-05-21 ヴィデオジェット テクノロジーズ インコーポレイテッド プリンタ

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