JPH10154370A - 光電検出センサ - Google Patents

光電検出センサ

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JPH10154370A
JPH10154370A JP32616496A JP32616496A JPH10154370A JP H10154370 A JPH10154370 A JP H10154370A JP 32616496 A JP32616496 A JP 32616496A JP 32616496 A JP32616496 A JP 32616496A JP H10154370 A JPH10154370 A JP H10154370A
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JP
Japan
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light
light receiving
dvd
receiving element
optical disk
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Application number
JP32616496A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shinohara
正幸 篠原
Shigeru Aoyama
茂 青山
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVDとCD−ROMとCD−Rの判別を速
やかに、かつ確実に行なえるようにする。 【解決手段】 発光素子22から出射され、投光レンズ
23でコリメートされたコリメート光r0を対象光ディ
スクに投射する。光ディスクのトラックピッチによって
DVDとCDとでは異なった方向に0次回折光R0や1
次回折光R1を生じる。2分割受光素子25はDVD、
CD−ROM、CD−Rの0次回折光を受光し、受光素
子27はCD−ROM及びCD−Rの1次回折光を受光
する。受光素子27が受光するか否かによってDVDと
CDを判別する。また、2分割受光素子25の受光量と
重みを付けた受光素子27の受光量の大小によってCD
−ROMとCD−Rを判断する。また、2分割受光素子
25における受光位置によって光ディスクの傾きを検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光電検出センサに関
する。特に、DVD、CD−ROM及びCD−Rを種類
判別することができる光電検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】新しい記録メディアとしてDVD(Degi
tal Video Disk)が実用化され、市販されている。DV
Dを利用するためには、DVD用の光ディスクプレーヤ
ー(DVDプレーヤー)や光ディスクドライブ装置(D
VDドライブ装置)が必要となるが、このような光ディ
スクプレーヤーや光ディスクドライブ装置などは、従来
から用いられているCD−ROM(読出し専用CD)や
CD−R(追記型CD)等のCD(Compact Disk)も同
一の装置で使用できるようにすることが望まれる。
【0003】しかし、図1(a)に示すように、CD
(すなわち、CD−ROM、CD−R)は厚さT=1.
2mmのプラスチック円板1の背面に記録層2が形成さ
れているのに対し、図2(a)に示すように、DVDは
厚さt=0.6mmのプラスチック円板3を2枚貼り合
わせ、そのプラスチック円板3の間に記録層4を形成し
たものであり、CDもDVDも同じT=2t=1.2m
mの厚みを有しているが、CDとDVDとでは記録層
2,4の位置が異なっている。
【0004】このようにCDが単板構造であるのに対
し、DVDが2枚貼り合わせ構造になっており、記録層
2,4の位置が異なっているので、DVDでは表面から
記録層4までの透明な保護層(プラスチック円板)の厚
みがCDの半分となっており、DVDとCDとでは、光
ピックアップを変える必要がある。
【0005】また、CDでは、ピット5のパターンが図
1(b)に示すようになっており、トラックピッチがP
=1.6μm、最短ピット長がL=0.9μmである。こ
れに対し、DVDでは、ピット6のパターンが図2
(b)に示すようになっており、トラックピッチがp=
0.74μm、最短ピット長がl=0.4μmとなってお
り、DVDではCDに比べてピットパターンが微細にな
っている。
【0006】このようにDVDでは、ピットパターンが
微細になったので、それを正確に読み取るためには、光
ピックアップのレーザー光を細く絞り込む必要があり、
そのためにレーザー光の波長を短くし、レーザー光を細
く絞り込むため、光ピックアップの対物レンズの開口数
(NA)も大きくしている。
【0007】従って、光ディスクプレーヤーや光ディス
クドライブ装置において、DVDを用いる場合とCDを
用いる場合とでは、光ピックアップを変える必要があ
る。光ピックアップを変える最も単純な方法は、図3
(a)(b)に示すように、光ピックアップに用いられ
ている対物レンズを、CD用の対物レンズ7とDVD用
の対物レンズ8に機械的に切り換える方式である。
【0008】しかし、この方式では、いずれかの対物レ
ンズ7,8を通して対象光ディスクにレーザー光Aを照
射して対象光ディスクからの信号を読んでみて、光ピッ
クアップが異なっている場合には、対物レンズ7,8を
交換するようにしているので、適正な光ピックアップを
用いてCDもしくはDVDを読み取るのに時間が掛かる
という欠点がある。
【0009】また、図4(a)(b)に示すものは、対
物レンズ9に対向させてホログラム素子10を配置した
方式である。これは、ホログラム素子10の有無でレー
ザー光Aの屈折率が変化することを利用し、1つの光ピ
ックアップでDVDの記録層4とCDの記録層2に2つ
の焦点を結ぶようにし、2種類の光ディスクを読み取り
できるようにしたものである。
【0010】しかしながら、この方式では、DVDであ
ると判断してCD−Rにレーザー光Aを照射した場合に
は、DVD読み取り用のレーザー光はCD読み取り用の
レーザー光に比較してパワーが高いので、CD−Rの記
録データを誤って消去する恐れがある。
【0011】また、図5(a)(b)に示すものは、対
物レンズ9に対向させて液晶シャッター11を配置する
方式である。この方式では、図5(a)のように液晶シ
ャッター11全体を透明にした場合には、大きな開口数
でレーザー光Aが対物レンズ9を通過するので、DVD
の記録層4にレーザー光Aの焦点が一致する。また、図
5(b)のように液晶シャッター11の外周部(図5
(b)で斜線を施した領域)を暗くして外周部のレーザ
ー光Aを遮断した場合には、レーザー光Aが対物レンズ
の中央部を小さな開口数で通過するので、CDの記録層
2にレーザー光Aの焦点が一致する。そして、DVDと
CDのいずれか一方の光ディスクであると判断して対象
光ディスクにレーザー光Aを照射して信号を読み取った
結果、判断した対象光ディスクと異なっていた場合に
は、液晶シャッター11を開閉して切り換える。
【0012】しかし、この方式では、電気的に液晶シャ
ッター11を開閉するだけでよいので、機械的に対物レ
ンズを動かして交換する方式に比較して動作が速くなる
が、十分な動作速度ではなかった。
【0013】また、この方式でも、DVDであると判断
してCD−Rにレーザー光Aを照射した場合には、DV
D読み取り用のレーザー光はCD読み取り用のレーザー
光に比較してパワーが高いので、CD−Rの記録データ
を誤って消去する恐れがある。
【0014】また、従来の方式では、DVDとCDとを
判別することができるが、CD−ROMとCD−Rとを
判別することができなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、速やかにDVDと、CD−ROMと、CD−R
を判別することができ、しかも追記型のCD−Rの場合
にも書込まれた情報を消去する恐れのない光電検出セン
サを提供することにある。
【0016】
【発明の開示】請求項1に記載の光電検出センサは、対
象光ディスクに向けて光ビームを出射する発光素子と、
対象光ディスクで反射した0次回折光を受光する受光素
子及び対象光ディスクのうちCDの1次回折光を受光す
る受光素子と、前記受光素子で受光した回折光の受光領
域と各受光領域の受光量の大小から前記対象光ディスク
がDVDかCD−ROMかCD−Rかを判別する種類判
別手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】DVDとCDとでは、トラックピッチがい
ずれも1μm前後であるから、ここに光ビームを照射す
ると、反射光が干渉を起こす。しかも、DVDとCDと
ではトラックピッチが異なっているので、互いに異なっ
た方向で1次回折光が生じる。従って、CDで反射した
1次回折光が入射する領域に受光素子を配置すれば、当
該受光領域で受光したか否かによって対象光ディスクが
CDかDVDかを判別することができる。
【0018】さらに、CD−ROMとCD−Rとでは、
同じ方向に0次回折光と1次回折光とが生じるが、その
回折効率の大小関係が逆になる光波長領域が存在するの
で、この関係を利用することにより、CD−ROMとC
D−Rとを判別することができる。
【0019】従って、本発明の光電検出センサによれ
ば、CD−ROMとCD−RとDVDを速やかに判別す
ることができる。また、対象光ディスクがCD−Rの場
合にも、書込まれているデータが誤って消去される恐れ
がない。
【0020】請求項2に記載の実施態様は、請求項1記
載の光電検出センサにおいて、前記受光素子における、
対象光ディスクで反射した0次回折光の受光位置に基づ
いて、対象光ディスクの傾きを検出する傾き検出手段を
備えていることを特徴としている。
【0021】また、対象光ディスクが傾くと、当該対象
光ディスクで反射した0次回折光の受光位置も変化する
ので、その受光位置から対象光ディスクの傾きも検出す
ることができる。
【0022】従って、この実施態様によれば、対象光デ
ィスクがDVDかCD−ROMかCD−Rかを速やかに
判断すると共に対象光ディスクの傾きも速やかに検出す
ることができる。さらに、光ディスクの種類を判別する
ための構成を利用して光ディスクの傾きを検出できるの
で、構成を簡略にすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図6、図7及び図8は本発明の一実
施形態による光ディスク種類判別装置(光電検出セン
サ)21であって、この光ディスク種類判別装置21に
よれば、DVD、CD−ROM、CD−Rを判別でき、
さらにDVDのトラック方向における傾き(反り)を検
出することができる。以下、この光ディスク種類判別装
置21を説明する。
【0024】この光ディスク種類判別装置21は、発光
素子22、投光レンズ23(直径1mm)、2つの受光
レンズ24,26(直径1mm)、2分割受光素子2
5、受光素子27から構成されており、ケーシング28
内に納められている。発光素子22としては、発光ダイ
オード(LED)を用いているが、光ディスクの記録層
に影響を与えない程度に発光パワーが小さく、光ディス
クのトラックピッチの数倍のビーム径を有する半導体レ
ーザー素子(LD)を用いてもよい。2分割受光素子2
5とは、2分割フォトダイオードのように受光面25
a,25bが2つに分割されていて各受光面25a,2
5bで独立に受光量を検出することができるものであっ
て、受光レンズ24の焦点位置に配置されている。2分
割受光素子25の受光面25a,25bは、光ディスク
のトラック方向で2つに分割されるように配置されてい
る。また、受光素子27もフォトダイオードが用いられ
ており、受光レンズ26の焦点位置に配置されている。
この光ディスク種類判別装置21は、光ディスクプレー
ヤーや光ディスクドライブ装置などにおいて、光ディス
クの近傍(光ディスクの表面から1.4mmの距離)に
配置されている。
【0025】図9は光ディスク種類判別装置21の構成
を示す図であって、投光系と受光系を有している。投光
系は、発光素子22、投光レンズ23及び発光素子駆動
回路29からなり、発光素子駆動回路29を駆動する
と、発光素子22から出射された光は投光レンズ23で
コリメートされ、光ディスクに照射される。投光レンズ
23から出射されたコリメート光r0のスポット径は、
DVD、CD−ROM、CD−RのトラックピッチP,
pの数倍以上となっている。DVD、CD−ROM及び
CD−Rのピット5,6は、トラック方向においては、
それぞれt=0.74μm及びT=1.6μmのトラック
ピッチで配列しているから、ここにコリメート光r0
照射すると、ピット5,6で反射した光とピット5,6
外で反射した光とが干渉し、0次回折光や1次回折光、
2次回折光(以下、それぞれ0次光、1次光、2次光と
いう)などを生じる。
【0026】図10は波長0.6328μmの光をDV
D、CD−ROM及びCD−Rに垂直照射した場合の回
折角[度]と回折効率[%]との関係を測定した結果を
示す図である。図10においては、CD−ROM、CD
−R及びDVDの各0次光が回折角0度の方向に、CD
−ROM及びCD−Rの1次光が回折角約23度の方向
に、CD−ROM及びCD−Rの2次光が回折角約52
度の方向に生じ、DVDの1次光が約58度の方向に生
じている。
【0027】各0次光R0においては、CD−ROM、
DVD及びCD−Rの順に回折効率が高くなっている。
また、CD−ROMの1次光R1とCD−Rの1次光R1
とでは、CD−Rの1次光R1の方が回折効率が高く、
CD−ROMの2次光R2とCD−Rの2次光R2とで
も、CD−Rの2次光R2の方が回折効率が高くなって
いる。
【0028】ここで、CD−ROM及びCD−Rの0次
光R0とCD−ROM及びCD−Rの1次光R1とを比較
すると、0次光R0ではCD−Rの回折効率よりもCD
−ROMの回折効率が高く、1次光R1ではCD−RO
Mの回折効率よりもCD−Rの回折効率が高くなってい
る。従って、CD−ROM及びCD−Rの1次光R1
回折効率に重み(>1)を付け、1次光R1の回折効率
が0次光R0の回折効率とほぼ同程度となるようにすれ
ば、CD−ROMの場合には、0次光R0の回折効率が
1次光R1の回折効率よりも大きくなるようにすること
ができ、CD−Rの場合には、1次光R1の回折効率が
0次光R0の回折効率よりも大きくなるようにすること
ができる。よって、1次光R1に適当な重みを付けた
後、0次光R0の回折効率と1次光R1の回折効率の大小
を比較することによってCD−ROMとCD−Rとを判
別することができる。
【0029】このような回折効率の特性は、光ディスク
の種類によってピットの深さや詳細な構造の違いに由来
するものであると考えられるが、このような特性は光波
長が約630nm付近で特徴的な現象である。
【0030】受光レンズ24及び2分割受光素子25
は、DVD、CD−ROM及びCD−Rで反射された0
次光R0が受光レンズ24により2分割受光素子25の
受光面上に焦点を結ぶように配置されている。特に、2
分割受光素子25は、その受光面25a,25b間の境
界部分にDVD、CD−ROM及びCD−Rで反射した
1次光R0が集光するように配置するのが好ましい。ま
た、受光レンズ26及び受光素子27は、CD−ROM
及びCD−Rで反射された1次光R1が受光レンズ26
により受光素子27の受光面上に焦点を結ぶように配置
されている。
【0031】すなわち、この実施形態においては、発光
素子22及び投光レンズ23から出射されるコリメート
光r0を対象光ディスクに対してθ5=約5度の角度傾け
て対象光ディスクに照射している。また、DVD、CD
−ROM及びCD−Rの記録層4,2で反射した0次光
0を受光する方向(入射角θ6=約5度)に受光レンズ
24と2分割受光素子25を配置し、CD−ROM又は
CD−Rの記録層2で反射した1次光R1を受光する方
向(入射角θ7=約15度)に受光レンズ26と受光素
子27を配置している。
【0032】光ディスク種類判別装置21の受光系は、
図9に示すように、受光レンズ24,26、2分割受光
素子25、受光素子27、増幅回路30,31,32、
加算回路33、差分回路37、重み付け部34,35、
種類判別部36及び傾き検出部38からなる。受光レン
ズ24を通して2分割受光素子25の各受光面25a,
25bで0次光R0が受光されると、各受光面25a,
25bからは各受光量に応じた光電流I1,I2が流れ
る。この光電流I1,I2は増幅回路30,31で増幅さ
れると共に電圧信号V1,V2に変換された後、加算回路
33で和V1+V2を演算される。
【0033】受光レンズ26を通して受光素子27で1
次光R1が受光されると、受光素子27からは受光量に
応じた光電流I3が流れる。この光電流I3は増幅回路3
2で増幅されると共に電圧信号V3に変換される。
【0034】加算回路33の出力V1+V2と増幅回路3
2の出力V3とは、重み付け部34,35によってそれ
ぞれ異なる重み付けをされた後、種類判別部36におい
て比較される。なお、重み付け部34,35は、増幅回
路により信号電圧を定数倍するものでもよく、ソフト的
処理によって信号を定数倍するものでもよい。
【0035】例えば、重み付け部34,35により、出
力V1+V2と出力V3とがm:n=1:2で重み付けさ
れたとすると、光ディスクの種類によって、種類判別部
36に入力される信号の大きさ(比)は表1に示すよう
になる。
【0036】
【表1】
【0037】対象光ディスクがDVDである場合には、
図6に示すように、DVDで反射された0次光R0が2
分割受光素子25に入射し、受光素子27は受光しない
ので、種類判別部36には、2分割受光素子25側から
の信号m(V1+V2)だけが入力され、受光素子27側
からは信号が入力されない。これに対し、対象光ディス
クがCD−ROM又はCD−Rである場合には、図7に
示すように、CD−ROM及びCD−Rで反射された0
次光R0が2分割受光素子25に入射すると共に1次光
1が受光素子27に入射するので、種類判別部36に
は、2分割受光素子25側からの信号m(V1+V2)と
受光素子側からの信号nV3が入力される。従って、種
類判別部36は、受光素子27側からの信号nV3の有
無によって対象光ディスクがDVDであるか、あるいは
CD−ROM又はCD−Rであるかを判別することがで
きる。
【0038】また、種類判別部36が2分割受光素子2
5側の信号m(V1+V2)と受光素子27側からの信号
nV3を受光している場合には、種類判別部36は両信
号の大小を比較し、 m(V1+V2) > nV3 の場合には、CD−ROMであると判断し、 m(V1+V2) < nV3 の場合には、CD−Rであると判断する。
【0039】また、2つの増幅回路30,31から出力
された電圧信号V1,V2は、差分回路37により差V1
−V2を演算される。出射光としてはコリメート光r0
用いられており、DVD、CD−ROM又はCD−Rが
トラック方向で傾くと、図8に示すように、DVD、C
D−ROM又はCD−Rで反射した0次光R0の受光レ
ンズ24への入射角が変化するので、入射角の変化に応
じて2分割受光素子25の受光面25a,25b上への
光の照射位置が変化し、2つの受光面25a,25bに
おける受光量の比が変化する。一方、DVDの面ぶれ
(記録層2,4の平行移動)によっては、2分割受光素
子25上への照射位置は変化しない。従って、傾き検出
部38は、この電圧信号の差V1−V2の値から、DV
D、CD−ROM又はCD−Rの傾きを求めることがで
き、その判別結果を傾き検出信号として出力する。そし
て、DVD、CD−ROM又はCD−Rの傾きを検出す
ると、光ピックアップはその傾きに応じて位置及び姿勢
を調整される。
【0040】なお、DVD等の傾き検出には、差分回路
37から出力される信号V1−V2と加算回路33から出
力される信号V1+V2との比(V1−V2)/(V1
2)を用いてもよい。あるいは、差分回路37を用い
ることなく、直接増幅器の出力比V1/V2を演算してD
VD等の傾き検出を行なってもよい。
【0041】また、上記実施形態では、受光素子27と
して2分割フォトダイオードのような2分割受光素子2
5を用いているが、2つの個別な受光素子やPSD(Po
sition Sensitive Device)のような光位置検出素子を
用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はCDのトラック方向における一部破断
した断面図、(b)はCDのピットパターンを示す図で
ある。
【図2】(a)はDVDのトラック方向における一部破
断した断面図、(b)はDVDのピットパターンを示す
図である。
【図3】(a)(b)はDVDとCDの読み取りを切り
替える従来方法を示す図である。
【図4】(a)(b)はDVDとCDを読み取る別な従
来方法を示す図である。
【図5】(a)(b)はDVDとCDの読み取りを切り
換えるさらに別な従来方法を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態による光ディスク種類判別
装置によりDVDを検出している状態を示す、トラック
方向における概略断面図である。
【図7】同上の光ディスク種類判別装置によりCD−R
OM又はCD−Rを検出している状態を示す、トラック
方向における概略断面図である。
【図8】同上の光ディスク種類判別装置によりDVDの
傾きを検出している状態を示す、トラック方向における
概略断面図である。
【図9】同上の光ディスク種類判別装置の構成を示す機
能ブロック図である。
【図10】DVD、CD−ROM及びCD−Rの回折角
と回折効率との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 CDの記録層 4 DVDの記録層 22 発光素子 25 2分割受光素子 25a,25b 2分割受光素子の受光面 27 受光素子 33 加算回路 34,35 重み付け部 37 差分回路 36 種類判別部 38 傾き検出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象光ディスクに向けて光ビームを出射
    する発光素子と、 対象光ディスクで反射した0次回折光を受光する受光素
    子及び対象光ディスクのうちCDの1次回折光を受光す
    る受光素子と、 前記受光素子で受光した回折光の受光領域と各受光領域
    の受光量の大小から前記対象光ディスクがDVDかCD
    −ROMかCD−Rかを判別する種類判別手段と、を備
    えたことを特徴とする光電検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記受光素子における、対象光ディスク
    で反射した0次回折光の受光位置に基づいて、対象光デ
    ィスクの傾きを検出する傾き検出手段を備えていること
    を特徴とする、請求項1に記載の光電検出センサ。
JP32616496A 1996-11-20 1996-11-20 光電検出センサ Pending JPH10154370A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100412972C (zh) * 2003-09-15 2008-08-20 宇田控股有限公司 光盘片格式的辨识方法
WO2010100826A1 (ja) * 2009-03-03 2010-09-10 三菱電機株式会社 光ディスク判別方法、光ディスク搬送装置、光ディスク装置、光ディスク検査装置及び光ピックアップ検査装置

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