JPH10253329A - 光電検出センサ - Google Patents

光電検出センサ

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Publication number
JPH10253329A
JPH10253329A JP8188397A JP8188397A JPH10253329A JP H10253329 A JPH10253329 A JP H10253329A JP 8188397 A JP8188397 A JP 8188397A JP 8188397 A JP8188397 A JP 8188397A JP H10253329 A JPH10253329 A JP H10253329A
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JP
Japan
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light
light receiving
dvd
optical disk
optical disc
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Pending
Application number
JP8188397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Shinohara
正幸 篠原
Shigeru Aoyama
茂 青山
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVDとCDの判別を行なう光電検出センサ
21を小型化する。 【解決手段】 投光レンズ23の前方に、光ビームrを
回折する回折格子26を設け、回折格子26による0次
光r0の対象光ディスクによる0次光R0と、回折格子2
6による1次光r1のCD−ROM及びCD−Rによる
1次光R1を、受光レンズ24のレンズ中心に入射さ
せ、対象光ディスクからの回折光R0,R1の光電検出セ
ンサ21への入射位置を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光電検出センサに関
する。特に、DVD、CD−ROM及びCD−Rを種類
判別することができる光電検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】新しい記録メディアとしてDVD(Degi
tal Video Disk)が実用化され、市販されている。DV
Dを利用するためには、DVD用の光ディスクプレーヤ
ー(DVDプレーヤー)や光ディスクドライブ装置(D
VDドライブ装置)が必要となるが、このような光ディ
スクプレーヤーや光ディスクドライブ装置などは、従来
から用いられているCD−ROM(読出し専用CD)や
CD−R(追記型CD)等のCD(Compact Disk)も同
一の装置で使用できるようにすることが望まれる。
【0003】しかし、図1(a)に示すように、CD
(すなわち、CD−ROM、CD−R)は厚さT=1.
2mmのプラスチック円板1の背面に記録層2が形成さ
れているのに対し、図2(a)に示すように、DVDは
厚さt=0.6mmのプラスチック円板3を2枚貼り合
わせ、そのプラスチック円板3の間に記録層4を形成し
たものであり、CDもDVDも同じT=2t=1.2m
mの厚みを有しているが、CDとDVDとでは記録層
2,4の位置が異なっている。
【0004】このようにCDが単板構造であるのに対
し、DVDが2枚貼り合わせ構造になっており、記録層
2,4の位置が異なっているので、DVDでは表面から
記録層4までの透明な保護層(プラスチック円板)の厚
みがCDの半分となっており、DVDとCDとでは、光
ピックアップを変える必要がある。
【0005】また、CDでは、ピット5のパターンが図
1(b)に示すようになっており、トラックピッチがP
=1.6μm、最短ピット長がL=0.9μmである。こ
れに対し、DVDでは、ピット6のパターンが図2
(b)に示すようになっており、トラックピッチがp=
0.74μm、最短ピット長がl=0.4μmとなってお
り、DVDではCDに比べてピットパターンが微細にな
っている。
【0006】このようにDVDでは、ピットパターンが
微細になったので、それを正確に読み取るためには、光
ピックアップのレーザー光を細く絞り込む必要があり、
そのためにレーザー光の波長を短くし、レーザー光を細
く絞り込むため、光ピックアップの対物レンズの開口数
(NA)も大きくしている。
【0007】従って、光ディスクプレーヤーや光ディス
クドライブ装置において、DVDを用いる場合とCDを
用いる場合とでは、光ピックアップを変える必要があ
る。光ピックアップを変える最も単純な方法は、図3
(a)(b)に示すように、光ピックアップに用いられ
ている対物レンズを、CD用の対物レンズ7とDVD用
の対物レンズ8に機械的に切り換える方式である。
【0008】しかし、この方式では、いずれかの対物レ
ンズ7,8を通して対象光ディスクにレーザー光Aを照
射して対象光ディスクからの信号を読んでみて、光ピッ
クアップが異なっている場合には、対物レンズ7,8を
交換するようにしているので、適正な光ピックアップを
用いてCDもしくはDVDを読み取るのに時間が掛かる
という欠点がある。
【0009】また、図4(a)(b)に示すものは、対
物レンズ9に対向させてホログラム素子10を配置した
方式である。これは、ホログラム素子10の有無でレー
ザー光Aの屈折率が変化することを利用し、1つの光ピ
ックアップでDVDの記録層4とCDの記録層2に2つ
の焦点を結ぶようにし、2種類の光ディスクを読み取り
できるようにしたものである。
【0010】しかしながら、この方式では、DVDであ
ると判断してCD−Rにレーザー光Aを照射した場合に
は、DVD読み取り用のレーザー光はCD読み取り用の
レーザー光に比較してパワーが高いので、CD−Rの記
録データを誤って消去する恐れがある。
【0011】また、図5(a)(b)に示すものは、対
物レンズ9に対向させて液晶シャッター11を配置する
方式である。この方式では、図5(a)のように液晶シ
ャッター11全体を透明にした場合には、大きな開口数
でレーザー光Aが対物レンズ9を通過するので、DVD
の記録層4にレーザー光Aの焦点が一致する。また、図
5(b)のように液晶シャッター11の外周部(図5
(b)で斜線を施した領域)を暗くして外周部のレーザ
ー光Aを遮断した場合には、レーザー光Aが対物レンズ
の中央部を小さな開口数で通過するので、CDの記録層
2にレーザー光Aの焦点が一致する。そして、DVDと
CDのいずれか一方の光ディスクであると判断して対象
光ディスクにレーザー光Aを照射して信号を読み取った
結果、判断した対象光ディスクと異なっていた場合に
は、液晶シャッター11を開閉して切り換える。
【0012】しかし、この方式では、電気的に液晶シャ
ッター11を開閉するだけでよいので、機械的に対物レ
ンズを動かして交換する方式に比較して動作が速くなる
が、十分な動作速度ではなかった。
【0013】また、この方式でも、DVDであると判断
してCD−Rにレーザー光Aを照射した場合には、DV
D読み取り用のレーザー光はCD読み取り用のレーザー
光に比較してパワーが高いので、CD−Rの記録データ
を誤って消去する恐れがある。
【0014】また、従来の方式では、DVDとCDとを
判別することができるが、CD−ROMとCD−Rとを
判別することができなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、速やかにDVDと、CD−ROMと、CD−R
を判別することができ、しかも追記型のCD−Rの場合
にも書込まれた情報を消去する恐れがなく、なおかつ、
光学系の縮小によって小型化された光電検出センサを提
供することにある。
【0016】
【発明の開示】本発明の請求項1に記載の光電検出セン
サは、対象光ディスクに向けて光ビームを出射する発光
素子と、前記発光素子から出射された光が光軸を変換し
て対象光ディスクに照射されるようにする、回折格子や
プリズムアレイ等の光軸変換素子と、対象光ディスクで
反射した回折光を受光する受光素子と、前記受光素子で
受光した回折光の受光領域から前記対象光ディスクがD
VDかCDかを判別する種類判別手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0017】DVDとCDとでは、トラックピッチがい
ずれも1μm前後であるから、ここに光ビームを照射す
ると、反射光が干渉を起こす。しかも、DVDとCDと
ではトラックピッチが異なっているので、互いに異なっ
た方向で1次回折光や2次回折光などが生じる。従っ
て、例えばDVDで反射した回折光が入射する領域に受
光素子を配置すれば、受光素子が受光したか否かによっ
て対象光ディスクがDVDかCDかを判別することがで
きる。あるいは、CDで反射した回折光が入射する領域
に受光素子を配置すれば、受光素子が受光したか否かに
よって対象光ディスクがCDかDVDかを判別すること
ができる。
【0018】また、光軸変換素子によって、投光軸を変
換して投受光軸間距離を小さくすることができるので、
光電検出センサを小型化することができる。
【0019】従って、本発明の光電検出センサによれ
ば、対象光ディスクがDVDかCDかを速やかに判断す
ることができるとともに、センサの小型化を実現するこ
とができる。また、対象光ディスクがCD−Rの場合に
も、書込まれているデータが誤って消去される恐れもな
い。
【0020】請求項2記載の光電検出センサは、対象光
ディスクに向けて光ビームを出射する発光素子と、対象
光ディスクで反射した回折光を受光する受光素子と、対
象光ディスクで反射した回折光が光軸を変換して前記受
光素子で受光されるようにする、回折格子やプリズムア
レイ等の光軸変換素子と、前記受光素子で受光した回折
光の受光領域から前記対象光ディスクがDVDかCDか
を判別する種類判別手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0021】請求項2に記載の光電検出センサにあって
は、光軸変換素子によって、受光軸を変換して投受光軸
間距離を小さくすることができるので、光電検出センサ
を小型化することができる。
【0022】請求項3記載の実施態様は、請求項1又は
2記載の光電検出センサにおいて、さらに、前記受光素
子で受光した回折光の受光位置から前記対象光ディスク
の傾きを検出する傾き検出手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0023】請求項3記載の光電検出センサにあって
は、対象光ディスクが傾くと、当該対象光ディスクで反
射した回折光の受光位置が変化するので、その受光位置
から対象光ディスクの傾きを検出することができる。
【0024】請求項4に記載の実施態様は、請求項1記
載の光電検出センサにおいて、前記傾き検出手段が対象
光ディスクの傾き検出に用いる回折光は、0次回折光で
あることを特徴としている。
【0025】請求項4に記載の光電検出センサにあって
は、0次回折光の受光位置は、対象光デイスクの種類に
よって変化しないので、対象光デイスクがDVDであっ
てもCDであっても対象光ディスクの傾きを検出するこ
とができる。
【0026】請求項5に記載の実施態様は、請求項1又
は2記載の光電検出センサにおいて、対象光ディスクに
よる0次回折光を受光する第1の受光素子と、対象光デ
ィスクのうちCDによる1次回折光を受光する第2の受
光素子とを備え、前記種類判別手段は、前記第1及び第
2の受光素子の各受光量の大小から前記対象光ディスク
がCD−ROMかCD−Rかを判別するものであること
を特徴としている。
【0027】CD−ROMとCD−Rとでは、同じ方向
に0次回折光と1次回折光とが生じるが、その回折効率
の大小関係が逆になる光波長領域が存在するので、この
関係を利用することにより、CD−ROMとCD−Rと
を判別することができる。
【0028】従って、本発明の光電検出センサによれ
ば、CD−ROMとCD−RとDVDを速やかに判別す
ることができるといった優れた特徴がある。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図6、図7及び図8は本発明の一実
施形態による光ディスク種類判別装置(光電検出セン
サ)21であって、この光ディスク種類判別装置21に
よれば、DVD、CD−ROM、CD−Rを判別でき、
さらにDVDのトラック方向における傾き(反り)を検
出することができる。以下、この光ディスク種類判別装
置21を説明する。
【0030】この光ディスク種類判別装置21は、発光
素子22、投光レンズ(直径1mm)23、受光レンズ
24(直径1mm)、2分割受光素子25、回折格子2
6、受光素子27から構成されており、ケーシング21
a内に納められている。発光素子22としては、発光波
長が800nm以下(特に好ましくは、約630nm)
の発光ダイオード(LED)を用いているが、光ディス
クの記録層4,2に影響を与えない程度に発光パワーが
小さく、光ディスクのトラックピッチの数倍のビーム径
を有する半導体レーザー素子(LD)を用いてもよい。
2分割受光素子25とは、2分割フォトダイオードのよ
うに受光面が2つに分割されていて各受光面25a,2
5bで独立に受光量を検出することができるものであっ
て、回折格子26による0次回折光r0の対象光ディス
クによる0次回折光R0の集光位置に配置されている。
また、2分割受光素子25の受光面25a,25bは、
光ディスクのトラック方向で2つに分割されるように配
置されている。また、受光素子27もフォトダイオード
が用いられており、回折格子26による1次回折光r1
のCD−ROM及びCD−Rによる1次回折光R1の集
光位置に配置されている。この光ディスク種類判別装置
21は、光ディスクプレーヤーや光ディスクドライブ装
置などにおいて、光ディスクの近傍(光ディスクの表面
から1.4mmの距離)に配置されている。
【0031】図9は光ディスク種類判別装置21の構成
を示す図であって、投光系と受光系を有している。投光
系は、発光素子22、回折格子26、投光レンズ23及
び発光素子駆動回路22aからなり、発光素子駆動回路
22aを駆動すると、発光素子22から出射された光ビ
ームrは投光レンズ23でコリメートされ、回折格子2
6によって、発光素子22の投光軸方向の0次回折光r
0と、投光軸方向から傾いた方向の1次回折光r1に分離
され、対象光ディスクに照射される。回折格子26によ
る0次回折光r0と1次回折光r1のスポットの径は、D
VD及びCDのトラックピッチP,pの数倍以上となっ
ている。DVD及びCDのピット6,5は、トラック方
向においては、それぞれp=0.74μm及びP=1.6
μmのトラックピッチで配列しているから、ここに回折
格子26による0次回折光r0を照射すると、それぞ
れ、ピット5,6で反射した光とピット5,6外で反射
した光とが干渉し、0次回折光R0や1次回折光、2次
回折光(以下、それぞれ0次光、1次光、2次光とい
う)などを生じる。同様に、回折格子26の1次回折光
1に対しても、0次光、1次光R1、2次光などを生じ
る。
【0032】図10は波長0.6328μmの光をDV
D、CD−ROM及びCD−Rに垂直照射した場合の回
折角[度]と回折効率[%]との関係を測定した結果を
示す図である。図10においては、CD−ROM、CD
−R及びDVDに垂直に入射した光の0次光が回折角0
度の方向に、CD−ROM及びCD−Rによる1次光が
回折角約23度の方向に、CD−ROM及びCD−Rに
よる2次光が回折角約52度の方向に生じ、DVDによ
る1次光が約58度の方向に生じている。
【0033】対象光ディスクによる0次光においては、
CD−ROM、DVD及びCD−Rの順に回折効率が高
くなっている。また、CD−ROMの1次光とCD−R
の1次光とでは、CD−Rの1次光の方が回折効率が高
く、CD−ROMの2次光とCD−Rの2次光とでも、
CD−Rの2次光の方が回折効率が高くなっている。
【0034】ここで、CD−ROM及びCD−Rの0次
光とCD−ROM及びCD−Rの1次光とを比較する
と、0次光ではCD−Rの回折効率よりもCD−ROM
の回折効率が高く、1次光ではCD−ROMの回折効率
よりもCD−Rの回折効率が高くなっている。従って、
CD−ROM及びCD−Rの1次光の回折効率に重み
(>1)を付け、1次光の回折効率が0次光の回折効率
とほぼ同程度となるようにすれば、CD−ROMの場合
には、0次光の回折効率が1次光の回折効率よりも大き
くなるようにすることができ、CD−Rの場合には、1
次光の回折効率が0次光の回折効率よりも大きくなるよ
うにすることができる。よって、1次光に適当な重みを
付けた後、0次光の回折効率と1次光の回折効率の大小
を比較することによってCD−ROMとCD−Rとを判
別することができる。
【0035】このような回折効率の特性は、光ディスク
の種類によってピットの深さや詳細な構造の違いに由来
するものであると考えられるが、このような特性は光波
長が約800nm以下、特に約630nm付近で特徴的
な現象である。
【0036】この実施形態においては、発光素子22及
び投光レンズ23から出射されるコリメート光rを対象
光ディスクに対してθ5=約5度の角度傾けて照射して
いる。また、DVD、CDの記録層4,2で反射した0
次光R0を受光する方向(入射角θ6=約5度)に受光レ
ンズ24と2分割受光素子25を配置し、CDの記録層
2で反射した1次光R1を受光する位置に受光素子27
を配置している。
【0037】発光素子22から出射した光ビームrを投
光レンズ23でコリメートして、そのまま対象光ディス
クに垂直入射させた場合、図11に示す光ディスク種類
判別装置39のように、記録層で回折した光ビームrの
1次光R1は0次光R0に対して傾いた方向に回折するの
で、対象光ディスクによる0次光R0と1次光R1の光デ
ィスク種類判別装置39への入射位置が互いに離れてし
まう。従って、0次光R0と1次光R1を別々に受光する
ために受光レンズ24を複数用いたり、受光レンズ24
の設置スペースを広くしたりする必要があり、光ディス
ク種類判別装置39が大きくなる。これに対し、対象光
ディスクに出射される光ビームrを2方向の光に分割
し、一方の光を他方の光に対して適切な角度傾ければ、
一方の光の対象光ディスクによる0次光と、他方の光の
CDによる1次光の、光ディスク種類判別装置21への
入射位置を近づける(もしくは一致させる)ことができ
る。
【0038】そこで、本実施形態の光ディスク種類判別
装置21にあっては、図6及び図7、図8に示すよう
に、投光レンズ23の前方に回折格子26が配置されて
おり、回折格子26によって発光素子22から出射され
た光ビームrを2方向の回折光r 0,r1に分離するよう
になっている。回折格子26の回折角は、回折格子26
による0次光r0のCDによる0次光R0と、回折格子2
6による1次光r1のCDによる1次光R1が受光レンズ
24のほぼ中心を通るように、設計されている。すなわ
ち、この回折格子26により、対象光ディスクに出射さ
れる光ビームrを2方向の回折光r0,r1に分離し、対
象光ディスクによる一次光R1及び0次光R0を受光レン
ズ24のレンズ中心に入射させている。これによって、
受光レンズの数や受光レンズの設置スペースを縮小して
光ディスク種類判別装置21を小型化することができ
る。
【0039】光ディスク種類判別装置21の受光系は、
図9に示すように、受光レンズ24、2分割受光素子2
5、受光素子27、増幅回路30,31,32、加算回
路33、差分回路37、重み付け部34,35、種類判
別部36及び傾き検出部38からなる。受光レンズ24
を通して2分割受光素子25の各受光面25a,25b
で0次光R0が受光されると、各受光面25a,25b
からは各受光量に応じた光電流I1,I2が流れる。この
光電流I1,I2は増幅回路30,31で増幅されると共
に電圧信号V1,V2に変換された後、加算回路33で和
1+V2を演算される。
【0040】受光レンズ24及び2分割受光素子25
は、対象光デイスク(DVD、CD−ROM、CD−
R)による0次光R0が受光レンズ24により2分割受
光素子25の受光面25a,25b上に集光され、か
つ、受光レンズ24を通過したCDによる1次光R1
2分割受光素子25に入射しないように配置されてい
る。特に、2分割受光素子25は、その受光面25a,
25b間の境界部分に対象光ディスクによる0次光R0
が集光するように配置するのが好ましい。
【0041】受光レンズ24を通して受光素子27で1
次光R1が受光されると、受光素子27からは受光量に
応じた光電流I3が流れる。この光電流I3は増幅回路3
2で増幅されると共に電圧信号V3に変換される。
【0042】加算回路33の出力V1+V2と増幅回路3
2の出力V3とは、重み付け部34,35によってそれ
ぞれ異なる重み付けをされた後、種類判別部36におい
て比較される。なお、重み付け部34,35は、増幅回
路により信号電圧を定数倍するものでもよく、ソフト的
処理によって信号を定数倍するものでもよい。
【0043】例えば、重み付け部34,35により、出
力V1+V2と出力V3とがm:n=b:2aで重み付け
されたとすると、光ディスクの種類によって、種類判別
部36に入力される信号の大きさ(比)は表1に示すよ
うになる。ここで、a及びbは、回折格子26による0
次光の回折効率と1次光の回折効率との比である。
【0044】
【表1】
【0045】対象光ディスクがDVDである場合には、
図6に示すように、DVDで反射された0次光R0が2
分割受光素子25に入射し、受光素子27は受光しない
ので、種類判別部36には、2分割受光素子25側から
の信号m(V1+V2)だけが入力され、受光素子27側
からは信号が入力されない。これに対し、対象光ディス
クがCD−ROM又はCD−Rである場合には、図7に
示すように、CD−ROM及びCD−Rで反射された0
次光R0が2分割受光素子25に入射すると共に1次光
1が受光素子27に入射するので、種類判別部36に
は、2分割受光素子25側からの信号m(V1+V2)と
受光素子27側からの信号nV3が入力される。従っ
て、種類判別部36は、受光素子27側からの信号nV
3の有無によって対象光ディスクがDVDであるか、あ
るいはCD−ROM又はCD−Rであるかを判別するこ
とができる。
【0046】また、種類判別部36が2分割受光素子2
5側の信号m(V1+V2)と受光素子27側からの信号
nV3を受光している場合には、種類判別部36は両信
号の大小を比較し、 m(V1+V2) > nV3 の場合には、CD−ROMであると判断し、 m(V1+V2) < nV3 の場合には、CD−Rであると判断する。
【0047】また、2つの増幅回路30,31から出力
された電圧信号V1,V2は、差分回路37により差V1
−V2を演算される。出射光としてはコリメート光rの
回折格子26による0次光r0と1次光r1が用いられて
おり、DVD、CD−ROM又はCD−Rがトラック方
向で傾くと、図8に示すように、DVD、CD−ROM
又はCD−Rで反射した0次光R0の受光レンズ24へ
の入射角が変化するので、入射角の変化に応じて2分割
受光素子25の受光面25a,25b上への光の照射位
置が変化し、2つの受光面25a,25bにおける受光
量の比が変化する。一方、DVDの面ぶれ(記録層2,
4の平行移動)によっては、2分割受光素子25上への
照射位置は変化しない。従って、傾き検出部38は、こ
の電圧信号の差V1−V2の値から、DVD、CD−RO
M又はCD−Rの傾きを求めることができ、その判別結
果を傾き検出信号として出力する。そして、DVD、C
D−ROM又はCD−Rの傾きを検出すると、光ピック
アップはその傾きに応じて位置及び姿勢を調整される。
【0048】なお、DVD等の傾き検出には、差分回路
37から出力される信号V1−V2と加算回路33から出
力される信号V1+V2との比(V1−V2)/(V1
2)を用いてもよい。あるいは、差分回路37を用い
ることなく、直接増幅器の出力比V1/V2を演算してD
VD等の傾き検出を行なってもよい。
【0049】また、上記実施形態では、受光素子として
2分割フォトダイオードのような2分割受光素子25を
用いているが、2つの個別な受光素子やPSD(Positi
on Sensitive Device)のような光位置検出素子を用い
てもよい。
【0050】(第2の実施形態)図12及び図13は本
発明の別な実施形態による光ディスク種類判別装置41
である。この光ディスク種類判別装置41にあっては、
対象光ディスクによる0次光R0及び1次光R1の集光位
置を近づけて受光素子の設置スペースを縮小するため、
受光レンズ42の前方に回折格子43が設けられてお
り、受光素子が1つの3分割受光素子44で構成されて
いる。この光ディスク種類判別装置41によれば、3分
割受光素子44からの3つの出力に基づいて、DVD
と、CD−ROMと、CD−Rを判別できる。
【0051】回折格子43及び受光レンズ42は、対象
光ディスクによる0次光R0及び1次光R1が入射するよ
うに面積が広くなっており、受光レンズ42に入射した
対象光ディスクによる0次光R0の回折格子43による
0次光R0′と、CD−ROM及びCD−Rによる1次
光R1の回折格子43による1次光R1′を互いに近い位
置に集光するようになっている。
【0052】3分割受光素子44は、受光レンズ42に
よって集光されるCD−ROM又はCD−Rによる1次
光R1の回折格子43による1次光R1′を受光面44c
で受光し、対象光ディスクによる0次光の回折格子43
による0次光R0′を受光面44a,44bで受光する
ようになっている。また、DVDによる1次光R1の回
折格子43による1次光R1′を3分割受光素子44の
受光面44cで受光しないようになっている。
【0053】図14はこの光ディスク種類判別装置41
の構成を示す機能ブロック図である。この光ディスク種
類判別装置41にあっては、受光面44a,44b及び
44cから出力された光電流I1,I2及びI3は増幅器
30,31及び32で増幅され、電圧信号V1,V2及び
3が出力される。このうち電圧信号V1及びV2が加算
回路33に出力され、加算回路33の出力V1+V2及び
増幅記32の出力V3が割算回路45に出力される。割
算回路45は種類判別部36にV3/(V1+V2)を出
力する。
【0054】ここで、種類判別部36はV3/(V1+V
2)が所定のしきい値Vth1以下であれば対象光ディスク
がDVDであると判断し、しきい値Vth1以上であれば
対象光ディスクがCDであると判断できる。さらに、対
象光ディスクがCDであると判断した場合は、別のしき
い値Vth2(>Vth1)と比較する。V3/(V1+V2
がしきい値Vth2よりも小さければCD−ROMである
と判断し、しきい値Vt h2よりも大きければCD−Rで
あると判断できる。従って、種類判別部36は、割算回
路45からの出力V3/(V1+V2)を2つのしきい値
th1及びVth2と比較し、この値V3/(V1+V2)が
th1よりも小さければDVDであると判断し、Vth1
3/(V1+V2)<Vth2であれば、CD−ROMであ
ると判断し、V3/(V1+V2)がVth2よりも大きけれ
ばCD−Rであると判断する。従って、この実施形態に
よれば、割算回路45の出力を2つのしきい値Vth1
びVt h2と比較することによって簡単に光ディスクの種
類判別を行うことができる。
【0055】このように、受光側に回折格子43を設け
ることによって、対象光ディスクによる0次光R0とC
Dによる1次光R1の集光位置を近づけ、DVD、CD
−ROM、CD−Rの3種類の光ディスクを判別するた
めの3つの出力V1,V2,V3を1つの3分割受光素子
44によって得ることができ、受光系を小型化して光デ
ィスク種類判別装置41のセンササイズを小さくするこ
とができる。
【0056】なお、上記実施形態では、受光素子として
3分割フォトダイオードのような3分割受光素子を用い
ているが、3つの個別な受光素子を用いてもよい。
【0057】(第3の実施形態)図15及び図16は本
発明のさらに別な実施形態による光ディスク種類判別装
置51である。この光ディスク種類判別装置51にあっ
ては、投光レンズ23の前方及び受光レンズ24の前方
にそれぞれ回折格子26,43が設けられている。
【0058】投光レンズ23側の回折格子26は、第1
の実施形態と同様に、対象光ディスクによる0次光R0
とCD−ROM及びCD−Rによる1次光R1の受光レ
ンズ24への入射位置を近づけ、受光レンズ24及び受
光レンズ24側の回折格子43を小さくして受光光学系
を小型化するために設けられている。回折格子26は、
発光素子22から出射された光を0次光r0と1次光r1
に分離し、0次光r0に対する1次光r1の傾き(回折
角)を適宜設計することによって、回折格子26による
1次光r1のCD−ROM及びCD−Rによる1次光R1
と、回折格子26による0次光r0の対象光ディスクに
よる0次光R0の受光レンズ24への入射位置を接近さ
せるようになっている。
【0059】受光レンズ24側の回折格子43は、第2
の実施形態と同様に、対象光ディスクによる0次光R0
とCD−ROM及びCD−Rによる1次光R1の集光位
置を近づけ、受光素子44の設置スペースを小さくして
受光光学系を小型化するために設けられている。そし
て、回折格子26による0次光r0の対象光ディスクに
よる0次光R0の回折格子43による0次光R0′と、回
折格子26による1次光r1のCD−ROM及びCD−
Rによる1次光R1の回折格子による1次光R1′を互い
に近い位置に集光するようになっている。
【0060】図17はこの光ディスク種類判別装置51
の構成を示す機能ブロック図である。この光ディスク種
類判別装置41にあっては、受光面44a,44b及び
44cから出力された光電流I1,I2及びI3は増幅器
30,31及び32で増幅され、電圧信号V1,V2及び
3が出力される。このうち電圧信号V1及びV2が加算
回路33に出力され、加算回路33から種類判別部36
へ電圧信号V1+V2が出力される。一方、増幅回路32
の出力V3も種類判別部36へ出力される。種類判別部
36は両出力V1+V2とV3の大小関係を比較すること
により光ディスクがDVDであるか、CDであるかを判
断する。
【0061】さらに、対象光ディスクがCDであると判
断した場合、種類判別部36は、V3/V1+V2を演算
し、しきい値Wthと比較し、割算回路45の出力V3
1+V2がしきい値Wthよりも小さければCD−ROM
であると判断し、大きければCD−Rであると判断す
る。
【0062】このように、投光レンズ23側と受光レン
ズ24側の両方に回折格子26,43を設け、回折格子
26によって光軸を曲げることによって、光ディスク種
類判別装置51のさらなる小型化が実現できる。
【0063】(第4の実施形態)図18、図19及び図
20は本発明のさらに別な実施形態による光ディスク種
類判別装置61であって、この光ディスク種類判別装置
61によれば、DVDとCD(CD−ROM、CD−
R)を判別でき、さらにDVDのトラック方向における
傾き(反り)を検出することができる。以下、この光デ
ィスク種類判別装置61を説明する。
【0064】この光ディスク種類判別装置61は、発光
素子22、投光レンズ23、受光レンズ24、2分割受
光素子25から構成されており、ケーシング21a内に
納められている。
【0065】図21は光ディスク種類判別装置61の構
成を示す図であって、投光系と受光系を有している。投
光系は、発光素子22、投光レンズ23及び発光素子駆
動回路22aからなり、発光素子駆動回路22aを駆動
すると、発光素子22から出射された光は投光レンズ2
3でコリメートされ、光ディスクに照射される。回折格
子26による1次光r1のスポット径は、DVD及びC
Dのトラックピッチp,Pの数倍以上となっている。D
VD及びCDのピット6,5は、トラック方向において
は、それぞれp=0.74μm及びP=1.6μmのトラ
ックピッチで配列しているから、ここに回折格子26に
よる1次光r1を照射すると、ピット5,6で反射した
光とピット5,6外で反射した光とが干渉し、0次回折
光R0や1次回折光R1、2次回折光R2などを生じる。
【0066】受光レンズ24及び2分割受光素子25
は、DVDで反射された1次光R1が受光レンズ24に
より2分割受光素子25の受光面25a,25b上に集
光され、かつ、CD(CD−ROM及びCD−R)で反
射した光(特に、DVDの1次光R1に接近しているC
D−ROM及びCD−Rの2次光R2)が受光レンズ2
4を通過して2分割受光素子25に入射しないように配
置されている。特に、2分割受光素子25は、その受光
面25a,25b間の境界部分にDVDで反射した1次
光R1が集光するように配置するのが好ましい。
【0067】回折格子26は、投光レンズ23の前方に
配置され、回折格子26による1次光r1のDVDによ
る1次光R1を光ディスク種類判別装置61の投光レン
ズ23の近傍に入射させるようになっている。これによ
って、投光軸を垂直にした状態で投受光軸間距離を短く
して、センサの小型化を実現している。
【0068】このように、投光側に回折格子26を設け
ることによって、投光軸をケーシング21aの上面に対
して垂直にして投光光学系を小型化し、光ディスク種類
判別装置61のセンササイズを小さくすることができ
る。
【0069】光ディスク種類判別装置61の受光系は、
図21に示すように、受光レンズ24、2分割受光素子
25、増幅回路30,31,加算回路33、差分回路3
7、種類判別部36及び傾き検出部38からなる。受光
レンズ24を通して2分割受光素子25の各受光面25
a,25bで回折光が受光されると、各受光面25a,
25bからは各受光量に応じた光電流I1,I2が流れ
る。この光電流I1,I2は増幅回路30,31で増幅さ
れると共に電圧信号V1,V2に変換された後、加算回路
33で和V1+V2を演算される。
【0070】対象光ディスクがDVDである場合には、
図18に示すように、DVDで反射された1次光R1
2分割受光素子25に入射するので、加算回路33の出
力V1+V2が大きくなる。これに対し、対象光ディスク
がCDである場合には、図19に示すように、CDで反
射された2次光R2は2分割受光素子25に入射しない
ので、加算回路33の出力V1+V2は変化しない。従っ
て、種類判別部36は、この電圧信号の和V1+V2を所
定のしきい値Vthと比較することにより、DVDである
か、あるいはCDであるかを判別することができ、その
判別結果を種類判別信号として出力する。
【0071】また、2つの増幅回路30,31から出力
された電圧信号V1,V2は、差分回路37により差V1
−V2を演算される。DVDがトラック方向で傾くと、
図20に示すように、DVDで反射した1次光R1の受
光レンズ24への入射角が変化するので、入射角の変化
に応じて2分割受光素子25の受光面25a,25b上
への光の照射位置が変化し、2つの受光面25a,25
bにおける受光量の比が変化する。一方、DVDの面ぶ
れ(記録層4の平行移動)によっては、2分割受光素子
25上への照射位置は変化しない。従って、傾き検出部
33は、この電圧信号の差V1−V2の値から、DVDの
傾きを求めることができ、その判別結果を傾き検出信号
として出力する。そして、DVDの傾きが検出される
と、光ピックアップはDVDの傾きに応じて位置及び姿
勢を調整される。
【0072】なお、DVDの傾き検出には、差分回路3
7から出力される信号V1−V2と加算回路32から出力
される信号V1+V2との比(V1−V2)/(V1+V2
を用いてもよい。あるいは、差分回路37を用いること
なく、直接増幅器30,31の出力比V1/V2を演算し
てDVDの傾き検出を行なってもよい。
【0073】ここで、発光素子22から出射される光の
波長としては、800nm以上が好ましい。特に、93
0nmの光が好ましい。その理由は次のとおりである。
いま、DVDの傾きの許容角度が±2度、CDの傾きの
許容角度も±2度であるとすると、DVDの1次光R1
とCDの2次光R2の回折角は互いに4度以上隔たって
いる必要がある。そのためには、光の波長は800nm
以上とする必要があるためである。
【0074】なお、上記実施形態では、受光素子として
2分割フォトダイオードのような2分割受光素子を用い
ているが、2つの個別な受光素子やPSD(Position S
ensitive Device)のような光位置検出素子を用いても
よい。
【0075】(第5の実施形態)図22及び図23は本
発明のさらに別な実施形態による光ディスク種類判別装
置71である。この光ディスク種類判別装置71にあっ
ては、DVDによる1次光R1をケーシング21aの上
面に対して垂直入射させて受光素子の設置スペースを縮
小するため、受光レンズ24の前方に回折格子43が設
けられている。この光ディスク種類判別装置71によれ
ば、2分割受光素子25からの2つの出力に基づいて、
DVDとCDを判別できる。
【0076】回折格子43は、DVDの1次光R1が入
射する位置に配置されており、DVDによる1次光R1
の回折格子43による1次光R1′をケーシング21a
の上面に対して垂直入射させるようになっている。ま
た、DVDによる1次光R1の回折格子43による1次
光R1′の集光位置から離れた位置に、CDによる2次
光R2の回折格子43による1次光R2′が集光されるよ
うになっている。
【0077】2分割受光素子25は、受光レンズ24に
よって集光されるCD−ROM又はDVDによる1次光
1の回折格子43による1次光R1′を受光面25a,
25bcで受光し、検出領域をできるだけ小さくしてC
Dによる2次光R2の回折格子43による1次光R2′を
受光しないようになっている。
【0078】このように、受光側に回折格子43を設け
ることによって、受光軸を垂直にして受光光学系を小型
化することができ、光ディスク種類判別装置71のセン
ササイズを小さくすることができる。
【0079】なお、上記実施形態では、受光素子として
2分割フォトダイオードのような2分割受光素子を用い
ているが、2つの個別な受光素子を用いてもよい。
【0080】(第6の実施形態)図24及び図25は本
発明のさらに別な実施形態による光ディスク種類判別装
置81である。この光ディスク種類判別装置81にあっ
ては、第4の実施形態による光ディスク種類判別装置に
おいて、受光レンズ24の前方にも回折格子43が設け
られている。
【0081】投光レンズ23側の回折格子26は、投光
レンズ23によってコリメートされた光ビームrを回折
し、回折格子26による1次光r1のDVDによる1次
光R1を投光レンズ23の近傍に入射させるようになっ
ている。
【0082】受光側の回折格子43は、第5の実施形態
と同様に、回折格子26による1次光r1のDVDによ
る1次光R1が入射するようになっており、DVDによ
る1次光R1の回折格子43による1次光R1′をケーシ
ング21aの上面に対して垂直入射させるようになって
いる。
【0083】このように、受光側と投光側にそれぞれ回
折格子26,43を設けることによって、投受光軸を垂
直にした状態で投光レンズと受光レンズの距離を短くす
ることができ、さらなる光ディスク種類判別装置81の
小型化が実現できる。
【0084】(第7の実施形態)図26及び図27は本
発明のさらに別な実施形態による光ディスク種類判別装
置91を示す概略断面図である。この光ディスク種類判
別装置91においては、受光素子として3分割された受
光面44a,44b,44cを有する3分割フォトダイ
オードのような3分割受光素子44を用いており、DV
Dで反射した1次光R1がその2つの受光面44a,4
4bで受光され、CDで反射した2次光R2が残りの1
つの受光面42cで受光されるように3分割受光素子4
4が配置されている。
【0085】しかして、対象光ディスクがDVDである
場合には、図26に示すように、DVDで反射した1次
光R1が2つの受光面44a,44bで受光され、対象
光ディスクがCDである場合には、図27に示すよう
に、CDで反射された2次光R2が受光面44cで受光
されるように、3分割受光素子44が配置されている。
さらに、通常のDVDのトラック方向における傾きによ
っては、DVDで反射した1次光R1は、2つの受光面
44a,44b間で移動し、各受光面44a,44bで
受光する受光量が変化するようになっている。
【0086】図28はこの光ディスク種類判別装置91
の構成を示す機能ブロック図である。この光ディスク種
類判別装置91にあっては、第1と第2の受光面44
a,44bから出力された光電流I1,I2は増幅器3
0,31で増幅され、増幅器30,31から出力された
電圧信号V1,V2が加算回路33で演算されてV1+V2
が出力され、一方、第3の受光面44cから出射された
光電流I3は増幅器32で増幅され、加算回路33から
の出力V1+V2と増幅器32からの出力V3との差V1
2−V3が差分回路92で演算される。種類判別部36
は、差分回路92の出力V1+V2−V3が所定のしきい
値Vth以上であれば対象光ディスクがDVDであると判
断し、差分回路92の出力V1+V2−V3がしきい値Vt
h以下であれば対象光ディスクがCDであると判断す
る。
【0087】また、2つの受光面44a,44bから出
力され増幅器30,31で増幅された電圧信号V1,V2
の差V1−V2が差分回路37で演算される。傾き検出部
38は、この差分回路37の出力V1−V2の値から、D
VDの傾きを求めることができ、その判別結果を傾き検
出信号として出力する。そして、DVDの傾きが検出さ
れると、光ピックアップはDVDの傾きに応じて位置及
び姿勢を調整される。
【0088】回折格子26は、投光レンズ23によって
コリメートされた光ビームrを回折し、回折格子26に
よる1次光の対象光ディスクによる1次光R1を光ディ
スク種類判別装置91の投光レンズ23の近傍に入射さ
せるようになっている。
【0089】このように、投光側に回折格子26を設け
ることによって、投光軸を垂直にした状態で投受光軸間
距離を短くすることができ、光ディスク種類判別装置9
1のセンササイズを小さくすることができる。
【0090】なお、上記実施形態では、受光素子として
3分割フォトダイオードのような3分割受光素子を用い
ているが、3つの個別な受光素子を用いてもよい。ある
いは、2分割受光素子(又はPSD)と通常の(受光面
が1つの)受光素子を用いてもよい。
【0091】この実施形態では、DVDの1次光R1
けでなく、CDの2次光R2も受光するようにしている
ので、光ディスクの種類判別において、CDの検出確度
を向上させることができる。
【0092】なお、CDからの2次光R2の受光領域に
おいても、受光面を2つにすれば、CDの傾き検出も可
能になる。また、この実施形態でも、信号の差V1+V2
−V3の代りに、商(V1+V2)/V3を用いてもよい。
【0093】(第8の実施形態)図29及び図30は本
発明のさらに別な実施形態による光ディスク種類判別装
置101である。この光ディスク種類判別装置101に
あっては、DVDによる1次光R1を垂直入射させて受
光光学系を小型化するため、受光レンズ24の前方に回
折格子43が設けられている。
【0094】回折格子43は、DVDによる1次光が入
射する位置に配置されており、DVDによる1次光の回
折格子43による1次光R1′をケーシング21aの上
面に垂直入射させるようになっている。また、DVDに
よる1次光の回折格子43による1次光R1′の集光位
置に接近した位置に、CDによる2次光の回折格子43
による回折光R2′を集光し、受光素子44の受光面4
4cで受光するようになっている。
【0095】3分割受光素子44は、受光レンズ24に
よって集光されるDVDによる2次光の回折格子43に
よる1次光R1′を受光面44a,44bで受光し、C
Dによる2次光の回折格子43による回折光R2′を受
光面44cで受光するようになっている。
【0096】このように、受光側に回折格子43を設け
ることによって、受光軸を垂直にして受光光学系を小型
化でき、光ディスク種類判別装置101のセンササイズ
を小さくすることができる。
【0097】なお、上記実施形態では、受光素子として
3分割フォトダイオードのような3分割受光素子を用い
ているが、3つの個別な受光素子を用いてもよい。
【0098】(第9の実施形態)図31及び図32は本
発明の別な実施形態による光ディスク種類判別装置11
1である。この光ディスク種類判別装置111にあって
は、第7の実施形態において、受光レンズ24の前方に
も回折格子43が設けられている。
【0099】投光レンズ23側の回折格子26は、第7
の実施形態と同様に、投光レンズ23によってコリメー
トされた光ビームrを回折し、回折格子26による1次
光r1のDVDによる1次光R1をケーシング21aの上
面に対して垂直入射させるようになっている。
【0100】受光側の回折格子43は、回折格子26に
よる1次光r1のDVDによる1次光R1が入射するよう
になっており、DVDによる1次光R1の回折格子43
による1次光R1′と、CDによる2次光R2の回折格子
26による1次光R2′をケーシング21aの上面に対
して垂直入射させるようになっている。
【0101】このように、受光側と投光側にそれぞれ回
折格子26,43を設けることによって、投受光軸を垂
直にした状態で投光レンズと受光レンズの距離を短くす
ることができ、さらなる光ディスク種類判別装置の小型
化が実現できる。
【0102】(その他)上記各実施形態においては、い
ずれも光軸変換素子としては回折格子を用いていた。し
かし、回折格子の作製が困難な場合には、図33に示す
ようなプリズムアレイ122を用いてもよい。図35に
示すようなプリズム126を光軸変換素子として用いる
ことも理論的には可能であるが、プリズム126は大き
くて光センサ等を小型化できなくなるので、実際には使
用困難である。しかも、プリズム126を用いた場合に
は、図36に示すように、プリズム126の実装位置の
誤差によりスポット光Sの位置もずれる恐れがある。
【0103】また、光軸変換素子としては、例えば図3
4に示すように、平凸レンズ124の平面側に回折格子
125を形成して回折格子と投光レンズ又は受光レンズ
を一体化した素子123を用いてもよい。このような回
折格子125とレンズ124の一体化素子123を用い
れば、部品点数を削減でき、光センサ等の小型化と低コ
スト化に寄与する。
【0104】また、図37(a)に示すようにプリズム
126を用いて光を2光路に分離させることも可能であ
る。しかし、この場合でも、図37(a)のプリズム1
26では、プリズム126と発光素子22及び投光レン
ズ23の配置がずれると、図37(b)に示すように、
プリズム126によって分割された光ビームα,βのス
ポットS0,S1に位置ずれが生じる恐れがある。
【0105】これに対し、図38(a)に示すような、
プリズムアレイ127の場合には、プリズムアレイ12
7の位置がずれても、微細なパターンが変化するだけで
光ビームα,βのスポットS0,S1にはずれが生じな
い。
【0106】同様に、図39(a)に示すような、回折
格子128の場合にも、回折格子128の位置がずれて
も、微細なパターンが変化するだけで光ビームα,βの
スポットS0,S1にはずれが生じない。
【0107】よって、光軸変換素子としては、回折格子
やプリズムアレイが好ましい。プリズムの場合には、理
論的には可能であるが、上記の理由によって実際上は使
用が困難である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はCDのトラック方向における一部破断
した断面図、(b)はCDのピットパターンを示す図で
ある。
【図2】(a)はDVDのトラック方向における一部破
断した断面図、(b)はDVDのピットパターンを示す
図である。
【図3】(a)(b)はDVDとCDの読み取りを切り
替える従来方法を示す図である。
【図4】(a)(b)はDVDとCDを読み取る別な従
来方法を示す図である。
【図5】(a)(b)はDVDとCDの読み取りを切り
換えるさらに別な従来方法を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態による光ディスク種類判別
装置によりDVDを検出している状態を示す、トラック
方向における概略断面図である。
【図7】同上の光ディスク種類判別装置によりCD−R
OM又はCD−Rを検出している状態を示す、トラック
方向における概略断面図である。
【図8】同上の光ディスク種類判別装置によりDVDの
傾きを検出している状態を示す、トラック方向における
概略断面図である。
【図9】同上の光ディスク種類判別装置の構成を示す機
能ブロック図である。
【図10】DVD、CD−ROM及びCD−Rの回折角
と回折効率との関係を示す図である。
【図11】比較のための光ディスク種類判別装置の構成
を示す、トラック方向における概略断面図である。
【図12】本発明の別な実施形態による光ディスク種類
判別装置によりDVDを検出している状態を示す、トラ
ック方向における概略断面図である。
【図13】同上の光ディスク種類判別装置によりCD−
ROM又はCD−Rを検出している状態を示す、トラッ
ク方向における概略断面図である。
【図14】同上の光ディスク種類判別装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図15】本発明のさらに別な実施形態による光ディス
ク種類判別装置によりDVDを検出している状態を示
す、トラック方向における概略断面図である。
【図16】同上の光ディスク種類判別装置によりCD−
ROM又はCD−Rを検出している状態を示す、トラッ
ク方向における概略断面図である。
【図17】同上の光ディスク種類判別装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図18】本発明のさらに別な実施形態による光ディス
ク種類判別装置によりDVDを検出している状態を示
す、トラック方向における概略断面図である。
【図19】同上の光ディスク種類判別装置によりCDを
検出している状態を示す、トラック方向における概略断
面図である。
【図20】同上の光ディスク種類判別装置によりDVD
の傾きを検出している状態を示す、トラック方向におけ
る概略断面図である。
【図21】同上の光ディスク種類判別装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図22】本発明のさらに別な実施形態による光ディス
ク種類判別装置によりDVDを検出している状態を示
す、トラック方向における概略断面図である。
【図23】同上の光ディスク種類判別装置によりCDを
検出している状態を示す、トラック方向における概略断
面図である。
【図24】本発明のさらに別な実施形態による光ディス
ク種類判別装置によりDVDを検出している状態を示
す、トラック方向における概略断面図である。
【図25】同上の光ディスク種類判別装置によりCDを
検出している状態を示す、トラック方向における概略断
面図である。
【図26】本発明のさらに別な実施形態による光ディス
ク種類判別装置によりDVDを検出している状態を示
す、トラック方向における概略断面図である。
【図27】同上の光ディスク種類判別装置によりCDを
検出している状態を示す、トラック方向における概略断
面図である。
【図28】同上の光ディスク種類判別装置の構成を示す
機能ブロック図である。
【図29】本発明のさらに別な実施形態による光ディス
ク種類判別装置によりDVDを検出している状態を示
す、トラック方向における概略断面図である。
【図30】同上の光ディスク種類判別装置によりCDを
検出している状態を示す、トラック方向における概略断
面図である。
【図31】本発明のさらに別な実施形態による光ディス
ク種類判別装置によりDVDを検出している状態を示
す、トラック方向における概略断面図である。
【図32】同上の光ディスク種類判別装置によりCDを
検出している状態を示す、トラック方向における概略断
面図である。
【図33】プリズムアレイの一例を示す側面図である。
【図34】レンズに一体化されたプリズムアレイを示す
側面図である。
【図35】プリズムを示す側面図である。
【図36】プリズムの位置誤差によってずれの生じた光
ビームのスポットを示す図である。
【図37】(a)はプリズムが光ビームを分割している
様子を示す説明図であり、(b)はプリズムによって分
割された光ビームのスポットを示す図である。
【図38】(a)はプリズムアレイが光ビームを分割し
ている様子を示す説明図であり、(b)はプリズムアレ
イによって分割された光ビームのスポットを示す図であ
る。
【図39】(a)は回折格子が光ビームを回折している
様子を示す説明図であり、(b)は回折格子によって回
折された0次光と1次光のスポットを示す図である。
【符号の説明】
2 CDの記録層 4 DVDの記録層 22 発光素子 23 投光レンズ 24,42 受光レンズ 25 2分割受光素子 25a,25b 2分割受光素子の受光面 26,43 回折格子 27 受光素子 33 加算回路 34,35 重み付け部 37,92 差分回路 36 種類判別部 38 傾き検出部 44 3分割受光素子 44a,44b,44c 3分割受光素子の受光面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象光ディスクに向けて光ビームを出射
    する発光素子と、 前記発光素子から出射された光が光軸を変換して対象光
    ディスクに照射されるようにする、回折格子やプリズム
    アレイ等の光軸変換素子と、 対象光ディスクで反射した回折光を受光する受光素子
    と、 前記受光素子で受光した回折光の受光領域から前記対象
    光ディスクがDVDかCDかを判別する種類判別手段
    と、 前記受光素子で受光した回折光の受光位置から前記対象
    光ディスクの傾きを検出する傾き検出手段と、を備えた
    ことを特徴とする光電検出センサ。
  2. 【請求項2】 対象光ディスクに向けて光ビームを出射
    する発光素子と、対象光ディスクで反射した回折光を受
    光する受光素子と、 対象光ディスクで反射した回折光が光軸を変換して前記
    受光素子で受光されるようにする、回折格子やプリズム
    アレイ等の光軸変換素子と、 前記受光素子で受光した回折光の受光領域から前記対象
    光ディスクがDVDかCDかを判別する種類判別手段
    と、を備えたことを特徴とする光電検出センサ。
  3. 【請求項3】 さらに、前記受光素子で受光した回折光
    の受光位置から前記対象光ディスクの傾きを検出する傾
    き検出手段を備えたことを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の光電検出センサ。
  4. 【請求項4】 前記傾き検出手段が対象光ディスクの傾
    き検出に用いる回折光は、0次回折光であることを特徴
    とする、請求項1に記載の光電検出センサ。
  5. 【請求項5】 対象光ディスクによる0次回折光を受光
    する第1の受光素子と、対象光ディスクのうちCDによ
    る1次回折光を受光する第2の受光素子とを備え、 前記種類判別手段は、前記第1及び第2の受光素子の各
    受光量の大小から前記対象光ディスクがCD−ROMか
    CD−Rかを判別するものであることを特徴とする、請
    求項1又は2に記載の光電検出センサ。
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