JPH10153358A - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JPH10153358A
JPH10153358A JP9119653A JP11965397A JPH10153358A JP H10153358 A JPH10153358 A JP H10153358A JP 9119653 A JP9119653 A JP 9119653A JP 11965397 A JP11965397 A JP 11965397A JP H10153358 A JPH10153358 A JP H10153358A
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plates
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heat exchanger
tube
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定行 神谷
Keiichi Yoshii
桂一 吉井
Taiichi Aikawa
泰一 相川
Tomohiko Nakamura
友彦 中村
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
    • F28D1/0408Multi-circuit heat exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat exchangers for more than two fluids
    • F28D1/0461Combination of different types of heat exchanger, e.g. radiator combined with tube-and-shell heat exchanger; Arrangement of conduits for heat exchange between at least two media and for heat exchange between at least one medium and the large body of fluid

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブを金属薄板の積層構造により形成す
る積層型熱交換器において、最外側のコルゲートフィン
部分での伝熱性能を向上させるとともに、熱交換器組付
構造の剛性を向上させる。 【解決手段】 金属薄板積層方向の両端部に位置するコ
ルゲートフィン7の外側に、この両端部のフィン7と接
合されるサイドプレート9、11、およびこのサイドプ
レート9、11に接合されるエンドプレート10、12
を配置し、このサイドプレートとエンドプレートとによ
り、チューブ2内の冷媒通路2a、2bと連通する冷媒
通路13〜15を形成する。両端部のコルゲートフィン
7の熱は、チューブ2内の冷媒および冷媒通路13〜1
5内の冷媒の両方に吸熱されるため、両端部のコルゲー
トフィン7における伝熱性能を向上でき、しかも、サイ
ドプレートとエンドプレートとにより熱交換器組付構造
の剛性を増大できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体通路としてのチ
ューブを金属薄板の積層構造により形成する積層型熱交
換器に関するもので、自動車用空調装置の冷凍サイクル
の冷媒蒸発器として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の積層型熱交換器として、
実開平7−12778号公報に記載されたものがあり、
この公報記載のものでは、チューブ構成用の金属薄板を
多数枚積層するとともに、各チューブの間にコルゲート
フィンを介在し、さらに、積層方向の両端部に位置する
金属薄板には、コルゲートフィンを介して、サイドプレ
ートを接合する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報の
ものでは、最外側のコルゲートフィンは、その波形状の
一方の面のみでチューブに接合され、他方の面はサイド
プレートに接合されているので、他方の面では流体(冷
媒)との間の伝熱が行われない。そのため、この最外側
のコルゲートフィン部分での伝熱性能が低下するという
問題がある。
【0004】また、上記公報のものでは、熱交換器組付
構造の剛性の向上策については特に提案されていない。
それ故、熱交換器の一体ろう付けに際しては、ろう付け
時の組付姿勢の保持のために特別の治具を必要とし、熱
交換器の製造コストを高くしている。本発明は上記点に
鑑みてなされたもので、熱交換部のチューブを金属薄板
の積層構造により形成する積層型熱交換器において、最
外側のフィン部分での伝熱性能を向上させるとともに、
熱交換器組付構造の剛性を向上させることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1〜6記載の発明では、熱交換部(3)のチ
ューブ(2)相互の間に介在されるフィン(7)のう
ち、金属薄板(4)の積層方向の両端部に位置するフィ
ン(7)の外側に、この両端部のフィン(7)と接合さ
れるサイドプレート(9、11)、およびこのサイドプ
レート(9、11)に接合されるエンドプレート(1
0、12)を配置し、このサイドプレート(9、11)
とエンドプレート(10、12)とにより、チューブ
(2)内の流体通路(2a、2b)と連通する流体通路
(13、14、15)を形成することを特徴としてい
る。
【0006】この構成によれば、金属薄板積層方向の両
端部のフィン(7)の更に外側にも、サイドプレート
(9、11)とエンドプレート(10、12)から構成
される流体通路(13、14、15)が存在するから、
上記両端部のフィン(7)の熱は、チューブ(2)内の
流体および上記流体通路(13、14、15)内の流体
の両方に伝熱されため、両端部のフィン(7)における
伝熱性能を向上できる。
【0007】しかも、上記両端部のフィン(7)の更に
外側にサイドプレート9、11とエンドプレート10、
12との張り合わせ構造を配置しているから、この両プ
レートの張り合わせ構造により熱交換器組付構造の剛性
を増大できる。また、請求項2記載の発明では、エンド
プレート(10、12)には、その長手方向に並列に延
びる複数の張出部(10a、12a)を一体成形し、こ
の複数の張出部(10a、12a)とサイドプレート
(9、11)との間の空間により流体通路(13、1
5)を形成することを特徴としている。
【0008】これにより、エンドプレート(10、1
2)の断面係数(断面2次モーメント)を、単純な平板
形状に比して、大幅に増大でき、熱交換器組付構造の剛
性をより効果的に増大できる。さらに、請求項5記載の
発明では、エンドプレート(10、12)およびサイド
プレート(9、11)の板厚を金属薄板(4)の板厚よ
り大きくしているから、この厚肉化により、断面係数
(断面2次モーメント)をより一層、増大させることが
できる。
【0009】本発明によると、上記のように、金属薄板
積層方向の両端部に、サイドプレート(9、11)とエ
ンドプレート(10、12)の張り合わせ構造(冷媒通
路13、14、15部分)を配置することにより、熱交
換器組付構造の剛性を大幅に向上できるため、熱交換器
の一体ろう付けに際しては、金属薄板(4)の積層方向
に延びるワイヤー(60、61)を直接、熱交換器組付
体の全周にわたって巻いて締めつけることが可能とな
る。
【0010】そして、このワイヤー(60、61)の締
めつけにより、熱交換器(1)の組付姿勢を保持するこ
とができるため、従来使用されていた治具を廃止するこ
とができ、熱交換器(1)の製造コストを低減できる。
また、請求項3記載の発明では、エンドプレート(1
0、12)のうち、長手方向の両端部近傍に、複数の張
出部(10a、12a)の間に、この複数の張出部(1
0a、12a)より打ち出し高さの低い張出部(10
d、12d)を一体成形することを特徴としている。
【0011】このような2種の張出部(10a、12
a)、(10d、12d)の組み合わせからなる断面形
状とすることにより、エンドプレート(10、12)の
長手方向両端部にねじれ応力が発生するのを抑制して、
熱交換器耐圧強度の向上を図ることができる。また、請
求項4記載の発明では、エンドプレート(10、12)
のうち、長手方向の両端部近傍に、1つの連続した椀状
のタンク部(10e、12e)を形成し、このタンク部
(10e、12e)に複数の張出部(10a、12a)
を連結することを特徴としている。
【0012】このような1つの連続した椀状のタンク部
(10e、12e)からなる断面形状とすることによ
り、請求項3と同様に、ねじれ応力の発生を抑制して、
熱交換器耐圧強度の向上を図ることができる。また、請
求項7記載の発明では、エンドプレート(10)とサイ
ドプレート(9)との間に形成される流体通路(14、
15)に対して、流体を入出させるジョイント部材
(8)を備え、このジョイント部材(8)をエンドプレ
ート(10)の張出部(10a′、10c)に接合する
とともに、サイドプレート(9)のうち、ジョイント部
材(8)の裏側に対応する部位に、エンドプレート(1
0)と反対側に突出する張出部(9h)を形成したこと
を特徴としている。
【0013】ジョイント部材(8)の裏側に対応する部
位にエンドプレート(10)と接合されない比較的広面
積の領域がサイドプレート(9)に存在して、耐圧強度
低下の原因となるが、請求項7によると、サイドプレー
ト(9)に形成した張出部(9h)が補強リブとなり、
断面係数を増大するので、サイドプレート(9)の剛性
を高め、必要な耐圧強度を確保できる。
【0014】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項1〜7記載の熱交換器を低コストで良好に製造できる
方法を提供できる。さらに、請求項9記載の発明では、
チューブ(2)内を流れる冷媒と前記チューブ(2)の
外部を流れる空気とを熱交換させる冷媒蒸発器(1)
と、この冷媒蒸発器(1)を収容するユニットケース
(70)とを備える空調用クーリングユニットにおい
て、エンドプレート(10、12)に、その長手方向に
並列に延びる複数の張出部(10a、12a)を一体成
形し、この複数の張出部(10a、12a)とサイドプ
レート(9、11)との間の空間により、チューブ
(2)内の冷媒通路(2a、2b)と連通する冷媒通路
(13、14、15)を形成するとともに、前記複数の
張出部(10a、12a)の間に形成される溝部(10
d、12c)が嵌合される位置決め用リブ(71)を前
記ユニットケース(70)の内壁面に備え、溝部(10
d、12c)と位置決め用リブ(71)が嵌合した状態
で、冷媒蒸発器(1)をユニットケース(70)内に収
容することを特徴としている。
【0015】この構成によれば、クーリングユニットの
組付時に、溝部(10d、12c)と位置決め用リブ
(71)との嵌合により、冷媒蒸発器(1)の組付のガ
イド作用が得られる。従って、冷媒蒸発器(1)の側面
部に組付用ガイド部を特別に設置することなく、冷媒蒸
発器(1)のユニットケース(70)内への挿入作業を
容易に行うことができる。
【0016】しかも、溝部(10d、12c)と位置決
め用リブ(71)との嵌合により、冷媒蒸発器(1)の
側面部を通過する風洩れも良好に防止できる。さらに、
冷媒通路形成用の複数の張出部間に位置する溝部自体を
利用して、組付のガイド作用を得ているから、特別の組
付用ガイド部を設置する場合に比して、冷媒蒸発器
(1)の熱交換部面積を増大できるという利点がある。
【0017】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1〜図8は本発明蒸発器を自動車用
空調装置の冷凍サイクルにおける冷媒蒸発器に適用した
第1実施形態を示している。
【0019】図1、図2は蒸発器1の全体構成を示して
おり、蒸発器1は図1、2の上下方向を上下にして、図
示しない自動車用空調装置のクーリングユニットケース
内に設置される。蒸発器1の左右方向の一端側(右端
側)には配管ジョイント8が配設され、この配管ジョイ
ント8の入口パイプ8aには、図示しない温度作動式膨
張弁(減圧手段)の出口側配管が連結され、この膨張弁
で減圧され膨張した低温低圧の気液2相冷媒が流入する
ようになっている。
【0020】この蒸発器1は、多数のチューブ2を並列
配置し、このチューブ2内の冷媒通路を流れる冷媒とチ
ューブ2の外部を流れる空調用送風空気とを熱交換させ
る熱交換部3を備えている。図中、矢印Aは送風空気の
流れ方向を示す。上記チューブ2は、図3に示す金属薄
板4の積層構造により形成されており、以下この積層構
造の概略を説明すると、熱交換部3では、金属薄板4と
して、例えば、アルミニュウム心材(A3000番系の
材料)の両面にろう材(A4000番系の材料)をクラ
ッドした両面クラッド材(板厚:0.4〜0.6mm程
度)を用い、この両面クラッド材を図3に示す所定形状
に成形して、これを2枚1組として多数組積層した上
で、ろう付けにより接合することにより多数のチューブ
2を並列に形成する。
【0021】従って、各チューブ2は、金属薄板4を2
枚1組として最中合わせの状態に接合することにより形
成されており、そして、各チューブ2の内部には風上側
の冷媒通路2aと風下側の冷媒通路2bが、金属薄板長
手方向に沿って平行に形成される。図3に示す金属薄板
4はチューブ2の大部分を構成する基本の薄板であり、
その上下両端部には、上記冷媒通路2a相互の間、冷媒
通路2b相互の間をそれぞれ連通させる連通穴41、4
2を持った入口タンク部43、44、および連通穴4
5、46を持った出口タンク部47、48が2個づつ並
んで形成されている。これらのタンク部43、44、4
7、48はそれぞれ金属薄板4の外方側へ突出する楕円
筒状の突出部にて形成されている。
【0022】そして、入口タンク部43、44の断面積
は、本例では、出口タンク部47、48の断面積より小
さく設定してある。49は風上側の冷媒通路2aと風下
側の冷媒通路2bとを仕切るセンターリブであり、本例
では冷媒通路2aと冷媒通路2bとを同一幅寸法となる
ように仕切っている。チューブ2を構成する2枚の金属
薄板4の外周部にはその全周にわたって外周縁リブ55
がそれぞれ同一高さで打ち出し成形されており、この外
周縁リブ55同志を接合するようになっている。
【0023】なお、チューブ2内の風上側の冷媒通路2
aおよび風下側の冷媒通路2b内にはそれぞれ波形状に
成形されたインナーフィン(図示せず)を配設して、冷
媒側の伝熱性能を向上させるとともに、チューブ2の通
路厚み方向をインナーフィンにより補強して、耐圧強度
を高めている。このインナーフィンもアルミニュウム合
金、例えばA3003のような、ろう材をクラッドして
ないアルミニュウムベア材にて成形され、チューブ2を
構成する金属薄板4の内壁面に接合される。
【0024】また、熱交換部3において、隣接するチュ
ーブ2の外面側相互の間隙にコルゲートフィン(フィン
手段)7を接合して空気側の伝熱面積の増大を図ってい
る。このコルゲートフィン7はA3003のような、ろ
う材をクラッドしてないアルミニュウムベア材にて波形
状に成形されている。熱交換部3の金属薄板積層方向の
一端部(図1の左端部、図2では右端部)に位置する金
属薄板からなるサイドプレート9およびこれに接合され
るエンドプレート10、さらに金属薄板積層方向の他端
部(図1の右端部、図2では左端部)に位置する金属薄
板からなるサイドプレート11およびこれに接合される
エンドプレート12も、本例では、上記金属薄板4と同
様に両面クラッド材から成形されている。但し、これら
の板材9、10、11、12は強度確保のため、上記金
属薄板4より厚肉、例えば1.0〜1.6mm程度の板
厚にしてある。
【0025】エンドプレート10、12は、図4、5に
示すように、外方側へ突出する複数の張出部10a、1
2aを有している。この張出部10a、12aは、図5
の例では断面矩形状に成形されており、エンドプレート
10、12の長手方向に沿って並列に成形されている。
そして、この張出部10a、12aとサイドプレート
9、11の平坦面との間に形成される空間により、冷媒
通路(流体通路)13、15が形成される。この冷媒通
路(流体通路)13、15の具体的役割については、図
6により後述する。
【0026】一方、複数の張出部10a、12aの間に
は帯状に延びる接合部10b、12bが形成され、この
接合部10b、12bは、サイドプレート9、11の平
坦面に当接し、サイドプレート9、11に接合される。
図2左端部のサイドプレート11の上下の端部には、そ
れぞれタンク部11a、タンク部11bが形成されてお
り、この両タンク部11a、11bはサイドプレート1
1の幅方向に沿って延びる細長の1つの椀状部から形成
されており、かつ、タンク部11aには連通穴11c
が、また、タンク部11bには連通穴11dがそれぞれ
開口形成されている。
【0027】張出部12aにより構成される冷媒通路1
3の下端部はサイドプレート11の下端部のタンク部1
1bの連通穴11dを介して、図3の金属薄板4の下端
部の入口タンク44の連通穴42と連通する。また、冷
媒通路13の上端部はサイドプレート11の上端部のタ
ンク部11aの連通穴11cを介して、図3の金属薄板
4の上端部の出口タンク47の連通穴45と連通する。
【0028】図1左端部のサイドプレート9は上記図2
左端部のサイドプレート11と略同一形状であるので、
詳細な説明は省略する。また、図1左端部のエンドプレ
ート10は、図1に示すように、配管ジョイント8の下
方側に上記張出部10aが形成され、また、配管ジョイ
ント8の上方側に別の張出部10cが形成されている。
この別の張出部10cは上記張出部10aとは異なり、
1つの椀状部から形成されている。
【0029】張出部10cと張出部10aとの間は、冷
媒通路的には分断されている。そして、張出部10cの
内側と図1左端部のサイドプレート9の出口タンク部9
aとの間に形成される空間により冷媒通路14(図6、
および後述の図27、28参照)を形成している。この
冷媒通路14は、サイドプレート9の出口タンク9aの
連通穴9c(後述の図27、28参照)を介して金属薄
板4の上側出口タンク47の連通穴45と連通するとと
もに、配管ジョイント8の冷媒出口パイプ8bに連通す
る。下側の張出部10aにより構成される冷媒通路15
の上端部は、配管ジョイント8の冷媒入口パイプ8aに
連通し、冷媒通路15の下端部は、サイドプレート9の
入口タンク9bの連通穴(図示せず)を介して金属薄板
4の下側入口タンク44の連通穴42に連通する。
【0030】ここで、サイドプレート9の出口タンク9
aおよび入口タンク9bの形状は図1に明瞭に図示して
ないが、サイドプレート11の上下のタンク部11a、
11bと同様の形状である。すなわち、出口タンク9a
は後述の図27、28に示すように外方側へ突出する楕
円筒状であり、入口タンク9bも同様な楕円筒状であ
る。
【0031】なお、配管ジョイント8は例えば、A60
00番系のアルミニュウムベア材にて冷媒入口パイプ8
aと冷媒出口パイプ8bを一体成形してあり、この両パ
イプ8a、8bの通路端部をエンドプレート10の張出
部10a、10cに形成された筒状開口部10f、10
g(後述の図27、28参照)に嵌合してろう付けして
いる。この配管ジョイント8の冷媒入口パイプ8aに
は、前述した通り図示しない膨張弁の出口側冷媒配管が
連結され、一方、冷媒出口パイプ8bには、蒸発器1で
蒸発したガス冷媒を圧縮機(図示せず)へ吸入させる圧
縮機吸入配管が連結される。
【0032】図6は蒸発器1内における冷媒通路の構成
を示す概要図であり、図2の図示状態に対応して作成し
てある。金属薄板4の下側入口タンク44の途中および
上側出口タンク47の途中に、それぞれ仕切り部51、
52を設けている。一方の仕切り部51は、金属薄板と
して、図3に示す下側入口タンク44の連通穴42を閉
塞したものを用いることにより形成できる。また、他方
の仕切り部52は、金属薄板として、図3に示す上側出
口タンク47の連通穴45を閉塞したものを用いること
により形成できる。
【0033】上記仕切り部51、52の配置により、金
属薄板4の下側入口タンク44を第1入口タンク部aと
第2入口タンク部bとに仕切るとともに、金属薄板4の
上側出口タンク47を第1出口タンク部cと第2出口タ
ンク部dとに仕切ることができる。以上により、蒸発器
1内を冷媒が次の経路により流れる。すなわち、冷媒
は、冷媒入口パイプ8a→冷媒通路15→下側入口タン
ク44の第1入口タンク部a→チューブ2の冷媒通路2
b→上側入口タンク43→チューブ2の冷媒通路2b→
下側入口タンク44の第2入口タンク部b→冷媒通路1
3→上側出口タンク47の第1出口タンク部c→チュー
ブ2の冷媒通路2a→下側出口タンク48→チューブ2
の冷媒通路2a→上側出口タンク47の第2出口タンク
部d→冷媒通路14→冷媒出口パイプ8bの経路で流れ
る。
【0034】このように、冷媒経路を構成することによ
り、矢印A方向に流れる空気の蒸発器吹出空気温度を熱
交換部3の全域にわって均一化できる。また、上記した
蒸発器構成によれば、金属薄板4の積層方向の両端部に
位置するコルゲートフィン7の更に外側にも、サイドプ
レート9、11とエンドプレート10、12から構成さ
れる冷媒通路13、14、15を構成しているから、こ
の積層方向両端部のコルゲートフィン7の熱は、図7に
示すように、チューブ2内の冷媒および冷媒通路13、
14、15内の冷媒の両方に吸熱されため、両端部のコ
ルゲートフィン7における伝熱性能を向上できる。
【0035】また、上記冷媒通路13、15を構成する
ために、最外側のコルゲートフィン7の更に外側にサイ
ドプレート9、11とエンドプレート10、12との張
り合わせ構造を配置しているから、この両プレートの張
り合わせ構造により蒸発器組付構造の剛性を増大でき
る。しかも、エンドプレート10、12に、図5に示す
ような多数の矩形状断面の張出部10a、12aを一体
成形しているから、単純な平板形状に比して、エンドプ
レート10、12の断面係数(断面2次モーメント)が
大幅に増大する。さらに、サイドプレート9、11とエ
ンドプレート10、12は、チューブ2構成用の金属薄
板4よりも厚肉にして、断面係数(断面2次モーメン
ト)をより一層、増加させている。
【0036】この結果、金属薄板4の積層方向の両端部
に位置する、サイドプレート9、11とエンドプレート
10、12の張り合わせ構造(冷媒通路13、14、1
5部分)によって、蒸発器組付構造の剛性を大幅に向上
できる。この剛性の大幅向上により、蒸発器製造上、次
のような効果が得られる。本実施形態の冷媒蒸発器の製
造方法を簡単に説明すると、最初に、金属薄板4、コル
ゲートフィン7、サイドプレート9、11、およびエン
ドプレート10、12を積層し、さらに、配管ジョイン
ト8をエンドプレート10に組付けて、図1、2に示す
所定の熱交換器構造に組付ける。
【0037】次に、金属薄板4の積層方向に延びるワイ
ヤー60、61によりエンドプレート10、12の外側
から熱交換器構造の組付体を締めつけて、この組付体の
組付姿勢を保持する。次に、この組付姿勢を保持した状
態で、ろう付け炉(真空ろう付け炉)内に組付体を搬入
し、このろう付け炉内にて、組付体をアルミニュウム両
面クラッド材のろう材の融点まで加熱して、組付体各部
の接合箇所を一体ろう付け(真空ろう付け)する。これ
により、蒸発器1全体の組付を完了する。
【0038】ところで、従来のものでは、サイドプレー
ト9、11とエンドプレート10、12との張り合わせ
構造(冷媒通路13、14、15部分)を持っていない
ため、上記製造方法において、蒸発器組付体のろう付け
時の組付姿勢を保持するために、通常は、図8に示すよ
うに、組付体Xの金属薄板積層方向の両端部に縦治具
Y、Yを配置するとともに、この縦治具Y、Yに対して
コの字形状の横治具Z、Zを嵌着して、組付体Xに金属
薄板積層方向の加圧力を加えることにより、所定の組付
状態を保持するようにしている。
【0039】しかし、この方法によると、縦治具Y、Y
および横治具Z、Zを装着するための工数が増えるとと
もに、これら治具Y、Zは高耐熱性の金属で製作する必
要があるので、製作コストが高くつく。それ故、蒸発器
製造コストの低減のために、上記治具Y、Zの廃止が望
まれている。これに反し、本実施形態においては、金属
薄板4の積層方向の両端部に、サイドプレート9、11
とエンドプレート10、12の張り合わせ構造(冷媒通
路13、14、15部分)を配置することにより、蒸発
器組付体の剛性を大幅に向上できるため、蒸発器1の一
体ろう付けに際しては、図1、2に示すように、金属薄
板4の積層方向に延びるワイヤー60、61を直接、蒸
発器組付体の全周にわたって巻いて締めつけることが可
能となる。
【0040】そして、このワイヤー60、61の締めつ
けにより、蒸発器1の組付姿勢を保持することができる
ため、図8に示す縦治具Y、Yおよび横治具Z、Zを廃
止することができ、蒸発器1の製造コストを低減でき
る。なお、ワイヤー60、61は、ステンレス等の耐熱
金属で製作することが好ましい。 (第2〜第6実施形態)本発明は上記した第1実施形態
に限定されることなく、種々変形可能である。例えば、
エンドプレート10、12の張出部10a、12aの断
面形状は、冷媒の流通抵抗の増大を回避し得るだけの流
路面積を確保できるとともに、ワイヤー60、61の締
めつけによる締めつけ荷重に耐え得るだけの断面係数
(断面2次モーメント)を確保できるものであれば、ど
のようなものでもよい。
【0041】具体的には、張出部10a、12aの断面
形状を図9の第2実施形態に示すように、円弧状にした
り、図10の第3実施形態に示すように、台形状にして
もよい。さらに、エンドプレート10、12の中央部の
剛性向上のために、図11の第4実施形態に示すよう
に、中央部の張出部10a、12aの断面形状を両側部
より拡大したり、あるいは、図12の第5実施形態に示
すように、中央部の張出部10a、12aの長さを両側
部より長くしてもよい。
【0042】また、図13に示す第6実施形態は、冷媒
蒸発器1を内蔵する空調用クーリングユニットにおい
て、冷媒蒸発器1と、これを収容するユニットケース7
0との組付構造に関するもので、図13の例では、エン
ドプレート10、12の複数の張出部10a、12aの
間に形成される凹状の溝部10d、12c(接合部10
b、12bと同じ部位に位置する)が嵌合される位置決
め用リブ71を、樹脂製のユニットケース70の内壁面
に一体成形している。
【0043】そして、溝部10d、12cと位置決め用
リブ71が嵌合した状態で、冷媒蒸発器1をユニットケ
ース70内に収容するようにしたものである。なお、図
13では、冷媒蒸発器1の金属薄板積層方向の一端部の
みを示しているが、金属薄板積層方向の他端部も、同様
に、溝部10d、12cと位置決め用リブ71との嵌合
組付構造が採用されていることはもちろんである。
【0044】図13の組付構成によれば、クーリングユ
ニットの組付時に、溝部10d、12cと位置決め用リ
ブ71との嵌合により、冷媒蒸発器1の組付のガイド作
用が得られる。従って、冷媒蒸発器1の側面部に組付用
ガイド部を特別に設置することなく、冷媒蒸発器1のユ
ニットケース70内への挿入作業を容易に行うことがで
きる。しかも、溝部10d、12cと位置決め用リブ7
1との嵌合により、冷媒蒸発器1の側面部を通過する風
洩れも良好に防止できる。
【0045】さらに、冷媒通路形成用の複数の張出部1
0a、12a間に位置する溝部10d、12c自体を利
用して、蒸発器組付のガイド作用を得ているから、特別
の組付用ガイド部を設置する場合に比して、冷媒蒸発器
1の熱交換部面積を増大できるという利点がある。図1
3の第6実施形態における、溝部10d、12cと位置
決め用リブ71との嵌合構造は、図14、15のごとく
変形してもよい。
【0046】すなわち、図14は、複数の張出部10
a、12a間の接合部10b、12bを廃止して、冷媒
通路13、15を複数に分割せずに、1つに繋がった構
造にした第7実施形態である。図15は、エンドプレー
ト10、12の複数の張出部10a、12aに対応し
て、サイドプレート9、11にも、同様の張出部9c、
11eを一体成形して、複数に分割された冷媒通路1
3、15を形成した第8実施形態である。
【0047】図14、15の例においても、複数の張出
部10a、12aの間の溝部10d、12cと位置決め
用リブ71との嵌合により、図13の例と同様の作用効
果を発揮できる。また、複数の張出部10a、12aの
間の溝部10d、12cは、多数設ける必要はなく、少
なくとも1つあればよい。また、溝部10d、12cは
エンドプレート10、12の長手方向に沿って連続させ
る必要はなく、エンドプレート10、12の長手方向の
間に部分的に溝部10d、12cを形成してもよい。 (第9実施形態)第9実施形態は、エンドプレート1
0、12の両端部分における耐圧強度向上のための改良
構造に関するものである。
【0048】上記した図1〜図13に示す第1〜第6実
施形態においては、エンドプレート10、12に、外方
側へ突出する複数の張出部10a、12aをエンドプレ
ート10、12の長手方向に沿って並列に成形し、そし
て、この複数の張出部10a、12aの間の接合部10
b、12bをサイドプレート9、11の平坦面に当接
し、サイドプレート9、11に接合している。これによ
り、エンドプレート10、12とサイドプレート9、1
1との間に、1つに繋がった構造の冷媒通路13、15
を構成する場合(例えば、図14の第7実施形態)に比
して耐圧強度の上昇を図っている。
【0049】ところが、本発明者らが実際に実験検討し
てみると、エンドプレート10、12の両端部分の接合
面において、ろう材の剥がれによるろう付け破壊が発生
し、このことが製品の耐圧強度向上のボトルネックにな
っていることが分かった。まず、上記ろう付け破壊の原
因について説明すると、図16〜図18(a)は第1実
施形態の構成に基づく断面形状を示すもので、それぞれ
後述の図22(第9実施形態の冷媒蒸発器の側面図)に
おけるD−D断面、E−E断面、F−F断面に対応する
断面図である。図16に示すエンドプレート12の横断
面形状は、その長手方向に対して同じ形状になってお
り、サイドプレート11のタンク部11aの位置まで同
じ形状が続いている。
【0050】本発明者らは、このような断面形状におい
て耐圧強度の低下する理由を理論的に解明するため、エ
ンドプレート両端部分の接合面における断面形状と、破
壊部位に発生する応力との関係をFEM(有限要素法)
解析により求めたところ、図19(a)に示す結果を得
ることができた。図19(b)は図22のG−G断面に
対応する断面図であり、Z部は、エンドプレート12の
長手方向の両端部の接合面における破壊部位である。角
度θはこのZ部に対するエンドプレート張出部12aの
打ち出し角度である。そして、図19(a)の縦軸はZ
部の最大主応力比で、横軸は上記角度θである。ここ
で、最大主応力比とは、角度θ=90°のときのZ部最
大主応力に対する当該角度θでのZ部最大主応力との比
である。
【0051】本発明者らのFEM解析によれば、第1実
施形態の構成によると、図17のE−E断面形状として
図示される接合部12bは、打ち出し形状のない平坦形
状でZ部まで続いているので、角度θ=0の形状に相当
する。このE−E断面形状部では、図19(b)のG−
G断面形状(角度θ=79°に相当)からなる張出部1
2aに比較して、2.5倍程度の応力が発生することが
分かった。
【0052】このように、角度θ=0のE−E断面形状
部(接合部12b)に大きな応力が発生するのは次の理
由からである。すなわち、FEM解析において、蒸発器
内部への圧力付加時におけるエンドプレート12のZ部
変形モードに着目すると、角度θ=0のE−E断面形状
部では、エンドプレート12のZ部でサイドプレート1
1方向への変形が起こる。これに対し、G−G断面形状
部(張出部12a)では、エンドプレート12のZ部で
サイドプレート11から離れる方向(反対方向)への変
形が起こり、Z部にはねじれの応力が発生し、このため
に大きな応力が発生することが分かった。
【0053】そこで、第9実施形態では、このような耐
圧強度低下の原因に鑑みて、サイドプレート11の両端
のタンク部11a、11bに対向する、エンドプレート
両端近傍の部位では角度θ=0のE−E断面形状部を廃
止し、その代わりに、張出部12aより低い、所定の打
ち出し高さを有する張出部を形成するようにしたもので
ある。
【0054】すなわち、図18(b)および図20〜図
23は第9実施形態を示すもので、エンドプレート12
の両端近傍の部位(サイドプレート11の両端のタンク
部11a、11bに対向する部位)では、張出部12a
の間に、張出部12aより打ち出し高さの低い、所定高
さH(図23参照)を有する張出部12dを形成してい
る。
【0055】FEM解析によれば、エンドプレート両端
のZ部において張出部12aの間の谷間の部位でも、上
記張出部12dの形成によりサイドプレート11から離
れる方向への変形が起こることがわかった。つまり、エ
ンドプレート両端のZ部において張出部12aの部位と
張出部12dの部位でともにサイドプレート11から離
れる方向への変形が起こるため、ねじれ応力を大幅に低
減できることになる。
【0056】第9実施形態の具体的設計例としては、張
出部12dの打ち出し高さHをエンドプレート12の板
厚と同程度、具体的には、例えば、1.5mmとしてい
る。この打ち出し高さH=1、5mmの場合には、張出
部12dの角度θは図19(a)において48°とな
り、Z部の最大主応力比は約6割まで減少できる。従っ
て、角度θ=0のE−E断面形状部を形成する場合に比
して、第9実施形態では、エンドプレート両端部におけ
る耐圧強度を大幅に向上できることになる。
【0057】ここで、張出部12dの打ち出し高さHを
エンドプレート12の板厚と同程度とせず、張出部12
dを張出部12aと同方向に打ち出すのであるならば、
前記板厚程度よりも高くしてよいことはもちろんであ
る。また、図23の図示形状から理解されるように、上
記張出部12dの形成部位はサイドプレート11の両端
のタンク部11a、11bに対向して元来、非接合面と
なっているから、張出部12dを形成しても、エンドプ
レート12とサイドプレート11との接合面積が減少す
る恐れはない。
【0058】なお、反対側のエンドプレート10におい
ても、図20に示すように、配管ジョイント8を設けて
ない側の端部には、張出部10aより打ち出し高さの低
い、所定高さHの張出部10dを形成して、耐圧強度の
向上を図っている。図20において、9cはサイドプレ
ート9の下端部のタンク部9bの連通穴である。 (第10実施形態)第10実施形態は、第9実施形態と
同様に、エンドプレート両端部における耐圧強度向上の
ための改良構造に関するものである。第9実施形態では
張出部10a、12aの間に、張出部10a、12aよ
り打ち出し高さの低い、所定高さHの張出部10d、1
2dを形成しているが、第10実施形態では、図18
(c)および図24〜図26に示すように、エンドプレ
ート12の両端近傍の部位(サイドプレート11の両端
のタンク部11a、11bに対向する部位)に、張出部
12aを複数に分割して形成せずに、1つの連続した椀
状のタンク部12eを形成し、このタンク部12eの高
さKを張出部12aと同一とし、このタンク部12eに
複数の張出部12aを連結するようにしたものである。
【0059】この構成によれば、エンドプレート12の
長手方向の両端近傍は、前述のF−F断面形状(角度θ
=79°に相当)と同じJ−J断面形状(図26)のみ
で構成されることになり、エンドプレート両端部におけ
る耐圧強度を大幅に向上できる。なお、反対側のエンド
プレート10においても、図24に示すように、配管ジ
ョイント8を設けてない側の端部には、1つの連続した
椀状のタンク部10eを形成して、耐圧強度の向上を図
っている。
【0060】(第11実施形態)第11実施形態は、特
に、配管ジョイント8の接合部裏側の領域における耐圧
強度の向上を図るための改良構造に関するものである。
まず、最初に、配管ジョイント8の接合部裏側の領域に
おける耐圧強度低下の原因について説明する。
【0061】図27は本発明者らが実際に試作した試作
品における配管ジョイント8の接合部付近の構造を示す
もので、第11実施形態の検討前に、本発明者らが試作
検討したものである。図27の試作品ではエンドプレー
ト10の張出部10a、10c上に配管ジョイント8を
ろう付けにより接合しているが、配管ジョイント8の入
口パイプ8aの裏側部分Lの領域ではエンドプレート1
0の張出部10aが配管ジョイント8側に円形凸状に張
り出しているので、エンドプレート10とサイドプレー
ト9との接合が行われない。しかも、サイドプレート9
はタンク部9aを除く長手方向中央部分が平板状になっ
ているので、この平板状部は断面係数が小さく、剛性が
低い。
【0062】このように、サイドプレート9の剛性の低
い平板状部の領域Lがエンドプレート10と接合されな
いので、この領域Lの耐圧強度が低くなるという問題が
生じることが分かった。第11実施形態では、上記点に
鑑みて、配管ジョイント8の裏側部分Lの領域におけ
る、サイドプレート9の耐圧強度の向上を図るものであ
って、図28〜図30はこの耐圧強度向上のための具体
的構造を例示している。なお、図28の断面位置は図2
9のMーM矢視線、図30のNーN矢視線であり、図2
9はサイドプレート9を図28の右側からみた平面図で
あり、図30はエンドプレート10を図28の左側から
みた平面図である。
【0063】図29によりサイドプレート9の形態を説
明すると、サイドプレート9の端部近傍には連通穴9c
が開口している出口タンク部9aを形成するとともに、
この出口タンク部9aの側方に、楕円状の突出部9dを
形成している。この突出部9dは開口部のない凸形状で
あって、出口タンク部9aの側方部分の剛性を高めて、
サイドプレート9の接合面9eの平面度を高める役割を
果たす。
【0064】そして、サイドプレート9の長手方向にお
いて、出口タンク部9aおよび突出部9dより中央寄り
の部位に、三角状の突出部9f、9gが形成されてい
る。この突出部9f、9gも開口部のない凸形状であっ
て、前記中央寄りの部位の剛性を高めて、サイドプレー
ト9の接合面9eの平面度を高める役割を果たす。ま
た、図28に示すように、この三角状の突出部9f、9
gの形成によってコルゲートフィン7とサイドプレート
9との接合面積を増大することもできる。
【0065】サイドプレート9の長手方向において、三
角状の突出部9f、9gよりもさらに中央寄りの部位に
複数(本例では4本)の張出部9hが形成されている。
この張出部9hはエンドプレート10と反対側に突出す
るものであって、それぞれサイドプレート9の長手方向
に平行に延びる細長形状となっている。そして、この張
出部9hは、サイドプレート9の長手方向の他端部の入
口タンク部9bの手前の位置まで延びている。
【0066】三角状の突出部9f、9gと4本の張出部
9hの先端部との間に所定の幅を持つ接合面9eを形成
するため、4本の張出部9hのうち中央寄りの2本の張
出部9hの方が左右両側の2本の張出部9hよりも長さ
が長くなっている。なお、図29において、配管ジョイ
ント8の入口パイプ8aの位置を2点鎖線の円で図示し
ている。
【0067】次に、図30によりエンドプレート10の
形態を説明すると、エンドプレート10の端部近傍には
筒状開口部10gを持つ張出部10cを形成するととも
に、この張出部10cの側方に楕円状の突出部10hを
形成している。この突出部10hは開口部のない凸形状
であって、張出部10cの側方部分の剛性を高めて、エ
ンドプレート10の接合面10iの平面度を高める役割
を果たす。
【0068】なお、この接合面10iは、第1実施形態
において既に説明した4本の張出部10aの間に形成さ
れる接合部10bと同一高さの接合面である。接合部1
0bは、サイドプレート9の4本の張出部9hの間に形
成される接合面9eに接合される。図29において、接
合部10bの先端位置を張出部9hの間に形成される接
合面9eに破線にて図示してある。
【0069】図28、図30に示すように、4本の張出
部10aの先端部は1つの張出部として統合され、その
統合部は椀状の張出部10a′を形成し、この椀状の張
出部10a′の中央部に、配管ジョイント8の入口パイ
プ8aと嵌合される筒状開口部10fが形成されてい
る。また、エンドプレート10の端部近傍の張出部10
cおよび突出部10gと、張出部10aの先端統合部と
の間には、2つの三角形状を1つに繋げた形状からなる
貫通穴10jが打ち抜き形成されている。この貫通穴1
0jは、図28から理解されるように、サイドプレート
9の接合面9eを外気に露出させる役割を果たす。これ
により、熱交換器組付体を真空ろう付けする場合に、貫
通穴10jを通して接合面9eを真空引きすることがで
き、接合面9eを良好に真空ろう付けすることができ
る。
【0070】ところで、第11実施形態によると、配管
ジョイント8の入口パイプ8aの裏側の領域Lに対応す
る部位においても、サイドプレート9に張出部9hを形
成して、この領域Lでの断面係数を大きくし、サイドプ
レート9の剛性を高めることができる。従って、前述の
図27に示す試作品に比して、上記裏側領域Lにおける
耐圧強度を大幅に向上できる。この第11実施形態にお
いても、第1実施形態による特徴は何ら損なうことなく
発揮できる。 (他の実施形態)なお、サイドプレート9、11とエン
ドプレート10、12との間をろう付けするのに、前述
したクラッド材を用いる代わりに、サイドプレート9、
11とエンドプレート10、12との間に別体で形成さ
れたろう材を介在させて、ろう付けを行ってもよい。
【0071】また、本発明の要部は、金属薄板4の積層
方向の両端部に、サイドプレート9、11とエンドプレ
ート10、12とを配置して、この両プレートの間に冷
媒通路13、14、15を形成する構成にあるから、熱
交換部3における冷媒通路構成は図6に示す例に限定さ
れることなく、種々変更してもよいことはもちろんであ
る。
【0072】また、図3の金属薄板4では、センターリ
ブ49を金属薄板幅方向の中央に設定して、冷媒通路2
a、2bの幅を同一に設定することにより、この冷媒通
路2a、2b内に上記センターリブに対して左右対称と
なるインナーフィン(図示せず)を配設可能としている
が、上記センターリブを金属薄板幅方向の中央から左右
にずれた位置に設定してもよい。
【0073】また、冷媒通路2a、2b内にインナーフ
ィンを設ける代わりに、金属薄板4に適宜の形状からな
るリブ、あるいはディンプルを冷媒流れ方向に沿って形
成し、冷媒側の伝熱効率および耐圧強度の向上を図るる
ようにしてもよい。また、第11実施形態では、図28
に示すように配管ジョイント8の配設位置をサイドプレ
ート9のうち、出口タンク部9a側の端部に設定して、
配管ジョイント8の出口パイプ8bを出口タンク部9
a、エンドプレート10の張出部10cにラップする位
置に設定しているが、配管ジョイント8を図28の配設
位置より下方側にずらして、配管ジョイント8をエンド
プレート10の中央部に配設することも可能である。
【0074】この場合は、配管ジョイント8の入口パイ
プ8aの裏側領域だけでなく、出口パイプ8bの裏側領
域に対応する部位にも、サイドプレート9の張出部9h
を形成する。これにより、入口パイプ8aおよび出口パ
イプ8bの両方の裏側領域に対応する部位のサイドプレ
ート9の耐圧強度を向上できる。また、配管ジョイント
8の配設位置をサイドプレート9のうち、入口タンク部
9b側の端部に設定して、配管ジョイント8の入口パイ
プ8aを入口タンク部9bにラップする位置に設定して
本発明を実施することも可能である。この場合は、第1
1実施形態によるサイドプレート9の張出部9hを、配
管ジョイント8の出口パイプ8bの裏側領域に対応する
部位に形成することになる。
【0075】また、本発明は冷媒蒸発器に限定されるこ
となく、種々な流体の熱交換を行う積層型熱交換器一般
に広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す蒸発器の斜視図で
ある。
【図2】図1の蒸発器を空気流れ方向Aの反対側から見
た斜視図である。
【図3】図1の蒸発器に用いられるチューブ用の金属薄
板の正面図である。
【図4】図1、2のB部の拡大図である。
【図5】図1、2のC−C断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態における蒸発器の冷媒通
路構成を示す概略斜視図である。
【図7】図1、2の金属薄板積層方向の両端部の拡大図
である。
【図8】蒸発器のろう付け前の組付姿勢を治具により保
持する従来方法を示す概略図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示すエンドプレート張
出部の断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示すエンドプレート
張出部の断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示すエンドプレート
張出部のである。
【図12】本発明の第5実施形態を示すもので、長さの
異なる複数の張出部を設けたエンドプレートを示す部分
斜視図である。
【図13】本発明の第6実施形態における、空調用クー
リングユニットケースと冷媒蒸発器との組付構造を示す
部分断面図である。
【図14】本発明の第7実施形態による、エンドプレー
ト張出部の冷媒通路断面形状を示す断面図である。
【図15】本発明の第8実施形態による、エンドプレー
ト張出部の冷媒通路断面形状を示す断面図である。
【図16】図22のD−D断面図である。
【図17】図22のE−E断面に対応する、第1実施形
態の断面図である。
【図18】(a)は図22のF−F断面に対応する、第
1実施形態の断面図、(b)は図22のF−F断面図
で、第9実施形態による断面形状を示す。(c)は図2
5のI−I断面図で、第10実施形態による断面形状を
示す。
【図19】(a)はエンドプレート両端部における張出
部の打ち出し角度と応力との関係を示すグラフ、(b)
は図22のG−G断面に対応する、第1実施形態の断面
図である。
【図20】本発明の第9実施形態を示す蒸発器の左側面
図である。
【図21】本発明の第9実施形態を示す蒸発器の正面図
である。
【図22】本発明の第9実施形態を示す蒸発器の右側面
図である。
【図23】本発明の第9実施形態を示すもので、図22
のE−E断面図である。
【図24】本発明の第10実施形態を示す蒸発器の左側
面図である。
【図25】本発明の第10実施形態を示す蒸発器の右側
面図である。
【図26】図25のJ−J断面図である。
【図27】本発明の第11実施形態の案出の前提となる
試作品において配管ジョイント設置部の断面図である。
【図28】本発明の第11実施形態による配管ジョイン
ト設置部の断面図である。
【図29】本発明の第11実施形態におけるサイドプレ
ートの要部平面図である。
【図30】本発明の第11実施形態におけるエンドプレ
ートの要部平面図である。
【符号の説明】
1…蒸発器、2…チューブ、2a…風上側冷媒通路、2
b…風下側冷媒通路、3…熱交換部、4…金属薄板、7
…コルゲートフィン、8…配管ジョイント、8a…入口
パイプ、8b…出口パイプ、9、11…サイドプレー
ト、10、12…エンドプレート、10a、10c、1
0d、12a、12d…張出部、10d、12c…溝
部、10e、12e…タンク部、13、14、15…冷
媒通路、70…空調用クーリングユニットケース、71
…位置決め用リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 友彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ(2)内を流れる流体と前記チ
    ューブ(2)の外部を流れる流体とを熱交換させる熱交
    換部(3)を有し、 この熱交換部(3)のチューブ(2)を金属薄板(4)
    の積層構造により多数個並列形成するとともに、このチ
    ューブ(2)相互の間にフィン(7)を介在させ、 前記フィン(7)のうち、前記金属薄板(4)の積層方
    向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端
    部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、1
    1)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合さ
    れるエンドプレート(10、12)を配置し、 このサイドプレート(9、11)とエンドプレート(1
    0、12)とにより、前記チューブ(2)内の流体通路
    (2a、2b)と連通する流体通路(13、14、1
    5)を形成することを特徴とする積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記エンドプレート(10、12)に
    は、その長手方向に並列に延びる複数の張出部(10
    a、12a)が一体成形されており、 この複数の張出部(10a、12a)と前記サイドプレ
    ート(9、11)との間の空間により前記流体通路(1
    3、15)が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の積層型熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記エンドプレート(10、12)のう
    ち、長手方向の両端部近傍に、前記複数の張出部(10
    a、12a)の間に、この複数の張出部(10a、12
    a)より打ち出し高さの低い張出部(10d、12d)
    が一体成形されていることを特徴とする請求項2に記載
    の積層型熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記エンドプレート(10、12)のう
    ち、長手方向の両端部近傍に、1つの連続した椀状のタ
    ンク部(10e、12e)を形成し、このタンク部(1
    0e、12e)に、前記複数の張出部(10a、12
    a)を連結することを特徴とする請求項2に記載の積層
    型熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記エンドプレート(10、12)およ
    び前記サイドプレート(9、11)の板厚を前記金属薄
    板(4)の板厚より大きくしたことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1つに記載の積層型熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記チューブ(2)内の前記流体通路
    (2a、2b)として、前記金属薄板(4)の長手方向
    に沿って風上側の流体通路(2a)と風下側の流体通路
    (2b)とを並列に形成し、 前記金属薄板(4)の長手方向の両端部に、前記チュー
    ブ(2)相互の流体通路(2a、2b)を連通させる流
    体入口側タンク部(43、44)と流体出口側タンク部
    (47、48)を形成したことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1つに記載の積層型熱交換器。
  7. 【請求項7】 前記エンドプレート(10)と前記サイ
    ドプレート(9)との間に形成される流体通路(14、
    15)に対して、流体を入出させるジョイント部材
    (8)を備え、 このジョイント部材(8)を前記エンドプレート(1
    0)の張出部(10a′、10c)に接合するととも
    に、前記サイドプレート(9)のうち、前記ジョイント
    部材(8)の裏側に対応する部位に、前記エンドプレー
    ト(10)と反対側に突出する張出部(9h)を形成し
    たことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに
    記載の積層型熱交換器。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1つに記載
    の積層型熱交換器の製造方法であって、 前記金属薄板(4)、前記フィン(7)、前記サイドプ
    レート(9、11)および前記エンドプレート(10、
    12)を積層して、所定の熱交換器構造に組付ける工程
    と、 前記金属薄板(4)の積層方向に延びるワイヤー(6
    0、61)により前記エンドプレート(10、12)の
    外側から前記熱交換器構造の組付体を締めつけて、この
    組付体の組付姿勢を保持する工程と、 この組付姿勢を保持した状態で、前記組付体全体を一体
    ろう付けする工程とを備えることを特徴とする積層型熱
    交換器の製造方法。
  9. 【請求項9】 チューブ(2)内を流れる冷媒と前記チ
    ューブ(2)の外部を流れる空気とを熱交換させる冷媒
    蒸発器(1)と、 この冷媒蒸発器(1)を収容するユニットケース(7
    0)とを備え、 前記冷媒蒸発器(1)のチューブ(2)を金属薄板
    (4)の積層構造により多数個並列形成するとともに、
    このチューブ(2)相互の間にフィン(7)を介在さ
    せ、 前記フィン(7)のうち、前記金属薄板(4)の積層方
    向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端
    部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、1
    1)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合さ
    れるエンドプレート(10、12)を配置し、 前記エンドプレート(10、12)には、その長手方向
    に並列に延びる複数の張出部(10a、12a)が一体
    成形されており、 この複数の張出部(10a、12a)と前記サイドプレ
    ート(9、11)との間の空間により、前記チューブ
    (2)内の冷媒通路(2a、2b)と連通する冷媒通路
    (13、14、15)が形成されており、 さらに、前記複数の張出部(10a、12a)の間に形
    成される溝部(10d、12c)が嵌合される位置決め
    用リブ(71)が前記ユニットケース(70)の内壁面
    に備えられており、 前記溝部(10d、12c)と前記位置決め用リブ(7
    1)が嵌合した状態で、前記冷媒蒸発器(1)が前記ユ
    ニットケース(70)内に収容されていることを特徴と
    する空調用クーリングユニット。
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