JP3840736B2 - 積層型熱交換器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体通路としてのチューブを金属薄板の積層構造により形成する積層型熱交換器に関するもので、自動車用空調装置の冷凍サイクルの冷媒蒸発器として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の積層型熱交換器として、実開平7−12778号公報に記載されたものがあり、この公報記載のものでは、チューブ構成用の金属薄板を多数枚積層するとともに、各チューブの間にコルゲートフィンを介在し、さらに、積層方向の両端部に位置する金属薄板には、コルゲートフィンを介して、サイドプレートを接合する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報のものでは、最外側のコルゲートフィンは、その波形状の一方の面のみでチューブに接合され、他方の面はサイドプレートに接合されているので、他方の面では流体(冷媒)との間の伝熱が行われない。そのため、この最外側のコルゲートフィン部分での伝熱性能が低下するという問題がある。
【0004】
また、上記公報のものでは、熱交換器組付構造の剛性の向上策については特に提案されていない。それ故、熱交換器の一体ろう付けに際しては、ろう付け時の組付姿勢の保持のために特別の治具を必要とし、熱交換器の製造コストを高くしている。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、熱交換部のチューブを金属薄板の積層構造により形成する積層型熱交換器において、最外側のフィン部分での伝熱性能を向上させるとともに、熱交換器組付構造の剛性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1〜10記載の発明では、熱交換部(3)のチューブ(2)相互の間に介在されるフィン(7)のうち、金属薄板(4)の積層方向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、11)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合されるエンドプレート(10、12)を配置し、このサイドプレート(9、11)とエンドプレート(10、12)とにより、チューブ(2)内の流体通路(2a、2b)と連通する流体通路(13、14、15)を形成することを特徴としている。
【0006】
この構成によれば、金属薄板積層方向の両端部のフィン(7)の更に外側にも、サイドプレート(9、11)とエンドプレート(10、12)から構成される流体通路(13、14、15)が存在するから、上記両端部のフィン(7)の熱は、チューブ(2)内の流体および上記流体通路(13、14、15)内の流体の両方に伝熱されため、両端部のフィン(7)における伝熱性能を向上できる。
【0007】
しかも、上記両端部のフィン(7)の更に外側にサイドプレート9、11とエンドプレート10、12との張り合わせ構造を配置しているから、この両プレートの張り合わせ構造により熱交換器組付構造の剛性を増大できる。
また、請求項1、2、記載の発明では、エンドプレート(10、12)には、その長手方向に並列に延びる複数の張出部(10a、12a)を一体成形し、この複数の張出部(10a、12a)とサイドプレート(9、11)との間の空間により流体通路(13、15)を形成することを特徴としている。
【0008】
これにより、エンドプレート(10、12)の断面係数(断面2次モーメント)を、単純な平板形状に比して、大幅に増大でき、熱交換器組付構造の剛性をより効果的に増大できる。
さらに、請求項3、5、記載の発明では、エンドプレート(10、12)およびサイドプレート(9、11)の板厚を金属薄板(4)の板厚より大きくしているから、この厚肉化により、断面係数(断面2次モーメント)をより一層、増大させることができる。
【0009】
本発明によると、上記のように、金属薄板積層方向の両端部に、サイドプレート(9、11)とエンドプレート(10、12)の張り合わせ構造(冷媒通路13、14、15部分)を配置することにより、熱交換器組付構造の剛性を大幅に向上できるため、熱交換器の一体ろう付けに際しては、金属薄板(4)の積層方向に延びるワイヤー(60、61)を直接、熱交換器組付体の全周にわたって巻いて締めつけることが可能となる。
【0010】
そして、このワイヤー(60、61)の締めつけにより、熱交換器(1)の組付姿勢を保持することができるため、従来使用されていた治具を廃止することができ、熱交換器(1)の製造コストを低減できる。
また、請求項1、記載の発明では、エンドプレート(10、12)のうち、長手方向の両端部近傍に、複数の張出部(10a、12a)の間に、この複数の張出部(10a、12a)より打ち出し高さの低い張出部(10d、12d)を一体成形することを特徴としている。
【0011】
このような2種の張出部(10a、12a)、(10d、12d)の組み合わせからなる断面形状とすることにより、エンドプレート(10、12)の長手方向両端部にねじれ応力が発生するのを抑制して、熱交換器耐圧強度の向上を図ることができる。
また、請求項2、記載の発明では、エンドプレート(10、12)のうち、長手方向の両端部近傍に、1つの連続した椀状のタンク部(10e、12e)を形成し、このタンク部(10e、12e)に複数の張出部(10a、12a)を連結することを特徴としている。
【0012】
このような1つの連続した椀状のタンク部(10e、12e)からなる断面形状とすることにより、請求項1、と同様に、ねじれ応力の発生を抑制して、熱交換器耐圧強度の向上を図ることができる。
また、請求項4、記載の発明では、エンドプレート(10)とサイドプレート(9)との間に形成される流体通路(14、15)に対して、流体を入出させるジョイント部材(8)を備え、このジョイント部材(8)をエンドプレート(10)の張出部(10a′、10c)に接合するとともに、サイドプレート(9)のうち、ジョイント部材(8)の裏側に対応する部位に、エンドプレート(10)と反対側に突出する張出部(9h)を形成したことを特徴としている。
【0013】
ジョイント部材(8)の裏側に対応する部位にエンドプレート(10)と接合されない比較的広面積の領域がサイドプレート(9)に存在して、耐圧強度低下の原因となるが、請求項4、によると、サイドプレート(9)に形成した張出部(9h)が補強リブとなり、断面係数を増大するので、サイドプレート(9)の剛性を高め、必要な耐圧強度を確保できる。
【0014】
また、請求項11記載の発明によれば、請求項1〜10記載の熱交換器を低コストで良好に製造できる方法を提供できる。
さらに、請求項12記載の発明では、チューブ(2)内を流れる冷媒と前記チューブ(2)の外部を流れる空気とを熱交換させる冷媒蒸発器(1)と、この冷媒蒸発器(1)を収容するユニットケース(70)とを備える空調用クーリングユニットにおいて、エンドプレート(10、12)に、その長手方向に並列に延びる複数の張出部(10a、12a)を一体成形し、この複数の張出部(10a、12a)とサイドプレート(9、11)との間の空間により、チューブ(2)内の冷媒通路(2a、2b)と連通する冷媒通路(13、14、15)を形成するとともに、前記複数の張出部(10a、12a)の間に形成される溝部(10d、12c)が嵌合される位置決め用リブ(71)を前記ユニットケース(70)の内壁面に備え、溝部(10d、12c)と位置決め用リブ(71)が嵌合した状態で、冷媒蒸発器(1)をユニットケース(70)内に収容することを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、クーリングユニットの組付時に、溝部(10d、12c)と位置決め用リブ(71)との嵌合により、冷媒蒸発器(1)の組付のガイド作用が得られる。従って、冷媒蒸発器(1)の側面部に組付用ガイド部を特別に設置することなく、冷媒蒸発器(1)のユニットケース(70)内への挿入作業を容易に行うことができる。
【0016】
しかも、溝部(10d、12c)と位置決め用リブ(71)との嵌合により、冷媒蒸発器(1)の側面部を通過する風洩れも良好に防止できる。
さらに、冷媒通路形成用の複数の張出部間に位置する溝部自体を利用して、組付のガイド作用を得ているから、特別の組付用ガイド部を設置する場合に比して、冷媒蒸発器(1)の熱交換部面積を増大できるという利点がある。
【0017】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図8は本発明蒸発器を自動車用空調装置の冷凍サイクルにおける冷媒蒸発器に適用した第1実施形態を示している。
【0019】
図1、図2は蒸発器1の全体構成を示しており、蒸発器1は図1、2の上下方向を上下にして、図示しない自動車用空調装置のクーリングユニットケース内に設置される。蒸発器1の左右方向の一端側(右端側)には配管ジョイント8が配設され、この配管ジョイント8の入口パイプ8aには、図示しない温度作動式膨張弁(減圧手段)の出口側配管が連結され、この膨張弁で減圧され膨張した低温低圧の気液2相冷媒が流入するようになっている。
【0020】
この蒸発器1は、多数のチューブ2を並列配置し、このチューブ2内の冷媒通路を流れる冷媒とチューブ2の外部を流れる空調用送風空気とを熱交換させる熱交換部3を備えている。図中、矢印Aは送風空気の流れ方向を示す。
上記チューブ2は、図3に示す金属薄板4の積層構造により形成されており、以下この積層構造の概略を説明すると、熱交換部3では、金属薄板4として、例えば、アルミニュウム心材(A3000番系の材料)の両面にろう材(A4000番系の材料)をクラッドした両面クラッド材(板厚:0.4〜0.6mm程度)を用い、この両面クラッド材を図3に示す所定形状に成形して、これを2枚1組として多数組積層した上で、ろう付けにより接合することにより多数のチューブ2を並列に形成する。
【0021】
従って、各チューブ2は、金属薄板4を2枚1組として最中合わせの状態に接合することにより形成されており、そして、各チューブ2の内部には風上側の冷媒通路2aと風下側の冷媒通路2bが、金属薄板長手方向に沿って平行に形成される。
図3に示す金属薄板4はチューブ2の大部分を構成する基本の薄板であり、その上下両端部には、上記冷媒通路2a相互の間、冷媒通路2b相互の間をそれぞれ連通させる連通穴41、42を持った入口タンク部43、44、および連通穴45、46を持った出口タンク部47、48が2個づつ並んで形成されている。これらのタンク部43、44、47、48はそれぞれ金属薄板4の外方側へ突出する楕円筒状の突出部にて形成されている。
【0022】
そして、入口タンク部43、44の断面積は、本例では、出口タンク部47、48の断面積より小さく設定してある。49は風上側の冷媒通路2aと風下側の冷媒通路2bとを仕切るセンターリブであり、本例では冷媒通路2aと冷媒通路2bとを同一幅寸法となるように仕切っている。チューブ2を構成する2枚の金属薄板4の外周部にはその全周にわたって外周縁リブ55がそれぞれ同一高さで打ち出し成形されており、この外周縁リブ55同志を接合するようになっている。
【0023】
なお、チューブ2内の風上側の冷媒通路2aおよび風下側の冷媒通路2b内にはそれぞれ波形状に成形されたインナーフィン(図示せず)を配設して、冷媒側の伝熱性能を向上させるとともに、チューブ2の通路厚み方向をインナーフィンにより補強して、耐圧強度を高めている。このインナーフィンもアルミニュウム合金、例えばA3003のような、ろう材をクラッドしてないアルミニュウムベア材にて成形され、チューブ2を構成する金属薄板4の内壁面に接合される。
【0024】
また、熱交換部3において、隣接するチューブ2の外面側相互の間隙にコルゲートフィン(フィン手段)7を接合して空気側の伝熱面積の増大を図っている。このコルゲートフィン7はA3003のような、ろう材をクラッドしてないアルミニュウムベア材にて波形状に成形されている。
熱交換部3の金属薄板積層方向の一端部(図1の左端部、図2では右端部)に位置する金属薄板からなるサイドプレート9およびこれに接合されるエンドプレート10、さらに金属薄板積層方向の他端部(図1の右端部、図2では左端部)に位置する金属薄板からなるサイドプレート11およびこれに接合されるエンドプレート12も、本例では、上記金属薄板4と同様に両面クラッド材から成形されている。但し、これらの板材9、10、11、12は強度確保のため、上記金属薄板4より厚肉、例えば1.0〜1.6mm程度の板厚にしてある。
【0025】
エンドプレート10、12は、図4、5に示すように、外方側へ突出する複数の張出部10a、12aを有している。この張出部10a、12aは、図5の例では断面矩形状に成形されており、エンドプレート10、12の長手方向に沿って並列に成形されている。そして、この張出部10a、12aとサイドプレート9、11の平坦面との間に形成される空間により、冷媒通路(流体通路)13、15が形成される。この冷媒通路(流体通路)13、15の具体的役割については、図6により後述する。
【0026】
一方、複数の張出部10a、12aの間には帯状に延びる接合部10b、12bが形成され、この接合部10b、12bは、サイドプレート9、11の平坦面に当接し、サイドプレート9、11に接合される。
図2左端部のサイドプレート11の上下の端部には、それぞれタンク部11a、タンク部11bが形成されており、この両タンク部11a、11bはサイドプレート11の幅方向に沿って延びる細長の1つの椀状部から形成されており、かつ、タンク部11aには連通穴11cが、また、タンク部11bには連通穴11dがそれぞれ開口形成されている。
【0027】
張出部12aにより構成される冷媒通路13の下端部はサイドプレート11の下端部のタンク部11bの連通穴11dを介して、図3の金属薄板4の下端部の入口タンク44の連通穴42と連通する。また、冷媒通路13の上端部はサイドプレート11の上端部のタンク部11aの連通穴11cを介して、図3の金属薄板4の上端部の出口タンク47の連通穴45と連通する。
【0028】
図1左端部のサイドプレート9は上記図2左端部のサイドプレート11と略同一形状であるので、詳細な説明は省略する。また、図1左端部のエンドプレート10は、図1に示すように、配管ジョイント8の下方側に上記張出部10aが形成され、また、配管ジョイント8の上方側に別の張出部10cが形成されている。この別の張出部10cは上記張出部10aとは異なり、1つの椀状部から形成されている。
【0029】
張出部10cと張出部10aとの間は、冷媒通路的には分断されている。そして、張出部10cの内側と図1左端部のサイドプレート9の出口タンク部9aとの間に形成される空間により冷媒通路14(図6、および後述の図27、28参照)を形成している。
この冷媒通路14は、サイドプレート9の出口タンク9aの連通穴9c(後述の図27、28参照)を介して金属薄板4の上側出口タンク47の連通穴45と連通するとともに、配管ジョイント8の冷媒出口パイプ8bに連通する。下側の張出部10aにより構成される冷媒通路15の上端部は、配管ジョイント8の冷媒入口パイプ8aに連通し、冷媒通路15の下端部は、サイドプレート9の入口タンク9bの連通穴(図示せず)を介して金属薄板4の下側入口タンク44の連通穴42に連通する。
【0030】
ここで、サイドプレート9の出口タンク9aおよび入口タンク9bの形状は図1に明瞭に図示してないが、サイドプレート11の上下のタンク部11a、11bと同様の形状である。すなわち、出口タンク9aは後述の図27、28に示すように外方側へ突出する楕円筒状であり、入口タンク9bも同様な楕円筒状である。
【0031】
なお、配管ジョイント8は例えば、A6000番系のアルミニュウムベア材にて冷媒入口パイプ8aと冷媒出口パイプ8bを一体成形してあり、この両パイプ8a、8bの通路端部をエンドプレート10の張出部10a、10cに形成された筒状開口部10f、10g(後述の図27、28参照)に嵌合してろう付けしている。この配管ジョイント8の冷媒入口パイプ8aには、前述した通り図示しない膨張弁の出口側冷媒配管が連結され、一方、冷媒出口パイプ8bには、蒸発器1で蒸発したガス冷媒を圧縮機(図示せず)へ吸入させる圧縮機吸入配管が連結される。
【0032】
図6は蒸発器1内における冷媒通路の構成を示す概要図であり、図2の図示状態に対応して作成してある。金属薄板4の下側入口タンク44の途中および上側出口タンク47の途中に、それぞれ仕切り部51、52を設けている。一方の仕切り部51は、金属薄板として、図3に示す下側入口タンク44の連通穴42を閉塞したものを用いることにより形成できる。また、他方の仕切り部52は、金属薄板として、図3に示す上側出口タンク47の連通穴45を閉塞したものを用いることにより形成できる。
【0033】
上記仕切り部51、52の配置により、金属薄板4の下側入口タンク44を第1入口タンク部aと第2入口タンク部bとに仕切るとともに、金属薄板4の上側出口タンク47を第1出口タンク部cと第2出口タンク部dとに仕切ることができる。
以上により、蒸発器1内を冷媒が次の経路により流れる。すなわち、冷媒は、冷媒入口パイプ8a→冷媒通路15→下側入口タンク44の第1入口タンク部a→チューブ2の冷媒通路2b→上側入口タンク43→チューブ2の冷媒通路2b→下側入口タンク44の第2入口タンク部b→冷媒通路13→上側出口タンク47の第1出口タンク部c→チューブ2の冷媒通路2a→下側出口タンク48→チューブ2の冷媒通路2a→上側出口タンク47の第2出口タンク部d→冷媒通路14→冷媒出口パイプ8bの経路で流れる。
【0034】
このように、冷媒経路を構成することにより、矢印A方向に流れる空気の蒸発器吹出空気温度を熱交換部3の全域にわって均一化できる。
また、上記した蒸発器構成によれば、金属薄板4の積層方向の両端部に位置するコルゲートフィン7の更に外側にも、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12から構成される冷媒通路13、14、15を構成しているから、この積層方向両端部のコルゲートフィン7の熱は、図7に示すように、チューブ2内の冷媒および冷媒通路13、14、15内の冷媒の両方に吸熱されため、両端部のコルゲートフィン7における伝熱性能を向上できる。
【0035】
また、上記冷媒通路13、15を構成するために、最外側のコルゲートフィン7の更に外側にサイドプレート9、11とエンドプレート10、12との張り合わせ構造を配置しているから、この両プレートの張り合わせ構造により蒸発器組付構造の剛性を増大できる。
しかも、エンドプレート10、12に、図5に示すような多数の矩形状断面の張出部10a、12aを一体成形しているから、単純な平板形状に比して、エンドプレート10、12の断面係数(断面2次モーメント)が大幅に増大する。さらに、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12は、チューブ2構成用の金属薄板4よりも厚肉にして、断面係数(断面2次モーメント)をより一層、増加させている。
【0036】
この結果、金属薄板4の積層方向の両端部に位置する、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12の張り合わせ構造(冷媒通路13、14、15部分)によって、蒸発器組付構造の剛性を大幅に向上できる。
この剛性の大幅向上により、蒸発器製造上、次のような効果が得られる。
本実施形態の冷媒蒸発器の製造方法を簡単に説明すると、最初に、金属薄板4、コルゲートフィン7、サイドプレート9、11、およびエンドプレート10、12を積層し、さらに、配管ジョイント8をエンドプレート10に組付けて、図1、2に示す所定の熱交換器構造に組付ける。
【0037】
次に、金属薄板4の積層方向に延びるワイヤー60、61によりエンドプレート10、12の外側から熱交換器構造の組付体を締めつけて、この組付体の組付姿勢を保持する。
次に、この組付姿勢を保持した状態で、ろう付け炉(真空ろう付け炉)内に組付体を搬入し、このろう付け炉内にて、組付体をアルミニュウム両面クラッド材のろう材の融点まで加熱して、組付体各部の接合箇所を一体ろう付け(真空ろう付け)する。これにより、蒸発器1全体の組付を完了する。
【0038】
ところで、従来のものでは、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12との張り合わせ構造(冷媒通路13、14、15部分)を持っていないため、上記製造方法において、蒸発器組付体のろう付け時の組付姿勢を保持するために、通常は、図8に示すように、組付体Xの金属薄板積層方向の両端部に縦治具Y、Yを配置するとともに、この縦治具Y、Yに対してコの字形状の横治具Z、Zを嵌着して、組付体Xに金属薄板積層方向の加圧力を加えることにより、所定の組付状態を保持するようにしている。
【0039】
しかし、この方法によると、縦治具Y、Yおよび横治具Z、Zを装着するための工数が増えるとともに、これら治具Y、Zは高耐熱性の金属で製作する必要があるので、製作コストが高くつく。それ故、蒸発器製造コストの低減のために、上記治具Y、Zの廃止が望まれている。
これに反し、本実施形態においては、金属薄板4の積層方向の両端部に、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12の張り合わせ構造(冷媒通路13、14、15部分)を配置することにより、蒸発器組付体の剛性を大幅に向上できるため、蒸発器1の一体ろう付けに際しては、図1、2に示すように、金属薄板4の積層方向に延びるワイヤー60、61を直接、蒸発器組付体の全周にわたって巻いて締めつけることが可能となる。
【0040】
そして、このワイヤー60、61の締めつけにより、蒸発器1の組付姿勢を保持することができるため、図8に示す縦治具Y、Yおよび横治具Z、Zを廃止することができ、蒸発器1の製造コストを低減できる。
なお、ワイヤー60、61は、ステンレス等の耐熱金属で製作することが好ましい。
(第2〜第6実施形態)
本発明は上記した第1実施形態に限定されることなく、種々変形可能である。例えば、エンドプレート10、12の張出部10a、12aの断面形状は、冷媒の流通抵抗の増大を回避し得るだけの流路面積を確保できるとともに、ワイヤー60、61の締めつけによる締めつけ荷重に耐え得るだけの断面係数(断面2次モーメント)を確保できるものであれば、どのようなものでもよい。
【0041】
具体的には、張出部10a、12aの断面形状を図9の第2実施形態に示すように、円弧状にしたり、図10の第3実施形態に示すように、台形状にしてもよい。
さらに、エンドプレート10、12の中央部の剛性向上のために、図11の第4実施形態に示すように、中央部の張出部10a、12aの断面形状を両側部より拡大したり、あるいは、図12の第5実施形態に示すように、中央部の張出部10a、12aの長さを両側部より長くしてもよい。
【0042】
また、図13に示す第6実施形態は、冷媒蒸発器1を内蔵する空調用クーリングユニットにおいて、冷媒蒸発器1と、これを収容するユニットケース70との組付構造に関するもので、図13の例では、エンドプレート10、12の複数の張出部10a、12aの間に形成される凹状の溝部10d、12c(接合部10b、12bと同じ部位に位置する)が嵌合される位置決め用リブ71を、樹脂製のユニットケース70の内壁面に一体成形している。
【0043】
そして、溝部10d、12cと位置決め用リブ71が嵌合した状態で、冷媒蒸発器1をユニットケース70内に収容するようにしたものである。なお、図13では、冷媒蒸発器1の金属薄板積層方向の一端部のみを示しているが、金属薄板積層方向の他端部も、同様に、溝部10d、12cと位置決め用リブ71との嵌合組付構造が採用されていることはもちろんである。
【0044】
図13の組付構成によれば、クーリングユニットの組付時に、溝部10d、12cと位置決め用リブ71との嵌合により、冷媒蒸発器1の組付のガイド作用が得られる。従って、冷媒蒸発器1の側面部に組付用ガイド部を特別に設置することなく、冷媒蒸発器1のユニットケース70内への挿入作業を容易に行うことができる。しかも、溝部10d、12cと位置決め用リブ71との嵌合により、冷媒蒸発器1の側面部を通過する風洩れも良好に防止できる。
【0045】
さらに、冷媒通路形成用の複数の張出部10a、12a間に位置する溝部10d、12c自体を利用して、蒸発器組付のガイド作用を得ているから、特別の組付用ガイド部を設置する場合に比して、冷媒蒸発器1の熱交換部面積を増大できるという利点がある。
図13の第6実施形態における、溝部10d、12cと位置決め用リブ71との嵌合構造は、図14、15のごとく変形してもよい。
【0046】
すなわち、図14は、複数の張出部10a、12a間の接合部10b、12bを廃止して、冷媒通路13、15を複数に分割せずに、1つに繋がった構造にした第7実施形態である。
図15は、エンドプレート10、12の複数の張出部10a、12aに対応して、サイドプレート9、11にも、同様の張出部9c、11eを一体成形して、複数に分割された冷媒通路13、15を形成した第8実施形態である。
【0047】
図14、15の例においても、複数の張出部10a、12aの間の溝部10d、12cと位置決め用リブ71との嵌合により、図13の例と同様の作用効果を発揮できる。
また、複数の張出部10a、12aの間の溝部10d、12cは、多数設ける必要はなく、少なくとも1つあればよい。また、溝部10d、12cはエンドプレート10、12の長手方向に沿って連続させる必要はなく、エンドプレート10、12の長手方向の間に部分的に溝部10d、12cを形成してもよい。
(第9実施形態)
第9実施形態は、エンドプレート10、12の両端部分における耐圧強度向上のための改良構造に関するものである。
【0048】
上記した図1〜図13に示す第1〜第6実施形態においては、エンドプレート10、12に、外方側へ突出する複数の張出部10a、12aをエンドプレート10、12の長手方向に沿って並列に成形し、そして、この複数の張出部10a、12aの間の接合部10b、12bをサイドプレート9、11の平坦面に当接し、サイドプレート9、11に接合している。これにより、エンドプレート10、12とサイドプレート9、11との間に、1つに繋がった構造の冷媒通路13、15を構成する場合(例えば、図14の第7実施形態)に比して耐圧強度の上昇を図っている。
【0049】
ところが、本発明者らが実際に実験検討してみると、エンドプレート10、12の両端部分の接合面において、ろう材の剥がれによるろう付け破壊が発生し、このことが製品の耐圧強度向上のボトルネックになっていることが分かった。
まず、上記ろう付け破壊の原因について説明すると、図16〜図18(a)は第1実施形態の構成に基づく断面形状を示すもので、それぞれ後述の図22(第9実施形態の冷媒蒸発器の側面図)におけるD−D断面、E−E断面、F−F断面に対応する断面図である。図16に示すエンドプレート12の横断面形状は、その長手方向に対して同じ形状になっており、サイドプレート11のタンク部11aの位置まで同じ形状が続いている。
【0050】
本発明者らは、このような断面形状において耐圧強度の低下する理由を理論的に解明するため、エンドプレート両端部分の接合面における断面形状と、破壊部位に発生する応力との関係をFEM(有限要素法)解析により求めたところ、図19(a)に示す結果を得ることができた。
図19(b)は図22のG−G断面に対応する断面図であり、Z部は、エンドプレート12の長手方向の両端部の接合面における破壊部位である。角度θはこのZ部に対するエンドプレート張出部12aの打ち出し角度である。そして、図19(a)の縦軸はZ部の最大主応力比で、横軸は上記角度θである。ここで、最大主応力比とは、角度θ=90°のときのZ部最大主応力に対する当該角度θでのZ部最大主応力との比である。
【0051】
本発明者らのFEM解析によれば、第1実施形態の構成によると、図17のE−E断面形状として図示される接合部12bは、打ち出し形状のない平坦形状でZ部まで続いているので、角度θ=0の形状に相当する。このE−E断面形状部では、図19(b)のG−G断面形状(角度θ=79°に相当)からなる張出部12aに比較して、2.5倍程度の応力が発生することが分かった。
【0052】
このように、角度θ=0のE−E断面形状部(接合部12b)に大きな応力が発生するのは次の理由からである。すなわち、FEM解析において、蒸発器内部への圧力付加時におけるエンドプレート12のZ部変形モードに着目すると、角度θ=0のE−E断面形状部では、エンドプレート12のZ部でサイドプレート11方向への変形が起こる。これに対し、G−G断面形状部(張出部12a)では、エンドプレート12のZ部でサイドプレート11から離れる方向(反対方向)への変形が起こり、Z部にはねじれの応力が発生し、このために大きな応力が発生することが分かった。
【0053】
そこで、第9実施形態では、このような耐圧強度低下の原因に鑑みて、サイドプレート11の両端のタンク部11a、11bに対向する、エンドプレート両端近傍の部位では角度θ=0のE−E断面形状部を廃止し、その代わりに、張出部12aより低い、所定の打ち出し高さを有する張出部を形成するようにしたものである。
【0054】
すなわち、図18(b)および図20〜図23は第9実施形態を示すもので、エンドプレート12の両端近傍の部位(サイドプレート11の両端のタンク部11a、11bに対向する部位)では、張出部12aの間に、張出部12aより打ち出し高さの低い、所定高さH(図23参照)を有する張出部12dを形成している。
【0055】
FEM解析によれば、エンドプレート両端のZ部において張出部12aの間の谷間の部位でも、上記張出部12dの形成によりサイドプレート11から離れる方向への変形が起こることがわかった。つまり、エンドプレート両端のZ部において張出部12aの部位と張出部12dの部位でともにサイドプレート11から離れる方向への変形が起こるため、ねじれ応力を大幅に低減できることになる。
【0056】
第9実施形態の具体的設計例としては、張出部12dの打ち出し高さHをエンドプレート12の板厚と同程度、具体的には、例えば、1.5mmとしている。この打ち出し高さH=1、5mmの場合には、張出部12dの角度θは図19(a)において48°となり、Z部の最大主応力比は約6割まで減少できる。従って、角度θ=0のE−E断面形状部を形成する場合に比して、第9実施形態では、エンドプレート両端部における耐圧強度を大幅に向上できることになる。
【0057】
ここで、張出部12dの打ち出し高さHをエンドプレート12の板厚と同程度とせず、張出部12dを張出部12aと同方向に打ち出すのであるならば、前記板厚程度よりも高くしてよいことはもちろんである。
また、図23の図示形状から理解されるように、上記張出部12dの形成部位はサイドプレート11の両端のタンク部11a、11bに対向して元来、非接合面となっているから、張出部12dを形成しても、エンドプレート12とサイドプレート11との接合面積が減少する恐れはない。
【0058】
なお、反対側のエンドプレート10においても、図20に示すように、配管ジョイント8を設けてない側の端部には、張出部10aより打ち出し高さの低い、所定高さHの張出部10dを形成して、耐圧強度の向上を図っている。
図20において、9cはサイドプレート9の下端部のタンク部9bの連通穴である。
(第10実施形態)
第10実施形態は、第9実施形態と同様に、エンドプレート両端部における耐圧強度向上のための改良構造に関するものである。第9実施形態では張出部10a、12aの間に、張出部10a、12aより打ち出し高さの低い、所定高さHの張出部10d、12dを形成しているが、第10実施形態では、図18(c)および図24〜図26に示すように、エンドプレート12の両端近傍の部位(サイドプレート11の両端のタンク部11a、11bに対向する部位)に、張出部12aを複数に分割して形成せずに、1つの連続した椀状のタンク部12eを形成し、このタンク部12eの高さKを張出部12aと同一とし、このタンク部12eに複数の張出部12aを連結するようにしたものである。
【0059】
この構成によれば、エンドプレート12の長手方向の両端近傍は、前述のF−F断面形状(角度θ=79°に相当)と同じJ−J断面形状(図26)のみで構成されることになり、エンドプレート両端部における耐圧強度を大幅に向上できる。
なお、反対側のエンドプレート10においても、図24に示すように、配管ジョイント8を設けてない側の端部には、1つの連続した椀状のタンク部10eを形成して、耐圧強度の向上を図っている。
【0060】
(第11実施形態)
第11実施形態は、特に、配管ジョイント8の接合部裏側の領域における耐圧強度の向上を図るための改良構造に関するものである。
まず、最初に、配管ジョイント8の接合部裏側の領域における耐圧強度低下の原因について説明する。
【0061】
図27は本発明者らが実際に試作した試作品における配管ジョイント8の接合部付近の構造を示すもので、第11実施形態の検討前に、本発明者らが試作検討したものである。図27の試作品ではエンドプレート10の張出部10a、10c上に配管ジョイント8をろう付けにより接合しているが、配管ジョイント8の入口パイプ8aの裏側部分Lの領域ではエンドプレート10の張出部10aが配管ジョイント8側に円形凸状に張り出しているので、エンドプレート10とサイドプレート9との接合が行われない。しかも、サイドプレート9はタンク部9aを除く長手方向中央部分が平板状になっているので、この平板状部は断面係数が小さく、剛性が低い。
【0062】
このように、サイドプレート9の剛性の低い平板状部の領域Lがエンドプレート10と接合されないので、この領域Lの耐圧強度が低くなるという問題が生じることが分かった。
第11実施形態では、上記点に鑑みて、配管ジョイント8の裏側部分Lの領域における、サイドプレート9の耐圧強度の向上を図るものであって、図28〜図30はこの耐圧強度向上のための具体的構造を例示している。なお、図28の断面位置は図29のMーM矢視線、図30のNーN矢視線であり、図29はサイドプレート9を図28の右側からみた平面図であり、図30はエンドプレート10を図28の左側からみた平面図である。
【0063】
図29によりサイドプレート9の形態を説明すると、サイドプレート9の端部近傍には連通穴9cが開口している出口タンク部9aを形成するとともに、この出口タンク部9aの側方に、楕円状の突出部9dを形成している。この突出部9dは開口部のない凸形状であって、出口タンク部9aの側方部分の剛性を高めて、サイドプレート9の接合面9eの平面度を高める役割を果たす。
【0064】
そして、サイドプレート9の長手方向において、出口タンク部9aおよび突出部9dより中央寄りの部位に、三角状の突出部9f、9gが形成されている。この突出部9f、9gも開口部のない凸形状であって、前記中央寄りの部位の剛性を高めて、サイドプレート9の接合面9eの平面度を高める役割を果たす。また、図28に示すように、この三角状の突出部9f、9gの形成によってコルゲートフィン7とサイドプレート9との接合面積を増大することもできる。
【0065】
サイドプレート9の長手方向において、三角状の突出部9f、9gよりもさらに中央寄りの部位に複数(本例では4本)の張出部9hが形成されている。この張出部9hはエンドプレート10と反対側に突出するものであって、それぞれサイドプレート9の長手方向に平行に延びる細長形状となっている。そして、この張出部9hは、サイドプレート9の長手方向の他端部の入口タンク部9bの手前の位置まで延びている。
【0066】
三角状の突出部9f、9gと4本の張出部9hの先端部との間に所定の幅を持つ接合面9eを形成するため、4本の張出部9hのうち中央寄りの2本の張出部9hの方が左右両側の2本の張出部9hよりも長さが長くなっている。
なお、図29において、配管ジョイント8の入口パイプ8aの位置を2点鎖線の円で図示している。
【0067】
次に、図30によりエンドプレート10の形態を説明すると、エンドプレート10の端部近傍には筒状開口部10gを持つ張出部10cを形成するとともに、この張出部10cの側方に楕円状の突出部10hを形成している。この突出部10hは開口部のない凸形状であって、張出部10cの側方部分の剛性を高めて、エンドプレート10の接合面10iの平面度を高める役割を果たす。
【0068】
なお、この接合面10iは、第1実施形態において既に説明した4本の張出部10aの間に形成される接合部10bと同一高さの接合面である。接合部10bは、サイドプレート9の4本の張出部9hの間に形成される接合面9eに接合される。図29において、接合部10bの先端位置を張出部9hの間に形成される接合面9eに破線にて図示してある。
【0069】
図28、図30に示すように、4本の張出部10aの先端部は1つの張出部として統合され、その統合部は椀状の張出部10a′を形成し、この椀状の張出部10a′の中央部に、配管ジョイント8の入口パイプ8aと嵌合される筒状開口部10fが形成されている。
また、エンドプレート10の端部近傍の張出部10cおよび突出部10gと、張出部10aの先端統合部との間には、2つの三角形状を1つに繋げた形状からなる貫通穴10jが打ち抜き形成されている。この貫通穴10jは、図28から理解されるように、サイドプレート9の接合面9eを外気に露出させる役割を果たす。これにより、熱交換器組付体を真空ろう付けする場合に、貫通穴10jを通して接合面9eを真空引きすることができ、接合面9eを良好に真空ろう付けすることができる。
【0070】
ところで、第11実施形態によると、配管ジョイント8の入口パイプ8aの裏側の領域Lに対応する部位においても、サイドプレート9に張出部9hを形成して、この領域Lでの断面係数を大きくし、サイドプレート9の剛性を高めることができる。
従って、前述の図27に示す試作品に比して、上記裏側領域Lにおける耐圧強度を大幅に向上できる。この第11実施形態においても、第1実施形態による特徴は何ら損なうことなく発揮できる。
(他の実施形態)
なお、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12との間をろう付けするのに、前述したクラッド材を用いる代わりに、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12との間に別体で形成されたろう材を介在させて、ろう付けを行ってもよい。
【0071】
また、本発明の要部は、金属薄板4の積層方向の両端部に、サイドプレート9、11とエンドプレート10、12とを配置して、この両プレートの間に冷媒通路13、14、15を形成する構成にあるから、熱交換部3における冷媒通路構成は図6に示す例に限定されることなく、種々変更してもよいことはもちろんである。
【0072】
また、図3の金属薄板4では、センターリブ49を金属薄板幅方向の中央に設定して、冷媒通路2a、2bの幅を同一に設定することにより、この冷媒通路2a、2b内に上記センターリブに対して左右対称となるインナーフィン(図示せず)を配設可能としているが、上記センターリブを金属薄板幅方向の中央から左右にずれた位置に設定してもよい。
【0073】
また、冷媒通路2a、2b内にインナーフィンを設ける代わりに、金属薄板4に適宜の形状からなるリブ、あるいはディンプルを冷媒流れ方向に沿って形成し、冷媒側の伝熱効率および耐圧強度の向上を図るるようにしてもよい。
また、第11実施形態では、図28に示すように配管ジョイント8の配設位置をサイドプレート9のうち、出口タンク部9a側の端部に設定して、配管ジョイント8の出口パイプ8bを出口タンク部9a、エンドプレート10の張出部10cにラップする位置に設定しているが、配管ジョイント8を図28の配設位置より下方側にずらして、配管ジョイント8をエンドプレート10の中央部に配設することも可能である。
【0074】
この場合は、配管ジョイント8の入口パイプ8aの裏側領域だけでなく、出口パイプ8bの裏側領域に対応する部位にも、サイドプレート9の張出部9hを形成する。これにより、入口パイプ8aおよび出口パイプ8bの両方の裏側領域に対応する部位のサイドプレート9の耐圧強度を向上できる。
また、配管ジョイント8の配設位置をサイドプレート9のうち、入口タンク部9b側の端部に設定して、配管ジョイント8の入口パイプ8aを入口タンク部9bにラップする位置に設定して本発明を実施することも可能である。この場合は、第11実施形態によるサイドプレート9の張出部9hを、配管ジョイント8の出口パイプ8bの裏側領域に対応する部位に形成することになる。
【0075】
また、本発明は冷媒蒸発器に限定されることなく、種々な流体の熱交換を行う積層型熱交換器一般に広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す蒸発器の斜視図である。
【図2】図1の蒸発器を空気流れ方向Aの反対側から見た斜視図である。
【図3】図1の蒸発器に用いられるチューブ用の金属薄板の正面図である。
【図4】図1、2のB部の拡大図である。
【図5】図1、2のC−C断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態における蒸発器の冷媒通路構成を示す概略斜視図である。
【図7】図1、2の金属薄板積層方向の両端部の拡大図である。
【図8】蒸発器のろう付け前の組付姿勢を治具により保持する従来方法を示す概略図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示すエンドプレート張出部の断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示すエンドプレート張出部の断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示すエンドプレート張出部のである。
【図12】本発明の第5実施形態を示すもので、長さの異なる複数の張出部を設けたエンドプレートを示す部分斜視図である。
【図13】本発明の第6実施形態における、空調用クーリングユニットケースと冷媒蒸発器との組付構造を示す部分断面図である。
【図14】本発明の第7実施形態による、エンドプレート張出部の冷媒通路断面形状を示す断面図である。
【図15】本発明の第8実施形態による、エンドプレート張出部の冷媒通路断面形状を示す断面図である。
【図16】図22のD−D断面図である。
【図17】図22のE−E断面に対応する、第1実施形態の断面図である。
【図18】(a)は図22のF−F断面に対応する、第1実施形態の断面図、(b)は図22のF−F断面図で、第9実施形態による断面形状を示す。(c)は図25のI−I断面図で、第10実施形態による断面形状を示す。
【図19】(a)はエンドプレート両端部における張出部の打ち出し角度と応力との関係を示すグラフ、(b)は図22のG−G断面に対応する、第1実施形態の断面図である。
【図20】本発明の第9実施形態を示す蒸発器の左側面図である。
【図21】本発明の第9実施形態を示す蒸発器の正面図である。
【図22】本発明の第9実施形態を示す蒸発器の右側面図である。
【図23】本発明の第9実施形態を示すもので、図22のE−E断面図である。
【図24】本発明の第10実施形態を示す蒸発器の左側面図である。
【図25】本発明の第10実施形態を示す蒸発器の右側面図である。
【図26】図25のJ−J断面図である。
【図27】本発明の第11実施形態の案出の前提となる試作品において配管ジョイント設置部の断面図である。
【図28】本発明の第11実施形態による配管ジョイント設置部の断面図である。
【図29】本発明の第11実施形態におけるサイドプレートの要部平面図である。
【図30】本発明の第11実施形態におけるエンドプレートの要部平面図である。
【符号の説明】
1…蒸発器、2…チューブ、2a…風上側冷媒通路、2b…風下側冷媒通路、
3…熱交換部、4…金属薄板、7…コルゲートフィン、
8…配管ジョイント、8a…入口パイプ、8b…出口パイプ、
9、11…サイドプレート、10、12…エンドプレート、
10a、10c、10d、12a、12d…張出部、10d、12c…溝部、
10e、12e…タンク部、13、14、15…冷媒通路、
70…空調用クーリングユニットケース、71…位置決め用リブ。

Claims (12)

  1. チューブ(2)内を流れる流体と前記チューブ(2)の外部を流れる流体とを熱交換させる熱交換部(3)を有し、
    この熱交換部(3)のチューブ(2)を金属薄板(4)の積層構造により多数個並列形成するとともに、このチューブ(2)相互の間にフィン(7)を介在させ、
    前記フィン(7)のうち、前記金属薄板(4)の積層方向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、11)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合されるエンドプレート(10、12)を配置し、
    このエンドプレート(10、12)には、その長手方向に並列に延びる複数の張出部(10a、12a)が一体成形されており、
    この複数の張出部(10a、12a)と前記サイドプレート(9、11)との間の空間により、前記チューブ(2)内の流体通路(2a、2b)と連通する流体通路(13、14、15)が形成されており、
    さらに、前記エンドプレート(10、12)のうち、長手方向の両端部近傍に、前記複数の張出部(10a、12a)の間に、この複数の張出部(10a、12a)より打ち出し高さの低い張出部(10d、12d)が一体成形されていることを特徴とする積層型熱交換器。
  2. チューブ(2)内を流れる流体と前記チューブ(2)の外部を流れる流体とを熱交換させる熱交換部(3)を有し、
    この熱交換部(3)のチューブ(2)を金属薄板(4)の積層構造により多数個並列形成するとともに、このチューブ(2)相互の間にフィン(7)を介在させ、
    前記フィン(7)のうち、前記金属薄板(4)の積層方向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、11)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合されるエンドプレート(10、12)を配置し、
    このエンドプレート(10、12)には、その長手方向に並列に延びる複数の張出部(10a、12a)が一体成形されており、
    この複数の張出部(10a、12a)と前記サイドプレート(9、11)との間の空間により、前記チューブ(2)内の流体通路(2a、2b)と連通する流体通路(13、14、15)が形成されており、
    前記エンドプレート(10、12)のうち、長手方向の両端部近傍に、1つの連続した椀状のタンク部(10e、12e)を形成し、このタンク部(10e、12e)に、前記複数の張出部(10a、12a)を連結することを特徴とする積層型熱交換器。
  3. 前記エンドプレート(10、12)および前記サイドプレート(9、11)の板厚を前記金属薄板(4)の板厚より大きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載の積層型熱交換器。
  4. チューブ(2)内を流れる流体と前記チューブ(2)の外部を流れる流体とを熱交換させる熱交換部(3)を有し、
    この熱交換部(3)のチューブ(2)を金属薄板(4)の積層構造により多数個並列形成するとともに、このチューブ(2)相互の間にフィン(7)を介在させ、
    前記フィン(7)のうち、前記金属薄板(4)の積層方向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、11)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合されるエンドプレート(10、12)を配置し、
    このサイドプレート(9、11)とエンドプレート(10、12)とにより、前記チューブ(2)内の流体通路(2a、2b)と連通する流体通路(13、14、15)を形成し、
    さらに、前記エンドプレート(10)と前記サイドプレート(9)との間に形成される流体通路(13、14、15)に対して、流体を入出させるジョイント部材(8)を備え、
    このジョイント部材(8)を前記エンドプレート(10)の張出部(10a′、10c)に接合するとともに、前記サイドプレート(9)のうち、前記ジョイント部材(8)の裏側に対応する部位に、前記エンドプレート(10)と反対側に突出する張出部(9h)を形成したことを特徴とする積層型熱交換器。
  5. 前記エンドプレート(10、12)および前記サイドプレート(9、11)の板厚を前記金属薄板(4)の板厚より大きくしたことを特徴とする請求項4に記載の積層型熱交換器。
  6. チューブ(2)内を流れる流体と前記チューブ(2)の外部を流れる流体とを熱交換させる熱交換部(3)を有し、
    この熱交換部(3)のチューブ(2)を金属薄板(4)の積層構造により多数個並列形成するとともに、このチューブ(2)相互の間にフィン(7)を介在させ、
    前記フィン(7)のうち、前記金属薄板(4)の積層方向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、11)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合されるエンドプレート(10、12)を配置し、
    このサイドプレート(9、11)とエンドプレート(10、12)とにより、前記チューブ(2)内の流体通路(2a、2b)と連通する流体通路(13、14、15)を形成するとともに、この流体通路(13、14、15)は、前記エンドプレート(10、12)および前記サイドプレート(9、11)の長手方向に延びるように形成され、
    さらに、前記エンドプレート(10、12)および前記サイドプレート(9、11)の板厚を前記金属薄板(4)の板厚より大きくし、
    前記エンドプレート(10)と前記サイドプレート(9)との間に形成される流体通路(14、15)に対して、流体を入出させるジョイント部材(8)を備え、
    このジョイント部材(8)を前記エンドプレート(10)の張出部(10a′、10c)に接合するとともに、前記サイドプレート(9)のうち、前記ジョイント部材(8)の裏側に対応する部位に、前記エンドプレート(10)と反対側に突出する張出部(9h)を形成したことを特徴とする積層型熱交換器。
  7. 前記エンドプレート(10、12)には、その長手方向に並列に延びる複数の張出部(10a、12a)が一体成形されており、この複数の張出部(10a、12a)と前記サイドプレート(9、11)との間の空間により前記流体通路(13、15)が形成されていることを特徴とする請求項4ないしのいずれか1つに記載の積層型熱交換器。
  8. 前記エンドプレート(10、12)のうち、長手方向の両端部近傍に、前記複数の張出部(10a、12a)の間に、この複数の張出部(10a、12a)より打ち出し高さの低い張出部(10d、12d)が一体成形されていることを特徴とする請求項に記載の積層型熱交換器。
  9. 前記エンドプレート(10、12)のうち、長手方向の両端部近傍に、1つの連続した椀状のタンク部(10e、12e)を形成し、このタンク部(10e、12e)に、前記複数の張出部(10a、12a)を連結することを特徴とする請求項に記載の積層型熱交換器。
  10. 前記チューブ(2)内の前記流体通路(2a、2b)として、前記金属薄板(4)の長手方向に沿って風上側の流体通路(2a)と風下側の流体通路(2b)とを並列に形成し、
    前記金属薄板(4)の長手方向の両端部に、前記チューブ(2)相互の流体通路(2a、2b)を連通させる流体入口側タンク部(43、44)と流体出口側タンク部(47、48)を形成したことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の積層型熱交換器。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の積層型熱交換器の製造方法であって、
    前記金属薄板(4)、前記フィン(7)、前記サイドプレート(9、11)および前記エンドプレート(10、12)を積層して、所定の熱交換器構造に組付ける工程と、
    前記金属薄板(4)の積層方向に延びるワイヤー(60、61)により前記エンドプレート(10、12)の外側から前記熱交換器構造の組付体を締めつけて、この組付体の組付姿勢を保持する工程と、
    この組付姿勢を保持した状態で、前記組付体全体を一体ろう付けする工程とを備えることを特徴とする積層型熱交換器の製造方法。
  12. チューブ(2)内を流れる冷媒と前記チューブ(2)の外部を流れる空気とを熱交換させる冷媒蒸発器(1)と、
    この冷媒蒸発器(1)を収容するユニットケース(70)とを備え、
    前記冷媒蒸発器(1)のチューブ(2)を金属薄板(4)の積層構造により多数個並列形成するとともに、このチューブ(2)相互の間にフィン(7)を介在させ、
    前記フィン(7)のうち、前記金属薄板(4)の積層方向の両端部に位置するフィン(7)の外側に、この両端部のフィン(7)と接合されるサイドプレート(9、11)、およびこのサイドプレート(9、11)に接合されるエンドプレート(10、12)を配置し、 前記エンドプレート(10、12)には、その長手方向に並列に延びる複数の張出部(10a、12a)が一体成形されており、
    この複数の張出部(10a、12a)と前記サイドプレート(9、11)との間の空間により、前記チューブ(2)内の冷媒通路(2a、2b)と連通する冷媒通路(13、14、15)が形成されており、
    さらに、前記複数の張出部(10a、12a)の間に形成される溝部(10d、12c)が嵌合される位置決め用リブ(71)が前記ユニットケース(70)の内壁面に備えられており、
    前記溝部(10d、12c)と前記位置決め用リブ(71)が嵌合した状態で、前記冷媒蒸発器(1)が前記ユニットケース(70)内に収容されていることを特徴とする空調用クーリングユニット。
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