JPH10152620A - 赤外吸収体色素 - Google Patents

赤外吸収体色素

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JPH10152620A
JPH10152620A JP9238154A JP23815497A JPH10152620A JP H10152620 A JPH10152620 A JP H10152620A JP 9238154 A JP9238154 A JP 9238154A JP 23815497 A JP23815497 A JP 23815497A JP H10152620 A JPH10152620 A JP H10152620A
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JP
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dye
substituted
film
layer
photographic
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JP9238154A
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John David Mee
デビッド ミー ジョン
Colin James Gray
ジェームス グレイ コリン
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 850〜950nmの範囲に十分な吸収を有す
る赤外吸収体色素を提供する。 【解決手段】 感光層および式(I)の色素を含有する
要素を有する写真要素。 【化1】 式中:X1 及びX2 は、それぞれ5−又は6−員の複素
環式核;X3 は、5−又は6−員の環構造の形成原子
(置換も可);R1 及びR3 は、それぞれ置換又は非置
換アルキル基、或いは置換又は非置換アリール基;R3
は、H、置換又は非置換アルキル基、或いは置換又は非
置換アリール基;r及びsは、0又は1;wは、分子の
電荷バランスに必要な1個以上の対イオンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノナメチン鎖を有
する赤外吸収体シアニン色素を含む写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】広範囲にわたる色素が写真材料に使用さ
れている。カラー写真要素に画像を形成するのに使われ
ている様々な色素に加えて、分光増感色素が、本来は青
色光に対してのみ感光性であるハロゲン化銀の感光度を
放射線の他の波長にまで広げるように使われている。色
素は、また、入射放射線を吸収して画像の鮮鋭さを改善
するためのフィルターとして、典型的には、オーバーコ
ート層、中間層または下塗り層に置かれるフィルターと
してカラー写真材料に用いられる。粒間吸収体色素が、
また、光を吸収してそれによって乳剤の感光度を改良す
るため、分光増感したハロゲン化銀乳剤に直接添加され
てもよい。
【0003】写真要素に普通用いられる色素には、シア
ニンがあるが、これは、T.H.James編のThe Th
eory of the Photographic Process(写真処理の理
論)、第4版、第8章、1977年、ニューヨーク、M
acmillan社発行、およびF.M.Hamer
著、Cyanine Dyes and Related Compounds(シアニン色
素と関連化合物)、1964年、ニューヨーク、Wil
ey社発行に論じられている。種々様々な波長に最大吸
収値を有する色素が、別の用途に要求されている。
【0004】写真要素の特別な利用には、グラフィック
アート用の写真植字フィルムがある。そのような利用で
は、該フィルムがイメージセッター、スキャナー、処理
装置およびその他装置の内部で検出できることが重要で
ある。仮に機械がフィルムを検出できないならば、その
フィルムは役立たずとなろう。いくつかの他の検出シス
テムがグラフィック装置の製造業者によって用いられて
いることが知られている。特に興味があるのは、赤外線
エミッター/検出器システムを使うシステムである。か
かるシステムでの赤外線エミッターは、700〜150
0nm、典型的には850〜950nmの範囲の波長を有す
る赤外線を放射する。例えば、赤色レーザーダイオード
(LD)露光源(λmax 〜670nm)を備えたイメージ
セッターまたはスキャナーは、880nm(880nmは、
増感したハロゲン化銀乳剤の感光度域外である)で作動
する検出/位置決め装置を利用することがある。この場
合には、GaAlAs発光ダイオード(LED)がエミ
ッター装置として用いられている。フィルムが装填され
ているときはビームが遮断されて、散乱および/または
吸収が起こり、それによって適当な(例えば、Opto
Schmitt)880nm検出器に達する880nmの
放射量が減少することとなる。“フィルムなし”と“フ
ィルムあり”との間の差異が電流変化を発生させて、イ
メージセッターまたはスキャナーに対してフィルムの存
在を表示する。
【0005】かかるシステムでは、普通、ハロゲン化銀
乳剤による880nmの放射線の散乱で、十分フィルム検
出が可能である。しかし、乳剤技術の進歩によって、
3.5gAg/m2 以下の銀付着量で、0.18μm以
下の平均粒縁長の粒子をもつ乳剤(屡々、“微細粒”乳
剤という。)の使用が可能となってきた。かかるフィル
ムの利点は、散乱が減るということであり、それによっ
て画質が改善され、かつ(比較的)低い銀付着量での微
細粒子乳剤の高被覆力によって材料の節約も図れる。不
都合な点は、かかるフィルムは、880nmの赤外線エミ
ッター/検出器システムによっては検知されないという
ことである。「鎖状スルホン置換基を有するシアニン色
素」と題して、1996年4月2日に出願された米国特
許出願第08/626,414号明細書には、そのモノ
マー状態で、乾燥ゼラチン層中〜880nmで赤外吸収体
である、ヘプタメチンシアニン色素の一種を記載してい
る。かかる色素は、その880nmの検出特性を改善する
ために写真要素に添加してよい。
【0006】他の形態のグラフィックアート装置は、赤
外(IR)レーザーダイオード露光源(λ−max 〜78
0nm)を備えたイメージセッターおよびスキャナーを含
み、そしてこれらは約935nmで動作する検出装置を使
用してよい。これらの装置は、適当な検出器と共にエミ
ッター源としてGaAsLEDを利用している。不運な
ことに、前述したヘプタメチンシアニン色素(米国特許
出願第08/626,414号明細書)は、935nmで
は不良吸収体であって、この波長でフィルムの検出を促
進することには使用できない。
【0007】種々の赤外吸収体色素が、自動処理機内で
検出されるフィルムに使用されることが提案されてき
た。色素は、例えば、公開欧州特許出願第703,49
4号明細書、および公開日本特許出願の特開平3−13
8640号、特開平6−11793号、特開平8−15
821号および特開平4−70741号公報に開示され
ているように、固体粒子分散体の形態で添加することが
できる。これら色素の固体粒子分散体は、処理中に写真
要素から除去することが、これは屡々望まれているが、
困難である。種々のその他の赤外吸収性色素が、米国特
許第5,260,178号明細書および公開日本特許出
願の特開平3−39947号、特開平3−211542
号、特開平3−177833号、特開平1−26653
6号および特開平5−303165号公報に開示されて
いる。これら色素のあるもの、例えば米国特許第5,2
60,178号明細書に開示のものでは、それらが所望
の吸収性を有するためには凝集状態にあることが必要で
ある。
【0008】モノマーの吸収についてその光吸収帯を深
海色に(つまり、より長波長側に)シフトする凝集体
は、通常J−凝集体として公知である。J−凝集状態に
ある色素を使用すると、ある種の不都合を有する。例え
ば、同一の層内に他の成分を加えると、凝集の程度を変
えてしまうこと、また一緒になって凝集を排除さえして
しまうことが観察された。加えて、ある種の凝集色素
は、ゼラチン層の機械的特性を低下させる虞れがある。
色素の凝集は、また、もしもそのようなことが望まれる
ならば、処理中の色素の除去速度を減ずるかもしれな
い。そのような問題を回避するためには、色素をそのモ
ノマー状態で使用することが望ましい。しかし、米国特
許第5,260,178号明細書に記載されるタイプの
ヘプタメチンシアニンは、そのモノマー状態で880nm
の放射線を用いる検出装置に有効な波長よりも短波長側
にしか吸収極大を有しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】それ故、GaAlAs
あるいはGaAsLEDフィルムのいずれかの検出装置
を備えた装置における使用に向けられた写真要素に含有
させることができるような、そのモノマー状態で、85
0〜950nmの範囲に十分な吸収を有する赤外吸収体色
素を提供することが、本発明の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、次式(I)の
色素を含有する写真要素を提供する。
【化2】 (式中、X1 およびX2 は、それぞれ独立して5−また
は6−員の複素環式核を完結するのに必要な原子を表わ
し;X3 は、置換してもよい、5−または6−員の環構
造を形成するのに必要な原子を表わし;R1 およびR2
は、それぞれ独立して置換あるいは非置換のアルキル
基、または置換あるいは非置換のアリール基を表わし;
3 は、H、置換あるいは非置換のアルキル基、または
置換あるいは非置換のアリール基を表わし;rおよびs
は、独立して0または1であり;そして、wは、分子の
電荷をバランスするのに必要な1個以上の対イオンを表
わす。)
【0011】
【発明の実施の形態】写真要素の層構造に関して“〜の
下に”、“〜の上に”、“〜の下方に”、“〜の上方
に”、“下方の”またはその類似用語に言及する場合に
は、本発明では、該要素が普通の方法で露光される際の
光に対する相対的位置関係を言っている。“〜の上に”
または“〜の上方に”というときは、要素が標準的に露
光されるときに光源に近いことを意味し、これに対して
“〜の下方に”または“下方の”というときは、光源か
ら一層離れていることを意味している。典型的な写真要
素は、支持体上に塗布された種々の層を有するので、
“〜の上に”とか“〜の上方に”とかいう場合は、支持
体から遠いことを意味し、一方、“〜の下方に”とか
“〜の下に”とかいう場合は、支持体に近いことを意味
している。また、何か広い式に言及している場合には、
その広い式に含まれる狭い式をもつ化合物への言及も含
む(例えば、特定置換基を有する広い式に言及している
ときは、その広い式に含まれる狭い式は、他に格別の指
示がない限り、同じ置換基を有する可能性があることを
含む)ことも、理解されよう。
【0012】感光層または感光性ハロゲン化銀層への言
及は、可視光(約400〜700nm)、紫外線(約30
0〜400nm)または赤外線(約700〜1500nm)
に感光する層へも言及している。
【0013】本願明細書で“基”のような特定部分が言
及されているときは、これは、その部分自体が非置換で
あるかあるいは1個以上の置換基(最大可能性の個数ま
で)で置換されていてもよいことを意味する。一般に、
特に他に言及がない場合には、本願明細書に記載の分子
に使用可能な置換基には、写真の効用に必要な特性を破
壊しない、置換されあるいは置換されないいかなる基も
含まれる。
【0014】本発明に従えば、写真要素は、次式(I)
の赤外吸収体色素を含有する。
【化3】 (式中、X1 またはX2 は、それぞれ独立して5−また
は6−員の複素環式核を完結するのに必要な原子を表わ
し;X3 は、置換してもよい、5−または6−員の環構
造を形成するのに必要な原子を表わし;R1 およびR2
は、それぞれ独立して置換あるいは非置換のアルキル
基、または置換あるいは非置換のアリール基を表わし;
3 は、H、置換あるいは非置換のアルキル基、または
置換あるいは非置換のアリール基を表わし;rおよびs
は、独立して0または1であり;そして、wは、分子の
電荷をバランスするのに必要な1個以上の対イオンを表
わす。)
【0015】本発明の好ましい実施態様では、式(I)
の色素は、次式(Ia)からなる。
【化4】 (式中、Z1 およびZ2 は、それぞれ独立して置換ある
いは非置換のベンゼン基、置換あるいは非置換のナフタ
レン基、またはヘテロ芳香族基を形成するのに必要な原
子を表わし;Z3 は、置換してもよい、5−または6−
員の環構造を形成するのに必要な原子を表わし;R1
よびR2 は、それぞれ独立して置換あるいは非置換のア
ルキル基、または置換あるいは非置換のアリール基を表
わし;R3 は、H、置換あるいは非置換のアルキル基、
または置換あるいは非置換のアリール基であり;Q1
よびQ2 は、それぞれ独立してO,S,−N(R4 )ま
たは−C(R52 (こゝで、R4 およびR5 は、独立
して置換あるいは非置換のアルキル基、または置換ある
いは非置換のアリール基である)、そして、wは、分子
の電荷をバランスするのに必要な1個以上の対イオンを
表わす。)
【0016】本発明のより好ましい実施態様では、式
(I)の色素は、次式(Ib)からなる。
【化5】 (式中、Z1 およびZ2 は、それぞれ独立して置換ある
いは非置換のベンゼン基、置換あるいは非置換のナフタ
レン基、またはヘテロ芳香族基を形成するのに必要な原
子を表わし;R1 およびR2 は、それぞれ独立して置換
あるいは非置換のアルキル基、または置換あるいは非置
換のアリール基を表わし;R6 ,R7 ,R8 は、それぞ
れ独立してH、置換あるいは非置換のアルキル基、また
は置換あるいは非置換のアリール基を表わし;Q1 およ
びQ2 は、独立してO,S,−NR4 または−C
(R5 2 (こゝで、R4 およびR5 は、独立して置換
あるいは非置換のアルキル基、または置換あるいは非置
換のアリール基である)、そして、wは、色素の電荷を
バランスするのに必要な1個以上の対イオンを表わ
す。)
【0017】Z1 およびZ2 はベンゼンまたはナフタレ
ン基であるという言及がある場合には、これは、それら
が他の縮合アリール環を有する可能性を排除するものと
理解されよう。例えば、“ベンゼン基”はナフタレン基
を排除するし、また一方“ナフタレン基”はアントラセ
ン基を排除する。
【0018】式(I),(Ia)および(Ib)の色素
は、好ましくは少なくとも2個の、最も好ましくは少な
くとも4個の、そして可能な場合には6〜8個のように
多くの酸または酸塩基を有する。例えば、X1 ,X2
3 ,R1 およびR2 は、それぞれ少なくとも1個の酸
または酸塩基を有する。酸または酸塩基には、カルボキ
シ、スルホ、ホスファト、ホスホノ、スルホンアミド、
スルファモイル、またはアシルスルホンアミド(例え
ば、−CH2 −CO−NH−SO2 −CH3 基のような
基)が含まれる。“酸または酸塩基”なる用語は、遊離
酸基またはそれらに相当する塩に言及するのに用いられ
るが、イオン化不能なあるいはイオン化されたプロトン
がある場合のエステルを含めない。特に好ましいもの
は、スルホ基(例えば、3−スルホブチル、4−スルホ
ブチル、3−スルホプロピル、2−スルホエチル等)、
ホスファト基およびホスホノ基である。本発明の好まし
い実施態様では、R1 およびR2 は、両者がスルホアル
キル基であり、特に、前記に列挙された基から選ばれ
る。
【0019】少なくとも2個の酸または酸塩基の存在
は、色素の水溶性を増し、かつ凝集を防止するように作
用する。
【0020】“アルキル基”なる用語には、1〜20個
の炭素原子、好ましくは1〜10個の炭素原子そして最
も好ましくは1〜6個の炭素原子を有する、鎖状、分枝
鎖状または環式の置換あるいは非置換のアルキル基が含
まれる。好ましいアルキル基は、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、iso−ブチル、t−ブチル等である。
【0021】“アリール基”なる用語には、4〜7(ま
たは5〜6)の炭素原子を有し、O,NまたはSから選
ばれる1〜4個のヘテロ原子をもつ、置換あるいは非置
換の炭素環式基並びに置換あるいは非置換のヘテロアリ
ール基が含まれる。芳香族基の例には、フェニル、トリ
ル、ナフチル等が含まれる。ヘテロアリール基の例に
は、ピリジル、チエニル、ピロリルおよびフリル等が含
まれる。
【0022】X1 ,X2 ,Z1 およびZ2 により形成さ
れる環は、更に置換されてもよい。
【0023】本発明の最も好ましい実施態様では、R6
およびR7 は、置換あるいは非置換のアルキル、例えば
メチルであり、そしてR8 はHである。
【0024】wに関して好適なイオンの例には、ナトリ
ウム、カリウム、p−トルエンスルホン酸塩およびヒド
ロトリエチルアンモニウムが含まれる。
【0025】特定の基のいずれに係る置換基(X1 およ
びX2 ,Z1 およびZ2 ,R1 およびR2 に関して記載
されているいずれのそれらの基も含めて)も、ハロゲン
(例えば、クロロ、フルオロ、ブロモまたはヨード);
アルコキシ(特に、1〜10個または1〜6個の炭素原
子を有するもの、例えば、メトキシ、エトキシ等);置
換あるいは非置換アルキル(特に、1〜10個または1
〜6個の炭素原子を有するもの、例えば、メチル、トリ
フルオロメチル);アミドまたはカルバモイル(特に、
1〜10個または1〜6個の炭素原子を有するもの);
アルコキシカルボニル(特に、1〜10個または1〜6
個の炭素原子を有するもの);置換あるいは非置換アリ
ール(特に、1〜10個または1〜6個の炭素原子を有
するもの、例えば、フェニルまたは5−クロロフェニ
ル);N,OまたはSから選ばれる1〜3個のヘテロ原
子を含む5−または6−員環を有するもののようなヘテ
ロアリール(例えば、ピリジル、チエニル、フリルまた
はピロリル等);アルキルチオ(特に、1〜10個また
は1〜6個の炭素原子を有するもの、例えば、メチルチ
オまたはエチルチオ);ヒドロキシまたはアルケニル
(特に、1〜10個または1〜6個の炭素原子を有する
もの);シアノ:および当該分野で公知の他のものを含
むことができる。
【0026】本発明で使用する場合の実例となる色素は
次のようなものである:
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】本発明の写真要素から式(I)の色素の除
去を容易にするため、色素は、モノマーの非凝集状態で
要素中に存在していることが好ましい。
【0029】式(I)の色素は、要素の感光層または非
感光層中に存在してもよいが、好ましくは、非感光層中
に存在する。
【0030】感光層は、好ましくはハロゲン化銀乳剤を
含む。ハロゲン化銀は、分光増感色素で分光増感されて
いる。この分光増感色素は、式(I)の色素とは異なる
色素である。ハロゲン化銀は、分光増感色素がハロゲン
化銀に吸着するような周知の方法で、かかる分光増感色
素をもって増感されている。
【0031】吸収体色素が好適に配置される非感光層
は、感光層の上または下であって、要素の支持体と同じ
側にあってよいが、最も好ましくは、感光層が位置する
それと反対側の支持体面上にあるのがよい。
【0032】式(I)の色素は、F.M.Hamer著
の「シアニン色素および関連化合物」(Cyanine Dyes a
nd Related Compounds),1964年、ニューヨークの
Wiley社発行に記載されるような手法を用いること
によって調製することができる。
【0033】式(I)の色素は、水溶液あるいはアルコ
ール溶液として、ゼラチン溶液のような層の媒体物にそ
れを添加することにより写真要素に提供することができ
る。式(I)の付着量は、好ましくは1〜40mg/
2 、より好ましくは3〜20mg/m2 である。
【0034】本発明の写真要素は、典型的に少なくとも
1層の感光性ハロゲン化銀層と支持体を有する。それら
は、好ましくはグラフィックアートで用いられるような
黒白要素である。典型的に、そのような要素は、少なく
とも3層、即ち、ゲル下塗り層、写真乳剤層およびオー
バーコート層を有し、これらはその順で支持体上に塗布
されている。ゼラチン層(屡々、“ペロイド(Pell
oid)”層と呼ばれる。)は、また、典型的に前述の
層が塗布されている面の反対側の支持体面上に供され
る。しかし、代わりの塗布様式が採用されてもよい。例
えば、ゲル中間層が乳剤とオーバーコートとの間に塗布
されていいし、あるいはまた、支持体と乳剤層との間に
全く層を設けなくてもよい。
【0035】しかしながら、本発明の写真要素は、単色
要素または多色要素とすることができる。多色色素は、
スペクトルの3原色域のそれぞれに感光する色素画像形
成ユニットを含む。各ユニットは、スペクトルの所定域
に感光する単一乳剤層または多重乳剤層からなってよ
い。要素を構成する層は、画像形成ユニットの層を含め
て、当該分野で周知なように、種々の順に配置すること
ができる。一つの代替様式では、スペクトルの3原色域
のそれぞれに感光する乳剤を単一のセグメント層として
配置することができる。
【0036】典型的な多層写真要素は、少なくとも一つ
のシアン色素生成カプラーを含む少なくとも一つの赤感
性ハロゲン化銀乳剤層からなるシアン色素画像形成ユニ
ット、少なくとも一つのマゼンタ色素生成カプラーを含
む少なくとも一つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層からなる
マゼンタ色素画像形成ユニットおよび少なくとも一つの
イエロー色素生成カプラーを含む少なくとも一つの青感
性ハロゲン化銀乳剤層からなるイエロー色素画像形成ユ
ニットを支承してなる支持体を含む。
【0037】本発明の写真要素は、また、フィルター
層、中間層、オーバーコート層、下塗り層等のような付
加的な層も含むことができる。
【0038】本発明の写真要素は、また、Resear
ch Disclosure、第34390項、199
2年10月に記載されるような磁気記録材料、または、
米国特許第4,279,945号および同第4,30
2,523号明細書に開示の透明支持体の下側に磁性粒
子を含有する層のような透明磁気記録層を有効に含んで
もよい。該要素は、典型的に5〜30μmの全体の厚さ
(支持体を除く)を有する。
【0039】写真要素に使用する好適な材料についての
以下の記述において、Research Disclo
sure、第365巻、第36544項、1994年9
月、英国、ハンプシャー州 P0107DQ、エムスワ
ース、北通り12a,Dudley AnnexのKe
nneth Mason Publications,
Ltd.発行を参照するが、以後これを“Resear
ch Disclosure I”の語で特定する。
【0040】写真要素に使用するハロゲン化銀乳剤は、
表面感光性乳剤あるいはカブリ不要内部潜像形成乳剤の
ようなネガ型乳剤、または内部潜像形成乳剤(これは、
要素中でカブリを与えるものまたは処理中にカブリを与
えるもののいずれかがある)からなるポジ型乳剤であっ
てよい。好適な乳剤およびその調製、並びに化学増感お
よび分光増感法は、第I〜V節に記載されている。写真
要素に用いることができるベヒクルは、第II節に記載さ
れ、そして、増白剤、カブリ防止剤、安定化剤、光吸収
・散乱物質、硬膜剤、塗工助剤、可塑剤、滑材および艶
消し剤のような種々の添加剤は、例えば、第VI〜XIII節
に記載されている。製造法は、全節に記載され、層の配
置は特に第XI節に、露光の別法は第XVI 節に、そして処
理方法および処理剤は第XIX およびXX節に記載されてい
る。
【0041】フィルムは、好ましくは、0.18μm以
下の平均粒縁長をもつハロゲン化銀粒子を3.5gAg
/m2 以下の付着量で有する。このようなフィルムのハ
ロゲン化銀は、その粒子が小さくなるほど赤外域での吸
収と散乱が減少し、そして、より小さいハロゲン化銀が
乳剤層に塗布されるときは、はるかに少ない程度まで散
乱を減らすことができる。よって、式(I)の吸収体色
素は、ハロゲン化銀の大きさと付着量によっては、例え
ばイメージセッター装置内での検出が不能になるような
要素において特に有効である。
【0042】写真要素用の支持体は、透明または反射性
(例えば、紙支持体)であってよい。かかる支持体に
は、セルロースエステル(例えば、セルローストリアセ
テートおよびセルロースジアセテート)および二塩基性
芳香族カルボン酸と二価アルコールのポリエステル(例
えば、ポリ(エチレン−テトラフタレート)、ポリ(エ
チレン−ナフタレート)のような重合体フィルム、紙お
よびポリマー塗被紙が含まれる。このような支持体は、
Research Disclosure I、第XV節
に更に詳細に記載されている。グラフィックアート要素
用に好ましい支持体は、適切な波長の光を吸収するよう
に設計された慣用のグラフィックアートハレーション防
止用バックコート、即ち“ペロイド”(これは、感光性
ハロゲン化銀が与えられる面と反対側の支持体面上にあ
る)をもつポリエチレンテレフタレートである。
【0043】写真要素は、また、画質を改善するための
漂白または定着の処理工程を促進し、あるいは場合によ
っては緩和する材料を含んでもよい。欧州特許第19
3,389号、同第301,477号明細書;米国特許
第4,163,669号、同第4,865,956号お
よび同第4,923,784号明細書に記載されている
漂白促進剤は、特に有用である。また、現像促進剤また
はその先駆体(英国特許第2,097,140号、同第
2,131,188号明細書);電子移動剤(米国特許
第4,859,578号、同第4,912,025号明
細書);ヒドロキノン、アミノフェノール、アミン、没
食子酸の誘導体;カテコール;アスコルビン酸;および
スルホンアミドフェノールのようなカブリ防止剤を使用
することも考えている。
【0044】該要素は、また、コロイド状銀ゾルあるい
はイエローおよび/またはマゼンタフィルター色素を、
水中油型分散体、ラテックス分散体としてあるいは固体
粒子分散体としてのいずれかの形態で含むフィルター色
素層を含有してもよい。
【0045】写真要素を形成する乳剤および材料は、米
国特許第4,917,997号明細書に記載されるよう
にpH調整した支持体上に;エポキシ溶媒を用いて(欧州
特許第0,164,961号明細書);付加的な安定剤
と共に(例えば、米国特許第4,346,165号、同
第4,540,653号および同第4,906,559
号明細書に記載されるように);カルシウムのような多
価カチオンに対する感光度を下げるため、米国特許第
4,994,359号明細書に記載されるようなバラス
トされたキレート剤と共に;そして、米国特許第5,0
68,171号および同第5,096,805号明細書
に記載されるもののようなステイン減少化合物と共に、
塗布してよい。
【0046】本発明の要素に用いるハロゲン化銀乳剤
は、これは式(I)の色素によって増感されるが、グラ
フィックアートの利用に必要とされる高コントラスト画
像を与えるタイプのものであることが好ましい。かかる
乳剤は、慣例上、塩化銀量において比較的に高く、そし
て沃化銀量においては低い。それらは、塩化銀に加えて
臭化銀と沃化銀の両者を含んでよい。好ましくは、これ
ら乳剤の沃化物含有量は、10モル%より小さい。しか
し、好ましい乳剤では、少なくとも50%(最も好まし
くは70%)の塩化物と50%より少ない(最も好まし
くは30%)沃化物を含む。前述の%の数字はモル%で
ある。
【0047】グラフィックアートの分野では周知である
が、粒子は、ロジウム、ルテニウム、イリジウムまたは
その他の第VIII族金属を、好ましくは10-9〜10-3
−金属/M−Ag、より好ましくは10-6〜10-3M−
金属/M−Agのレベルでドープされてよい。好ましい
第VIII族金属は、ロジウムである。
【0048】ハロゲン化銀粒子のタイプには、好ましく
は、多形、立方晶および八面結晶体を含む。ハロゲン化
銀の粒径は、写真組成物に有用であることが知られるい
かなる分布を有するものであってよく、また、多分散ま
たは単分散されていてもよい。写真要素に用いられるハ
ロゲン化銀乳剤は、表面感光性乳剤あるいはカブリ不要
内部潜像形成乳剤のようなネガ型乳剤、またはポジ型乳
剤あるいは内部潜像形成乳剤(これらは、要素中でカブ
リを付与してもあるいは処理中にカブリを付与してもよ
い)であってよい。
【0049】平板状ハロゲン化銀乳剤が使用されてもよ
い。平板状粒子は、残りの粒子面より明らかに大きい二
つの主要な面を有するものであり、そして平板状粒子の
乳剤は、その平板状粒子が少なくとも30%、より典型
的には少なくとも50%、好ましくは>70%、そして
最高では>90%の総粒子投影面積を占めるものであ
る。平板状粒子の乳剤は、高アスペクト比平板状粒子乳
剤‥即ち、ECD/t>8(こゝで、ECDは、投影粒
子面積と等しい面積を有する円の直径であり、そしてt
は、平板状粒子の厚さである。);中間アスペクト比平
板状粒子乳剤‥即ち、ECD/t=5〜8;または低ア
スペクト比平板状粒子乳剤‥即ち、ECD/t=2〜5
であってよい。この乳剤は、典型的に高い平板度
(T)、(こゝで、T(即ち、ECD/t2 )>25
で、ECDおよびtは、共にμmで測定される。)を示
す。平板状粒子は、平板状粒子乳剤の目的とする平均ア
スペクト比および/または平均板状度を共に達成するも
のであるならばいかなる厚さからなるものであってもよ
い。投影面積の要件を満足する平板状粒子は、好ましく
は、<0.3μmの厚さを有するものであり、薄い(<
0.2μm)平板状粒子であれば特に好ましく、そして
非常に薄い(<0.07μm)平板状粒子であれば、最
高の平板状粒子性能が発揮されるものと考えられてい
る。沃ハロゲン化銀平板状粒子の純粋な青吸収がブルー
感度に求められるときは、典型的に0.5μmの厚さま
での厚い平板状粒子の使用が考えられる。
【0050】高沃化物平板状粒子乳剤は、Houseの
米国特許第4,490,458号明細書、Maskas
kyの米国特許第4,459,353号明細書および八
木外の欧州特許第0,410,410号明細書に説明さ
れている。
【0051】面心立方(岩塩型)結晶格子構造を形成す
るハロゲン化銀から形成される平板状粒子は、{10
0}または{111}主面のいずれかを有する。{11
1}主面の平板状粒子を含む乳剤は、調節された粒子分
散度、ハロゲン化物分布、双晶平面間隔、端縁構造およ
び粒子転位、並びに吸収された{111}粒子面の安定
化剤をもつものも含めて、Research Disc
losure I、第I.B.(3)節(第503頁)
に引用されているそれらの参照文献に説明されている。
【0052】ハロゲン化銀粒子は、当該分野で周知の方
法、例えばResearch Disclosure
およびJames著のThe Theory of the Photograph
ic Process(写真処理の理論)に記載される方法に従っ
て調製してよい。これらには、アンモニア乳剤製造法、
中性または酸性乳剤製造、および当該分野で知られるそ
の他の方法のような方法が含まれる。これらの方法は、
一般に、水溶性銀塩を保護コロイドの存在下で水溶性ハ
ロゲン化塩と混合し、そして沈殿によるハロゲン化銀の
生成中に、温度、pAg, pH 値等を適切な値に調節するこ
とを含む。
【0053】ハロゲン化銀は、貴金属(例えば、金)増
感剤、中間カルコゲン(例えば、硫黄)増感剤、還元増
感剤および当該分野で周知な他の増感剤で有効に化学増
感されてよい。ハロゲン化銀の化学増感に有用な化合物
および手法は、当該分野に周知なものであり、そして
esearch Disclosure Iおよびそこ
に引用された参照文献に記載されている。
【0054】写真要素は、典型的には、乳剤の形態でハ
ロゲン化銀を与える。写真乳剤は、一般的に写真要素の
層として乳剤を塗布するベヒクルを含む。有用なベヒク
ルには、蛋白質、蛋白誘導体のような両天然産出物質、
セルロース誘導体(例えば、セルロースエステル)、ゼ
ラチン(例えば、牛骨または皮革ゼラチンのようなアル
カリ処理ゼラチン、豚皮ゼラチンのような酸処理ゼラチ
ン)、ゼラチン誘導体(例えば、アセチル化ゼラチン、
フタレート化ゼラチン等)およびResearch D
isclosure Iに記載されるようなその他のも
のが含まれる。また、ベヒクルまたはベヒクル増量剤と
して有用なものに、親水性水透過性コロイドがある。こ
れらには、Research Disclosure
に記載されるような、合成ポリマー解膠剤、担体、お
よび/またはポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニル
ラクタム)、アクリルアミドポリマー、ポリビニルアセ
タール、アルキルおよびスルホアルキル(メタ)アクリ
レートのポリマー、加水分解したポリビニルアセテー
ト、ポリアミド、ポリビニルピリジン、メタアクリルア
ミドコポリマー等のようなバインダーが含まれる。ベヒ
クルは、写真要素に有効ないかなる量で乳剤中に存在し
てもよい。乳剤には、また、写真乳剤に有用であること
が知られるいかなる添加剤も含むことができる。これら
には、活性ゼラチン、硫黄、セレニウム、テルリウム、
金、白金、パラジウム、イリジウム、オスミウム、ルテ
ニウム、ロジウム、燐、またはその組合わせのような化
学増感剤が含まれる。化学増感は、一般に、Resea
rch DisclosureI、第IV節、(第510
〜511頁)およびそこに引用された参照文献に記載さ
れるように、pAg 5〜10、pH3〜6および温度30〜
80℃で実施される。
【0055】増感色素は、写真要素に乳剤を塗布する前
(例えば、化学増感中またはその後)あるいは同時に、
ハロゲン化銀粒子と親水性コロイドからなる乳剤に添加
してよい。色素は、例えば、水溶液あるいはアルコール
溶液として添加してよい。
【0056】写真要素は、グラフィックアートフィルム
用に周知ないかなる手法を用いて像様に露光してもよ
い。かかる露光には、約400〜800nmの波長を有す
る放射線に対する露光が含まれる。露光は、レンズを通
して実像に曝してもよい。しかし、露光は、発光装置手
段(例えば、ライトバルブ、CRT等によって制御され
た光)によってコンピューター格納され、また発生する
画像に曝露することによってなしてもよい。
【0057】写真要素は、いかなる周知の処理によって
処理してもよい。処理法は、Research Dis
closure I、第XIX およびXX節、または、T.
H.James著のThe Theory of the Photographic P
rocess(写真処理の理論)、第4版、1977年、ニュ
ーヨークのMacmillan社発行に記載されてい
る。
【0058】好ましいグラフィックアートフィルムの場
合には、写真要素に含まれる感光性ハロゲン化銀は、好
ましくは露光した後に処理して、薬剤または要素中に含
まれる現像主薬の存在下にハロゲン化銀をアルカリ剤と
結合させることによって、可視像を形成させる。写真要
素が結合した現像主薬を含むときに、該要素はアクチベ
ーターの存在下で処理される。
【0059】非常に高いコントラスト画像が、pH値11
〜12.3の範囲で処理することによってグラフィック
アートフィルムでは得られるが、好ましくは更に低いpH
値、例えば11以下が、そして最も好ましくは、10.
3〜10.5の範囲にあるpH値が、本明細書中に記載さ
れるような写真記録材料を処理する場合には採用され
る。
【0060】好ましいグラフィックアートフィルム用の
現像液は、典型的に水溶液であるが、ジエチレングリコ
ールのような有機溶媒も、有機成分の溶解作用を促進す
るために含有させることができる。現像液は、慣用の現
像主薬、例えば、ポリヒドロキシベンゼン、アミノフェ
ノール、p−フェニレンジアミン、アスコルビン酸、ピ
ラゾリドン、ピラゾロン、ピリミジン、亜二チオン酸
塩、ヒドロキシルアミン、またはその他の慣用現像主薬
の一種またはこれを組合せて含む。
【0061】本発明に従って構成される好ましいグラフ
ィックアートフィルムを処理するときに、ヒドロキノン
と3−ピラゾリドン現像主薬を組合わせて用いることが
推奨される。現像液のpHは、アルカリ金属の水酸化物と
炭酸塩、硼酸塩およびその他の塩基性塩で調節すること
ができる。現像中にゼラチンの膨潤を減らすため、硫酸
ナトリウムのような化合物を現像液中に混入することが
できる。また、チオシアン酸ナトリウムのような化合物
を、粒度を下げるために入れることができる。エチレン
ジアミン四酢酸またはそのナトリウム塩のようなキレー
トおよび封鎖剤を入れてもよい。一般に、グラフィック
アートフィルムに好適ないかなる慣用の現像液組成も、
本発明の好ましいグラフィックアートフィルムを処理す
る際に使用することができる。特定例の写真現像液は、
Handbook of Chemistry and Physics(化学及び物理ハン
ドブック)、第36版、第3001頁以降に“Photogra
phic Formulae(写真処方)”の題名の下に、並びにProc
essing Chemicals and Formulae(処理薬剤および処
)、第6版、イーストマンコダック(1961年)発
行に開示されている。グラフィックアート要素は、もち
ろん、米国特許第3,573,914号明細書および英
国特許第376,600号明細書に説明されるように、
リトグラフ写真要素用の慣用現像液で処理することがで
きる。
【0062】本発明タイプのグラフィックアート要素の
構成および処理に関する更に詳細な事項は、米国特許第
4,975,354号明細書に見い出すことができる。
しかしながら、既に記載したように、本発明の要素は、
感光性ハロゲン化銀乳剤を有していなければならない
し、また、式(I)の色素を含む層を含有していなけれ
ばならない。
【0063】
【実施例】本発明は、更に以下の実施例に記載されてい
る。
【0064】実施例1:色素I−1の調製 アンヒドロ−2−メチル−3−(3−スルホプロピル)
ベンゾチアゾリウムヒドロキシド(5.42g)と中間
(3.79g)をアセトニトリル(150ml)中に
混合した。無水酢酸(2.04g)とトリエチルアミン
(4.04g)を添加し、この混合物を磁気撹拌しつ
つ、1.25時間、50℃のオイル浴中で加熱した。こ
の間に色素がトリエチルアミン塩として分離した。この
塩を集め、乾燥し、しかる後メタノールに溶解した。酢
酸ナトリウム(0.82g)のメタノール溶液を添加し
たところ、色素のナトリウム塩が分離したので、これを
アセトニトリルから再結晶した。λmax(MeOH)88
9nm,εmax 17.3×104
【化8】
【0065】実施例2:色素I−2の調製 この色素の沃化塩を、3−エチル−2−メチルベンゾチ
アゾリウムイオダイド(3.05g)と中間体(1.
90g)から前述した方法で調製し、メタノールから再
結晶することによって精製した。この沃化塩を過剰量の
メチルp−トルエンスルホネートと共に、30分間、1
00℃で加熱した。冷却後、エーテルを添加して、色素
のp−トルエンスルホネート塩を沈殿させた。これをメ
タノールから再結晶した。収量1.22g,λmax(Me
OH)884nm,εmax 18.0×104
【0066】実施例3:色素I−3の調製 アンヒドロ−1,1,2−トリメチル−7−スルホ−3
−(3−スルホブチル)ベンズ[e]インドリウムヒド
ロキシド(21.3g)と中間体(9.5g)をアセ
トニトリル(600ml)に混合した。無水酢酸(5.1
g)とトリエチルアミン(13.9g)を添加し、この
混合物を撹拌して50℃で1.5時間温めた。得られた
溶液を室温まで冷却し、沃化ナトリウム(20g)のア
セトニトリル溶液を添加したところ、色素のナトリウム
塩が分離した。色素を集め、アセトニトリルで洗浄し
た。1:1の水性メタノールから再結晶した後、8.0
6gの精製した色素を得た。λmax(MeOH)903n
m,εmax 27.2×104
【0067】写真の評価 これらの実施例では、以下の吸収体色素を用いた。
【化9】
【0068】
【化10】
【0069】
【化11】
【0070】実施例4:赤外線感光フィルムで使用する
ペロイドの作製 一連の典型的なペロイド層を、これらに色素I−3を
0,6,12,18および24mg/m2 の付着量で含有
させて、不導電性のポリエチレンテレフタレートフィル
ム基体上に塗布した(それぞれ、ペロイド層1〜5)。
各ペロイド層には、また、3種の吸収体色素ABS1,
ABS2およびABS3を、それぞれ129,40およ
び109mg/m2 の付着量で含有させた。これら溶解性
色素の添加目的は、ハレーション防止保護、安全光保
護、UV保護、表裏面の識別等であった。ペロイド層
は、3.0g乾燥ゼラチン/m2 の総ゼラチン含有量を
有していたが、同時に0.488g乾燥ゼラチン/m2
のゼラチン付着量をもつスーパーコートで上塗りした。
スーパーコートには、塗膜を補助するための艶消しビー
ズ、滑剤および界面活性剤を含有させた。全体のペロイ
ド側の層は、その全乾燥ゼラチンの4.5重量%にビス
(ビニルスルホニル)メタンで硬膜処理した。
【0071】935,920および880nmでのペロイ
ドの吸収能(A)は、透過率(T)および反射率(R)
(こゝで、A=1−(R+T))の測定値から計算し、
%として表示した。結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】表1のデータは、935〜880nm間の吸
収は、ペロイド層における色素I−3の量が増えるにつ
れて増大することを示している。この色素をフィルムに
含有させることが、880nmまたは935nmで作動する
検出/位置決め装置の適用拡大に有益であることは明ら
かであることを示していよう。
【0074】実施例5:赤外イメージセッター/スキャ
ナー装置での使用に適したフィルムの作製 色素I−3の有用性を、更に次の実施例によって説明す
る。780nmで発光する赤外レーザーダイオードの露光
源を備えたイメージセッターおよびスキャナーでの露光
用に設計された次の二種のフィルム(表2)を考察して
いただきたい。
【0075】
【表2】
【0076】フィルム1は、常に約935nmで作動する
GaAsLED検出器を備えた赤外スキャナー装置によ
り検出されたのに対して、フィルム2は、検出されるこ
とを当てにできなかった。フィルム1では、入射935
nm放射線の70%未満しか検出器にまで透過されなかっ
たのに対して、フィルム2では、77%の透過率が認め
られたことが表2からわかる。残りの放射線は、散乱さ
れたか(この減少は、より小さい粒径とより低い銀付着
量に起因していることに留意)、吸収された。フィルム
2の吸収は、使用した導電性支持体の特性である。
【0077】そうすると、フィルム2のタイプのフィル
ム製品を検出可能にするためには、さらに8%ぐらいの
入射935nm放射線が散乱されるかあるいは吸収される
ことが必要である。よって、色素の潜在的有効性は、で
きたら色素I−3程度は欲しい。このことは、以下の表
3に説明されており、そこでは、フィルム2のハロゲン
化銀乳剤層が前記作製されたペロイドサンプルのPel
l 1〜5上に塗布されたそれぞれのフィルムサンプル
3〜7が作製されている。
【0078】
【表3】
【0079】このデータは、フィルム5が検出に必要な
特性(≦70%透過率)を有していること、即ち、検出
可能なものとなすには、フィルムサンプル中に含有すべ
き色素I−3のレベルは、単に12mg/m2 しか必要と
していないことを示している。
【0080】実施例6:赤外線感光フィルムに使用する
ためのペロイドの作製−導電性支持体上の塗膜 実験フィルムの塗膜が導電性タイプのフィルム支持体
(フィルム2に使用されているもの)上に作製されるな
らば、そのとき必要となる色素I−3のレベルは、この
タイプの基体が本来有している吸収特性のために低くな
るであろうことが、実施例5からわかるであろう。この
ことは、当該実施例に示されるデータによって確認され
ている。
【0081】一連の典型的なペロイド層を、これらに色
素I−3を、0,3,6,9,12,15および18mg
/m2 の付着量で含有させて、導電性のポリエチレンテ
レフタレートフィルム基体上に塗布した(それぞれ、ペ
ロイド層6〜12)。その他全ての方法において、これ
らペロイドは、実施例4のペロイドと同じにした。前述
したように、935,920および880nmでの塗膜の
吸収能(A)は、透過率(T)および反射率(R)(こ
ゝで、A=1−(R+T))の測定値から計算し、%と
して表示した。結果を表4に示す。
【0082】
【表4】
【0083】フィルム2のハロゲン化銀乳剤層を、次い
で前記作製されたペロイドサンプルPell 6〜12
上に塗布して、それぞれフィルムサンプル8〜14(表
5)を作製した。
【0084】
【表5】
【0085】このデータは、フィルム10が、935nm
で作動するGaAsLEDを備えたグラフィック装置で
の検出に必要な特性(≦70%透過率)を有しているこ
とを示している。このケースでは、検出可能なものとな
すためにフィルムサンプル中に含有すべき色素I−3の
レベルは、単に6mg/m2 しか必要としていない。
【0086】実施例7:赤色レーザーダイオード感光フ
ィルムに使用するためのペロイドの作製 一連の典型的なペロイド層を、これらに色素I−3を、
0,6,12,18および24mg/m2 の付着量で含有
させて、不導電性のポリエチレンテレフタレートフィル
ム基体上に塗布した(それぞれ、ペロイド層13〜1
7)。各ペロイド層には、また、4種の吸収体色素AB
S3,ABS4,ABS5およびABS6をそれぞれ2
02.4,304.5,28.0および187.5mg/
2 の付着量で含有させた。これら溶解性色素の添加目
的は、ハレーション防止保護、安全光保護、UV保護、
表裏面の識別等であった。その他セットの5つの塗膜
(ペロイド層18〜22)では、前記4種の溶解性色素
を、固体粒子分散体として含まれる単一の吸収体色素A
BS7で、色素付着量200mg/m2 となるように置換
した。このペロイド層は、3.0g乾燥ゼラチン/m2
の総ゼラチン含有量を有していたが、同時に0.488
g乾燥ゼラチン/m2 のゼラチン付着量をもつスーパー
コートで上塗りした。スーパーコートには、塗膜を補助
するための艶消しビーズ、滑剤、および界面活性剤を含
有させた。全体のペロイド側の層は、その全乾燥ゼラチ
ンの4.5重量%にビス(ビニルスルホニル)メタンで
硬膜処理した。
【0087】935,920および880nmでのペロイ
ドの吸収能(A)は、透過率(T)および反射率(R)
(こゝで、A=1−(R+T))の測定値から計算し、
%として表示した。結果を表6に示す。
【0088】
【表6】
【0089】表6のデータは、935〜880nmの間の
吸収は、ペロイド層における色素I−3の量が増えるに
つれて増大することを示している。この色素をフィルム
に含有させることが、880nmまたは935nmで作動す
る検出/位置決め装置の適用拡大に有益であることは明
らかであることを示していよう。
【0090】実施例8:赤色レーザーダイオードイメー
ジセッター/スキャナー装置に使用するためのフィルム
の作製 色素I−3の有用性を、更に以下の実施例で説明する。
約670nmで発光する赤色レーザーダイオードの露光源
を備えたイメージセッターおよびスキャナーでの露光用
に設計された次の二種のフィルム(表7)を考察してい
ただきたい。
【0091】
【表7】
【0092】フィルム15は、常に約880nmで作動す
るGaAsLED検出器を備えたLDイメージセッター
装置により検出されたのに対して、フィルム16は、検
出されることを当てにできなかった。フィルム15で
は、入射880nm放射線の75%未満しか検出器にまで
透過されなかったのに対して、フィルム16では、約8
0%の透過率が認められたことが表7からわかる。残り
の放射線は、ほとんどが散乱した(この減少は、フィル
ム16でのより小さい粒径とより低い銀付着量に起因し
ていることに留意)。
【0093】そうすると、フィルム16タイプのフィル
ム製品を検出可能にするためには、さらに5%ぐらいの
入射880nm放射線が散乱されるかあるいは吸収される
ことが必要である。よって、色素の潜在的有効性は、で
きたら色素I−3程度は欲しい。このことは、以下の表
8に説明されており、そこでは、フィルム16のハロゲ
ン化銀乳剤層が前記作製されたペロイドサンプルのPe
ll 13〜22上に塗布されて、それぞれのフィルム
サンプル17〜26が作製されている。
【0094】
【表8】
【0095】このデータは、フィルム18(溶解性色素
のペロイドの場合)およびフィルム23(固体粒子色素
のペロイドの場合)は両者とも、表7のデータにより判
断されるように、検出に必要な特性(≦75%の透過
率)を有していることを示している。換言すると、検出
を確保するためには、これらのフィルムサンプル中に含
有すべき色素I−3は、せいぜい6mg/m2 の量が必要
とされるにすぎないということである。
【0096】
【発明の効果】写真要素での前記タイプの色素は、70
0〜1500nmの範囲に吸収波長を有する。好ましい色
素では、850〜950nmの範囲に吸収極大を有する。
更に、かかる色素は、適時に置換して、ゼラチン塗膜に
水溶性化と非凝集化を図ることができ、所望なら、処理
中における写真要素からの除去を助長する。
【0097】本発明では、好ましい実施態様に特に言及
して詳細に述べてきたけれども、本発明の技術的思想並
びに範囲内で変更および改良をなすことができることも
理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 487/04 144 C07D 487/04 144 G03C 1/00 G03C 1/00 B 1/40 1/40 1/83 1/83

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光層および式(I)の色素を含有する
    要素を含む写真要素。 【化1】 (式中、X1 およびX2 は、それぞれ独立して5−また
    は6−員の複素環式核を完結するのに必要な原子を表わ
    し;X3 は、置換してもよい、5−または6−員の環構
    造を形成するのに必要な原子を表わし;R1 およびR2
    は、それぞれ独立して置換あるいは非置換のアルキル
    基、または置換あるいは非置換のアリール基を表わし;
    3 は、H、置換あるいは非置換のアルキル基、または
    置換あるいは非置換のアリール基を表わし;rおよびs
    は、独立して0または1であり;そして、wは、分子の
    電荷をバランスするのに必要な1個以上の対イオンを表
    わす。)
JP9238154A 1996-09-04 1997-09-03 赤外吸収体色素 Pending JPH10152620A (ja)

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