JPH10151954A - 自動変速機用位置検出スイッチ一体型電子制御ユニット - Google Patents

自動変速機用位置検出スイッチ一体型電子制御ユニット

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JPH10151954A
JPH10151954A JP8325899A JP32589996A JPH10151954A JP H10151954 A JPH10151954 A JP H10151954A JP 8325899 A JP8325899 A JP 8325899A JP 32589996 A JP32589996 A JP 32589996A JP H10151954 A JPH10151954 A JP H10151954A
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孝男 谷口
Nobuaki Miki
修昭 三木
Ken Kiyama
研 木山
Naotaka Murakami
直隆 村上
Naoto Ogasawara
直人 小笠原
Toshiya Morishita
敏弥 森下
Takemasu Kano
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    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機用の位置検出スイッチと電子制御
装置とをコンパクトに一体化する。 【解決手段】 電子制御ユニットは、自動変速制御プロ
グラムを内蔵したマイクロコンピュータを含む複数の素
子51a,51bが配置された基板50と、マイクロコ
ンピュータに検知部を接続された位置検出スイッチとを
共通のケース内に組み込まれている。位置検出スイッチ
は、ロータ40と、基板50上に配置された複数の非接
触式センサ52a〜52eからなる。マイクロコンピュ
ータは、ロータ40の回転に対応した各センサからの信
号に基づき、各センサに対するロータの回転角の位置ず
れを演算して補正する学習制御プログラムを内蔵する。
基板50の素子のうち、少なくとも一部の素子は、ロー
タの回転範囲の外側に配列された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の制御
ユニットに関し、特に、自動変速機本体に取り付けられ
て運転者のセレクト操作により選択されるレンジ位置を
検出する位置検出スイッチと、変速制御のための電子制
御装置を一体化した制御ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機は、その本体内に組み
込まれた油圧制御装置を電子制御装置により制御して、
運転操作により選択されたレンジ内で自動的に変速を行
う構成とされており、自動変速機本体は車両のエンジン
に取り付けてエンジンルーム内に搭載されるのに対し
て、電子制御装置は温度環境の良い車室内等に離れて配
置されている。こうした両装置は、単体部品として個々
に十分な品質管理がなされるが、両者は最終的に連結さ
れたときに所期の性能を発揮しなければならないので、
接続状態での品質管理もまた必要である。ところで、自
動変速機本体と電子制御装置との接続は、車両搭載時に
行われるので、その時点まで組み合わせられる自動変速
機本体と電子制御装置とを1対1の対応関係に特定した
管理を行うことはできず、車両への搭載後に両者を整合
させるための調整を行わなければならない。こうした事
情から、自動変速機の総合的な品質管理は、工数を要す
る困難なものとなっている。
【0003】また、電子制御装置は、自動変速機本体側
で変速機の各種情報を検出するセンサ類から入力される
信号と、エンジン制御コンピュータから得られるエンジ
ン側の情報に応じて、自身に内蔵された各種データに基
づき、自動変速機本体内の油圧制御装置に変速のための
信号を出力するものであるから、両者を連結するワイヤ
ハーネスも長いものが必要となり、価格の上昇を招き、
電磁ノイズが増加しやすく、配索のための工数も多くな
る。更に、配線のためのスペースも必要となる。
【0004】そこで、自動変速機本体と電子制御装置と
を一体化し、車両搭載前に両者を1対1の対応関係に置
く品質管理を可能とする試みもなされている。こうした
例として、特公平5−70023号公報に開示の技術が
ある。この技術では、車両運転者のセレクト操作により
選択されるレンジ位置を、電気信号として電子制御装置
に出力するために、従来から自動変速機ケーシングに取
付けられている位置検出スイッチのケース内に電子制御
装置を組み込むことによって、自動変速機本体と電子制
御装置とを一体化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のように両者を単に一体化しただけの場合、以下のよ
うな問題が生じてしまう。すなわち、自動変速機が配置
される車両のエンジンルーム内は、エンジンばかりでな
く他の種々の機器が近接して数多く配置されているた
め、自動変速機のケーシング外部に大型の部品を取り付
けると、他の機器と干渉してしまう。したがって、他の
機器との干渉を避けるために、自動変速機のケーシング
に外付けされる部品は、コンパクトであることが要求さ
れる。しかしながら、上記従来の技術は、単に位置検出
スイッチのケーシング内に電子制御装置を設けたもので
あって、エンジンルーム内のスペースに関する上記課題
について格別の考慮を行ってはいない。
【0006】また、位置検出スイッチは、自動変速機本
体の油圧制御装置内に変速レンジ切り換えのために組み
込まれたマニュアルバルブの作動位置を、該バルブにリ
ンク結合されたマニュアルシャフトの回転変位から検出
するものであるから、位置検出スイッチにより検出され
るレンジ位置とマニュアルバルブの位置との間にずれが
あってはならず、組み付けの際に両者の位置関係を正確
に対応させる作業、すなわちレンジ位置合わせを必要と
する。このレンジ位置合わせのために従来採られている
方法は、まずマニュアルシャフトと位置検出スイッチの
ロータとを相対回転不能に連結し、その後位置検出スイ
ッチのケースをロータ軸回りに回動させて位置検出スイ
ッチの示すレンジ位置とマニュアルシャフトの位置とを
合わせ、ボルト等で自動変速機ケーシングの外壁に固定
するものである。そのため、自動変速機ケーシング側に
位置検出スイッチ組み付けのために確保しなければなら
ないスペースは、ケース外形分のスペースの他に、ケー
スをレンジ位置合わせのために軸回りに回転させるスペ
ースが必要となる。したがって、位置検出スイッチのた
めの組み付けスペースは、レンジ位置合わせ後は不要と
なるデッドスペースをも要することになる。
【0007】本発明は、このような位置検出スイッチの
レンジ位置合わせのために不可欠なスペースに着目し、
この無効スペースを有効に活用することで、コンパクト
に位置検出スイッチと電子制御装置とを一体化した電子
制御ユニットとすることを本発明に共通する第1の目的
とする。
【0008】次に、本発明は、電子制御装置の各素子の
うち、可能な限り多くの素子を位置検出スイッチの所要
スペースを利用して配列することにより、一体化した電
子制御ユニットを一層コンパクト化することを第2の目
的とする。
【0009】更に、本発明は、上記各素子の配列を工夫
して電子制御装置基板の面積を一層小さくし、一体化し
た電子制御ユニットを更にコンパクト化することを第3
の目的とする。
【0010】次に、本発明は、電子制御装置のマイクロ
コンピュータによる位置検出スイッチの学習制御を簡単
な構成で実現することを第4の目的とする。
【0011】更に、本発明は、上記学習制御に必要な信
号の検出精度を向上させることを第5の目的とする。
【0012】次に、本発明は、上記学習制御に必要な信
号も含めた位置検出信号の誤検出の発生を防ぐことを第
6の目的とする。
【0013】次に、本発明は、位置検出スイッチと電子
制御装置基板との結線を不要とすることを第7の目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、自動変速制御プログラムを内蔵したマイ
クロコンピュータを含む複数の素子が配置された基板
と、前記マイクロコンピュータに検知部を接続された位
置検出スイッチとを共通のケース内に組み込んだ位置検
出スイッチ一体型電子制御ユニットにおいて、位置検出
スイッチは、ロータと、ロータに近接させて基板上に配
置された複数の非接触式センサをロータの回転の検知部
として備え、マイクロコンピュータは、ロータの回転に
対応した各センサからの信号に基づき、各センサに対す
るロータの回転角の位置ずれを演算して補正する学習制
御プログラムを内蔵し、基板の素子のうち、少なくとも
一部の素子は、ロータの回転範囲の外側に配列されたこ
とを特徴とする。
【0015】上記第2の目的を達成するため、前記基板
に配置される素子のうち、非接触式センサとロータの必
要間隔以上の高さを有する素子は、ロータの回転範囲の
周辺に配列された構成とされる。
【0016】更に、上記第3の目的を達成するため、前
記素子は、基板の両面に振り分けて配置される。
【0017】更に、上記第4の目的を達成するため、前
記ロータは、非接触式センサを信号出力させる複数のス
リット列を有し、複数のスリット列のうち少なくとも2
つの列は、非接触式センサからマイクロコンピュータ
に、ロータの回転に応じたインクリメンタルな信号を出
力すべく、ロータの一端側から他端側にわたって形成さ
れた学習制御用スリット列とされる。
【0018】更に、上記第5の目的を達成するため、前
記学習制御用スリット列は、ロータの外周側に形成され
る。
【0019】更に、上記第6の目的を達成するため、前
記ロータは、その外縁部を厚肉とされ、スリット列の形
成部は薄肉とされる。
【0020】更に、上記第7の目的を達成するため、前
記非接触式センサの出力部と入力部を基板上に配列した
構成とされる。
【0021】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、限られた専有
スペース内で、レンジ位置合わせ後に不要となるスペー
ス分だけ位置検出スイッチのケースを拡大でき、その拡
大部分に電子制御素子を配置することで、位置検出スイ
ッチと電子制御装置とをコンパクトに一体化できる。
【0022】また、請求項2に記載の構成によれば、非
接触式センサとロータの必要間隔以下に収まる素子を、
ロータの回転軌跡とラップする基板の部分に配置し、非
接触式センサとロータの必要間隔内に収まらない素子を
ロータ回転範囲の周辺に配列することにより、位置検出
スイッチと電子制御装置を一体化したユニットをコンパ
クトに構成できる。
【0023】請求項3に記載の構成によれば、基板の板
面方向の大きさを小さくできるので、位置検出スイッチ
と電子制御装置を一体化したユニットをコンパクトに構
成できる。
【0024】請求項4に記載の構成によれば、簡単な位
置検出スイッチの構成で、学習制御を行うことができ
る。
【0025】請求項5に記載の構成によれば、学習制御
を行うためのスリット列の形成領域をロータ上で十分大
きく確保でき、内周側に形成する場合と比較して各スリ
ット孔を大きくすることができるので、信号の検出精度
が向上し、正確な学習制御を行うことができる。
【0026】請求項6に記載の構成によれば、スリット
部の厚さが厚いと、スリット孔の側壁にセンサの出力が
反射し、それが入力部に達して誤検出を招く可能性があ
るが、ロータ外縁部を厚肉とし、スリット部を薄肉とす
ることにより、ロータの強度を落とすことなく、出力の
反射を防いで誤検出を防止できる。
【0027】請求項7に記載の構成によれば、電子制御
装置基板と非接触式センサとの接続線による接続が不要
となるので、そのための接続線が不要となり、コストの
低減や電磁ノイズの影響を受けにくくなる点で有利とな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿い、本発明の実施
形態を説明する。図1に平面形状、図2に断面形状を示
すように、この実施形態に係る位置検出スイッチ一体型
電子制御ユニットは、自動変速制御プログラムを内蔵し
たマイクロコンピュータを含む複数の素子51a,51
bが配置された基板50と、マイクロコンピュータに検
知部を接続された位置検出スイッチとを共通のケース1
0内に組み込んだ構成とされている。位置検出スイッチ
は、ロータ40と、ロータ40に近接させて基板50上
に配置された複数の非接触式センサ52a〜52cをロ
ータ40の回転角の検知部として備えている。
【0029】本発明に従い、マイクロコンピュータは、
ロータ40の回転に対応して各センサ52d,52eか
らの信号に基づき、各センサ52a〜52cに対するロ
ータ40の回転角の位置ずれを演算して補正する学習制
御プログラムを内蔵している。そして、基板50の素子
のうち、少なくとも一部の素子51a,51bは、ロー
タ40の回転範囲の外側に配列されている。更に、基板
50に配置される素子のうち、非接触式センサ52a〜
52eとロータ40の必要間隔以上の高さを有する素子
(以下、実施形態の説明において背の高い素子という)
51bは、ロータ40の回転範囲の周辺に配列されてい
る。更に、図2に示すように、素子51a,51bは、
基板50の両面に振り分けて配置されている。
【0030】図3に平面形状、図4に断面形状を示すよ
うに、ロータ40は、非接触式センサ52a〜52eを
信号出力させる複数、本形態において5列のスリット列
44a〜44eを有し、それらのスリット列のうち少な
くとも2つの列44d,44eは、非接触式センサ52
d,52eからマイクロコンピュータに、ロータ40の
回転に応じたインクリメンタルな信号を出力すべく、ロ
ータ40の一端側から他端側にわたって形成された学習
制御用スリット列とされている。これら学習制御用スリ
ット列44d,44eは、各スリット44の周方向幅を
十分大きく取って、信号の検出精度を向上させるべく、
他のスリット列44a〜44cよりロータ40の外周側
に形成されている。
【0031】各非接触式センサ52a〜52eのスイッ
チング手段を構成するロータ40は、その回転位置の如
何に関わらず各非接触式センサ52a〜52eとの必要
間隔としてのギャップを一定に保つことができるよう
に、平行度保持強度を保つべく、その外縁部を厚肉40
aとされ、かつ、検出エラーを防ぐべく、スリット列4
4a〜44eの形成部は薄肉40bとされている。この
ように薄肉とすることでスリット孔側面の面積を可及的
に小さくし、該面での光の反射を生じにくくして、検出
エラーの発生を防止するようにしている。
【0032】更に、各非接触式センサ52a〜52eの
出力部と入力部は、基板50との結線を不要として、加
工工数を低減し、配線の延長による電磁的影響を防ぐべ
く、共に基板50上に配列されている。
【0033】以下、図1〜図4を併せて参照しながら、
各部の構成について更に詳しく説明する。先ず、ケース
10は、電気絶縁性の良好な樹脂材料からなり、位置検
出スイッチのロータ40の回転軌跡に沿う扇形の外周辺
に沿い背の高い素子51b用の配設空間と、コネクタソ
ケット14との結線のためのパッド15を設ける空間を
確保すべく、扇形の外周円弧部が角形の箱状に構成され
ている。ケース10の扇形のかなめ部分の位置には、ロ
ータ40のスリーブ軸部43を回動可能に嵌挿して、更
にその周囲をシールするオイルシールを嵌挿可能なよう
に段付き孔19が形成されている。基板50を収容し、
ロータ40の回転空間を確保するケース室12には、基
板50を位置決め固定するための段差部が形成され、そ
の一部にパッド15が設けられている。ケース10の1
つの辺から突設させて信号の授受用の一体成型のコネク
タソケット14が形成されている。また、ケース10の
ほぼ対角線位置には、ケース10を自動変速機ケーシン
グへ固定するためのボルト挿通孔を形成された一対の取
付フランジ16が突設されている。そして、ケース10
のカバー20との合わせ面縁には、周縁を一周するOリ
ング嵌合用のシールリング溝23が形成されている。
【0034】次に、カバー20は、ケース10と同種の
材料、あるいは、ケース10内の熱の外気への放熱を促
進するように熱伝導性の良いアルミ合金等の金属材料か
らなり、必要に応じて更に放熱効果を高めるように放熱
フィンを形成した部材で構成され、ケース10の外形と
符号する形状とされ、インロー結合でケース10に嵌め
合わせて位置決めされる。ケース10と同様に、カバー
20の扇のかなめ部分にも、ロータ40のスリーブ軸部
43を挿入し、その周囲をシールするオイルシールを嵌
挿するための段付き孔21が形成されている。
【0035】ロータ40は、ケース10と同様の材料か
らなり、アーム部41の一端に、マニュアルシャフトを
挿通する孔42を有するスリーブ軸部43を備える構成
とされている。この孔42は、その軸長のほぼ半分の長
さの部分が円筒形で、残り半分の長さが円筒の背反する
周面を並行に張り出させた2面幅を有する孔とされてい
る。ロータ40は、ケース10の段付き孔19と、カバ
ー20の段付き孔21にスリーブ軸部43を回転自在に
嵌合させ、アーム部41をケース10とカバー20とで
挟む形で、それらにより囲まれるケース室12内に突出
させて配設されている。
【0036】電子制御装置基板50は、耐熱性に優れた
セラミックス材等からなり、その板面に形成されたプリ
ント回路に対して、マイクロコンピュータチップ、トラ
ンジスタ、抵抗、コンデンサ等の各種の回路素子51
a,51bを配置した構成とされ、ケース室12内の段
差部に当接させて位置決め配置され、パッド15部にお
いてコネクタソケット14の端子接続線群18にワイヤ
ボンディング等の手段で接続されている。端子接続線群
18は、ケース10内を通ってコネクタソケット14内
に導出され、それらの接続端子とされている。このコネ
クタソケット14は、自動変速機本体に配設された油圧
制御装置のソレノイド弁及び各種のセンサ並びに車両各
部のセンサ及びエンジン制御装置に接続される。
【0037】電子制御装置基板50の板面は、ロータ4
0の回動軌道面と並行に配置されており、ロータ40の
回転中心軸方向すなわち板面及び回転軌道面に対して垂
直方向に見て、互いに重合するオーバラップ部(図1に
その領域を点線で示す)50aを有する。このように配
置された電子制御装置基板50に対して、複数の素子5
1a,51bの内の抵抗等のように、前記必要間隔以内
に収まる高さを有する素子(以下、実施例の説明におい
て背の低い素子という)51aは、オーバラップ部50
aの表裏両面に配置され、コンデンサ等の背の高い素子
51bは、オーバラップ部50a周辺の基板部分50b
上に配置されている。
【0038】ロータ40と協働して位置検出スイッチを
構成する非接触式センサ52a〜52eは、出力部とし
て、発光ダイオード(LED)からなる発光部と、入力
部として、フォトトランジスタからなる受光部とを組合
せ配置した光センサ(フォトインタラプタ)で構成され
ている。これらの検出部は、基板50上にロータ40の
ラジアル方向に線状に並べて配置されている。これに伴
い、ロータ40は、扇形のアーム部41の光センサ52
a〜52eとの対向面を反射面とし、そのほぼ全域に渡
って形成された多数のスリット44を光の透過部とする
構成とされている。
【0039】ここで、特に図3及び図4を参照して、こ
れらのスリット44の配列について説明する。各スリッ
ト44は、スリーブ軸部43に近い側から順に、周方向
に長いa列の単一のスリット44a、同じく周方向に長
いb列の2つのスリット44b1 ,44b2 、周方向に
長い2つのスリットと短い1つのスリットからなるc列
のスリット44c1 ,44c2 ,44c3 、周方向が短
い多数のd列のスリット群44d、同様の多数のe列の
スリット群44eが、それぞれ同心円状の所定位置に配
置されている。
【0040】一方、ロータ40に対応するように、ケー
ス10に固定された基板50上には、ロータ40の径方
向に1列に5組の光センサ52a〜52eが配置されて
いる。そして、光センサ52aはa列のスリット44
a、光センサ52bはb列のスリット44b1 ,44b
2 、光センサ52cはc列のスリット44c1 ,44c
2 ,44c3 、光センサ52dはd列のスリット群44
d、光センサ52eはe列のスリット群44eにそれぞ
れ対応する配置とされている。それらの光センサ52a
〜52eの出力信号は、基板50上のプリント回路から
直接変速制御コンピュータに取り込まれるようになって
いる。
【0041】次に、この位置検出スイッチの動作につい
て説明する。光センサ52a〜52cに対してロータ4
0の“P”領域(図3参照)が位置していると、2つの
光センサ52a,52cでは、発光素子からの光はぞれ
ぞれのスリット44a,44cを透過するため、対にな
っている受光素子で受光されず、検知信号はそれぞれオ
フ“0”となるのに対して、光センサ52bでは、発光
素子からの光はロータ40で反射されて、受光素子で受
光され、検知信号はオン“1”となる。したがって、光
センサ52a〜52cの出力は、3ビットの信号で“0
10”となり、これをレンジ位置“P”として変速制御
コンピュータが認識する。
【0042】この位置から、ロータ40が反時計回りに
回動して、“R”領域が位置するよになると、同様の光
の透過及び反射の関係から、光センサ52aのみがオフ
“0”となるので、光センサ52a〜52cの出力は、
3ビットの信号で“011”となり、これをレンジ位置
“R”として変速制御コンピュータが認識する。以下、
同様にして、反時計回りの回転によりロータ40の
“N”領域では、3ビットの信号で“000”となって
レンジ位置“N”、“D”領域では、“101”となっ
てレンジ位置“D”、“3”領域では、“111”とな
ってレンジ位置“3”、“2”領域では、“110”と
なってレンジ位置“2”、最後に“L”領域では、“1
00”となってレンジ位置“L”として変速制御コンピ
ュータが認識する。このように、光センサ52a〜52
cからの出力信号を制御コンピュータに読み込むことに
より、各レンジ位置を検出することができる。
【0043】更に、本発明に従い、C列のスリット44
1 〜44c3 の外側で、光センサ52dに対応する位
置には、スリット群44dが形成され、更にその外周側
で、光センサ52eに対応する位置にはスリット群44
eが、互いに位相をずらして配置されている。これらの
スリット群が、本発明にいう学習制御用スリット列を構
成する。
【0044】これらのスリット列は、ロータ40が回転
して、光センサ52d及び光センサ52eに対して順次
“P”領域から“L”領域まで移動すると、両光センサ
52d,52eからは、90度位相がずれたパルス信号
が発生することになり、それぞれのパルス信号の立ち上
がり及び立ち下がりにおいてパルスが得られ、ここでは
シフトレバーの全回動領域で合計64個のパルスが発生
することになる。
【0045】このようなパルスの発生について、図5〜
図7を参照しながら、詳細に説明する。図5に示すよう
に、各光センサ52a〜52eは発光ダイオード521
とフォトトランジスタ522とが並列に接続されて対応
しており、両者の光路の間にスイッチング手段としての
スリット付きロータが介在することになる。光センサ5
2a〜52eの電源としては、Vcc(5V)が印加さ
れ、光センサ52a〜52eの発光ダイオード521の
カソード側は抵抗523を介して、フォトトランジスタ
522は抵抗524を介してそれぞれアースされてい
る。そしてフォトトランジスタ522と抵抗524の間
の電位がインバータ525に印加され、インバータ52
5から出力される信号が、変速制御コンピュータへ出力
される接続関係とされている。このようにしてロータ
(図示せず)の回転により、フォトトランジスタ522
が発光ダイオード521からの光を受光するか否かによ
り、図6の上側に示すように、正弦波状の出力電圧Vが
生じ、その出力電圧Vがインバータ525でインバート
されて、図6の下側に示すような矩形のパルス波が出力
される。
【0046】こうして得られるパルス波の出力は、ロー
タ40のスリット群44dとスリット群44eとの配置
関係が、90度位相のずれた出力となるように設定され
ているため、図6に示すような矩形のパルス波が、図7
に示すように90度位相がずれた形で出力される。この
ような出力パルスとなるので、図7に示すように、所定
の位置に対する“−”側と“+”側とでは、それぞれ組
み合わせられた信号は必ず異なることになり、この組み
合わせられた2ビット信号により、変速制御コンピュー
タにおいて、ロータの回転方向が“−”側か“+”側か
の判別をすることができる。
【0047】更に、これらパルスの立ち上がり、立ち下
がり毎にカウントして、カウントしたパルス数によっ
て、変速制御コンピュータにおいてポジションを検出す
ることができる。このようにして、詳細を以下に説明す
る、本発明の位置検出スイッチの位置合わせのための学
習を行わせることができる。
【0048】以下、制御ユニットの自動変速機ケーシン
グへの取付け時の位置合わせを不要とする本発明の学習
制御プログラムによる位置検出スイッチの“N”(ニュ
ートラル)位置の設定について、図8のフローチャート
を参照しながら説明する。まず、ステップS1で、図9
に示すように、マニュアルバルブMをディテント機構U
でニュートラルレンジ位置に保持し、それにより角度位
置決めされたマニュアルシャフトSに制御ユニットのロ
ータ40の軸孔を挿入しながら制御ユニットを自動変速
機ケーシングに取付ける。その後、シフト装置のシフト
レバーLを“N”位置に保持し、コントロールワイヤT
のリンク連結とワイヤ長の調整を行う。
【0049】このように自動変速機ケーシングに電子制
御ユニットが固定されると、図9に操作機構との関連を
略示するように、シフト装置側のシフトレバーLの軸X
周りの回転が、コントロールワイヤTを介して自動変速
機本体側のアウタレバーAに伝達され、マニュアルシャ
フトSが回転し、このマニュアルシャフトSの回転が、
それに取り付けられたロータ40を回転させるようにな
る。図はシフトレバーLがニュートラルレンジ“N”位
置にある状態を示しており、この状態から、レバーLを
前方すなわちリバースレンジ“R”又はパーキングレン
ジ“P”位置方向に押すと、ワイヤTに押されてアウタ
レバーAは図示白抜き矢印方向に回転し、同じくシフト
レバーLを後方すなわちドライブレンジ“D”、サード
レンジ“3”、セカンドレンジ“2”、ローレンジ
“L”位置方向に引くと、ワイヤTに引っ張られてアウ
タレバーAは図示黒塗り矢印方向に回転する。こうした
操作に伴い、位置検出スイッチの切換えと共に、油圧制
御装置のバルブボディB内のマニュアル弁Mの摺動切り
換え作動が生じる。
【0050】図8のフローに戻って、次に、ステップS
2で、実際にシフトレバーLを操作してポジションチェ
ンジを行う。そして、ステップS3で、そのポジション
チェンジが“−”方向(“R”レンジ方向)であるか、
“+”方向(“D”レンジ方向)であるかを位置検出ス
イッチのd列のスリット群とe列のスリット群により抽
出した最初のインクリメンタルパルスによりチェックす
る。この方向については、図7に基づいて先に説明した
とおりである。
【0051】このポジションチェンジが“−”方向であ
る場合には、ステップS4で、次のポジションに至るま
でのインクリメンタルパルスのパルス数を検出する。そ
して、ステップS5の判断で、パルス数aが3で“R”
レンジ位置にチェンジされたと判断された場合は、位置
検出スイッチとマニュアルシャフトSの位置関係は正規
の位置にあることになるので、変速制御コンピュータに
メモリされたマップの補正を行わずに、そのままステッ
プS16によるポジション検出を行うことになる。これ
に対して、ステップS5の判断で、パルス数aが3未満
(a<3)となった場合には、当初の“N”位置が
“−”方向に(3−a)パルス分だけずれていることに
なるので、ステップS6でそのように判断し、次のステ
ップS7で“−”方向に(3−a)パルス分だけマップ
をずらして補正した後、ステップS16によるポジショ
ン検出を行う。一方、ステップS5の判断で、パルス数
aが3を超える(a>3)場合には、ステップS8で、
“N”位置のずれが“+”方向に(a−3)パルス分で
あると判断する。そこで、ステップS9で“+”方向に
(a−3)パルス分マップをずらして補正した後、ステ
ップS16によるポジション検出を行う。
【0052】ステップS3の方向チェックにおいて、
“+”方向である場合には、ステップS10で、ポジシ
ョンチェンジされるまでのインクリメンタルパルスのパ
ルス数を検出する。その結果、ステップS11で、パル
ス数bが3で“D”レンジ位置にチェンジされた場合に
は、位置検出スイッチは正規の位置に取り付けられてい
ることになるので、そのままステップS16によるポジ
ション検出を行う。この場合も、ステップS11で、パ
ルス数bが3未満(b<3)となったときには、ステッ
プS12で“N”位置のずれが“+”方向に(3−b)
パルス分であると判断し、ステップS13で“+”方向
に(3−b)パルス分、マップをずらして補正した後、
ステップS16によるポジション検出を行う。一方、ス
テップS11の判断で、パルス数bが3を超えた(b>
3)場合には、ステップS14で“N”位置のずれが
“−”方向に(b−3)パルス分であると判断し、ステ
ップS15で“−”方向に(b−3)パルス分マップを
ずらして補正した後、ステップS16によるポジション
検出を行う。
【0053】図10は上記学習制御の実例を示すもの
で、正規の位置が図上にで示す位置にあり、取付け位
置が同じくで示す位置となった場合、a=2,b=4
となるので、“−”方向にポジションチェンジされた場
合は、ステップS4〜S7によって、“−”方向へ1パ
ルス分だけマップをずらして補正した後、ポジション検
出を行うことになる。逆に、“+”方向にポジションチ
ェンジされた場合は、ステップS10〜S11及びステ
ップS14,S15の処理によって、“+”方向に1パ
ルス分だけマップをずらして補正した後、ポジション検
出を行うことになる。
【0054】こうした“N”位置を基準にしたポジショ
ンに対する移動方向及びパルス数の関係は図11に示す
ようになる。つまり、“N”位置の中央を基準にして、
パルス数が2〜−2(+方向にインクリメンタルパルス
が2、−方向にインクリメンタルパルスが2)の範囲を
“N”領域、パルス数が−3〜−14(−方向にインク
リメンタルパルスが3〜14)の範囲を“R”領域、−
15以下を“P”領域としている。逆に、“+”方向に
ついては、インクリメンタルパルスが3〜10の範囲を
“D”領域、11〜17の範囲を“3”領域、18〜2
6の範囲を“2”領域、27以上を“L”領域としてい
る。このように、位置検出スイッチが“N”領域以外の
角度位置に取り付けられた場合も、インクリメンタルパ
ルスをカウントすることにより、マップの補正を行うこ
とにより、ポジション検出を行うことができる。
【0055】かくして、本発明を適用した上記実施形態
の構成によれば、上記学習制御の採用により制御ユニッ
トをコンパクト化することができる。図12及び図13
は、本発明の適用によるコンパクト化の効果を模式的に
対比したもので、図12に示す従来の一体化手法の場合
は、ロータの回転範囲に合わせた半径α、開き角θ1
扇形のケースを軸周りにθ2 の角度以内で旋回させてニ
ュートラル位置合わせを行うことになるので、図に格子
線を施して示す位置合わせスペースを必要とすることに
なるが、図13に示す本発明の一体化手法の場合は、位
置合わせスペース分だけケース形状を扇形の開き角方向
に広げる(θ1 +θ2 )ことができるので、その中に配
置される基板の面積を同じとすれば、その分だけ扇形の
半径βを小さく(β<α)することができる。また、こ
のように広げたロータの回転範囲の外側に素子を配置す
ることができるので、無効スペースを有効に利用するこ
とができるようになる。
【0056】以上、要するに、本発明によれば、従来主
として電気的な合理性から、背の高い素子と背の低い素
子が板面上に混在して配置されている電子制御装置回路
基板の素子配置を素子の集約化の面から再検討し、背の
低い素子は可能な限りオーバラップ部に集め、背の高い
素子は該部を避けるように配設しているので、面積的に
も厚さ的にもコンパクト性を追求できる。
【0057】以上、本発明を実施形態に基づき詳説した
が、本発明は上記実施形態の開示内容のみに限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々
に細部の具体的構成を変更して実施可能なものであるこ
とはいうまでもない。例えば、位置検出スイッチは、磁
気センサで構成してもよい。その場合には、ロータ側に
は磁石を用い、非接触式センサ側にはホール素子や磁気
抵抗素子を用いることができる。また、基板50の配置
に関して、上記実施形態では、基板50をロータ40と
ケース10の自動変速機ケーシングへの取付け側の壁と
の間に配置しているが、基板50は、ロータ40とカバ
ー20との間に配置してもよく、そうした場合は、電子
制御装置の故障時等において、基板50の交換等のメン
テナンス作業が容易となる効果が得られる。更に、こう
した配置で、上記実施形態において例示したようにカバ
ー20を熱伝導性の良い材質の部材とし、基板50とカ
バー20の面間距離を詰めた配置を採ると、放熱効果を
一層高めることができる利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機用位置検出スイッチ一体型
電子制御ユニットの実施形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】位置検出スイッチのロータの平面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】位置検出スイッチの非接触式センサの構成を示
す回路図である。
【図6】非接触式センサのフォトトランジスタ出力電圧
とインバータ出力パルス波形の関係を示すグラフであ
る。
【図7】インバータ出力パルス波形の位相差とスイッチ
オンオフ信号の関係を示すグラフである。
【図8】実施形態の電子制御ユニットによる学習制御の
フローチャートである。
【図9】実施形態の電子制御ユニットの自動変速機本体
及びシフト装置との連結関係を示す配置説明図である。
【図10】位置検出スイッチのロータ移動と出力パルス
数の関係を示す説明図である。
【図11】位置検出スイッチのレンジポジションとロー
タの移動方向及び出力パルス数の関係を示す図表であ
る。
【図12】従来の一体化技術により想定される制御ユニ
ット専有面積を示す模式説明図である。
【図13】上記実施形態の一体化技術による制御ユニッ
ト専有面積を示す模式説明図である。
【符号の説明】
10 ケース 40 ロータ 44 スリット 44d,44e 学習制御用スリット列 50 基板 51a,51b 素子 52a〜52e 非接触式センサ 521 出力部 522 入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 直隆 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 小笠原 直人 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 森下 敏弥 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 加納 威倍 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速制御プログラムを内蔵したマイ
    クロコンピュータを含む複数の素子が配置された基板
    と、前記マイクロコンピュータに検知部を接続された位
    置検出スイッチとを共通のケース内に組み込んだ位置検
    出スイッチ一体型電子制御ユニットにおいて、 位置検出スイッチは、ロータと、ロータに近接させて基
    板上に配置された複数の非接触式センサをロータの回転
    の検知部として備え、 マイクロコンピュータは、ロータの回転に対応した各セ
    ンサからの信号に基づき、各センサに対するロータの回
    転角の位置ずれを演算して補正する学習制御プログラム
    を内蔵し、 基板の素子のうち、少なくとも一部の素子は、ロータの
    回転範囲の外側に配列されたことを特徴とする自動変速
    機用位置検出スイッチ一体型電子制御ユニット。
  2. 【請求項2】 前記基板に配置される素子のうち、非接
    触式センサとロータの必要間隔以上の高さを有する素子
    は、ロータの回転範囲の周辺に配列された請求項1記載
    の自動変速機用位置検出スイッチ一体型電子制御ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記素子は、基板の両面に振り分けて配
    置された請求項1又は2記載の自動変速機用位置検出ス
    イッチ一体型電子制御ユニット。
  4. 【請求項4】 前記ロータは、非接触式センサを信号出
    力させる複数のスリット列を有し、 複数のスリット列のうち少なくとも2つの列は、非接触
    式センサからマイクロコンピュータに、ロータの回転に
    応じたインクリメンタルな信号を出力すべく、ロータの
    一端側から他端側にわたって形成された学習制御用スリ
    ット列とされた請求項1、2又は3記載の自動変速機用
    位置検出スイッチ一体型電子制御ユニット。
  5. 【請求項5】 前記学習制御用スリット列は、ロータの
    外周側に形成された請求項4記載の自動変速機用位置検
    出スイッチ一体型電子制御ユニット。
  6. 【請求項6】 前記ロータは、その外縁部を厚肉とさ
    れ、スリット列の形成部は薄肉とされた請求項4又は5
    記載の自動変速機用位置検出スイッチ一体型電子制御ユ
    ニット。
  7. 【請求項7】 前記非接触式センサの出力部と入力部を
    基板上に配列した請求項1〜6のいずれか1項記載の自
    動変速機用位置検出スイッチ一体型電子制御ユニット。
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