JPH1015016A - 移動式車椅子昇降機 - Google Patents
移動式車椅子昇降機Info
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- JPH1015016A JPH1015016A JP8192994A JP19299496A JPH1015016A JP H1015016 A JPH1015016 A JP H1015016A JP 8192994 A JP8192994 A JP 8192994A JP 19299496 A JP19299496 A JP 19299496A JP H1015016 A JPH1015016 A JP H1015016A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 介助作業がやり易いものであって、簡素な構
成で操作性がよく安全な移動式車椅子昇降機を提供する
こと。 【構成】 係止部(19)を有する昇降部材(11)
と、該昇降部材(11)を昇降可能に支持する移動自在
な移動車(12)と、昇降部材(11)を昇降させる駆
動体(13)と、移動車(12)を操作する搬送操作部
(14)とからなり、前記係止部(19)は、車椅子
(1)の座席面より下方の部分に取着された被係止部
(5)を係止し、前記昇降部材(11)の昇降により車
椅子(1)が昇降する移動式車椅子昇降機。
成で操作性がよく安全な移動式車椅子昇降機を提供する
こと。 【構成】 係止部(19)を有する昇降部材(11)
と、該昇降部材(11)を昇降可能に支持する移動自在
な移動車(12)と、昇降部材(11)を昇降させる駆
動体(13)と、移動車(12)を操作する搬送操作部
(14)とからなり、前記係止部(19)は、車椅子
(1)の座席面より下方の部分に取着された被係止部
(5)を係止し、前記昇降部材(11)の昇降により車
椅子(1)が昇降する移動式車椅子昇降機。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入浴姿勢にした身体障
害者や養護老人等を、車椅子に乗せ洗浄など介護作業を
行なう際に、車椅子を昇降させる移動式の車椅子昇降機
に関する。
害者や養護老人等を、車椅子に乗せ洗浄など介護作業を
行なう際に、車椅子を昇降させる移動式の車椅子昇降機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の特公平5−83254号公
報には、車輪と、走行台車と、椅子フレームと、支持軸
と、椅子本体と、背凭れと、着座部と、椅子基部と、足
載せ部と、軸と、椅子基部回動手段と、足載せ部増角回
動手段と、昇降手段と、X字状のリンクと、油圧シリン
ダとからなる車椅子が開示されている。
報には、車輪と、走行台車と、椅子フレームと、支持軸
と、椅子本体と、背凭れと、着座部と、椅子基部と、足
載せ部と、軸と、椅子基部回動手段と、足載せ部増角回
動手段と、昇降手段と、X字状のリンクと、油圧シリン
ダとからなる車椅子が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置は、
第1に、車椅子ごとに昇降手段が装設されるのでコスト
高となり、車椅子の重量が嵩み、それ故に、移動操作に
多くの労力が掛り、操作が難しく危険性も増すという欠
点がある。
第1に、車椅子ごとに昇降手段が装設されるのでコスト
高となり、車椅子の重量が嵩み、それ故に、移動操作に
多くの労力が掛り、操作が難しく危険性も増すという欠
点がある。
【0004】第2に、車椅子ごと浴槽に入る車椅子用入
浴装置に使用する場合には、油圧シリンダーの油が湯中
に漏れ出て湯を汚し、更に複雑な昇降手段に付着したご
みで湯を汚すという欠点がある。
浴装置に使用する場合には、油圧シリンダーの油が湯中
に漏れ出て湯を汚し、更に複雑な昇降手段に付着したご
みで湯を汚すという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、上記欠点を解決したもの
であり、介助作業がやり易いものであって、簡素な構成
で操作性がよく安全な移動式車椅子昇降機を提供するこ
とにある。
であり、介助作業がやり易いものであって、簡素な構成
で操作性がよく安全な移動式車椅子昇降機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、係止部
(19)を有する昇降部材(11)と、該昇降部材(1
1)を昇降可能に支持する移動自在な移動車(12)
と、昇降部材(11)を昇降させる駆動体(13)と、
移動車(12)を操作する搬送操作部(14)とかな
り、前記係止部(19)は、車椅子(1)に取着された
被係止部(5)を係止し、前記昇降部材(11)の昇降
により車椅子(1)の座席面より下方の部分に昇降する
移動式車椅子昇降機である。又、昇降部材(11)の基
部は回動可能に移動車(12)に軸支され、駆動体(1
3)は昇降部材(11)を回動させるものであり、昇降
部材(11)が回動した時係止部(19)を移動させる
リンク(41)が構成されてなり、昇降部材(11)の
回動により係止部(19)の傾きが所期の傾きに補正さ
れつつ昇降する。更に、前記係止部(19)に、被係止
部(5)が掛止されたことを検出する検出器(25)が
設けられ、検出器(25)が作動していない時には、昇
降部材(11)は検出区間を超えては上昇しない。
(19)を有する昇降部材(11)と、該昇降部材(1
1)を昇降可能に支持する移動自在な移動車(12)
と、昇降部材(11)を昇降させる駆動体(13)と、
移動車(12)を操作する搬送操作部(14)とかな
り、前記係止部(19)は、車椅子(1)に取着された
被係止部(5)を係止し、前記昇降部材(11)の昇降
により車椅子(1)の座席面より下方の部分に昇降する
移動式車椅子昇降機である。又、昇降部材(11)の基
部は回動可能に移動車(12)に軸支され、駆動体(1
3)は昇降部材(11)を回動させるものであり、昇降
部材(11)が回動した時係止部(19)を移動させる
リンク(41)が構成されてなり、昇降部材(11)の
回動により係止部(19)の傾きが所期の傾きに補正さ
れつつ昇降する。更に、前記係止部(19)に、被係止
部(5)が掛止されたことを検出する検出器(25)が
設けられ、検出器(25)が作動していない時には、昇
降部材(11)は検出区間を超えては上昇しない。
【0007】
【作用】自在に移動可能な昇降機2から突出した昇降部
材11で、人が乗った車椅子1を掛止し、昇降させる。
昇降部材11の係止部19を、洗浄介助用の車椅子1の
座席面より下方の部分に設けた被係止部5に、車椅子1
の側方、即ち後方、横方又は前方から差し入れ、係止す
る。
材11で、人が乗った車椅子1を掛止し、昇降させる。
昇降部材11の係止部19を、洗浄介助用の車椅子1の
座席面より下方の部分に設けた被係止部5に、車椅子1
の側方、即ち後方、横方又は前方から差し入れ、係止す
る。
【0008】移動車12は主として人力により移動操作
し、走行自在であり、昇降部材11を昇降可能に支持す
る。昇降部材11は、その昇降により車椅子1を昇降さ
せる。移動車12に載設された駆動体13は、昇降部材
11を昇降させる。搬送操作部14は移動車12を移動
操作する。
し、走行自在であり、昇降部材11を昇降可能に支持す
る。昇降部材11は、その昇降により車椅子1を昇降さ
せる。移動車12に載設された駆動体13は、昇降部材
11を昇降させる。搬送操作部14は移動車12を移動
操作する。
【0009】所定長の枠体でなる昇降部材11の基部
は、移動車12に軸支され回動する。駆動体13は昇降
部材11を回動させる。昇降部材11の回動により係止
部19が昇降する時、係止部19と移動車12との間に
副枠20が架設されてなるリンク41により、係止部1
9が平行移動又はそれに近い動きで昇降する。
は、移動車12に軸支され回動する。駆動体13は昇降
部材11を回動させる。昇降部材11の回動により係止
部19が昇降する時、係止部19と移動車12との間に
副枠20が架設されてなるリンク41により、係止部1
9が平行移動又はそれに近い動きで昇降する。
【0010】係止部19に設けられた検出器25は、係
止部19に被係止部5が嵌入され係止されたことを検出
する。検出器25が作動していない時には、検出区間を
超えては昇降部材11は上昇しない。即ち、係止部19
が所定の位置にセットされない場合実質的には上昇しな
い安全機構になっている。
止部19に被係止部5が嵌入され係止されたことを検出
する。検出器25が作動していない時には、検出区間を
超えては昇降部材11は上昇しない。即ち、係止部19
が所定の位置にセットされない場合実質的には上昇しな
い安全機構になっている。
【0011】
【実施例】図1、2に示す本発明の実施例は、入浴者を
乗せる車椅子1と、入浴者を昇降させる昇降機2とから
なる。前記車椅子1は台車部3と座席部4と被係止部5
とからなり、該座席部4は、背凭れ部6と、臀部載部7
と、足受部8と、手摺り9とからなる。
乗せる車椅子1と、入浴者を昇降させる昇降機2とから
なる。前記車椅子1は台車部3と座席部4と被係止部5
とからなり、該座席部4は、背凭れ部6と、臀部載部7
と、足受部8と、手摺り9とからなる。
【0012】前記台車部3にはキャスター10が設けら
れる。前記被係止部5は、台車部4に取着され、後記す
る昇降部材11が差し込まれ掛止される。
れる。前記被係止部5は、台車部4に取着され、後記す
る昇降部材11が差し込まれ掛止される。
【0013】図示を省略するが、車椅子1の他の実施例
として台車部3と座席部4が分離する分離式車椅子の場
合には、被係止部5を座席部4に設けてもよい。その場
合、座席部4を台車部3から分離して持ち上げることも
可能である。
として台車部3と座席部4が分離する分離式車椅子の場
合には、被係止部5を座席部4に設けてもよい。その場
合、座席部4を台車部3から分離して持ち上げることも
可能である。
【0014】前記昇降機2は、前記被係止部5に側方向
から差し込むものであって、所定長の枠部材でなる昇降
部材11と、昇降部材11の基部を軸支する移動車12
と、昇降部材11を軸27を中心に回動させる駆動体1
3と、移動車12を移動操作する搬送操作部14と、搬
送操作部14に設けられ駆動体13を操作する昇降スイ
ッチ15と、外筐16とからなる。
から差し込むものであって、所定長の枠部材でなる昇降
部材11と、昇降部材11の基部を軸支する移動車12
と、昇降部材11を軸27を中心に回動させる駆動体1
3と、移動車12を移動操作する搬送操作部14と、搬
送操作部14に設けられ駆動体13を操作する昇降スイ
ッチ15と、外筐16とからなる。
【0015】前記移動車12の前部及び後部には、該移
動車12を移動自在に支持する車輪17が設けられる。
該車輪17は、昇降機2を転倒しないように安全に支持
し且つ移動自在になすものである。又、車輪17にはロ
ック機構(図示省略)が施され全車輪17にロック及び
解除が可能となっており、傾斜床面の上でも無用な移動
は起きず安全に昇降機2を使用できる。
動車12を移動自在に支持する車輪17が設けられる。
該車輪17は、昇降機2を転倒しないように安全に支持
し且つ移動自在になすものである。又、車輪17にはロ
ック機構(図示省略)が施され全車輪17にロック及び
解除が可能となっており、傾斜床面の上でも無用な移動
は起きず安全に昇降機2を使用できる。
【0016】前記昇降部材11は、基部が回動可能に移
動車12に軸支されたアーム18と、アーム18の先端
に設けられた係止部19と、係止部19と移動車12と
の間に架設される副枠20とからなる。前記昇降部材1
1が回動した時、係止部19は平行移動又はそれに近い
移動で昇降するように、係止部19と、アーム18と、
副枠20と、移動車12とでリンク41が構成されてい
る。前記昇降部材11の回動に際し、係止部19は所期
の傾きに補正されつつ昇降する。前述の所期の傾きと
は、車椅子1を水平に近い状態に或いはやや傾斜状態に
なす等であり、車椅子1に座した者が安心して座れる状
態を維持し且つ洗浄介助が容易な状態とすることであ
る。
動車12に軸支されたアーム18と、アーム18の先端
に設けられた係止部19と、係止部19と移動車12と
の間に架設される副枠20とからなる。前記昇降部材1
1が回動した時、係止部19は平行移動又はそれに近い
移動で昇降するように、係止部19と、アーム18と、
副枠20と、移動車12とでリンク41が構成されてい
る。前記昇降部材11の回動に際し、係止部19は所期
の傾きに補正されつつ昇降する。前述の所期の傾きと
は、車椅子1を水平に近い状態に或いはやや傾斜状態に
なす等であり、車椅子1に座した者が安心して座れる状
態を維持し且つ洗浄介助が容易な状態とすることであ
る。
【0017】前記係止部19は、被係止部5を構成する
突起体21を嵌入可能な穴体22でなり、前記係止部1
9は被係止部5を容易に離脱しないように掛止する差し
込み構造である。ガイド30は係止部19の前方に取着
され、該ガイド30を突起体21に当接させて沿わせて
昇降機2を移動し、係止部19を所定の係止位置に案内
するものである。(図2参照)
突起体21を嵌入可能な穴体22でなり、前記係止部1
9は被係止部5を容易に離脱しないように掛止する差し
込み構造である。ガイド30は係止部19の前方に取着
され、該ガイド30を突起体21に当接させて沿わせて
昇降機2を移動し、係止部19を所定の係止位置に案内
するものである。(図2参照)
【0018】鉤具23は係止部19に設けられ、前記鉤
具23は、係止部19の上昇に伴って作動して、被係止
部5に横方向に突起して設けられた鉤受け具24に掛
り、又、前記鉤具23は、係止部19の下降に伴って逆
方向に作動して鉤受け具24から外れる。
具23は、係止部19の上昇に伴って作動して、被係止
部5に横方向に突起して設けられた鉤受け具24に掛
り、又、前記鉤具23は、係止部19の下降に伴って逆
方向に作動して鉤受け具24から外れる。
【0019】検出器25は、係止部19に設けられ、被
係止部5に当たって作動し、該被係止部5が掛止された
ことを検出する。該被係止部5を検出可能な最小区間を
「検出区間」とする。検出器25が作動していない時に
は、昇降部材11は所定のセッティングまでの検出区間
を超えては上昇しないように電気的構成が施される。即
ち、検出器25に関る構成は、検出器25が作動しない
時には実質的に車椅子1は上昇しない安全機構なのであ
る。
係止部5に当たって作動し、該被係止部5が掛止された
ことを検出する。該被係止部5を検出可能な最小区間を
「検出区間」とする。検出器25が作動していない時に
は、昇降部材11は所定のセッティングまでの検出区間
を超えては上昇しないように電気的構成が施される。即
ち、検出器25に関る構成は、検出器25が作動しない
時には実質的に車椅子1は上昇しない安全機構なのであ
る。
【0020】駆動体13は、電力により伸縮軸26が伸
縮する電動アクチュエーターでなり、駆動体13の一方
部は移動車12に軸支され、駆動体13の他方部には前
記伸縮軸26が突設されその先端には昇降部材11の作
用片28に軸支されて、昇降部材11を回動させる。
縮する電動アクチュエーターでなり、駆動体13の一方
部は移動車12に軸支され、駆動体13の他方部には前
記伸縮軸26が突設されその先端には昇降部材11の作
用片28に軸支されて、昇降部材11を回動させる。
【0021】バッテリー29を載せ、該バッテリー29
の電力を付与して駆動体13を駆動する。電力の他の実
施例では、商用電力を可撓なコードを用いて導入する。
の電力を付与して駆動体13を駆動する。電力の他の実
施例では、商用電力を可撓なコードを用いて導入する。
【0022】昇降スイッチ15は、駆動体13の作動を
指令するものであり、搬送操作部14の上部に設けられ
る。尚、前記昇降スイッチ15は、足で操作できるフッ
トスイッチに代えてもよく、或いは昇降スイッチ15及
びフットスイッチの両スイッチを設けてもよい。
指令するものであり、搬送操作部14の上部に設けられ
る。尚、前記昇降スイッチ15は、足で操作できるフッ
トスイッチに代えてもよく、或いは昇降スイッチ15及
びフットスイッチの両スイッチを設けてもよい。
【0023】第1実施例を使用するに際しては、先ず、
入浴者を乗せた車椅子1の後方へ昇降機2移動し、そし
て、昇降機2を車椅子1の下部に進入させる。車椅子1
の被係止部5に昇降機2のガイド30を当てて、被係止
部5の下に昇降部材11の係止部を位置させる。 次
に、昇降部材11を上昇させて、被係止部5の突起体2
1に向けて係止部19の穴体22を上昇し、突起体21
に穴体22を差し込み、離脱しないように掛止する。
入浴者を乗せた車椅子1の後方へ昇降機2移動し、そし
て、昇降機2を車椅子1の下部に進入させる。車椅子1
の被係止部5に昇降機2のガイド30を当てて、被係止
部5の下に昇降部材11の係止部を位置させる。 次
に、昇降部材11を上昇させて、被係止部5の突起体2
1に向けて係止部19の穴体22を上昇し、突起体21
に穴体22を差し込み、離脱しないように掛止する。
【0024】係止部19が上昇すると、該係止部19と
アーム18との軸支部分の角度が変わる。又、係止部1
9が上昇すると、鉤用ローラー43が床面から離れ、鉤
具23は鉤用バネ48に付勢されて鉤部分が鉤受け具2
4に向かって回動し、該鉤具23が鉤受け具24に掛
る。
アーム18との軸支部分の角度が変わる。又、係止部1
9が上昇すると、鉤用ローラー43が床面から離れ、鉤
具23は鉤用バネ48に付勢されて鉤部分が鉤受け具2
4に向かって回動し、該鉤具23が鉤受け具24に掛
る。
【0025】前述の差し込み作用及び鉤作用により、車
椅子1の被係止部5が昇降部材11の係止部19から抜
けないように係止される。
椅子1の被係止部5が昇降部材11の係止部19から抜
けないように係止される。
【0026】車椅子1を適宜高さに上げ、必要に応じ
て、足受部8を上昇回動させ背凭れ部6を後方回動させ
たリクライニング姿勢に変更し、シャワー入浴等の洗浄
介助を行なう。尚、車椅子を上昇させる前にリクライニ
ング姿勢に変更する場合もある。
て、足受部8を上昇回動させ背凭れ部6を後方回動させ
たリクライニング姿勢に変更し、シャワー入浴等の洗浄
介助を行なう。尚、車椅子を上昇させる前にリクライニ
ング姿勢に変更する場合もある。
【0027】車椅子1の高さは、駆動体13の作動量の
調節により、上昇限度高さまでの範囲でどの高さにでも
設定できる。昇降部材11の係止部19に被係止部5が
密着して嵌入しているので、昇降部材11で支持された
状態下では、車椅子1は無用な揺れ現象を起こさない。
調節により、上昇限度高さまでの範囲でどの高さにでも
設定できる。昇降部材11の係止部19に被係止部5が
密着して嵌入しているので、昇降部材11で支持された
状態下では、車椅子1は無用な揺れ現象を起こさない。
【0028】昇降スイッチ15を操作して、駆動体13
を駆動し、昇降部材11を上昇させ車椅子1と共に入浴
者を上昇させ、介助作業に適する高さに調節する。シャ
ワー具(図示省略)から噴出する湯で入浴者を洗浄した
り、或いは加温したり、或いは清拭する等の介助作業を
する。
を駆動し、昇降部材11を上昇させ車椅子1と共に入浴
者を上昇させ、介助作業に適する高さに調節する。シャ
ワー具(図示省略)から噴出する湯で入浴者を洗浄した
り、或いは加温したり、或いは清拭する等の介助作業を
する。
【0029】昇降部材11を下降させると、鉤具23
は、係止部19の下降に伴って逆方向に回動して鉤受け
具24から鉤部分が離間し外れ、更に、穴体22が突起
体21から外れ、車椅子1と昇降機2の掛止が解除され
る。昇降機2を引き出し昇降部材11を車椅子1から離
し、車椅子1の昇降作動を終了する。
は、係止部19の下降に伴って逆方向に回動して鉤受け
具24から鉤部分が離間し外れ、更に、穴体22が突起
体21から外れ、車椅子1と昇降機2の掛止が解除され
る。昇降機2を引き出し昇降部材11を車椅子1から離
し、車椅子1の昇降作動を終了する。
【0030】入浴者を、洗浄後必要に応じて入浴装置
(図示省略)に入れ、入浴を行なう。入浴時には、適宜
に、背凭れ部6を後方回動したリクライニング姿勢にし
て入浴を行なう。
(図示省略)に入れ、入浴を行なう。入浴時には、適宜
に、背凭れ部6を後方回動したリクライニング姿勢にし
て入浴を行なう。
【0031】尚、図示を省略するが、前記駆動体13の
電動アクチュエーターの代わりに、電動油圧ポンプ及び
油圧シリンダーを用いた油圧式としてもよい。又、図示
を省略するが、動力源を電力の代わりに、油圧ポンプを
作動させるペダルが設けられ該ペダルを踏む足動式とす
るか、又は、前記ペダルの代わりに搬送操作部14が揺
動可能に設けられ、該搬送操作部14を揺動させる手動
式としてもよい。
電動アクチュエーターの代わりに、電動油圧ポンプ及び
油圧シリンダーを用いた油圧式としてもよい。又、図示
を省略するが、動力源を電力の代わりに、油圧ポンプを
作動させるペダルが設けられ該ペダルを踏む足動式とす
るか、又は、前記ペダルの代わりに搬送操作部14が揺
動可能に設けられ、該搬送操作部14を揺動させる手動
式としてもよい。
【0032】図3に示す第2実施例は、第1実施例にお
ける係止部19の他の実施例であり、突起体21が嵌入
される穴32と、突起体21の存在を検出する検出器2
5が設けられる。
ける係止部19の他の実施例であり、突起体21が嵌入
される穴32と、突起体21の存在を検出する検出器2
5が設けられる。
【0033】図4に示す第3実施例は、第1実施例にお
ける係止部19及び被係止部5の他の実施例であり、係
止部19をU字形体33に代え、被係止部5を座席部4
に下向きに突設される突起体21としている。前記U字
形体33には、これに係止される被係止部5が外れるこ
とを防ぐプランジャー34と、セット状態を検出する検
出器25とが設けられる。
ける係止部19及び被係止部5の他の実施例であり、係
止部19をU字形体33に代え、被係止部5を座席部4
に下向きに突設される突起体21としている。前記U字
形体33には、これに係止される被係止部5が外れるこ
とを防ぐプランジャー34と、セット状態を検出する検
出器25とが設けられる。
【0034】図5に示す第4実施例は、第1実施例にお
ける係止部19及び被係止部5の他の実施例であり、係
止部19を棒部材35とし、被係止部5を台車フレーム
3aに開設した受け穴36としている。係止部19はフ
レーム付ガイド37で案内される。図5中、42は台車
部3を受ける支持受けである。
ける係止部19及び被係止部5の他の実施例であり、係
止部19を棒部材35とし、被係止部5を台車フレーム
3aに開設した受け穴36としている。係止部19はフ
レーム付ガイド37で案内される。図5中、42は台車
部3を受ける支持受けである。
【0035】図6に示す第5実施例は、第1実施例にお
ける係止部19及び被係止部5の他の実施例であり、係
止部19を差し込み式の差し込みチャック38とし、被
係止部5をロック金具45としたものである。前記差し
込みチャック38の先部にはロック溝46が設けられ基
部には台車フレーム3aを挾む挾み部39が設けられ
る。
ける係止部19及び被係止部5の他の実施例であり、係
止部19を差し込み式の差し込みチャック38とし、被
係止部5をロック金具45としたものである。前記差し
込みチャック38の先部にはロック溝46が設けられ基
部には台車フレーム3aを挾む挾み部39が設けられ
る。
【0036】ロック溝46には、該ロック溝46に嵌ま
ったロック金具45が容易に抜けないようにするプラン
ジャー34が設けられる。昇降機2には、全ての車輪1
7の回動を一挙にロックし移動車12を床面に固定する
ロックペダル40と、前述のロックを一挙に解除する解
除ペダル31とが設けられる。
ったロック金具45が容易に抜けないようにするプラン
ジャー34が設けられる。昇降機2には、全ての車輪1
7の回動を一挙にロックし移動車12を床面に固定する
ロックペダル40と、前述のロックを一挙に解除する解
除ペダル31とが設けられる。
【0037】台車フレーム3aには、差し込みチャック
38をガイドするチャックガイド47が設けられる。フ
レーム検出具44は、差し込みチャック38に台車フレ
ーム3aが確実に載置されたことを検出する。
38をガイドするチャックガイド47が設けられる。フ
レーム検出具44は、差し込みチャック38に台車フレ
ーム3aが確実に載置されたことを検出する。
【0038】図示を省略するが第6実施例は、第1実施
例における昇降部材11を、垂直移動部材に代えたもの
である。即ち、外筐16内にリニアガイドを立設し、該
リニアガイドに昇降体をスライド自在に掛止し、昇降体
を昇降させる昇降機構を設け、前記昇降体から前方へ垂
直移動部材を突出させ、該垂直移動部材の先端に係止部
19を設けて構成される。
例における昇降部材11を、垂直移動部材に代えたもの
である。即ち、外筐16内にリニアガイドを立設し、該
リニアガイドに昇降体をスライド自在に掛止し、昇降体
を昇降させる昇降機構を設け、前記昇降体から前方へ垂
直移動部材を突出させ、該垂直移動部材の先端に係止部
19を設けて構成される。
【0039】図示を省略するが第7実施例は、第1実施
例における駆動体13を、捲上げ機に代えたものであ
る。即ち、昇降部材11の作用片28を軸27の上方に
延設した上向作用片とし、上向作動片の先端をチエン及
び捲上げ機で引っ張るものとしている。
例における駆動体13を、捲上げ機に代えたものであ
る。即ち、昇降部材11の作用片28を軸27の上方に
延設した上向作用片とし、上向作動片の先端をチエン及
び捲上げ機で引っ張るものとしている。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明は、車椅子1
の全体又は一部を、走行自在な昇降機2の昇降部材11
で掛止して昇降させるものであって、車椅子1ごとに昇
降機2を設けないから、車椅子1の重量が嵩まず、車椅
子1を軽量に作ることができ、車椅子1を容易かつ安全
に扱え、好都合である。
の全体又は一部を、走行自在な昇降機2の昇降部材11
で掛止して昇降させるものであって、車椅子1ごとに昇
降機2を設けないから、車椅子1の重量が嵩まず、車椅
子1を軽量に作ることができ、車椅子1を容易かつ安全
に扱え、好都合である。
【0041】又、車椅子1に昇降機2を掛止する操作
は、入浴者が乗らない昇降機2を移動させて行なうの
で、軽く操作がし易い。又、昇降機2を主に移動させる
が、車椅子1も適宜移動できるものであるから、係止操
作が容易に行なえる。又、入浴者にとっても係止に係る
移動が少なく、快適な入浴ができることとなり、好都合
である。
は、入浴者が乗らない昇降機2を移動させて行なうの
で、軽く操作がし易い。又、昇降機2を主に移動させる
が、車椅子1も適宜移動できるものであるから、係止操
作が容易に行なえる。又、入浴者にとっても係止に係る
移動が少なく、快適な入浴ができることとなり、好都合
である。
【0042】又、時系列的に1台の昇降機2で複数の車
椅子1を昇降でき、活用効率がよく、経済的である。
又、車椅子1には油圧シリンダー等でなる昇降手段が装
設されないので、車椅子1を浴槽(図示省略)に入れて
も、浴槽内の湯を油で汚すということはなく、好都合で
ある。
椅子1を昇降でき、活用効率がよく、経済的である。
又、車椅子1には油圧シリンダー等でなる昇降手段が装
設されないので、車椅子1を浴槽(図示省略)に入れて
も、浴槽内の湯を油で汚すということはなく、好都合で
ある。
【0043】又、昇降機2は、走行自在であるから固定
設置したものに比して、設置スペースが特定されず自由
であって邪魔にならず、使用しない時には収納でき、
又、製作、保守等も行ない易く、好都合である。又、被
係止部5に昇降機2の昇降部材11を車椅子1の前方向
又は後方向から入れた場合には、車椅子1の前部又は後
部に昇降機2の搬送操作部14が存在することとなって
入浴者を両側から介助できることとなり、介助がし易
く、好都合である。
設置したものに比して、設置スペースが特定されず自由
であって邪魔にならず、使用しない時には収納でき、
又、製作、保守等も行ない易く、好都合である。又、被
係止部5に昇降機2の昇降部材11を車椅子1の前方向
又は後方向から入れた場合には、車椅子1の前部又は後
部に昇降機2の搬送操作部14が存在することとなって
入浴者を両側から介助できることとなり、介助がし易
く、好都合である。
【0044】請求項2に記載した本発明は、昇降部材1
1の回動により係止部19が平行移動又はそれに近い移
動をするものであるから、車椅子1を水平姿勢又は僅か
後傾した姿勢にさせながら上昇でき、不安感の付与を減
らし洗浄等の介助がし易く、又、移動する部材の軌跡が
小さく構成部品も少しで製作でき、機器全体を安価に且
つ小型軽量化でき、好都合である。
1の回動により係止部19が平行移動又はそれに近い移
動をするものであるから、車椅子1を水平姿勢又は僅か
後傾した姿勢にさせながら上昇でき、不安感の付与を減
らし洗浄等の介助がし易く、又、移動する部材の軌跡が
小さく構成部品も少しで製作でき、機器全体を安価に且
つ小型軽量化でき、好都合である。
【0045】請求項3に記載した本発明における係止部
19には検出器25が設けられ、該検出器25が作動し
ていない時には、昇降部材11は検出区間を超えて上昇
しないものとしているので、係止部19が被係止部5に
確実に掛止されていない時には、昇降部材11が車椅子
1を上昇させず、安全であり安心であり好都合である。
19には検出器25が設けられ、該検出器25が作動し
ていない時には、昇降部材11は検出区間を超えて上昇
しないものとしているので、係止部19が被係止部5に
確実に掛止されていない時には、昇降部材11が車椅子
1を上昇させず、安全であり安心であり好都合である。
【図1】本発明の第1実施例の右側面図である。
【図2】本発明の第1実施例の平面図である。
【図3】本発明の第2実施例における係止部の斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第3実施例における係止部及び被係止
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図5】本発明の第4実施例における係止部及び被係止
部の右側部分断面図である。
部の右側部分断面図である。
【図6】本発明の第5実施例を示す斜視図である。
1 車椅子 2 昇降機 5 被係止具 11 昇降部材 12 移動車 13 駆動体 14 搬送操作部 19 係止部 25 検出器 41 リンク
Claims (3)
- 【請求項1】 係止部(19)を有する昇降部材(1
1)と、該昇降部材(11)を昇降可能に支持する移動
自在な移動車(12)と、昇降部材(11)を昇降させ
る駆動体(13)と、移動車(12)を操作する搬送操
作部(14)とからなり、 前記係止部(19)は、車椅子(1)の座席面より下方
の部分に取着された被係止部(5)を係止し、前記昇降
部材(11)の昇降により車椅子(1)が昇降する移動
式車椅子昇降機。 - 【請求項2】 昇降部材(11)の基部は回動可能に移
動車(12)に軸支され、駆動体(13)は昇降部材
(11)を回動させるものであり、昇降部材(11)が
回動した時係止部(19)を移動させるリンク(41)
が構成されてなり、 昇降部材(11)の回動により係止部(19)の傾きが
所期の傾きに補正されつつ昇降する請求項1記載の移動
式車椅子昇降機。 - 【請求項3】 係止部(19)に、被係止部(5)が掛
止されたことを検出する検出器(25)が設けられ、検
出器(25)が作動していない時には、昇降部材(1
1)は検出区間を超えては上昇しないことを特徴とする
請求項1記載の移動式車椅子昇降機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192994A JPH1015016A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 移動式車椅子昇降機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192994A JPH1015016A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 移動式車椅子昇降機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015016A true JPH1015016A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16300462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8192994A Pending JPH1015016A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 移動式車椅子昇降機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1015016A (ja) |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP8192994A patent/JPH1015016A/ja active Pending
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