JPH10147915A - 高 欄 - Google Patents

高 欄

Info

Publication number
JPH10147915A
JPH10147915A JP30940496A JP30940496A JPH10147915A JP H10147915 A JPH10147915 A JP H10147915A JP 30940496 A JP30940496 A JP 30940496A JP 30940496 A JP30940496 A JP 30940496A JP H10147915 A JPH10147915 A JP H10147915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fence
mounting
fixed
web
nuts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30940496A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Sone
幸治 曽根
Ko Yamamoto
耕 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikure KK
Original Assignee
Daikure KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikure KK filed Critical Daikure KK
Priority to JP30940496A priority Critical patent/JPH10147915A/ja
Publication of JPH10147915A publication Critical patent/JPH10147915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】H型支柱を用いた場合、柵体をフランジ部分
に邪魔されることなく取付部上に取付けようとすると、
左右の支柱のウェブ間の距離より狭い柵体を用いる必要
があり、柵体の幅が狭くなる程柵体を取付部に取付ける
ためのボルトやナットが外側寄りに位置して目立ち易く
美感を損ねるようになる、といった問題を解消し、意匠
効果の優れた高欄を提供する。 【解決手段】支柱にT型支柱11を用い、支柱間に柵体
17を架設して、その取付けを容易にする。架設後支柱
前面に支柱11と同じ高さでフランジ部分11aと同じ
幅を有し、かつ下端が円弧状に形成されるレリーフパネ
ルよりなる意匠板15を取付け、取付部上に柵体を止着
するボルト21とナット22を隠し、目立ち難くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、道路や橋梁等に車
両や歩行者等の安全のために設置される高欄に関する。
【0002】
【従来技術】この種の高欄は一般に、路肩に適宜の間隔
を置いて縦設される支柱間に柵体を架設した構造となっ
ており、柵体としては、上下に複数段架設される横梁、
上下の横梁間に複数の縦桟を設けたパネル等が用いら
れ、また支柱には鋼製のH型支柱が多く用いられている
が、パイプ状のものもある。
【0003】パイプ状の支柱の場合、柵体を取付けるた
めの取付部が側方に突出するようになるため、取付部が
運搬時や高欄取付作業時に引掛かって変形ないし破損し
たり、作業の邪魔になるおそれがあること、柵体を支柱
に取付ける際には通常、取付部にボルトやナット等を用
いて止着されるが、こうしたボルトやナット等の止着具
は柵体上に露出するうえ、強度上比較的大型のものが用
いられるため余計に目立ち、美観を損なうこと、路肩に
アンカーボルトによって取付けるための取付部が支柱下
端にフランジ状に出っ張るようになるため、アンカーボ
ルトやナット等が露出して目立ち、美観を損なうこと等
の難点があるのに対し、H型支柱の場合、取付部がウエ
ブと、その両側のフランジ部とで形成される溝内に設け
られるため、上記のような問題を生じない。すなわち取
付部が突出しないため、引掛かって変形したり破損し、
作業の邪魔になることがないこと、支柱に柵体を取り付
けるためのボルト、ナット等及び支柱を路肩に取付ける
ためのボルト、ナット等が取付部を溝内に設けることが
できるためフランジ部で隠れて目立ち難くなること、柵
体端部を取付部上に載せる際、フランジ部がガイドとな
って取付部上に載せ易く、作業が容易となること等の利
点を有するが、反面フランジ部が邪魔になって柵体を取
付け難く、左右の支柱のウエブ間の距離と同じ長さの柵
体を取付けることはできない。
【0004】この理由を図1及び図2に基づいて説明す
ると、H型支柱1の取付部2に柵体3を正面から取付け
ようとする場合、柵体3の両端が左右の支柱1のフラン
ジ部1aに引掛からないようにするには、斜めに、すな
わち図1に示すように柵体3の一端を一方の支柱1のフ
ランジ部1aとウエブ1bで形成される溝内に差込み、
取付部上に載せた状態で柵体他端を矢印方向に押し動か
し、ついで図2の矢印方向にずらして取付部上に載せる
ようにするが、こうした場合でも使用可能な柵体3の最
大幅Wは、左右の支柱1のウエブ間の距離Lよりも短く
なる。そのため図3に示すようにボルト4やナット5の
取付位置が外側寄り(図3に例示するものにおいて右側
寄り)となり、ボルトやナットが外部から見え易くな
る。柵体を取付け易くするため、その幅Wを短くする程
そうである。柵体が横レールで、各レールを個々に取付
けようとする場合、上下方向に傾斜させることも可能
で、これによりウエブ間の距離と同長のレールを取付け
ることもでき、ボルトやナット等を溝底側に位置させる
ことも可能となるが、柵体を上下に傾斜させた状態で取
付作業を行うのは作業性が悪く、また柵体がユニット
で、ある程度の高さを有していると、上下に傾けた場
合、柵体下部がフランジ部で支えて入らなくなる。
【0005】図4に示すように左右の支柱1のうち、一
方の支柱1の取付部2上のウエブ1bに孔5を開け、柵
体3の一端を一旦、一方の支柱1の孔5に差込んで通し
た状態で柵体他端を他方の支柱のフランジ部を越え、つ
いで孔5より引抜いて取付部上に載せれば、柵体の幅を
ウエブ間の距離と同じにすることができ、これによりボ
ルトやナット等の取付位置を溝底側に位置させて目立た
なくさせることもできるが、この場合、支柱のウエブに
孔あけ加工をする必要があり、また柵体によっては孔が
長く、かつ大きくなって支柱の強度を損なう難点があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、H型支柱に
よる上記の問題を解消し、更には支柱の美観をより向上
させることができる高欄を提供することを目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】本発明はそのため、路肩に適宜の間
隔を置いて縦設した支柱間に柵体を架設した高欄におい
て、支柱をT形断面として柵体の取付部を設け、支柱前
面に取付部を隠すための意匠板を取着手段によって取着
してなるもので、柵体の取付けは、意匠板を外した状態
で柵体を左右の支柱の取付部に正面から当てがい、ボル
ト、ナット等で取付部に止着したのち、意匠板を取着手
段によって取着することにより行い、取着手段としては
溶接も可能であるが、作業の容易性から好ましくはボル
トやナット等の止着具が用いられる。ボルトやネジ等の
止着具を用いる場合、こうした止着具を支柱のウエブ前
端面に捩込んで意匠板を取付けることもできるが、好ま
しくはウエブに止着具を捩込むためのアングル状の取付
金具が取着される。
【0008】柵体には通常、その上下に支柱取付部への
取着部が側方に突設されており、取付金具が柵体取付け
の支障となることはないが、支障となる場合には、取付
金具に対応する箇所の柵体に凹所を形成しておいてもよ
い。また意匠板を取付けるのに使用する止着具は、強度
を左程必要としないため、小サイズのものを使用するこ
とができ、取付金具も小さくできる。したがって柵体を
図1に示すようにずらすようにし、取付金具を避けて取
付けるようにすれば、ウエブ間の距離と同じ幅の柵体を
取付けることも可能で、ウエブ間の距離より短くなった
としても、ボルトやナット等の取付位置のずれる量は少
なくなる。
【0009】本発明において、意匠板は複数種用意して
おき、その中から景観や美観を考慮して適当なものを選
んで用いるようにするとよいし、各支柱において異なっ
た意匠板を用いるようにしてもよい。また支柱上端には
通常、意匠効果を高めるため、擬宝珠が取付けられる
が、こうした擬宝珠との組合せを変えて意匠効果をより
向上させることもできる。
【0010】意匠板はまた通常、支柱上端より下端まで
の長さを有し、支柱のウエブ端全長を覆うようにされる
が、意匠板下端は低い山形、好ましくは下向きに突出す
る円弧状に形成するのが望ましい。路肩が傾斜して坂と
なっていても、路肩との間の隙間が少なくなり、アンカ
ーボルトやナット等の止着具が目立ち難くなる。ことに
意匠板下端が円弧状の場合、路肩の勾配が変化しても目
立ち難く、勾配ごとにその勾配に適した意匠板を準備す
る必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】支柱は図5〜図7に示すように横
断面がT形で、ウエブ11bの両側の上下にフランジ部
11aと同じ長さの板状の取付部12を固着し、また取
付部間のウエブ手前側にアングル状の金具13を固着し
ている。そしてその下端には、ウエブ11bの両側にフ
ランジ部11a及びウエブ11bと同じ長さの板状の取
付部14を固着している。
【0012】図8に示されるように意匠板15は、フラ
ンジ部11bと同一幅か或いは若干幅広で、かつ支柱1
1と実質的に同じ長さを有していて、下端が円弧状に形
成される鋳物製レリーフパネルよりなっており、4か所
でそれぞれ取付金具13にビス25にて止着されるよう
になっている。柵体17は、図8に示すように複数のデ
ザイン板18の上下を角パイプ19及び20で連結して
一体化したパネルよりなっており、角パイプ19及び2
0端がそれぞれ取付部12上に載せられ、ボルト21と
ナット22とで締着されて取付部12上に固定されるよ
うになっている。図中、24は支柱上端に取着される鋳
物製擬宝珠である。
【0013】図8に示すような高欄を設置するときに
は、路肩に一定間隔で支柱11を支柱下端の取付部14
において路肩より突出するアンカーボルト26とナット
27とで締着し固定する。次に支柱間に正面から柵体1
7を角パイプ端が取付部12上に載せて架設し、各角パ
イプ19及び20と取付部12をボルト21とナット2
2とで締着し固定する。その後擬宝珠24との組合せに
より美観や景観を考慮してレリーフ模様を異にした複数
種ある意匠板15のうち、好ましい意匠板15を選択し
て支柱11に当て、金具13にビス25にて止着する。
その後擬宝珠24が支柱上端に固定される。
【0014】本実施形態の柵体によると、取付部は一方
の側にフランジ部があるため、単独で突設されるよりも
引掛かり難く、したがって取付部が変形したり破損し、
或いは取付作業の邪魔となるようなことが生じ難いこ
と、柵体を取付けるためのボルトやナット及び路肩に固
定するためのボルトやナットが意匠板とフランジ部とで
隠れて目立ち難く、美観が損なわれないこと、意匠板自
体が意匠効果を有するうえ、支柱ごとに意匠板を変えた
り、擬宝珠との組合せによって意匠効果をより一層向上
させることができること、意匠板下端は円弧状となって
いるため路肩が傾斜して坂となっていても路肩との間の
隙間が少なくなり、アンカーボルトやナットが見えて美
観を損ねるようなことがないこと等の効果を有し、強度
的にもウエブやフランジ部の肉厚を若干増すことによ
り、H型支柱と同程度の強度を持たせることができる。
【0015】上記実施形態では、フランジ部が支柱の背
面に形成されているが、別の実施形態ではフランジ部が
支柱の前面に形成される。この場合、柵体の取付けは支
柱の背面側から行われる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、取付部は
一方の側にフランジ部があるため、単独で突設されるよ
りも引掛かり難く、したがって取付部が変形したり破損
し、或いは取付作業の邪魔となるようなことが生じ難
く、また柵体を取付けるためのボルトやナット及び路肩
に固定するためのボルトやナットが意匠板とフランジ部
とで隠れて目立ち難く、美観が損なわれるようなことが
ない。
【0017】請求項2記載の発明によると、意匠板を支
柱ごとに或いはまた支柱上端の擬宝珠に応じて変えるこ
とが可能で、組合せによって意匠効果を高めることがで
きる。請求項3記載の発明によると、路肩が坂で傾斜し
ていても意匠板下端と路肩との間の隙間が少なくなり、
したがって隙間からアンカーボルトやナット等が見えて
美観を損ねるといった問題が生じ難い。ことに意匠板下
端が円弧状の場合、路肩の勾配が変化しても目立ち難
く、勾配ごとにその勾配に適した意匠板を準備する必要
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】H型支柱への柵体の取付方法を示す概略図。
【図2】H型支柱へ柵体を取付けたときの状態を示す概
略図。
【図3】H型支柱へ柵体を取付けたときのボルト及びナ
ットの取付位置を示す要部拡大断面図。
【図4】H型支柱への柵体の別の取付方法を示す概略断
面図。
【図5】本発明に係わる高欄で用いる支柱の意匠板を取
外した部分拡大正面図。
【図6】支柱の側面図。
【図7】図6に示す支柱の拡大横断面図。
【図8】本発明に係わる高欄の要部の正面図。
【符号の説明】
11・・支柱 11a・・フランジ
部 11b・・ウエブ 12、14・・取付
部 13・・金具 15・・意匠板 17・・柵体 18・・デザイン板 19、20・・角パイプ 21、26・・ボル
ト 22、27・・ナット 24・・擬宝珠 25・・ビス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路肩に適宜の間隔を置いて縦設した支柱間
    に柵体を架設した高欄において、支柱をT形断面として
    柵体の取付部を設け、支柱前面に取付部を隠すための意
    匠板を取着手段によって取着してなる高欄。
  2. 【請求項2】意匠板は意匠効果の異なった複数種のもの
    が用意される請求項1記載の高欄。
  3. 【請求項3】意匠板は支柱と同じ或いはほゞ同じ長さを
    有し、下端が下向きに突出する円弧状或いは山状をなす
    請求項1又は2記載の高欄。
JP30940496A 1996-11-20 1996-11-20 高 欄 Pending JPH10147915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30940496A JPH10147915A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 高 欄

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30940496A JPH10147915A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 高 欄

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10147915A true JPH10147915A (ja) 1998-06-02

Family

ID=17992610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30940496A Pending JPH10147915A (ja) 1996-11-20 1996-11-20 高 欄

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10147915A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101161669B1 (ko) 2010-03-11 2012-07-03 주식회사 알엠앤에코 디자인 휀스

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101161669B1 (ko) 2010-03-11 2012-07-03 주식회사 알엠앤에코 디자인 휀스

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10147915A (ja) 高 欄
JP3971420B2 (ja) ベランダ手摺
JP2714804B2 (ja) 床パネルの固定装置
JP2808393B2 (ja) 壁パネルの取付方法及び取付構造
JPH10266150A (ja) 防護柵
JP3146290B2 (ja) 外壁コーナー材の支持装置
JP3555715B2 (ja) 外壁パネルの支持構造
JP3585251B2 (ja) 壁パネル取付構造及び壁パネル取付方法
JP3415722B2 (ja) 手摺又は飾り格子付き立上りalc壁構造
CN216475779U (zh) 单元幕墙螺杆与锚筋组合预埋件系统
JPH0971914A (ja) フェンス一体型の防護柵
JP3151191B2 (ja) 板状部材取付金具及び構造物における板状部材の取付構造
JPH0835313A (ja) 成形板の取付構造
JP3067521U (ja) 遮音壁
JP2005090169A (ja) 防音パネルの落下防止装置及び落下防止装置を備えた防音パネル
JPH044108Y2 (ja)
JP2781721B2 (ja) 床パネルの連結構造
JPH08109684A (ja) 成形板の取付構造
JP2000080614A (ja) 道路側壁への吸音板取付構造及びその施工方法
JPS6215294Y2 (ja)
JP2568253Y2 (ja) ドア枠の取付構造
JPS641382Y2 (ja)
JP2863442B2 (ja) ゴンドラガイドレールの取付方法及び取付構造
JPH06316996A (ja) 階段手摺の取付構造
JPH0842003A (ja) 柱材に取り付けられるチャンネル型横架材の架設部構造