JPH10147518A - サイトカイン除去用あるいは不活化用の材料 - Google Patents

サイトカイン除去用あるいは不活化用の材料

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JPH10147518A
JPH10147518A JP8308051A JP30805196A JPH10147518A JP H10147518 A JPH10147518 A JP H10147518A JP 8308051 A JP8308051 A JP 8308051A JP 30805196 A JP30805196 A JP 30805196A JP H10147518 A JPH10147518 A JP H10147518A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は血液のような多量の共存タンパクを含
む溶液中から過剰の炎症性サイトカインを高効率で不活
化あるいは除去でき、かつ安価であるような材料を提供
することを課題とする。 【解決手段】水素結合形成可能な官能基を少なくとも一
つ有することを特徴とする炎症性サイトカイン除去用あ
るいは不活化用の材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイトカインを不
活化あるいは除去する材料に関するものである。特にヒ
ト血液中等の高濃度の蛋白質溶液中に存在するサイトカ
インと結合することによってサイトカインの活性を失わ
せる(不活化)薬剤として、炎症性サイトカインを除去
する浄化カラムあるいは被覆材料として好適に用いられ
る。
【0002】
【従来の技術】サイトカインとは、感染、外傷などの刺
激により免疫担当細胞を始めとする各種の細胞から産生
され細胞外に放出されて作用する一群のタンパク質であ
り、インターフェロンα、インターフェロンβ、インタ
ーフェロンγ、インターロイキンー1〜インターロイキ
ンー15、腫瘍壊死因子α、腫瘍壊死β、エリスロポエ
チン、単球走化因子名など、数多く知られている。サイ
トカインは、本来は生体が、生体防御のために産生する
物質と考えられるが、炎症性サイトカインとして分類さ
れる腫瘍壊死因子、インターロイキン−6、インターロ
イキン−8、単球走化活性化因子(以下、MCAF/M
CP−1という)などの一群のタンパクは、その過剰な
産生が各種炎症性疾患における組織障害、病態に関与す
ることが明らかになっている。例えば、腫瘍壊死因子の
動物への投与は敗血症性のショックを誘起し、このサイ
トカインの作用を阻害することが病態改善に有用である
ことが報告されているこれらサトイトカインが高濃度で
血中に遊離している、高サイトカイン血症、例えば、ヒ
トの敗血症などにおいては、インターロイキン−6、イ
ンターロイキン−8、MCAF/MCP−1などの血液
中濃度が顕著な上昇を示し、これらの濃度は、病態や予
後と相関することが認められている。また、リウマチ性
関節炎などの自己免疫疾患、アレルギー性疾患などでも
その過剰産生と病態との関連が指摘されている。
【0003】従来、炎症性サイトカインの作用を抑える
ことにより上記のような炎症性の疾患を治療する試みに
は、抗体や可溶性受容体に代表されるような特異的に標
的サイトカインと結合してその作用を阻害するタンパク
質、あるいは、受容体アンタゴニストのようにサイトカ
インと競合的にその受容体に結合するタンパク質を生体
内に投与することが試みられてきた。しかし、生体投与
のための多量のタンパク質の調製には多大な費用がかか
ること、また投与するタンパクが生体にとって異物であ
る場合には、患者にとって不都合な免疫反応を誘起する
場合があり、これらにより投与可能な量、回数が制限さ
れる場合が多かった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、血液のよ
うな多量の共存タンパクを含む溶液中においても過剰の
サイトカインを高効率で迅速に不活化あるいは除去で
き、かつ安価であるような材料を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、水素結合形成可能な基を有する材料がサイトカ
インと親和性を有することを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明の第一の要件は水素結合形成可能な官能
基を含むことを特徴とするサイトカインを除去あるいは
不活化するための材料である。また、本発明の第二の要
件は上述した材料を用いた体液浄化カラムあるいは被覆
材料である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、水素結合形成可
能な官能基としては特に限定はなく、例えば、尿素結
合、チオ尿素結合、アミド基、アミノ基、水酸基、カル
ボキシル基、アルデヒド基、メルカプト基などが挙げら
れるが、尿素結合、チオ尿素結合あるいはアミド結合を
少なくとも一つ有することが好ましい。水素結合形成可
能な基に続く構造としては特に限定はなく、プロパン、
ヘキサン、オクタン、ドデカンなどの脂肪族化合物やシ
クロヘキサン、シクロペンタンのような脂環族化合物を
用いることができるが、親和性の高さを考慮するとベン
ゼン、ナフタレン、アントラセン等の芳香族化合物がよ
り好ましく用いられる。ブロモヘプタン、クロロシクロ
ヘキサン、メチルベンゼン、クロロベンゼン、ニトロベ
ンゼン、ジフェニルメタン、クロロナフタレン等の誘導
体も好適に用いられる。また、水素結合形成可能な基を
二つ以上有することがより好ましく、中でも異なる水素
結合形成可能な官能基を有することが好ましい。特に尿
素結合、チオ尿素結合あるいはアミド結合に続く構造と
して例えば、アミノ基、水酸基、カルボキシル基等の水
素結合形成可能な官能基をさらに有する構造が好ましく
用いられる。例えばアミノ基を有する構造としては、ア
ミノヘキサン、モノメチルアミノヘキサン、ジメチルア
ミノヘキサン、アミノオクタン、アミノドデカン、アミ
ノジフェニルメタン、1−(3−アミノプロピル)イミ
ダゾール、3−アミノ−1−プロペン、アミノピリジ
ン、アミノベンゼンスルホン酸、トリス(2−アミノエ
チル)アミン等や、より好ましくは、ジアミノエタン、
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テト
ラエチレンペンタミン、ジプロピレントリアミン、ポリ
エチレンイミン、N−メチル−2, 2’−ジアミノジエ
チルアミン、N−アセチルエチレンジアミン、1, 2−
ビス(2−アミノエトキシエタン)等のようなアミノ基
を複数有する化合物(ポリアミン)が用いられる。ま
た、水酸基を有する構造としては、ヒドロキシプロパ
ン、2−エタノールアミン、1, 3−ジアミノ- 2- ヒ
ドロキシプロパン、ヒドロキシブタノン、ヒドロキシ酪
酸、ヒドロキシピリジン等や、グルコース、グルコサミ
ン、ガラクトサミン、マルトース、セルビオース、スク
ロース、アガロース、セルロース、キチン、キトサン等
の単糖、オリゴ糖、多糖等の糖質あるいはそれらの誘導
体を用いることができる。さらに、カルボキシル基を有
する構造としては例えば、β−アラニン、n−カプロン
酸、イソ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸等を用
いることができる。最も好ましくは、本発明材料は尿
素、チオ尿素あるいはアミド基に続く構造として芳香族
化合物と水素結合形成可能な化合物の両方を有すること
ができる。
【0007】さらに、尿素結合、チオ尿素結合、アミド
結合を分子構造内に複数個有するような、ポリ尿素、ポ
リチオ尿素、ポリアミドも本発明材料として用いること
ができる。この場合にも、尿素結合、チオ尿素結合、ア
ミド結合に続く構造として上記構造のいずれをも用いる
ことができるが、最も好ましくは、水酸基、アミノ基や
カルボキシル基を有する化合物(糖質あるいはその誘導
体を含む)のような水素結合形成可能な基と芳香族化合
物の両方を用いることができる。
【0008】また、本発明材料としては、モノマ、オリ
ゴマ、ポリマのいずれでも良いため、上記構造あるいは
その一部が重合されているものも本発明材料に含まれ
る。すなわち、上記構造あるいはその一部として、ナイ
ロン、ポリメチルメタクリレート、ポリスルホン、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポリ
テトラフルオロエチレンなどの合成高分子や、セルロー
ス、コラーゲン、キチン、キトサンおよびそれらの誘導
体を含む天然高分子などが好適に用いられる。つまり、
単独重合、共重合あるいはブレンドされたこれら合成高
分子や天然高分子などに、水素結合形成可能な基を導入
することが好適に行われる。さらに、金属、セラミッ
ク、ガラスなどの無機材料を基材として適当な高分子で
被覆したり、表面を直接修飾したものも好適に用いられ
る。特にポリスチレン、ポリスルホン、ポリメチルメタ
クリレート等は、表面修飾が容易に行えるため、好まし
く用いられる。また、ポリスチレン/ポリプロピレン海
島繊維は、ポリスチレンの修飾のしやすさと、ポリプロ
ピレンによる強度補強による扱い易さを持つためより好
ましい。
【0009】本発明材料は一般に公知の方法で合成する
ことができる。例えば脂肪族化合物や芳香族化合物に尿
素結合あるいはチオ尿素結合を導入する場合には、イソ
シアネート誘導体あるいはイソチオシアネート誘導体と
アミノ化合物とを反応させる方法を用いることができ
る。また、脂肪族化合物や芳香族化合物にアミド基を導
入する場合には、例えば酸、酸塩化物あるいは酸無水物
とアミノ化合物とを反応させる方法を用いることができ
る。アミノ化合物とイソシアネート、イソチオシアネー
ト、酸、酸塩化物あるいは酸無水物の混合比は任意に選
択でき、通常、イソシアネート、イソチオシアネート、
酸、酸塩化物あるいは酸無水物1モルに対して0.1〜
5モルのアミノ化合物が好ましく用いられる。イソシア
ネートあるいはイソチオシアネートとしては例えば、エ
チルイソシアネート、ステアリルイソシアネート、n-ブ
チルイソシアネート、iso−ブチルイソシアネート、
n-プロピルイソシアネート、メチルイソチオシアネー
ト、エチルイソチオシアネート、n-ブチルイソチオシア
ネート、ベンジルイソチオシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネート、シ
クロヘキシルイソチオシアネート、シクロヘキシルジイ
ソシアネート等の脂肪族イソシアネートあるいはイソチ
オシアネートのいずれをも用いることができるが、より
好ましくはフェニルイソシアネート、クロロフェニルイ
ソシアネート、フルオロフェニルイソシアネート、ブロ
モフェニルイソシアネート、ニトロフェニルイソシアネ
ート、トリルイソシアネート、メトキシフェニルイソシ
アネート、1-ナフチルイソシアネート、4,4'ジフェニル
メタンジイソシアネート、3,3',5,5' テトラエチル4,4'
ジイソシアナトジフェニルメタン、フェニルイソチオシ
アネート、クロロフェニルイソチオシアネート、フルオ
ロフェニルイソチオシアネート、ニトロフェニルイソチ
オシアネート、トリルイソチオシアネート、メトキシフ
ェニルイソチオシアネート、1-ナフチルイソチオシアネ
ート等の芳香族イソシアネートあるいはイソチオシアネ
ートが用いられる。酸塩化物としては例えば、塩化イソ
バレリル、塩化ステアロイル、シクロヘキサンクロライ
ド、6−クロロニコチニルクロライド等の脂肪族酸塩化
物のいずれをも用いることができるが、より好ましくは
塩化ベンゾイル、塩化3, 4−ジクロロベンゾイル、ニ
トロベンゾイル、塩化4−クロロベンゾイル、塩化4−
トリオイル、ベンゾ−[b]チオフェン−2−カルボニ
ルクロライド等の芳香族酸塩化物を用いることができ
る。また、酸無水物としては例えば、無水酢酸、無水コ
ハク酸、無水フタル酸、無水安息香酸等を好ましく用い
ることができる。また、本発明に用いるアミノ化合物の
アミノ基としては1級アミノ基、2級アミノ基、3級ア
ミノ基のいずれでも良く、アミノ化合物としては例え
ば、アンモニア、sec−オクチルアミン、1−(3−
アミノプロピル)イミダゾール、3−アミノ−1−プロ
ペン、アミノピリジン、アミノベンゼンスルホン酸、ト
リス(2−アミノエチル)アミン等を好ましく用いるこ
とができる。また、尿素結合、チオ尿素結合あるいはア
ミド結合に加えて水素結合形成可能な基を導入できるよ
うな、ポリアミノ化合物や水酸基あるいはカルボキシル
基を有するアミノ化合物も好ましく用いることができ
る。ポリアミノ化合物としては例えば、ジアミノエタ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
テトラエチレンペンタミン、ジプロピレントリアミン、
N−メチル−2,2' −ジアミノジエチルアミン、ポリ
エチレンイミン、N−アセチルエチレンジアミン、1、
2−ビス(2−アミノエトキシ)エタン等のいずれをも
用いることができる。水酸基を有するアミノ化合物とし
ては、2-エタノールアミン、3-プロパノールアミン、6-
ヘキサノールアミン、1,3 −ジアミノ-2- ヒドロキシプ
ロパン、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、2−
(2−アミノエチルアミノ)エタノール、グルカミン、
N-メチル−1,3-ジアミノプロパノール等の脂肪族アミ
ン、あるいは、4-アミノフェノール、ジアミノフェノー
ル、アミノヒドロキシピリミジン、ジアミノヒドロキシ
ピリミジン、ジアミノヒドロキシピラゾール等の芳香族
アミン、あるいはセリン、チロシン等のアミノ酸類が用
いられる。また、エピクロロヒドリンおよびアミノ化合
物、あるいは1,3 −ジブロモ-2- ヒドロキシプロパンを
反応させることによって水酸基のみを有する化合物ある
いはアミノ基のみを有する化合物から水酸基を有するア
ミノ化合物を合成することも可能である。また、糖質に
水素結合形成可能な基を導入する場合も上記と同様な方
法を用いることができる。すなわち、キトサンやグルコ
サミンのようなアミノ基を有する糖質の場合には、上述
したようなイソシアネート、イソチオシアネート、酸、
酸塩化物あるいは酸無水物を反応させることができる。
セルロースのようなアミノ基を有さない糖質の場合に
は、糖質の水酸基をエピクロルヒドリン、トレシルクロ
ライドなどを用いて活性化させた後に、アンモニアやジ
アミノエタンなどと反応させてアミノ基を導入し、この
アミノ基を利用して、糖質に尿素結合、チオ尿素結合、
アミド結合等の水素結合形成可能な基を導入することが
できる。カルボキシル基を有するアミノ化合物としては
例えば、β−アラニン、4−アミノ−n−酪酸、γ−ア
ミノ−β−ヒドロキシ−n−酪酸、6−アミノ−n−カ
プロン酸等を用いることができる。
【0010】さらに、本発明材料がオリゴマあるいはポ
リマの場合には、例えば、イソシアネート基、カルボキ
シル基あるいはスクシンイミド基等のカルボン酸の活性
エステル基を有するオリゴマあるいはポリマに、水素結
合形成可能な基を有する化合物のアミノ基を反応させる
方法が好ましく用いられる。また、アミノ基を有するオ
リゴマ、ポリマ、あるいはアンモニア、ジアミノエタ
ン、1,3 −ジアミノプロパン、1,3 −ジアミノ-2- ヒド
ロキシプロパン、1, 2−ビス(2−アミノエトキシ)
エタン、トリス(2−アミノエチル)アミン、2−(2
−アミノエチルアミノ)エタノールなどによりアミノ基
を導入したオリゴマ、ポリマに上述したようなイソシア
ネート誘導体、イソチオシアネート誘導体、酸、酸塩化
物あるいは酸無水物を反応させることも好ましい方法で
ある。また、酸塩化物やイソシアネート誘導体がアミノ
基以外の水素結合形成可能な基に反応しないように、反
応時間や反応温度を制御したり、保護基を用いることが
好ましい。アミノ基、イソシアネート基、カルボキシル
基あるいはスクシンイミド基等のカルボン酸の活性エス
テル基、酸塩化物基、酸無水物基などの官能基は、必要
に応じてオリゴマ、ポリマに導入することができる。
【0011】さらに本発明材料がポリ尿素あるいはポリ
チオ尿素の場合には、例えばポリイソシアネート誘導体
あるいはポリイソチオシアネート誘導体とポリアミノ化
合物とを反応させる方法を用いることができる。通常、
試薬の量はポリイソシアネートあるいはポリイソチオシ
アネート1モルに対して、0.1〜5モルのポリアミン
が好ましく用いられる。ポリイソシアネートあるいはポ
リイソチオシアネートとしてはヘキサメチレンジイソシ
アネート、シクロヘキシルジイソシアネート、トリレン
ジイソシアネート、4,4'- ジフェニルメタンジイソシア
ネート、3,3',5,5' テトラエチル-4,4'-ジイソシアナト
ジフェニルメタン、キシレンジイソシアネート、メチレ
ンビス(4−フェニルイソチオシアネート)等が好適に
用いられる。また、ポリアミノ化合物としてはジアミノ
エタン、ジアミノプロパン、1,3-ジアミノ-2- ヒドロキ
シプロパン、N−メチル-1,3 −ジアミノ-2- プロパノ
ール、ジアミノフェノール、N,N’−ジアミノピペラ
ジン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、
ジプロピレントリアミン、N−メチルジアミノエチルア
ミンなどを好ましく用いることができる。さらに、本発
明材料がポリアミドの場合には、例えばポリカルボン酸
とポリアミンを重縮合させる方法を用いることができ
る。また、ポリ尿素、ポリチオ尿素、ポリアミドのいず
れにおいても、ポリイソシアネート、ポリイソチオシア
ネート、ポリカルボン酸などを用いずに、各々の官能基
を一つずつ順次導入することによって最終的にポリ尿
素、ポリチオ尿素、ポリアミドを得る方法も好ましく行
われる。
【0012】上記すべての反応条件は限定されるもので
はないが、標準的には、反応温度は例えば0〜150
℃、反応時間は例えば0.1〜24時間で行われる。ま
た、反応溶媒は必ずしも必要ではないが、一般的には溶
媒の存在下に行われる。使用しうる溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n- ブ
タノール、ヘキサン、アセトン、N,N- ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等の脂肪族炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン等
のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類等が挙げられ
る。反応終了後の反応液は、必要に応じ、ろ過、濃縮な
どの通常の後処理の後、カラムクロマトグラフィー、再
結晶などの操作により、精製されることができる。ま
た、水不溶性の材料の場合、ガラスフィルター等を用い
て洗浄することも好ましい方法である。
【0013】本発明材料の中で水不溶性のものは、サイ
トカイン除去カラムあるいは被覆材料などとして好まし
く用いられる。その形状としては特に限定はないが、カ
ラムとして用いる場合には、ビーズ、繊維、中空繊維、
糸束、ヤーン、ネット、編み地、織物等が用いられる
が、表面積か瀬大きく、流路抵抗の小ささを考慮する
と、繊維、編み地、織物や中空糸が好ましく用いられ
る。被覆材料の場合は、織物あるいはフィルム等の形状
が好ましい。また、本材料は単独での使用のみならず、
適当な基材にさらに固定化したり、他材料と混合して一
つのカラムあるいは被覆材料として用いることもでき
る。固定化あるいは混合などの操作は、前記形状に加工
する前に行っても良いし、加工した後に行っても良い。
本発明の材料を用いたカラムを体外循環用カラムとして
用いる場合には、体外に導出した血液を直接カラムに通
しても良いし、血漿分離膜などと組み合わせて使用して
も良い。
【0014】本発明の材料は、炎症性サイトカインを除
去あるいは不活化するが、炎症性サイトカインとして
は、特に限定されるものではなく、一般に分類される腫
瘍壊死因子(TNF)、インターロイキン−6、インタ
ーロイキン−8、単球走化活性化因子(MCAF/MC
P−1)などの一群のタンパクなどを好適に除去あるい
は不活化する。中でも、高サイトカイン血症治療用に好
適に用いられる。
【0015】以下に実施例を用いて詳細に説明を加える
が、発明の内容が実施例に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】 実施例1 修飾キトサンビーズを用いた吸着実験 市販の未修飾キトサンビーズ(構造式[1]、商品名
「キトパールAL−01」)、尿素結合基を含まない修
飾キトサンビーズ2種( 構造式[2]、商品名「キト
パールBCW2503」および構造式[3]、商品名
「キトパールC−01」)、および尿素結合基を含む修
飾キトサンビーズ(構造式[4]、商品名「キトパール
BCW3501」)を用いて吸着実験を行った。
【0017】ビーズ50μlをポリプロピレン性の小型
チューブに入れ、1mlの0.5%ウシ血清アルブミン
リン酸生理緩衝液溶液中で1時間振盪反応させることに
より、ビーズ表面の非特異な吸着部位をブロックした。
遠心によりビーズを回収した後、1ng/mlのヒトイ
ンターロイキン−8またはMCAF/MCP−1を含む
ウサギ熱非働化血漿1ml中に懸濁して室温で1時間振
盪反応を行った。反応後の溶液(遠心上清)を回収し残
存しているインターロイキン−8およびMCAF/MC
P−1の濃度を酵素免疫測定法により定量した。その結
果を表1に示す。
【0018】
【化1】
【表1】 結果に示すとおり、尿素結合を含まない[1],
[2]、[3]は、インターロイキン−8およびMCA
F/MCP−1をほとんど吸着しないのに対して、尿素
結合を含む[4]は、95%以上の吸着率を示した。
【0019】実施例2 修飾ポリスチレン繊維の作製 50重量比の海成分(46重量比のポリスチレンと4重
量比のポリプロピレンの混合物)と50重量比の島成分
(ポリプロピレン)とからなるアメリカ特許4,661,260
記載の海島型複合繊維(厚さ:2.6デニール、島の
数:16)を50gのN−メチロール−α−クロロアセ
トアミド、400gのニトロベンゼン、400gの98
%硫酸、0.85gのパラホルムアルデヒドの混合溶液
と20℃で1時間反応させた。そして、繊維をニトロベ
ンゼンで洗浄し、水中に入れて反応を停止させた。その
後、繊維を温水で再び洗浄することによって、クロロア
セトアミドメチル化架橋ポリスチレン繊維(以下AMP
St繊維と略す)を得た。
【0020】テトラエチレンペンタミン0.9gをDM
F50mlに溶解し、この溶液に1gのAMPSt繊維
(クロロ含量2mmol相当)を攪拌しつつ加えた。反
応は25℃で6時間行った。その後、AMPSt繊維を
DMF200mlを用いてガラスフィルター上で洗浄
し、4−クロルフェニルイソシアネート1gを溶解した
DMF50mlの溶液中に加えて、25℃で1時間、反
応させた。その後、ガラスフィルター上で200mlの
DMFおよび200mlの蒸留水により洗浄した。
【0021】得られたAMPSt繊維(尿素結合および
アミド結合を含む)を[5]とする。テトラエチレンペ
ンタミンの代わりにエタノールアミン0.3gを加えて
同様に反応させることにより活性クロル基をブロックし
た繊維も作製した。得られた繊維(尿素結合は含まずア
ミド結合を含む)を[6]とする。
【0022】
【化2】 実施例3 実施例2で得られた繊維[5],[6]をそれぞれ約5
mm角に細断し、0.13gを秤量してポリプロピレン
チューブに入れた。0.5%ウシ血清アルブミンPBS
溶液1mlを加えて室温で1時間振盪反応することによ
り非特異反応部位をブロックした。布を別のチューブに
移した後、ヒトインターロイキン−6、インターロイキ
ン−8およびMCAF/MCPー1を含むウサギ熱非働
化血漿1mlと1時間反応させた。反応前後の各サイト
カインの濃度を表2に示す。
【0023】
【表2】 結果の示すとおり、尿素結合を含む材料[5]は炎症性
サイトカイン特にインターロイキン−8およびMCAF
/MCP−1の顕著な吸着(吸着率98%以上)を示し
た。また、尿素結合を含まないがアミド結合を含む材料
[6]も、インターロイキン−8およびMCAF/MC
P−1に対しては50%の吸着を示した。
【0024】実施例4 実施例2で得られた繊維[5],[6]をそれぞれ約5
mm角に細断し、0.13gを秤量してポリプロピレン
チューブに入れた。0.5%ウシ血清アルブミンPBS
溶液1mlを加えて室温で1時間振盪反応することによ
り非特異反応部位をブロックした。布を別のチューブに
移した後、ヒトインターロイキン−1βおよび非特異吸
着を防ぐ目的で添加した0.05%ウシ血清アルブミン
を含むPBS溶液1mlと1時間反応させた。反応前後
のサイトカインの濃度を表3に示す。
【0025】
【表3】 結果が示すように尿素結合を側鎖に有するポリスチレン
繊維[5]は、尿素結合持たない[6]と比べてインタ
ーロイキン−1βの吸着能が高いことが示された。
【0026】実施例5 修飾AMPSt繊維による炎症
性サイトカイン除去試験−循環法 実施例2の修飾AMPSt繊維[5]1gをカラムに充
填し、これに1ng/mlのインターロイキン−8を含
むウサギ血漿10mlを37℃において1ml/min
で60分間循環させたときのインターロイキン−8の濃
度変化を表4に示す。
【0027】
【表4】 この結果より、体外循環のような流動条件下において
も、炎症性サイトカインの吸着が認められることが確認
できた。
【0028】
【発明の効果】本発明により、ヒト血液、血漿等の高濃
度タンパク溶液中において炎症性サイトカインと高効率
でかつ選択的に結合し、滅菌操作に対して安定で、かつ
安価に合成できる材料が提供された。また、本発明の材
料は生体適合性に優れており臨床における使用に十分耐
えうるものである。本発明材料は、血液、血漿中から炎
症性サイトカイン効率よく除去できるので、これにより
炎症性サイトカイン除去カラムや被覆材料を構成するこ
とで、過剰な炎症性サイトカインによりもたらされる種
々疾患を治療または予防することが可能になる。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素結合形成可能な官能基を少なくとも一
    つ有することを特徴とするサイトカイン除去用あるいは
    不活化用の材料。
  2. 【請求項2】該水素結合形成可能な官能基を二つ以上有
    することを特徴とする請求項1記載のサイトカイン除去
    用あるいは不活化用の材料。
  3. 【請求項3】異なる該水素結合形成可能な官能基を有す
    ることを特徴とする請求項2記載のサイトカイン除去用
    あるいは不活化用の材料。
  4. 【請求項4】該水素結合形成可能な官能基の少なくとも
    一つが尿素結合、チオ尿素結合およびアミド結合から選
    ばれることを特徴とする請求項1記載のサイトカイン除
    去用あるいは不活化用の材料。
  5. 【請求項5】該水素結合形成可能な基として、さらにア
    ミノ基を少なくとも一つ有することを特徴とする請求項
    4記載のサイトカイン除去用あるいは不活化用の材料。
  6. 【請求項6】該アミノ基が2級あるいは3級であること
    を特徴とする請求項5記載のサイトカイン除去用あるい
    は不活化用の材料。
  7. 【請求項7】該アミノ基がポリアミンであることを特徴
    とする請求項5記載のサイトカイン除去用あるいは不活
    化用の材料。
  8. 【請求項8】該水素結合形成可能な基として、さらに水
    酸基を少なくとも一つ有することを特徴とする請求項4
    記載のサイトカイン除去用あるいは不活化用の材料。
  9. 【請求項9】該水酸基が糖質の水酸基であることを特徴
    とする請求項8記載のサイトカイン除去用あるいは不活
    化用の材料。
  10. 【請求項10】該糖質がキトサン、セルロースおよびそ
    れらの誘導体から選ばれることを特徴とする請求項9記
    載のサイトカイン除去用あるいは不活化用の材料。
  11. 【請求項11】芳香族環を有することを特徴とする請求
    項1〜10のいずれかに記載のサイトカイン除去用ある
    いは不活化用の材料。
  12. 【請求項12】基材を含むことを特徴とする請求項1〜
    11のいずれかに記載のサイトカイン除去用あるいは不
    活化用の材料。
  13. 【請求項13】該基材がポリスチレン、ポリスルホン、
    ポリメチルメタクリレートあるいはそれらの誘導体から
    選ばれることを特徴とする請求項12記載のサイトカイ
    ン除去用あるいは不活化用の材料。
  14. 【請求項14】該基材が繊維であることを特徴とする請
    求項12または13記載のサイトカイン除去用あるいは
    不活化用の材料。
  15. 【請求項15】該繊維が海島型の繊維であることを特徴
    とする請求項14記載のサイトカイン除去用あるいは不
    活化用の材料。
  16. 【請求項16】水不溶性であることを特徴とする請求項
    1〜15のいずれかに記載のサイトカイン除去用あるい
    は不活化用の材料。
  17. 【請求項17】高サイトカイン血症治療用であることを
    特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のサイトカ
    イン除去用あるいは不活化用の材料。
  18. 【請求項18】サイトカインが炎症性のサイトカインで
    あることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載
    のサイトカイン除去用あるいは不活化用の材料。
  19. 【請求項19】炎症性サイトカインがインターロイキン
    −8であることを特徴とする請求項1〜18のいずれか
    に記載の材料。
  20. 【請求項20】炎症性サイトカインが単球走化活性化因
    子であることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに
    記載の材料。
  21. 【請求項21】請求項1〜20のいずれかに記載の材料
    を用いた体液浄化カラム。
  22. 【請求項22】請求項1〜20のいずれかに記載の材料
    を用いた被覆材料。
  23. 【請求項23】水素結合形成可能な基を少なくとも一つ
    を有する除去あるいは不活化用の材料を充填したカラム
    にサイトカインを含む液体を通過させることによってサ
    イトカインを液体から除去する方法。
  24. 【請求項24】該液体が血液または血漿であることを特
    徴とする請求項23記載のサイトカインを除去する方
    法。
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