JPH10147152A - 電気自動車における補機部品の配設構造 - Google Patents
電気自動車における補機部品の配設構造Info
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- JPH10147152A JPH10147152A JP30885196A JP30885196A JPH10147152A JP H10147152 A JPH10147152 A JP H10147152A JP 30885196 A JP30885196 A JP 30885196A JP 30885196 A JP30885196 A JP 30885196A JP H10147152 A JPH10147152 A JP H10147152A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気自動車の駆動用モータの支持構造の改善
を図って駆動用モータの本体の回転(振動)を防止する
と共に、作動状態時に振動を発生する補機部品をこの駆
動用モータに取付けることにより補機部品の振動音が車
室内に伝わらないようにした電気自動車における補機部
品の取付構造を提供する。 【解決手段】 駆動用モータ2の回転駆動軸2bの両端
にほぼ対応するモータ本体2aの2箇所を第1及び第2
の弾性部材4a,4bをそれぞれ介して車体5に取付け
ることにより駆動用モータ2の荷重を支持すると共に、
回転駆動軸2bの軸線方向に対して交差する方向に離れ
たモータ本体2aの1箇所を第3の弾性部材4cを介し
て車体5に取付けることによりモータ本体2aの回転を
阻止するように構成し、第1,第2及び第3の弾性部材
4a〜4cを介して3点支持されたモータ本体2aに、
作動時に振動を発生する補機部品3a〜3cを取付け
る。
を図って駆動用モータの本体の回転(振動)を防止する
と共に、作動状態時に振動を発生する補機部品をこの駆
動用モータに取付けることにより補機部品の振動音が車
室内に伝わらないようにした電気自動車における補機部
品の取付構造を提供する。 【解決手段】 駆動用モータ2の回転駆動軸2bの両端
にほぼ対応するモータ本体2aの2箇所を第1及び第2
の弾性部材4a,4bをそれぞれ介して車体5に取付け
ることにより駆動用モータ2の荷重を支持すると共に、
回転駆動軸2bの軸線方向に対して交差する方向に離れ
たモータ本体2aの1箇所を第3の弾性部材4cを介し
て車体5に取付けることによりモータ本体2aの回転を
阻止するように構成し、第1,第2及び第3の弾性部材
4a〜4cを介して3点支持されたモータ本体2aに、
作動時に振動を発生する補機部品3a〜3cを取付け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車における
補機部品の取付構造に関し、さらに詳しくは、作動時に
振動を発生する補機部品を電気自動車の駆動用モータ収
納室内に取付けるための構造に関するものである。
補機部品の取付構造に関し、さらに詳しくは、作動時に
振動を発生する補機部品を電気自動車の駆動用モータ収
納室内に取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は電気自動車における補機部品の取
付構造の従来例を示すものであって、従来では、作動時
に振動を生じるウォータポンプ等の補機部品30を補機
部品取付専用のステー31を用いて電気自動車の駆動用
モータ収納室(ガソリン自動車のエンジンルームに相
当)32内に取付けるようにしている。すなわち、補機
部品30を駆動用モータ収納室32内に取付ける際は、
駆動用モータ収納室32の側面を構成する車体パネル3
3aに補機部品取付専用のステー31をボルト締めし、
このステー31にマウントゴム34,35を介して補機
部品30を取付けるようにしている。
付構造の従来例を示すものであって、従来では、作動時
に振動を生じるウォータポンプ等の補機部品30を補機
部品取付専用のステー31を用いて電気自動車の駆動用
モータ収納室(ガソリン自動車のエンジンルームに相
当)32内に取付けるようにしている。すなわち、補機
部品30を駆動用モータ収納室32内に取付ける際は、
駆動用モータ収納室32の側面を構成する車体パネル3
3aに補機部品取付専用のステー31をボルト締めし、
このステー31にマウントゴム34,35を介して補機
部品30を取付けるようにしている。
【0003】一方、電気自動車の駆動源である駆動用モ
ータ36は、図10に示すように、駆動用モータ収納室
32の底面を構成する車体パネル33b上に一対のマウ
ント部材37,38を介して支持されている。かくし
て、一対のマウント部材37,38にて駆動用モータ3
6の荷重を支えると共に、駆動用モータ36の回転を抑
えるようにしている。
ータ36は、図10に示すように、駆動用モータ収納室
32の底面を構成する車体パネル33b上に一対のマウ
ント部材37,38を介して支持されている。かくし
て、一対のマウント部材37,38にて駆動用モータ3
6の荷重を支えると共に、駆動用モータ36の回転を抑
えるようにしている。
【0004】このように、従来においては、上述の補機
部品30と駆動用モータ36とは互いに別々にステー3
1,マウントゴム34,35及びマウント部材37,3
8を用いて車体パネル33a,33bにそれぞれ取付け
ているのが実状である。
部品30と駆動用モータ36とは互いに別々にステー3
1,マウントゴム34,35及びマウント部材37,3
8を用いて車体パネル33a,33bにそれぞれ取付け
ているのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の取付構造では、次のような問題点がある。す
なわち、作動時に部品自身が振動を発生する補機部品3
0をステー31を介して車体パネル33aに取付けるよ
うにした場合には、ステー31の取付位置によっては、
補機部品30から発生する振動音が増幅されることがあ
る。特に、タイヤハウス近くの車体パネル部分にステー
31を配置すると、補機部品30の振動音が大きく増幅
される。そして、補機部品30の振動音が増幅される
と、その振動音がステー31及び車体パネル33aを通
して車室内まで伝達され、不快な騒音となるおそれがあ
る。また、補機部品30の取付けのために専用のステー
31を用いる必要があるため、部品点数が多くなると共
に重量がその分だけ重くなるという不具合がある。
如き従来の取付構造では、次のような問題点がある。す
なわち、作動時に部品自身が振動を発生する補機部品3
0をステー31を介して車体パネル33aに取付けるよ
うにした場合には、ステー31の取付位置によっては、
補機部品30から発生する振動音が増幅されることがあ
る。特に、タイヤハウス近くの車体パネル部分にステー
31を配置すると、補機部品30の振動音が大きく増幅
される。そして、補機部品30の振動音が増幅される
と、その振動音がステー31及び車体パネル33aを通
して車室内まで伝達され、不快な騒音となるおそれがあ
る。また、補機部品30の取付けのために専用のステー
31を用いる必要があるため、部品点数が多くなると共
に重量がその分だけ重くなるという不具合がある。
【0006】そこで、このような問題点を解消するため
には、自動車部品の中で最も大きな単体重量がありかつ
振動しにくいように支持された駆動用モータ36に補機
部品30を取付けることが考えられる。しかし、駆動用
モータ36は従来では一対のマウント部材37,38の
みで支持する構造となされており、荷重受け用の2点マ
ウント構造で駆動用モータ36の回転止め(回転トルク
のストッパ)の機能を兼用するようにしているため、次
のような問題点がある。
には、自動車部品の中で最も大きな単体重量がありかつ
振動しにくいように支持された駆動用モータ36に補機
部品30を取付けることが考えられる。しかし、駆動用
モータ36は従来では一対のマウント部材37,38の
みで支持する構造となされており、荷重受け用の2点マ
ウント構造で駆動用モータ36の回転止め(回転トルク
のストッパ)の機能を兼用するようにしているため、次
のような問題点がある。
【0007】すなわち、駆動用モータ36の荷重だけを
支えるのであれば駆動用モータ36の回転駆動軸(モー
タ軸)36aの両端箇所で2点支持すればよいが、これ
では回転駆動軸の回転時に駆動用モータ36の本体36
b(回転駆動軸36aを除く部分)も回転してしまい、
機械的ロスが大きくなってしまう場合がある。このよう
に駆動モータ36の支持が不完全であると、駆動用モー
タ36自体も振動し、駆動用モータ36に取付けられた
補機部品30に伝達されることとなるため、補機部品3
0が駆動用モータ36の振動により悪影響を受けてしま
う上に、この駆動用モータ36の振動音と補機部品30
の振動音とが相俟って大きな騒音として車室内に伝わる
おそれがある。なお、駆動用モータ36の本体36bの
回転を抑えるためには、マウント部材37,38を非常
に頑丈なものとしなければならないが、これは現実的で
はない。
支えるのであれば駆動用モータ36の回転駆動軸(モー
タ軸)36aの両端箇所で2点支持すればよいが、これ
では回転駆動軸の回転時に駆動用モータ36の本体36
b(回転駆動軸36aを除く部分)も回転してしまい、
機械的ロスが大きくなってしまう場合がある。このよう
に駆動モータ36の支持が不完全であると、駆動用モー
タ36自体も振動し、駆動用モータ36に取付けられた
補機部品30に伝達されることとなるため、補機部品3
0が駆動用モータ36の振動により悪影響を受けてしま
う上に、この駆動用モータ36の振動音と補機部品30
の振動音とが相俟って大きな騒音として車室内に伝わる
おそれがある。なお、駆動用モータ36の本体36bの
回転を抑えるためには、マウント部材37,38を非常
に頑丈なものとしなければならないが、これは現実的で
はない。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、電気自動車の駆動用モー
タの支持構造の改善を図って駆動用モータの本体の回転
(振動)を防止すると共に、作動時に振動を発生する補
機部品をこの駆動用モータに取付けることにより補機部
品の振動音が車室内に伝わらないようにした電気自動車
における補機部品の取付構造を提供することにある。
たものであって、その目的は、電気自動車の駆動用モー
タの支持構造の改善を図って駆動用モータの本体の回転
(振動)を防止すると共に、作動時に振動を発生する補
機部品をこの駆動用モータに取付けることにより補機部
品の振動音が車室内に伝わらないようにした電気自動車
における補機部品の取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、電気自動車駆動用モータの回転駆動
軸の両端にほぼ対応する前記駆動用モータの本体の2箇
所を第1及び第2の弾性部材をそれぞれ介して電気自動
車の車体に取付けることにより前記駆動用モータの荷重
を支持すると共に、前記回転駆動軸の軸線方向に対して
交差する方向に離れた前記駆動用モータの本体の1箇所
を第3の弾性部材を介して前記電気自動車の車体に取付
けることにより前記駆動用モータの本体の回転を阻止す
るように構成し、前記第1,第2及び第3の弾性部材を
介して3点支持された前記駆動用モータの本体に、作動
時に振動を発生する補機部品を取付けるようにしてい
る。
めに、本発明では、電気自動車駆動用モータの回転駆動
軸の両端にほぼ対応する前記駆動用モータの本体の2箇
所を第1及び第2の弾性部材をそれぞれ介して電気自動
車の車体に取付けることにより前記駆動用モータの荷重
を支持すると共に、前記回転駆動軸の軸線方向に対して
交差する方向に離れた前記駆動用モータの本体の1箇所
を第3の弾性部材を介して前記電気自動車の車体に取付
けることにより前記駆動用モータの本体の回転を阻止す
るように構成し、前記第1,第2及び第3の弾性部材を
介して3点支持された前記駆動用モータの本体に、作動
時に振動を発生する補機部品を取付けるようにしてい
る。
【0010】また、本発明では、前記駆動用モータの本
体の1箇所に長手状のトルクストッパを取付けてこのト
ルクストッパの先端部に前記第3の弾性部材を組付け、
前記トルクストッパ及び第3の弾性部材を介して前記駆
動用モータの本体の1箇所を前記車体に取付けるように
している。
体の1箇所に長手状のトルクストッパを取付けてこのト
ルクストッパの先端部に前記第3の弾性部材を組付け、
前記トルクストッパ及び第3の弾性部材を介して前記駆
動用モータの本体の1箇所を前記車体に取付けるように
している。
【0011】また、本発明では、前記駆動用モータの本
体の外側面が円筒形状である場合には、前記円筒形状の
外側面の一部を切り欠くか或いは盛り上げることによっ
て平坦状の台座面を形成し、この台座面上に制振部材を
介して前記補記部材を取付けるようにしている。
体の外側面が円筒形状である場合には、前記円筒形状の
外側面の一部を切り欠くか或いは盛り上げることによっ
て平坦状の台座面を形成し、この台座面上に制振部材を
介して前記補記部材を取付けるようにしている。
【0012】また、本発明では、前記駆動用モータの本
体の外側面に平坦面がある場合には、前記平坦面を利用
して前記補機部品の取付けを行なうようにしている。
体の外側面に平坦面がある場合には、前記平坦面を利用
して前記補機部品の取付けを行なうようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1〜図8を参照して説明する。
図1〜図8を参照して説明する。
【0014】図1は、電気自動車の駆動用モータ収納室
(ガソリン自動車のエンジンルームに相当)1内に取付
けられる駆動用モータ2及び各種の補機部品3を示すも
のである。本例においては、図1に示すように、電気自
動車の駆動源である駆動用モータ2は3つのマウンチン
グ部品4a,4b,4cを介して車体フレーム5に取付
けられており、この駆動用モータ2の本体2a(以下に
おいて、単にモータ本体2aと記載する)の外面にウォ
ータポンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b及び
ブレーキ用バキュームポンプ3cの3つの補機部品3が
取付けられている。なお、これらの補機部品3すなわち
ウォータポンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b
及びブレーキ用バキュームポンプ3cは、その部品自身
が作動時に振動を発生する自動車部品である。
(ガソリン自動車のエンジンルームに相当)1内に取付
けられる駆動用モータ2及び各種の補機部品3を示すも
のである。本例においては、図1に示すように、電気自
動車の駆動源である駆動用モータ2は3つのマウンチン
グ部品4a,4b,4cを介して車体フレーム5に取付
けられており、この駆動用モータ2の本体2a(以下に
おいて、単にモータ本体2aと記載する)の外面にウォ
ータポンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b及び
ブレーキ用バキュームポンプ3cの3つの補機部品3が
取付けられている。なお、これらの補機部品3すなわち
ウォータポンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b
及びブレーキ用バキュームポンプ3cは、その部品自身
が作動時に振動を発生する自動車部品である。
【0015】さらに具体的に述べると、上述の駆動用モ
ータ2はそのモータ本体2aの外面が断面八角形状に成
形されており、各二対の平坦状外面部6a及び面取部6
bをそれぞれ有している。そして、モータ本体2aの正
面6cには変速機7がボルト締めにより一体に連結され
ている。そして、モータ本体2aの背面6dに取付けら
れた第1のマウンチング部品4aを介して駆動用モータ
2が車体フレーム5に支持されると共に、変速機7の側
面9に取付けられた第2のマウンチング部品4bを介し
て変速機7が車体フレーム5に支持されている。なお、
これらの第1及び第2のマウンチング部品4a,4bは
駆動モータ2の回転駆動軸(モータ軸)2bの両端にほ
ぼ対応する箇所に配設されており、駆動用モータ2は、
実質的に、マウンチング部品4a,4bにて変速機7と
一緒に駆動モータ2の回転駆動軸2bの両端箇所におい
て2点支持されている。
ータ2はそのモータ本体2aの外面が断面八角形状に成
形されており、各二対の平坦状外面部6a及び面取部6
bをそれぞれ有している。そして、モータ本体2aの正
面6cには変速機7がボルト締めにより一体に連結され
ている。そして、モータ本体2aの背面6dに取付けら
れた第1のマウンチング部品4aを介して駆動用モータ
2が車体フレーム5に支持されると共に、変速機7の側
面9に取付けられた第2のマウンチング部品4bを介し
て変速機7が車体フレーム5に支持されている。なお、
これらの第1及び第2のマウンチング部品4a,4bは
駆動モータ2の回転駆動軸(モータ軸)2bの両端にほ
ぼ対応する箇所に配設されており、駆動用モータ2は、
実質的に、マウンチング部品4a,4bにて変速機7と
一緒に駆動モータ2の回転駆動軸2bの両端箇所におい
て2点支持されている。
【0016】さらに、本例においては、駆動用モータ2
の回転駆動軸2bの軸線方向に対して交差する方向に離
れた変速機7の1箇所(側面の一部分)が第3のマウン
チング部品4cを介して電気自動車の車体フレーム5に
取付けられており、これにより、駆動用モータ2の側部
が実質的に第3のマウンチング部品4cを介して電気自
動車の車体フレーム5に取付けられ、モータ本体2aの
回転が阻止されるようになっている。
の回転駆動軸2bの軸線方向に対して交差する方向に離
れた変速機7の1箇所(側面の一部分)が第3のマウン
チング部品4cを介して電気自動車の車体フレーム5に
取付けられており、これにより、駆動用モータ2の側部
が実質的に第3のマウンチング部品4cを介して電気自
動車の車体フレーム5に取付けられ、モータ本体2aの
回転が阻止されるようになっている。
【0017】なお、上述の第1,第2及び第3のマウン
チング部品4a,4b,4cは、例えば、図2に示すよ
うな円筒状の弾性部材10を具備するものである。すな
わち、これらのマウンチング部品4a,4b,4cは、
一対の取付ボルト11が立設されたコ字状のブラケット
12と、このブラケット12に固着されたパイプ状ベー
ス13と、このパイプ状ベース13内に圧入溶着された
前記円筒状の弾性部材(クッションラバー)10とから
構成される部材である。
チング部品4a,4b,4cは、例えば、図2に示すよ
うな円筒状の弾性部材10を具備するものである。すな
わち、これらのマウンチング部品4a,4b,4cは、
一対の取付ボルト11が立設されたコ字状のブラケット
12と、このブラケット12に固着されたパイプ状ベー
ス13と、このパイプ状ベース13内に圧入溶着された
前記円筒状の弾性部材(クッションラバー)10とから
構成される部材である。
【0018】かくして、駆動用モータ2を駆動用モータ
収納室1内に搭載するに際しては、まず、第1〜第3の
マウンチング部品4a,4b,4cを前もって前記弾性
部材10の中空孔10a(図2参照)に挿通配置される
ボルト14等を用いて、車体フレーム5の所定箇所に取
付けておく。そして、各種の取付ブラケット50を用い
てこれらのマウンチング部品4a,4b,4cに駆動用
モータ2及び変速機7から成る連結部品を取付ける。こ
れにより、モータ本体2aは、実質的に、回転駆動軸2
bの両端部にほぼ対応する2箇所がモータ本体2aの左
右2箇所において第1及び第2のマウンチング部品4
a,4bの弾性部材10を介して2点支持されると共
に、回転駆動軸2bの軸線から交差(本例では、直交)
する方向に離れた箇所において第3のマウンチング部品
4cの弾性部材10を介して車体フレーム5に支持され
ることとなる。
収納室1内に搭載するに際しては、まず、第1〜第3の
マウンチング部品4a,4b,4cを前もって前記弾性
部材10の中空孔10a(図2参照)に挿通配置される
ボルト14等を用いて、車体フレーム5の所定箇所に取
付けておく。そして、各種の取付ブラケット50を用い
てこれらのマウンチング部品4a,4b,4cに駆動用
モータ2及び変速機7から成る連結部品を取付ける。こ
れにより、モータ本体2aは、実質的に、回転駆動軸2
bの両端部にほぼ対応する2箇所がモータ本体2aの左
右2箇所において第1及び第2のマウンチング部品4
a,4bの弾性部材10を介して2点支持されると共
に、回転駆動軸2bの軸線から交差(本例では、直交)
する方向に離れた箇所において第3のマウンチング部品
4cの弾性部材10を介して車体フレーム5に支持され
ることとなる。
【0019】このような駆動用モータ2の支持構造(マ
ウンチング構造)によれば、駆動用モータ2の荷重を充
分に受け支えることができる上に、モータ本体2aの回
転を効果的に防止することができ、ひいては駆動用モー
タ2の振動を抑えることができる。その作用効果を図3
及び図4を参照して概念的に説明すると、次の通りであ
る。なお、図3(a)に示されるように、この場合に
は、モータ本体2aの側面に長手状のトルクストッパ1
6が取付けられ、このトルクストッパ16の先端部が第
3のマウンチング部品4cを介して車体フレーム5に取
付けられているものとする。また、第1〜第3のマウン
チング部品4a,4b,4cの取付方向(弾性部材10
の軸線方向)は、例えば、駆動用モータ2の回転駆動軸
2bの軸線方向に一致するように設定され、トルクスト
ッパ16は前記回転駆動軸2bの軸線方向に対して直交
する方向に沿って配置されている。
ウンチング構造)によれば、駆動用モータ2の荷重を充
分に受け支えることができる上に、モータ本体2aの回
転を効果的に防止することができ、ひいては駆動用モー
タ2の振動を抑えることができる。その作用効果を図3
及び図4を参照して概念的に説明すると、次の通りであ
る。なお、図3(a)に示されるように、この場合に
は、モータ本体2aの側面に長手状のトルクストッパ1
6が取付けられ、このトルクストッパ16の先端部が第
3のマウンチング部品4cを介して車体フレーム5に取
付けられているものとする。また、第1〜第3のマウン
チング部品4a,4b,4cの取付方向(弾性部材10
の軸線方向)は、例えば、駆動用モータ2の回転駆動軸
2bの軸線方向に一致するように設定され、トルクスト
ッパ16は前記回転駆動軸2bの軸線方向に対して直交
する方向に沿って配置されている。
【0020】本例の構造によれば、駆動用モータ2の回
転駆動軸2bの軸線方向に関しては、図3(c)におい
て三角印α,β,γで示す位置において駆動用モータ2
が第1〜第3のマウンチング部品4a〜4cにて3点支
持され、また駆動用モータ2の回転駆動軸2bの軸線方
向に直交する方向に関しては、図3(b)において三角
印α,βで示す位置において駆動用モータ2が第2及び
第3の及びマウンチング部品4b,4cにて2点支持さ
れることがわかる。この場合、各マウンチング部品は、
弾性部材10の軸線方向と直交する上下方向の荷重力F
1 、並びに、弾性部材10の軸線方向を含む垂直面内に
おけるねじり力F2 に対しては支持力が充分に強い特性
を有するため(図4(b),(c)参照)、駆動用モー
タ2の荷重は3つのマウンチング部品4a〜4cにてそ
の荷重が充分に受け支えられることとなる。一方、各マ
ウンチング部品は、弾性部材10の軸線方向を中心とす
る回転力F3 に対しては弱いという特性を有するため
(図4(a)参照)、回転駆動軸2bの軸線方向に沿う
方向に配設された第1及び第2のマウンチング部品4
a,4bのみではモータ本体2aの回転を抑えることが
できないが、本例ではさらにトルクストッパ16及び第
3のマウンチング部品4cを設けたことにより、モータ
本体2aの回転(図3(b)において矢印R方向の回
転)を抑えることができる。その結果、駆動用モータ2
の機械的ロスがなくなると共に駆動用モータ2の振動が
抑制され、車体への振動の伝達が防止されることとな
る。さらに、本例の場合には、駆動用モータ2のマウン
チングを簡易的に行なうことができ、部品コストも安く
済み、構造が簡単なので組立性が良く製造コストを低く
抑えることが可能である。
転駆動軸2bの軸線方向に関しては、図3(c)におい
て三角印α,β,γで示す位置において駆動用モータ2
が第1〜第3のマウンチング部品4a〜4cにて3点支
持され、また駆動用モータ2の回転駆動軸2bの軸線方
向に直交する方向に関しては、図3(b)において三角
印α,βで示す位置において駆動用モータ2が第2及び
第3の及びマウンチング部品4b,4cにて2点支持さ
れることがわかる。この場合、各マウンチング部品は、
弾性部材10の軸線方向と直交する上下方向の荷重力F
1 、並びに、弾性部材10の軸線方向を含む垂直面内に
おけるねじり力F2 に対しては支持力が充分に強い特性
を有するため(図4(b),(c)参照)、駆動用モー
タ2の荷重は3つのマウンチング部品4a〜4cにてそ
の荷重が充分に受け支えられることとなる。一方、各マ
ウンチング部品は、弾性部材10の軸線方向を中心とす
る回転力F3 に対しては弱いという特性を有するため
(図4(a)参照)、回転駆動軸2bの軸線方向に沿う
方向に配設された第1及び第2のマウンチング部品4
a,4bのみではモータ本体2aの回転を抑えることが
できないが、本例ではさらにトルクストッパ16及び第
3のマウンチング部品4cを設けたことにより、モータ
本体2aの回転(図3(b)において矢印R方向の回
転)を抑えることができる。その結果、駆動用モータ2
の機械的ロスがなくなると共に駆動用モータ2の振動が
抑制され、車体への振動の伝達が防止されることとな
る。さらに、本例の場合には、駆動用モータ2のマウン
チングを簡易的に行なうことができ、部品コストも安く
済み、構造が簡単なので組立性が良く製造コストを低く
抑えることが可能である。
【0021】また、図5はマウンチング部品4a〜4c
による駆動用モータ2の支持構造の別例を示すものであ
って、本例では、マウンチング部品4aの取付方向を既
述の実施例の場合と比べて90°回転させて弾性部材1
0の軸線が回転駆動軸2bの軸線に対して直交するよう
に配置し、これにより、図4(c)に示すようなマウン
チング部品4aの特性によりこのマウンチング部品4a
によってもモータ本体2aの回転を阻止するようにした
ものである。このような構成によれば、前記本体2aの
回転をより効果的に抑えることが可能となる。
による駆動用モータ2の支持構造の別例を示すものであ
って、本例では、マウンチング部品4aの取付方向を既
述の実施例の場合と比べて90°回転させて弾性部材1
0の軸線が回転駆動軸2bの軸線に対して直交するよう
に配置し、これにより、図4(c)に示すようなマウン
チング部品4aの特性によりこのマウンチング部品4a
によってもモータ本体2aの回転を阻止するようにした
ものである。このような構成によれば、前記本体2aの
回転をより効果的に抑えることが可能となる。
【0022】さらに、本例の電気自動車においては、こ
のように車体への振動伝達防止に関する対策が最も良く
なされている駆動用モータ2の本体2aの外面に複数種
の補機部品3が取付けられるようになっている。すなわ
ち、既述のように3つの補機部品3すなわちウォータポ
ンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b及びブレー
キ用バキュームポンプ3cが駆動用モータ2の本体2a
の平坦状外面6aにそれぞれ取付けられるようになって
いる。
のように車体への振動伝達防止に関する対策が最も良く
なされている駆動用モータ2の本体2aの外面に複数種
の補機部品3が取付けられるようになっている。すなわ
ち、既述のように3つの補機部品3すなわちウォータポ
ンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b及びブレー
キ用バキュームポンプ3cが駆動用モータ2の本体2a
の平坦状外面6aにそれぞれ取付けられるようになって
いる。
【0023】駆動用モータ2への補機部品3の取付けの
具体例が図6及び図7に示されている。図6及び図7に
示すように、駆動用モータ2の4つの平坦状外面6aの
うちの1つの外面上に盛り上げ形成された突出部20上
の平坦状台座面にブレーキ用バキュームポンプ3cが制
振用のマウントゴム21,22を介してボルト締め等に
より固定配置されている。さらに、他の1つの平坦状外
面6a上には、取付ブラケット23,24をそれぞれ介
してウォータポンプ3a及びパワーステアリング用ポン
プ3bがそれぞれ取付けられている(図6参照)。
具体例が図6及び図7に示されている。図6及び図7に
示すように、駆動用モータ2の4つの平坦状外面6aの
うちの1つの外面上に盛り上げ形成された突出部20上
の平坦状台座面にブレーキ用バキュームポンプ3cが制
振用のマウントゴム21,22を介してボルト締め等に
より固定配置されている。さらに、他の1つの平坦状外
面6a上には、取付ブラケット23,24をそれぞれ介
してウォータポンプ3a及びパワーステアリング用ポン
プ3bがそれぞれ取付けられている(図6参照)。
【0024】なお、モータ本体2aの外面が図8(a)
に示すように円筒形状面25である場合には、モータ本
体2aの外面の形状変更を行なうようにすれば良い。具
体的には、モータ本体2aの円筒状外面25のうちの一
部分(例えば、図8(a)において符号Xで示す部分)
を切り欠いて平坦状の台座面26を形成する。また、モ
ータ本体2aの円筒状外面25を切り欠くことが不可能
な場合には、図8(c)に示すように円筒状外面25の
一部を盛り上げて平坦状の台座面27をつくれば良い。
そして、これらの台座面26,27の上に制振用のマウ
ントゴム(図示せず)を介して補機部品3をボルト締め
すれば良い。
に示すように円筒形状面25である場合には、モータ本
体2aの外面の形状変更を行なうようにすれば良い。具
体的には、モータ本体2aの円筒状外面25のうちの一
部分(例えば、図8(a)において符号Xで示す部分)
を切り欠いて平坦状の台座面26を形成する。また、モ
ータ本体2aの円筒状外面25を切り欠くことが不可能
な場合には、図8(c)に示すように円筒状外面25の
一部を盛り上げて平坦状の台座面27をつくれば良い。
そして、これらの台座面26,27の上に制振用のマウ
ントゴム(図示せず)を介して補機部品3をボルト締め
すれば良い。
【0025】このように補機部品3(3a〜3c)をモ
ータ本体2aに取付けるようにしたことにより、ウォー
タポンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b及びブ
レーキ用バキュームポンプ3cがそれぞれ作動されてそ
れ自身が振動しても、この振動は駆動用モータ2に充分
に吸収されることとなる。それは、駆動用モータ2は、
充分に大きな質量(重さ)を有し、しかも、既述の如く
マウンチング部品4a〜4cにて振動伝達防止対策が最
も良好になされている部品であるので、充分な振動吸収
機能を果たし得るからである。従って、上述の如き補機
部品3の取付構造を採用すれば、補機部品3の作動時に
補機部品3から発生する振動が車室内に不快音として伝
達されてしまうような不具合を生じるのを未然に回避す
ることができる。
ータ本体2aに取付けるようにしたことにより、ウォー
タポンプ3a,パワーステアリング用ポンプ3b及びブ
レーキ用バキュームポンプ3cがそれぞれ作動されてそ
れ自身が振動しても、この振動は駆動用モータ2に充分
に吸収されることとなる。それは、駆動用モータ2は、
充分に大きな質量(重さ)を有し、しかも、既述の如く
マウンチング部品4a〜4cにて振動伝達防止対策が最
も良好になされている部品であるので、充分な振動吸収
機能を果たし得るからである。従って、上述の如き補機
部品3の取付構造を採用すれば、補機部品3の作動時に
補機部品3から発生する振動が車室内に不快音として伝
達されてしまうような不具合を生じるのを未然に回避す
ることができる。
【0026】なお、ガソリン自動車を電気自動車に改造
する際には、ガソリン自動車のエンジンに相当する駆動
用モータは、エンジンと同様に弾性部材を使用して搭載
される。そのため、駆動用モータの振動は車体に伝達し
にくく、この駆動用モータに振動する補機部品3を取付
ければ車体に振動が伝達されにくくなる。また、従来で
はステーが取付けにくいと考えられていた空間にも補機
部品3を配置することができるようになる。
する際には、ガソリン自動車のエンジンに相当する駆動
用モータは、エンジンと同様に弾性部材を使用して搭載
される。そのため、駆動用モータの振動は車体に伝達し
にくく、この駆動用モータに振動する補機部品3を取付
ければ車体に振動が伝達されにくくなる。また、従来で
はステーが取付けにくいと考えられていた空間にも補機
部品3を配置することができるようになる。
【0027】以上、本発明の実施例につき述べたが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、既述の実施例では弾性部材10をそれぞ
れ有する3つのマウンチング部品4a〜4cを用いて駆
動用モータ2を車体フレーム5に支持するようにした
が、モータ本体2aの所定箇所を弾性的に車体フレーム
5に取付けることが可能な弾性部材であればどのような
構成の弾性部材でもこれらのマウンチング部品4a〜4
cに代えて使用することができる。また、モータ本体2
aへの補機部品3の取付手段はボルト締め等に限定され
ることなく、その他の各種の固定手段を用いることが可
能である。
発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、既述の実施例では弾性部材10をそれぞ
れ有する3つのマウンチング部品4a〜4cを用いて駆
動用モータ2を車体フレーム5に支持するようにした
が、モータ本体2aの所定箇所を弾性的に車体フレーム
5に取付けることが可能な弾性部材であればどのような
構成の弾性部材でもこれらのマウンチング部品4a〜4
cに代えて使用することができる。また、モータ本体2
aへの補機部品3の取付手段はボルト締め等に限定され
ることなく、その他の各種の固定手段を用いることが可
能である。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、電気自動車駆動
用モータの回転駆動軸の両端にほぼ対応する駆動用モー
タの本体の2箇所を第1及び第2の弾性部材(例えば、
第1及び第2のマウンチング部品4a,4bの弾性部材
10)をそれぞれ介して電気自動車の車体に取付けるこ
とにより前記駆動用モータの荷重を支持すると共に、前
記回転駆動軸の軸線方向に対して交差する方向に離れた
前記駆動用モータの本体の1箇所を第3の弾性部材(第
3のマウンチング部品4cの弾性部材10)を介して前
記電気自動車の車体に取付けることにより前記駆動用モ
ータの本体の回転を阻止するように構成し、前記第1,
第2及び第3の弾性部材を介して3点支持された駆動用
モータの本体に、作動時に振動を発生する補機部品を取
付けるようにしたものであるから、駆動用モータの3点
支持によりその荷重を充分に受け支えることができると
共に駆動用モータの本体の回転を確実に阻止でき、従っ
て駆動用モータの振動が車体に伝達されるのを効果的に
防止できる。さらに、本発明においては、上述のように
振動伝達防止対策が最も効果的になされ、しかも、大き
な質量を有する駆動用モータに補機部品を取付けるよう
にしているので、この補機部品から発生される振動は駆
動用モータにおいて充分に吸収(制振)されることとな
り、補機部品の振動は車体を伝わって車室内に伝達され
るような不具合を回避することができる。
用モータの回転駆動軸の両端にほぼ対応する駆動用モー
タの本体の2箇所を第1及び第2の弾性部材(例えば、
第1及び第2のマウンチング部品4a,4bの弾性部材
10)をそれぞれ介して電気自動車の車体に取付けるこ
とにより前記駆動用モータの荷重を支持すると共に、前
記回転駆動軸の軸線方向に対して交差する方向に離れた
前記駆動用モータの本体の1箇所を第3の弾性部材(第
3のマウンチング部品4cの弾性部材10)を介して前
記電気自動車の車体に取付けることにより前記駆動用モ
ータの本体の回転を阻止するように構成し、前記第1,
第2及び第3の弾性部材を介して3点支持された駆動用
モータの本体に、作動時に振動を発生する補機部品を取
付けるようにしたものであるから、駆動用モータの3点
支持によりその荷重を充分に受け支えることができると
共に駆動用モータの本体の回転を確実に阻止でき、従っ
て駆動用モータの振動が車体に伝達されるのを効果的に
防止できる。さらに、本発明においては、上述のように
振動伝達防止対策が最も効果的になされ、しかも、大き
な質量を有する駆動用モータに補機部品を取付けるよう
にしているので、この補機部品から発生される振動は駆
動用モータにおいて充分に吸収(制振)されることとな
り、補機部品の振動は車体を伝わって車室内に伝達され
るような不具合を回避することができる。
【0029】また、本発明は、駆動用モータの本体に長
手状のトルクストッパを取付けてこのトルクストッパの
先端部に前記第3の弾性部材を組付け、トルクストッパ
及び第3の弾性部材を介して駆動用モータの本体の1箇
所を前記車体に取付けるようにしているので、モータ本
体と第3の弾性部材との間にトルクストッパが介在され
ることとなり、この長手状のトルクストッパの存在にて
モータ本体の回転トルクをより効果的に受け止めること
ができ、駆動用モータの機械的ロスの発生を回避するこ
とができる。
手状のトルクストッパを取付けてこのトルクストッパの
先端部に前記第3の弾性部材を組付け、トルクストッパ
及び第3の弾性部材を介して駆動用モータの本体の1箇
所を前記車体に取付けるようにしているので、モータ本
体と第3の弾性部材との間にトルクストッパが介在され
ることとなり、この長手状のトルクストッパの存在にて
モータ本体の回転トルクをより効果的に受け止めること
ができ、駆動用モータの機械的ロスの発生を回避するこ
とができる。
【0030】また、本発明では、モータ本体の外面に平
坦面がある場合にはこの平坦面を補機部品の取付面とし
て利用し、モータ本体の外面が円筒面である場合にはこ
の一部を切り欠くか或いは盛り上げることによって平坦
面を形成してこれを補機部品の取付面として利用するよ
うにしているので、モータ本体への補機部材の取付けを
ガタつきなく、しかも容易な作業にて確実に取付けるこ
とが可能である。
坦面がある場合にはこの平坦面を補機部品の取付面とし
て利用し、モータ本体の外面が円筒面である場合にはこ
の一部を切り欠くか或いは盛り上げることによって平坦
面を形成してこれを補機部品の取付面として利用するよ
うにしているので、モータ本体への補機部材の取付けを
ガタつきなく、しかも容易な作業にて確実に取付けるこ
とが可能である。
【図1】本発明を適用した電気自動車における補機部品
の配設構造の一例を示す分解斜視図である。
の配設構造の一例を示す分解斜視図である。
【図2】電気自動車の駆動源である駆動用モータを車体
フレームに取付けるために用いられるマウンチング部品
の斜視図である。
フレームに取付けるために用いられるマウンチング部品
の斜視図である。
【図3】マウンチング部品による駆動用モータの支持状
態を説明するためのものであって、(a)は駆動用モー
タ及びマウンチング部品の平面図、(b)は駆動用モー
タ及びマウンチング部品の正面図、(c)は駆動用モー
タ及びマウンチング部品の側面図である。
態を説明するためのものであって、(a)は駆動用モー
タ及びマウンチング部品の平面図、(b)は駆動用モー
タ及びマウンチング部品の正面図、(c)は駆動用モー
タ及びマウンチング部品の側面図である。
【図4】(a),(b)及び(c)はマウンチング部品
による支持強度の各方向における強弱特性を説明するた
めのものである。
による支持強度の各方向における強弱特性を説明するた
めのものである。
【図5】駆動用モータに対するマウンチング部品の取付
方向の変更例を示すものであって、(a),(b)及び
(c)は図3(a),(b)及び(c)にそれぞれ相当
する図である。
方向の変更例を示すものであって、(a),(b)及び
(c)は図3(a),(b)及び(c)にそれぞれ相当
する図である。
【図6】モータ本体への補機部品の取付状態を示す斜視
図である。
図である。
【図7】モータ本体への補機部品の取付状態を示す側面
図である。
図である。
【図8】モータ本体の外面が円筒形状である場合の補機
部品の取付方法を説明するためのものであって、(a)
は円筒形状外面のモータ本体を備えた駆動用モータの斜
視図、(b)はモータ本体の円筒形状外面の一部を切り
欠いて平坦面を形成した状態を示す斜視図、(c)はモ
ータ本体の円筒状外面の一部を盛り上げて平坦面を形成
した状態を示す斜視図である。
部品の取付方法を説明するためのものであって、(a)
は円筒形状外面のモータ本体を備えた駆動用モータの斜
視図、(b)はモータ本体の円筒形状外面の一部を切り
欠いて平坦面を形成した状態を示す斜視図、(c)はモ
ータ本体の円筒状外面の一部を盛り上げて平坦面を形成
した状態を示す斜視図である。
【図9】電気自動車における補機部品の配設構造の従来
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図10】従来における駆動用モータの支持構造を示す
正面図である。
正面図である。
1 駆動用モータ収納室 2 駆動用モータ 3 補機部品 3a ウォータポンプ3b 3b パワーステアリング用ポンプ 3c ブレーキ用バキュームポンプ 4a,4b,4c マウンチング部品 5 車体フレーム 6a 平坦状外面 16 トルクストッパ 21,22 マウントゴム 25 円筒形状面 26 台座面 27 台座
Claims (4)
- 【請求項1】 電気自動車駆動用モータの回転駆動軸の
両端にほぼ対応する前記駆動用モータの本体の2箇所を
第1及び第2の弾性部材をそれぞれ介して電気自動車の
車体に取付けることにより前記駆動用モータの荷重を支
持すると共に、前記回転駆動軸の軸線方向に対して交差
する方向に離れた前記駆動用モータの本体の1箇所を第
3の弾性部材を介して前記電気自動車の車体に取付ける
ことにより前記駆動用モータの本体の回転を阻止するよ
うに構成し、前記第1,第2及び第3の弾性部材を介し
て3点支持された前記駆動用モータの本体に、作動時に
振動を発生する補機部品を取付けるようにしたことを特
徴とする電気自動車における補機部品の取付構造。 - 【請求項2】 前記駆動用モータの本体の1箇所に長手
状のトルクストッパを取付けてこのトルクストッパの先
端部に前記第3の弾性部材を組付け、前記トルクストッ
パ及び第3の弾性部材を介して前記駆動用モータの本体
の1箇所を前記車体に取付けるようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の電気自動車における補機部品の取
付構造。 - 【請求項3】 前記駆動用モータの本体の外側面が円筒
形状である場合には、前記円筒形状の外側面の一部を切
り欠くか或いは盛り上げることによって平坦状の台座面
を形成し、この台座面上に制振部材を介して前記補記部
材を取付けるようにしたことを特徴とする請求項1又は
2に記載の電気自動車における補機部品の取付構造。 - 【請求項4】 前記駆動用モータの本体の外側面に平坦
面がある場合には、前記平坦面を利用して前記補機部品
の取付けを行なうようにしたことを特徴とする請求項1
又は2に記載の電気自動車における補機部品の取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30885196A JPH10147152A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 電気自動車における補機部品の配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30885196A JPH10147152A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 電気自動車における補機部品の配設構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10147152A true JPH10147152A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=17986040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30885196A Withdrawn JPH10147152A (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 電気自動車における補機部品の配設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10147152A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010119323A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle component mounting structure |
JP2011020623A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Nissan Motor Co Ltd | 電気自動車の搭載構造 |
JP2015182658A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 補機取付構造 |
CN111511591A (zh) * | 2017-12-20 | 2020-08-07 | 奥迪股份公司 | 用于支承空调压缩机的设备 |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP30885196A patent/JPH10147152A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010119323A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle component mounting structure |
US8474555B2 (en) | 2009-04-15 | 2013-07-02 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle component mounting structure |
JP2011020623A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Nissan Motor Co Ltd | 電気自動車の搭載構造 |
JP2015182658A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 補機取付構造 |
CN111511591A (zh) * | 2017-12-20 | 2020-08-07 | 奥迪股份公司 | 用于支承空调压缩机的设备 |
US11766916B2 (en) | 2017-12-20 | 2023-09-26 | Audi Ag | Device for mounting an air-conditioning compressor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20040413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |