JP4399795B2 - 車両用デファレンシャルボックスの取付構造 - Google Patents

車両用デファレンシャルボックスの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、4輪駆動車のデファレンシャルボックスを車両側に取り付けるための構造に関する。
自動車のリヤデファレンシャル(以下、リヤデフという)は、制振性のゴムを介して車体側に取り付けられている。図5に示すように、一般的な制振ゴム50は、軸51と同心上になるように略円筒形状の制振ゴム部材52が取り付けられ、この制振ゴム部材52の外周円曲面を円筒部材53が覆っている。この制振ゴム50は、半径方向(図5の上下方向54aおよび左右方向54b)の4方向に対して作用する荷重をゴムの弾性力によって効率よく緩和することができる。
このような制振ゴム50を使用した技術としては、例えば、制振ゴム52の半径方向を車両上下方向および車両前後方向に向けて配設し、この4方向の荷重を緩和させるものがある。また、特許文献1では、車両上下方向と車両左右方向の荷重を受けることができるように制振ゴムを配置する技術が開示されている。また、特許文献2には、制振ゴムを使用せずにリヤデフを直接クロスメンバに取り付けて荷重を抑える技術が開示されている。
特開平7−228163号公報 特開2000−168618号公報
リヤデフには、後輪軸への駆動トルクと制動トルクとの回転力、プロペラシャフトからの駆動トルクと制動トルクとの回転力、および車体の加速と制動時のリヤデフ自体の慣性力が外力として作用する。そのため、制振ゴムは、車体の前後方向、上下方向および幅方向の6方向から作用する外力による荷重を効率よく緩和することが求められる。しかしながら、上述した制振ゴム50の軸方向54cに作用する荷重については、制振ゴム部材52のせん断力および軸51と制振ゴム部材52との間の摩擦力しか作用しない。
そのため、上述の特許文献1のような構成では、いずれかの2方向に対し制振ゴム50が作用しないことになり、6方向の荷重を緩和することが困難である。また、特許文献2の技術のように、リヤデフを強度部材で固定したり、支持点の数を増やして6方向すべてに制振ゴムを設置する方法もある。しかしながら、部品点数の増加や、広いレイアウト空間が必要となるなどの問題点が生じる。さらには、コスト高や車体性能の低下が懸念される。
本発明の目的は、3点または4点の支持点でリヤデフを取り付ける場合に、リヤデフに作用する6方向の荷重を効率的に緩和することができるリファレンシャルボックスの取付構造を提供することである。
本発明では、デファレンシャルボックスが制振ゴムを介して車両に取り付けられている車両用デファレンシャルボックスの取付構造において、前記制振ゴムには、デファレンシャルボックス側に取り付けられる軸と、前記軸の外周面に該軸と同心状に設けられた略円筒形状の制振ゴム部材と、前記制振ゴム部材の外周面に該外周面を覆う円筒部材が設けられ、前記円筒部材が前記車両側に取り付けられるようになっており、前記デファレンシャルボックスの支持点が、車両前側に2点設けられているとともに、車両後側に1点設けられ、前記車両前側の2つの支持点における前記制振ゴムの前記軸が車両前後方向、車両幅方向および車両上下方向の6方向に対してそれぞれ傾けて取り付けられ、前記車両後側の1つの支持点における前記制振ゴムの前記軸が車両前後方向に向けて取り付けられている
発明では、デファレンシャルボックスが制振ゴムを介して車両に取り付けられている車両用デファレンシャルボックスの取付構造において、前記制振ゴムには、デファレンシャルボックス側に取り付けられる軸と、前記軸の外周面に該軸と同心状に設けられた略円筒形状の制振ゴム部材と、前記制振ゴム部材の外周面に該外周面を覆う円筒部材が設けられ、前記円筒部材が前記車両側に取り付けられるようになっており、前記デファレンシャルボックスの支持点が、車両前側に2点設けられているとともに、車両後側に1点設けられ、前記車両前側の2つの支持点における前記制振ゴムの前記軸が車両前後方向、車両幅方向および車両上下方向の6方向に対してそれぞれ傾けて取り付けられ、前記車両後側の1つの支持点における前記制振ゴムの前記軸が車両前後方向に向けて取り付けられているので、3つの支持点によって6方向の荷重を効率的に緩和することができる。これにより、デファレンシャルボックスの振動を小さくすることができ、ファレンシャルボックスで発生する振動を車体側に伝わりにくくすることができる。しかも、前記6方向の荷重の他にデファレンシャルボックスを水平面内で回転させようとする力に対しても抵抗することができるようになる。これにより、デファレンシャルボックスで発生する振動をより一層車体側に伝わりにくくすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用デファレンシャルボックスの取付構造ついて、図1〜図4を用いて詳細に説明する。なお、従来例と同一の部材については、同一の符号を用いて説明する。
図1は、自動車の後部部分を車体下側から見た状態を示す。自動車の左右の側部には、前後方向に延びるサイドメンバ1が設けられており、この左右のサイドフレーム1の間には、車幅方向に延在するクロスメンバ2が連結されている。このサイドフレーム1とクロスメンバ2の上部には、左右のサイドフレーム1の間の上部の全面を覆うようにリヤフロアパネル3が設けられており、このリヤフロアパネル3には、クロスメンバ2の車両後方側にタイヤ収納部4が車両下側に突出して形成されている。また、左右のサイドフレーム1とクロスメンバ2との車両幅方向の左右の連結部5の周辺にはブレース6が左右にそれぞれ設けられており、このブレース6の両端がサイドフレーム1およびクロスメンバ2にそれぞれ取り付けられている。
リヤデフ10は、タイヤ収納部4の下方(図1ではタイヤ収納部の上方)に配置されている。このリヤデフ10の前側には、前側ブラケット11が取り付けられている。この前側ブラケット11は、リヤデフ10から車両幅方向に分岐するように形成されており、前側ブラケット11のそれぞれの先端部が制振ゴム50を介して左右のそれぞれのブレース6に取り付けられている。また、リヤデフ10の後側には、後側ブラケット13が設けられ、同様に制振ゴム50を介してタイヤ収納部4に取り付けられている。なお、リヤデフ10の車両前方向の先端部には、図示しないプロペラシャフトが連結されており、リヤデフ10の車両幅方向の両端部には、図示しない後輪シャフトが連結されている。
図2は、リヤデフ10に前側ブラケット11および後側ブラケット13が取り付けられた状態を示している。前側ブラケット11は、丸棒を折り曲げて形成されており、リヤデフ10から車両幅方向に延びる水平アーム部11aと、リヤフロアパネル3に向かって延びる左右の傾斜アーム部11bとを備えている。この傾斜アーム部11bは、水平アーム部11aの両端から車両前側方向上側に約45°の傾きで傾斜するとともに、車両幅方向外側にも約45°の傾きで傾斜している。
傾斜アーム部11bのそれぞれの先端には、支持ブラケット14が取り付けられている。この支持ブラケット14は、平板を略コ字形状に折り曲げて形成されており、底部14aと、それぞれ対向する壁部14bを備えている。また、それぞれの壁部14bには、底部14aの底面と平行な軸に沿って壁部14bの壁面に対して略垂直方向に貫通する取付け穴14cがそれぞれ形成されている。
支持ブラケット14は、前記略コ字形状の開口部が傾斜アーム部11bの延在方向に向くように配置され、前記略コ字形状の底部の外側面が傾斜アーム部11bの先端に溶接で取り付けられている。また、壁部14bは、傾斜アーム部11bの延在方向を中心に約45°回転させて取り付けられている。詳細には、壁部14bの一方は車両下方向内側に向けられ、他方は車両上方向外側に向けられており、水平面に対し約45°傾斜するように配置されている。
制振ゴム50は、図5に示すものと同じものが使用されている。制振ゴム50の軸51の両端は、壁部14bの取付け穴14cにそれぞれ取り付けられている。一方、制振ゴム50の外側の円筒部材53には、取付けブラケット15が取り付けられており、この取付けブラケット15が車体側のブレース6に図示しないボルト等で取り付けられるようになっている。
一方、後側ブラケット13には、支持点が1点だけ設けられており、この支持点には、1つの制振ゴム50が設けられている。この制振ゴム50の軸51は、図3(a)に示すように、車両前後方向に向けて取り付けられており、車両左右方向および車両上下方向に対する荷重を効果的に緩和することができるように構成されている。
上述の構成により、車両本体部とリヤデフ10とは、制振ゴム部材52を介して3点で支持されるようになり、それぞれの制振ゴム部材52がリヤデフ10の振動を吸収する構成となっている。
本発明の実施の形態に係る車両用デファレンシャルボックスの取付構造では、前側ブラケット11に取り付けられたそれぞれの制振ゴムは、車両の前後方向、左右方向および上下方向に対して、それぞれ約45°傾けて取り付けられているので、6方向すべての荷重に対して制振ゴム部材52が軸51の方向に向かって圧縮されるようになる。制振ゴム部材52は、圧縮される方向に対して制振効果を発揮するので、この6方向全てに対して作用する荷重を緩和することができる。
さらに、図3(a)に示すように、前側の2つの制振ゴム50の軸を傾斜させて配置し、かつ後側の制振ゴム50を車両前後方向に向けて配置しているので、前記6方向の荷重の他にリヤデフ10を水平面内で回転させようとする力に対しても抵抗することができるようになる。これは、図3(b)に示すように、制振ゴム50の全ての軸51が、リヤデフ10の周りの円周方向7に沿って配置されると、前記水平面内で回転させようとする力を制振ゴム50が圧縮する方向で受けることができないため、荷重を効果的に緩和することができないためである。この構成により、リヤデフ10で発生する振動を車体側に伝わりにくくすることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、支持点の数と位置は、自由に変更して実施することができる。図4(a)は上述の実施の形態と同様の配置を示しており、図4(b)は支持点の位置を上述の実施例と前後を逆にした配置を示しており、図4(c)は前後にそれぞれ2点づつの支持点を配置した例を示している。
また、制振ゴムの取付け傾斜角度を各方向に対して約45°にしたが、作用する荷重の大きさが方向によって違っている場合には、この荷重の大きい方向に対して制振ゴムがより圧縮するように取付け傾斜角度を変更して使用することができる。
本発明の実施の形態に係る車両用デファレンシャルボックスの取付構造を備えた自動車であって、その後部部分を車体下側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る取付構造に使用するデファレンシャルボックスに前側ブラケットおよび後側ブラケットを取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る取付構造における制振ゴムの取り付け方向を示す概略図である。 本発明の実施の形態の変形例であって、(a)〜(c)は、支持点の位置および個数を適宜変更した状態を示す概略図である。 制振ゴムの構造を示す図であって、(a)は制振ゴムを長手方向中央部で切断した断面図、(b)はその側面図である。
符号の説明
1 サイドフレーム
2 クロスメンバ
3 リヤフロアパネル
4 タイヤ収納部
5 連結部
6 ブレース
7 円周方向
10 リヤデファレンシャル(リヤデフ)
11 前側ブラケット
11a 水平アーム部
11b 傾斜アーム部
13 後側ブラケット
14 支持ブラケット
14a 支持ブラケットの底部
14b 支持ブラケットの壁部
14c 取付け穴
15 取付けブラケット
50 制振ゴム
51 軸
52 制振ゴム部材
53 円筒部材
54a 上下方向
54b 左右方向
54c 軸方向

Claims (1)

  1. デファレンシャルボックスが制振ゴムを介して車両に取り付けられている車両用デファレンシャルボックスの取付構造において、
    前記制振ゴムには、デファレンシャルボックス側に取り付けられる軸と、前記軸の外周面に該軸と同心状に設けられた略円筒形状の制振ゴム部材と、前記制振ゴム部材の外周面に該外周面を覆う円筒部材が設けられ、前記円筒部材が前記車両側に取り付けられるようになっており、前記デファレンシャルボックスの支持点が、車両前側に2点設けられているとともに、車両後側に1点設けられ、前記車両前側の2つの支持点における前記制振ゴムの前記軸が車両前後方向、車両幅方向および車両上下方向の6方向に対してそれぞれ傾けて取り付けられ、前記車両後側の1つの支持点における前記制振ゴムの前記軸が車両前後方向に向けて取り付けられていることを特徴とする車両用デファレンシャルボックスの取付構造。
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