JP2019202616A - 電気自動車の車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突荷重を車両前方側から車両後方側に効率的に伝達できる電気自動車の車両前部構造を提供する。【解決手段】電気自動車の車両前部構造10は、車両前方の車幅方向両側で車両前後方向に延在する車両骨格部材であるフロントサイドメンバ14A、14Bと、車両前方の車幅方向両側でフロントサイドメンバ14A、14Bの車両下方側で車両前後方向に延在する車両骨格部材であるアンダーメンバ16A、16Bと、車両前方のパワーユニット室に配置され、車幅方向両端部でフロントサイドメンバ14A、14B及びアンダーメンバ16A、16Bにそれぞれ防振装置50A、50Bを備えるマウント部材44A、44B、45A、45Bを介して取り付けられた走行用モータ24と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車の車両前部構造に関する。
従来、電気自動車の車両前部構造では、車両前方側のパワーユニット室に配設された走行用モータが、パワーユニット室の左右両側で車両前後方向に延在するフロントサイドメンバにマウント部材を介して支持されると共に、一対のフロントサイドメンバ間を車幅方向に連結するサスペンションサブフレームの車幅方向中央部から車両前方側に延在するロッドにマウント部材を介して支持されている(特許文献1参照)。
特開2004−314803号公報
しかし、上記文献に記載された構造の電気自動車は、車幅方向延在するサスペンションサブフレームの車幅方向中央部から車両前方側に延在するロッドに、マウント部材を介して走行用モータが支持されている。したがって、この電気自動車が、例えば、前面衝突した場合に、衝突荷重を車両後方側に効率的に伝達するには改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、衝突荷重を車両前方側から車両後方側に効率的に伝達できる電気自動車の車両前部構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に係る電気自動車の車両前部構造は、車両前方側の車幅方向両側で車両前後方向に延在する車両骨格部材である一対のフロントサイドメンバと、前記フロントサイドメンバの車両下方側で車両前後方向に延在する車両骨格部材である一対のアンダーメンバと、一対の前記フロントサイドメンバの前端部同士を接続し、車幅方向に延在するバンパリインフォースと、一対の前記アンダーメンバの前端部同士を接続し、車幅方向に延在するロアクロスと、一対の前記フロントサイドメンバ及び一対のアンダーメンバにそれぞれ弾性部材を介して取り付けられた走行用モータと、を備える。
このように構成された電気自動車の車両前部構造では、車両の前面衝突時に車幅方向に延在するバンパリインフォースとロアクロスからそれぞれ車幅方向両側で車両前後方向に延在する一対のフロントサイドメンバと一対のアンダーメンバを介して車両後方側に衝突荷重が伝達される。
この際、一対のフロントサイドメンバと一対のアンダーメンバは走行用モータを介して連結されているため、それぞれの耐荷重が向上し、車両後方側に伝達可能な衝突荷重を増加させることができる。
また、走行用モータは一対のフロントサイドメンバと一対のアンダーメンバで支持されているため、走行用モータを介して車体に入力される衝突荷重が一対のフロントサイドメンバと一対のアンダーメンバの4本に分散して伝達され、衝突時にフロントサイドメンバとアンダーメンバが衝突荷重によって座屈することが抑制される。
さらに、電気自動車の車両前部構造が前面オフセット衝突した場合でも、一方のフロントサイドメンバやアンダーメンバに入力された衝突荷重が走行用モータを介して他方のフロントサイドメンバやアンダーメンバに伝達される。また、前面オフセット衝突時に、走行用モータから車体に伝達される荷重も、上下左右4本のフロントサイドメンバやアンダーメンバに分散されて伝達されるため、フロントサイドメンバやアンダーメンバに対する荷重入力が局所的に大きくなることが抑制される。
これらの結果、フロントサイドメンバやアンダーメンバによって衝突荷重を車両後方側に効率的に伝達することができる。
請求項1記載の発明に係る電気自動車の車両前部構造は、上記構成としたので、車両前面衝突時の衝突荷重を車両後方側に効率的に伝達することができる。
一実施形態に係る電気自動車の車両前部構造の要部を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 (A)は一実施形態に係る走行用モータのフロントサイドメンバに対するマウント状態を示す縦断面図であり、(B)は走行用モータのアンダーメンバに対するマウント状態を示す縦断面図であり、(C)は走行用モータのフロントサイドメンバに対するマウント状態を示す斜視図である。 一実施形態に係る電気自動車の車両前部構造の要部を示す側断面図である。
本発明の一実施形態に係る電気自動車の車両前部構造について図1〜図4を参照して説明する。なお、各図において矢印FRは車両前方、矢印Wは車幅方向、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
[構成]
電気自動車の車両前部構造10は、図1に示すように、車両前方のパワーユニット室12の車幅方向両側で車両前後方向に延在するフロントサイドメンバ14A、14Bと、フロントサイドメンバ14A、14Bの車両下方で車両前後方向に延在するアンダーメンバ16A、16Bと、フロントサイドメンバ14A、14Bの前端部を連結し車幅方向に延在するバンパリインフォース20と、アンダーメンバ16A、16Bの前端部を連結し車幅方向に延在するロアクロス22と、フロントサイドメンバ14A、14Bとアンダーメンバ16A、16Bに支持される走行用モータ24と、を備えている。
なお、フロントサイドメンバ14A、14Bとバンパリインフォース20との間及びアンダーメンバ16A、16Bとロアクロス22との間には、衝突荷重が入力されることにより変形して衝撃を吸収するクラッシュボックスを介在させても良い。
また、以下の説明で左右対称の部材、構成については車両左側のみ説明し、車両右側の説明を省略する。この際、車両左側の部品の参照符号は参照番号にAを付したものとし、車両右側の部品の参照符号は車両左側の部品と同一の参照番号にBを付したものとしている。
フロントサイドメンバ14Aは、図1及び図3に示すように、閉断面構造を有し、車両前後方向に延在する車両骨格部材である。フロントサイドメンバ14Aは、車両後方側端部で車両後方側に向かって車両下方側に延在するキック部26Aを有し、キック部26Aの後端部(下端部)から車両後方側に延在する車両骨格部材に接続されている。
また、フロントサイドメンバ14Aの車両前方側端部は、車両上下方向に延在する連結部材27Aによってアンダーメンバ16Aの車両前方側端部と連結されている。
なお、フロントサイドメンバ14Aの車両前後方向の略中央部には、フロントサイドメンバ14Aの車幅方向内側面から車幅方向内側(右側)に突出して設けられた平面視矩形状の板材である支持部28Aが設けられている。この支持部28Aは、走行用モータ24を支持するものである。
アンダーメンバ16Aは、図1及び図3に示すように、閉断面構造を有する車両骨格部材であり、フロントサイドメンバ14Aの車両下方側で車両前後方向に延在している。アンダーメンバ16Aには、図1〜図3に示すように、フロントサイドメンバ14Aの支持部28Aと車両前後方向で同一位置に、アンダーメンバ16Aの車幅方向内側面から車幅方向内側に突出して設けられた平面視矩形状の板材である支持部32Aが設けられている。この支持部32Aも、走行用モータ24を支持するものである。
また、アンダーメンバ16Aは、車両後方側端部でフロントサスペンションメンバ(以下、「フロントサスメン」という)30に接続されている。フロントサスメン30は、図1に示すように、車幅方向に延在し、アンダーメンバ16A、16Bの車両後端部同士を連結させるものである。
フロントサスメン30の車両前方側には車両上方側に突出形成された凸部34Aが形成されており、これがフロントサイドメンバ14Aから車両下方側に突出形成された凸部36Aと連結されることにより、フロントサイドメンバ14Aとフロントサスメン30が連結されている。
また、フロントサスメン30の車両後方側端部は、図1及び図3に示すように、締結具38Aを介してキック部26Aの下端部に締結されている。この締結構造は、車両の前突によって所定値以上の衝突荷重がアンダーメンバ16A、16Bを介してフロントサスメン30に入力されると、フロントサイドメンバ14Aからフロントサスメン30が離脱する構造である。
走行用モータ24は、回転軸の延在方向を車幅方向とされてパワーユニット室12に配置されている。走行用モータ24のハウジングは、図2に示すように、車幅方向に延在する略円筒形状である円筒部40と、円筒部40の両端部から縮径する略円錐形状の斜面部42A、42Bとを有する。
走行用モータ24には、図1及び図2に示すように、この斜面部42Aの上方側から車両上方に延在し、その上端部から車幅方向左側(車幅方向外側)に延在する車両正面視でL字型のマウント部材44Aが設けられている。
マウント部材44Aは、図2に示すように、車両正面視L字型のブラケット46Aと、ブラケット46Aの孔部48Aに嵌合される防振装置50Aとからなる。この防振装置50Aが、弾性部材に相当する。
防振装置50Aは、ボルト54Aが挿入される内筒58Aと、内筒58Aよりも径が大きい外筒60Aと、内筒58Aと外筒60Aとの間に嵌合された円筒状の防振ゴム62Aとからなる。フロントサイドメンバ14Aの支持部28Aの孔部52Aに挿通されたボルト54Aが内筒58Aに挿通され、ナット56Aで締結されている。これにより、マウント部材44Aと支持部28Aが締結されている。
すなわち、走行用モータ24(マウント部材44A)が防振装置50Aを介してフロントサイドメンバ14Aに支持されている。なお、支持部28Aとマウント部材44Aとの間にはカラー64Aが配設されている。
また、図2に示すように、斜面部42Aの下方側から車幅方向左側(車幅方向外側)に延在するマウント部材45Aが設けられている。このマウント部材45Aを介して、走行用モータ24がアンダーメンバ16Aに取り付けられている(支持されている)。マウント部材45Aもマウント部材44Aと略同様の構成なので、マウント部材44Aと同様な構成要素にマウント部材44Aと同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
さらに、走行用モータ24の車幅方向の反対側では、図2に示すように、支持部28Bにマウント部材44Bが支持されることにより、走行用モータ24がフロントサイドメンバ14Bに支持されている。
また、図2に示すように、走行用モータ24の斜面部42Bの車両下方側から車幅方向外側に突出して設けられたマウント部材45Bが支持部32Bに支持されることにより、走行用モータ24がアンダーメンバ16Bに支持されている。
ところで、フロントサイドメンバ14Aの車両後方側には、図3に示すように、車幅方向に延在するダッシュパネル70が配設されており、このダッシュパネル70の車両前方側には車幅方向に延在するダッシュクロスメンバ72が配設されている。
[作用]
このように構成された電気自動車の車両前部構造10の作用について説明する。
電気自動車の車両前部構造10では、走行用モータ24が車幅方向両端部でマウント部材44A、44Bを介して左右のフロントサイドメンバ14A、14Bに支持されていると共に、マウント部材45A、45Bを介して左右のアンダーメンバ16A、16Bに支持されている。すなわち、走行用モータ24は、車幅方向両端部の上下を車両骨格部材である左右のフロントサイドメンバ14A、14B及びアンダーメンバ16A、16Bに支持されている。
したがって、質量が大きい走行用モータ24が車幅方向両端部の各上下で支持されるため、安定して車体に保持されることになる。
例えば、走行用モータ24の駆動トルクによりピッチングモーメント(車幅方向を回転軸としたモーメント)が作用しても、車両側面視で上下の2点(図3参照)でマウント部材44A(44B)とマウント部材45A(45B)を介して支持されているため、安定的に支持される。また、図2に示すように、走行用モータ24が車両正面視で左右両端部のそれぞれ上下4点でマウント部材44A、44B、45A、45Bを介して支持されているため、車両上下方向、左右方向の振動、あるいはローイングモーメント(車両前後方向を回転軸としたモーメント)が作用しても走行用モータ24を安定して支持することができる。すなわち、走行用モータ24は、駆動トルクだけでなく、路面からの振動入力に対しても安定的に車体に支持される。
また、この車両前部構造10では、フロントサイドメンバ14A、14B及びアンダーメンバ16A、16Bが走行用モータ24を介して連結されているため、それぞれの耐荷重が向上し、車両の前突時に衝突荷重を効率的に後方に伝達することができる。
さらに、車両前部構造10では、車両の前突時に走行用モータ24の慣性質量が車体側に作用するが、フロントサイドメンバ14A、14B及びアンダーメンバ16A、16Bの4点で走行用モータ24が支持されているため、走行用モータ24の慣性質量がフロントサイドメンバ14A、14Bとアンダーメンバ16A、16Bの4本に分散して入力される。したがって、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bに対する局所的な荷重入力が抑制され、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bが座屈することが抑制される。したがって、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bを介して、衝突荷重が車両後方側へ一層効率的に伝達される。
このように、車両の前突時にアンダーメンバ16A、16Bからフロントサスメン30に衝突荷重が効率的に伝達されるため、締結具38A、38Bが破断され、フロントサスメン30がフロントサイドメンバ14A、14B(キック部26A、26B)から脱落し、走行用モータ24の車室への進入が防止又は抑制される。
なお、車両の前突時の作用を確認するために、図3に示すように、車両前部構造10を有する電気自動車をバリア80に衝突させた場合について説明する。図4は、バリア80に設けた荷重センサで検出した荷重(F)とストローク(S)との関係を示すFS関係図である。車両前部構造10を有する電気自動車を実施例とし、背景技術で説明した一対のフロントサイドメンバ14A、14Bとフロントサスメン30の車幅方向中央部から車両前方側に延在するロッドで走行用モータが3点支持されたものを比較例とする。図4に示すグラフにおいて、実線が本実施例、破線が比較例である。
実施例に係る電気自動車がバリア80に衝突する場合、先ず、バンパリインフォース20とロアクロス22がバリア80に衝突する。バリア80から入力された衝突荷重は、バンパリインフォース20、ロアクロス22からそれぞれ車幅方向両側に設けられたフロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bを介して車両後方側に伝達される。
この際、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bは走行用モータ24を介して連結されているため、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bの耐荷重が向上し、衝突開始時に車両後方側に伝達できる荷重を比較例(図4、A2部分参照)と比較して増加させていることが確認できる(図4、A1部分参照)。
また、走行用モータ24がバリア80に衝突して走行用モータ24から車体に荷重が伝達される場合にも、走行用モータ24が車幅方向両側でフロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bの4本に支持されているため、走行用モータ24から衝突荷重がフロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bに分散して伝達される。
すなわち、衝突によってフロントサイドメンバ14A、14Bとアンダーメンバ16A、16Bが屈曲することが抑制され、車両後方側に効率的に荷重を伝達することができる。
この際、実施例の走行用モータ24は、車幅方向両側でフロントサイドメンバ14A、14Bとアンダーメンバ16A、16Bに支持されているので、フロントサイドメンバ14A、14Bとアンダーメンバ16A、16Bと共に車両後方側に移動する。すなわち、比較例のようにサスペンションサブフレーム(本実施例のフロントサスメン30)から車両前方側に延在するロッドによって走行用モータが車両後方側から支持されていないため、走行用モータ24がバリア80に衝突することによる荷重入力が比較例の場合(図4、B2部分参照)と比較して低減される(図4、B1部分参照)。この結果、衝突によって車体に作用する最大荷重が低減され、車両の乗員保護性能が向上する。
このように、アンダーメンバ16A、16Bが効率的に衝突荷重を車両後方側、すなわちフロントサスメン30に伝達するため、締結具38Aの離脱タイミングが早まり、乗員保護性能が一層向上する。
さらに、電気自動車の車両前部構造10が前面オフセット衝突した場合、例えば、フロントサイドメンバ14A、アンダーメンバ16Aに対して車両後方向きの衝突荷重が先端部から入力される。この際、フロントサイドメンバ14A、アンダーメンバ16Aに入力された衝突荷重の一部は、マウント部材44A、45Aを介して走行用モータ24に伝達され、マウント部材44B、45Bを介して反対側のフロントサイドメンバ14B、アンダーメンバ16Bに伝達することができる。
このように、電気自動車の車両前部構造10では、走行用モータ24を車幅方向両端部の上下で、マウント部材44A、44B、45A、45Bを介して車両骨格部材のフロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bに取り付けているため、走行用モータ24の駆動回転によるピッチングモーメントが作用しても安定的に支持することができる。また、路面入力による上下左右の振動も良好に吸収できると共に、走行用モータ24にローイングモーメントが作用しても良好に吸収することができる。
また、電気自動車の車両前部構造10では、前面衝突した場合でも、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bが走行用モータ24で連結されているため、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bの耐荷重が向上する。また、前面衝突した場合に、走行用モータ24から入力される荷重も分散して入力されるため、フロントサイドメンバ14A、14B、アンダーメンバ16A、16Bの座屈等が抑制され、衝突荷重を車両後方側に効率的に伝達することができる。
特に、アンダーメンバ16A、16Bから車両後方側に衝突荷重を効率的に伝達することで、フロントサイドメンバ14A、14B(キック部26A、26B)からのフロントサスメン30の脱落を促進し、走行用モータ24が車室側に進入することが一層防止又は抑制される。
[その他]
なお、上記実施形態では、フロントサイドメンバ14A、14Bとアンダーメンバ16A、16Bの4点で走行用モータ24を支持したが、さらにその他の位置で走行用モータ24を支持することにより5点以上で走行用モータ24を支持する構成としても良い。
また、上記実施形態では、マウント部材44A、44Bとマウント部材45A、45Bが走行用モータ24を支持する車両前後方向位置は同一であったが、車両前後方向でオフセットする構成でも良い。
さらに、上記実施形態では、フロントサスメン30に所定値以上の衝突荷重が入力された場合には、締結具38A、38Bが破断してフロントサスメン30がキック部26A、26Bから離脱する構造であったが、必須ではない。
10 電気自動車の車両前部構造
12 パワーユニット室
14A、14B フロントサイドメンバ
16A、16B アンダーメンバ
20 バンパリインフォース
22 ロアクロス
24 走行用モータ
50A、50B 防振装置(弾性部材)

Claims (1)

  1. 車両前方側の車幅方向両側で車両前後方向に延在する車両骨格部材である一対のフロントサイドメンバと、
    前記フロントサイドメンバの車両下方側で車両前後方向に延在する車両骨格部材である一対のアンダーメンバと、
    一対の前記フロントサイドメンバの前端部同士を接続し、車幅方向に延在するバンパリインフォースと、
    一対の前記アンダーメンバの前端部同士を接続し、車幅方向に延在するロアクロスと、
    一対の前記フロントサイドメンバ及び一対のアンダーメンバにそれぞれ弾性部材を介して取り付けられた走行用モータと、
    を備える電気自動車の車両前部構造。
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