JPH10147041A - 複合装置 - Google Patents

複合装置

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JPH10147041A
JPH10147041A JP8324549A JP32454996A JPH10147041A JP H10147041 A JPH10147041 A JP H10147041A JP 8324549 A JP8324549 A JP 8324549A JP 32454996 A JP32454996 A JP 32454996A JP H10147041 A JPH10147041 A JP H10147041A
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JP
Japan
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interruption
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time
data
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Application number
JP8324549A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morizaki
浩 森崎
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なる印字制御言語で記述された印字
データを受信して印字する際に、自動フォームフィード
の動作を確実にすること。 【解決手段】 複数種類の印字制御言語各々に対応つけ
て自動オートフォームフィードの中断許容時間を記憶
し、印字動作中にデータ受信が中断したことを検出した
ら現在の印字制御言語に対応する中断許容時間を読み出
して制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともプリン
タ機能を有する第1の情報処理装置にコンピュータ等を
接続してなる複合装置に関し、特に印字動作中における
データ受信の中断時に自動フォームフィードを実行させ
るタイミングを印字制御言語毎に異ならせるようにした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、プリンタやイメージスキャナ装置
を装備するとともに、受話器や操作パネルを装備し、電
話回線に接続された多機能装置が実用に供されている。
この多機能装置においては、受話器による電話機能が実
現でき、またプリンタやイメージスキャナ装置を作動す
ることで、電話回線を介してファクシミリデータを送受
信するファクシミリ機能が実現でき、更に、原稿を複写
するコピー機能などが実現できるようになっている。ま
た、この多機能装置に、ノート型やラップトップ型の携
帯用や据え置き型などの各種の情報処理装置、例えばパ
ーソナルコンピュータを接続するようにした多機能複合
装置が実用化されつつある。即ち、この種の多機能複合
装置においては、パーソナルコンピュータで作成したプ
リントデータを多機能複合装置に転送してプリンタによ
りプリント処理するプリンタ機能や、イメージスキャナ
装置で読み取ったイメージ情報をパーソナルコンピュー
タに送信して格納するイメージリーダ機能などが追加的
に実現可能になっている。
【0003】ところで、パーソナルコンピュータとして
は複数の種類や機種が市販されていることから、これら
パーソナルコンピュータに装備される印字制御言語は複
数種に及んでいる。一方、プリンタ機能による印字出力
が可能な多機能複合装置においては、種々のパーソナル
コンピュータを接続可能なように、複数種類の印字用イ
ンタプリタが組み込まれ、接続されたパーソナルコンピ
ュータに装備された印字制御言語に対応する印字用イン
タプリタを設定することで、そのパーソナルコンピュー
タから送信されてくる印字データを、その印字用インタ
プリタで解読しながらドットイメージデータに展開し
て、印字処理するようになっている。
【0004】ここで、プリンタとして、ページ毎に高速
印字可能なページプリンタの場合には、パーソナルコン
ピュータは印字制御言語に基づいて、1ページ分の印字
データを作成する毎に、その1ページ分の印字データを
連続的に送信するようになっている。即ち、パーソナル
コンピュータとしては、各ページ毎の印字データを作成
し、その都度連続的に送信する関係上、1ページ分の印
字データを送信してから次の印字データを送信するまで
に、送信中断時間が必要になり、この送信中断時間は、
印字制御言語に応じて長い場合(例えば、2〜3分)も
あり、また短い場合(例えば、1〜2分)もある。
【0005】一方、この種の多機能複合装置において
は、印字中の印字用紙を強制的に排出する自動フォーム
フィード機能が設けられ、印字動作中に、パーソナルコ
ンピュータからのデータ送信が何らかのエラー発生によ
り停止したときや、印字データの送信完了時にフォーム
フィード信号が出力されないときには、プリンタを何時
までもデータ受信状態に待機させておくことなく、デー
タ受信が中断してから所定の中断許容時間が経過したと
きには、既に受信した印字データを印字した後、印字用
紙を強制的に排出し且つデータ受信の待機状態を自動的
に解除して、別の印字データを受信して印字処理できる
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、電話
機能やファクシミリ機能などの複数の機能を実現可能
で、更に自動フォームフィード機能を実現するように
し、外部のパーソナルコンピュータから受信した印字デ
ータを印字用インタプリタにより解読することで印字出
力可能な多機能複合装置においては、印字動作中に、デ
ータ受信の中断状態が所定の中断許容時間経過したとき
には、印字用紙を排出する自動フォームフィードが作動
するようになっているので、接続したパーソナルコンピ
ュータから送信される1ページ分の印字データと印字デ
ータの間の送信中断時間が所定の中断許容時間よりも短
いときには、その送信中断時間内に自動フォームフィー
ドが作動することはないが、通信エラーのときには、送
信中断時間よりも長い中断許容時間に亙って必要以上に
待機することになり、プリンタ機能の能率が低下すると
いう問題がある。一方、送信中断時間が所定の中断許容
時間と略同じか又は長いときには、通信エラーでもない
のに、その送信中断時間内に自動フォームフィードが誤
作動する場合が生じるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、種類の異なる印字制御言
語で記述された印字データを第2の情報処理装置から受
けて印字出力する場合に、受信した印字データの印字動
作中における自動フォームフィードの誤作動を確実に防
止でき、しかも通信エラーのときには即座に自動フォー
ムフィードを作動させてプリンタ機能の能率化を図れる
ような複合装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の複合装置は、
少なくともプリンタ機能を有する第1の情報処理装置
と、この第1の情報処理装置に接続可能な第2の情報処
理装置とからなり、この第2の情報処理装置から供給さ
れる印字データを受信して第1の情報処理装置から印字
出力可能な複合装置において、複数種類の印字制御言語
で夫々記述された印字データを解読して印字用ドットイ
メージデータに変換可能な印字用インタプリタと、印字
動作中に第2の情報処理装置からのデータ受信が中断さ
れてから、印字用紙を強制的に排出する自動フォームフ
ィードの実行までの中断許容時間を、複数種類の印字制
御言語に夫々対応づけて記憶した許容時間記憶手段と、
印字動作中にデータ受信が中断したことを検出する中断
検出手段と、中断検出手段でデータ受信の中断が検出さ
れたとき、現在の印字データが記述されている印字制御
言語に対応する中断許容時間を許容時間記憶手段から読
み出し、その中断許容時間経過したときにプリンタ機能
を実現するプリンタ機能部に自動フォームフィードを実
行させる制御手段とを備えたものである。
【0009】第2の情報処理装置から第1の情報処理装
置への印字データ送信が開始されたときには、その第2
の情報処理装置は、複数種類の印字制御言語の何れかで
記述する印字データを、例えば1ページ分ずつ作成する
毎にその都度第1の情報処理装置に送信する。一方、第
1の情報処理装置においては、第2の情報処理装置から
送信された印字データを受信したときに、プリンタ機能
が作動され、複数種類の印字制御言語で夫々記述された
印字データが印字用インタプリタにより解読されて印字
用ドットイメージデータに変換され、そのドットイメー
ジデータが印字処理される。ところで、中断検出手段
が、印字動作中にデータ受信の中断を検出したときに
は、制御手段は、現在の印字データが記述されている印
字制御言語に対応する中断許容時間を許容時間記憶手段
から読み出し、その中断許容時間が経過したときには、
プリンタ機能を実現するプリンタ機能部に自動フォーム
フィードを実行させる。
【0010】即ち、印字動作中におけるデータ受信の中
断から自動フォームフィードを実行するまでの中断許容
時間を、複数種類の印字制御言語に夫々対応づけて設定
してあるので、第2の情報処理装置から供給される1ペ
ージ分の印字データと印字データの間の送信中断時間が
略中断許容時間となり、送信中断時間における自動フォ
ームフィードの誤作動を確実に防止することができ、し
かも通信エラーなどでデータ受信が中断しているときに
は、その中断許容時間経過したときに即座に自動フォー
ムフィードが実行され、プリンタ機能の能率化が図れ
る。
【0011】請求項2の複合装置は、請求項1の発明に
おいて、前記プリンタ機能の実行による印字出力の中断
の際に、プリンタ機能部に印字用紙を強制的に排出させ
る指令を入力する為のフィード指令入力手段を設けたも
のである。この場合、通信エラーなどが発生して、印字
動作中における印字出力の中断を発見したときには、フ
ィード指令入力手段によりプリンタ機能部に指令するこ
とで、中断許容時間が経過する以前に早期に印字用紙を
強制的に排出でき、プリンタ機能の能率化が図れる。そ
の他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0012】請求項3の複合装置は、請求項1又は2の
発明において、前記許容時間記憶手段に記憶した各中断
許容時間を変更設定する為の許容時間変更手段を設けた
ものである。この場合には、印字動作中における自動フ
ォームフィードの誤動作を防止でき、しかもエラー発生
時に即座に自動フォームフィードを実行できる最適な時
間を各中断許容時間毎に個別に変更して設定することが
できる。その他、請求項1又は2と同様の作用を奏す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、レーザプリ
ンタやイメージスキャナ装置を有し、受信したファクシ
ミリデータを記録し、原稿のイメージ情報を送信するな
どの通常のファクシミリ機能に加えて、電話機能やサウ
ンド機能などを有する第1の情報処理装置である多機能
装置2と、この多機能装置2に第2の情報処理装置であ
るパーソナルコンピュータ8とを接続した多機能複合装
置1(以下、MFD(マルチファンクションデバイス)
という)に本発明を適用した場合のものである。多機能
装置2は、図1に示すように、基本的には、制御部10
を有するコントロールユニット20と、このコントロー
ルユニット20に接続された操作パネル3と、レーザプ
リンタ4と、イメージスキャナ装置5と、音声等のサウ
ンドを出力するスピーカ6などから構成されている。
【0014】前記制御部10は、基本的に、CPU11
と、このCPU11にデータバスなどを含むコモンバス
16で接続されたROM12と、EEPROM(電気的
に消去して書換え可能なROM)13と、RAM14
と、DMAコントローラ15などで構成されている。ま
た、コモンバス16には、イメージ情報の短縮(圧縮)
化の為に符号化する符号化部及び符号化により短縮され
ている通信データを復号化する復号化部を有するCOD
EC21と、ハードロジック回路からなる入出力用AS
IC(アプリケーション・スペシフィック・インテグレ
ーテッド・サーキット)22とが接続されている。
【0015】更に、コモンバス16には、スピーカ6を
駆動する音声増幅器(AMP)23と、音声などのサウ
ンドデータにも対応可能なファクシミリ通信用のモデム
24と、バッファ26と、パーソナルコンピュータ8に
接続ケーブルLを介して接続されたセントロニクス対応
の通信用インターフェース(通信用I/F)27とが夫
々接続されている。
【0016】また、モデム24には、電話回線7及びハ
ンドセット9に接続されたNCU(ネットワーク・コン
トロール・ユニット)25が接続されている。更に、入
出力用ASIC22には、ディスプレイ3a及びキーボ
ード3bを有する操作パネル3と、レーザプリンタ4と
が接続されるとともに、DRAM(ダイナミックRA
M)28を介してイメージスキャナ装置5が接続されて
いる。即ち、DRAM28には、イメージスキャナ装置
5で読み込まれた2〜3ドットライン分のドットデータ
がイメージ情報として一時的に記憶されるとともに、そ
のイメージ情報は入出力用ASIC22により読み出さ
れる。
【0017】前記ROM12には、レーザプリンタ4又
はイメージスキャナ装置5を作動させてイメージ情報を
電話回線7を介して外部のファクシミリ装置(図示略)
に対してファクシミリデータの送受信を制御するファク
シミリ機能を実現する制御プログラム、イメージスキャ
ナ装置5で読み込んだ原稿のイメージ情報を記録するコ
ピー機能を実現する制御プログラム、パーソナルコンピ
ュータ8から受信したプリントデータを記録するプリン
タ機能を実現する制御プログラム(プリンタ機能部に相
当する)、イメージスキャナ装置5で読み込んだ原稿の
イメージ情報をパーソナルコンピュータ8に送信するイ
メージリーダ機能を実現する制御プログラムが格納され
ている。
【0018】更に、ROM12には、受信したファクシ
ミリデータをRAM14の受信データメモリに格納しな
がらプリントするメモリ受信機能を実現する制御プログ
ラム、電話回線7を介して相手側に対して音声信号を送
受信する電話機能を実現する制御プログラム、電話回線
7を介して受信したサウンド情報をスピーカ6に出力す
るサウンド機能を実現する制御プログラム、印字用紙を
強制的に排出する自動フォームフィード機能を実現する
制御プログラム、後述する割込み回数カウント制御や自
動フォームフィード制御や許容時間変更制御の制御プロ
グラム等が格納されている。
【0019】ここで、この多機能装置2においては、前
記CPU11は、それに接続されているクロックからの
クロック信号をハード的にカウントする時分割用割込み
タイマ(内蔵タイマ)による時分割割り込みを受け付け
可能になっている。そして、例えば、ファクシミリ機能
のうちのファクシミリデータ送信制御プログラムとプリ
ンタ機能の制御プログラムとを並行処理するなど、複数
組の制御プログラムを並行処理する場合には、CPU1
1が例えば、約1/60秒(約16msec)の時分割割り
込みを受け付ける毎に、これら複数組の制御プログラム
をその割当てられた約1/60秒毎に時分割方式で順次
切換えながら並行処理することにより、複数の機能を同
時に実現できるようになっている。
【0020】前記EEPROM13には、ファクシミリ
機能を実現するときの各種の設定モード、プリンタ機能
を実現するときの印字位置や印字濃度に関する各種の設
定データが変更可能に記憶されるとともに、複数の送信
先の電話番号などが記憶されている。また、RAM14
には、受信したファクシミリデータや印字データやサウ
ンド情報などを一時的に格納するメモリや、ファクシミ
リ機能やコピー機能などの複数の機能を実現する制御プ
ログラムの実行に必要な各種のメモリやバッファなどが
設けられている。
【0021】次に、パーソナルコンピュータ8について
説明すると、図3に示すように、基本的に、制御装置3
0と、これに接続されたハードディスクドライブ装置
(HDD)40と、フロッピィーディスクドライブ装置
(FDD)41と、CRTディスプレイ(CRTD)4
2と、キーボード43と、座標入力装置(マウス)44
などで構成されている。制御装置30は、CPU31
と、このCPU31にデータバスを含むコモンバス36
に接続されたROM32、RAM33、入出力インター
フェース34及びセントロニクス通信用インターフェー
ス(通信用I/F)35と、入出力インターフェース3
4に接続されたハードディスクコントローラ(HDC)
37と、フロッピィーディスクコントローラ(FDC)
38と、CRTコントローラ(CRTC)39などで構
成されている。
【0022】また、前記通信用I/F35には、接続ケ
ーブルLを介して多機能装置2が接続されている。これ
により、作成した印字データを多機能装置2に送信し
て、レーザプリンタ4で記録することができる一方、イ
メージスキャナ装置5で読み込んだイメージ情報を受信
すること等が可能になっている。更に、ハードディスク
ドライブ装置40にセットされたハードディスクには、
パーソナルコンピュータ8を制御し、また多機能装置2
に対する通信制御を司る各種の制御プログラム、ページ
プリンタ用の印字制御言語「A」や印字制御言語「B」
のドライバなどが格納されている。
【0023】即ち、パーソナルコンピュータ8からは、
ページプリンタ用の印字制御言語「A」を用いて、つま
り文字や記号についてはコードデータで、また線画につ
いては座標値で記述された印字データが多機能装置2に
供給され、またページプリンタ用の印字制御言語「B」
を用いて、つまり文字や記号や線画についてはドットパ
ターンデータで記述された印字データが多機能装置2に
供給されるようになっている。
【0024】そして、前記ROM12には、印字制御言
語「A」で記述された印字データを解読して印字用ドッ
トイメージデータに変換可能な印字用インタプリタ「A
I」と、印字制御言語「B」で記述された印字データを
解読して印字用ドットイメージデータに変換可能な印字
用インタプリタ「BI」とが夫々格納されている。とこ
ろで、前記EEPROM13の中断許容時間メモリ13
a(許容時間記憶手段に相当する)には、図2に示すよ
うに、印字動作中におけるデータ受信が中断されてか
ら、自動フォームフィードの実行までの中断許容時間T
を、これら印字用インタプリタ「AI」,「BI」の夫
々に対応させて格納されている。ここで、これら印字用
インタプリタ「AI」,「BI」の中断許容時間T1,
T2は、印字制御言語「A」、「B」で記述された1ペ
ージ分の印字データと印字データとの間の送信中断時間
よりも若干長い時間に夫々設定されている。
【0025】次に、多機能装置2の制御部10で行なわ
れる割込み回数カウント制御のルーチンについて、図4
のフローチャートに基づいて説明する。尚、以降に説明
するフローチャートの符号Si(i=10、11、12
・・・)は各ステップである。ここで、パーソナルコン
ピュータ8からは印字データの送信に際して、基本的に
は、作成した1ページ分毎の印字データの送信後、次の
1ページ分の印字データを作成する為に、印字制御言語
に応じた送信中断時間だけ送信が途絶え、その送信中断
時間経過後に作成した次の1ページ分の印字データが送
信されるものとする。
【0026】プリンタ機能の実行により印字動作が開始
されると、この制御が開始され、先ず割込み回数をカウ
ントするカウンタの割込みカウント値Nがクリアされ
(S10)、前述した時分割用割込みタイマから時分割割
り込み信号が出力されたときには(S11:Yes )、その
割込みカウント値Nが1つインクリメントされる(S1
2)。ところで、パーソナルコンピュータ8から通信用
I/F27を介して印字データが供給されたときには、
通信用I/F27からCPU11に対して、1バイトの
印字データを受ける毎にその都度データ受信割込み信号
が出力されるので、このデータ受信割込みが出力された
ときには(S13:Yes )、その割込みカウント値Nがク
リアされる(S14)。
【0027】即ち、割込みカウント値Nは、時分割割り
込み信号が出力される約16msec毎に1つインクリメン
トされる一方、パーソナルコンピュータ8から印字デー
タが、0.2 〜0.3 msec毎に1バイトずつ送信されるその
都度クリアされる。これにより、印字データを正常に受
信しているときには、その割込みカウント値Nは、
「1」になることがあっても、殆どの場合「0」になっ
ている。しかし、印字データを受信しないときには割込
みカウント値Nは、「1」、「2」、「3」・・・と順
次カウントアップされる。ここで、割込みカウント値N
をカウントする割込み回数カウンタが中断検出手段に相
当する。
【0028】次に、自動フォームフィード制御のルーチ
ンについて、図5のフローチャートに基づいて説明す
る。印字動作が開始されるとこの制御が開始され、先ず
受信してRAM14に格納された印字データのち、先頭
部分の所定バイト数のデータが読み込まれて、この先頭
部分に格納されている印字制御言語に特有のコマンドに
ついて検索される(S20)。そして、受信した印字デー
タの記述言語が印字制御言語「A」のときには(S21:
Yes )、印字制御言語「A」に対応する印字用インタプ
リタ「AI」の中断許容時間T1が読み込まれる(S2
2)。
【0029】次に、割込みカウント値Nに基づいて求め
られた、最新のデータ受信のときからの経過時間tが中
断許容時間T1よりも短いときに(S23:No)、プリン
ト処理が終了しておらず(S24:No)、更に操作パネル
3のキーボード3bに設けられたフォームフィードキー
が操作されていないときには(S25:No)、S22〜S25
が繰り返して実行される。ここで、フォームフィードキ
ーは、印字用紙を強制的に排出させる指令を入力するキ
ーであり、フィード指令入力手段に相当する。そして、
プリント処理が終了したときには(S24:Yes )、プリ
ントを終了する処理が実行されて、プリンタ機能の実行
が停止され(S27)、この制御を終了して、メインルー
チンにリターンする。
【0030】即ち、パーソナルコンピュータ8から受信
した印字データの印字動作中においては、前述したよう
に、各ページ毎の印字データの送信終了に際して、送信
中断時間だけデータ受信が途絶えるので、割込みカウン
ト値Nが大きくなるが、中断許容時間T1は送信中断時
間よりも長い時間に設定されているので、S24において
Yes と判定されることはなく、その送信中断時間におい
て自動フォームフィードが実行されることはない。
【0031】一方、S22〜S25の実行中に、パーソナル
コンピュータ8において、何らかのエラーが発生して印
字データを受信できないときには、割込みカウント値N
が大きくなって、経過時間tが中断許容時間T1以上に
大きくなったときには(S23:Yes )、プリント制御プ
ログラムに対してフォームフィード指令が出力される
(S26)。その結果、RAM14に既に格納している印
字データを印字した後、印字用紙が強制的に排出され
る。そして、S27が実行され、この制御を終了して、メ
インルーチンにリターンする。
【0032】ところで、受信した印字データの先頭部分
の所定バイト数に基づいて検索した結果、受信した印字
データの記述言語が印字制御言語「B」のときには(S
21:No)、印字制御言語「B」に対応する印字用インタ
プリタ「BI」の中断許容時間T2が読み込まれる(S
28)。そして、S29〜S31はS22〜S25と略同様に制御
される。即ち、パーソナルコンピュータ8から受信した
印字データの印字動作中においては、前述したように、
各ページ毎の印字データの送信終了に際して、送信中断
時間だけデータ受信が途絶えるので、割込みカウント値
Nが大きくなるが、中断許容時間T2は送信中断時間よ
りも長い時間に設定されているので、S29においてYes
と判定されることはなく、その送信中断時間において自
動フォームフィードが実行されることはない。
【0033】一方、S28〜S31の実行中に、パーソナル
コンピュータ8において、何らかのエラーが発生して印
字データを受信できないときに、経過時間tが中断許容
時間T2以上に大きくなったときには(S29:Yes )、
プリント制御プログラムに対してフォームフィード指令
が出力される(S26)。その結果、RAM14に既に格
納している印字データを印字した後、印字用紙が強制的
に排出され、S27を経てこの制御を終了して、メインル
ーチンにリターンする。
【0034】次に、S22〜S25の実行中に、パーソナル
コンピュータ8からのデータ受信が中断され、RAM1
4に格納した印字データの全てが印字されたが、経過時
間tが中断許容時間T1よりも短いとき、つまり自動フ
ォームフィードが実行されるまでのときに、データ受信
の待機状態であることにオペレータが気づいて、フォー
ムフィードキーが操作されたときには(S25:Yes )、
S26とS27とが実行されるので、早期に印字用紙を強制
的に排出でき、プリンタ機能の能率化が図れる。
【0035】更に、S28〜S31の実行中に、パーソナル
コンピュータ8からのデータ受信が中断された場合にも
同様に、経過時間tが中断許容時間T2よりも短いと
き、つまり自動フォームフィードが実行されるまででの
ときに、データ受信の待機状態であることにオペレータ
が気づいて、フォームフィードキーが操作されたときに
は(S31:Yes )、S26とS27とが実行されるので、早
期に印字用紙を強制的に排出でき、プリンタ機能の能率
化が図れる。次に、許容時間変更制御のルーチンについ
て、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0036】前記キーボード3bに設けられた許容時間
変更キーが操作されるとこの制御が開始され、先ずEE
PROM13の中断許容時間メモリ13aに格納されて
いる中断許容時間Tが読み込まれて、例えば図2に示す
ように、これら中断許容時間Tが表形式でディスプレイ
3aに表示される(S40)。次に、キーボード3bに設
けられたカーソル移動キーやテンキーを操作して、各中
断許容時間Tについて変更する変更処理が実行され(S
41)、変更処理の終了に伴って、中断許容時間メモリ1
3aにおいて、中断許容時間Tが変更された新規の中断
許容時間に更新され(S42)、この制御を終了してメイ
ンルーチンにリターンする。ここで、この許容時間変更
制御が許容時間変更手段に相当する。
【0037】以上説明したように、ファクシミリ機能、
コピー機能、電話機能に加えて、プリンタ機能やイメー
ジリーダ機能を実現可能な多機能装置2と、この多機能
装置2にパーソナルコンピュータ8を接続したMFD1
において、EEPROM13の中断許容時間メモリ13
aに、印字動作中におけるデータ受信が中断されてか
ら、自動フォームフィードの実行までの中断許容時間T
を、これら印字制御言語「A」,「B」の夫々に対応さ
せて設定し、パーソナルコンピュータ9から供給される
1ページ分の印字データと印字データの間の送信中断時
間が略中断許容時間Tとなるので、その送信中断時間に
おける自動フォームフィードの誤作動を確実に防止する
ことができ、しかも通信エラーなどでデータ受信が中断
しているときには、その中断許容時間T経過したとき
に、即座に自動フォームフィードが実行され、プリンタ
機能の能率化が図れる。
【0038】また、印字データが受信されて、プリンタ
機能の実行による印字動作が開始された後、データ受信
が中断され、RAM14に格納した印字データの全てが
印字されたが、自動フォームフィードが実行されるまで
のときに、データ受信の待機状態であることにオペレー
タが気づいて、フォームフィードキーが操作されたとき
には、自動フォームフィードが強制的に実行されるの
で、早期に印字用紙を強制的に排出でき、プリンタ機能
の能率化が図れる。更に、EEPROM13の中断許容
時間メモリ13aに記憶した各中断許容時間Tを変更設
定できるので、印字動作中における自動フォームフィー
ドの誤動作を防止でき、しかもエラー発生時に即座に自
動フォームフィードを実行できる最適な時間を各中断許
容時間T毎に個別に変更して設定することができる。
【0039】ここで、前記実施形態の変更態様として、
複数の印字制御言語に対応する複数の印字用インタプリ
タを装備し、使用する印字用インタプリタを選択設定で
きるように構成してもよい。また、パーソナルコンピュ
ータ8としては、通信機能を装備したノート型やラップ
トップ型の携帯用のものであってもよく、複数台のパー
ソナルコンピュータ8を多機能装置2に接続するように
してもよい。更に、電話機能やファクシミリ機能や留守
番電話機能などの複数機能を実現可能な多機能複合装置
に本発明を適用するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1の複合装置によれば、少なくと
もプリンタ機能を有する第1の情報処理装置と、この第
1の情報処理装置に接続可能な第2の情報処理装置とか
らなり、この第2の情報処理装置から供給される印字デ
ータを受信して第1の情報処理装置から印字出力可能な
複合装置において、印字用インタプリタと、許容時間記
憶手段と、中断検出手段と、制御手段とを備え、印字動
作中におけるデータ受信の中断から自動フォームフィー
ドを実行するまでの中断許容時間を、複数種類の印字制
御言語に夫々対応づけて設定し、第2の情報処理装置か
ら供給される1ページ分の印字データと印字データの間
の送信中断時間が略中断許容時間となるので、その送信
中断時間における自動フォームフィードの誤作動を確実
に防止することができ、しかも通信エラーなどでデータ
受信が中断しているときには、その中断許容時間経過し
たときに即座に自動フォームフィードが実行され、プリ
ンタ機能の能率化が図れる。
【0041】請求項2の複合装置によれば、請求項1と
同様の効果を奏するが、前記プリンタ機能の実行による
印字出力の中断の際に、プリンタ機能部に印字用紙を強
制的に排出させる指令を入力する為のフィード指令入力
手段を設けたので、通信エラーなどが発生して、印字動
作中における印字出力の中断を発見したときには、フィ
ード指令入力手段によりプリンタ機能部に指令すること
で、中断許容時間が経過する以前に早期に印字用紙を強
制的に排出でき、プリンタ機能の能率化が図れる。
【0042】請求項3の複合装置によれば、請求項1又
は2と同様の効果を奏するが、前記許容時間記憶手段に
記憶した各中断許容時間を変更設定する為の許容時間変
更手段を設けたので、印字動作中における自動フォーム
フィードの誤動作を防止でき、しかもエラー発生時に即
座に自動フォームフィードを実行できる最適な時間を各
中断許容時間毎に個別に変更して設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る多機能装置の制御系の
ブロック図である。
【図2】印字用インタプリタに対応させて設定した中断
許容時間を説明する図表である。
【図3】パーソナルコンピュータの制御系のブロック図
である。
【図4】割込み回数カウント制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図5】自動フォームフィード制御のルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図6】許容時間変更制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 マルチファンクションデバイス 2 多機能装置 3b キーボード 8 パーソナルコンピュータ 10 制御部 11 CPU 12 ROM 13 EEPROM 13a 中断許容時間メモリ 14 RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともプリンタ機能を有する第1の
    情報処理装置と、この第1の情報処理装置に接続可能な
    第2の情報処理装置とからなり、この第2の情報処理装
    置から供給される印字データを受信して第1の情報処理
    装置から印字出力可能な複合装置において、 複数種類の印字制御言語で夫々記述された印字データを
    解読して印字用ドットイメージデータに変換可能な印字
    用インタプリタと、 印字動作中に第2の情報処理装置からのデータ受信が中
    断されてから、印字用紙を強制的に排出する自動フォー
    ムフィードの実行までの中断許容時間を、複数種類の印
    字制御言語に夫々対応づけて記憶した許容時間記憶手段
    と、 印字動作中にデータ受信が中断したことを検出する中断
    検出手段と、 前記中断検出手段でデータ受信の中断が検出されたと
    き、現在の印字データが記述されている印字制御言語に
    対応する中断許容時間を許容時間記憶手段から読み出
    し、その中断許容時間経過したときにプリンタ機能を実
    現するプリンタ機能部に自動フォームフィードを実行さ
    せる制御手段と、 を備えたことを特徴とする複合装置。
  2. 【請求項2】 前記プリンタ機能の実行による印字出力
    の中断の際に、プリ ンタ機能部に印字用紙を強制的に排出させる指令を入力
    する為のフィード指令入力手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の複合装置。
  3. 【請求項3】 前記許容時間記憶手段に記憶した各中断
    許容時間を変更設定する為の許容時間変更手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合装置。
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