JPH10145815A - サンプリング位相変換装置 - Google Patents

サンプリング位相変換装置

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JPH10145815A
JPH10145815A JP8295328A JP29532896A JPH10145815A JP H10145815 A JPH10145815 A JP H10145815A JP 8295328 A JP8295328 A JP 8295328A JP 29532896 A JP29532896 A JP 29532896A JP H10145815 A JPH10145815 A JP H10145815A
Authority
JP
Japan
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signal
coefficient
resampling
generating
lock clock
Prior art date
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JP8295328A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Takaguchi
達至 高口
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーバーストロック・クロックでサンプリ
ングされた非標準のディジタル複合複合映像信号から演
算によって的確に、しかも安定して時間軸の基準となる
水平同期信号のタイミングを求め、小規模なディジタル
回路で、輝度信号成分と搬送色信号成分との周波数イン
ターリービングを復元したディジタル映像信号の生成を
行うサンプリング位相変換装置を提供する。 【解決手段】 A/D変換手段2、YーC分離手段3、
リサンプル手段4、カラーバーストロック・クロック発
生手段5、リサンプル係数生成手段6、同期分離手段
7、タイミングパルス生成手段8、ラインロック・クロ
ック発生手段9とを備えたサンプリング位相変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合映像信号のサ
ンプリング位相変換装置に係り、小規模なディジタル回
路でバーストロッククロックとラインクロック間のサン
プリング位相変換を行なうサンプリング位相変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複合映像信号のサンプリ
ング位相変換装置として、例えば特開昭63−2696
97号公報に開示されているように、非標準のアナログ
複合映像信号をディジタル複合映像信号に変換する装置
において、アナログ複合映像信号から分離した水平同期
信号と、カラーバーストロック・クロックを分周して得
たディジタルの水平同期信号との時間的ずれを検出し、
このずれに応じて変換されたディジタル映像信号のサン
プル値の重みづけを行うことで、隣り合った画素値間を
直線補間したサンプリング信号を生成するサンプリング
位相変換装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−2696
97号公報に開示された複合映像信号のサンプリング位
相変換装置には、アナログ複合映像信号からクランプ回
路でクランプする水平同期信号のフロントポーチ、また
はバックポーチのレベルが映像信号の影響を受け、正確
なクランプをすることができないので、正しい映像信号
の直流再生ができないという課題がある。
【0004】また、特開昭63−269697号公報に
開示された複合映像信号のサンプリング位相変換装置に
は、クランプ回路を利用した同期分離回路でアナログ複
合映像信号から時間軸の基準となる時間軸変動の少ない
水平同期信号を分離することができないという課題があ
る。
【0005】さらに、特開昭63−269697号公報
に開示された複合映像信号のサンプリング位相変換装置
には、ノイズによる影響を受けやすく、S/Nの悪い状
況下で本装置の出力信号にノイズによる時間変動を伴う
という課題がある。
【0006】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、カラー
バーストロック・クロックでサンプリングされた非標準
のディジタル複合複合映像信号から演算によって的確
に、しかも安定して時間軸の基準となる水平同期信号の
タイミングを求め、小規模なディジタル回路で、輝度信
号成分と搬送色信号成分との周波数インターリビングを
復元したディジタル映像信号の生成を行うサンプリング
位相変換装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るサンプリング位相変換装置は、水平同期
信号に基づいてタイミングパルスを生成するタイミング
パルス生成手段と、フライバックパルスにロックしたラ
インロック・クロックを発生するラインロック・クロッ
ク発生手段と、タイミングパルス生成手段からのタイミ
ングパルスと輝度信号とに基づいてリサンプル係数を生
成するリサンプル係数生成手段と、リサンプル係数生成
手段からのリサンプル係数とカラーバーストロック・ク
ロック発生手段からのカラーバーストロック・クロック
とラインロック・クロック発生手段からのラインロック
・クロックとに基づいてディジタル複合映像信号のリサ
ンプリングを行うリサンプル手段と、を設け、リサンプ
ル係数生成手段は、タイミングパルス生成手段からのタ
イミングパルスと輝度信号とに基づいて第1リサンプル
係数を演算する係数逐次演算手段と、第1リサンプル係
数の補正を行なう第1のフィードバック・フィルタ手段
と第2のフィードバック・フィルタ手段とでなるフィー
ドバック・フィルタ手段と、からなるリサンプル係数演
算手段を有してリサンプル係数を生成することを特徴と
する。
【0008】本発明に係るサンプリング位相変換装置
は、水平同期信号に基づいてタイミングパルスを生成す
るタイミングパルス生成手段と、フライバックパルスに
ロックしたラインロック・クロックを発生するラインロ
ック・クロック発生手段と、タイミングパルス生成手段
からのタイミングパルスと輝度信号とに基づいてリサン
プル係数を生成するリサンプル係数生成手段と、リサン
プル係数生成手段からのリサンプル係数とカラーバース
トロック・クロック発生手段からのカラーバーストロッ
ク・クロックとラインロック・クロック発生手段からの
ラインロック・クロックとに基づいてディジタル複合映
像信号のリサンプリングを行うリサンプル手段と、を設
け、リサンプル係数生成手段は、タイミングパルス生成
手段からのタイミングパルスと輝度信号とに基づいて第
1リサンプル係数を演算する係数逐次演算手段と、第1
リサンプル係数の補正を行なう第1のフィードバック・
フィルタ手段と第2のフィードバック・フィルタ手段と
でなるフィードバック・フィルタ手段と、からなるリサ
ンプル係数演算手段を有して生成したリサンプル係数に
対して前ラインからのドット数の変化分を相殺する構造
のフィードバックフィルタを2重にかけることにより、
入力信号のクロック周波数のズレに対してもフィードバ
ックフィルタの入出力間でのタイミングのオフセットを
小さくして、水平エッジ検出時のノイズの影響を効果的
に抑圧して輝度信号から的確で、安定した時間軸の基準
となる水平同期信号のタイミングを得ることができ、ま
た突発的な乱れに対してもそれが生じたラインに対する
処理だけで対応でき、水平同期信号検出のゲートからは
ずれたところに同期信号がきた場合でも、メモリがリセ
ットされずに入出力間のディレーが保持されるだけで画
像の破綻を防止することができ、また入出力間の1ライ
ンあたりのデータ数の差はメモリの書込み、読出しの数
により調整されるので入出力間でのデータの時間差の増
大を防止することができ、さらに小規模なディジタル回
路で、非標準の複合映像信号から輝度信号成分と搬送色
信号成分との周波数インターリービングを復元したディ
ジタル映像信号を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。図1は本発明に係るサンプリ
ング位相変換装置の全体ブロック構成図である。図1に
おいて、サンプリング位相変換装置1は、A/D変換手
段2、YーC分離手段3、リサンプル手段4、カラーバ
ーストロック・クロック発生手段5、リサンプル係数生
成手段6、同期分離手段7、タイミングパルス生成手段
8、ラインロック・クロック発生手段9とを備える。
【0010】同期分離手段7はアナログ複合映像信号V
sから水平同期信号P7(H)とカラーバースト信号P7(C)
とを分離する。カラーバーストロック・クロック発生手
段5は分離されたカラーバースト信号P7(C)にロックし
たカラーバーストロック・クロックCK(C)を発生す
る。
【0011】A/D変換手段2はカラーバーストロック
・クロックCK(C)でアナログ複合映像信号Vsをサンプ
リングしてディジタル複合映像信号S2に変換する。Y
ーC分離手段3はディジタル複合映像信号S2から輝度
信号Y3と色信号C3とに分離する。
【0012】タイミングパルス生成手段8は水平同期信
号P7(H)に基づいてタイミングパルスP8を生成する。
リサンプル係数生成手段6は輝度信号Y3とタイミング
パルスP8とに基づいてリサンプル係数Kと(1−K)
と補正書込みリセットパルスwrstとを生成する。
【0013】ラインロック・クロック発生手段9は、フ
ライバックパルスPfhにロックしたラインロック・クロ
ックCK(H)と、補正書込みリセットパルスwrstか
ら適当な遅れを持った読出しリセットパルスrrstを
発生する。
【0014】ラインロック・クロック発生手段9は、入
力信号として同期分離手段7からの水平同期信号P7(H)
を用いてもよいが、実際にモニタ画面上に映像を表示す
る際の水平方向の基準となるタイミング信号である偏向
系(図示しない)で用いるフライバックパルスPfhを用
いる。
【0015】例えば家庭用VTRにおけるスキューが発
生した際、書き込み側の検出系は1ライン毎にタイミン
グと係数を更新しているので、同じく1ライン毎に同期
信号の立ち下がりエッジに追従する。
【0016】一方、フライバックパルスは、これに対し
数ラインから数十ラインの期間で比較的緩やかに対応す
るが、メモリの読出しタイミングをこれにロックさせれ
ば、フライバックパルスPfhと複合映像信号VSとの相
対的時間関係が規則正しく配置されることになり、画面
上でも画素が規則正しく並ぶことになる。補正書込みリ
セットパルスwrstから読出しリセットパルスrrs
tへの遅れは補正書込みリセットパルスwrstの揺れ
を吸収するだけのごくわずかなものでよい。
【0017】また、補正書込みリセットパルスwrst
が検出されなかったときは、読出しリセットパルスrr
stも発生しないように、補正書込みリセットパルスw
rstで読出しリセットパルスrrstに対するゲート
を発生させれば、リサンプル手段4の記憶手段69(図
6参照)の入出力間の遅延が保たれるだけで、画像信号
はそのまま出力される。
【0018】リサンプル手段4は、カラーバーストロッ
ク・クロックCK(C)でサンプリングされた輝度信号Y3
と色信号C3とをリサンプル係数(K,1−K)により
レベル補正を行い、補正書込みリセットパルスwrst
と読出しリセットパルスrrstとラインロック・クロ
ックCK(H)とによって周波数インターリービングを復
元したディジタルの輝度信号Yと色信号Cとを出力す
る。
【0019】このように、サンプリング位相変換装置1
は、A/D変換手段2、YーC分離手段3、リサンプル
手段4、カラーバーストロック・クロック発生手段5、
リサンプル係数生成手段6、同期分離手段7、タイミン
グパルス生成手段8、ラインロック・クロック発生手段
9とを備えたので、非標準の複合映像信号を輝度信号成
分と搬送色信号成分との周波数インターリービングを復
元したディジタルの輝度信号Yと色信号Cとを得ること
ができる。
【0020】図2は本発明に係るリサンプル係数生成手
段の要部ブロック構成図である。図2において、リサン
プル係数生成手段6は、フロントエッジ抜取り手段1
0、ペデスタル・レベル演算手段11、シンクチップ・
レベル演算手段12、閾値演算手段13、リサンプル係
数演算手段14を備える。リサンプル係数演算手段14
は係数逐次演算手段14Aとフィードバックフィルタ1
4Bとからなる。
【0021】リサンプル係数生成手段6の動作を図3に
示す水平同期信号のフロントエッジ部の図を合わせ用い
て説明する。図3において、標本値PX1〜PX12はカラ
ーバーストロック・クロックCK(C)でサンプリングし
たディジタル値であり、標本値PX1〜PX4は水平同期信
号のフロントポーチ部の標本値であり、標本値PX5〜P
X9は水平同期信号のフロントエッジ部の標本値であり、
標本値PX10〜PX12は水平同期信号のシンクチップ部の
標本値である。
【0022】フロントエッジ抜取り手段10は、輝度信
号Y3からタイミングパルス生成手段8からのフロント
エッジタイミングパルスP8(E)に基づいて水平同期信号
のフロントエッジ部の複数の標本値標本値(PX5〜PX
9)を抜き取り、これをフロントエッジ信号S10として
出力する。
【0023】ペデスタル・レベル演算手段11は、輝度
信号Y3からタイミングパルス生成手段8からのフロン
トポーチタイミングパルスP8(P)に基づいて水平同期信
号のフロントポーチ部の複数の標本値(PX1〜PX4)を
抜き取り、抜き取った複数の標本値の平均値演算を行
い、この演算結果を平均ペデスタル・レベル信号S11と
して出力する。
【0024】シンクチップ・レベル演算手段12は、輝
度信号Y3からタイミングパルス生成手段8からのシン
クチップタイミングパルスP8(S)に基づいて水平同期信
号のシンクチップ部の複数の標本値(PX10〜PX12)を
抜き取り、抜き取った複数の標本値の平均値演算を行
い、この演算結果を平均シンクチップ・レベル信号S12
として出力する。
【0025】閾値演算手段13は、ペデスタル・レベル
演算手段11からの平均ペデスタル・レベル信号S11
と、シンクチップ・レベル演算手段12からの平均シン
クチップ・レベル信号S12との中間レベルを演算し、そ
の演算結果を閾値信号S13として出力する。
【0026】図4は本発明に係るリサンプル係数演算手
段の係数逐次演算手段の要部ブロック構成図である。図
4において、係数逐次演算手段14Aは、遅延手段
(T)21、比較手段(CMP)22、比較手段(CM
P)23、ANDゲート24、計数手段(4CKカウン
タ)25、選択手段26、選択手段27、遅延手段
(T)28、遅延手段(T)29、加算手段30、比較
手段(CMP)31、選択手段32、選択手段33、フ
リップ・フロップ手段34、シリアル/パラレル変換手
段(S/P CONV)35とを備える。
【0027】係数逐次演算手段14Aはフロントエッジ
信号S10と閾値信号S13と輝度信号Y3とからリサンプ
ル係数(K1)を演算する。
【0028】係数逐次演算手段14Aの遅延手段21、
比較手段22、比較手段23、ANDゲート24は、閾
値演算手段13からの閾値信号S13を閾値としてY−C
分離手段3からの輝度信号Y3とのレベル比較を行い、
その比較結果とフロントエッジ抜取り手段10からのフ
ロントエッジ信号S10とのAND条件をとり、AND条
件を満たした時に水平同期検出信号S24を計数手段25
に出力する。
【0029】係数逐次演算手段14Aの計数手段25、
選択手段26、選択手段27、選択手段28、選択手段
29、加算手段30、比較手段31、選択手段32、選
択手段33およびシリアル/パラレル変換手段35は、
水平同期検出信号S24が計数手段25に入力した時点よ
りリサンプル係数K1の演算を開始する。
【0030】計数手段25は、ANDゲート24からの
水平同期検出信号S24が計数手段25のLD端子に入力
された時、リップルキャリ(RC)S24がロ−レベルに
なり、係数の生成を開始する。この図の例では係数を4
ビットで生成するために立ち下がりエッジ検出後3クロ
ックにわたってリップルキャリS24がロ−レベルになる
ようにしている。
【0031】この間、選択手段26、選択手段27、選
択手段28、選択手段29、加算手段30、比較手段3
1、選択手段32、選択手段33およびシリアル/パラ
レル変換手段35でリサンプル係数K1を生成する。
【0032】動作としては、閾値と、検出した閾値の前
後のサンプルの平均を比較し、その結果を出力するとと
もに、さらにその1/2の精度の係数を求めるべく、サ
ンプル点のうちのどちらかを更新していくというもので
ある。これにより、比較手段31の出力には4ビットシ
リアルデータの形で係数S31が出力される。
【0033】シリアル/パラレル変換手段35は、シリ
アルデータの係数S31をパラレルデータに変換し、タイ
ミングを揃えてリサンプル係数K1を出力する。リサン
プル手段4の記憶手段59(参照図6)のライトリセッ
ト信号は、フリップ・フロップ手段34にて1クロック
幅にして後段で扱いやすいような形で出力する。
【0034】図5は本発明に係るリサンプル係数演算手
段のフィードバック・フィルタ手段の要部ブロック構成
図である。図5において、フィードバック・フィルタ手
段14Bは、第1のフィードバック・フィルタ手段14
B-1、第2のフィードバック・フィルタ手段14B-2、
ラッチ手段41、計数手段(10bitカウンタ)4
2、ラッチ手段43、ラインドット数設定手段50、書
込みリセットパルス補正手段(wrstクロック差補
正)49、定数1設定手段51、減算手段52とを備え
る。
【0035】第1のフィードバック・フィルタ手段14
B-1は、加算手段44、ラッチ手段45、減算手段4
6、乗算手段47、加算手段48とからなる。第2のフ
ィードバック・フィルタ手段14B-2は、減算手段5
3、ラッチ手段54、減算手段55、乗算手段56、加
算手段57、減算手段58とからなる。
【0036】ラッチ手段41は、係数逐次演算手段14
Aで生成したリサンプル係数K1を1ラインに一回の書
込みリセットパルスwrst1でラッチして得たラッチ
信号S41を加算手段48と減算手段46とに出力する。
【0037】計数手段42の10bitカウンタは、カ
ラーバーストロック・クロック発生手段5からのカラー
バーストロック・クロックCK(C)毎に特定のリセット
なしでカウントアップし、この計数信号S42をラッチ手
段43に出力する。この実施例の場合は1ラインを91
0クロックとしてこれを表現できる10ビットカウンタ
になっている。
【0038】ラッチ手段43は計数信号S42を1ライン
に一回の書込みリセットパルスwrst1信号でラッチ
して得た計数信号S43を加算手段44に出力する。ライ
ンドット数設定手段50は、予め設定した1ラインのド
ット数(910ドット)を設定し、設定したラインドッ
ト数S50を加算手段44に出力する。加算手段44は、
計数信号S43とラインドット数S50とを加算して得た加
算信号S44を減算手段46に出力する。
【0039】計数手段42と加算手段44とは、いずれ
も10ビットより上のビットをオーバーフローさせてい
る。従って、加算手段44の加算信号S44は、ラッチ手
段43の計数信号S43に対し、標準NTSC映像信号が
入力された場合の1ラインのディレーを施されたものと
等価になる。
【0040】ラッチ手段45は加算手段48の加算信号
S48を1ラインに一回の書込みリセットパルスwrst
1信号でラッチをして得たラッチ信号S45を減算手段4
6に出力する。減算手段46は、ラッチ手段45のラッ
チ信号S45から加算手段44の加算信号S44とラッチ手
段41のラッチ信号S41とのそれぞれ上位ビット、下位
ビットに配置したものとの減算を行なうので、前回の書
込みリセットパルスwrst1発生時と今回の書込みリ
セットパルスwrst1発生時の位相差を表わす減算信
号S46を得ることができる。
【0041】この減算信号S46は、1クロック単位のも
のも1クロック以内のものもそれぞれ上位ビット、下位
ビットに配置されて表現されている。乗算手段47は減
算信号S46に所定の係数α(1以下)を掛けて得た乗算
信号S47を加算手段48に出力する。
【0042】加算手段48の出力である加算信号S48
は、位相検出結果である減算信号S46に対してフィード
バックフィルタがかかっているので検出の際のノイズの
影響が軽減されている。ただし、この第1のフィードバ
ックフィルタ14B-1は、現時点の入力であるラッチ信
号S41と過去の出力である乗算信号S47とを混合する形
になっているため、入力の位相の変化率に応じた一定の
偏差の加算信号S48を出力する。
【0043】第1のフィードバックフィルタ14B-1の
加算信号S48は、ラッチ信号S41と乗算信号S47とのタ
イミングのズレを現しており、これをwrstとして位
相変換に用いると、入力の位相の揺れに応じて出力の画
面全体が揺れることになる。
【0044】このタイミングのズレを吸収するのが減算
手段53〜減算手段58で構成される第2のフィードバ
ックフィルタ14B-2である。
【0045】減算手段53は第1のフィードバックフィ
ルタの入出力信号(ラッチ信号S41と加算信号S48)の
差分演算を行って得た減算信号S53を加算手段57と減
算手段55とに出力する。ラッチ手段54は加算信号S
57を1ラインに一回の書込みリセットパルスwrst1
信号でラッチして得たラッチ信号S54を減算手段55に
出力する。
【0046】減算手段55は、ラッチ手段54のラッチ
信号S54と減算手段53の減算信号S53との差分演算を
行って得た減算信号S55を乗算手段56に出力する。乗
算手段56は、減算信号S55に所定の係数α(1以下)
を掛けて得た乗算信号S56を加算手段57に出力する。
【0047】加算手段57は減算手段53の減算信号S
53と乗算手段56の乗算信号S56との加算演算を行って
加算信号S57をラッチ手段54と減算手段58とに出力
する。加算手段57の加算信号S57は、減算手段53で
求めた第1のフィードバックフィルタ14B-1の入出力
偏差(減算信号S53)に対しフィードバックフィルタを
かけて平均化したものである。
【0048】減算手段58は、第1のフィードバックフ
ィルタ14B-1の出力である加算信号S48から第2のフ
ィードバックフィルタ14B-2の出力である加算信号S
57を減算してタイミング偏差を吸収した減算信号S58を
書込みリセットパルス補正手段(wrstクロック差補
正)49と減算手段52とに出力する。
【0049】減算手段58の出力は、そのうち1クロッ
ク以内のリサンプル係数Kに相当する下位ビットはその
まま出力され、それより上位のビットは、入力との差を
書込みリセットパルス補正手段49においてタイミング
差に補正して新たな補正書込みリセットパルスwrst
として出力する。
【0050】減算手段52は、定数1設定手段51から
の定数1から加算手段48の1以下の下位5ビットのリ
サンプル係数Kの減算を行なって得たリサンプル係数
(1−K)を出力する。
【0051】フィードバック・フィルタ手段14Bは、
第1のフィードバック・フィルタ手段14B-1、第2の
フィードバック・フィルタ手段14B-2、ラッチ手段4
1、計数手段(10bitカウンタ)42、ラッチ手段
43、ラインドット数設定手段50、書込みリセットパ
ルス補正手段(wrstクロック差補正)49、定数1
設定手段51、減算手段52とを備えたので、リサンプ
ル係数K1に対して1クロック以上の位相差の分を補正
したフィードバックフィルタがかかり、リサンプル係数
K1を検出するときに混入したノイズの影響を軽減する
ことができる。
【0052】図6は本発明に係るサンプリング位相変換
装置のリサンプル手段の要部ブロック構成図である。図
6において、リサンプル手段4は、バッファ記憶手段6
0、アンドゲート61、1クロック遅延手段62、記憶
手段69、リサンプル値補正手段72を備える。リサン
プル値補正手段72は、乗算手段63,64,65,6
6と、加算手段67,68とを備える。
【0053】バッファ記憶手段60は、輝度信号Y3と
色信号C3とをカラーバーストロック・クロックCK(C)
で書込んで記憶し、リサンプル係数生成手段6までの演
算による遅延時間調整をしたタイミングパルス生成手段
8からのバッファ読み出しタイミングパルスP8(BR)で
アンドゲート61を開き、アンドゲート61を介したカ
ラーバーストロック・クロックCK(C)で輝度信号Y3と
色信号C3とを読み出す。
【0054】1クロック遅延手段62はバッファ記憶手
段60からの輝度信号Y60と色信号C60とをカラーバー
ストロック・クロックCK(C)の1クロック分遅延させ
る。
【0055】リサンプル値補正手段72の乗算手段63
は、リサンプル係数生成手段6で生成したリサンプル係
数(K)と輝度信号Y60との乗算演算を行って補正輝度
信号Y63(K×Y60)を出力する。リサンプル値補正手
段72の乗算手段64は、リサンプル係数生成手段6で
生成したリサンプル係数(K)と色信号C60との乗算演
算を行って補正色信号C64(K×C60)を出力する。
【0056】リサンプル値補正手段72の乗算手段66
は、リサンプル係数(1−K)と1クロック遅延手段6
2からの輝度信号Y62との乗算演算を行って補正輝度信
号Y66{(1−K)×Y62}を出力する。リサンプル値
補正手段72の乗算手段65は、リサンプル係数(1−
K)と1クロック遅延手段62からの色信号C62との乗
算演算を行って補正色信号C65{(1−K)×C62}を
出力する。
【0057】リサンプル値補正手段72の加算手段68
は、補正輝度信号Y63と補正輝度信号Y66との加算演算
を行って補正輝度信号Y68(Y63+Y66)を出力する。
リサンプル値補正手段72の加算手段67は、補正色信
号C64と補正色信号C65との加算演算を行って補正色信
号C67(C64+C65)を出力する。
【0058】記憶手段69は、補正書込みリセットパル
スwrstのタイミングからカラーバーストロック・ク
ロックCK(C)で補正色信号C67と補正輝度信号Y68と
を書込んで記憶し、読出しリセットパルスrrstP8
(R)のタイミングからラインロック・クロックCK(H)
で、記憶された補正輝度信号Y68と補正色信号C67とを
読み出すことによって周波数インターリービングが復元
されたディジタルの輝度信号Yと色信号Cとを出力す
る。
【0059】このように、リサンプル手段4は、バッフ
ァ記憶手段60、アンドゲート61、1クロック遅延手
段62、記憶手段69、リサンプル値補正手段72とを
備えたので、非標準の複合映像信号を輝度信号成分と搬
送色信号成分との周波数インターリービングを復元した
ディジタルの輝度信号Yと色信号Cを得ることができ
る。
【0060】なお、上記実施形態は本発明の一実施例で
あり、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。
【0061】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。本発明は、水平同期信号に基づいてタイミングパ
ルスを生成するタイミングパルス生成手段と、フライバ
ックパルスにロックしたラインロック・クロックを発生
するラインロック・クロック発生手段と、タイミングパ
ルス生成手段からのタイミングパルスと輝度信号とに基
づいてリサンプル係数を生成するリサンプル係数生成手
段と、リサンプル係数生成手段からのリサンプル係数と
カラーバーストロック・クロック発生手段からのカラー
バーストロック・クロックとラインロック・クロック発
生手段からのラインロック・クロックとに基づいてディ
ジタル複合映像信号のリサンプリングを行うリサンプル
手段と、を設け、リサンプル係数生成手段は、タイミン
グパルス生成手段からのタイミングパルスと輝度信号と
に基づいて第1リサンプル係数を演算する係数逐次演算
手段と、第1リサンプル係数の補正を行なう第1のフィ
ードバック・フィルタ手段と第2のフィードバック・フ
ィルタ手段とでなるフィードバック・フィルタ手段と、
からなるリサンプル係数演算手段を有して生成したリサ
ンプル係数に対して前ラインからのドット数の変化分を
相殺する構造のフィードバックフィルタを2重にかける
ことにより、入力信号のクロック周波数のズレに対して
もフィードバックフィルタの入出力間でのタイミングの
オフセットを小さくして、水平エッジ検出時のノイズの
影響を効果的に抑圧して輝度信号から的確で、安定した
時間軸の基準となる水平同期信号のタイミングを得て非
標準の複合映像信号から輝度信号成分と搬送色信号成分
との周波数インターリービングを精度よく復元したディ
ジタル映像信号を得ることができ、また突発的な乱れに
対してもそれが生じたラインに対する処理だけで対応で
き、水平同期信号検出のゲートからはずれたところに同
期信号がきた場合でも、メモリがリセットされずに入出
力間のディレーが保持されるだけで画像の破綻を防止す
ることができ、また入出力間の1ラインあたりのデータ
数の差はメモリの書込み、読出しの数により調整される
ので入出力間でのデータの時間差の増大を防止すること
ができるので、小規模なディジタル回路で、搬送色信号
による妨害のより少ない画像が得られ、性能の良い、経
済的なサンプリング位相変換装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンプリング位相変換装置の全体
ブロック構成図
【図2】本発明に係るリサンプル係数生成手段の要部ブ
ロック構成図
【図3】水平同期信号のフロントエッジ部におけるリサ
ンプル係数生成手段の説明図
【図4】本発明に係る係数逐次演算手段の要部ブロック
構成図
【図5】本発明に係るフィードバック・フィルタ手段の
要部ブロック構成図
【図6】本発明に係るリサンプル手段の要部ブロック構
成図
【符号の説明】 1…サンプリング位相変換装置、2…A/D変換手段、
3…YーC分離手段、4…リサンプル手段、5…カラー
バーストロック・クロック発生手段、6…リサンプル係
数生成手段、7…同期分離手段、8…タイミングパルス
生成手段、9…ラインロック・クロック発生手段、10
…フロントエッジ抜取り手段、11…ペデスタル・レベ
ル演算手段、12…シンクチップ・レベル演算手段、1
3…閾値演算手段、14…リサンプル係数演算手段、1
4A…係数逐次演算手段、14B…フィードバック・フ
ィルタ手段、14B-1…第1のフィードバック・フィル
タ手段、14B-2…第2のフィードバック・フィルタ手
段、21,28,29…遅延手段(T)、22,23,
31…比較手段(CMP)、24…ANDゲート、25
…計数手段(4CKカウンタ)、26,27,32,3
3…選択手段、30,44,48,57,67,68…
加算手段、手段34…フリップ・フロップ、35…シリ
アル/パラレル変換手段(S/P CONV)、40,
46,52,53,55,58…減算手段、41,4
3,45,54…ラッチ手段、42…計数手段(10b
itカウンタ)、47,56…乗算手段、49…書込み
リセットパルス補正手段(wrstクロック差補正)、
50…ラインドット数設定手段、51…定数1設定手
段、60…バッファ記憶手段、61…アンドゲート、6
2…1クロック遅延手段、63,64,65,66…乗
算手段、69…記憶手段、C,C3…色信号、C60,C6
2…色信号、C64,C65,C67…補正色信号、CK(C)…
カラーバーストロック・クロック、CK(H)…ラインロ
ック・クロック、K,K1,(1−K),(1−K1)…
リサンプル係数、P7(C)…カラーバースト信号、P7(H)
…水平同期信号、P8…タイミングパルス、P8(E)…フ
ロントエッジタイミングパルス、P8(P)…フロントポー
チタイミングパルス、P8(R)…読み出しタイミングパル
ス、PX1〜PX12…標本値、rrst…読出しリセット
パルス、S2…ディジタル複合映像信号、S10…フロン
トエッジ信号、S11…平均ペデスタル・レベル信号、S
12…平均シンクチップ・レベル信号、S13…閾値信号、
Y,Y3,Y60,Y62…輝度信号、Y63,Y66,Y68…
補正輝度信号、Vs…アナログ複合映像信号、wrst
…補正書込みリセットパルス、wrst1…書込みリセ
ットパルス、係数…α。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号成分と搬送色信号成分とが周波
    数インターリービング関係にない非標準のアナログ複合
    映像信号から水平同期信号およびカラーバースト信号を
    分離する同期分離手段と、前記カラーバースト信号にロ
    ックして前記アナログ複合映像信号をサンプリングする
    カラーバーストロック・クロックを発生するカラーバー
    ストロック・クロック発生手段と、前記カラーバースト
    ロック・クロックで非標準の前記アナログ複合映像信号
    をサンプリングしてディジタル複合映像信号に変換する
    A/D変換手段と、前記ディジタル複合映像信号から輝
    度信号と色信号を分離するY−C分離手段とを備え、 前記輝度信号と前記色信号とをリサンプル係数に基づい
    てリサンプリングして周波数インターリービング関係を
    復元した輝度信号と色信号との生成を行うサンプリング
    位相変換装置において、 前記水平同期信号に基づいてタイミングパルスを生成す
    るタイミングパルス生成手段と、 フライバックパルスにロックしたラインロック・クロッ
    クを発生するラインロック・クロック発生手段と、 前記タイミングパルス生成手段からのタイミングパルス
    と前記輝度信号とに基づいてリサンプル係数を生成する
    リサンプル係数生成手段と、 前記リサンプル係数生成手段からのリサンプル係数と前
    記カラーバーストロック・クロック発生手段からのカラ
    ーバーストロック・クロックと前記ラインロック・クロ
    ック発生手段からのラインロック・クロックとに基づい
    て前記ディジタル複合映像信号のリサンプリングを行う
    リサンプル手段と、を設け、 前記リサンプル係数生成手段は、 前記タイミングパルス生成手段からのタイミングパルス
    と前記輝度信号とに基づいて第1リサンプル係数を演算
    する係数逐次演算手段と、前記第1リサンプル係数の補
    正を行なう第1のフィードバック・フィルタ手段と第2
    のフィードバック・フィルタ手段とでなるフィードバッ
    ク・フィルタ手段と、からなるリサンプル係数演算手段
    を有してリサンプル係数を生成することを特徴とするサ
    ンプリング位相変換装置。
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