JPH10234056A - サンプリング位相変換装置 - Google Patents

サンプリング位相変換装置

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Publication number
JPH10234056A
JPH10234056A JP9033875A JP3387597A JPH10234056A JP H10234056 A JPH10234056 A JP H10234056A JP 9033875 A JP9033875 A JP 9033875A JP 3387597 A JP3387597 A JP 3387597A JP H10234056 A JPH10234056 A JP H10234056A
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JP
Japan
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signal
coefficient
resampling
generating
lock clock
Prior art date
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Application number
JP9033875A
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English (en)
Inventor
Tatsuyoshi Takaguchi
達至 高口
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーバーストロック・クロックでサンプリ
ングされた非標準のディジタル複合複合映像信号から演
算によって的確に、しかも安定して時間軸の基準となる
水平同期信号のタイミングを求め、小規模なディジタル
回路で、輝度信号成分と搬送色信号成分との周波数イン
ターリビングを復元したディジタル映像信号の生成を行
うサンプリング位相変換装置を提供する。 【解決手段】 フロントエッジ抜取り手段10と、ペデ
スタル・レベル演算手段11と、シンクチップ・レベル
演算手段12と、閾値演算手段13と、係数逐次演算手
段14A、スキュー判定手段14B、平均画素数演算手
段14D、フィードバック・フィルタ手段14Cとから
なるリサンプル係数演算手段14とを備えたサンプリン
グ位相変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合映像信号のサ
ンプリング位相変換装置に係り、小規模なディジタル回
路でバーストロッククロックとラインクロック間のサン
プリング位相変換を行なうサンプリング位相変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複合映像信号のサンプリ
ング位相変換装置として、例えば特開昭63−2696
97号公報に開示されているように、非標準のアナログ
複合映像信号をディジタル複合映像信号に変換する装置
において、アナログ複合映像信号から分離した水平同期
信号と、カラーバーストロック・クロックを分周して得
たディジタルの水平同期信号との時間的ずれを検出し、
このずれに応じて変換されたディジタル映像信号のサン
プル値の重みづけを行うことで、隣り合った画素値間を
直線補間したサンプリング信号を生成するサンプリング
位相変換装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−2696
97号公報に開示された複合映像信号のサンプリング位
相変換装置には、アナログ複合映像信号からクランプ回
路でクランプする水平同期信号のフロントポーチ、また
はバックポーチのレベルが映像信号の影響を受け、正確
なクランプをすることができないので、正しい映像信号
の直流再生ができないという課題がある。
【0004】また、特開昭63−269697号公報に
開示された複合映像信号のサンプリング位相変換装置に
は、クランプ回路を利用した同期分離回路でアナログ複
合映像信号から時間軸の基準となる時間軸変動の少ない
水平同期信号を分離することができないという課題があ
る。
【0005】さらに、特開昭63−269697号公報
に開示された複合映像信号のサンプリング位相変換装置
には、ノイズによる影響を受けやすく、S/Nの悪い状
況下で本装置の出力信号にノイズによる時間変動を伴う
という課題がある。
【0006】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、カラー
バーストロック・クロックでサンプリングされた非標準
のディジタル複合映像信号から演算によって的確に、し
かも安定して時間軸の基準となる水平同期信号のタイミ
ングを求め、小規模なディジタル回路で、輝度信号成分
と搬送色信号成分との周波数インターリービングを復元
したディジタル映像信号の生成を行うサンプリング位相
変換装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るサンプリング位相変換装置は、水平同期
信号に基づいてタイミングパルスを生成するタイミング
パルス生成手段と、フライバックパルスにロックしたラ
インロック・クロックを発生するラインロック・クロッ
ク発生手段と、タイミングパルス生成手段からのタイミ
ングパルスとY−C分離手段からの輝度信号と同期分離
手段からの水平同期信号および垂直同期信号とに基づい
てリサンプル係数を生成するリサンプル係数生成手段
と、リサンプル係数生成手段からのリサンプル係数とカ
ラーバーストロック・クロック発生手段からのカラーバ
ーストロック・クロックとラインロック・クロック発生
手段からのラインロック・クロックとに基づいてディジ
タル複合映像信号のリサンプリングを行うリサンプル手
段とを設け、リサンプル係数生成手段は、タイミングパ
ルス生成手段からのタイミングパルスとY−C分離手段
からの輝度信号とに基づいて中間リサンプル係数を演算
する係数逐次演算手段と、同期分離手段からの水平同期
信号および垂直同期信号に基づいて、1水平走査期間当
りの平均画素数を演算する平均画素演算手段と、1水平
走査期間当りの画素数を計数する計数手段を有し、この
計数手段の計数値が所定の範囲以内であれば所定のフィ
ルタ係数を出力し、また、計数値が所定の範囲を超れば
零のフィルタ係数を出力するスキュー判定手段と、中間
リサンプル係数の補正を平均画素数とフィルタ係数とに
基づいて行なう第1のフィードバック・フィルタ手段と
第2のフィードバック・フィルタ手段とでなるフィード
バック・フィルタ手段と、からなるリサンプル係数演算
手段を有してリサンプル係数を生成することを特徴とす
る。
【0008】本発明に係るサンプリング位相変換装置
は、水平同期信号に基づいてタイミングパルスを生成す
るタイミングパルス生成手段と、フライバックパルスに
ロックしたラインロック・クロックを発生するラインロ
ック・クロック発生手段と、タイミングパルス生成手段
からのタイミングパルスとY−C分離手段からの輝度信
号と同期分離手段からの水平同期信号および垂直同期信
号とに基づいてリサンプル係数を生成するリサンプル係
数生成手段と、リサンプル係数生成手段からのリサンプ
ル係数とカラーバーストロック・クロック発生手段から
のカラーバーストロック・クロックとラインロック・ク
ロック発生手段からのラインロック・クロックとに基づ
いてディジタル複合映像信号のリサンプリングを行うリ
サンプル手段とを設け、リサンプル係数生成手段は、タ
イミングパルス生成手段からのタイミングパルスとY−
C分離手段からの輝度信号とに基づいて中間リサンプル
係数を演算する係数逐次演算手段と、同期分離手段から
の水平同期信号および垂直同期信号に基づいて、1水平
走査期間当りの平均画素数を演算する平均画素演算手段
と、1水平走査期間当りの画素数を計数する計数手段を
有し、この計数手段の計数値が所定の範囲以内であれば
所定のフィルタ係数を出力し、また、計数値が所定の範
囲を超れば零のフィルタ係数を出力するスキュー判定手
段と、中間リサンプル係数の補正を平均画素数とフィル
タ係数とに基づいて行なう第1のフィードバック・フィ
ルタ手段と第2のフィードバック・フィルタ手段とでな
るフィードバック・フィルタ手段と、からなるリサンプ
ル係数演算手段を有してリサンプル係数を生成するの
で、生成したリサンプル係数に対して前水平走査期間か
らのドット数の変化分を相殺する構造のフィードバック
フィルタを2重にかけることにより、入力信号のクロッ
ク周波数のズレに対してもフィードバックフィルタの入
出力間でのタイミングのオフセットを小さくして、水平
エッジ検出時のノイズの影響を効果的に抑圧して輝度信
号から的確で、安定した時間軸の基準となる水平同期信
号のタイミングを得ることができ、また、スキュー等の
突発的な乱れに対してもそれが生じた水平走査期間に対
する第1のフィードバック・フィルタ手段と第2のフィ
ードバック・フィルタ手段のフィルタ係数を0(零)に
してスキュー等の影響を除去することができ、水平同期
信号検出のゲートからはずれたところに同期信号がきた
場合でも、メモリがリセットされずに入出力間のディレ
ーが保持されるだけで画像の破綻を防止することがで
き、また、入出力間の1水平走査期間あたりのデータ数
の差はメモリの書込み、読出しの数により調整されるの
で入出力間でのデータの時間差の増大を防止することが
でき、さらに小規模なディジタル回路で、非標準の複合
映像信号から輝度信号成分と搬送色信号成分との周波数
インターリービングを復元したディジタル映像信号を得
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。図1は本発明に係るサンプリ
ング位相変換装置の全体ブロック構成図である。図1に
おいて、サンプリング位相変換装置1は、A/D変換手
段2、YーC分離手段3、リサンプル手段4、カラーバ
ーストロック・クロック発生手段5、リサンプル係数生
成手段6、同期分離手段7、タイミングパルス生成手段
8、ラインロック・クロック発生手段9とを備える。
【0010】同期分離手段7はアナログ複合映像信号V
sから水平同期信号P7(H)と垂直同期信号P7(V)とカラ
ーバースト信号P7(C)とを分離する。カラーバーストロ
ック・クロック発生手段5は分離されたカラーバースト
信号P7(C)にロックしたカラーバーストロック・クロッ
クCK(C)を発生する。
【0011】A/D変換手段2はカラーバーストロック
・クロックCK(C)でアナログ複合映像信号Vsをサンプ
リングしてディジタル複合映像信号S2に変換する。Y
ーC分離手段3はディジタル複合映像信号S2から輝度
信号Y3と色信号C3とに分離する。
【0012】タイミングパルス生成手段8は水平同期信
号P7(H)に基づいてタイミングパルスP8を生成する。
リサンプル係数生成手段6は輝度信号Y3とタイミング
パルスP8と垂直同期信号P7(V)とに基づいてリサンプ
ル係数(K,1−K)と補正書込みリセットパルスwr
stとを生成する。
【0013】ラインロック・クロック発生手段9は、フ
ライバックパルスPfhにロックしたラインロック・クロ
ックCK(H)と、補正書込みリセットパルスwrstか
ら適当な遅れを持った読出しリセットパルスrrstを
発生する。
【0014】ラインロック・クロック発生手段9は、入
力信号として同期分離手段7からの水平同期信号P7(H)
を用いてもよいが、実際にモニタ画面上に映像を表示す
る際の水平方向の基準となるタイミング信号である偏向
系(図示しない)で用いるフライバックパルスPfhを用
いる。
【0015】例えば家庭用VTRにおけるスキューが発
生した際、書き込み側の検出系は1水平走査毎にタイミ
ングと係数を更新しているので、同じく1水平走査毎に
同期信号の立ち下がりエッジに追従する。
【0016】一方、フライバックパルスは、これに対し
数水平走査期間から数十水平走査期間で比較的緩やかに
対応するが、メモリの読出しタイミングをこれにロック
させれば、フライバックパルスPfhと複合映像信号VS
との相対的時間関係が規則正しく配置されることにな
り、画面上でも画素が規則正しく並ぶことになる。補正
書込みリセットパルスwrstから読出しリセットパル
スrrstへの遅れは補正書込みリセットパルスwrs
tの揺れを吸収するだけのごくわずかなものでよい。
【0017】また、補正書込みリセットパルスwrst
が検出されなかったときは、読出しリセットパルスrr
stも発生しないように、補正書込みリセットパルスw
rstで読出しリセットパルスrrstに対するゲート
を発生させれば、リサンプル手段4の記憶手段69(図
9参照)の入出力間の遅延が保たれるだけで、画像信号
はそのまま出力される。
【0018】リサンプル手段4は、カラーバーストロッ
ク・クロックCK(C)でサンプリングされた輝度信号Y3
と色信号C3とをリサンプル係数(K,1−K)により
レベル補正を行い、補正書込みリセットパルスwrst
と読出しリセットパルスrrstとラインロック・クロ
ックCK(H)とによって周波数インターリービングを復
元したディジタルの輝度信号Yと色信号Cとを出力す
る。
【0019】このように、サンプリング位相変換装置1
は、A/D変換手段2、YーC分離手段3、リサンプル
手段4、カラーバーストロック・クロック発生手段5、
リサンプル係数生成手段6、同期分離手段7、タイミン
グパルス生成手段8、ラインロック・クロック発生手段
9とを備えたので、非標準の複合映像信号を輝度信号成
分と搬送色信号成分との周波数インターリービングを復
元したディジタルの輝度信号Yと色信号Cとを得ること
ができる。
【0020】図2は本発明に係るリサンプル係数生成手
段の要部ブロック構成図である。図2において、リサン
プル係数生成手段6は、フロントエッジ抜取り手段1
0、ペデスタル・レベル演算手段11、シンクチップ・
レベル演算手段12、閾値演算手段13、リサンプル係
数演算手段14を備える。リサンプル係数演算手段14
は、係数逐次演算手段14A、スキュー判定手段14
B、平均画素数演算手段14D、フィードバック・フィ
ルタ手段14Cとからなる。
【0021】リサンプル係数生成手段6の動作を図3に
示す水平同期信号のフロントエッジ部の図を合わせ用い
て説明する。図3において、標本値PX1〜PX12はカラ
ーバーストロック・クロックCK(C)でサンプリングし
たディジタル値であり、標本値PX1〜PX4は水平同期信
号のフロントポーチ部の標本値であり、標本値PX5〜P
X9は水平同期信号のフロントエッジ部の標本値であり、
標本値PX10〜PX12は水平同期信号のシンクチップ部の
標本値である。
【0022】フロントエッジ抜取り手段10は、輝度信
号Y3からタイミングパルス生成手段8からのフロント
エッジタイミングパルスP8(E)に基づいて水平同期信号
のフロントエッジ部の複数の標本値標本値(PX5〜PX
9)を抜き取り、これをフロントエッジ信号S10として
出力する。
【0023】ペデスタル・レベル演算手段11は、輝度
信号Y3からタイミングパルス生成手段8からのフロン
トポーチタイミングパルスP8(P)に基づいて水平同期信
号のフロントポーチ部の複数の標本値(PX1〜PX4)を
抜き取り、抜き取った複数の標本値の平均値演算を行
い、この演算結果を平均ペデスタル・レベル信号S11と
して出力する。
【0024】シンクチップ・レベル演算手段12は、輝
度信号Y3からタイミングパルス生成手段8からのシン
クチップタイミングパルスP8(S)に基づいて水平同期信
号のシンクチップ部の複数の標本値(PX10〜PX12)を
抜き取り、抜き取った複数の標本値の平均値演算を行
い、この演算結果を平均シンクチップ・レベル信号S12
として出力する。
【0025】閾値演算手段13は、ペデスタル・レベル
演算手段11からの平均ペデスタル・レベル信号S11
と、シンクチップ・レベル演算手段12からの平均シン
クチップ・レベル信号S12との中間レベルを演算し、そ
の演算結果を閾値信号S13として出力する。
【0026】リサンプル係数演算手段14の係数逐次演
算手段14Aは、輝度信号Y3、フロントエッジ信号S1
0および閾値信号S13に基づいてリサンプル係数K1と書
込みリセットパルスwrst1をフィードバック・フィ
ルタ手段14Cに出力する。
【0027】スキュー判定手段14Bは、VTR等のス
キューのように突発的に1水平走査期間当りの画素数の
大きな変化に対し、前水平走査期間当りの画素数によっ
てこの突発的な画素数の変化を検知して後述するフィー
ドバック・フィルタ手段14Cのフィルタ係数を適応的
に制御する。
【0028】スキュー判定手段14Bは、1水平走査期
間当りの画素数を計数した計数値が所定の範囲以内であ
れば所定のフィルタ係数信号S14B(α)を出力し、ま
た、計数値が所定の範囲を超ればフィルタ係数信号S14
B(0)を出力する。
【0029】このように、スキュー判定手段14Bは、
VTR等のスキューのように突発的に1水平走査期間当
りの画素数の大きな変化に対し、後述するフィードバッ
ク・フィルタ手段14Cのフィルタ係数を適応的に制御
することによって、スキュー等の影響を除去することが
でき、水平同期信号検出のゲートからはずれたところに
同期信号がきた場合でも画像の破綻を防止することがで
きる。
【0030】平均画素数演算手段14Dは、水平同期信
号P7(H)と垂直同期信号P7(V)に基づいて、128水平
走査期間の画素数を計測し、1水平走査期間当りの平均
画素数を演算して得た平均画素信号S14Dをフィードバ
ック・フィルタ手段14Cに出力する。
【0031】フィードバック・フィルタ手段14Cは、
リサンプル係数K1、書込みリセットパルスwrst
1、フィルタ係数信号S14Bおよび平均画素信号S14Dに
基づいて水平エッジ検出時のフロントエッジ信号S10に
対するノイズの影響を抑圧し、リサンプル係数K1、書
込みリセットパルスwrst1とを補正したリサンプル
係数(K,1−K)と補正書込みリセットパルスwrs
tとを出力する。
【0032】図4は本発明に係るリサンプル係数演算手
段の係数逐次演算手段の要部ブロック構成図である。図
4において、係数逐次演算手段14Aは、遅延手段
(T)21、比較手段(CMP)22、比較手段(CM
P)23、ANDゲート24、計数手段(4CKカウン
タ)25、選択手段26、選択手段27、遅延手段
(T)28、遅延手段(T)29、加算手段30、比較
手段(CMP)31、選択手段32、選択手段33、フ
リップ・フロップ手段34、シリアル/パラレル変換手
段(S/P CONV)35とを備える。
【0033】係数逐次演算手段14Aはフロントエッジ
信号S10と閾値信号S13と輝度信号Y3とからリサンプ
ル係数K1を演算する。
【0034】係数逐次演算手段14Aの遅延手段21、
比較手段22、比較手段23、ANDゲート24は、閾
値演算手段13からの閾値信号S13を閾値としてY−C
分離手段3からの輝度信号Y3とのレベル比較を行い、
その比較結果とフロントエッジ抜取り手段10からのフ
ロントエッジ信号S10とのAND条件をとり、AND条
件を満たした時に水平同期検出信号S24を計数手段25
に出力する。
【0035】係数逐次演算手段14Aの計数手段25、
選択手段26、選択手段27、選択手段28、選択手段
29、加算手段30、比較手段31、選択手段32、選
択手段33およびシリアル/パラレル変換手段35は、
水平同期検出信号S24が計数手段25に入力した時点よ
りリサンプル係数K1の演算を開始する。
【0036】計数手段25は、ANDゲート24からの
水平同期検出信号S24が計数手段25のLD端子に入力
された時、リップルキャリー(RC)S24がロ−レベル
になり、係数の生成を開始する。この図の例では係数を
4ビットで生成するために立ち下がりエッジ検出後3ク
ロックにわたってリップルキャリーS24がロ−レベルに
なるようにしている。
【0037】この間、選択手段26、選択手段27、選
択手段28、選択手段29、加算手段30、比較手段3
1、選択手段32、選択手段33およびシリアル/パラ
レル変換手段35でリサンプル係数K1を生成する。
【0038】動作としては、閾値と、検出した閾値の前
後のサンプルの平均を比較し、その結果を出力するとと
もに、さらにその1/2の精度の係数を求めるべく、サ
ンプル点のうちのどちらかを更新していくというもので
ある。これにより、比較手段31の出力には4ビットシ
リアルデータの形で係数S31が出力される。
【0039】シリアル/パラレル変換手段35は、シリ
アルデータの係数S31をパラレルデータに変換し、タイ
ミングを揃えてリサンプル係数K1を出力する。リサン
プル手段4の記憶手段59(図9参照)のライトリセッ
ト信号は、フリップ・フロップ手段34にて1クロック
幅にして後段で扱いやすいような形で出力する。
【0040】図5は本発明に係るスキュー判定手段の要
部ブロック構成図である。図5において、スキュー判定
手段14Bは、計数手段90、計数手段91、タイミン
グ発生手段92、ラッチ手段93、ラッチ手段94、A
ND手段95、フィルタ係数設定手段96とを備える。
【0041】計数手段90は、係数逐次演算手段14A
の書込みリセットパルスwrst1をリセットとしてス
キューによって変動すると想定される所定の画素数まで
カラーバーストロック・クロックCK(C)を計数して得
られるキャリーS90を計数手段91に出力する。
【0042】計数手段91は、キャリーS90をリセット
として1水平走査期間の平均画素数程度までカラーバー
ストロック・クロックCK(C)を計数して得られる計数
信号S91をタイミング発生手段92に出力する。
【0043】タイミング発生手段92は、計数信号S91
を基づいて書込みリセットパルスwrst1から平均画
素数分を中心とした前後2クロック程度の幅のパルスの
タイミング信号S92を発生し、このタイミング信号S92
をラッチ手段93に出力する。
【0044】ラッチ手段93は、タイミング信号S92を
書込みリセットパルスwrst1でラッチし、このこと
により書込みリセットパルスwrst1がタイミング信
号S92の範囲内に存在するか否かを判定した判定信号S
93をラッチ手段94とAND手段とに出力する。
【0045】ラッチ手段94は、判定信号S93を書込み
リセットパルスwrst1でラッチして判定信号S93を
書込みリセットパルスwrst1の1周期分遅延した判
定信号S94をAND手段95に出力する。
【0046】AND手段95は、判定信号S93と判定信
号S94との論理積をとることで2ライン続けて書込みリ
セットパルスwrst1がタイミング信号S92の範囲内
に存在するするか否かを判定することができ、この判定
結果であるスキュー判定信号S95をフィルタ係数設定手
段96に出力する。
【0047】フィルタ係数設定手段96は、スキュー判
定信号S95に基づいてフィルタ係数信号をフィードバッ
クフィルタ手段14Cの乗算手段47および乗算手段5
6に出力する。フィルタ係数設定手段96は、スキュー
が無ければ乗算手段47および乗算手段56のフィルタ
係数をα(0<α<1)に設定し、また、スキューが生
じた場合はフィルタ係数を0(零)に設定する。
【0048】このように、スキュー判定手段14Bは、
計数手段90、計数手段91、タイミング発生手段9
2、ラッチ手段93、ラッチ手段94、AND手段9
5、フィルタ係数設定手段96とを備えたので、VTR
等の突発的なスキューを確実に検知してフィードバック
フィルタ手段14Cのフィルタ係数を0(零)にしてス
キューの影響を除去することができる。
【0049】リサンプル係数生成手段6の動作を図3に
示す水平同期信号のフロントエッジ部の図を合わせ用い
て説明する。図3において、標本値PX1〜PX12はカラ
ーバーストロック・クロックCK(C)でサンプリングし
たディジタル値である。
【0050】図6は本発明に係るリサンプル係数演算手
段の平均画素数演算手段の要部ブロック構成図である。
図6において、平均画素数演算手段14Dは、遅延手段
60、128H計数手段61、計数手段62、ラッチ手
段63、除算手段64、下位ビット補正手段65とを備
える。
【0051】遅延手段60は、同期分離手段7からの垂
直同期信号P7(V)を数十水平走査期間程度遅延させて得
た遅延信号S60を128H計数手段61と計数手段62
とに出力する。
【0052】128H計数手段61は、遅延信号S60に
よってリセットされると同時に同期分離手段7からの水
平同期信号P7(H)の計数を開始し、VTRスキューの収
まる画面中央部付近から128まで計数して得た128
H計数信号S61を手段63に出力する。
【0053】計数手段62は、遅延信号S60によってリ
セットされると同時にカラーバーストロック・クロック
発生手段5からのカラーバーストロック・クロックCK
(C)の計数を開始し、計数して得た計数信号S62をラッ
チ手段63に出力する。
【0054】ラッチ手段63は、128H計数信号S61
で計数信号S62をラッチする。ラッチ手段63は、12
8水平走査期間分の画素数である計数信号S62をラッチ
したラッチ信号S63を除算手段64に出力する。
【0055】除算手段64は、128水平走査期間分の
画素数であるラッチ信号S63を128で除算を行い、1
水平走査期間当りの平均画素数を求めて得た除算信号S
64を下位ビット補正手段65に出力する。除算手段64
は、ラッチ信号S63の下位7ビットを捨てて1水平走査
期間当りの平均画素数を求めている。
【0056】図7は本発明に係るリサンプル係数演算手
段の下位ビット補正手段の動作説明図である。下位ビッ
ト補正手段65は、除算手段64での下位7ビット切り
捨てに伴う1水平走査期間当りの平均画素数である除算
信号S64の最下位ビットの切り替わり付近で生じるハン
チングを除去して平均画素信号S14Dをフィードバック
・フィルタ手段14Cに出力する。
【0057】下位ビット補正手段65の動作は、図7に
示すように、切り捨てられるビットの上位2ビットと保
存する最下位ビットの前回の値からの変化を検出して四
捨五入と切り捨てを切り替えるものである。図中矢印で
示した変化を検出したときに切り替える。ここで四捨五
入とは保存する最下位ビットに切り捨てる最上位ビット
をキャリーとして加算することであり、切り捨てとはこ
のキャリー入力を行わないことである。
【0058】図8は本発明に係るリサンプル係数演算手
段のフィードバック・フィルタ手段の要部ブロック構成
図である。図8において、フィードバック・フィルタ手
段14Cは、第1のフィードバック・フィルタ手段14
C-1、第2のフィードバック・フィルタ手段14C-2、
ラッチ手段41、計数手段(10bitカウンタ)4
2、ラッチ手段43、書込みリセットパルス補正手段
(wrstクロック差補正)49、定数1設定手段5
1、減算手段52とを備える。
【0059】第1のフィードバック・フィルタ手段14
C-1は、加算手段44、ラッチ手段45、減算手段4
6、乗算手段47、加算手段48とからなる。第2のフ
ィードバック・フィルタ手段14C-2は、減算手段5
3、ラッチ手段54、減算手段55、乗算手段56、加
算手段57、減算手段58とからなる。
【0060】ラッチ手段41は、係数逐次演算手段14
Aで生成したリサンプル係数K1を1水平走査に一回の
書込みリセットパルスwrst1でラッチして得たラッ
チ信号S41を加算手段48と減算手段46とに出力す
る。
【0061】計数手段42の10bitカウンタは、カ
ラーバーストロック・クロック発生手段5からのカラー
バーストロック・クロックCK(C)毎に特定のリセット
なしでカウントアップし、この計数信号S42をラッチ手
段43に出力する。この実施例の場合は1水平走査期間
を910クロックとしてこれを表現できる10ビットカ
ウンタになっている。
【0062】ラッチ手段43は計数信号S42を1水平走
査に一回の書込みリセットパルスwrst1信号でラッ
チして得た計数信号S43を加算手段44に出力する。加
算手段44は、計数信号S43と平均画素数演算手段14
Dからの平均画素信号S14Dとをとを加算して得た加算
信号S44を減算手段46に出力する。
【0063】計数手段42と加算手段44とは、いずれ
も10ビットより上のビットをオーバーフローさせてい
る。従って、加算手段44の加算信号S44は、ラッチ手
段43の計数信号S43に対し、標準NTSC映像信号が
入力された場合の1水平走査期間のディレーを施された
ものと等価になる。
【0064】ラッチ手段45は加算手段48の加算信号
S48を1水平走査に一回の書込みリセットパルスwrs
t1信号でラッチをして得たラッチ信号S45を減算手段
46に出力する。減算手段46は、ラッチ手段45のラ
ッチ信号S45から加算手段44の加算信号S44とラッチ
手段41のラッチ信号S41とのそれぞれ上位ビット、下
位ビットに配置したものとの減算を行なうので、前回の
書込みリセットパルスwrst1発生時と今回の書込み
リセットパルスwrst1発生時の位相差を表わす減算
信号S46を得ることができる。
【0065】この減算信号S46は、1クロック単位のも
のも1クロック以内のものもそれぞれ上位ビット、下位
ビットに配置されて表現されている。乗算手段47は、
スキュー判定手段14Bからのフィルタ係数信号S14B
によって設定されたフィルタ係数α(0<α<1)を減
算信号S46にを掛けて得た乗算信号S47を加算手段48
に出力する。但し、スキュー判定手段14Bでスキュー
有りと判定した場合のフィルタ係数は0(零)に設定さ
れる。
【0066】加算手段48の出力である加算信号S48
は、位相検出結果である減算信号S46に対してフィード
バックフィルタがかかっているので検出の際のノイズの
影響が軽減されている。ただし、この第1のフィードバ
ックフィルタ14C-1は、現時点の入力であるラッチ信
号S41と過去の出力である乗算信号S47とを混合する形
になっているため、入力の位相の変化率に応じた一定の
偏差の加算信号S48を出力する。
【0067】第1のフィードバックフィルタ14C-1の
加算信号S48は、ラッチ信号S41と乗算信号S47とのタ
イミングのズレを現しており、これをwrstとして位
相変換に用いると、入力の位相の揺れに応じて出力の画
面全体が揺れることになる。
【0068】このタイミングのズレを吸収するのが減算
手段53〜減算手段58で構成される第2のフィードバ
ックフィルタ14C-2である。
【0069】減算手段53は第1のフィードバックフィ
ルタの入出力信号(ラッチ信号S41と加算信号S48)の
差分演算を行って得た減算信号S53を加算手段57と減
算手段55とに出力する。ラッチ手段54は加算信号S
57を1水平走査に一回の書込みリセットパルスwrst
1信号でラッチして得たラッチ信号S54を減算手段55
に出力する。
【0070】減算手段55は、ラッチ手段54のラッチ
信号S54と減算手段53の減算信号S53との差分演算を
行って得た減算信号S55を乗算手段56に出力する。乗
算手段56は、スキュー判定手段14Bからのフィルタ
係数信号S14Bによって設定されたフィルタ係数α(0
<α<1)を減算信号S55にを掛けて得た乗算信号S56
を加算手段57に出力する。但し、スキュー判定手段1
4Bでスキュー有りと判定した場合のフィルタ係数は0
(零)に設定される。
【0071】加算手段57は減算手段53の減算信号S
53と乗算手段56の乗算信号S56との加算演算を行って
加算信号S57をラッチ手段54と減算手段58とに出力
する。加算手段57の加算信号S57は、減算手段53で
求めた第1のフィードバックフィルタ14C-1の入出力
偏差(減算信号S53)に対しフィードバックフィルタを
かけて平均化したものである。
【0072】減算手段58は、第1のフィードバックフ
ィルタ14C-1の出力である加算信号S48から第2のフ
ィードバックフィルタ14C-2の出力である加算信号S
57を減算してタイミング偏差を吸収した減算信号S58を
書込みリセットパルス補正手段(wrstクロック差補
正)49と減算手段52とに出力する。
【0073】減算手段58の出力は、そのうち1クロッ
ク以内のリサンプル係数Kに相当する下位ビットはその
まま出力され、それより上位のビットは、入力との差を
書込みリセットパルス補正手段49においてタイミング
差に補正して新たな補正書込みリセットパルスwrst
として出力する。
【0074】減算手段52は、定数1設定手段51から
の定数1から加算手段48の1以下の下位5ビットのリ
サンプル係数Kの減算を行なって得たリサンプル係数
(1−K)を出力する。
【0075】このように、フィードバック・フィルタ手
段14Cは、減算手段40、ラッチ手段41、計数手段
(10bitカウンタ)42、ラッチ手段43、加算手
段44、ラッチ手段45、減算手段46、乗算手段4
7、加算手段48、書込みリセットパルス補正手段(w
rstクロック差補正)49、定数1設定手段51、減
算手段52とを備えるので、リサンプル係数K1に対し
て1クロック以上の位相差の分を補正したフィードバッ
クフィルタがかかり、リサンプル係数K1を検出すると
きに混入したノイズの影響を軽減することができる。
【0076】また、フィードバック・フィルタ手段14
Cは、平均画素数演算手段14Dからの1水平走査期間
当りの平均画素数を演算して得た平均画素信号S14Dを
フィードバック・フィルタ手段14Cの入出力差の演算
に用いることにより、入出力の偏差を小さく押さえるこ
とができる。
【0077】図9は本発明に係るサンプリング位相変換
装置のリサンプル手段の要部ブロック構成図である。図
9において、リサンプル手段4は、バッファ記憶手段6
0、アンドゲート61、1クロック遅延手段62、記憶
手段69、リサンプル値補正手段72を備える。リサン
プル値補正手段72は、乗算手段63,64,65,6
6と、加算手段67,68とを備える。
【0078】バッファ記憶手段60は、輝度信号Y3と
色信号C3とをカラーバーストロック・クロックCK(C)
で書込んで記憶し、リサンプル係数生成手段6までの演
算による遅延時間調整をしたタイミングパルス生成手段
8からのバッファ読み出しタイミングパルスP8(BR)で
アンドゲート61を開き、アンドゲート61を介したカ
ラーバーストロック・クロックCK(C)で輝度信号Y3と
色信号C3とを読み出す。
【0079】1クロック遅延手段62はバッファ記憶手
段60からの輝度信号Y60と色信号C60とをカラーバー
ストロック・クロックCK(C)の1クロック分遅延させ
る。
【0080】リサンプル値補正手段72の乗算手段63
は、リサンプル係数生成手段6で生成したリサンプル係
数(K)と輝度信号Y60との乗算演算を行って補正輝度
信号Y63(K×Y60)を出力する。リサンプル値補正手
段72の乗算手段64は、リサンプル係数生成手段6で
生成したリサンプル係数(K)と色信号C60との乗算演
算を行って補正色信号C64(K×C60)を出力す
る。
【0081】リサンプル値補正手段72の乗算手段66
は、リサンプル係数(1−K)と1クロック遅延手段6
2からの輝度信号Y62との乗算演算を行って補正輝度信
号Y66{(1−K)×Y62}を出力する。リサンプル値
補正手段72の乗算手段65は、リサンプル係数(1−
K)と1クロック遅延手段62からの色信号C62との乗
算演算を行って補正色信号C65{(1−K)×C62}を
出力する。
【0082】リサンプル値補正手段72の加算手段68
は、補正輝度信号Y63と補正輝度信号Y66との加算演算
を行って補正輝度信号Y68(Y63+Y66)を出力する。
リサンプル値補正手段72の加算手段67は、補正色信
号C64と補正色信号C65との加算演算を行って補正色信
号C67(C64+C65)を出力する。
【0083】記憶手段69は、補正書込みリセットパル
スwrstのタイミングからカラーバーストロック・ク
ロックCK(C)で補正色信号C67と補正輝度信号Y68と
を書込んで記憶し、読出しリセットパルスrrstP8
(R)のタイミングからラインロック・クロックCK(H)
で、記憶された補正輝度信号Y68と補正色信号C67とを
読み出すことによって周波数インターリービングが復元
されたディジタルの輝度信号Yと色信号Cとを出力す
る。
【0084】このように、リサンプル手段4は、バッフ
ァ記憶手段60、アンドゲート61、1クロック遅延手
段62、記憶手段69、リサンプル値補正手段72とを
備えたので、非標準の複合映像信号を輝度信号成分と搬
送色信号成分との周波数インターリービングを復元した
ディジタルの輝度信号Yと色信号Cを得ることができ
る。
【0085】なお、上記実施形態は本発明の一実施例で
あり、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。
【0086】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。本発明に係るサンプリング位相変換装置は、水平
同期信号に基づいてタイミングパルスを生成するタイミ
ングパルス生成手段と、フライバックパルスにロックし
たラインロック・クロックを発生するラインロック・ク
ロック発生手段と、タイミングパルス生成手段からのタ
イミングパルスとY−C分離手段からの輝度信号と同期
分離手段からの水平同期信号および垂直同期信号とに基
づいてリサンプル係数を生成するリサンプル係数生成手
段と、リサンプル係数生成手段からのリサンプル係数と
カラーバーストロック・クロック発生手段からのカラー
バーストロック・クロックとラインロック・クロック発
生手段からのラインロック・クロックとに基づいてディ
ジタル複合映像信号のリサンプリングを行うリサンプル
手段とを設け、リサンプル係数生成手段は、タイミング
パルス生成手段からのタイミングパルスとY−C分離手
段からの輝度信号とに基づいて中間リサンプル係数を演
算する係数逐次演算手段と、同期分離手段からの水平同
期信号および垂直同期信号に基づいて、1水平走査期間
当りの平均画素数を演算する平均画素演算手段と、1水
平走査期間当りの画素数を計数する計数手段を有し、こ
の計数手段の計数値が所定の範囲以内であれば所定のフ
ィルタ係数を出力し、また、計数値が所定の範囲を超れ
ば零のフィルタ係数を出力するスキュー判定手段と、中
間リサンプル係数の補正を平均画素数とフィルタ係数と
に基づいて行なう第1のフィードバック・フィルタ手段
と第2のフィードバック・フィルタ手段とでなるフィー
ドバック・フィルタ手段と、からなるリサンプル係数演
算手段を有してリサンプル係数を生成するので、下記の
効果を有する。生成したリサンプル係数に対して前水平
走査期間からのドット数の変化分を相殺する構造のフィ
ードバックフィルタを2重にかけることにより、入力信
号のクロック周波数のズレに対してもフィードバックフ
ィルタの入出力間でのタイミングのオフセットを小さく
して、水平エッジ検出時のノイズの影響を効果的に抑圧
して輝度信号から的確で、安定した時間軸の基準となる
水平同期信号のタイミングを得ることができる。また、
スキュー等の突発的な乱れに対してもそれが生じた水平
走査期間に対する第1のフィードバック・フィルタ手段
と第2のフィードバック・フィルタ手段のフィルタ係数
を0(零)にしてスキュー等の影響を除去することがで
き、水平同期信号検出のゲートからはずれたところに同
期信号がきた場合でも、メモリがリセットされずに入出
力間のディレーが保持されるだけで画像の破綻を防止す
ることができる。また、入出力間の1水平走査期間あた
りのデータ数の差はメモリの書込み、読出しの数により
調整されるので入出力間でのデータの時間差の増大を防
止することができるので、小規模なディジタル回路で輝
度信号成分と搬送色信号成分との周波数インターリービ
ング関係を復元し、搬送色信号による妨害のより少ない
画像が得られ、性能の良い、経済的なサンプリング位相
変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンプリング位相変換装置の全体
ブロック構成図
【図2】本発明に係るリサンプル係数生成手段の要部ブ
ロック構成図
【図3】水平同期信号のフロントエッジ部におけるリサ
ンプル係数生成手段の説明図
【図4】本発明に係る係数逐次演算手段の要部ブロック
構成図
【図5】本発明に係るスキュー判定手段の要部ブロック
構成図
【図6】本発明に係るリサンプル係数演算手段の平均画
素数演算手段の要部ブロック構成図
【図7】本発明に係るリサンプル係数演算手段の下位ビ
ット補正手段の動作説明図
【図8】本発明に係るフィードバック・フィルタ手段の
要部ブロック構成図
【図9】本発明に係るリサンプル手段の要部ブロック構
成図
【符号の説明】
1…サンプリング位相変換装置、2…A/D変換手段、
3…YーC分離手段、4…リサンプル手段、5…カラー
バーストロック・クロック発生手段、6…リサンプル係
数生成手段、7…同期分離手段、8…タイミングパルス
生成手段、9…ラインロック・クロック発生手段、10
…フロントエッジ抜取り手段、11…ペデスタル・レベ
ル演算手段、12…シンクチップ・レベル演算手段、1
3…閾値演算手段、14…リサンプル係数演算手段、1
4A…係数逐次演算手段、14B…スキュー判定手段、
14C…フィードバック・フィルタ手段、14C-1…第
1のフィードバック・フィルタ手段、14C-2…第2の
フィードバック・フィルタ手段、14D…平均画素数演
算手段、21,28,29,60…遅延手段(T)、2
2,23,31…比較手段(CMP)、24…ANDゲ
ート、25…計数手段(4CKカウンタ)、26,2
7,32,33…選択手段、30,44,48,57,
77,78…加算手段、手段34…フリップ・フロッ
プ、35…シリアル/パラレル変換手段(S/P CO
NV)、40,46,52,53,55,58…減算手
段、41,43,45,54,63…ラッチ手段、42
…計数手段(10bitカウンタ)、47,56…乗算
手段、49…書込みリセットパルス補正手段(wrst
クロック差補正)、51…定数1設定手段、61…12
8H計数手段、62…計数手段、64…除算手段、65
…下位ビット補正手段、70…バッファ記憶手段、71
…アンドゲート、72…1クロック遅延手段、73,7
4,75,76…乗算手段、79…記憶手段、90…計
数手段、91…計数手段、92…タイミング発生手段、
93…ラッチ手段、94…ラッチ手段、95…AND手
段、96…フィルタ係数設定手段、C,C3…色信号、
C70,C72…色信号、C74,C75,C77…補正色信号、
CK(C)…カラーバーストロック・クロック、CK(H)…
ラインロック・クロック、K,K1,(1−K),(1
−K1)…リサンプル係数、P7(C)…カラーバースト信
号、P7(H)…水平同期信号、P7(V)…垂直同期信号、P
8…タイミングパルス、P8(E)…フロントエッジタイミ
ングパルス、P8(P)…フロントポーチタイミングパル
ス、P8(R)…読み出しタイミングパルス、PX1〜PX12
…標本値、rrst…読出しリセットパルス、S2…デ
ィジタル複合映像信号、S10…フロントエッジ信号、S
11…平均ペデスタル・レベル信号、S12…平均シンクチ
ップ・レベル信号、S13…閾値信号、S14D…平均画素
信号、S90…キャリー、S91…計数信号、S92…タイミ
ング信号、S93…判定信号、S94…判定信号、S95…ス
キュー判定信号、S14B…フィルタ係数信号、Y,Y3,
Y70,Y72…輝度信号、Y73,Y76,Y78…補正輝度信
号、Vs…アナログ複合映像信号、wrst…補正書込
みリセットパルス、wrst1…書込みリセットパル
ス、フィルタ係数…α。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号成分と搬送色信号成分とが周波
    数インターリービング関係にない非標準のアナログ複合
    映像信号から水平同期信号、垂直同期信号およびカラー
    バースト信号を分離する同期分離手段と、前記カラーバ
    ースト信号にロックして前記アナログ複合映像信号をサ
    ンプリングするカラーバーストロック・クロックを発生
    するカラーバーストロック・クロック発生手段と、前記
    カラーバーストロック・クロックで非標準の前記アナロ
    グ複合映像信号をサンプリングしてディジタル複合映像
    信号に変換するA/D変換手段と、前記ディジタル複合
    映像信号から輝度信号と色信号を分離するY−C分離手
    段とを備え、前記輝度信号と前記色信号とをリサンプル
    係数に基づいてリサンプリングして周波数インターリー
    ビング関係を復元した輝度信号と色信号との生成を行う
    サンプリング位相変換装置において、 前記水平同期信号に基づいてタイミングパルスを生成す
    るタイミングパルス生成手段と、 フライバックパルスにロックしたラインロック・クロッ
    クを発生するラインロック・クロック発生手段と、 前記タイミングパルス生成手段からのタイミングパルス
    と前記Y−C分離手段からの輝度信号と前記同期分離手
    段からの水平同期信号および垂直同期信号とに基づいて
    リサンプル係数を生成するリサンプル係数生成手段と、 前記リサンプル係数生成手段からのリサンプル係数と前
    記カラーバーストロック・クロック発生手段からのカラ
    ーバーストロック・クロックと前記ラインロック・クロ
    ック発生手段からのラインロック・クロックとに基づい
    て前記ディジタル複合映像信号のリサンプリングを行う
    リサンプル手段とを設け、 前記リサンプル係数生成手段は、 前記タイミングパルス生成手段からのタイミングパルス
    と前記Y−C分離手段からの前記輝度信号とに基づいて
    中間リサンプル係数を演算する係数逐次演算手段と、 前記同期分離手段からの水平同期信号および垂直同期信
    号に基づいて、1水平走査期間当りの平均画素数を演算
    する平均画素演算手段と、 1水平走査期間当りの画素数を計数する計数手段を有
    し、この計数手段の計数値が所定の範囲以内であれば所
    定のフィルタ係数を出力し、また、前記計数値が所定の
    範囲を超れば零のフィルタ係数を出力するスキュー判定
    手段と、 前記中間リサンプル係数の補正を前記平均画素数と、前
    記フィルタ係数とに基づいて行なう第1のフィードバッ
    ク・フィルタ手段と第2のフィードバック・フィルタ手
    段とでなるフィードバック・フィルタ手段と、からなる
    リサンプル係数演算手段を有して前記リサンプル係数を
    生成することを特徴とするサンプリング位相変換装置。
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