JPH10144879A - ワード線ドライバ回路及び半導体記憶装置 - Google Patents

ワード線ドライバ回路及び半導体記憶装置

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JPH10144879A
JPH10144879A JP8294031A JP29403196A JPH10144879A JP H10144879 A JPH10144879 A JP H10144879A JP 8294031 A JP8294031 A JP 8294031A JP 29403196 A JP29403196 A JP 29403196A JP H10144879 A JPH10144879 A JP H10144879A
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JP
Japan
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voltage
cmos inverter
mos transistor
circuit
power supply
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JP8294031A
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English (en)
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Hironobu Akita
浩伸 秋田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
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    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells
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Abstract

(57)【要約】 【課題】素子数を削減することができ、デコーダピッチ
へのレイアウトが容易であり、かつ製造価格の低減化を
図る。 【解決手段】内部ロジック電源電圧の振幅を持つロウデ
コード信号がゲートに供給され、ソース、ドレイン間の
電流通路の一端が電源電圧VWLh が供給されるノードに
接続され、ソース、ドレイン間の電流通路の他端がワー
ド線WLに接続されたPチャネル型MOSトランジスタ
21と、上記入力信号がゲートに供給され、ソース、ド
レイン間の電流通路の一端が負の値を有する電源電圧V
WLl が供給されるノードに接続され、ソース、ドレイン
間の電流通路の他端がワード線WLに接続されたNチャ
ネル型MOSトランジスタ22とからなるCMOSイン
バータ23を具備し、このCMOSインバータ23の回
路閾値が、内部ロジック電源電圧で動作する他のCMO
Sインバータの回路閾値よりも高く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダイナミック型半
導体記憶装置に係り、特にワード線を駆動するワード線
ドライバ回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック型半導体記憶装置(DRA
M)のメモリセルでは、NチャネルのMOSトランジス
タを用いたトランスファゲートを介して、ビット線電圧
をメモリキャパシタに書き込むようにしている。この書
き込みの際に、ビット線における高レベル電圧がトラン
スファゲートの閾値電圧分だけ低下してメモリキャパシ
タに書き込まれるのを避けるため、トランスファゲート
を駆動する信号電圧を昇圧して、電源電圧よりも高くし
ている。このトランスファゲートのゲート電極はワード
線に接続されており、このワード線の高レベル電圧は、
(ビット線電圧の高レベル電圧)+(NチャネルMOS
トランジスタの閾値電圧)+(プロセスのばらつきに対
するマージン)に相当する値を持つ昇圧電圧VPPに設定
されている(なお、この方式をワード線昇圧方式と称す
る)。
【0003】また、複数のワード線のうち、ロウデコー
ダにより選択されたものに対して上記の昇圧電圧VPPを
与え、非選択のワード線には低レベル電圧を与えるワー
ド線ドライバ回路は、上記昇圧電圧VPPが電源電圧とし
て供給され、高レベルの入力信号として昇圧電圧VPPが
供給される。
【0004】図9は、上記ワード線昇圧方式のDRAM
におけるワード線ドライバ回路とセルアレイ部の配置状
態を示すパターン図であり、図10は図9中のワード線
ドライバ回路部分の等価回路図である。図9、10にお
いて、71はpウエル領域(p−well)、72はn
ウエル領域(n−well)、73はpウエル領域であ
り、これらの各ウエル領域中にワード線ドライバ回路を
構成するNチャネル型のMOSトランジスタ81のソー
ス、ドレイン、Pチャネル型のMOSトランジスタ82
のソース、ドレイン及びNチャネル型のMOSトランジ
スタ83のソース、ドレインを構成するn型拡散層7
4、p型拡散層75、n型拡散層76が形成されてい
る。また、77はロウデコーダからの出力が供給される
ゲート配線、78は多結晶シリコンからなるワード線
(WL)である。また、nウエル領域79に形成された
pウエル領域80内にはメモリセル内のトランスファゲ
ート(図示せず)が形成される。なお、図9中、BL、
/BLは図示しないメモリセルが接続されるビット線対
であり、SAはメモリセルからの読み出し電圧を増幅し
てデータセンスを行うセンスアンプである。
【0005】図10に示されるワード線ドライバ回路に
おいて、P、Nチャネル型のMOSトランジスタ81、
82の各ゲートには、選択時に昇圧電圧VPPとなるロウ
デコーダからのデコード出力信号が供給される。また、
Pチャネル型のMOSトランジスタ82のソースには、
選択時に昇圧電圧VPPとなる信号WDLVが供給され
る。Nチャネル型のMOSトランジスタ83のゲートに
は上記信号WDLVとは逆の論理レベルを持ち、高レベ
ル電圧が上記昇圧電圧VPPよりも低い通常の電源電圧V
DDの信号/WDLVが供給される。
【0006】このような構成のワード線ドライバ回路で
は、信号WDLVが昇圧電圧VPPになっている選択時、
ロウデコーダからのデコード出力信号が接地電圧VSSの
ときはPチャネル型のMOSトランジスタ82が導通
し、ワード線WLには昇圧電圧VPPが出力される。ま
た、選択時にロウデコーダからのデコード出力信号がV
PPのときはNチャネル型のMOSトランジスタ81が導
通し、ワード線WLには接地電圧VSSが出力される。一
方、ワード線ドライバ回路の非選択時には、信号/WD
LVがVDDとなり、Nチャネル型のMOSトランジスタ
83が導通して、ワード線WLは接地電圧VSSに保持さ
れる。
【0007】一方、アドレス信号をデコードし、そのデ
コード出力信号に基づいて上記ワード線ドライバ回路に
供給する信号を発生するデコーダとして、上記昇圧電圧
VPPで所定の回路ノードをプリチャージしておき、内部
回路電圧レベル(VDD、VSS)の入力信号の入力レベル
判定を行うダイナミック回路方式によるレベル変換回路
が用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の問題点として、 (1)ワード線に印加する電圧が昇圧電圧VPPであるた
めに、メモリキャパシタの記憶電荷が“0”レベルで、
ワード線が“1”レベルとなった時、トランスファゲー
トのゲート酸化膜に昇圧電圧が加わり、他のロジック用
トランジスタよりも酸化膜の信頼性が低下する。 (2)トランスファゲートのゲート酸化膜として、他の
ロジック用トランジスタと同程度の信頼性を得ようとす
ると、そのゲート酸化膜に加わる電界を同じにするため
に膜厚を厚くする必要があり、前記トランスファゲート
のコンダクタンスが低下する。このコンダクタンスの低
下は、DRAM全体の速度を低下させる要因となる。 (3)昇圧電圧でワード線等の負荷容量を充電すると、
内部電源電圧で充電する場合よりも多くの時間を要す
る。この充電時間の増加も、同様にDRAM全体の速度
を低下させる要因となる。
【0009】このような問題を回避する方法として、さ
らに従来では、例えば、IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE
CIRCUIT. VOL.30.NO.11 NOVEMBER 1995,pp1183-1188,Ta
datoYamagata et.AL.による「Low Voltage Circuit Des
ign Techniques for Battery-Operated and/or Giga-Sc
ale DRAM's 」等で開示されている負電圧駆動ワード線
方式が知られている。これはワード線の振幅を保持した
まま、低レベル側の電圧レベルを負電位にする、つまり
ワード線の振幅の低レベル側の電圧レベルを下げると共
に、トランスファゲートの閾値電圧を下げるものであ
る。
【0010】図11は、上記のワード線昇圧方式と負電
圧駆動ワード線方式の電圧関係をまとめて示したもので
ある。図11の(a)は前者のワード線昇圧方式の場合
であり、ワード線の高レベル電圧は昇圧電圧VPP(例え
ば4.5V)に、低レベル電圧は接地電圧VSS(0V)
にそれぞれ設定され、内部回路の高レベル電圧VDDは例
えば3.3Vに設定されている。なお、図中のVthはメ
モリセル内のトランスファゲートの閾値電圧である。
【0011】これに対し、図11の(b)は後者の負電
圧駆動ワード線方式の場合であり、ワード線の低レベル
電圧VWLl は接地電圧VSSよりも低い負の値(例えば−
0.6V)に設定されている。また、ワード線の高レベ
ル電圧VWLh は、前記昇圧電圧VPPよりも0.6Vだけ
低い3.9Vに設定されている。この方式では、メモリ
セル内のトランスファゲートの閾値電圧Vth′が、ワー
ド線昇圧方式のVthと比べて(VPP−VWLh )だけ下げ
られている。
【0012】負電圧駆動ワード線方式によれば、ワード
線の信号電圧が高レベルのときの、メモリセルキャパシ
タに対する書き込み電圧はVWLh −Vth′=VPP−Vth
となり、ワード線昇圧方式の場合と同様の書き込み電圧
にできる。また、ワード線の信号電圧が低レベルの時の
メモリセルキャパシタの電荷保持特性はVth′−VWLl
=Vth−VSSとなり、ワード線昇圧方式の場合と同様の
特性となる。
【0013】すなわち、負電圧駆動ワード線方式では、
書き込み特性及び電荷保持特性を損なうことなく、ワー
ド線の高レベル信号電圧を下げることができ、トランス
ファゲートのゲート酸化膜の信頼性の低下を防ぐことが
できる。
【0014】図12は、上記負電圧駆動ワード線方式の
DRAMで使用される従来のワード線ドライバ回路の一
例を示している。この回路は、閾値電圧が低い2個のM
OSトランジスタ91、92と、閾値電圧が0V近傍の
2個のMOSトランジスタ93、94と、通常の閾値電
圧を持つ2個のMOSトランジスタ95、96とで構成
されており、入力信号INとしてロウデコーダの出力が
与えられ、MOSトランジスタ94、95の共通接続ノ
ードの信号OUTが対応するワード線にワード線駆動信
号として供給される。
【0015】このような構成のワード線ドライバ回路で
は、VDDとVSSの間の振幅を持つロウデコーダからの出
力信号が、VWLh とVWLl の間の振幅を持つ信号にレベ
ル変換されてワード線に与えられる。
【0016】しかしながら、このワード線ドライバ回路
は6個のMOSトランジスタが必要であり、各ワード線
毎に6個のMOSトランジスタを配置する必要があるの
で、デコーダピッチへのレイアウトが困難となり、ドラ
イバ回路の占有面積の増大によるセル占有率の低下によ
り製造価格が高価になるという欠点がある。
【0017】また、ワード線ドライバ回路内のMOSト
ランジスタ93のゲート酸化膜にはVWLh −VWLl (=
VPP−VSS)の電圧が加わるために、このMOSトラン
ジスタの信頼性も問題になる。
【0018】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、従来に比べて素子数を
削減することができ、デコーダピッチへのレイアウトが
容易であり、かつ製造価格の低減化を図ることができる
ワード線ドライバ回路及び半導体記憶装置を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明のワード線ドラ
イバ回路は、第1の電圧とこれよりも低い第2の電圧と
の間の振幅を持つ入力信号がゲートに供給され、ソー
ス、ドレイン間の電流通路の一端が上記第1の電圧より
も高い第3の電圧が供給されるノードに接続され、ソー
ス、ドレイン間の電流通路の他端がワード線に接続され
たPチャネル型の第1のMOSトランジスタと、上記入
力信号がゲートに供給され、ソース、ドレイン間の電流
通路の一端が上記第2の電圧よりも低くかつ負の値を有
する第4の電圧が供給されるノードに接続され、ソー
ス、ドレイン間の電流通路の他端が上記ワード線に接続
されたNチャネル型の第2のMOSトランジスタとから
なるCMOSインバータを具備し、上記CMOSインバ
ータの回路閾値が、上記第1の電圧と第2の電圧を電源
電圧として動作する他のCMOSインバータの回路閾値
よりも高く設定されていることを特徴とする。
【0020】この発明のワード線ドライバ回路は、第1
導電型の半導体基板と、上記半導体基板内に互いに分離
して設けられた第2導電型の第1、第2のウエル領域及
び第1導電型の第3のウエル領域と、上記半導体基板に
設けられた第2導電型の分離用領域と、上記分離用領域
内に設けられた第1導電型の第4のウエル領域と、アド
レス信号をデコードして第1の電圧とこれよりも低い第
2の電圧との間の振幅を持つ信号を出力するデコード回
路と、上記第1のウエル領域に形成されたPチャネル型
の第1のMOSトランジスタと、上記第3のウエル領域
に形成され、上記第1のMOSトランジスタと共に第1
のCMOSインバータを構成するNチャネル型の第2の
MOSトランジスタと、上記第2のウエル領域に形成さ
れ、上記デコード回路の出力信号がゲートに供給され、
ソース、ドレイン間の電流通路の一端が上記第1の電圧
よりも高い第3の電圧が供給されるノードに接続され、
ソース、ドレイン間の電流通路の他端がワード線に接続
されたPチャネル型の第3のMOSトランジスタと、上
記第4のウエル領域に形成され、上記入力信号がゲート
に供給され、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が上
記第2の電圧よりも低くかつ負の値を有する第4の電圧
が供給されるノードに接続され、ソース、ドレイン間の
電流通路の他端が上記ワード線に接続され、上記第3の
MOSトランジスタと共に第2のCMOSインバータを
構成するNチャネル型の第4のMOSトランジスタと、
第1のバイアス電圧を発生し、上記第2のウエル領域に
供給する第1のバイアス電圧発生回路と、第2のバイア
ス電圧を発生し、上記第4のウエル領域に供給する第2
のバイアス電圧発生回路とを具備し、上記第1及び第2
のバイアス電圧発生回路は、上記第2のCMOSインバ
ータの回路閾値が上記第1のCMOSインバータの回路
閾値よりも高くなるように上記第1及び第2のバイアス
電圧を発生することを特徴とする。
【0021】この発明のワード線ドライバ回路は、第1
の電圧が供給される第1の電源配線と、上記第1の電圧
よりも高い第2の電圧が供給される第2の電源配線と、
上記第1の電圧よりも低い第3の電圧が供給される第3
の電源配線と、上記第3の電圧よりも低くかつ負の値を
有する第4の電圧が供給される第4の電源配線と、上記
第1の電圧と上記第3の電圧との間の振幅を持つ入力信
号がゲートに供給され、ドレインがワード線に接続され
かつバックゲートが上記第2の電源配線に接続されたP
チャネル型の第1のMOSトランジスタと、上記入力信
号がゲートに供給され、ドレインが上記ワード線に接続
されかつバックゲートが上記第4の電源配線に接続され
たNチャネル型の第2のMOSトランジスタと、アドレ
ス信号に応じて、上記第1のMOSトランジスタのソー
スを上記第1、第2の電源配線のいずれか一方に切替接
続制御する第1のスイッチ回路と、上記アドレス信号に
応じて、上記第2のMOSトランジスタのソースを上記
第3、第4の電源配線のいずれか一方に切替接続制御す
る第2のスイッチ回路とを具備したことを特徴とする。
【0022】この発明の半導体記憶装置は、アドレス信
号をデコードして第1の電圧とこれよりも低い第2の電
圧との間の振幅を持つ信号を出力するデコード回路と、
上記デコード回路からの出力信号がゲートに供給され、
ソース、ドレイン間の電流通路の一端が上記第1の電圧
よりも高い第3の電圧が供給されるノードに接続され、
ソース、ドレイン間の電流通路の他端がワード線に接続
されたPチャネル型の第1のMOSトランジスタと、上
記デコード回路からの出力信号がゲートに供給され、ソ
ース、ドレイン間の電流通路の一端が上記第2の電圧よ
りも低くかつ負の値を有する第4の電圧が供給されるノ
ードに接続され、ソース、ドレイン間の電流通路の他端
が上記ワード線に接続されたNチャネル型の第2のMO
SトランジスタとからなるCMOSインバータを有する
ワード線ドライバ回路と、トランスファゲートとメモリ
キャパシタとからなり、上記ワード線の信号に基づいて
トランスファゲートが導通制御されるメモリセルとを具
備し、上記ワード線ドライバ回路のCMOSインバータ
の回路閾値が、上記第1の電圧と第2の電圧を電源電圧
として動作する他のCMOSインバータの回路閾値より
も高く設定されていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
実施の形態により説明する。図1はこの発明の第1の実
施の形態によるダイナミック型半導体記憶装置(DRA
M)の一部の構成を示す回路図である。
【0024】セルアレイ10内には、NチャネルのMO
Sトランジスタを用いたトランスファゲート11とメモ
リキャパシタ12とから構成されたメモリセル13が多
数設けられている(図では1個のみ図示している)。上
記メモリセル13内のトランスファゲート11のドレイ
ンは複数対のビット線BL、/BL(図では1対のみ図
示している)のいずれか一対でかついずれか一方のビッ
ト線に接続され、ソースはメモリキャパシタ12の一端
に接続されている。上記メモリキャパシタ12の他端は
所定の電圧のノード、例えば接地電圧のノードに接続さ
れている。さらに、上記トランスファゲート11のゲー
ト電極は複数のワード線WLのうちのいずれか一つに接
続されている。また、上記各ビット線対にはそれぞれ、
メモリセルからの読み出し信号を増幅してデータセンス
を行うセンスアンプ14が接続されている。
【0025】ロウデコーダ15は、入力されるロウアド
レス信号に応じて上記複数のワード線WLの中から1つ
を選択して駆動するものであり、その複数のデコード信
号出力端と上記複数のワード線WLとの間にはドライバ
回路(ワード線ドライバ回路)16がそれぞれ設けられ
ている。
【0026】図2は、図1におけるドライバ回路16の
詳細な回路構成をメモリセル13と共に示している。上
記ドライバ回路16は、ソース及びバックゲートが電源
電圧VWLh のノードに接続され、ドレインが対応するワ
ード線WLに接続されたPチャネル型MOSトランジス
タ21と、ソース及びバックゲートが電源電圧VWLlの
ノードに接続され、ドレインが対応するワード線WLに
接続されたNチャネル型MOSトランジスタ22とから
なるCMOSインバータ23で構成されている。そし
て、上記MOSトランジスタ21、22のゲートは共通
に接続され、このゲート共通接続点には前記ロウデコー
ダ15の対応するデコード信号出力端から出力されるロ
ウデコード信号が入力される。
【0027】ここで、上記両MOSトランジスタ21、
22のゲートに入力されるロウデコード信号の高レベル
電圧の値は内部ロジック回路の電源電圧VDD(例えば
3.3V)に設定され、低レベル電圧の値は内部ロジッ
ク回路の接地電圧VSS(例えば0V)に設定されてい
る。さらに上記電源電圧VWLh の値は、前記図11に示
されるように、VDDよりは高く、昇圧電圧VPPよりは低
い例えば3.9Vに設定され、上記電源電圧VWLl の値
は、同様に、VSSよりも低い負の値である例えば−0.
6Vに設定されている。また、メモリセル13内のトラ
ンスファゲート11を構成するMOSトランジスタの閾
値電圧は、負電圧駆動ワード線方式の場合と同様に低い
値に設定されている。
【0028】さらに、ドライバ回路16内のCMOSイ
ンバータ23の回路閾値電圧は、このCMOSインバー
タ23以外でVDDとVSSの電圧を電源電圧として動作す
るCMOSインバータの回路閾値電圧よりも高くなるよ
うに設定されている。
【0029】このような構成のDRAMにおいて、ロウ
デコーダ15にロウアドレス信号が入力されることによ
り、複数のワード線WLの中から1つが選択され、この
選択されたワード線に対応したロウデコーダ15のデコ
ード信号出力端のみからVDDの値を持つ信号が出力さ
れ、残りの非選択のワード線に対応したデコード信号出
力端からはそれぞれVSSの値を持つ信号が出力される。
【0030】そして、図2中のドライバ回路16内のC
MOSインバータ23に、VDDの値を持つデコード信号
が入力されたとする。このとき、入力信号が高レベルで
あるために、CMOSインバータ23ではNチャネル型
MOSトランジスタ22が導通し、ドライバ回路16か
ら低レベルの電圧VWLl が対応するワード線WLに出力
される。このとき、CMOSインバータ23内のPチャ
ネル型MOSトランジスタ21のゲートとソースとの間
に加わる電圧は(VWLh −VDD)=3.9V−3.3V
=0.6Vであり、Nチャネル型MOSトランジスタ2
2のゲートとソースとの間に加わる電圧は(VDD−VWL
l )=3.3V−(−0.6V)=3.9Vとなり、前
記昇圧電圧VPP(4.5V)を用いた負電圧駆動ワード
線方式の場合の4.5Vと比べてそれぞれ十分に低くす
ることができる。
【0031】他方、VSSの値を持つデコード信号がドラ
イバ回路16内のCMOSインバータ23に入力された
場合、入力信号が低レベルであるために、Pチャネル型
MOSトランジスタ21が導通し、ドライバ回路16か
らは高レベルの電圧VWLh が対応するワード線WLに出
力される。このとき、CMOSインバータ23内のPチ
ャネル型MOSトランジスタ21のゲートとソースとの
間に加わる電圧は(VWLh −Vss)=3.9V−0V=
3.9Vとなり、Nチャネル型MOSトランジスタ22
のゲートとソースとの間に加わる電圧は(Vss−VWLl
)=0V−(−0.6V)=0.6Vとなり、この場
合にも前記昇圧電圧VPPを用いた負電圧駆動ワード線方
式の場合の4.5Vと比べてそれぞれ十分に低くするこ
とができる。この結果、ドライバ回路16を構成する両
MOSトランジスタ21、22では、ゲート酸化膜の膜
厚を特別に厚くせずとも信頼性を十分に確保することが
できる。
【0032】図3は、上記第1の実施の形態におけるド
ライバ回路16とセルアレイの配置状態を示すパターン
図である。図3において、31、32はそれぞれnウエ
ル領域(n−well)、33、34は上記一方のnウ
エル領域32中に形成されたpウエル領域(p−wel
l)であり、nウエル領域31中には図2中のPチャネ
ル型MOSトランジスタ21のソース、ドレインを構成
するp型拡散層35が、pウエル領域34中に図2中の
Nチャネル型MOSトランジスタ22のソース、ドレイ
ンを構成するn型拡散層36がそれぞれ形成されてい
る。また、pウエル領域33中には、前記メモリセル内
のトランスファゲート用のNチャネル型MOSトランジ
スタのソース、ドレインを構成するn型拡散層(図示せ
ず)等が形成されている。また、37は前記ロウデコー
ダからの出力が供給されるゲート配線、38は多結晶シ
リコンからなるワード線(WL)である。なお、この例
では、Pチャネル型MOSトランジスタ21のバックゲ
ートがソースに接続されているので、図3中のnウエル
領域31には電圧VWLh が基板バイアス電圧として供給
されており、Nチャネル型MOSトランジスタ22のバ
ックゲートもそのソースに接続されているので、図3中
のpウエル領域34には電圧VWLl が基板バイアス電圧
として供給されている。
【0033】上記のようにドライバ回路16では、電源
電圧VWLh の値はVDDよりは高く、昇圧電圧VPPよりは
低い値に設定され、電源電圧VWLl の値はVSSよりも低
い負の値に設定されており、Pチャネル型MOSトラン
ジスタ21のゲートとソースとの間に加わる電圧は(V
WLh −VDD)であり、Nチャネル型MOSトランジスタ
22のゲートとソースとの間に加わる電圧は(VDD−V
WLl )となり、昇圧電圧VPPを用いた負電圧駆動ワード
線方式の場合と比べてそれぞれ十分に低くすることがで
きるので、ドライバ回路16は2個のMOSトランジス
タで構成することができる。このため、デコーダピッチ
へのレイアウトが容易となる。さらに、ドライバ回路の
占有面積を大きくする必要がないのでセル占有率を上昇
させることができ、製造価格も安価となる。
【0034】図4はMOSトランジスタのゲート酸化膜
に加わるストレス電界εs (MV/cm)と、累積不良
率F(%)が所定値(ここでは10%と50%との2種
類)に達するまでの時間lnt(h)つまり耐久時間との
関係の一例を示している。図4から明らかなように、耐
久時間は指数的に変化するため、ストレス電界εs が1
0%程度小さくなると、時間tは100〜10000倍
向上する。
【0035】この結果、ドライバ回路16を構成する2
個のMOSトランジスタ21、22のゲート酸化膜に加
わる電界を下げることにより、それぞれのゲート酸化膜
の膜厚を厚くしなくても信頼性は十分に確保することが
でき、ゲート酸化膜をある程度(通常、DRAMに用い
られるMOSトランジスタのゲート酸化膜の膜厚の10
nm程度)薄くすることができる。これにより、両MO
Sトランジスタ21、22のコンダクタンスを上げるこ
とができ、ワード線の充放電時間を短くすることができ
て、DRAM全体の速度を向上させることができる。
【0036】例えば、上記のようにゲート酸化膜に加わ
る電圧が、負電圧駆動ワード線方式の場合の4.5Vか
ら3.9Vに約13%緩和されると、ゲート酸化膜厚を
13%薄くすることができ、MOSトランジスタのコン
ダクタンスを13%上げることができる。
【0037】ところで、一般にCMOSインバータで
は、入力信号が高レベルのときにPチャネル型MOSト
ランジスタのソース電圧と入力信号の高レベル電圧との
差がPチャネル型MOSトランジスタの閾値電圧の絶対
値(Pチャネル型MOSトランジスタの閾値電圧は負の
値を有する)よりも十分に低く、かつ入力信号が低レベ
ルのときはNチャネル型MOSトランジスタのソース電
圧と入力信号の低レベル電圧との差がNチャネル型MO
Sトランジスタの閾値電圧よりも十分に低くないと、そ
れぞれ非導通状態となるべき両チャネル型のMOSトラ
ンジスタが十分な非導通状態とはならず、電源電圧間に
貫通電流が流れて消費電流が増大することが知られてい
る。
【0038】ところが、上記図2に示したドライバ回路
16では、CMOSインバータ23の回路閾値電圧が、
VDDとVSSの電圧を電源電圧として動作する他のCMO
Sインバータの回路閾値電圧よりも高くなるように設定
されている。
【0039】図5は上記ドライバ回路16内のCMOS
インバータ23の入出力電圧特性と消費電流特性を示し
ている。図中、Vin及びVout はCMOSインバータ2
3の入出力電圧であり、Iは消費電流である。
【0040】この実施の形態では、CMOSインバータ
23内のPチャネル型MOSトランジスタ21の閾値電
圧の絶対値|VthP |とNチャネル型MOSトランジス
タ22の閾値電圧VthN とを共に高く設定することによ
って、CMOSインバータ23の回路閾値電圧が高くな
るようにしている。このように、両MOSトランジスタ
21、22の閾値電圧(もしくはその絶対値)を高くし
て、CMOSインバータ23の回路閾値電圧を高く設定
したことにより、図5中において前記の貫通電流による
消費電流Iが生じる期間Tを短くことができる。これに
より、通常の回路閾値電圧を有するCMOSインバータ
をドライバ回路16に使用した場合と比べて消費電流を
削減することができる。
【0041】上記CMOSインバータ23の回路閾値電
圧を高くするためには、CMOSインバータ23内の
P、N両チャネル型のMOSトランジスタ21、22自
体の閾値電圧もしくはその絶対値を共に高くする、ある
いはいずれか一方のみを高くすればよい。そして、個々
のMOSトランジスタの閾値電圧もしくはその絶対値を
高くする方法としては次のようなものがあり、これらの
各方法を単独に用いるかあるいは適宜組み合わせて用い
てもよい。 (1)MOSトランジスタ21、22のチャネル領域に
おける不純物濃度を、VDDとVSSの電圧を電源電圧とし
て動作するCMOSインバータを構成するP、N両チャ
ネル型のMOSトランジスタのチャネル領域における不
純物濃度よりも高く設定する。
【0042】通常、DRAMに用いられるMOSトラン
ジスタのチャネル領域の不純物濃度は1016(cm-3
のオーダーであるが、ゲート酸化膜の膜厚が例えば10
nmのMOSトランジスタにおいて、チャネル領域の不
純物濃度をこれよりも1桁上げると、閾値電圧は約0.
5V〜1V上昇する。従って、この方法では、P、N両
チャネル型のMOSトランジスタの閾値電圧を変えるこ
とができる。 (2)通常、Nチャネル型MOSトランジスタのゲート
材料としてn型の不純物を含む多結晶シリコンが用いら
れているが、Nチャネル型MOSトランジスタ22のゲ
ート材料としてp型の不純物を含む多結晶シリコンを用
いる。
【0043】例えばゲート酸化膜の膜厚が10nmのN
チャネル型MOSトランジスタで、ゲート材料をn型の
不純物を含む多結晶シリコンからp型の不純物を含む多
結晶シリコンに変えることにより、閾値電圧は0.5V
程度上昇する。従って、この方法はNチャネル型MOS
トランジスタの閾値電圧を高くする場合のみに用いられ
る。 (3)MOSトランジスタ21、22のバックゲートに
供給されるバイアス電圧の値を、VDDとVSSの電圧を電
源電圧として動作するCMOSインバータを構成するM
OSトランジスタのバックゲートに供給されるバイアス
電圧の値と変える。具体的には、Pチャネル型MOSト
ランジスタ21のバックゲートに供給されるバイアス電
圧の値を、VDDとVSSの電圧を電源電圧として動作する
CMOSインバータを構成するPチャネル型MOSトラ
ンジスタのバックゲートに供給されるバイアス電圧の値
よりも高くし、かつNチャネル型MOSトランジスタ2
2のバックゲートに供給されるバイアス電圧の値を、V
DDとVSSの電圧を電源電圧として動作するCMOSイン
バータを構成するNチャネル型MOSトランジスタのバ
ックゲートに供給されるバイアス電圧の値よりも低く設
定することにより、MOSトランジスタ21、22それ
ぞれの閾値電圧を高くする。従って、この方法ではどち
らか一方のバイアス電圧の値のみを変えることにより、
P、Nいずれか一方のチャネル型のMOSトランジスタ
の閾値電圧を変えることができる。
【0044】図6は、ゲート酸化膜の膜厚が例えば53
nmのMOSトランジスタのバックゲートに供給される
基板バイアス電圧VBSをパラメータとした時の、ゲート
電圧VG とサブスショルド電流ID との関係の一例を示
す特性図である。図中、最も小さな値のサブスショルド
電流が流れるときのゲート電圧VG が閾値電圧に対応し
ており、例えば、VBSを0Vから1Vに上昇させること
で、VG は約0.5V上昇している。通常、DRAMに
用いられるMOSトランジスタのゲート酸化膜の膜厚は
10nm程度なので、バックゲートバイアス電圧に対す
る閾値電圧の変化のしかたは図6の場合の1/5程度の
0.1Vとなる。
【0045】次にこの発明の第2の実施の形態を説明す
る。図7はこの発明に係る半導体記憶装置の素子構造を
示す断面図である。この例では半導体基板としてp型基
板41が使用されている。この基板41には分離用n型
領域42が形成されている。また、この分離用n型領域
42内には、前記メモリセル内のトランスファゲート用
のNチャネル型のMOSトランジスタのソース、ドレイ
ンが設けられる前記図3中のpウエル領域33と、前記
ドライバ回路16内のNチャネル型MOSトランジスタ
22のソース、ドレインが設けられる前記図3中のpウ
エル領域34とが互いに分離して形成されている。
【0046】また、上記基板41には、nウエル領域4
3及び前記ドライバ回路16内のPチャネル型MOSト
ランジスタ21のソース、ドレインが設けられる前記図
3中のpウエル領域31等が互いに分離して形成されて
いる。上記nウエル領域43には、前記セルアレイ及び
前記ドライバ回路16を除く周辺回路を構成するPチャ
ネル型のMOSトランジスタのソース、ドレイン等が形
成される。上記pウエル領域44には、前記セルアレイ
及び前記ドライバ回路16を除く周辺回路を構成し、上
記nウエル領域43にソース、ドレインが形成されるP
チャネル型MOSトランジスタと共にCMOSインバー
タを構成するNチャネル型MOSトランジスタのソー
ス、ドレイン等が形成される。
【0047】上記pウエル領域33には、内部ロジック
回路用の電源電圧のうちで最低の値を持つ電圧、すなわ
ちVss(0V)が基板バイアス電圧として供給される。
上記nウエル領域43には、前記セルアレイ及び前記ド
ライバ回路16を除く周辺回路に供給される内部ロジッ
ク回路用の電源電圧のうちで最高の値を持つ電圧、すな
わちVDD(3.3V)が基板バイアス電圧として供給さ
れる。上記pウエル領域44には、pウエル領域33の
場合と同様に電圧Vss(0V)が基板バイアス電圧とし
て供給される。
【0048】また、上記pウエル領域34に供給される
基板バイアス電圧はバイアス電圧発生回路45で発生さ
れ、上記nウエル領域31に供給される基板バイアス電
圧はバイアス電圧発生回路46で発生される。この両バ
イアス電圧発生回路45、46には、前記ドライバ回路
16に入力されるものと同一のロウデコード信号が入力
される。そして、このデコード信号に応じて前記ドライ
バ回路16が動作する際に、両バイアス電圧発生回路4
5、46は、上記pウエル領域34にソース、ドレイン
が形成されるNチャネル型MOSトランジスタと上記n
ウエル領域31にソース、ドレインが形成されるPチャ
ネル型MOSトランジスタそれぞれの閾値電圧が高くな
り、これによって両MOSトランジスタで構成されたC
MOSインバータの回路閾値電圧が高くなるようなバイ
アス電圧を発生する。
【0049】具体的には、上記バイアス電圧発生回路4
5は上記pウエル領域33に供給されている基板バイア
ス電圧Vssよりも低い値、例えば−1.5Vの電圧を発
生し、上記バイアス電圧発生回路46は上記nウエル領
域43に供給されている基板バイアス電圧VDD及びVWL
h よりも高い値、例えば4.5Vの電圧を発生する。
【0050】このような構成によれば、ワード線を駆動
する際にドライバ回路16の回路閾値電圧を高くして、
消費電流の削減を図ることができる。次にこの発明の第
3の実施の形態を説明する。図8はこの発明に係る半導
体記憶装置においてワード線を駆動するドライバ回路
(ワード線ドライバ回路)の構成を示す回路図である。
ここでは2個のドライバ回路のみを図示している。各ド
ライバ回路は、バックゲートがソースとが分離されたP
チャネル型MOSトランジスタ51と、バックゲートが
ソースとが分離され上記Pチャネル型MOSトランジス
タ51と共にCMOSインバータ52を構成するNチャ
ネル型MOSトランジスタ53と、前記電源電圧VDDを
伝達する配線54及び前記電源電圧VWLhを伝達する配
線55と上記Pチャネル型MOSトランジスタ51のソ
ースとの間に接続されたスイッチ回路56と、前記接地
電圧VSSを伝達する配線57及び前記電源電圧VWLl を
伝達する配線58と上記Nチャネル型MOSトランジス
タ53のソースとの間に接続されたスイッチ回路59と
から構成されている。
【0051】そして、上記各Pチャネル型MOSトラン
ジスタ51のバックゲートは電源電圧VWLh を伝達する
配線55に、各Nチャネル型MOSトランジスタ53の
バックゲートは電源電圧VWLl を伝達する配線58にそ
れぞれ接続されている。また、上記各スイッチ回路5
6、59には各ドライバ回路に入力されるものと同一の
デコード信号が入力され、各スイッチ回路56、59は
それぞれこのデコード信号に応じて電源電圧を選択し、
対応するMOSトランジスタのソースに供給する。
【0052】このような構成において、高レベルの電圧
VDDがデコード信号として入力されるドライバ回路にお
いて、一方のスイッチ回路56は、このデコード信号に
応答して配線54上の電源電圧VDDを選択してPチャネ
ル型MOSトランジスタ51のソースに供給し、他方の
スイッチ回路59は、このデコード信号に応答して配線
58上の電源電圧VWLl を選択してNチャネル型MOS
トランジスタ53のソースに供給する。
【0053】ここで、この高レベルのデコード信号が入
力されるドライバ回路では、Nチャネル型MOSトラン
ジスタ53が導通状態となって、対応するワード線WL
には低レベルの電圧、すなわちVWLl が出力されるもの
であるが、非導通状態となるべきPチャネル型MOSト
ランジスタ51については、スイッチ回路56を介して
そのソースには、バックゲートに供給されている電圧V
WLh よりも低い電圧VDDが供給される。このため、この
Pチャネル型MOSトランジスタ51では、バックゲー
トバイアス電圧(基板バイアス電圧)がソース電圧より
も高くなるので、閾値電圧が高くなる。これにより、C
MOSインバータ52の回路閾値が上昇して、前記のよ
うな貫通電流が発生する期間を短くすることができる。
【0054】他方、低レベルの電圧VSSがデコード信号
として入力されるドライバ回路では、一方のスイッチ回
路56は、このデコード信号に応答して配線55上の電
源電圧VWLh を選択してPチャネル型MOSトランジス
タ51のソースに供給し、他方のスイッチ回路59は、
このデコード信号に応答して配線57上の電源電圧Vss
を選択してNチャネル型MOSトランジスタ53のソー
スに供給する。
【0055】この低レベルのデコード信号が入力される
ドライバ回路では、Pチャネル型MOSトランジスタ5
1が導通状態となって、対応するワード線WLには高レ
ベルの電圧、すなわちVWLh が出力されるものである
が、非導通状態となるべきNチャネル型MOSトランジ
スタ53については、スイッチ回路59を介してそのソ
ースには、バックゲートに供給されている電圧VWLh よ
りも高い電圧VSSが供給される。このため、このNチャ
ネル型MOSトランジスタ53では、バックゲートバイ
アス電圧(基板バイアス電圧)がソース電圧よりも低く
なるので、閾値電圧が高くなる。これにより、CMOS
インバータ52の回路閾値が上昇して、前記のような貫
通電流が発生する期間を短くすることができる。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれ
ば、従来に比べて素子数を削減することができ、デコー
ダピッチへのレイアウトが容易であり、かつ製造価格の
低減化を図ることができるワード線ドライバ回路及び半
導体記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるダイナミッ
ク型半導体記憶装置(DRAM)の一部の構成を示す回
路図。
【図2】図1中のドライバ回路の詳細な回路構成をメモ
リセルと共に示す回路図。
【図3】第1の実施の形態におけるドライバ回路とセル
アレイの配置状態を示すパターン図。
【図4】MOSトランジスタのゲート酸化膜に加わるス
トレス電界と耐久時間との関係の一例を示す特性図。
【図5】ドライバ回路内のCMOSインバータの入出力
電圧特性と消費電流特性を示す特性図。
【図6】MOSトランジスタのゲート電圧とサブスショ
ルド電流との関係の一例を示す特性図。
【図7】この発明の第2の実施の形態による半導体記憶
装置の素子構造を示す断面図。
【図8】この発明の第3の実施の形態によるドライバ回
路の構成を示す回路図。
【図9】ワード線昇圧方式のDRAMにおけるワード線
ドライバ回路とセルアレイ部の配置状態を示すパターン
図。
【図10】図9中のワード線ドライバ回路部分の等価回
路図。
【図11】ワード線昇圧方式と負電圧駆動ワード線方式
の電圧関係をまとめて示す図。
【図12】負電圧駆動ワード線方式のDRAMで使用さ
れる従来のワード線ドライバ回路の一例を示す回路図。
【符号の説明】
10…セルアレイ、 11…トランスファゲート、 12…メモリキャパシタ、 13…メモリセル、 14…センスアンプ、 15…ロウデコーダ、 16…ドライバ回路(ワード線ドライバ回路)、 21…Pチャネル型MOSトランジスタ、 22…Nチャネル型MOSトランジスタ、 23…CMOSインバータ、 31、32…nウエル領域(n−well)、 33、34…pウエル領域(p−well)、 35…p型拡散層、 36…n型拡散層、 37…ゲート配線、 38…ワード線(WL)、 41…p型基板、 42…分離用n型領域、 43…nウエル領域、 44…pウエル領域、 45、46…バイアス電圧発生回路、 51…Pチャネル型MOSトランジスタ、 52…CMOSインバータ、 53…Nチャネル型MOSトランジスタ、 54、55、57、58…配線、 56、59…スイッチ回路。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電圧とこれよりも低い第2の電圧
    との間の振幅を持つ入力信号がゲートに供給され、ソー
    ス、ドレイン間の電流通路の一端が上記第1の電圧より
    も高い第3の電圧が供給されるノードに接続され、ソー
    ス、ドレイン間の電流通路の他端がワード線に接続され
    たPチャネル型の第1のMOSトランジスタと、 上記入力信号がゲートに供給され、ソース、ドレイン間
    の電流通路の一端が上記第2の電圧よりも低くかつ負の
    値を有する第4の電圧が供給されるノードに接続され、
    ソース、ドレイン間の電流通路の他端が上記ワード線に
    接続されたNチャネル型の第2のMOSトランジスタと
    からなるCMOSインバータを具備し、 上記CMOSインバータの回路閾値が、上記第1の電圧
    と第2の電圧を電源電圧として動作する他のCMOSイ
    ンバータの回路閾値よりも高く設定されていることを特
    徴とするワード線ドライバ回路。
  2. 【請求項2】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうち少なくともいずれ
    か一方のMOSトランジスタの閾値電圧もしくは閾値電
    圧の絶対値を、前記第1の電圧と第2の電圧を電源電圧
    として動作する他のCMOSインバータの対応するチャ
    ネル型のMOSトランジスタの閾値電圧もしくは閾値電
    圧の絶対値よりも大きく設定することにより、前記CM
    OSインバータの回路閾値が、前記第1の電圧と第2の
    電圧を電源電圧として動作する他のCMOSインバータ
    の回路閾値よりも高く設定されていることを特徴とする
    請求項1に記載のワード線ドライバ回路。
  3. 【請求項3】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうち少なくともいずれ
    か一方のMOSトランジスタのチャネル領域における不
    純物濃度を、前記第1の電圧と第2の電圧を電源電圧と
    して動作する他のCMOSインバータの対応するチャネ
    ル型のMOSトランジスタのチャネル領域における不純
    物濃度よりも高く設定することにより、前記CMOSイ
    ンバータの回路閾値が、前記第1の電圧と第2の電圧を
    電源電圧として動作する他のCMOSインバータの回路
    閾値よりも高く設定されていることを特徴とする請求項
    1に記載のワード線ドライバ回路。
  4. 【請求項4】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうちNチャネル型の第
    2のMOSトランジスタのゲート材料としてp型の多結
    晶シリコンを用いることにより、前記CMOSインバー
    タの回路閾値が、前記第1の電圧と第2の電圧を電源電
    圧として動作しNチャネル型のMOSトランジスタのゲ
    ート材料としてn型の多結晶シリコンを用いた他のCM
    OSインバータの回路閾値よりも高く設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワード線ドライバ回
    路。
  5. 【請求項5】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうち少なくともいずれ
    か一方のMOSトランジスタのバックゲートに供給され
    るバイアス電圧の値を、前記第1の電圧と第2の電圧を
    電源電圧として動作する他のCMOSインバータの対応
    するチャネル型のMOSトランジスタのバックゲートに
    供給されるバイアス電圧の値と異ならせることにより、
    前記CMOSインバータの回路閾値が、前記第1の電圧
    と第2の電圧を電源電圧として動作する他のCMOSイ
    ンバータの回路閾値よりも高く設定されていることを特
    徴とする請求項1に記載のワード線ドライバ回路。
  6. 【請求項6】 前記CMOSインバータを構成するPチ
    ャネル型の第1のMOSトランジスタのバックゲートに
    供給されるバイアス電圧の値を、前記第1の電圧と第2
    の電圧を電源電圧として動作する他のCMOSインバー
    タの対応するPチャネル型のMOSトランジスタのバッ
    クゲートに供給されるバイアス電圧の値よりも高くし、
    かつ前記CMOSインバータを構成するNチャネル型の
    第2のMOSトランジスタのバックゲートに供給される
    バイアス電圧の値を、前記第1の電圧と第2の電圧を電
    源電圧として動作する他のCMOSインバータの対応す
    るNチャネル型のMOSトランジスタのバックゲートに
    供給されるバイアス電圧の値よりも低く設定することに
    より、前記CMOSインバータの回路閾値が、前記第1
    の電圧と第2の電圧を電源電圧として動作する他のCM
    OSインバータの回路閾値よりも高く設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワード線ドライバ回
    路。
  7. 【請求項7】 第1導電型の半導体基板と、 上記半導体基板内に互いに分離して設けられた第2導電
    型の第1、第2のウエル領域及び第1導電型の第3のウ
    エル領域と、 上記半導体基板に設けられた第2導電型の分離用領域
    と、 上記分離用領域内に設けられた第1導電型の第4のウエ
    ル領域と、 アドレス信号をデコードして第1の電圧とこれよりも低
    い第2の電圧との間の振幅を持つ信号を出力するデコー
    ド回路と、 上記第1のウエル領域に形成されたPチャネル型の第1
    のMOSトランジスタと、 上記第3のウエル領域に形成され、上記第1のMOSト
    ランジスタと共に第1のCMOSインバータを構成する
    Nチャネル型の第2のMOSトランジスタと、 上記第2のウエル領域に形成され、上記デコード回路の
    出力信号がゲートに供給され、ソース、ドレイン間の電
    流通路の一端が上記第1の電圧よりも高い第3の電圧が
    供給されるノードに接続され、ソース、ドレイン間の電
    流通路の他端がワード線に接続されたPチャネル型の第
    3のMOSトランジスタと、 上記第4のウエル領域に形成され、上記入力信号がゲー
    トに供給され、ソース、ドレイン間の電流通路の一端が
    上記第2の電圧よりも低くかつ負の値を有する第4の電
    圧が供給されるノードに接続され、ソース、ドレイン間
    の電流通路の他端が上記ワード線に接続され、上記第3
    のMOSトランジスタと共に第2のCMOSインバータ
    を構成するNチャネル型の第4のMOSトランジスタ
    と、 第1のバイアス電圧を発生し、上記第2のウエル領域に
    供給する第1のバイアス電圧発生回路と、 第2のバイアス電圧を発生し、上記第4のウエル領域に
    供給する第2のバイアス電圧発生回路とを具備し、 上記第1及び第2のバイアス電圧発生回路は、上記第2
    のCMOSインバータの回路閾値が上記第1のCMOS
    インバータの回路閾値よりも高くなるように上記第1及
    び第2のバイアス電圧を発生することを特徴とするワー
    ド線ドライバ回路。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2のバイアス電圧発生回
    路は、前記アドレス信号に応じて前記第1及び第2のバ
    イアス電圧を発生することを特徴とする請求項7に記載
    のワード線ドライバ回路。
  9. 【請求項9】 第1の電圧が供給される第1の電源配線
    と、 上記第1の電圧よりも高い第2の電圧が供給される第2
    の電源配線と、 上記第1の電圧よりも低い第3の電圧が供給される第3
    の電源配線と、 上記第3の電圧よりも低くかつ負の値を有する第4の電
    圧が供給される第4の電源配線と、 上記第1の電圧と上記第3の電圧との間の振幅を持つ入
    力信号がゲートに供給され、ドレインがワード線に接続
    されかつバックゲートが上記第2の電源配線に接続され
    たPチャネル型の第1のMOSトランジスタと、 上記入力信号がゲートに供給され、ドレインが上記ワー
    ド線に接続されかつバックゲートが上記第4の電源配線
    に接続されたNチャネル型の第2のMOSトランジスタ
    と、 アドレス信号に応じて、上記第1のMOSトランジスタ
    のソースを上記第1、第2の電源配線のいずれか一方に
    切替接続制御する第1のスイッチ回路と、 上記アドレス信号に応じて、上記第2のMOSトランジ
    スタのソースを上記第3、第4の電源配線のいずれか一
    方に切替接続制御する第2のスイッチ回路とを具備した
    ことを特徴とするワード線ドライバ回路。
  10. 【請求項10】 アドレス信号をデコードして第1の電
    圧とこれよりも低い第2の電圧との間の振幅を持つ信号
    を出力するデコード回路と、 上記デコード回路からの出力信号がゲートに供給され、
    ソース、ドレイン間の電流通路の一端が上記第1の電圧
    よりも高い第3の電圧が供給されるノードに接続され、
    ソース、ドレイン間の電流通路の他端がワード線に接続
    されたPチャネル型の第1のMOSトランジスタと、上
    記デコード回路からの出力信号がゲートに供給され、ソ
    ース、ドレイン間の電流通路の一端が上記第2の電圧よ
    りも低くかつ負の値を有する第4の電圧が供給されるノ
    ードに接続され、ソース、ドレイン間の電流通路の他端
    が上記ワード線に接続されたNチャネル型の第2のMO
    SトランジスタとからなるCMOSインバータを有する
    ワード線ドライバ回路と、 トランスファゲートとメモリキャパシタとからなり、上
    記ワード線の信号に基づいてトランスファゲートが導通
    制御されるメモリセルとを具備し、 上記ワード線ドライバ回路のCMOSインバータの回路
    閾値が、上記第1の電圧と第2の電圧を電源電圧として
    動作する他のCMOSインバータの回路閾値よりも高く
    設定されていることを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうち少なくともいずれ
    か一方のMOSトランジスタの閾値電圧もしくは閾値電
    圧の絶対値を、前記第1の電圧と第2の電圧を電源電圧
    として動作する他のCMOSインバータの対応するチャ
    ネル型のMOSトランジスタの閾値電圧もしくは閾値電
    圧の絶対値よりも大きく設定することにより、前記CM
    OSインバータの回路閾値が、前記第1の電圧と第2の
    電圧を電源電圧として動作する他のCMOSインバータ
    の回路閾値よりも高く設定されていることを特徴とする
    請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうち少なくともいずれ
    か一方のMOSトランジスタのチャネル領域における不
    純物濃度を、前記第1の電圧と第2の電圧を電源電圧と
    して動作する他のCMOSインバータの対応するチャネ
    ル型のMOSトランジスタのチャネル領域における不純
    物濃度よりも高く設定することにより、前記CMOSイ
    ンバータの回路閾値が、前記第1の電圧と第2の電圧を
    電源電圧として動作する他のCMOSインバータの回路
    閾値よりも高く設定されていることを特徴とする請求項
    10に記載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうちNチャネル型の第
    2のMOSトランジスタのゲート材料としてp型の多結
    晶シリコンを用い、前記第1の電圧と第2の電圧を電源
    電圧として動作する他のCMOSインバータの対応する
    Nチャネル型のMOSトランジスタのゲート材料として
    n型の多結晶シリコンを用いることにより、前記CMO
    Sインバータの回路閾値が、前記第1の電圧と第2の電
    圧を電源電圧として動作する他のCMOSインバータの
    回路閾値よりも高く設定されていることを特徴とする請
    求項10に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記CMOSインバータを構成する第
    1、第2のMOSトランジスタのうち少なくともいずれ
    か一方のMOSトランジスタのバックゲートに供給され
    るバイアス電圧の値を、前記第1の電圧と第2の電圧を
    電源電圧として動作する他のCMOSインバータの対応
    するチャネル型のMOSトランジスタのバックゲートに
    供給されるバイアス電圧の値と異ならせることにより、
    前記CMOSインバータの回路閾値が、前記第1の電圧
    と第2の電圧を電源電圧として動作する他のCMOSイ
    ンバータの回路閾値よりも高く設定されていることを特
    徴とする請求項10に記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記CMOSインバータを構成するP
    チャネル型の第1のMOSトランジスタのバックゲート
    に供給されるバイアス電圧の値を、前記第1の電圧と第
    2の電圧を電源電圧として動作する他のCMOSインバ
    ータの対応するPチャネル型のMOSトランジスタのバ
    ックゲートに供給されるバイアス電圧の値よりも高く
    し、かつ前記CMOSインバータを構成するNチャネル
    型の第2のMOSトランジスタのバックゲートに供給さ
    れるバイアス電圧の値を、前記第1の電圧と第2の電圧
    を電源電圧として動作する他のCMOSインバータの対
    応するNチャネル型のMOSトランジスタのバックゲー
    トに供給されるバイアス電圧の値よりも低く設定するこ
    とにより、前記CMOSインバータの回路閾値が、前記
    第1の電圧と第2の電圧を電源電圧として動作する他の
    CMOSインバータの回路閾値よりも高く設定されてい
    ることを特徴とする請求項10に記載の半導体記憶装
    置。
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