JPH10140808A - 床下地材 - Google Patents
床下地材Info
- Publication number
- JPH10140808A JPH10140808A JP29407296A JP29407296A JPH10140808A JP H10140808 A JPH10140808 A JP H10140808A JP 29407296 A JP29407296 A JP 29407296A JP 29407296 A JP29407296 A JP 29407296A JP H10140808 A JPH10140808 A JP H10140808A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- floor
- projections
- shaped
- shaped article
- Prior art date
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- Pending
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- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】床材と貼着された後も、優れた防音性能を有す
る床下地材を提供する。 【解決手段】シート状緩衝材1の少なくとも一面に同形
同大の突起11が略等間隔に突設され、該突起11の先端に
シート状物2が貼着されており、両者の貼着面積が全体
の5〜50%となされている。
る床下地材を提供する。 【解決手段】シート状緩衝材1の少なくとも一面に同形
同大の突起11が略等間隔に突設され、該突起11の先端に
シート状物2が貼着されており、両者の貼着面積が全体
の5〜50%となされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下地材に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、床下地材としては、例えば、特開
平7−4015号公報に示されているように、表裏両面に複
数の凸部を有し、該凸部の表裏面に対する面積比が30〜
60%であり、表面と裏面の凸部の面積比が異なるシート
状緩衝材が公知である。
平7−4015号公報に示されているように、表裏両面に複
数の凸部を有し、該凸部の表裏面に対する面積比が30〜
60%であり、表面と裏面の凸部の面積比が異なるシート
状緩衝材が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな床下地材は、床材と貼着される際に、接着剤によっ
て床下地材の凸部の間に形成される空間が埋められて減
少し、防音性能を損ねてしまうという問題があった。
うな床下地材は、床材と貼着される際に、接着剤によっ
て床下地材の凸部の間に形成される空間が埋められて減
少し、防音性能を損ねてしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、床
材と貼着された後も、優れた防音性能を有する床下地材
を提供することを目的とする。
材と貼着された後も、優れた防音性能を有する床下地材
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の床下地材は、シ
ート状緩衝材の少なくとも一面に同形同大の突起が略等
間隔に突設され、該突起の先端にシート状物が貼着され
ており、両者の貼着面積が全体の5〜50%となされてい
ることを特徴とする。
ート状緩衝材の少なくとも一面に同形同大の突起が略等
間隔に突設され、該突起の先端にシート状物が貼着され
ており、両者の貼着面積が全体の5〜50%となされてい
ることを特徴とする。
【0006】本発明の床下地材に於いて、シート状緩衝
材の材質は、特に限定されず、例えば、独立気泡性架橋
ポリエチレン発泡体等が挙げられる。独立気泡性架橋ポ
リエチレン発泡体の厚み、発泡倍率は、床下地材が貼着
される床材の材質等により相違するが、通常、発泡倍率
10〜30倍、厚み1〜3mm程度とするのが好ましい。
材の材質は、特に限定されず、例えば、独立気泡性架橋
ポリエチレン発泡体等が挙げられる。独立気泡性架橋ポ
リエチレン発泡体の厚み、発泡倍率は、床下地材が貼着
される床材の材質等により相違するが、通常、発泡倍率
10〜30倍、厚み1〜3mm程度とするのが好ましい。
【0007】シート状緩衝材に突設される突起の形状
は、特に限定されないが、シート状物との接触面積(伝
音面積)が小さくなるよう、円錐状、角錐状、もしくは
截頭円錐状、截頭角錐状となされるのが好ましい。
は、特に限定されないが、シート状物との接触面積(伝
音面積)が小さくなるよう、円錐状、角錐状、もしくは
截頭円錐状、截頭角錐状となされるのが好ましい。
【0008】本発明の床下地材に於いて、シート状緩衝
材が貼着されるシート状物の材質は、特に限定されず、
例えば、不織布、合成樹脂製フィルム等が挙げられ、床
下地材が貼着される床材として用いられる合板、削片
板、硬質繊維板等の木質板材もしくはコンクリートスラ
ブとの接着性のよい不織布が好適に使用される。
材が貼着されるシート状物の材質は、特に限定されず、
例えば、不織布、合成樹脂製フィルム等が挙げられ、床
下地材が貼着される床材として用いられる合板、削片
板、硬質繊維板等の木質板材もしくはコンクリートスラ
ブとの接着性のよい不織布が好適に使用される。
【0009】シート状物として不織布、シート状緩衝材
として独立気泡性架橋ポリエチレン発泡体を貼着する場
合には、不織布を加熱して独立気泡性架橋ポリエチレン
発泡体の突起と熱融着するのが、接着剤を用いないで済
むので、好ましい。
として独立気泡性架橋ポリエチレン発泡体を貼着する場
合には、不織布を加熱して独立気泡性架橋ポリエチレン
発泡体の突起と熱融着するのが、接着剤を用いないで済
むので、好ましい。
【0010】本発明の床下地材に於いて、シート状緩衝
材とシート状物との貼着面積は全体の5〜50%、好まし
くは20〜40%となされる。5%未満であると、荷重を支
えることが出来ず、50%を超えると、伝音面積が大きく
て防音性能が低下するからである。
材とシート状物との貼着面積は全体の5〜50%、好まし
くは20〜40%となされる。5%未満であると、荷重を支
えることが出来ず、50%を超えると、伝音面積が大きく
て防音性能が低下するからである。
【0011】
【作用】本発明の床下地材は、シート状緩衝材の少なく
とも一面に同形同大の突起が略等間隔に突設され、該突
起の先端にシート状物が貼着されており、両者の貼着面
積が全体の5〜50%となされているので、床材と貼着さ
れる際に、接着剤によって床下地材の突起の間に形成さ
れる空間が埋められず、床材と貼着された後も、優れた
防音性能を有する。
とも一面に同形同大の突起が略等間隔に突設され、該突
起の先端にシート状物が貼着されており、両者の貼着面
積が全体の5〜50%となされているので、床材と貼着さ
れる際に、接着剤によって床下地材の突起の間に形成さ
れる空間が埋められず、床材と貼着された後も、優れた
防音性能を有する。
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本発明の床下地材の第1実施例を示す模式
図、図2は本発明の床下地材の第2実施例を示す模式図
である。
る。図1は本発明の床下地材の第1実施例を示す模式
図、図2は本発明の床下地材の第2実施例を示す模式図
である。
【0012】〔実施例1〕発泡倍率20倍、厚さ2mmの独
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の一面に、底辺の長さ
10mm、高さ1mmの略四角錐状突起11が縦横に隙間なく連
設されたシート状緩衝材1に、該突起11の先端に、厚さ
450μm、目付量30g/m2の不織布からなるシート状物2
を熱融着により貼着することによって、床下地材3を得
た。シート状緩衝材1とシート状物2との貼着面積は全
体の約30%となされている。
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の一面に、底辺の長さ
10mm、高さ1mmの略四角錐状突起11が縦横に隙間なく連
設されたシート状緩衝材1に、該突起11の先端に、厚さ
450μm、目付量30g/m2の不織布からなるシート状物2
を熱融着により貼着することによって、床下地材3を得
た。シート状緩衝材1とシート状物2との貼着面積は全
体の約30%となされている。
【0013】〔実施例2〕発泡倍率20倍、厚さ2mmの独
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の両面に、底辺の長さ
10mm、高さ1mmの略四角錐状突起11が縦横に隙間なく連
設されたシート状緩衝材1に、該突起11の先端に、厚さ
450μm、目付量30g/m2の不織布からなるシート状物2
を、熱融着により貼着することによって、床下地材3を
得た。シート状緩衝材1とシート状物2との貼着面積は
全体の約30%となされている。
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の両面に、底辺の長さ
10mm、高さ1mmの略四角錐状突起11が縦横に隙間なく連
設されたシート状緩衝材1に、該突起11の先端に、厚さ
450μm、目付量30g/m2の不織布からなるシート状物2
を、熱融着により貼着することによって、床下地材3を
得た。シート状緩衝材1とシート状物2との貼着面積は
全体の約30%となされている。
【0014】〔比較例1〕発泡倍率20倍、厚さ2mmの独
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の一面に、直径18mm、
高さ1mmで全体に対する面積比が51%の円柱状突起を、
他の一面に直径15mm、高さ1mmで全体に対する面積比が
35%の円柱状突起を、両者が同心円状になるように等間
隔に突設して床下地材を得た。
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の一面に、直径18mm、
高さ1mmで全体に対する面積比が51%の円柱状突起を、
他の一面に直径15mm、高さ1mmで全体に対する面積比が
35%の円柱状突起を、両者が同心円状になるように等間
隔に突設して床下地材を得た。
【0015】〔比較例2〕発泡倍率20倍、厚さ2mmの独
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の両面に、底辺10mm、
高さ1mmの略四角錐状突起を縦横に隙間なく連設して床
下地材を得た。
立気泡性架橋ポリエチレン発泡体の両面に、底辺10mm、
高さ1mmの略四角錐状突起を縦横に隙間なく連設して床
下地材を得た。
【0016】上記のようにして得られた実施例1、2及
び比較例1、2の4種類の床下地材について、木質板材
からなる床板の裏面に接着剤を 150g/m2塗工して床下地
材と貼着し、次に、コンクリートスラブ上に接着剤を 4
00g/m2塗工して床板に貼着された床下地材と貼着した
後、軽量床衝撃音に対する遮音等級L値を測定した。結
果を表1に示す。
び比較例1、2の4種類の床下地材について、木質板材
からなる床板の裏面に接着剤を 150g/m2塗工して床下地
材と貼着し、次に、コンクリートスラブ上に接着剤を 4
00g/m2塗工して床板に貼着された床下地材と貼着した
後、軽量床衝撃音に対する遮音等級L値を測定した。結
果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明は、叙上の通り構成されているの
で、床材と貼着された後も、優れた防音性能を有する。
で、床材と貼着された後も、優れた防音性能を有する。
【図1】本発明の床下地材の第1実施例を示す模式図。
【図2】本発明の床下地材の第2実施例を示す模式図。
1 シート状緩衝材 2 シート状物 3 床下地材 11 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04F 15/00 E04F 15/00 T
Claims (1)
- 【請求項1】 シート状緩衝材の少なくとも一面に同形
同大の突起が略等間隔に突設され、該突起の先端にシー
ト状物が貼着されており、両者の貼着面積が全体の5〜
50%となされていることを特徴とする床下地材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29407296A JPH10140808A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 床下地材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29407296A JPH10140808A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 床下地材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10140808A true JPH10140808A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17802927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29407296A Pending JPH10140808A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 床下地材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10140808A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013132677A1 (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-12 | 豊田鉄工株式会社 | 重ね合わせ複合部品 |
US9815418B2 (en) | 2013-05-15 | 2017-11-14 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Laminated composite interior part |
WO2020059460A1 (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 積水化学工業株式会社 | 積層体 |
-
1996
- 1996-11-06 JP JP29407296A patent/JPH10140808A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013132677A1 (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-12 | 豊田鉄工株式会社 | 重ね合わせ複合部品 |
US9764696B2 (en) | 2012-03-07 | 2017-09-19 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Superimposed composite interior component |
US9987819B2 (en) | 2012-03-07 | 2018-06-05 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Superimposed composite interior component |
US9815418B2 (en) | 2013-05-15 | 2017-11-14 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Laminated composite interior part |
WO2020059460A1 (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 積水化学工業株式会社 | 積層体 |
JPWO2020059460A1 (ja) * | 2018-09-21 | 2020-12-17 | 積水化学工業株式会社 | 積層体 |
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