JPH10136997A - 生体物質の定量方法 - Google Patents

生体物質の定量方法

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JPH10136997A
JPH10136997A JP30061896A JP30061896A JPH10136997A JP H10136997 A JPH10136997 A JP H10136997A JP 30061896 A JP30061896 A JP 30061896A JP 30061896 A JP30061896 A JP 30061896A JP H10136997 A JPH10136997 A JP H10136997A
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nadph
amino acid
ammonia
substrate
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JP30061896A
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Yuji Tsuji
裕二 辻
Atsushi Sogabe
敦 曽我部
Yoshiaki Nishiya
西矢  芳昭
Yoshihisa Kawamura
川村  良久
Urao Nonaka
浦雄 野中
Satoshi Watabe
聡 渡部
Toshiyuki Kitagawa
俊之 北川
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Toyobo Co Ltd
Tauns Laboratories Inc
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Toyobo Co Ltd
Tauns Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 アンモニアを生成する反応を触媒するN
ADPH非依存型酵素またはその基質である生体物質の
定量方法であって、NADPH依存型アミノ酸デヒドロ
ゲナーゼ、その基質であるα−ケト酸およびNADPH
を添加して内因性および外因性アンモニアを消去し、次
いでフォスファターゼによりNADPHをNADHに変
換してから、該NADPH非依存型酵素によるアンモニ
ア生成反応を行わせ、さらにNADH依存型アミノ酸デ
ヒドロゲナーゼを作用させ、NADHの減少量を指標に
して該生体物質を定量する方法。特に、アミノ酸デヒド
ロゲナーゼがグルタミン酸デヒドロゲナーゼである上記
方法。また、上記生体物質定量用の試薬。 【効果】 本発明の方法によれば、内因性および外因性
アンモニアの影響を排除でき、より高精度の測定が可
能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料中の生体物質
を、それを基質とする酵素反応により(生体物質が酵素
の場合はそれが触媒する反応により)生じるアンモニア
を指標として測定する系において、試料中に含まれる内
因性および外因性のアンモニアの影響を回避することが
できる生体物質測定方法に関する。特に本発明は、補酵
素特異性の異なる少なくとも2種のアミノ酸デヒドロゲ
ナーゼとフォスファターゼとを組み合わせることによ
り、内因性および外因性アンモニアを消去してから上記
生体物質を測定する方法である。また、本発明は、上記
測定方法による生体物質の定量のための試薬に関する。
【0002】
【従来の技術】血清、尿などの生体試料中の尿素窒素や
クレアチニンなどの成分の測定方法として、それらを基
質としてアンモニアを生成する酵素を作用させ、生じた
アンモニア量を測定する方法が従来より利用されてい
る。しかしながら、試料中に最初から内因性または外因
性のアンモニアが存在すると、測定値に正誤差を生じる
ことになる。内因性または外因性アンモニアの影響を回
避する手段として、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(以
下、GDHという)とイソクエン酸デヒドロゲナーゼ
(以下、ICDHという)とを共役させてアンモニアを
消去する方法が知られている(臨床検査機器・試薬,第
14巻,第183-188 頁,1991年)。しかし、この方法はI
CDHの基質であるイソクエン酸が高価なため、商業的
に用いる場合試薬を安価で提供できないという欠点を有
する。また、上記方法に代えてグルタミン酸合成酵素
(以下、GSという)を用いてアンモニアを消去する方
法も報告されている(特開平1-187096号,特開平7-5109
4 号)。この場合、アンモニア消去後キレート剤により
GSの反応を停止させてから目的の生体物質の測定を行
うが、反応停止が不完全な場合は測定値に負誤差を生じ
る。GSの反応を完全に停止させるためには、予め特定
量のキレート剤の共存下でGSを作用させた後さらに多
量のキレート剤を添加する必要があり煩雑であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安価
で且つより簡便に内因性および外因性アンモニアの影響
を排除できる高精度な生体物質測定方法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、NADPH依存型
グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(以下、NADPH−G
DHという)の作用により試料中の内因性および外因性
アンモニアを消去した後、フォスファターゼによってN
ADPHを脱リン酸化してNADPH−GDHの反応を
停止させ、さらに測定対象の生体物質から酵素反応によ
り生成されるアンモニアにNADH依存型グルタミン酸
デヒドロゲナーゼ(以下、NADH−GDHという)を
作用させ、NADHの減少量を測定することにより測定
対象の生体物質を定量するという反応系を確立して本発
明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、アンモニア
を生成する反応を触媒するNADPH非依存型酵素また
はその基質である生体物質の定量方法であって、検体に
NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼ、その基質
となるα−ケト酸およびNADPHを添加して、予め検
体中に存在するアンモニアを消去し、次いでフォスファ
ターゼを添加してNADPHをNADHに変換してか
ら、該NADPH非依存型酵素の基質または該NADP
H非依存型酵素を添加してアンモニアを生成させる工程
を経ることを特徴とする方法である。
【0006】本発明において、生体物質とは、血清、尿
などの生体試料中に含まれる物質をいい、例えば、尿
素、クレアチニン、クレアチン、グアニンデアミナーゼ
などがある。
【0007】本発明において、アンモニアを生成する反
応を触媒するNADPH非依存型酵素とは、NADPH
またはNADPを補酵素として利用しない酵素を意味す
る。また、該酵素はNADHまたはNADを補酵素とし
て利用しない酵素であることが好ましい。生体物質に作
用してアンモニアを生成させるNADPH非依存型酵素
としては、ウレアーゼ、クレアチニンデイミナーゼ、グ
アニンデアミナーゼ、L−アスパラギンアミドヒドロラ
ーゼ、L−グルタミンアミドヒドロラーゼ、シトシンア
ミノヒドロラーゼ、シチジンアミノヒドロラーゼ、アデ
ニンアミノヒドロラーゼ、アデノシンアミノヒドロラー
ゼ、AMPアミノヒドロラーゼなどが挙げられる。ま
た、これらの酵素の基質となる生体物質としては、それ
ぞれ尿素、クレアチニン、グアニン、L−アスパラギ
ン、L−グルタミン、シトシン、シチジン、アデニン、
アデノシン、AMP等が挙げられる。
【0008】本発明において使用されるNADPH依存
型アミノ酸デヒドロゲナーゼは、補酵素としてNADP
HまたはNADPを特異的に利用するもので、NADH
およびNADを利用できないものであれば特に制限され
ないが、例えば、NADPH依存型グルタミン酸デヒド
ロゲナーゼ(NADPH−GDH)、NADPH依存型
バリンデヒドロゲナーゼなどが例示され、好ましくは、
細菌や酵母由来のNADPH−GDH等が例示される。
NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼの濃度は試
料中の内因性および外因性アンモニアを消去するのに適
した濃度であれば特に制限されないが、好ましくは0.
5〜10U/mLの範囲で用いられる。
【0009】NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナー
ゼは、図1に示される反応系の反応1の可逆反応を触媒
する。試料中の内因性または外因性アンモニアを除くに
は、試料に該酵素の他、α−ケト酸およびNADPHを
加えて正反応を進行させればよい。
【0010】本発明に使用されるα−ケト酸はNADP
H依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼの基質となるもので
あり、例えば、NADPH−GDHを用いる場合、α−
ケト酸はα−ケトグルタル酸(以下、α−KGという)
であり、NADPH−バリンデヒドロゲナーゼでは2−
オキソイソバレレートである。α−ケト酸の濃度は試料
中の内因性および外因性アンモニアを消去するのに適し
た濃度であれば特に制限されないが、好ましくは5〜5
0mMの範囲で用いられる。
【0011】本発明に使用されるNADPHの濃度は試
料中の内因性および外因性アンモニアを消去するのに適
した濃度であれば特に制限されないが、好ましくは0.
3〜1.5mMの範囲で用いられる。
【0012】NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナー
ゼの反応は、内因性および外因性アンモニアを完全に消
去するのに適当な条件で行えばよいが、好ましくは30
〜40℃で30〜300秒間反応させる。アンモニアが
完全に消去されたことは、NADPHの減少を340n
mでの吸光度変化を経時的に測定することにより判別で
きる。
【0013】本発明に用いられるフォスファターゼは、
リン酸モノエステルを加水分解して脱リン酸化するもの
であれば特に限定されず、反応液のpHや反応温度など
に応じて適宜選択できる。好ましくは、細菌や動物組織
由来のアルカリフォスファターゼ、特に仔ウシ小腸由来
のアルカリフォスファターゼ(CIAP)が挙げられ
る。フォスファターゼの作用により、反応液中のNAD
PHおよびNADPはNADHおよびNADに変換され
る(図1の反応2)。この反応によってNADPH依存
型アミノ酸デヒドロゲナーゼの反応は停止されるので、
続くアンモニア生成反応において測定値に負誤差を生じ
ることはない。フォスファターゼの濃度は反応液中のN
ADPHを完全にNADHに変換するに適した濃度であ
れば特に制限はないが、好適には1〜200U/mLの
範囲で用いられる。
【0014】アンモニア生成反応は、測定対象となる生
体物質が該反応を触媒するNADPH非依存型酵素の場
合はその基質である物質を、測定対象となる生体物質が
該反応の基質の場合は該NADPH非依存型酵素を試料
に添加することにより行う(図1の反応3)。例えば、
測定対象が尿素窒素の場合はウレアーゼ、クレアチニン
の場合はクレアチニンデイミナーゼ、グアニンデアミナ
ーゼの場合はグアニンを添加すればよい。添加されるN
ADPH非依存型酵素およびその基質である生体物質の
濃度は特に限定されないが、好ましくは、それぞれ15
〜300U/mLおよび100〜200mMの範囲で用
いられる。
【0015】目的とする生体物質の定量は、上記反応に
より生成されるアンモニア量を直接的または間接的に測
定し、その測定値を指標として行うことができる。より
簡便により高感度な測定結果を得るには、アンモニアに
NADH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼおよびその基
質となるα−ケト酸を作用させ(図1の反応4)、NA
DHの減少量を分光学的に測定することが特に好まし
い。
【0016】以上のとおり、本発明は、上記NADPH
非依存型酵素の反応により生成するアンモニアに、さら
にNADH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼおよびその
基質となるα−ケト酸を作用させ、NADHの減少量を
測定することを特徴とする生体物質の定量方法である。
NADHは上記フォスファターゼの反応により生成され
たものをそのまま利用することができる。
【0017】本発明に使用されるNADH依存型アミノ
酸デヒドロゲナーゼは、補酵素としてNADHまたはN
ADを特異的に利用するものであれば特に制限されない
が、好ましくはNADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナ
ーゼと同じアミノ酸を基質とするものである。この場
合、反応液中に残存するα−ケト酸をそのまま利用する
こともできる。NADPH依存型およびNADH依存型
アミノ酸デヒドロゲナーゼがともにグルタミン酸デヒド
ロゲナーゼである組み合わせが特に好ましい例として挙
げられる。NADH−GDHはカビ、植物、細菌に分布
するが、好ましくは細菌由来のものが例示される。NA
DH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼの濃度はアンモニ
アを消去するのに適した濃度であれば特に制限はない
が、好ましくは0.03〜0.1U/mLの範囲で用い
られる。また基質となるα−ケト酸は添加後の濃度が5
〜100mMの範囲になるように添加することが好まし
い。
【0018】フォスファターゼによるNADPHの脱リ
ン酸化は極めて速く進行するので、フォスファターゼ、
NADPH非依存型酵素およびNADH依存型アミノ酸
デヒドロゲナーゼを同時に試料に添加することができ
る。該反応は30〜40℃で120〜300秒間行うの
が好ましい。
【0019】NADHの減少量は、340nmでの吸光
度変化を調べることにより測定することができる。
【0020】また、本発明は、本発明の生体物質の定量
方法を簡便に実施するための生体物質定量試薬である。
【0021】すなわち、本発明は、NADPH依存型ア
ミノ酸デヒドロゲナーゼ、その基質となるα−ケト酸お
よびNADPHを含む第1試薬、並びにフォスファター
ゼおよびアンモニアを生成する反応を触媒するNADP
H非依存型酵素の基質または該NADPH非依存型酵素
を含む第2試薬からなる、該NADPH非依存型酵素ま
たはその基質である生体物質の定量試薬である。
【0022】例えば、上記NADPH非依存型酵素また
はその基質である生体物質の定量試薬として下記組成を
含む第1および第2試薬からなるものが挙げられる。 第1試薬: NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼ 0.5〜10U/mL NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼ の基質となるα−ケト酸 5〜50mM NADPH 0.3〜1.5mM 第2試薬: フォスファターゼ 1〜200U/mL NADPH非依存型酵素の基質 100〜200mM (またはNADPH非依存型酵素 15〜300U/mL)
【0023】本発明のアンモニアを生成する反応を触媒
するNADPH非依存型酵素またはその基質である生体
物質の定量試薬は、第2試薬にさらにNADH依存型ア
ミノ酸デヒドロゲナーゼおよびその基質となるα−ケト
酸を含むものがより好ましい。また、該NADH依存型
アミノ酸デヒドロゲナーゼはNADPH依存型アミノ酸
デヒドロゲナーゼと同じアミノ酸を基質とすることが望
ましく、その場合は第1試薬中のα−ケト酸をそのまま
利用することもできる。NADH依存型アミノ酸デヒド
ロゲナーゼの濃度としては、好ましくは0.03〜0.
1U/mLである。
【0024】本発明のアンモニアを生成する反応を触媒
するNADPH非依存型酵素またはその基質である生体
物質の定量試薬は、より好ましくはNADPH依存型お
よびNADH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼがともに
グルタミン酸デヒドロゲナーゼであるものが例示され
る。
【0025】本発明のアンモニアを生成する反応を触媒
するNADPH非依存型酵素またはその基質である生体
物質の定量試薬のより好ましい例として、下記組成を含
む第1および第2試薬からなるウレアーゼまたは尿素窒
素の定量試薬が挙げられる。 第1試薬: NADPH−GDH 0.5〜10U/mL α−ケトグルタル酸 5〜50mM NADPH 0.3〜1.5mM 第2試薬: フォスファターゼ 1〜200U/mL 尿素 100〜200mM (またはウレアーゼ 15〜300U/mL) NADH−GDH 0.03〜0.1U/mL
【0026】本発明の生体物質定量試薬は、必要に応じ
てさらに緩衝液やプロテアーゼ阻害剤などの成分を適宜
含んでいてもよい。
【0027】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明をより具体的
に説明するが、これらは単なる例示であって、何ら本発
明を限定するものではない。なお、実施例において用い
た酵素はすべて東洋紡製、NADPHおよびα−ケトグ
ルタル酸はナカライテスク製である。
【0028】実施例1 試料中に含まれる尿素の定量 試料中の尿素濃度を下記組成を有する第1試薬および第
2試薬を用いて定量した。 第1試薬: トリス緩衝液(pH8.5) 21mM α−ケトグルタル酸 8mM NADPH 0.6mM NADPH−GDH(Proteus sp. 由来) 2U/mL 第2試薬: トリス緩衝液(pH8.5) 21mM α−ケトグルタル酸 8mM アルカリフォスファターゼ(仔ウシ小腸由来) 100U/mL ウレアーゼ(ナタマメ由来) 30U/mL NADH−GDH(Pseudomonas sp. 由来) 0.07U/mL
【0029】測定方法: 100mg/dL尿素水溶液および塩化アンモニウム1
5mg/dLを含む100mg/dL尿素水溶液の5段
階希釈液を試料とし、各5μLを採取し、これに第1試
薬を180μL添加し、37℃で5分間加温した後、さ
らに第2試薬を60μL加えて単位時間あたりの340
nmにおける吸光度変化を測定した。ブランクには尿素
水溶液の代わりに蒸留水を用いた。
【0030】図2に尿素水溶液の希釈直線性、図3に塩
化アンモニウムを含む尿素水溶液の希釈直線性を示す。
また、図4に試料として塩化アンモニウム15mg/d
Lを含む100mg/dL尿素水溶液を用いた場合の3
40nmでの吸光度変化の様子を示す。図3および4か
ら明らかなように、第1試薬に含まれるNADPH−G
DHの作用により、試料中に最初から含まれるアンモニ
アが消去され、さらに第2試薬の添加により、試料中の
尿素濃度が精度よく測定することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の生体物質の定量方法によれば、
内因性および外因性のアンモニアまたはアミノ酸が含ま
れる試料についても定量的な測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生体物質定量方法の原理となる反応系
を示す図である。
【図2】100mg/dL尿素水溶液の希釈直線性を示
す図である。
【図3】塩化アンモニウム15mg/dLを含む100
mg/dL尿素水溶液の希釈直線性を示す図である。
【図4】塩化アンモニウム15mg/dLを含む100
mg/dL尿素水溶液を用いた場合の340nmでの吸
光度変化を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西矢 芳昭 福井県敦賀市東洋町10番24号 東洋紡績株 式会社敦賀バイオ研究所内 (72)発明者 川村 良久 福井県敦賀市東洋町10番24号 東洋紡績株 式会社敦賀バイオ研究所内 (72)発明者 野中 浦雄 静岡県沼津市大平1126−9 (72)発明者 渡部 聡 静岡県伊東市荻478−57 (72)発明者 北川 俊之 静岡県沼津市西島町19−3

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンモニアを生成する反応を触媒するN
    ADPH非依存型酵素またはその基質である生体物質の
    定量方法であって、検体にNADPH依存型アミノ酸デ
    ヒドロゲナーゼ、その基質となるα−ケト酸およびNA
    DPHを添加して、予め検体中に存在するアンモニアを
    消去し、次いでフォスファターゼを添加してNADPH
    をNADHに変換してから、該NADPH非依存型酵素
    の基質または該NADPH非依存型酵素を添加してアン
    モニアを生成させる工程を経ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 生成するアンモニアに、さらにNADH
    依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼおよびその基質となる
    α−ケト酸を作用させ、NADHの減少量を測定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の生体物質の定量方法。
  3. 【請求項3】 NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナ
    ーゼがNADPH依存型グルタミン酸デヒドロゲナーゼ
    であり、NADH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼがN
    ADH依存型グルタミン酸デヒドロゲナーゼであり、α
    −ケト酸がα−ケトグルタル酸である請求項2記載の生
    体物質の定量方法。
  4. 【請求項4】 NADPH非依存型酵素がウレアーゼ、
    クレアチニンデイミナーゼまたはグアニンデアミナーゼ
    であり、それらの基質が尿素、クレアチニンまたはグア
    ニンである請求項1〜3のいずれかに記載の定量方法。
  5. 【請求項5】 NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナ
    ーゼ、その基質となるα−ケト酸およびNADPHを含
    む第1試薬、並びにフォスファターゼおよびアンモニア
    を生成する反応を触媒するNADPH非依存型酵素また
    はその基質を含む第2試薬からなる生体物質定量試薬。
  6. 【請求項6】 第2試薬にさらにNADPH依存型アミ
    ノ酸デヒドロゲナーゼと同じアミノ酸を基質とするNA
    DH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼを含む請求項5記
    載の生体物質定量試薬。
  7. 【請求項7】 NADPH依存型アミノ酸デヒドロゲナ
    ーゼがNADPH依存型グルタミン酸デヒドロゲナーゼ
    であり、NADH依存型アミノ酸デヒドロゲナーゼがN
    ADH依存型グルタミン酸デヒドロゲナーゼであり、α
    −ケト酸がα−ケトグルタル酸である請求項6記載の生
    体物質定量試薬。
  8. 【請求項8】 NADPH非依存型酵素がウレアーゼ、
    クレアチニンデイミナーゼまたはグアニンデアミナーゼ
    であり、それらの基質が尿素、クレアチニンまたはグア
    ニンである請求項5〜7のいずれかに記載の定量試薬。
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