JPH1013682A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH1013682A
JPH1013682A JP8161516A JP16151696A JPH1013682A JP H1013682 A JPH1013682 A JP H1013682A JP 8161516 A JP8161516 A JP 8161516A JP 16151696 A JP16151696 A JP 16151696A JP H1013682 A JPH1013682 A JP H1013682A
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input
image
negative
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JP8161516A
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Inventor
Nobuhiro Hayashi
暢洋 林
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6027Correction or control of colour gradation or colour contrast

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色のバランスが崩れないようにネガポジ変換
できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 ステップS36において、色バランスを
補正するための補正階調変換テーブルを作成する。次い
で、ステップS37において、基本ネガ階調変換テーブ
ル(NegaTable1)とその補正階調変換テーブルとをルッ
クアップテーブル14にマージし、階調変換テーブルを
新たに作成する。そして、ステップS38において本ス
キャンをおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿の画像を光
学的に入力した画像の処理をおこなう画像処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像入力装置(スキャナ)は、原稿の画
像を光学的に入力して光電変換し、その画像を電子デー
タとして出力する。このようなスキャナにおいて、原稿
の画像を入力する場合、被写体像を再現するのにルック
アップテーブルが必要となる。このルックアップテーブ
ルは、例えば、装置固有のバラツキを補正するためのテ
ーブルや、ユーザーの指示による画像調整のためのテー
ブルなどがマージされたものである。ここで、透過原稿
であるネガ原稿(ネガフィルム)の画像入力では、ネガ
をポジに変換するためのネガ階調変換テーブルもルック
アップテーブルにマージされている。ネガフィルムは、
被写体と明暗階調あるいは色相が反対となっている。
【0003】そして、ネガフィルムの画像入力において
は、このネガ階調変換テーブルを作成するために、プリ
スキャンをおこなうようにしている。このプリスキャン
は、デフォルトのルックアップテーブルを使用し、ルッ
クアップテーブルを生成すること以外は、通常の画像入
力のスキャンと同様の動作をおこなう。このネガ階調変
換テーブル作成は、例えば、スキャナが接続しているホ
ストコンピュータからの指示により開始される。まず、
スキャナは、ホストコンピュータより解像度,画像入力
範囲,基本となるリニアな特性の階調変換テーブルがマ
ージされているルックアップテーブルのデータを受け取
る。そして、スキャナは、ホストコンピュータからのス
キャン開始の指示を受け取ると、プリスキャンを開始す
る。
【0004】次いで、スキャナは、プリスキャンによっ
て入力した画像データから、入力画像の輝度とその頻度
とのヒストグラムを作成する。そして、このヒストグラ
ムより、白点を合わせるためにシャドーポイントを求め
る。白点とは、ネガ階調変換テーブルの出力の値が最大
になるところである。また、シャドーポイントとは、ネ
ガフィルム上で最も暗いところであり、元の被写体にお
いては最も明るいところである。すなわち、白点とは、
元の被写体において最も明るいところであり、入力した
画像をネガポジ変換したデータ上で最も明るいところと
なるべき点である。
【0005】以上のことにより求めたシャドーポイント
とハイライトポイントにより、図5に示すようなネガ階
調変換テーブルを作成する。図5(a)は、ネガフィル
ムの画像入力をおこなう場合の初期状態の基本となる基
本ネガ階調変換テーブルを示す。また、図5(b)は、
上述したプリスキャンの結果により変形されたネガ階調
変換テーブルを示している。ここで、ネガ階調変換テー
ブルのビット数をnとすると、ネガ階調変換テーブルは
0からNの範囲の入力値に対して、0からNの範囲の整
数の出力値をもつことになる。なお、N=2n −1であ
る。
【0006】図5(a)に示す基本ネガ階調変換テーブ
ルは、例えば、濃度の変化が既知となっているグレース
ケールなどを所定のネガフィルムで撮影し、これをスキ
ャナで入力して得られたデータが、元のグレースケール
の濃度変化を再現するように設定する。したがって、こ
の基本ネガ階調変換テーブルは、ある入力値inに対し
て、出力値outを与えるものであり、次の(1)式に
示すように近似的に定義できる。 out=f(in)・・・(1) ただし、f(0)=Nであり、また、f(N)=0であ
る。
【0007】この基本ネガ階調変換テーブルを使って、
RGBそれぞれに白点合わせをおこなうと、以下の
(2)式に示すこととなる。 out=f(in)=N,(0≦in<S) out=f((in−SR)・N/(N−SR)) out=f((in−SG)・N/(N−SG)) out=f((in−SB)・N/(N−SB)),(S≦in≦N) ・・・(2)
【0008】すなわち、図5(b)に示すように、シャ
ドーポイントをそれぞれSR ,SG,SB としたネガ階
調変換テーブル51,52,53とする。なお、図5
(b)において、Hはハイライトポイントである。ハイ
ライトポイントは、ネガフィルム上では最も明るいとこ
ろであるが、元の被写体においては最も暗いところであ
る。スキャナでは、以上のことにより得られたネガ階調
変換テーブルをルックアップテーブルにマージし、これ
を用いて実際の画像入力で入力した画像データを変換し
てホストコンピュータに転送する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にして、ネガフィルムの白点にネガ階調変換テーブルの
シャドーポイントを合わせると、シャドーポイントの値
が高いほど、ネガ階調変換テーブルの傾きは急になる。
例えば、図5(b)に示すように、Gのシャドーポイン
トSG はRのシャドーポイントSR より高い値となって
いる。このため、ネガ階調変換テーブル52はネガ階調
変換テーブル51より傾きが急になっている。
【0010】ここで、ネガ階調変換テーブルを用いてネ
ガポジ変換した場合、変換前の値がシャドーポイントよ
り高いほど変換後の値は低くなる。そのため、傾きが急
なネガ階調変換テーブル52による変換での輝度が、ネ
ガ階調変換テーブル51による変換での輝度に比べて大
きく落ち込む。この結果、白は白として再現されるが、
白からずれてグレーにかけてGの輝度がRやBよりも低
くなるため、変換した画像が赤紫を帯びてしまうという
問題があった。
【0011】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、色のバランスが崩れない
ようにネガポジ変換できるようにすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の画像処理方法
は、ネガ画像の画像データを複数色に色分解して入力
し、それら複数色のそれぞれに対応する入力画像データ
のほぼ最低輝度値をシャドーポイントとしてそれぞれ抽
出し、少なくとも前記それぞれのシャドーポイントが入
力されることに応じて最大値を出力する基礎階調変換テ
ーブルを色分解した色毎に作成し、それぞれの基礎階調
変換テーブルにマージすることが可能な補正用階調変換
テーブルを複数色毎にそれぞれ作成するようにした。そ
して、基礎階調変換テーブルに補正用階調変換テーブル
をマージすることによりできるマージ後階調変換テーブ
ルの出力値が所定値以上の領域において、そのマージ後
階調変換テーブルの傾きの差が、それぞれの基礎階調変
換テーブルの傾きの差よりも小さくなるように、補正用
階調変換テーブルをそれぞれ作成するようにした。すな
わち、得られた基礎階調変換テーブルと補正用階調変換
テーブルとを用いてネガポジ変換すると、ネガ原稿に撮
影された被写体の明るい領域におけるホワイトバランス
が保たれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態にお
ける画像入力システムの構成を示す構成図である。図1
に示されるように、CPU1はROM2に格納されてい
るプログラムにしたがって、各部の動作を制御して画像
入力動作を実行する。RAM3には、CPU1が各種の
処理を実行する上で必要なデータなどが随時記憶され
る。
【0014】インターフェース回路4は、ホストコンピ
ュータ13と接続し、入力したデータをホストコンピュ
ータ13に出力すると共に、ホストコンピュータ13か
らの指示命令を受け取りCPU1に受け渡す。照明駆動
回路5は、CPU1により制御され、照明装置6を駆動
して入力対象の原稿に対してレッドR,グリーンG,お
よび,ブルーBの光を照射させる。なお、図示していな
いが、原稿として、ここではネガ原稿として透過原稿で
あるネガフィルムを想定している。
【0015】CCD駆動回路7は、CPU1により制御
され、CCD8を駆動して原稿を読み取らせる。そし
て、CCD8より出力された画像データは、A/D変換
回路9に入力され、A/D変換された後、RAM3に転
送され記憶されるようになっている。そして、このデー
タはルックアップテーブル14によって変換処理され
る。また、モータ駆動回路10は、CPU1により所定
のタイミングで制御され、モータ11を駆動して原稿を
1ラインずつ移動させる。なお、タイマ12は、計時動
作を随時行い、時刻情報をCPU1に供給している。以
上示したホストコンピュータ13以外でスキャナを構成
している。
【0016】次に、この画像入力システムの基本的な動
作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS21で、CPU1は、照明駆動回路5
を制御して照明装置6を駆動させる。このことにより、
照明装置6は、まずRの光を原稿に照射する。そして、
このとき、CPU1は同時にタイマ12より得られる時
刻情報により、そのRの光照射時間の計測を開始する。
一方、CPU1は、CCD駆動回路7を制御してCCD
8を駆動させ、照明装置6の照明による原稿画像の入力
をおこなう。このことにより、CCD8は1ライン分の
Rの画像に対応する光を蓄積する。
【0017】次いで、ステップS22で、CPU1は計
測している時間が所定の値となったかどうかを判断す
る。すなわち、CPU1は、所定の照明時間が終了した
かどうかを判断する。ここで、CPU1が所定の照明時
間が終了したと判断した場合、ステップS23へ進み、
CPU1は照明駆動回路5を制御して照明装置6を停止
させて照明を終了する。照明時間が終了していない場
合、引き続きCPU1は照明駆動回路5を制御して照明
装置6を駆動させる。次いで、ステップS24で、CP
U1はCCD8に蓄積されたRのデータをA/D変換回
路9に出力させる。そして、CPU1は、A/D変換回
路9に受け取ったRのデータをA/D変換させる。そし
て、CPU1は、そのA/D変換したデータを、RAM
3に供給して記憶させる。
【0018】そして、ステップS25で、CPU1はR
GB全色において、上述したデータの入力が終了したか
どうかを判断する。そして、全色において終了したと判
断したら、次のステップS26に進む。すなわち、前述
した、光照射−画像入力−A/D変換−データ格納の一
連の動作を、RGB3色についておこない、この後で次
のステップS26に進む。次いで、CPU1は、ステッ
プS26において、RAM3に格納されているデータを
ルックアップテーブル14によって変換処理する。こ
の、変換処理が終了したら、CPU1は、ステップS2
7において、変換処理したデータをインターフェース制
御回路4を介してホストコンピュータ13に転送する。
【0019】以上のことにより、1ライン分の画像デー
タの入力がおこなわれたことになる。そして、CPU1
は、モータ駆動回路10にライン開始トリガ信号を供給
し、モータ11を駆動させて原稿とCCD8との相対的
な位置を1ライン分移動させる。そして、上述したステ
ップS21〜S27の動作を、再び繰り返して次の1ラ
イン分の画像入力をおこなう。以上のことを、所定のラ
イン数だけ繰り返すことで、原稿全体の画像データを入
力することになる。
【0020】次に、この実施の形態における、ネガ階調
変換テーブルの作成に関して説明する。上述した画像入
力システムでは、ネガ画像入力セットアップをおこなう
ようにしている。そして、このセットアップのための情
報を得るために、画像入力システムでは、プリスキャン
をおこなうことで大まかに画像入力をおこない、上述し
たルックアップテーブル14を作成するようにしてい
る。
【0021】このルックアップテーブル14の作成は、
図3のフローチャートに示すようにしておこなわれる。
まず、ステップS31において、CPU1は、ROM2
に格納されているプログラムにしたがい、プリスキャン
により画像を入力する。このプリスキャンでは、あらか
じめルックアップテーブル14に用意されている基本と
なるリニアな特性のネガ階調変換テーブルを用いて画像
入力をおこなう。
【0022】この、プリスキャンによる画像入力の範囲
は、基本的には、ユーザーが設定した画像入力領域の横
縦の長さを上下左右均等に90%に縮めた領域とする。
ただし、最小入力範囲を定め、画像入力領域がこれより
小さく設定された場合は、各方向に均等に最小入力範囲
にまで拡張してプリスキャンをおこなう。また、設定さ
れた画像入力領域が全領域の隅にあり、最小入力範囲に
まで均等に拡張できない場合は、拡張可能な方向へ拡張
する。
【0023】このプリスキャンにおける画像入力の解像
度は、ユーザーにより設定された画像入力領域の大きさ
に応じて決定する。その画像入力領域が小さい場合は高
解像とする。また、その画像入力領域が大きい場合は低
解像度に設定する。これらのことにより、入力画像の画
素数が少なすぎて必要な情報量をもったヒストグラムが
得られなかったり、必要以上に入力画像の画素数が多い
ためにスキャン時間が無駄に長くなることを避けてい
る。
【0024】そして、CPU1は、ステップS32にお
いて、プリスキャンで入力した画像データよりヒストグ
ラムを作成する。すなわち、プリスキャンで入力した画
像より、輝度レベル毎に画素数を加算してRGB毎にヒ
ストグラムを作成する。そして、ステップS33におい
て、CPU1は、ネガポジ反転したときの白点合わせを
おこなうためにシャドーポイントを求める。また、CP
U1は、スキャナから出力される輝度値のスケールをR
GB間で合わせるためにハイライトポイントを求める。
【0025】このステップS33では、ヒストグラム
で、レベル0から高い方へ輝度値を加算していき、累積
頻度値が全体の0.3%(累積頻度係数1)を越す直前
の値をシャドーポイントSc (c=R,G,B)とす
る。逆に、最大レベル(12ビットテーブルの場合40
95)から低い方へ頻度値を加算していき、累積頻度値
が全体の0.03%(累積頻度係数2)を越す直前の値
をハイライトポイントHc (c=R,G,B)とする。
そして、それらをRGB毎にそれぞれ求める。
【0026】そして、ステップS34において、CPU
1は、ネガ階調変換テーブル(NegaTable)作成のため
の主観調子曲線で示される「NegaTable1」を作成する。
nビットの入力に対してnビットを出力する基本となる
ネガ階調変換テーブルでは、従来のスキャナと同等な主
観調子曲線を用いる。これは、f(0)=N,f(N)
=0となる所定の関数f(in)を用いて以下に示すよ
うに近似的に表せる。 f(in)=N,(0≦in≦S) f(in)=N・{(N−in)/(N−S)}3
(S<in≦N) ただし、Sはシャドーポイントであり、またN=2n
1である。
【0027】次いで、CPU1は、ステップS35にお
いて、この関数f(in)で示されるテーブル(NegaTa
ble1)を使ってRGBの白点合わせをおこなう。この白
点合わせは、次のように示すことができる。 NegaTable1[in]=N,(0≦in<S) NegaTable1[in]=f((in-S)・N/(N-S)),(S≦in≦N)
【0028】従来では、このまま「NegaTable1」(図4
(a))を使用してネガ階調変換テーブルとしていた
が、これでは、シャドーポイントの位置により色合いが
悪化するという問題が生じていた。例えば、G(緑)の
シャドーポイントSG が、R(赤),B(青)に比べて
高い場合、主観調子曲線の傾きは他より急になる。この
ため、このネガ階調変換テーブルを用いてネガポジ反転
した場合、入力した画像を再現すると、その画像はマゼ
ンタ色をおびて見えてしまう。これは、ネガフィルムを
得るための被写体におけるGのハイライト部分の輝度
が、白から急に落ち込むことになり、他の色に対して相
対的に輝度が低くなるためである。
【0029】このため、この実施の形態においては、ス
テップS36において、CPU1が、色バランスを補正
するための補正階調変換テーブルを作成するようにし
た。そして、CPU1は、ステップS37において、基
本ネガ階調変換テーブル(NegaTable1)とその補正階調
変換テーブルとをルックアップテーブル14にマージ
し、階調変換テーブルを新たに作成する。そして、ステ
ップS38において本スキャンをおこなうようにした。
本スキャンは、前述した図2のフローチャートで示す処
理をおこなう。そして、図2のフローチャートのステッ
プS26の処理において、図3のステップS37で作成
した階調変換テーブルにより画像データの階調変換をお
こなう。
【0030】この補正階調変換テーブルを示す「NegaTa
ble2」は、例えば、次に示すような下に凸となる曲線を
示す関数を、RGBそれぞれに用意すればよい。 NegaTable2[in]=N・(in/N)^γ そして、以下に示すように、この補正階調変換テーブル
を基本ネガ階調変換テーブルにマージして、実際のネガ
画像入力において用いるネガ階調変換テーブルとする。 NegaTable[in] =NegaTable2[NegaTable1[1]] =N(f((in−Sc )・N/(N−Sc ))/N)^γ,(S≦in≦N) NegaTable[in]=N,(0≦in<S)
【0031】ところで前述した色合いの悪化は、ネガフ
ィルムを得るための被写体のハイライト部分で顕著とな
り、シャドー側ではあまり影響を受けない。このため、
例えば、ネガ階調変換テーブルの出力値が最高値からそ
の1/2になるまでの範囲では、ネガ階調変換テーブル
の曲線の下がり具合が、白点の位置に関わらずRGBそ
れぞれ同じになるように補正階調変換テーブルを作成す
る。このとき、画像入力における露出により入力される
輝度のスケールは、一定でない。すなわち、Rの輝度1
ステップとGの輝度1ステップで同じ輝度差になるとは
限らない。
【0032】このため、CPU1では、これらのスケー
ルを合わせるため、以下に示すようにγを決定する。0
からハイライトポイントまでの輝度の幅に係数kをかけ
たk・Hc だけシャドーポイントより高い値(Sc +k
・Hc )が入力されたら、出力がN/2になるようにγ
を決定する。すなわち、Sc +k・Hc を「NegaTable
1」へ入力し、その出力を「NegaTable2」へ入力した場
合のスキャナからの出力がN/2になるように、γの値
を決める。なお、kの値は、平均的な画像を「NegaTabl
e1」で再現したとき、適切な明るさとなるように選ぶよ
うにする。
【0033】したがって、得られるネガ階調変換テーブ
ルは、図4(b)に示すようになり、テーブル式は次の
ようになる。 NegaTable[in]=N,(0≦in<Sc) NegaTable[in]=N(f((in-Sc)・N/(N-Sc))/N)^γc,(Sc≦i
n≦N) そして、CPU1は以上示したことにより得られたネガ
階調変換テーブルをルックアップテーブル14にマージ
して、以後の本スキャンにおける画像入力で用いるよう
にする。このことにより、本スキャンでは、変換した画
像が赤紫を帯びてしまうなどのことが起こらない。
【0034】なお、上述では、CPU1がネガ階調変換
テーブルを作成するようにしているが、これに限るもの
ではない。プリスキャンによって入力したデータを、ま
ず、CPU1がインタフェース制御回路4を介してホス
トコンピュータ13に送信し、ホストコンピュータ13
においてネガ階調変換テーブルを作成するようにしても
良いことはいうまでもない。そして、ホストコンピュー
タ13において、作成したネガ階調変換テーブルをイン
タフェース制御回路4を介してCPU1に渡して、ルッ
クアップテーブル14にマージするようにしても良い。
【0035】また、上記実施の形態では、基本ネガ階調
変換テーブルと補正階調変換テーブルとをマージしたテ
ーブルで、本スキャンにおける画像データの階調変換を
おこなうようにしているが、これに限るものではない。
それらをマージせずに、基本ネガ階調変換テーブルによ
る階調変換をおこなってから、補正階調変換テーブルに
よる階調変換をおこなうようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、ネ
ガ画像の画像データを複数色に色分解して入力し、それ
ら複数色のそれぞれに対応する入力画像データのほぼ最
低輝度値をシャドーポイントとしてそれぞれ抽出し、少
なくとも前記それぞれのシャドーポイントが入力される
ことに応じて最大値を出力する基礎階調変換テーブルを
色分解した色毎に作成し、それぞれの基礎階調変換テー
ブルにマージすることが可能な補正用階調変換テーブル
を複数色毎にそれぞれ作成するようにした。そして、基
礎階調変換テーブルに補正用階調変換テーブルをマージ
することによりできるマージ後階調変換テーブルの出力
値が所定値以上の領域において、そのマージ後階調変換
テーブルの傾きの差が、それぞれの基礎階調変換テーブ
ルの傾きの差よりも小さくなるように、補正用階調変換
テーブルをそれぞれ作成するようにした。
【0037】この結果、色分解したそれぞれの色におけ
る基礎階調変換テーブルと補正用階調変換テーブルとを
用いて階調変換すれば、ネガ原稿に撮影された被写体の
明るい領域におけるホワイトバランスが保たれ、色のバ
ランスが崩れることなくネガポジ変換できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における画像入力シス
テムの構成を示す構成図である。
【図2】 図1の画像入力システムの基本的な動作を示
すフローチャートである。
【図3】 ネガ階調変換テーブルの作成に関して示すフ
ローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態におけるネガ階調変換
テーブルを示す説明図である。
【図5】 従来より用いられてきたネガ階調変換テーブ
ルを示す説明図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…インタフェ
ース制御回路、5…照明駆動回路、6…照明装置、7…
CCD駆動回路、8…CCD、9…A/D変換回路、1
0…モータ駆動回路、11…モータ、12…タイマ、1
3…ホストコンピュータ、14…ルックアップテーブ
ル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネガ画像の画像データを複数色に色分解
    して入力し、 前記複数色のそれぞれに対応する前記入力画像データの
    ほぼ最低輝度値をシャドーポイントとしてそれぞれ抽出
    し、 少なくとも前記それぞれのシャドーポイントが入力され
    ることに応じて最大値を出力する基礎階調変換テーブル
    を前記複数色毎に作成し、 前記それぞれの基礎階調変換テーブルにマージすること
    が可能な補正用階調変換テーブルを前記複数色毎にそれ
    ぞれ作成する画像処理方法であって、 前記基礎階調変換テーブルに補正用階調変換テーブルを
    マージすることによりできるマージ後階調変換テーブル
    の出力値が所定値以上の領域において、前記マージ後階
    調変換テーブルの傾きの差が、前記それぞれの基礎階調
    変換テーブルの傾きの差よりも小さくなるように、前記
    補正用階調変換テーブルをそれぞれ作成することを特徴
    とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理方法において、 前記マージ後階調変換テーブルの出力値が所定値以上の
    領域において、前記マージ後階調変換テーブルの傾きの
    平均が等しくなるように、前記補正用階調変換テーブル
    をそれぞれ作成することを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像処理方法において、 前記複数色のそれぞれに対応する前記入力画像データの
    ほぼ最高輝度値をハイライトポイントとしてそれぞれ抽
    出し、 前記ハイライトポイントの値に所定係数を乗じて中間値
    を算出し、 前記マージ後階調変換テーブルが前記シャドーポイント
    より前記中間値だけ高い値が入力されると前記所定値を
    出力するように、前記補正用階調変換テーブルをそれぞ
    れ作成することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理方法において、 入力されるネガ画像の画像データを、前記マージ後階調
    変換テーブルを用いて階調変換処理をおこなうことを特
    徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理方法において、 入力されるネガ画像の画像データを、基礎階調変換テー
    ブルと前記補正用階調変換テーブルとを用いて階調変換
    処理をおこなうことを特徴とする画像処理方法。
JP8161516A 1996-06-21 1996-06-21 画像処理方法 Pending JPH1013682A (ja)

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