JPH1013633A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH1013633A JPH1013633A JP8157071A JP15707196A JPH1013633A JP H1013633 A JPH1013633 A JP H1013633A JP 8157071 A JP8157071 A JP 8157071A JP 15707196 A JP15707196 A JP 15707196A JP H1013633 A JPH1013633 A JP H1013633A
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- lens block
- lens
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- pedestal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い生産効率と低コスト化を図りつつ、ユー
ザーの利用先でスキューの再調整を容易に行うことがで
き、メンテナンス性を向上させた画像読取装置を得る。 【解決手段】 レンズ4、CCD5、レンズ保持手段9
から構成されたレンズブロック30と、レンズブロック
30を保持するためにフレームに設けられた受け台40
と、受け台40とレンズブロック30の間に挿入可能な
スペーサー41とを備え、スペーサー41と受け台40
が接触する面、又はスペーサー41とレンズブロック3
0が接触する面が傾斜しており、スペーサー41が傾斜
方向にスライド可能となる手段を設ける。
ザーの利用先でスキューの再調整を容易に行うことがで
き、メンテナンス性を向上させた画像読取装置を得る。 【解決手段】 レンズ4、CCD5、レンズ保持手段9
から構成されたレンズブロック30と、レンズブロック
30を保持するためにフレームに設けられた受け台40
と、受け台40とレンズブロック30の間に挿入可能な
スペーサー41とを備え、スペーサー41と受け台40
が接触する面、又はスペーサー41とレンズブロック3
0が接触する面が傾斜しており、スペーサー41が傾斜
方向にスライド可能となる手段を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、デジタル
スキャナー等の画像読取装置に関するもので、特にその
レンズブロックの光学的調整装置に関するものである。
スキャナー等の画像読取装置に関するもので、特にその
レンズブロックの光学的調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラインCCDを使用したデジタル読み取
り装置では、読み取った画像のレジストとスキューを調
整する必要がある。ここで、レジストとはスキャンライ
ンの主走査方向及び副走査方向の位置のことであり、ス
キューとはスキャンラインの傾きのことである。レジス
トは、主走査、副走査ともに読み取りタイミングをずら
すことにより調整可能である。そのため、光学的な精度
がある程度あれば、最後の微調整はソフトで対応するこ
とができる。しかし、スキューは読み取りキャリッジの
移動方向とCCDが正確に直角でない限り、ソフト的に
は補正できない。そのため、レンズブロックの傾き調整
には高い精度が要求される。しかし、機械1台毎に調整
するのは効率が悪く、またレンズブロックを交換した場
合には、再調整が必要になる。そこで、レンズブロック
だけで調節を行い、スキャナーのフレームに精度よく組
み付けることにより、光学的な精度を確保するという方
法で調整が行われる。この方法によりほとんどのユーザ
ーを満足させるだけの精度は得られるが、例えばCAD
図面の出力等の用途においては、非常に高い精度を要求
され、機械毎に微調整が必要であった。レジスト調整
は、ソフト的にできるため容易であるが、スキュー調整
はCCD、ミラー等の光学部品を微妙に動かして調整す
る必要がある。
り装置では、読み取った画像のレジストとスキューを調
整する必要がある。ここで、レジストとはスキャンライ
ンの主走査方向及び副走査方向の位置のことであり、ス
キューとはスキャンラインの傾きのことである。レジス
トは、主走査、副走査ともに読み取りタイミングをずら
すことにより調整可能である。そのため、光学的な精度
がある程度あれば、最後の微調整はソフトで対応するこ
とができる。しかし、スキューは読み取りキャリッジの
移動方向とCCDが正確に直角でない限り、ソフト的に
は補正できない。そのため、レンズブロックの傾き調整
には高い精度が要求される。しかし、機械1台毎に調整
するのは効率が悪く、またレンズブロックを交換した場
合には、再調整が必要になる。そこで、レンズブロック
だけで調節を行い、スキャナーのフレームに精度よく組
み付けることにより、光学的な精度を確保するという方
法で調整が行われる。この方法によりほとんどのユーザ
ーを満足させるだけの精度は得られるが、例えばCAD
図面の出力等の用途においては、非常に高い精度を要求
され、機械毎に微調整が必要であった。レジスト調整
は、ソフト的にできるため容易であるが、スキュー調整
はCCD、ミラー等の光学部品を微妙に動かして調整す
る必要がある。
【0003】上記課題を解決するための従来技術とし
て、特開昭63−11922号公報に記載されているよ
うに、キャリッジが走行するガイドレールを上下方向に
調整可能にしている複写機の画像歪み調整装置が知られ
ている。しかし、この例では、調整用のピン等の専用治
具が必要となり、サービスマンがユーザーの元で調整す
るのは困難であるという問題点があった。
て、特開昭63−11922号公報に記載されているよ
うに、キャリッジが走行するガイドレールを上下方向に
調整可能にしている複写機の画像歪み調整装置が知られ
ている。しかし、この例では、調整用のピン等の専用治
具が必要となり、サービスマンがユーザーの元で調整す
るのは困難であるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し、高い生産効率を保ちつつ、ユーザー先でのス
キュー再調整を容易にし、メンテナンス性を向上させた
画像読取装置を提供することを目的とする。
を解決し、高い生産効率を保ちつつ、ユーザー先でのス
キュー再調整を容易にし、メンテナンス性を向上させた
画像読取装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、レンズ、CCD、レンズ保持
手段から構成されたレンズブロックと、レンズブロック
を保持するためにフレームに設けられた受け台と、受け
台とレンズブロックの間に挿入可能なスペーサーとを備
え、スペーサーと受け台が接触する面、又はスペーサー
とレンズブロックが接触する面が傾斜しており、スペー
サーが傾斜方向にスライド可能であることを特徴とす
る。
に請求項1記載の発明は、レンズ、CCD、レンズ保持
手段から構成されたレンズブロックと、レンズブロック
を保持するためにフレームに設けられた受け台と、受け
台とレンズブロックの間に挿入可能なスペーサーとを備
え、スペーサーと受け台が接触する面、又はスペーサー
とレンズブロックが接触する面が傾斜しており、スペー
サーが傾斜方向にスライド可能であることを特徴とす
る。
【0006】前記課題を解決するために請求項2記載の
発明は、レンズ、CCD、レンズ保持手段から構成され
たレンズブロックと、レンズブロックを保持するために
フレームに設けられた受け台と、受け台とレンズブロッ
クの間に挿入可能なスペーサーとを備え、受け台はレン
ズブロックを固定する部分が突起になっていて、スペー
サーには受け台の突起部が貫通する穴と、突起部より小
さいが取り付けネジは貫通する穴とを連続して設けたこ
とを特徴とする。
発明は、レンズ、CCD、レンズ保持手段から構成され
たレンズブロックと、レンズブロックを保持するために
フレームに設けられた受け台と、受け台とレンズブロッ
クの間に挿入可能なスペーサーとを備え、受け台はレン
ズブロックを固定する部分が突起になっていて、スペー
サーには受け台の突起部が貫通する穴と、突起部より小
さいが取り付けネジは貫通する穴とを連続して設けたこ
とを特徴とする。
【0007】前記課題を解決するために請求項3記載の
発明は、請求項2記載の発明において、レンズブロック
保持部の両側のスペーサーの厚さが異なっていることを
特徴とする。
発明は、請求項2記載の発明において、レンズブロック
保持部の両側のスペーサーの厚さが異なっていることを
特徴とする。
【0008】前記課題を解決するために請求項4記載の
発明は、請求項2記載の発明において、スペーサーの一
部に曲げを設けたことを特徴とする。
発明は、請求項2記載の発明において、スペーサーの一
部に曲げを設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる画像形成装置の実施の形態について説明する。
まず、図1は画像読取装置のスキャナ部の側面図であ
る。第1キャリッジ11は照明ランプ1と第1ミラー1
2とを有し、照明ランプ1と第1ミラー12が一体的に
移動可能となっている。また、第2キャリッジ15は第
2ミラー16と第3ミラー17とを有し、これら第2、
第3ミラー16、17は一体的に移動可能となってい
る。第1キャリッジ11と第2キャリッジ15はともに
モータ22の回転力をワイヤ20を介して受け、ガイド
レール上を摺動しながら移動する。この時、露光中の照
明ランプ1からCCD5までの光学的距離を一定に保つ
ために、第1キャリッジ11は、第2キャリッジ15に
対して2倍の速度で移動するようにワイヤ20が掛けら
れている。
にかかる画像形成装置の実施の形態について説明する。
まず、図1は画像読取装置のスキャナ部の側面図であ
る。第1キャリッジ11は照明ランプ1と第1ミラー1
2とを有し、照明ランプ1と第1ミラー12が一体的に
移動可能となっている。また、第2キャリッジ15は第
2ミラー16と第3ミラー17とを有し、これら第2、
第3ミラー16、17は一体的に移動可能となってい
る。第1キャリッジ11と第2キャリッジ15はともに
モータ22の回転力をワイヤ20を介して受け、ガイド
レール上を摺動しながら移動する。この時、露光中の照
明ランプ1からCCD5までの光学的距離を一定に保つ
ために、第1キャリッジ11は、第2キャリッジ15に
対して2倍の速度で移動するようにワイヤ20が掛けら
れている。
【0010】照明ランプ1から発せられた照明光は、原
稿面7で反射され、反射光は第1ミラー12、第2ミラ
ー16、第3ミラー17の順に反射されて、レンズ4を
介してCCD5に受光される。CCD5によって読み取
られた画像情報は、画像信号として画像処理回路等を経
て、コンピューター、プリンター等へ入力される。
稿面7で反射され、反射光は第1ミラー12、第2ミラ
ー16、第3ミラー17の順に反射されて、レンズ4を
介してCCD5に受光される。CCD5によって読み取
られた画像情報は、画像信号として画像処理回路等を経
て、コンピューター、プリンター等へ入力される。
【0011】図2は第1キャリッジ11と第2キャリッ
ジ15の駆動系を模式的に示した斜視図である。モータ
ー22の回転力はベルト24を介して減速機23により
一対の駆動プーリ21に伝えられ、そして駆動プーリ2
1に巻付けた一対のワイヤ20を介して、このワイヤ2
0に直結された第1キャリッジ11が図示しないガイド
レール上を移動可能となっている。第2キャリッジ15
の両端に取り付けられたプーリに上記ワイヤ20が折り
返えし状に掛けられることにより、第2キャリッジ15
は第1キャリッジ11の1/2の速度で図示しないガイ
ドレール上を移動可能となっている。
ジ15の駆動系を模式的に示した斜視図である。モータ
ー22の回転力はベルト24を介して減速機23により
一対の駆動プーリ21に伝えられ、そして駆動プーリ2
1に巻付けた一対のワイヤ20を介して、このワイヤ2
0に直結された第1キャリッジ11が図示しないガイド
レール上を移動可能となっている。第2キャリッジ15
の両端に取り付けられたプーリに上記ワイヤ20が折り
返えし状に掛けられることにより、第2キャリッジ15
は第1キャリッジ11の1/2の速度で図示しないガイ
ドレール上を移動可能となっている。
【0012】図3はレンズブロック30の斜視図であ
る。レンズブロック30は、レンズ4、レンズ保持台
9、CCD基板5等から構成され、レンズブロック30
の両端部は、受け台40の段部に取り付けられていて、
これらレンズブロック30、受け台40を含むユニット
単位で専用の調整装置でレンズブロック30の傾き等が
調整される。レンズブロック30を完成した機械1台毎
に個別に調整すると、ユニット交換時に再調整が必要と
なり、また、ユニットレベルで調整した方が生産効率か
ら考えても良いから、上記のように専用の調整装置で調
整する。
る。レンズブロック30は、レンズ4、レンズ保持台
9、CCD基板5等から構成され、レンズブロック30
の両端部は、受け台40の段部に取り付けられていて、
これらレンズブロック30、受け台40を含むユニット
単位で専用の調整装置でレンズブロック30の傾き等が
調整される。レンズブロック30を完成した機械1台毎
に個別に調整すると、ユニット交換時に再調整が必要と
なり、また、ユニットレベルで調整した方が生産効率か
ら考えても良いから、上記のように専用の調整装置で調
整する。
【0013】第1キャリッジ11と第2キャリッジ15
は、CCD5からの光学的距離が正しくなるように調整
される。調整方法としては、例えばフレーム、又はガイ
ドレールの位置決め穴に治具ピンを差し込み、第1キャ
リッジ11、第2キャリッジ15を位置決めするような
方法がある。
は、CCD5からの光学的距離が正しくなるように調整
される。調整方法としては、例えばフレーム、又はガイ
ドレールの位置決め穴に治具ピンを差し込み、第1キャ
リッジ11、第2キャリッジ15を位置決めするような
方法がある。
【0014】これに対して、CCD5側の調整は、オシ
ロスコープ等でCCD5の出力波形を見ながら調整する
必要があり、サービスマンがメンテナンス時に行うのは
難しい。したがって、CCD5は上記のようにユニット
としてあらかじめ調整されたものを用意して、部品の交
換だけでメンテナンスできるようにする必要がある。
ロスコープ等でCCD5の出力波形を見ながら調整する
必要があり、サービスマンがメンテナンス時に行うのは
難しい。したがって、CCD5は上記のようにユニット
としてあらかじめ調整されたものを用意して、部品の交
換だけでメンテナンスできるようにする必要がある。
【0015】しかし、この方式では機械1台毎に調整し
た場合と比べてどうしても調整精度は劣る。したがっ
て、用途によってはユーザーの要求を満足しない場合が
でてくる。
た場合と比べてどうしても調整精度は劣る。したがっ
て、用途によってはユーザーの要求を満足しない場合が
でてくる。
【0016】レジストはソフト的に調整可能なため、機
械的な調節が必要となるのはスキュー補正で、この場合
CCD5、第1ミラー12、第2ミラー16、第3ミラ
ー17、第1キャリッジ11、第2キャリッジ15の調
整をしなければならない。本実施の形態では、CCD5
をレンズブロック30ごと傾けることにより、スキュー
補正を行うことができる。なお、本実施の形態では、レ
ンズブロック30を支持する受け台40は、図示してい
ないガイドレール、フレーム、ベース等の構造体に取り
付けられている。
械的な調節が必要となるのはスキュー補正で、この場合
CCD5、第1ミラー12、第2ミラー16、第3ミラ
ー17、第1キャリッジ11、第2キャリッジ15の調
整をしなければならない。本実施の形態では、CCD5
をレンズブロック30ごと傾けることにより、スキュー
補正を行うことができる。なお、本実施の形態では、レ
ンズブロック30を支持する受け台40は、図示してい
ないガイドレール、フレーム、ベース等の構造体に取り
付けられている。
【0017】図4は、受け台40とスペーサー41の実
施の形態例を示す斜視図である。受け台40のレンズブ
ロック30を取り付ける面は緩やかな傾斜面40−aに
なっている。受け台40とレンズブロック30の間に挟
まれるスペーサー41の受け台40側は受け台40の傾
斜に対応した傾斜面41−aになっている。この2面の
傾斜角が対応していることによって、レンズブロックの
水平度が保たれる。本実施の形態では、レンズブロック
30は間にスペーサー41を挟んで受け台40に固定さ
れる。固定方法は、ここではネジを想定している。受け
台40には、ネジ穴を複数設け、スペーサー41にはネ
ジが貫通するための複数の穴が設けられている。この穴
はスペーサー41がレンズブロック30の幅方向にスラ
イドできるように長穴になっている。スペーサー41の
傾斜面41−aを受け台40の傾斜面40−aに対しス
ライドさせることにより、レンズブロック30の一端を
所望の高さに調整し、ネジにより固定することができ
る。
施の形態例を示す斜視図である。受け台40のレンズブ
ロック30を取り付ける面は緩やかな傾斜面40−aに
なっている。受け台40とレンズブロック30の間に挟
まれるスペーサー41の受け台40側は受け台40の傾
斜に対応した傾斜面41−aになっている。この2面の
傾斜角が対応していることによって、レンズブロックの
水平度が保たれる。本実施の形態では、レンズブロック
30は間にスペーサー41を挟んで受け台40に固定さ
れる。固定方法は、ここではネジを想定している。受け
台40には、ネジ穴を複数設け、スペーサー41にはネ
ジが貫通するための複数の穴が設けられている。この穴
はスペーサー41がレンズブロック30の幅方向にスラ
イドできるように長穴になっている。スペーサー41の
傾斜面41−aを受け台40の傾斜面40−aに対しス
ライドさせることにより、レンズブロック30の一端を
所望の高さに調整し、ネジにより固定することができ
る。
【0018】レンズブロック30単体では、非常に精度
よく調整されているが、本体に取り付けた状態では、本
体との組み合わせによって、わずかに光軸がずれる。ま
た、装置を置く床の平面度が悪い場合、装置全体が多少
歪み、その影響で光軸がずれることがある。これらのず
れをなくすには、装置が実際に使用されている状態で、
1台毎に調整しなければならない。
よく調整されているが、本体に取り付けた状態では、本
体との組み合わせによって、わずかに光軸がずれる。ま
た、装置を置く床の平面度が悪い場合、装置全体が多少
歪み、その影響で光軸がずれることがある。これらのず
れをなくすには、装置が実際に使用されている状態で、
1台毎に調整しなければならない。
【0019】図5に示すように、本実施の形態では、レ
ンズブロック30の固定ネジを緩めて、スペーサー41
をスライドさせることにより、レンズブロック30の固
定位置を上下させることができる。レンズブロック30
の片側のスペーサをスライドさせるとレンズブロック3
0は受け台40に対して傾くので、スキュー調整が可能
となる。
ンズブロック30の固定ネジを緩めて、スペーサー41
をスライドさせることにより、レンズブロック30の固
定位置を上下させることができる。レンズブロック30
の片側のスペーサをスライドさせるとレンズブロック3
0は受け台40に対して傾くので、スキュー調整が可能
となる。
【0020】図4、図5に示す実施の形態では、スペー
サー41の下面とこれが接する受け台40の面とが傾斜
面になっていたが、スペーサー41とレンズブロック3
0が接触する面が傾斜していてもよい。
サー41の下面とこれが接する受け台40の面とが傾斜
面になっていたが、スペーサー41とレンズブロック3
0が接触する面が傾斜していてもよい。
【0021】図6は、受け台とスペーサーの別の実施の
形態例を示す斜視図である。本実施の形態では、受け台
50のレンズブロック支持部に他の部分よりも突出した
低い円形状の突起物50−aが形成されている。薄板で
できたスペーサー51には、この突起部50−aが貫通
できる大きさの円形の穴51aとそれに連続した長方形
の溝51bがある。スペーサー51の穴51aと受け台
50の突起部50−aの位置を一致させた場合には、レ
ンズブロック30は直接受け台50の突起部50−aで
保持されるようになり、スペーサー51の上記長方形の
溝部51bを受け台50の突起部50−a上にもってく
ると、レンズブロック30と受け台50の間にスペーサ
ー51が入り込み、スペーサー51の厚みだけレンズブ
ロック30は持ち上がる。
形態例を示す斜視図である。本実施の形態では、受け台
50のレンズブロック支持部に他の部分よりも突出した
低い円形状の突起物50−aが形成されている。薄板で
できたスペーサー51には、この突起部50−aが貫通
できる大きさの円形の穴51aとそれに連続した長方形
の溝51bがある。スペーサー51の穴51aと受け台
50の突起部50−aの位置を一致させた場合には、レ
ンズブロック30は直接受け台50の突起部50−aで
保持されるようになり、スペーサー51の上記長方形の
溝部51bを受け台50の突起部50−a上にもってく
ると、レンズブロック30と受け台50の間にスペーサ
ー51が入り込み、スペーサー51の厚みだけレンズブ
ロック30は持ち上がる。
【0022】図7に示すように、本実施の形態では、レ
ンズブロック30と受け台50の間に1枚以上のスペー
サー51を挿入し、それぞれのスペーサー51の位置に
よって、レンズブロック30の高さを調節することがで
きる。図7(a)の状態では、スペーサー51の穴51
aが受け台50の突起部50−aにはまりこんでいるた
め、レンズブロック30は直接受け台50の突起部50
−aで保持されるようになり、レンズブロック30の高
さには影響しない。図7(b)の状態では、スペーサー
51が受け台50の突起部50−aに乗り上げるため、
スペーサー51の厚みだけレンズブロック30は持ち上
げられる。複数のスペーサー51を受け台50とレンズ
ブロック30の間に挟んでおき、そのうち何枚かを図7
(b)の状態にすることによって、レンズブロック30
の傾き調整ができる。図7(c)の状態では、2枚のス
ペーサー51が受け台50の突起部50−aにはまりこ
み、1枚のスペーサー51が受け台50の突起部50−
aに乗り上げている状態を示している。レンズブロック
30の傾き調整には、片側の受け台50にスペーサー5
1を設けるだけでよいが、両側の受け台50にスペーサ
ー51を設ければ、調整幅をより広げることができる。
ンズブロック30と受け台50の間に1枚以上のスペー
サー51を挿入し、それぞれのスペーサー51の位置に
よって、レンズブロック30の高さを調節することがで
きる。図7(a)の状態では、スペーサー51の穴51
aが受け台50の突起部50−aにはまりこんでいるた
め、レンズブロック30は直接受け台50の突起部50
−aで保持されるようになり、レンズブロック30の高
さには影響しない。図7(b)の状態では、スペーサー
51が受け台50の突起部50−aに乗り上げるため、
スペーサー51の厚みだけレンズブロック30は持ち上
げられる。複数のスペーサー51を受け台50とレンズ
ブロック30の間に挟んでおき、そのうち何枚かを図7
(b)の状態にすることによって、レンズブロック30
の傾き調整ができる。図7(c)の状態では、2枚のス
ペーサー51が受け台50の突起部50−aにはまりこ
み、1枚のスペーサー51が受け台50の突起部50−
aに乗り上げている状態を示している。レンズブロック
30の傾き調整には、片側の受け台50にスペーサー5
1を設けるだけでよいが、両側の受け台50にスペーサ
ー51を設ければ、調整幅をより広げることができる。
【0023】図8の実施の形態例では、スペーサー51
の片側の端を折り曲げてなる曲げ51−aを形成したも
のである。このようにしておけば、図8(b)に示すよ
うにスペーサー51の曲げ51−aの数を数えることに
より、受け台50上にスペーサー51が何枚あるかすぐ
にわかる。そのため、現在の設定値を容易に知ることが
できる。
の片側の端を折り曲げてなる曲げ51−aを形成したも
のである。このようにしておけば、図8(b)に示すよ
うにスペーサー51の曲げ51−aの数を数えることに
より、受け台50上にスペーサー51が何枚あるかすぐ
にわかる。そのため、現在の設定値を容易に知ることが
できる。
【0024】図9の実施の形態例では、レンズブロック
30を保持する両側の受け台50には、板厚の異なるス
ペーサー51を備えている。レンズブロックの一端側に
は板厚の厚いスペーサー51を、他端側には板厚の薄い
スペーサー51を使用し、これらのスペーサー51、5
1をレンズブロック30と受け台50との間に介在させ
ることにより、片方の厚いスペーサー51で粗い調整、
もう片方の薄いスペーサーで細かい調整を行うことがで
きる。
30を保持する両側の受け台50には、板厚の異なるス
ペーサー51を備えている。レンズブロックの一端側に
は板厚の厚いスペーサー51を、他端側には板厚の薄い
スペーサー51を使用し、これらのスペーサー51、5
1をレンズブロック30と受け台50との間に介在させ
ることにより、片方の厚いスペーサー51で粗い調整、
もう片方の薄いスペーサーで細かい調整を行うことがで
きる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レンズ、
CCD、レンズ保持手段から構成されたレンズブロック
と、レンズブロックを保持するためにフレームに設けら
れた受け台と、受け台とレンズブロックの間に挿入可能
なスペーサーとを備え、スペーサーと受け台が接触する
面、又はスペーサーとレンズブロックが接触する面が傾
斜しており、スペーサーが傾斜方向にスライド可能とな
る手段を有しているため、レンズブロックの一端部のス
ペーサーをスライドさせることにより、レンズブロック
をフレームに対して傾けることができ、スキューの微調
整が容易にできる。また、スペーサーのスライド位置で
補正量を確認できるため、専用治具等の必要がない。さ
らに、レンズブロックをはずさなくても、例えばビスを
ゆるめるだけでスキュー調整できるので、サービスマン
が容易にメンテナンスできるという効果がある。
CCD、レンズ保持手段から構成されたレンズブロック
と、レンズブロックを保持するためにフレームに設けら
れた受け台と、受け台とレンズブロックの間に挿入可能
なスペーサーとを備え、スペーサーと受け台が接触する
面、又はスペーサーとレンズブロックが接触する面が傾
斜しており、スペーサーが傾斜方向にスライド可能とな
る手段を有しているため、レンズブロックの一端部のス
ペーサーをスライドさせることにより、レンズブロック
をフレームに対して傾けることができ、スキューの微調
整が容易にできる。また、スペーサーのスライド位置で
補正量を確認できるため、専用治具等の必要がない。さ
らに、レンズブロックをはずさなくても、例えばビスを
ゆるめるだけでスキュー調整できるので、サービスマン
が容易にメンテナンスできるという効果がある。
【0026】請求項2記載の発明によれば、レンズ、C
CD、レンズ保持手段から構成されたレンズブロック
と、レンズブロックを保持するためにフレームに設けら
れた受け台と、受け台とレンズブロックの間に挿入可能
なスペーサーとを備え、受け台はレンズブロックを固定
する部分が突起になっていて、スペーサーには受け台の
突起部が貫通する穴と、突起部より小さいが取り付けネ
ジは貫通する穴とを連続して設けたため、スキュー調整
用のスペーサーは、微調整の必要な機械だけに設ければ
よく、微調整の必要な機械と不必要な機械とで、レンズ
ブロックと受け台についての部品を共用することができ
るため、低コスト化が可能となった。また、後から微調
整用のスペーサーを追加することもできる。
CD、レンズ保持手段から構成されたレンズブロック
と、レンズブロックを保持するためにフレームに設けら
れた受け台と、受け台とレンズブロックの間に挿入可能
なスペーサーとを備え、受け台はレンズブロックを固定
する部分が突起になっていて、スペーサーには受け台の
突起部が貫通する穴と、突起部より小さいが取り付けネ
ジは貫通する穴とを連続して設けたため、スキュー調整
用のスペーサーは、微調整の必要な機械だけに設ければ
よく、微調整の必要な機械と不必要な機械とで、レンズ
ブロックと受け台についての部品を共用することができ
るため、低コスト化が可能となった。また、後から微調
整用のスペーサーを追加することもできる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、レンズブロ
ック保持部の両側において、スペーサーの厚さが異なっ
ているため、片側で粗いきざみの調整をして、もう一方
の側で細かいきざみのスキュー調整が可能となり、効率
よく調整ができるという効果がある。
ック保持部の両側において、スペーサーの厚さが異なっ
ているため、片側で粗いきざみの調整をして、もう一方
の側で細かいきざみのスキュー調整が可能となり、効率
よく調整ができるという効果がある。
【0028】請求項4記載の発明によれば、スペーサー
の一部に曲げを設けたことにより、受け台とレンズブロ
ックの間に実際に挟まっているスペーサーの枚数が見た
だけでわかるため、調整値が容易に確認できるという効
果がある。
の一部に曲げを設けたことにより、受け台とレンズブロ
ックの間に実際に挟まっているスペーサーの枚数が見た
だけでわかるため、調整値が容易に確認できるという効
果がある。
【図1】本発明にかかる画像読取装置のスキャナ部の一
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
【図2】本発明にかかる画像読取装置のスキャナ部の駆
動系の一例を示す斜視図である。
動系の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる画像読取装置のレンズブロック
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかる画像読取装置のスペーサーと受
け台の一例を示す斜視図である。
け台の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる画像読取装置のスペーサーと受
け台の取付例を示す側面図である。
け台の取付例を示す側面図である。
【図6】本発明にかかる画像読取装置のスペーサーと受
け台の一例を示す斜視図である。
け台の一例を示す斜視図である。
【図7】本発明にかかる画像読取装置のスペーサーと受
け台の取付例を示す斜視図である。
け台の取付例を示す斜視図である。
【図8】本発明にかかる画像読取装置のスペーサーと受
け台の一例を示す斜視図である。
け台の一例を示す斜視図である。
【図9】本発明にかかる画像読取装置のレンズブロック
にスペーサーを適用した例を示す斜視図である
にスペーサーを適用した例を示す斜視図である
4 レンズ 5 CCD 9 レンズ保持台 30 レンズブロック 40 受け台 41 スペーサー 50 受け台 51 スペーサー
Claims (4)
- 【請求項1】 レンズ、CCD、レンズ保持手段から構
成されたレンズブロックと、レンズブロックを保持する
ためにフレームに設けられた受け台と、受け台とレンズ
ブロックの間に挿入可能なスペーサーとを備え、スペー
サーと受け台が接触する面、又はスペーサーとレンズブ
ロックが接触する面が傾斜しており、スペーサーが傾斜
方向にスライド可能であることを特徴とする画像読取装
置。 - 【請求項2】 レンズ、CCD、レンズ保持手段から構
成されたレンズブロックと、レンズブロックを保持する
ためにフレームに設けられた受け台と、受け台とレンズ
ブロックの間に挿入可能なスペーサーとを備え、受け台
はレンズブロックを固定する部分が突起になっていて、
スペーサーには受け台の突起部が貫通する穴と、突起部
より小さいが取り付けネジは貫通する穴とを連続して設
けたことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の発明において、レンズブ
ロック保持部の両側のスペーサーの厚さが異なっている
ことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の発明において、スペーサ
ーの一部に曲げを設けたことを特徴とする画像読取装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8157071A JPH1013633A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8157071A JPH1013633A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1013633A true JPH1013633A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15641607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8157071A Pending JPH1013633A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1013633A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1832937A1 (en) * | 2006-03-09 | 2007-09-12 | Funai Electric Co., Ltd. | Adjustable mounting of laser scan unit in an image forming apparatus |
JP2012093660A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-17 | Kyocera Mita Corp | 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP8157071A patent/JPH1013633A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1832937A1 (en) * | 2006-03-09 | 2007-09-12 | Funai Electric Co., Ltd. | Adjustable mounting of laser scan unit in an image forming apparatus |
US7595813B2 (en) | 2006-03-09 | 2009-09-29 | Funai Electric Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2012093660A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-17 | Kyocera Mita Corp | 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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