JPH10135790A - 自己活性化機能付きフリップフロップ回路及び半導体集積回路 - Google Patents

自己活性化機能付きフリップフロップ回路及び半導体集積回路

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JPH10135790A
JPH10135790A JP8286879A JP28687996A JPH10135790A JP H10135790 A JPH10135790 A JP H10135790A JP 8286879 A JP8286879 A JP 8286879A JP 28687996 A JP28687996 A JP 28687996A JP H10135790 A JPH10135790 A JP H10135790A
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進 小野寺
Masahiko Ikeda
政彦 池田
Tomonori Miyazawa
智紀 宮澤
Shinichi Sato
真一 佐藤
Masafumi Fujimori
雅文 藤森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の自己活性化を可能にする自己活性化機
能付きフリップフロップ回路を提供する。 【解決手段】 入力された信号の論理値を保持するフリ
ップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路に保持
されている論理値を反転させた反転出力信号と外部入力
信号のいずれか一方を選択する選択回路とを備え、前記
選択回路の選択結果を前記フリップフロップ回路の入力
信号として供給すると共に、活性化モード時には前記選
択回路により前記反転出力信号を選択して前記フリップ
フロップ回路の入力信号値をトグルさせるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常のフリップフ
ロップ回路に自己活性化機能を付加した自己活性化機能
付きフリップフロップ回路、及びこのフリップフロップ
回路を搭載した半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】機器の高度化や複雑化およびシステム化
の進展に伴い、故障が社会に与える影響や損害が大きく
なり、信頼性が重要な品質の一特性として注目されてい
る。半導体集積回路においても、機器に組み込まれた
後、最終ユーザーにおいて所望の時間、機器の機能や性
能が発揮できる信頼性を確保するために、スクリーニン
グを行うのが一般的となっている。
【0003】スクリーニングは、通常、最大定格より厳
しいストレスを加え、劣化の原因を物理的、時間的に加
速することにより、潜在的故障要因を持つデバイスを不
良として取り除くことを目的としている。
【0004】半導体集積回路のスクリーニングにおいて
ストレスをかける方法として代表的なものがバーンイン
と呼ばれる手法である。
【0005】図14に示すように、従来の半導体集積回
路は、現在の入力のみによって出力が決定される組み合
わせ回路110と、フリップフロップ回路(以下、F/
F回路という)121のように現在の入力と回路の状態
によって出力が決定される順序回路120とで構成され
ている。
【0006】このような半導体集積回路のバーンイン工
程では、バーンイン装置を使用して、バーイン用の入力
パターン(以下、バーインパターンという)を集積回路
に送り集積回路を活性化させた状態(回路が動作してい
る様態)にし、外部からストレス(電圧、温度等)を加
えることが行われる。バーンインパターンの一例として
は、図15に示すように、例えば入力信号数は最大25
6本とし、パターン長は最大32Kステップとするもの
が用いられる。バーンイン工程中は、このようなバーン
インパターンを繰り返し実行し、集積回路を活性化させ
ることになる。
【0007】その際、集積回路に十分なストレスをかけ
るためには、できるだけ回路を活性化させること(広範
囲で動作している状態)が必要である。回路を十分活性
化させることによって効果的なスクリーニングが可能と
なり、極めて高い信頼性を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、スク
リーニングを効率的に行うには、できるだけ広範囲に回
路を動作させる(活性化する)ことが必要であるが、近
年の半導体プロセスの微細化による回路規模増大に伴い
回路全体を動作させるためのバーンインパターンは益々
長大で複雑となる傾向にある。
【0009】一般にバーンインパターンの長さは、組み
合わせ回路より順序回路に大きく左右される。すなわ
ち、順序回路の出力値は入力端子に与えられた値だけで
なく回路の内部状態に依存し、この順序回路を活性化す
るために、長大なパターンが必要となる。通常100K
ゲート規模の大規模集積回路では、最低100Kステッ
プのバーンインパターンが必要とされている。
【0010】そのため、一般に使われているバーンイン
装置において、例えば上記のように入力信号数=最大2
56本、パターン長=最大32Kステップ等の制約があ
った場合には、大規模集積回路を十分に活性化させるの
は困難となる。このようなことから、従来では、より高
機能で高価なバーンイン装置が必要になっていた。
【0011】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、回路の自己活
性化を可能にする自己活性化機能付きフリップフロップ
回路を提供することである。またその他の目的は、高機
能なバーンイン装置を用いることなく容易に効果的なス
クリーニングを行うことができる半導体集積回路を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明である自己活性化機能付きフリップフロ
ップ回路の特徴は、入力された信号の論理値を保持する
フリップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路に
保持されている論理値を反転させた反転出力信号と外部
入力信号のいずれか一方を選択する選択回路とを備え、
前記選択回路の選択結果を前記フリップフロップ回路の
入力信号として供給すると共に、活性化モード時には前
記選択回路により前記反転出力信号を選択して前記フリ
ップフロップ回路の入力信号値をトグルさせるように構
成したことにある。
【0013】この第1の発明によれば、活性化モード時
には、選択回路によりフリップフロップ回路の反転出力
信号を選択して、フリップフロップ回路の入力信号値を
トグルさせることにより、フリップフロップ回路を自ら
活性化する。
【0014】第2の発明である自己活性化機能付きフリ
ップフロップ回路の特徴は、入力された信号の論理値を
保持するフリップフロップ回路と、前記フリップフロッ
プ回路の正転出力信号の論理値を反転する反転回路と、
前記反転回路の出力信号と外部入力信号のいずれか一方
を選択する選択回路とを備え、前記選択回路の選択結果
を前記フリップフロップ回路の入力信号として供給する
と共に、活性化モード時には前記選択回路により前記反
転回路の出力信号を選択して前記フリップフロップ回路
の入力信号値をトグルさせるように構成したことにあ
る。
【0015】この第2の発明によれば、活性化モード時
には、選択回路により反転回路の出力信号を選択し、フ
リップフロップ回路の入力信号値をトグルさせてフリッ
プフロップ回路を自ら活性化する。
【0016】第3の発明である自己活性化機能付きフリ
ップフロップ回路の特徴は、入力された信号の論理値を
保持するフリップフロップ回路と、モード切換え信号に
応じて外部入力信号の論理の反転切換えを行う反転切換
え回路とを備え、前記反転切換え回路の出力を前記フリ
ップフロップ回路の入力信号として供給すると共に、活
性化モード時には前記モード切換え信号によって前記フ
リップフロップ回路の入力信号値をトグルさせるように
構成したことにある。
【0017】この第3の発明によれば、活性化モード時
には、モード切換え信号によってフリップフロップ回路
の入力信号値をトグルさせ、フリップフロップ回路の入
力信号値をトグルさせてフリップフロップ回路を自ら活
性化する。
【0018】第4の発明である半導体集積回路の特徴
は、外部からの入力データに対して所定の論理動作を行
い出力を決定する組み合わせ回路と、前記組み合わせ回
路から与えられた信号の論理値を保持する複数のフリッ
プフロップ回路を有する順序回路とを備えた半導体集積
回路において、活性化モード/通常モードを切換えるた
めのモード切換え信号を設定する活性化モード設定回路
を設けると共に、前記各フリップフロップ回路に保持さ
れている論理値を反転させた反転出力信号と前記組み合
わせ回路からの信号を前記モード切換え信号に応じて選
択する選択回路を前記各フリップフロップ回路に対応し
てそれぞれ設け、前記各々の選択回路の選択結果を前記
各フリップフロップ回路の入力信号としてそれぞれ供給
し、活性化モード時には前記各選択回路により前記各フ
リップフロップ回路の反転出力信号をそれぞれ選択して
その各々のフリップフロップ回路の入力信号値をトグル
させるように構成したことにある。
【0019】この第4の発明によれば、活性化モード時
には、各選択回路によりフリップフロップ回路の反転出
力信号をそれぞれ選択し、各フリップフロップ回路の入
力信号値をトグルさせて、全てのフリップフロップ回路
を自ら活性化する。これにより、半導体集積回路のバー
ンイン工程でフリップフロップ回路を活性化するために
必要とされるバーンインパターンのビット幅とステップ
数を著しく少なくすることができる。
【0020】第5の発明である半導体集積回路の特徴
は、外部からの入力データに対して所定の論理動作を行
い出力を決定する組み合わせ回路と、前記組み合わせ回
路から与えられた信号の論理値を保持する複数のフリッ
プフロップ回路を有する順序回路とを備えた半導体集積
回路において、活性化モード/通常モードを切換えるた
めのモード切換え信号を設定する活性化モード設定回路
を設けると共に、前記各フリップフロップ回路の正転出
力信号の論理値を反転する反転回路と、該反転回路の出
力信号と前記組み合わせ回路からの信号を前記モード切
換え信号に応じて選択する選択回路とを前記各フリップ
フロップ回路に対応してそれぞれ設け、前記選択回路の
選択結果を前記各フリップフロップ回路の入力信号とし
てそれぞれ供給し、活性化モード時には前記各選択回路
により前記反転回路の出力信号をそれぞれ選択して前記
各フリップフロップ回路の入力信号値をトグルさせるよ
うに構成したことにある。
【0021】この第5の発明によれば、活性化モード時
には、各選択回路により反転回路の出力信号をそれぞれ
選択し、各フリップフロップ回路の入力信号値をトグル
させて、全てのフリップフロップ回路を自ら活性化す
る。これにより、第4の発明と同様にバーンインパター
ンのビット幅とステップ数を著しく少なくすることがで
きる。
【0022】第6の発明である半導体集積回路の特徴
は、外部からの入力データに対して所定の論理動作を行
い出力を決定する組み合わせ回路と、前記組み合わせ回
路から与えられた信号の論理値を保持する複数のフリッ
プフロップ回路を有する順序回路とを備えた半導体集積
回路において、活性化モード/通常モードを切換えるた
めのモード切換え信号を設定する活性化モード設定回路
を設けると共に、前記組み合わせ回路から与えられた信
号の論理の反転切換えを前記モード切換え信号に応じて
行う反転切換え回路を前記各フリップフロップ回路に対
応してそれぞれ設け、前記各反転切換え回路の出力を各
々のフリップフロップ回路の入力信号としてそれぞれ供
給すると共に、活性化モード時には前記モード切換え信
号によって前記各フリップフロップ回路の入力信号値を
トグルさせるように構成したことにある。
【0023】第6の発明によれば、活性化モード時に
は、組み合わせ回路から与えられた信号の論理の反転切
換えを制御するモード切換え信号によって各フリップフ
ロップ回路の入力信号値をトグルさせ、全てのフリップ
フロップ回路を自ら活性化する。これにより、第4の発
明と同様にバーンインパターンのビット幅とステップ数
を著しく少なくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の自己活性化機能付
きフリップフロップ回路の基本原理を示す概念図であ
る。
【0025】本発明の自己活性化機能付きF/F回路
は、図1に示すように、半導体集積回路内の通常のF/
F回路1の入力側に、通常入力信号とその反転信号を切
換える切換え回路2を設け、この切換え回路2の出力を
F/F回路1のD端子に入力させて、F/F回路1にシ
ステムクロックを与えることにより、F/F回路1を自
ら活性化するものである。
【0026】次に、このような基本原理を踏まえて第1
実施形態の構成及び動作を説明をする。
【0027】図2は、本発明の第1実施形態に係る自己
活性化機能付きF/F回路を適用した半導体集積回路の
ブロック図である。
【0028】この半導体集積回路は、組み合わせ回路1
0と順序回路20とで構成されている。組み合わせ回路
10は、外部より入力データINを取り込んで所定の論
理動作を行いその結果である出力データOUTを外部に
出力する機能を有する回路であり、順序回路20は、組
み合わせ回路10の中間処理データを一旦保持し、所定
のタイミングでその保持データを組み合わせ回路10に
送り返す機能を有している。
【0029】順序回路20は、本発明の自己活性化機能
付きF/F回路で構成されるが、本実施形態では、説明
を簡単にするためその個数を例えば3個とし、自己活性
化機能付きF/F回路21,22,23で構成されるも
のとする。
【0030】この自己活性化機能付きF/F回路21〜
23は、通常F/F回路21a,22a,23aと、切
換え回路(選択回路)21b,22b,23bとでそれ
ぞれ構成され、各々の切換え回路21b〜23bによ
り、通常モード時の入力信号(S21〜S23)と活性
化モード時の入力信号(通常F/F回路21a〜23a
のQN出力)を切り換える構造となっている。
【0031】具体的には、切換え回路21bは、通常F
/F回路21aの反転出力端子QNから出力される反転
出力信号と組み合わせ回路10から送られてくる入力信
号S21をモード切換え信号MDに応じて切換える機能
を有している。同様に、切換え回路22b,23bは、
それぞれ通常F/F回路22a,23aの反転出力端子
QNから出力される反転出力信号と組み合わせ回路10
から送られてくる入力信号S22,S23をモード切換
え信号MDに応じて切換えるようになっている。
【0032】図3(a),(b),(c)に上記切換え
回路(選択回路)21b〜23bの構成例を示す。同図
(a)の例では、インバータ31、ANDゲート32,
33、及びORゲート34で構成されている。また、同
図(b)の例では、インバータ41とアナログスイッチ
42,43で構成され、同図(c)の例では、インバー
タ51とトライステートバッファ52,53で構成され
ている。
【0033】ここで、入力信号S21,S22,S23
は、任意のレベルにあり、外部からはダイレクトに制御
できない信号であり、自己活性化機能付きF/F回路2
1〜23に与えられるクロック信号CLK1,CLK
2,CLK3は、クロック端子30a,30b,30c
に接続されたクロックバッファ31a,31b,31c
を介して供給され、外部よりダイレクトに入力すること
ができるようになっている。なお、クロック信号CLK
1,CLK2,CLK3は共通のクロック信号を使用し
ている。
【0034】また、前記モード切換え信号MDは、活性
化モード設定回路60で設定されるようになっている。
活性化モード設定回路60は、図4に示すように例えば
D−FF回路で構成され、TEST信号入力用の外部端
子61とMODESEL信号入力用の外部端子62にそ
れぞれバッファ63,64を介して接続されている。本
例のモード切換え信号MDは、活性化モード時には
“L”レベルに、通常モード時には“H”レベルに設定
されるものとする。
【0035】図5は、本実施形態の自己活性化機能付き
F/F回路の動作を示すタイミングチャートであり、同
図を参照しつつ本実施形態の動作を説明する。
【0036】通常モード時では、活性化モード設定回路
60の出力であるモード切換え信号MDが“1”であり
(図5参照)、その結果、自己活性化機能付きF/F回
路21〜23内部の切換回路21b〜23bにより、入
力信号S21〜S23が通常F/F回路21a〜23a
のD端子に入力される状態となり、従来回路のF/F回
路と同じ動作をする。
【0037】活性化モード設定回路60を活性化モード
に設定すると、モード切換え信号MDは“0”になり、
自己活性化機能付きF/F回路21〜23内部の切換え
回路21b〜23bにより、通常F/F回路21a〜2
3aのD端子に当該F/F回路21a〜23aのQN端
子の出力が入力される状態となる。
【0038】この状態で通常F/F回路21a〜23a
のクロック端子CKにシステムクロックCLKを入力す
れば、通常F/F回路21a〜23aの端子Qの出力
は、図5に示すようにシステムクロックCLKの1周期
毎に“H”レベル→“L”レベル→“H”レベル→
“L”レベルを繰り返す。これにより、F/F回路21
〜23を活性化することができる。
【0039】このような半導体集積回路のスクリーニン
グ方法としては、バーイン装置(図示省略)を当該半導
体集積回路に接続し、その全外部端子を介してバーンイ
ンパターンを集積回路内に入力する。そのうち前記クロ
ック端子30a〜30c及び前記外部端子61,62に
は、上記自己活性化機能付きF/F回路21〜23から
なる順序回路20を活性化すべく、図6に示すバーンイ
ンパターンを入力するようにする。
【0040】このようにして集積回路を活性化させた状
態にし、外部からストレス(電圧、温度等)を加え、潜
在的故障要因を持つデバイスを不良として排除する。
【0041】このように実際に本実施形態の自己活性化
機能付きF/F回路21〜23を使用すると、バーンイ
ンパターンは、図6に示したように端子数5本(CLK
入力端子3本+活性化モード設定端子2本)、及びテス
トステップ数6ステップという極小規模にもかかわら
ず、全ての順序回路を活性化することができる。また、
全てのF/F回路21〜23の出力信号が変化すること
により、組み合わせ回路10も活性化することが可能で
ある。
【0042】図7は、本発明の第2実施形態に係る自己
活性化機能付きF/F回路を適用した半導体集積回路の
ブロック図であり、図2に共通する要素には同一の符号
が付されている。
【0043】本実施形態の半導体集積回路は、上記図2
に示した第1実施形態の半導体集積回路において、自己
活性化機能付きF/F回路のみの構成が変更されてい
る。すなわち、本実施形態の自己活性化機能付きF/F
回路71,72,73は、それぞれ通常F/F回路21
a〜23aの正転出力端子Qの出力である正転出力信号
を一旦反転回路71a,72a,73aに入力し、切換
回路21b〜23bの入力側に接続する構成となってい
る。
【0044】このような通常F/F回路の正転出力端子
Qの出力を用いた構成であっても、上記第1実施形態と
同様の作用効果を有する。
【0045】図8は、本発明の第3実施形態に係る自己
活性化機能付きF/F回路を適用した半導体集積回路の
ブロック図であり、図2に共通する要素には同一の符号
が付されている。
【0046】本実施形態の半導体集積回路は、上記図2
に示した第1実施形態の半導体集積回路において、自己
活性化機能付きF/F回路のみの構成が変更されてい
る。すなわち、本実施形態の自己活性化機能付きF/F
回路81,82,83は、反転切換え回路81a,82
a,83aにより活性化モード時に通常モード時の入力
信号S21〜S23を反転し、これを通常F/F回路2
1a〜23aのD端子に供給する構成となっている。
【0047】反転切換え回路81a〜83aは、例え
ば、図9(a)に示すように排他的論理和回路(EX−
OR回路)で構成するほか、図9(b)に示すように、
インバータ91、トライステートバッファ92及びトラ
イステートインバータ93を用いた回路で構成すること
も可能である。
【0048】図10は、本実施形態の自己活性化機能付
きF/F回路の活性化モード時の動作を示すタイミング
チャートであり、同図を参照しつつ本実施形態の動作を
説明する。
【0049】通常モード時には、活性化モード設定回路
60の出力信号(モード切換え信号MD)は“0”にな
る。その結果、自己活性化機能付きF/F回路81〜8
3内部の反転切換え回路81a〜83aにより、入力信
号S21〜S23がそのまま通常F/F回路21a〜2
3aのD端子に入力される状態となり、従来のF/F回
路と同じ動作をする。
【0050】活性化モード設定回路60を活性化モード
に設定すると、モード切換え信号MDは“1”になり、
自己活性化機能付きF/F回路81〜83内部の反転切
換え回路81a〜83aにより、通常F/F回路21a
〜23aのD端子に入力信号S21〜S23が反転され
て入力される状態となる。
【0051】このような状態でシステムクロックCLK
を入力しながら、活性化モードと通常モードを交互に切
り替えると(図10参照)、自己活性化機能付きF/F
回路81〜83内部の通常F/F回路21a〜23aの
正転出力端子Qの出力は、システムクロックCLKの1
周期毎に“H”レベル→“L”レベル→“H”レベル→
“L”レベルを繰り返す。これにより半導体集積回路内
の通常F/F回路21a〜23aを活性化することがで
きる。
【0052】実際に本実施形態の自己活性化機能付きF
/F回路を適用するバーンインパターンは、図11に示
したように端子数5本(CLK入力端子3本+活性化モ
ード設定端子2本)、及びテストステップ数13ステッ
プという極小規模にもかかわらず、全ての順序回路20
を活性化することができる。また、全てのF/F回路の
出力信号が変化することにより、組み合わせ回路10も
活性化することが可能である。
【0053】図12は、本発明の第4実施形態に係る自
己活性化機能付きF/F回路を適用した半導体集積回路
のブロック図であり、図2に共通する要素には同一の符
号が付されている。
【0054】本実施形態は、上記第1実施形態の自己活
性化機能付きF/F回路21〜23のクロックCLKが
組み合わせ回路10に接続されている例を示すものであ
る。この場合、通常F/F回路21aを活性化し、組み
合わせ回路10を動作させることによって、組み合わせ
回路10の出力信号S22a,S23aが変化し、通常
F/F回路22a,23aを活性化することが可能であ
る。
【0055】図13は、本発明の第5実施形態に係る自
己活性化機能付きF/F回路を適用した半導体集積回路
のブロック図であり、図2に共通する要素には同一の符
号が付されている。
【0056】本実施形態は、上記第1実施形態の自己活
性化機能付きF/F回路22,23のクロック端子CK
が前段の自己活性化機能付きF/F回路21の出力に接
続されている例を示すものである。
【0057】この場合、通常F/F回路21aを活性化
することにより、そのF/F回路21aの出力信号Qa
が変化し、通常F/F回路22a,23aを活性化する
ことが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1乃至第
3の発明である自己活性化機能付きF/F回路によれ
ば、比較的簡単な構成により、通常のF/F回路に自己
活性化機能を付加することができる。
【0059】第4乃至第6の発明である半導体集積回路
によれば、自己活性化機能付きF/F回路を搭載したの
で、半導体集積回路のバーンイン工程でF/F回路を活
性化するために通常必要とされるバーンインパターンの
ビット幅とステップ数を著しく少なくすることができ
る。これにより、大規模半導体集積回路の十分なスクリ
ーニングを比較的簡単なバーイン装置で実現することが
でき、バーイン装置の大幅なコスト削減が可能になる。
さらに、F/F回路の活性化率を100%にすることが
できるため、初期不良が収束するまでの時間が短縮さ
れ、半導体集積回路のコストダウン、及び量産TATの
短縮が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自己活性化機能付きフリップフロップ
回路の基本原理を示す概念図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る自己活性化機能付
きF/F回路を適用した半導体集積回路のブロック図で
ある。
【図3】第1実施形態における切換え回路の構成例を示
す図である。
【図4】第1実施形態における活性化モード設定回路の
構成例を示す図である。
【図5】第1実施形態における自己活性化機能付きF/
F回路の活性化モード時の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図6】第1実施形態における活性化に必要なバーンイ
ンパターン例を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る自己活性化機能付
きF/F回路を適用した半導体集積回路のブロック図で
ある。
【図8】本発明の第3実施形態に係る自己活性化機能付
きF/F回路を適用した半導体集積回路のブロック図で
ある。
【図9】第3実施形態における反転切換え回路の構成例
を示す図である。
【図10】第3実施形態の自己活性化機能付きF/F回
路の活性化モード時の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図11】第3実施形態における活性化に必要なバーン
インパターン例を示す図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る自己活性化機能
付きF/F回路を適用した半導体集積回路のブロック図
である。
【図13】本発明の第5実施形態に係る自己活性化機能
付きF/F回路を適用した半導体集積回路のブロック図
である。
【図14】従来の半導体集積回路の構成図である。
【図15】従来のバーンインパターンの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 組み合わせ回路 20 順序回路 21〜23,71〜73,81〜83 自己活性化機能
付きF/F回路 60 活性化モード設定回路 MD モード切換え信号 CLK システムクロック S21〜S23 入力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 真一 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 藤森 雅文 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号の論理値を保持するフリ
    ップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路に保持
    されている論理値を反転させた反転出力信号と外部入力
    信号のいずれか一方を選択する選択回路とを備え、 前記選択回路の選択結果を前記フリップフロップ回路の
    入力信号として供給すると共に、活性化モード時には前
    記選択回路により前記反転出力信号を選択して前記フリ
    ップフロップ回路の入力信号値をトグルさせるように構
    成したことを特徴とする自己活性化機能付きフリップフ
    ロップ回路。
  2. 【請求項2】 入力された信号の論理値を保持するフリ
    ップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路の正転
    出力信号の論理値を反転する反転回路と、前記反転回路
    の出力信号と外部入力信号のいずれか一方を選択する選
    択回路とを備え、 前記選択回路の選択結果を前記フリ
    ップフロップ回路の入力信号として供給すると共に、活
    性化モード時には前記選択回路により前記反転回路の出
    力信号を選択して前記フリップフロップ回路の入力信号
    値をトグルさせるように構成したことを特徴とする自己
    活性化機能付きフリップフロップ回路。
  3. 【請求項3】 入力された信号の論理値を保持するフリ
    ップフロップ回路と、モード切換え信号に基づいて外部
    入力信号の論理の反転切換えを行う反転切換え回路とを
    備え、 前記反転切換え回路の出力を前記フリップフロップ回路
    の入力信号として供給すると共に、活性化モード時には
    前記モード切換え信号によって前記フリップフロップ回
    路の入力信号値をトグルさせるように構成したことを特
    徴とする自己活性化機能付きフリップフロップ回路。
  4. 【請求項4】 外部からの入力データに対して所定の論
    理動作を行い出力を決定する組み合わせ回路と、前記組
    み合わせ回路から与えられた信号の論理値を保持する複
    数のフリップフロップ回路を有する順序回路とを備えた
    半導体集積回路において、 活性化モード/通常モードを切換えるためのモード切換
    え信号を設定する活性化モード設定回路を設けると共
    に、 前記各フリップフロップ回路に保持されている論理値を
    反転させた反転出力信号と前記組み合わせ回路からの信
    号を前記モード切換え信号に応じて選択する選択回路を
    前記各フリップフロップ回路に対応してそれぞれ設け、 前記各々の選択回路の選択結果を前記各フリップフロッ
    プ回路の入力信号としてそれぞれ供給し、活性化モード
    時には前記各選択回路により前記各フリップフロップ回
    路の反転出力信号をそれぞれ選択してその各々のフリッ
    プフロップ回路の入力信号値をトグルさせるように構成
    したことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 外部からの入力データに対して所定の論
    理動作を行い出力を決定する組み合わせ回路と、前記組
    み合わせ回路から与えられた信号の論理値を保持する複
    数のフリップフロップ回路を有する順序回路とを備えた
    半導体集積回路において、 活性化モード/通常モードを切換えるためのモード切換
    え信号を設定する活性化モード設定回路を設けると共
    に、 前記各フリップフロップ回路の正転出力信号の論理値を
    反転する反転回路と、該反転回路の出力信号と前記組み
    合わせ回路からの信号を前記モード切換え信号に応じて
    選択する選択回路とを前記各フリップフロップ回路に対
    応してそれぞれ設け、 前記選択回路の選択結果を前記各フリップフロップ回路
    の入力信号としてそれぞれ供給し、活性化モード時には
    前記各選択回路により前記反転回路の出力信号をそれぞ
    れ選択して前記各フリップフロップ回路の入力信号値を
    トグルさせるように構成したことを特徴とする半導体集
    積回路。
  6. 【請求項6】 外部からの入力データに対して所定の論
    理動作を行い出力を決定する組み合わせ回路と、前記組
    み合わせ回路から与えられた信号の論理値を保持する複
    数のフリップフロップ回路を有する順序回路とを備えた
    半導体集積回路において、 活性化モード/通常モードを切換えるためのモード切換
    え信号を設定する活性化モード設定回路を設けると共
    に、 前記組み合わせ回路から与えられた信号の論理の反転切
    換えを前記モード切換え信号に応じて行う反転切換え回
    路を前記各フリップフロップ回路に対応してそれぞれ設
    け、 前記各反転切換え回路の出力を各々のフリップフロップ
    回路の入力信号としてそれぞれ供給すると共に、活性化
    モード時には前記モード切換え信号によって前記各フリ
    ップフロップ回路の入力信号値をトグルさせるように構
    成したことを特徴とする半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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