JPH10135740A - 発振装置 - Google Patents

発振装置

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JPH10135740A
JPH10135740A JP29028296A JP29028296A JPH10135740A JP H10135740 A JPH10135740 A JP H10135740A JP 29028296 A JP29028296 A JP 29028296A JP 29028296 A JP29028296 A JP 29028296A JP H10135740 A JPH10135740 A JP H10135740A
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JP29028296A
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Kenji Nuga
賀 謙 治 奴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路規模を増大させることなく、内部回路の誤
動作を防止することができるスタータ付の発振装置を提
供すること。 【解決手段】スタータに誤動作防止回路を設け、発振回
路の出力信号の状態に応じて、スタータを構成するクロ
ックドインバータの第1のP型MOSトランジスタがオ
フ状態のときに、第2のP型MOSトランジスタをオフ
状態とし、同様に、クロックドインバータの第1のN型
MOSトランジスタがオフ状態のときに、第2のN型M
OSトランジスタをオフ状態とすることにより、上記課
題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路の発振の
開始を補助するスタータを有する発振装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】発振装置において、発振回路は、基本的
に、所定の周波数で発振する共振子と、この共振子の出
力信号を増幅する発振バッファとにより構成されてい
る。ここで、発振バッファは、共振子の発振周波数に応
じて、その駆動能力が適宜決定されるものであって、共
振子の発振周波数が、例えば32KHzのように比較的
低い場合には、消費電流を低減する等の他の理由にもよ
り、比較的駆動能力の小さいものが用いられている。
【0003】このため、比較的低い周波数で発振する発
振回路を用いた発振装置においては、発振回路が発振を
開始するまでに必要な発振開始時間が増大してしまうと
いう問題点があった。例えば、上述するように、共振子
の発振周波数が32KHzの場合には、発振開始時間は
1秒程度にまで増大する。従って、この発振回路の発振
の開始を補助し、発振開始時間を短縮するためにスター
タが用いられている。
【0004】ここで、図7に、スタータを有する発振装
置の一例の構成回路図を示す。図示例の発振装置60
は、基本的に、所定の周波数で発振する発振回路12、
および、この発振回路12の発振の開始を補助するスタ
ータ64により構成されている。
【0005】まず、発振回路12は、水晶振動子16、
比較的駆動能力の小さい発振バッファ18、抵抗素子2
0、容量素子22,24および出力バッファ66により
構成されている。水晶振動子16、発振バッファ18お
よび抵抗素子20は互いに並列に接続され、容量素子2
2,24は、それぞれ水晶振動子16の両端とグランド
との間に接続されている。また、発振バッファ18の出
力端子は、出力バッファ66の入力端子に接続されてい
る。
【0006】この発振回路12において、水晶振動子1
6は、所定周波数の正弦波を出力する。抵抗素子20
は、水晶振動子16の両端を接続するバイアス抵抗であ
って、発振バッファ18および容量素子22,24とと
もに、水晶振動子16が出力する正弦波を所定振幅に増
幅する。所定振幅に増幅された正弦波は、出力バッファ
66によって方形波に波形整形され、例えばクロック信
号等として、図示していない内部回路に供給される。
【0007】また、スタータ64は、比較的駆動能力の
大きいクロックドインバータ26、および、インバータ
68により構成されており、クロックドインバータ26
は、電源とグランドとの間に直列接続されたP型MOS
トランジスタ(以下、PMOSという)36,38、お
よび、N型MOSトランジスタ(以下、NMOSとい
う)40,42により構成されている。
【0008】PMOS38およびNMOS40のゲート
は短絡され、発振バッファ18の入力端子に接続されて
いる。同様に、PMOS38およびNMOS40のドレ
インも短絡され、発振バッファ18の出力端子に接続さ
れている。また、PMOS36のゲートには、インバー
タ68を介して、クロックドインバータ26のオン状態
/オフ状態を制御するイネーブル信号ENが入力され、
NMOS42のゲートには、イネーブル信号ENが直接
入力されている。
【0009】このスタータ64において、クロックドイ
ンバータ26は、イネーブル信号ENをアクティブ状
態、図示例においては、アクティブ状態のハイレベルに
することによりオン状態とされ、発振バッファ18の入
力端子および出力端子と並列に、かつ、電気的に接続さ
れる。これとは逆に、イネーブル信号ENを非アクティ
ブ状態のローレベルにすることにより、クロックドイン
バータ26は、発振バッファ18から電気的に切り離さ
れる。
【0010】発振装置60においては、例えば電源投入
時にイネーブル信号ENをハイレベルとしてクロックド
インバータ26をオン状態とし、発振回路12が発振を
開始するまでの一定期間、発振バッファ18および駆動
能力の大きいクロックドインバータ26で水晶振動子1
6の出力信号を増幅し、発振開始後にイネーブル信号E
Nをローレベルとし、駆動能力の小さい発振バッファ1
8だけで水晶振動子16の出力信号を増幅する。これに
より、発振開始時間が短縮される。
【0011】しかしながら、スタータ64を有する従来
の発振装置60においては、例えば図8のシミュレーシ
ョン結果に示されるように、イネーブル信号ENを非ア
クティブ状態のローレベルとした瞬間に、発振回路12
の出力信号(H)に、1〜2nS程度のノイズが発生し
てしまう。発振回路12の出力信号は、例えばクロック
信号等として、図示していない内部回路に供給されて使
用されるため、内部回路が誤動作する原因の1つになる
という問題点があった。
【0012】このような発振装置の問題点の1つの解決
策として、例えば特開平第4−200009号公報に開
示された発振装置がある。図9に概念的に示されるよう
に、この発振装置70は、複数個に分割したクロックド
インバータ72を並列接続して構成したもので、これら
の並列接続された全部のクロックドインバータ72を、
発振回路12の発振開始時に同時にオン状態とし、経時
とともに1つずつオフ状態にするように構成したもので
ある。
【0013】この発振装置70によれば、例えば図10
のシミュレーション結果に示されるように、複数個に分
割したクロックドインバータ72を1つずつオフ状態に
する瞬間に、発振バッファ18の出力信号(J)に発生
するノイズの大きさを低減することができ、これによ
り、内部回路の誤動作を防止することができる。しか
し、この発振装置70では、クロックドインバータ72
の分割数に応じて回路規模や配線領域が増大し、レイア
ウト面積が増大するという問題点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、回路規模
を増大させることなく、内部回路の誤動作を防止するこ
とができるスタータ付の発振装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所定の周波数で発振する発振回路と、こ
の発振回路の発振の開始を補助するスタータとを有する
発振装置であって、前記スタータは、電源とグランドと
の間に、第1および第2のP型MOSトランジスタ、な
らびに、第1および第2のN型MOSトランジスタが直
列接続されたクロックドインバータと、前記発振回路の
出力信号の状態に応じて、前記第1のP型MOSトラン
ジスタがオフ状態のときに、前記第2のP型MOSトラ
ンジスタをオフ状態とし、前記第1のN型MOSトラン
ジスタがオフ状態のときに、前記第2のN型MOSトラ
ンジスタをオフ状態とする誤動作防止回路とを有するこ
とを特徴とする発振装置を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の発振装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の発振装置の一実施例の構成回路図であ
る。この図に示されるように、本発明の発振装置10
は、基本的に、所定の周波数で発振する発振回路12、
および、この発振回路12の発振の開始を補助するスタ
ータ14により構成されている。
【0017】図示例の発振装置10において、発振回路
12は、コルピッツ型の水晶発振回路であって、比較的
低い周波数で発振する水晶振動子16、比較的駆動能力
の小さい発振バッファ18、抵抗素子20および容量素
子22,24により構成されている。水晶振動子16、
発振バッファ18および抵抗素子20は互いに並列に接
続され、容量素子22,24は、それぞれ水晶振動子1
6の両端とグランドとの間に接続されている。
【0018】この発振回路12において、水晶振動子1
6は、比較的低い周波数の正弦波を出力する。抵抗素子
20は、水晶振動子16の両端を接続するバイアス抵抗
であって、発振バッファ18および容量素子22,24
とともに、水晶振動子16が出力する正弦波を所定振幅
に増幅する。所定振幅に増幅された正弦波は、図示して
いない出力バッファにより方形波に波形整形され、例え
ばクロック信号等として、図示していない内部回路に供
給される。
【0019】なお、本発明の発振装置に用いられる発振
回路は、図示例のコルピッツ型の水晶発振回路に限定さ
れず、例えば水晶振動子やセラミック発振子等の共振
子、および、発振バッファにより構成された発振回路で
あれば、従来公知のあらゆる種類の発振回路を用いるこ
とができる。
【0020】次いで、スタータ14は、比較的低い周波
数で発振する発振回路12の発振の開始を補助するため
のものであって、すなわち、図示例の発振装置10にお
いては、発振回路12の発振開始時に、発振バッファ1
8の駆動能力を補助することにより、発振回路12が発
振を開始するまでに必要な発振開始時間を短縮するため
のものであって、比較的駆動能力の大きいクロックドイ
ンバータ26、および、誤動作防止回路28により構成
されている。
【0021】スタータ14において、クロックドインバ
ータ26は、電源とグランドとの間に直列接続されたP
型MOSトランジスタ(以下、PMOSという)36,
38およびN型MOSトランジスタ(以下、NMOSと
いう)40,42により構成されている。PMOS38
およびNMOS40のゲート同士は短絡されて、発振バ
ッファ18の入力端子に接続され、そのドレイン同士も
短絡されて発振バッファ18の出力端子に接続されてい
る。
【0022】誤動作防止回路28は、クロックドインバ
ータ26のオン状態/オフ状態を制御するイネーブル信
号ENに応じて、クロックドインバータ26をオン状態
とし、イネーブル信号EN、および、発振回路12の出
力信号の状態に応じて、クロックドインバータ26に電
流が流れないタイミングで、クロックドインバータ26
をオフ状態にするためのもので、図示例においては、S
Rラッチ30,32およびインバータ34により構成さ
れている。
【0023】SRラッチ30,32のセット端子Sに
は、イネーブル信号ENが入力されている。SRラッチ
30のリセット端子Rには、インバータ34を介して、
発振バッファ18の出力端子が接続され、同様に、SR
ラッチ32のリセット端子Rには発振バッファ18の出
力端子が直接接続され、SRラッチ30の反転出力端子
QNおよびSRラッチ32の出力端子Qは、それぞれク
ロックドインバータ26を構成するPMOS36および
NMOS42のゲートに入力されている。
【0024】ここで、図2に、SRラッチの一例の構成
回路図を示す。図示例のSRラッチ44において、NO
Rゲート46,48の一方の入力端子および出力端子は
互いにクロスカップル接続され、その他方の入力端子に
は、それぞれセット信号Sおよびリセット信号Rが入力
されている。また、NORゲート46の出力信号は、反
転出力信号QNとして出力されるとともに、インバータ
50を介して、出力信号Qとして出力されている。
【0025】図示例のスタータ14においては、イネー
ブル信号ENをアクティブ状態のハイレベルにすること
により、SRラッチ30,32が無条件にセットされ
て、SRラッチ30の反転出力信号はローレベル、か
つ、SRラッチ32の出力信号はハイレベルになる。こ
れにより、PMOS36およびNMOS42はともにオ
ン状態とされ、クロックドインバータ26は、発振バッ
ファ18の入力端子および出力端子と並列に、かつ、電
気的に接続される。
【0026】これとは逆に、イネーブル信号ENを非ア
クティブ状態のローレベルにすることにより、例えば図
3の真理値表に示されるように、発振回路12の出力信
号(A)の状態に応じて、SRラッチ30の反転出力信
号(B)、および、SRラッチ32の出力信号(C)の
状態が変化し、これにより、PMOS36およびNMO
S42が1つずつ順次オフ状態とされ、クロックドイン
バータ26は、発振バッファ18から電気的に切り離さ
れる。
【0027】例えば、発振回路12の出力信号の1つで
ある発振バッファ18の出力信号がローレベルのときに
は、PMOS38がオフ状態であり、電源からPMOS
36,38を介して発振バッファ18の出力端子に電流
は流れていない。このとき、SRラッチ30は、インバ
ータ34を介して、そのリセット端子Rにハイレベルが
入力され、リセットされる。これにより、SRラッチ3
0の反転出力信号はハイレベルとなり、PMOS36は
オフ状態とされる。
【0028】また、発振バッファ18の出力信号がハイ
レベルのときには、NMOS40はオフ状態であり、発
振バッファ18の出力端子からNMOS40,42を介
してグランドに電流は流れていない。このとき、SRラ
ッチ32は、そのリセット端子Rに、発振バッファ18
の出力信号のハイレベルが直接入力され、リセットされ
る。これにより、SRラッチ32の出力信号はローレベ
ルとなり、NMOS42はオフ状態とされる。
【0029】本発明の発振装置10においては、例えば
電源投入時にイネーブル信号ENをハイレベルとしてク
ロックドインバータ26をオン状態とし、発振回路12
が発振を開始するまでの一定期間、発振回路12の駆動
能力の小さい発振バッファ18に加えて、さらにスター
タ14の駆動能力の大きいクロックドインバータ26の
両方で水晶振動子16の出力信号を増幅させる。これに
より、発振回路12を短い時間で発振させることができ
る。
【0030】また、発振回路12が発振を開始した後
は、イネーブル信号ENをローレベルとすることによ
り、スタータ14において、クロックドインバータ26
に電流が流れないタイミングで、クロックドインバータ
26が自動的にオフ状態にされ、発振バッファ18から
電気的に切り離される。これにより、駆動能力の小さい
発振バッファ18だけで水晶振動子16の出力信号を増
幅することができ、消費電流を低減することができる。
【0031】このように、本発明の発振装置10におい
ては、イネーブル信号ENを非アクティブ状態にする
と、発振回路12の出力信号の状態に応じて、クロック
ドインバータ26に電流が流れないタイミングで、クロ
ックドインバータ26が自動的にオフ状態にされるた
め、発振回路12の出力信号にノイズが発生するのを防
止することができ、発振回路12の出力信号により動作
する内部回路の誤動作を防止することができる。
【0032】なお、本発明の発振装置において、誤動作
防止回路28の機能を実現するための回路構成は、上述
する本実施例のように、SRラッチ30,32およびイ
ンバータ34に限定されるものではない。また、誤動作
防止回路28において使用される発振回路12の出力信
号としては、図示例においては、発振バッファ18の入
力端子および出力端子における信号のいずれか、また
は、両方を用いることができる。
【0033】例えば、図4に、本発明の発振装置の別の
実施例の構成回路図を示す。図示例の発振装置52は、
図1に示される発振装置10において、SRラッチ3
0,32のリセット端子Rに、発振回路12の出力信号
として、発振バッファ18の出力端子における信号を入
力する代わりに、それぞれ比較的しきい値が高いインバ
ータ54,56、および、比較的しきい値が低いインバ
ータ58を介して、発振バッファ18の入力端子におけ
る信号を入力したものである。
【0034】この発振装置52は、基本的には、図1に
示される発振装置10と同じように動作するもので、発
振バッファ18の入力端子における信号の状態に応じ
て、クロックドインバータ26に電流が流れないタイミ
ングで、クロックドインバータ26をオフ状態にする。
すなわち、誤動作防止回路28を構成するSRラッチ3
0,32の出力信号の状態は、発振バッファ18の入力
端子における信号の状態に応じて、図5の真理値表に示
されるように変化する。
【0035】すなわち、発振バッファ18の入力端子に
おける信号(D)が、ローレベルからハイレベルに変化
するときには、まず、PMOS38がオフ状態になった
後、比較的高いしきい値を持つインバータ54,56の
しきい値に到達したときに、インバータ54の出力がロ
ーレベルに変化し、インバータ56の出力がハイレベル
に変化する。これにより、SRラッチ30がリセットさ
れ、その反転出力信号(E)はハイレベルとなり、PM
OS36がオフ状態とされる。
【0036】同様に、発振バッファ18の入力端子にお
ける信号(D)が、ハイレベルからローレベルに変化す
るときには、まず、NMOS40がオフ状態となった
後、比較的低いしきい値を持つインバータ58のしきい
値に到達したときに、インバータ58の出力がハイレベ
ルに変化する。これにより、SRラッチ32がリセット
され、その出力信号(F)はローレベルとなり、NMO
S42がオフ状態とされる。
【0037】このように、図示例の発振装置52におい
ては、インバータ54,56のしきい値を比較的高く設
定し、かつ、インバータ58のしきい値を比較的低く設
定したことにより、PMOS38が完全にオフ状態とさ
れた後に、PMOS36をオフ状態にすることができ、
同様に、NMOS40が完全にオフ状態とされた後に、
NMOS42をオフ状態にすることができるため、発振
回路12の出力信号にノイズが発生するのを完全に防止
することができる。
【0038】ここで、図6に、本発明の発振装置の動作
を表す一実施例のタイミングチャートを示す。図示例の
タイミングチャートは、図4に示される発振装置52に
おいて、発振回路12の出力信号(G)のシミュレーシ
ョン結果を示したもので、イネーブル信号ENを非アク
ティブ状態であるローレベルとした瞬間に、PMOS3
6がオフ状態とされ、その後、発振回路12の出力信号
が立ち上がって、約2.6V付近まで到達したときに、
NMOS42がオフ状態とされている。
【0039】図示例の発振装置52においては、発振回
路12からクロックドインバータ26を電気的に切り離
すときに、従来のスタータ付き発振装置で見られたよう
なノイズは発生していない。なお、イネーブル信号EN
を非アクティブ状態にした瞬間に、発振回路12の出力
信号に若干の歪みが発生しているが、発振バッファ18
や、スタータ14を構成するインバータ54,56,5
8、クロックドインバータ26等のしきい値を適宜調整
して、この歪みを完全に抑えることもできる。
【0040】以上、本発明の発振装置について詳細に説
明したが、本発明は上記実施例だけに限定されず、本発
明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更
をしてもよいのはもちろんである。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の発振
装置は、発振回路の発振の開始を補助するスタータを有
するもので、誤動作防止回路を設け、発振回路の出力信
号の状態に応じて、スタータを構成するクロックドイン
バータに電流が流れないタイミングで、クロックドイン
バータをオフ状態にするようにしたものである。これに
より、本発明の発振装置によれば、発振開始時に、スタ
ータを用いて発振開始時間を短縮できるのはもちろん、
発振後は、発振バッファからスタータを電気的に切り離
すことにより、消費電流を低減することもできる。ま
た、本発明の発振装置によれば、誤動作防止回路を設け
たことによる回路規模の増大もほとんどないし、誤動作
防止回路により、発振回路の出力信号の状態に応じて、
スタータが発振バッファから電気的に切り離されるた
め、発振回路の出力信号にノイズが発生せず、内部回路
の誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発振装置の一実施例の構成回路図で
ある。
【図2】 SRラッチの一例の構成回路図である。
【図3】 図1に示される本発明の発振装置で用いられ
ているSRラッチの出力信号の真理値表である。
【図4】 本発明の発振装置の別の実施例の構成回路図
である。
【図5】 図4に示される本発明の発振装置で用いられ
ているSRラッチの出力信号の真理値表である。
【図6】 図4に示される本発明の発振装置の動作を表
す一実施例のタイミングチャートである。
【図7】 従来の発振装置の一例の構成回路図である。
【図8】 図7に示される従来の発振装置の動作を表す
一例のタイミングチャートである。
【図9】 従来の発振装置の別の例の構成回路図であ
る。
【図10】 図9に示される従来の発振装置の動作を表
す一例のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10,52,60,70 発振装置 12 発振回路 14,64 スタータ 16 水晶振動子 18 発振バッファ 20 抵抗素子 22,24 容量素子 26,72 クロックドインバータ 28 誤動作防止回路 30,32,44 SRラッチ 34,50,54,56,58,68 インバータ 36,38 P型MOSトランジスタ(PMOS) 40,42 N型MOSトランジスタ(NMOS) 46,48 NORゲート 66 出力バッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の周波数で発振する発振回路と、この
    発振回路の発振の開始を補助するスタータとを有する発
    振装置であって、 前記スタータは、電源とグランドとの間に、第1および
    第2のP型MOSトランジスタ、ならびに、第1および
    第2のN型MOSトランジスタが直列接続されたクロッ
    クドインバータと、前記発振回路の出力信号の状態に応
    じて、前記第1のP型MOSトランジスタがオフ状態の
    ときに、前記第2のP型MOSトランジスタをオフ状態
    とし、前記第1のN型MOSトランジスタがオフ状態の
    ときに、前記第2のN型MOSトランジスタをオフ状態
    とする誤動作防止回路とを有することを特徴とする発振
    装置。
JP29028296A 1996-10-31 1996-10-31 発振装置 Withdrawn JPH10135740A (ja)

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