JPH0575343A - クロツク信号出力回路 - Google Patents

クロツク信号出力回路

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JPH0575343A
JPH0575343A JP3265364A JP26536491A JPH0575343A JP H0575343 A JPH0575343 A JP H0575343A JP 3265364 A JP3265364 A JP 3265364A JP 26536491 A JP26536491 A JP 26536491A JP H0575343 A JPH0575343 A JP H0575343A
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JP
Japan
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circuit
clock signal
signal
signal output
oscillation
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JP3265364A
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Inventor
Tatsuya Oki
達哉 沖
Katsunobu Hongo
勝信 本郷
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水晶発振回路の発振開始時間を短くし、低電
源電圧でも、すぐにクロック信号の発振を開始する。 【構成】 電源が投入されると、リングオシレータ1か
らスイッチ手段4を介して外部回路にクロック信号が供
給される。また、このクロック信号は水晶発振回路40
のクロック信号とともに、シュミット回路2で波形整形
され、信号Tとして計時手段3に入力される。計時手段
3は信号T(クロック信号)を計時し、計時が終了する
と、切替え信号Sをスイッチ手段4に送出し、スイッチ
手段4のスイッチをオフさせる。このことにより、今度
は水晶発振回路40から外部回路に安定的にクロック信
号が供給される。 【効果】 水晶発振回路による発振開始時間が短くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロコンピュー
タ等の半導体集積回路の原クロックに使用するクロック
信号出力回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータの原クロッ
クには、水晶発振回路が使用されてきた。この理由は、
水晶発振回路が周囲の温度や電気素子の固有特性に左右
されず安定していて発振回路として非常に優れているか
らである。しかし、その回路の水晶共振子には、電源投
入してから発振を開始するまでに時間がかかるという、
特性上の欠点が知られており、特に電源電圧が低いと、
その発振開始時間はさらに長くなる。近年のマイクロコ
ンピュータ等は、電源電圧を低くする傾向にあり、この
低電源電圧に対応するには、電源投入後にすばやく発振
を開始する発振回路が必要となる。以下、マイクロコン
ピュータの原クロックに水晶発振回路を用いた場合の従
来例について説明する。
【0003】図8は水晶発振回路の回路図で、図9は図
8のインバータに係る電源電圧Vccと図8のクロック出
力信号の波形図である。ここで、5はマイクコンのクロ
ック入力のXIN端子、6はマイコンのXOUT端子であ
る。12はXIN端子5とXOUT端子6の間に接続された
帰還抵抗、13は帰還抵抗12と並列に接続された水晶
共振子、14及び15は一端がXIN端子5及びXOUT
子6に接続され、他端が接地されたコンデンサ、そして
16はインバータである。
【0004】動作について説明すると、最初に電源が投
入されると、図9(b)に示すように、XOUT 端子6の
電位はインバータ16の特性により初めの電源電圧の約
半分の電位となる。この状態では、図8の回路内にはさ
まざまな周波数の微小ノイズ(いわゆるホワイトノイ
ズ)が発生している(図9(b)のt0〜t1区間)。こ
れらのノイズの内、インバータ16,帰還抵抗12,コ
ンデンサ14と15,水晶共振子13によって決定され
る周波数成分のノイズのみが増幅される(図9(b)の
1以後)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の水晶発信回路は
以上のように構成されており、電源が投入されてから正
弦波が増幅されるまでには、その回路の特性上、ある程
度の時間がかかり、特に電源電圧が低い等の原因によっ
て長い場合には十数秒にも達することがあった。そして
この原因がマイクロコンピュータの原クロックの起動を
遅らせる原因となっていた。また、水晶発振回路の発振
開始時間を短くするためには、インバータを構成するM
OSトランジスタの幅(W)を大きくし、駆動能力(い
わゆるβ)を上げる方法があるが、これには発振回路に
よる消費電力が大幅に増大するという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、電源投入後の発振開始時間を
短縮することができるとともに、低電源電圧にも対応で
きるクロック信号出力回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係るク
ロック信号出力回路は、図1で示すように、論理回路を
主構成とするリングオシレータ等の第2の発振回路(リ
ングオシレータ1)と、上記第1の発振回路(水晶発振
回路40)のクロック信号を整形する信号整形手段(シ
ュミット回路2)と、この信号整形手段の出力に基づき
電源投入から設定時間までを計時する計時手段3と、こ
の計時手段の計時が終了するまでの間上記第2の発振回
路より出力されるクロック信号をクロック信号出力端子
に供給し、計時完了後に上記第1の発振回路より出力さ
れるクロック信号を上記クロック信号出力端子に供給す
るスイッチ手段4とを備えた。この第2の発明に係るク
ロック信号出力回路は、図5で示すように、上記信号整
形手段は、上記クロック信号出力端子から入力したクロ
ック信号の振幅が所定値VH より大きいときのみクロッ
ク信号を整形して出力するシュミット回路から成る。こ
の第3の発明に係るクロック信号出力回路は、図6で示
すように、上記第2の発振回路の発振周波数値を上記第
1の発振回路の発振周波数値に近い値t2 とした。この
第4の発明に係るクロック信号出力回路は、図7で示す
ように、上記第2の発振回路が上記計時手段によって所
定の時間t3 (図3(e))計時された後に、停止する
ように構成されている。
【0008】
【作用】この第1の発明におけるクロック信号出力回路
は、電源が投入されると、第1の発振回路と第2の発振
回路が発振する。発振開始時には、第2の発振回路の出
力とクロック信号出力端子とが接続され、第2の発振回
路から外部回路にクロック信号が出力される。第2の発
振回路が発振した後、計時手段が一定時間を計時し、計
時後にスイッチ手段をオフする。この後は、第1の発振
回路から外部回路にクロック信号が出力される。この第
1の発振回路は、水晶発振回路等から成っており、安定
したクロック信号を外部回路に供給する。この結果、第
1の発振回路の発振開始時間を短くするだけでなく、安
定したクロック信号を外部回路に供給することが可能と
なる。この第2の発明におけるクロック信号出力回路
は、上記シュミット回路からのクロック信号出力端子か
ら入力したクロック信号の振幅が所定値より大きいとき
のみ整形したクロック信号を計時手段に出力する。この
第3の発明におけるクロック信号出力回路は、第2の発
振回路のクロック信号の発振周波数値が第1の発振回路
のクロック信号の発振周波数値と近い値に設定されてい
る。この第4の発明におけるクロック信号出力回路は、
計時手段が所定の計時を終了すると、第2の発振回路に
指示して第2の発振回路における発振を停止させる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は第1の発明の一実施例を示すクロック信号出
力回路の回路図、図2は図1の回路の信号整形手段,計
時手段の具体例を示す回路図、図3,図4は図1,図2
の回路の各部の波形を示す波形図である。図1におい
て、1は第1の発振回路としてのリングオシレータ、2
は信号整形手段としてのシュミット回路、3は計時手
段、4はスイッチ手段、40は第1の発振回路としての
水晶発振回路である。なお、水晶発振回路40は従来の
ものと機能及び構成が同じであるため、すでに説明した
従来例と同符号を付しており、以下の構成の説明は省略
する。
【0010】リングオシレータ1は合計の段数が複数個
のインバータ8〜11と、NORゲート7より成り、ス
イッチ手段4にクロック信号を送出する。シュミット回
路2は、水晶発振回路40のXOUT 端子6から出力され
たクロック信号を波形整形し、信号T(クロック信号)
として計時手段3に送出する。計時手段3はシュミット
回路2からの信号Tを計時し、一定時間の計時後に切替
え信号Sをスイッチ手段4に送出する。スイッチ手段4
は、リングオシレータ1で発生したクロック信号を水晶
発振回路40のXIN端子5に伝えて外部回路に供給し、
計時手段3から切替え信号Sを受けると、スイッチをオ
フしてリングオシレータ1からのクロック信号を遮断
し、XIN端子5に伝えない。このことにより、外部回路
へは水晶発振回路40からクロック信号が供給される。
また、スイッチ手段4は、具体的にはトランスミッショ
ンゲートまたはAND回路,NOR回路等を用いた論理
回路で構成される。
【0011】シュミット回路2及び計時手段3の具体例
を示したのが図2である。図2において、17は静電容
量の小さいコンデンサ、18はコンデンサ17よりも静
電容量の大きいコンデンサ、19は電源電圧VCCからの
電荷をコンデンサ17に蓄積するスイッチの役割をする
Pチャネル型MOSトランジスタ、20はコンデンサ1
7に蓄積された電荷をコンデンサ18に送るスイッチの
役割をするPチャネル型MOSトランジスタ、31はコ
ンデンサ18に蓄積された電荷を抜くための高抵抗値の
抵抗、28,29はインバータである。21はしきい値
の高いインバータ、22はしきい値の低いインバータ、
23はインバータ21とインバータ22の出力を入力す
るANDゲート、24,26,27はNORゲート、2
5はNORゲートの出力を反転するインバータである。
シュミット回路2は、インバータ21,22,25と、
ANDゲート23と、NORゲート24,26,27と
から構成され、計時手段3はPチャネル型MOSトラン
ジスタ19,20と、コンデンサ17,18と、抵抗3
1と、インバータ28,29とから構成されている。
【0012】図3は図1のクロック信号出力回路の各部
の動作を示す波形図である。図3において、(a)は電
源電圧Vccの電源電圧の波形、(b)はリングオシレー
タ1の信号Rの波形、(c)はXOUT 端子6の波形、
(d)はシュミット回路2の信号Tの波形、(e)は計
時手段3から出力される切替え信号Sの波形、(f)は
図2の計時手段3内のP点の波形である。また、図4は
図2の回路の動作を示す波形図である。図4において、
(a)は水晶発振回路40のXOUT 端子6からシュミッ
ト回路2に入力される信号の波形、(b)はインバータ
21の出力のB1点の波形、(c)はインバータ22の
出力のB2 点の波形、(d)はANDゲート23の出力
のC点の波形、(e)はNORゲート26の出力のD点
の波形、(f)はインバータ25の出力のT信号の波形
を示している。
【0013】次に、この第1の発明の一実施例における
動作について説明する。説明に当たっては、図1と図3
を用いて概要の動作を説明し、次にシュミット回路,計
時手段内の回路の詳細な動作について説明する。最初
に、電源が投入されると(図3の(a))、リングオシ
レータ1内のインバータ8〜11によって、多種多様な
ノイズの内、ある特定の周波数成分のみが発振を始め
る。この発振を始めるまでの時間は、水晶発振回路40
の場合(前述した図9のt0〜t1の時間)よりも短い。
このリングオシレータ1の出力の信号R(図3の
(b))がスイッチ手段4を介してXIN端子5に入力さ
れる。また、インバータ16,XOUT 端子6を介してシ
ュミット回路2に入力され(図3の(c))、波形整形
されて信号Tが計時手段3に出力される(図3の
(d))。この信号Tの入力によって、計時手段3は計
時を開始する。このとき計時前は切替え信号Sが“L”
信号、計時後は切替え信号Sが“H”信号となる(図3
の(e))。信号を受けたスイッチ手段4は、“L”信
号のときにスイッチをオンして、シュミット回路2の出
力とXIN端子5とを接続し、“H”信号のときに、スイ
ッチをオフして、シュミット回路2とXIN端子5とを遮
断する。この結果、クロック信号は、電源投入時にはリ
ングオシレータ2から外部回路に供給され、電源投入し
てから所定の時間計時完了後には、水晶発振回路40か
ら外部回路に供給されることになる。
【0014】次に、図2と図3,図4を用いて、シュミ
ット回路,計時手段のさらに詳細な回路動作について説
明する。図4の(a)において、Hth,Lthはそれぞれ
インバータ21,インバータ22の高しきい値,低しき
い値を表している。シュミット回路2がXOUT 端子6か
らの信号(図4の(a))を入力すると、インバータ2
1,インバータ22は図4の(b),(c)のような波
形を出力する。次に、ANDゲート23は、2入力が共
に“H”レベルの時のみ“H”信号を出力するので、A
NDゲート23の出力におけるC点の波形は図4(d)
のようになる。また、NORゲート26は、2入力の
内、少なくても1つの入力に“H”信号が入力されれ
ば、“L”信号を出力するので、NORゲート26の出
力の点Dにおける波形は図4(c)のようになる。さら
に、NORゲート27は、NORゲート26からの入力
が“H”信号である時、NORゲート24からの入力が
いかなる信号である場合でも、“L”信号を出力し、そ
の時のNADゲート23の出力は“L”レベルなので、
NORゲート24の出力は“H”レベルとなる。したが
って、インバータ25で反転された後のシュミット回路
2の出力の波形は図4(f)のようになる。すなわち、
シュミット回路回路2によって、XOUT 端子6からの信
号がVth(図3の(f))であるHthより高い電位の時
のみ、シュミット回路の出力のT信号は“L”レベルと
なる。
【0015】この後、T信号のクロック信号がインバー
タ28でさらに反転され、計時手段3内のPチャネル型
MOSトランジスタ19,20をオン,オフする。Pチ
ャネル型MOSトランジスタ19とPチャネル型MOS
トランジスタ20とは、互いに逆相の信号を入力してい
るので、Pチャネル型MOSトランジスタ19がオンす
るとPチャネル型MOSトランジスタ20はオフし、電
源電圧Vccからコンデンサ17に電荷が蓄積される。次
に、Pチャネル型MOSトランジスタ19がオフし、P
チャネル型MOSトランジスタ20がオンすると、コン
デンサ17からコンデンサ18に蓄積された電荷が移動
する。すなわち、図3の(f)に示すように、電源投入
前には、コンデンサ18の一端のP点の電位は、高抵抗
値の抵抗31で電荷を放電するようにしているため、O
V(GND)となる。そして、シュミット回路2の出力
のT信号が“L”レベルから“H”レベルに変化する度
にP点の電位はコンデンサ17とコンデンサ18の容量
比及び抵抗31で放電される電荷量で決まる電位分だけ
上昇する。やがてP点の電位がインバータ29のVth
越えると、計時手段3の切替え信号Sが“H”レベルと
なる。これによってスイッチ手段4はオフされ、リング
オシレータ1の出力の信号RがXIN端子5に入力されな
くなるため、水晶発振回路40が発振を開始する。さら
にリングオシレータ1の出力の信号Sが“H”レベルと
なるため、リングオシレータ1は発振を停止する。この
結果、以後は水晶発振回路40のみが通常の発振をす
る。電源が切られると、クロック信号出力回路の発振回
は停止し、コンデンサ18の電荷が抵抗31から放電す
るため、コンデンサ18の一端のP点の電位は0ボルト
となる。
【0016】図5はこの第2の発明の一実施例を示すク
ロック出力回路の概略図である。この実施例では、信号
を整形するシュミット回路が水晶発振回路40のXOUT
端子6から入力されるクロック信号Iの振幅がVH より
大きいときのみ(図5の(a))、クロック信号Iを整
形して信号T(図5の(b))を出力する構成とする。
他の構成,動作については、第1の発明のクロック出力
回路と同じである。
【0017】図6はこの第3の発明の一実施例を示すク
ロック信号出力回路を説明する図である。この実施例で
は、リングオシレータ1の発振周波数値(図6の
(a))を水晶発振回路40の発振周波数値(図6の
(b))に近い値に設定した。他の構成,動作は、第1
の発明のクロック出力回路と同じである。
【0018】図7はこの第4の発明の一実施例を示すク
ロック信号出力回路を説明する図である。この実施例で
は、計時手段3が(図3(e)のt3 )計時後に信号K
(図7のK)をリングオシレータ1に出力し、信号Kを
受けたリングオシレータ1がクロック信号の出力を停止
する。そしてリングオシレータ1から出力されるクロッ
ク信号を信号Kで停止できる構成となっている。
【0019】なお、前述した第1の発明の実施例では、
シュミット回路や計時手段に、図2で示すような回路を
一例として用いたが、別論理によるシュミット回路やク
ロック同期形のカウンタを用いてカウントする計時手段
などを用いてもよい。また、外部回路へのクロック入力
をXOUT 端子6ではなく、シュミット回路2の出力の信
号Tとしてもよい。さらに、電源が投入されていない時
に、コンデンサ18の電荷を放電するための高抵抗値の
抵抗31を使用する代わりに、電源電圧のレベルにより
オン/オフするMOSトランジスタを用いてもよい。も
ちろん、回路が上述したのと同じ機能を持てば、特定回
路や素子に限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この第1の発明によれ
ば、電源が投入されると第2の発振回路から外部回路に
発振信号を供給すると同時に計時手段で計時し、計時後
にスイッチ手段をオフすることによって第1の発振回路
から外部回路に発振信号を供給する構成としたため、第
1の発振回路の発振開始時間を短縮することができると
ともに、低電源電圧にも対応できる効果がある。この第
2の発明によれば、信号整形手段が第1の発振回路から
入力したクロック信号の振幅が所定値より大きいときの
み、クロック信号を整形して出力するシュミット回路で
構成したため、第1の発明の効果に加えてクロック信号
を供給する外部回路の特性に合わせて、クロック信号の
調整ができる効果がある。この第3の発明によれば、第
1の発振回路と第2の発振回路の発振周波数値を近い値
にしたため、第1の発明の効果に加えて第2の発振回路
のクロック信号が電源投入後すぐに外部回路で利用でき
る効果がある。この第4の発明によれば、第2の発振回
路が計時手段で計時後、すぐに停止する構成としたた
め、第1の発明の効果に加えて、第2の発振回路から第
1の発振回路への切替え時のクロック信号の変動を押さ
えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の発明の一実施例を示すクロック信
号出力回路の回路図である。
【図2】図1の回路のシュミット回路,計時手段の具体
例を示す回路図である。
【図3】図1の回路の各部の動作を示す波形図である。
【図4】図2の回路の各部の動作を示す波形図である。
【図5】この第2の発明の一実施例を示すクロック信号
出力路を説明する図である。
【図6】この第3の発明の一実施例を示すクロック信号
出力回路を説明する図である。
【図7】この第4の発明の一実施例を示すクロック信号
出力回路を説明する図である。
【図8】従来の技術の一例を示す水晶発振回路の回路図
である。
【図9】図8の回路の波形図である。
【符号の説明】
1 リングオシレータ 2 シュミット回路 3 計時手段 4 スイッチ手段 5 XIN端子 6 XOUT 端子 40 水晶発振回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図8は水晶発振回路の回路図で、図9は図
8のインバータに掛る電源電圧Vccと図8のクロック出
力信号の波形図である。ここで、5はマイクコンのクロ
ック入力のXIN端子、6はマイコンのXOUT端子であ
る。12はXIN端子5とXOUT端子6の間に接続された
帰還抵抗、13は帰還抵抗12と並列に接続された水晶
共振子、14及び15は一端がXIN端子5及びXOUT
子6に接続され、他端が接地されたコンデンサ、そして
16はインバータである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の水晶発信回路は
以上のように構成されており、電源が投入されてから正
弦波が増幅されるまでには、その回路の特性上、ある程
度の時間がかかり、特に電源電圧が低い等の原因によっ
て長い場合には十数秒にも達することがあった。そして
これマイクロコンピュータの原クロックの起動を遅
らせる原因となっていた。また、水晶発振回路の発振開
始時間を短くするためには、インバータを構成するMO
Sトランジスタの幅(W)を大きくし、駆動能力(いわ
ゆるβ)を上げる方法があるが、これには発振回路によ
る消費電力が大幅に増大するという問題点があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】次に、この第1の発明の一実施例における
動作について説明する。説明に当たっては、図1と図3
を用いて動作の概要を説明し、次にシュミット回路,計
時手段内の回路の詳細な動作について説明する。最初
に、電源が投入されると(図3の(a))、リングオシ
レータ1内のインバータ8〜11によって、多種多様な
ノイズの内、ある特定の周波数成分のみが発振を始め
る。この発振を始めるまでの時間は、水晶発振回路40
の場合(前述した図9のt0〜t1の時間)よりも短い。
このリングオシレータ1の出力の信号R(図3の
(b))がスイッチ手段4を介してXIN端子5に入力さ
れる。また、インバータ16,XOUT 端子6を介してシ
ュミット回路2に入力され(図3の(c))、波形整形
されて信号Tが計時手段3に出力される(図3の
(d))。この信号Tの入力によって、計時手段3は計
時を開始する。このとき計時前は切替え信号Sが“L”
信号、計時後は切替え信号Sが“H”信号となる(図3
の(e))。信号を受けたスイッチ手段4は、“L”信
号のときにスイッチをオンして、シュミット回路2の出
力とXIN端子5とを接続し、“H”信号のときに、スイ
ッチをオフして、シュミット回路2とXIN端子5とを遮
断する。この結果、クロック信号は、電源投入時にはリ
ングオシレータ2から外部回路に供給され、電源投入し
てから所定の時間計時完了後には、水晶発振回路40か
ら外部回路に供給されることになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次に、図2と図3,図4を用いて、シュミ
ット回路,計時手段のさらに詳細な回路動作について説
明する。図4の(a)において、Hth,Lthはそれぞれ
インバータ21,インバータ22の高しきい値,低しき
い値を表している。シュミット回路2がXOUT 端子6か
らの信号(図4の(a))を入力すると、インバータ2
1,インバータ22は図4の(b),(c)のような波
形を出力する。次に、ANDゲート23は、2入力が共
に“H”レベルの時のみ“H”信号を出力するので、A
NDゲート23の出力におけるC点の波形は図4(d)
のようになる。また、NORゲート26は、2入力の
内、少なくても1つの入力に“H”信号が入力されれ
ば、“L”信号を出力するので、NORゲート26の出
力の点Dにおける波形は図4(c)のようになる。さら
に、NORゲート27は、NORゲート26からの入力
が“H”信号である時、NORゲート24からの入力が
いかなる信号である場合でも、“L”信号を出力し、そ
の時のNADゲート23の出力は“L”レベルなので、
NORゲート24の出力は“H”レベルとなる。したが
って、インバータ25で反転された後のシュミット回路
2の出力の波形は図4(f)のようになる。すなわち、
シュミット回路2によって、XOUT 端子6からの信号
th(図3の(f))であるHthより高い電位の時
のみ、シュミット回路の出力のT信号は“L”レベルと
なる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この後、T信号のクロック信号がインバー
タ28でさらに反転され、計時手段3内のPチャネル型
MOSトランジスタ19,20をオン,オフする。Pチ
ャネル型MOSトランジスタ19とPチャネル型MOS
トランジスタ20とは、互いに逆相の信号を入力してい
るので、Pチャネル型MOSトランジスタ19がオンす
るとPチャネル型MOSトランジスタ20はオフし、電
源電圧Vccからコンデンサ17に電荷が蓄積される。次
に、Pチャネル型MOSトランジスタ19がオフし、P
チャネル型MOSトランジスタ20がオンすると、コン
デンサ17からコンデンサ18に蓄積された電荷が移動
する。すなわち、図3の(f)に示すように、電源投入
前には、コンデンサ18の一端のP点の電位は、高抵抗
値の抵抗31で電荷を放電するようにしているため、
V(GND)となる。そして、シュミット回路2の出力
のT信号が“L”レベルから“H”レベルに変化する度
にP点の電位はコンデンサ17とコンデンサ18の容量
比及び抵抗31で放電される電荷量で決まる電位分だけ
上昇する。やがてP点の電位がインバータ29のVth
越えると、計時手段3の切替え信号Sが“H”レベルと
なる。これによってスイッチ手段4はオフされ、リング
オシレータ1の出力の信号RがXIN端子5に入力されな
くなるため、水晶発振回路40が発振を開始する。さら
にリングオシレータ1の出力の信号Sが“H”レベルと
なるため、リングオシレータ1は発振を停止する。この
結果、以後は水晶発振回路40のみが通常の発振をす
る。電源が切られると、クロック信号出力回路の発振は
停止し、コンデンサ18の電荷が抵抗31から放電する
ため、コンデンサ18の一端のP点の電位は0とな
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明の効果】以上のように、この第1の発明によれ
ば、電源が投入されると第2の発振回路から外部回路に
発振信号を供給すると同時に計時手段で計時し、計時後
にスイッチ手段をオフすることによって第1の発振回路
から外部回路に発振信号を供給する構成としたため、第
1の発振回路の発振開始時間を短縮することができると
ともに、低電源電圧にも対応できる効果がある。この第
2の発明によれば、信号整形手段が第1の発振回路から
入力したクロック信号の振幅が所定値より大きいときの
み、クロック信号を整形して出力するシュミット回路で
構成したため、第1の発明の効果に加えてクロック信号
を供給する外部回路の特性に合わせて、クロック信号の
調整ができる効果がある。この第3の発明によれば、第
1の発振回路と第2の発振回路の発振周波数値を近い値
にしたため、第1の発明の効果に加えて第2の発振回路
のクロック信号が電源投入後すぐに外部回路で利用でき
る効果がある。この第4の発明によれば、第2の発振回
路が計時手段で計時後、すぐに停止する構成としたた
め、第1の発明の効果に加えて、第2の発振回路から第
1の発振回路への切替え時のクロック信号の変動を
ることができる効果がある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶共振子又はセラミックス共振子等の
    共振子を有する少なくとも第1の発振回路を備えたクロ
    ック信号出力回路において、論理回路を主構成とするリ
    ングオシレータ等の第2の発振回路と、上記第1の発振
    回路のクロック信号を整形する信号整形手段と、この信
    号整形手段の出力に基づき電源投入から設定時間までを
    計時する計時手段と、この計時手段の計時が終了するま
    での間上記第2の発振回路より出力されるクロック信号
    をクロック信号出力端子に供給し、計時完了後に上記第
    1の発振回路より出力されるクロック信号を上記クロッ
    ク信号出力端子に供給するスイッチ手段とを備えたこと
    を特徴とするクロック信号出力回路。
  2. 【請求項2】 上記信号整形手段は、上記クロック信号
    出力端子から入力したクロック信号の振幅が所定値より
    大きいときのみクロック信号を整形して出力するシュミ
    ット回路からなることを特徴とする請求項第1項記載の
    クロック信号出力回路。
  3. 【請求項3】 上記第2の発振回路の発振周波数値が上
    記第1の発振回路の発振周波数値に近い値であることを
    特徴とする請求項第1項記載のクロック信号出力回路。
  4. 【請求項4】 上記第2の発振回路が上記計時手段によ
    って所定の時間計時された後に、停止するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項第1記記載のクロック信号
    出力回路。
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