JPH1013429A - プロトコル状態同期化方法及び装置 - Google Patents

プロトコル状態同期化方法及び装置

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JPH1013429A
JPH1013429A JP16183396A JP16183396A JPH1013429A JP H1013429 A JPH1013429 A JP H1013429A JP 16183396 A JP16183396 A JP 16183396A JP 16183396 A JP16183396 A JP 16183396A JP H1013429 A JPH1013429 A JP H1013429A
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JP
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communication control
protocol state
control device
protocol
working
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JP16183396A
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English (en)
Inventor
Takao Fukuda
孝雄 富久田
Michiharu Mito
道晴 水戸
Hidekazu Suda
秀和 須田
Kenichi Higuchi
健一 樋口
Jiro Shibata
治郎 柴田
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Hitachi Ltd
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットを用いて情報をやり取りする通信シ
ステムに用いられ、現用(ACT)側及び予備(SB
Y)側通信制御装置でプロトコル状態を同期化し、通信
継続を可能にしたプロトコル状態同期化装置を提供す
る。 【解決手段】 現用側通信制御装置のプロトコル状態の
変化を現用側通信制御装置にて検出する手段(7−A、
9−A)と、検出されたプロトコル状態の変化を予備側
通信制御装置に送信する手段(4−A、2−A、3−
A)と、送信されたプロトコル状態の変化を予備側通信
制御装置にて受信する手段(3−S、2−S、4−S)
と、受信されたプロトコル状態の変化を予備側通信制御
装置にて保持する手段(8−S)と、保持されたプロト
コル状態の変化を元に予備側通信制御装置のプロトコル
状態を現用側通信制御装置のプロトコル状態に同期化し
た状態に、予備側通信制御装置にて、強制遷移する手段
(9−S、7−S)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障害発生に備えて
同一の通信制御装置を2台配置し、2台の通信制御装置
のうちの一方を現用側通信制御装置とし2台の通信制御
装置のうちの他方を予備側通信制御装置として、パケッ
トを用いて情報をやり取りする通信システムに用いら
れ、現用側及び予備側通信制御装置でプロトコル状態を
同期化するプロトコル状態同期化方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−137148号公報には、
各通信制御装置が上位レイヤ装置(中央局)と下位レイ
ヤ装置(端局)とを有する現用側及び予備側通信制御装
置を備えた環状通信網の現用予備系同期運転方式が開示
されている。この現用予備系同期運転方式においては、
現用側及び予備側上位レイヤ装置に設けられ、現用側及
び予備側下位レイヤ装置の通信接続情報の全てを記憶す
るメモリ手段と、現用側及び予備側上位レイヤ装置間に
設けられ、現用側上位レイヤ装置のメモリ手段から予備
側上位レイヤ装置のメモリ手段に通信接続情報の全てを
転送する手段と、現用側下位レイヤ装置に選択的に端末
への端末回線を引き込む手段を備え、通信接続毎に現用
側下位レイヤ装置より現用側上位レイヤ装置へ設定さ
れ、そして予備側上位レイヤ装置に転送された通信接続
情報の全てが、予備側下位レイヤ装置に設定されること
により、予備側下位レイヤ装置の現用側下位レイヤ装置
に対する同期化を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、上述
の従来の同期化方式では、パケット情報のように端末と
通信制御装置との間でのプロトコル状態がある信号を扱
う装置の場合、現用側下位レイヤ装置と予備側下位レイ
ヤ装置の同期化運転が不可能であり、現用側下位レイヤ
装置の障害時、予備側下位レイヤ装置への回線切り替え
を行うと、通信切断されることがあることである。
【0004】その理由は、パケット情報を扱うような下
位レイヤ装置は、下位レイヤ装置と端末との制御信号の
やり取りにより通信中か停止中等のプロトコル状態が確
立するが、上述の従来の同期化方式では、現用側下位レ
イヤ装置のみに端末回線が引き込まれ、上位レイヤ装置
からの通信接続情報の設定で現用側下位レイヤ装置と予
備側下位レイヤ装置の同期化を行われているため、現用
側下位レイヤ装置と予備側下位レイヤ装置の端末からの
制御信号受信の有無の差から、プロトコル状態に不一致
が発生する場合があるからである。
【0005】第2の問題点は、上述の従来の同期化方式
では、パケット情報のように端末と通信制御装置との間
でのプロトコル状態がある装置の場合、同期化運転に現
用側上位レイヤ装置の処理遅延が生じ、性能が低下する
ことである。
【0006】その理由は、プロトコル状態がある装置の
場合、現用側下位レイヤ装置と予備側下位レイヤ装置の
プロトコル状態遷移に時間差があるため、現用側上位レ
イヤ装置に現用側下位レイヤ装置と予備側下位レイヤ装
置の二重の状態管理処理が必要であり、現用側上位レイ
ヤ装置が通信接続設定時に現用側下位レイヤ装置と予備
側下位レイヤ装置の双方のプロトコル状態遷移確認を行
う必要があるからである。
【0007】又、プロトコル状態がある装置の場合、通
信接続情報の全てはプロトコルの状態、変数、データ部
からなり、それらを予備側上位レイヤ装置に通知し、予
備側下位レイヤ装置に設定する必要があり、処理量及び
転送情報量が多いからである。
【0008】本発明の課題は、パケットを用いて情報を
やり取りする通信システムに用いられ、現用側及び予備
側通信制御装置でプロトコル状態を同期化し、通信継続
となる確率が高いプロトコル状態同期化方法を提供し、
信頼性の向上を図るとともに、同期化処理の簡易化を実
現し、性能の向上を図ることにある。
【0009】本発明のもう一つの課題は、パケットを用
いて情報をやり取りする通信システムに用いられ、現用
側及び予備側通信制御装置でプロトコル状態を同期化
し、通信継続となる確率が高いプロトコル状態同期化装
置を提供し、信頼性の向上を図るとともに、同期化処理
の簡易化を実現し、性能の向上を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、障害発
生に備えて同一の通信制御装置を2台配置し、2台の通
信制御装置のうちの一方を現用側通信制御装置(1−
A、5−A)とし2台の通信制御装置のうちの他方を予
備側通信制御装置(1−S、5−S)として、パケット
を用いて情報をやり取りする通信システムに用いられ、
前記現用側及び前記予備側通信制御装置でプロトコル状
態を同期化するプロトコル状態同期化方法において、前
記現用側通信制御装置のプロトコル状態の変化を、前記
現用側通信制御装置にて、検出するプロトコル状態変化
検出ステップ(7−A、9−A)と、検出されたプロト
コル状態の変化を前記予備側通信制御装置に、前記現用
側通信制御装置にて、送信するプロトコル状態変化送信
ステップ(4−A、2−A、3−A)と、送信されたプ
ロトコル状態の変化を、前記予備側通信制御装置にて、
受信するプロトコル状態変化受信ステップ(3−S、2
−S、4−S)と、受信されたプロトコル状態の変化
を、前記予備側通信制御装置にて、保持するプロトコル
状態変化保持ステップ(8−S)と、保持されたプロト
コル状態の変化を元に前記予備側通信制御装置のプロト
コル状態を前記現用側通信制御装置のプロトコル状態に
同期化した状態に、前記予備側通信制御装置にて、強制
遷移するプロトコル状態強制遷移ステップ(9−S、7
−S)とを備えたことを特徴とするプロトコル状態同期
化方法が得られる。
【0011】更に本発明によれば、前記現用側及び前記
予備側通信制御装置の各々が上位レイヤ装置と下位レイ
ヤ装置とを有する前述のプロトコル状態同期化方法にお
いて、前記プロトコル状態変化検出ステップは、前記現
用側通信制御装置の前記下位レイヤ装置にて行われ、前
記プロトコル状態変化送信ステップは、前記現用側通信
制御装置の前記上位レイヤ装置にて行われ、前記プロト
コル状態変化受信ステップは、前記予備側通信制御装置
の前記上位レイヤ装置にて行われ、前記プロトコル状態
変化保持ステップは、前記予備側通信制御装置の前記下
位レイヤ装置にて行われ、前記プロトコル状態強制遷移
ステップは、前記予備側通信制御装置の前記下位レイヤ
装置にて行われることを特徴とするプロトコル状態同期
化方法が得られる。
【0012】また本発明によれば、障害発生に備えて同
一の通信制御装置を2台配置し、2台の通信制御装置の
うちの一方を現用側通信制御装置(1−A、5−A)と
し2台の通信制御装置のうちの他方を予備側通信制御装
置(1−S、5−S)として、パケットを用いて情報を
やり取りする通信システムに用いられ、前記現用側及び
前記予備側通信制御装置でプロトコル状態を同期化する
プロトコル状態同期化装置において、前記現用側通信制
御装置に設けられ、この現用側通信制御装置のプロトコ
ル状態の変化を検出するプロトコル状態変化検出手段
(7−A、9−A)と、前記現用側通信制御装置に設け
られ、検出されたプロトコル状態の変化を前記予備側通
信制御装置に送信するプロトコル状態変化送信手段(4
−A、2−A、3−A)と、前記予備側通信制御装置に
設けられ、送信されたプロトコル状態の変化を受信する
プロトコル状態変化受信手段(3−S、2−S、4−
S)と、前記予備側通信制御装置に設けられ、受信され
たプロトコル状態の変化を保持するプロトコル状態変化
保持手段(8−S)と、前記予備側通信制御装置に設け
られ、保持されたプロトコル状態の変化を元に前記予備
側通信制御装置のプロトコル状態を前記現用側通信制御
装置のプロトコル状態に同期化した状態に強制遷移する
プロトコル状態強制遷移手段(9−S、7−S)とを備
えたことを特徴とするプロトコル状態同期化装置が得ら
れる。
【0013】更に本発明によれば、前記現用側及び前記
予備側通信制御装置の各々が上位レイヤ装置と下位レイ
ヤ装置とを有する前述のプロトコル状態同期化装置にお
いて、前記プロトコル状態変化検出手段は、前記現用側
通信制御装置の前記下位レイヤ装置に設けられ、前記プ
ロトコル状態変化送信手段は、前記現用側通信制御装置
の前記上位レイヤ装置に設けられ、前記プロトコル状態
変化受信手段は、前記予備側通信制御装置の前記上位レ
イヤ装置に設けられ、前記プロトコル状態変化保持手段
は、前記予備側通信制御装置の前記下位レイヤ装置に設
けられ、前記プロトコル状態強制遷移手段は、前記予備
側通信制御装置の前記下位レイヤ装置に設けられている
ことを特徴とするプロトコル状態同期化装置が得られ
る。
【0014】
【作用】このように本発明では予備側通信制御装置の下
位レイヤ装置のプロトコル状態を現用側通信制御装置の
下位レイヤ装置のプロトコル状態変化を元に強制遷移さ
せている。このため、予備側通信制御装置の下位レイヤ
装置で端末との制御信号のやり取りを行わずにプロトコ
ル状態の一致が可能となり、通信切断となる確率を低減
することが可能となる。
【0015】又、障害時の強制遷移による同期化によ
り、現用側通信制御装置の上位レイヤ装置が通常動作時
の通信接続設定で現用側通信制御装置の下位レイヤ装置
と予備側通信制御装置の下位レイヤ装置の双方のプロト
コル状態遷移確認を行う必要が無くなるとともに、プロ
トコル状態の変化のみを予備側に送ることにより、処理
量及び転送情報量の削減が図られ、性能低下を防止でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例によるプロトコル
状態同期化装置のブロック図である。このプロトコル状
態同期化装置は、障害発生に備えて同一の通信制御装置
を2台配置し、2台の通信制御装置のうちの一方を現用
(ACT)側通信制御装置とし2台の通信制御装置のう
ちの他方を予備(SBY)側通信制御装置として、パケ
ットを用いて情報をやり取りする通信システムに用いら
れる。現用(ACT)側通信制御装置は、ACT側の上
位レイヤ装置1−AとACT側の下位レイヤ装置5−A
とを有し、予備(SBY)側通信制御装置は、SBY側
の上位レイヤ装置1−SとSBY側の下位レイヤ装置5
−Sとを有する。このようにこの通信システムは、現用
(ACT)−予備(SBY)形式をとる。端末12−1
〜12−n側は回線多重部11によって回線多重され、
この通信システムは多重プロトコル処理を行う。
【0018】回線多重部11は、複数の端末12−1〜
12−nの回線を多重し、回線切り替え部10は、多重
された回線をACT側の下位レイヤ装置5−AとSBY
側の下位レイヤ装置5−Sに切り替える。
【0019】下位レイヤ装置5−A及び5−Sは、上位
レイヤ装置1−A及び1−Sとの制御通信を行うインタ
フェース部6−A及び6−Sと、端末12−1〜12−
nとで制御フレームのやり取りによりプロトコル処理を
実行するプロトコル処理部9−A及び9−Sと、プロト
コル処理部9−A及び9−Sの端末12−1〜12−n
とのプロトコル状態を示す状態TBL(状態テーブル)
7−A及び7−Sと、ACT側の下位レイヤ装置5−A
の状態TBL7−Aの内容変化を保持する状態変化TB
L(状態変化テーブル)8−A及び8−Sとをそれぞれ
有する。
【0020】上位レイヤ装置1−A及び1−Sは、下位
レイヤ装置5−A及び5−Sとの制御通信を行うインタ
フェース部4−A及び4−Sと、ACT側の上位レイヤ
装置1−AとSBY側の上位レイヤ装置1−Sとの間で
ACT側の下位レイヤ装置5−Aの状態TBL(テーブ
ル)7−Aの内容変化の通知および処理実行指示を制御
通信する上位レイヤ間インタフェース部3−A及び3−
Sと、通信制御の指示を行う上位レイヤ通信処理部2−
A及び2−Sとをそれぞれ有する。
【0021】次に、図1のプロトコル状態同期化装置の
動作について図2をも参照して詳細に説明する。
【0022】ACT側の上位レイヤ装置1−AのACT
側の上位レイヤ通信処理部2−Aより、ACT側のイン
タフェース部4−AとACT側のインタフェース部6−
Aを介してACT側の下位レイヤ装置5−Aに対し、端
末12−1への通信接続指示が発せられると、ACT側
の下位レイヤ装置5−AのACT側のプロトコル処理部
9−Aは、端末12−1に対し、通信接続開始のフレー
ムを送信する。
【0023】端末12−1は、通信接続開始のフレーム
を受信すると、通信接続応答のフレームを返送し、それ
を受けたACT側のプロトコル処理部9−Aは、端末1
2−1用の状態TBL(テーブル)7−Aを停止中から
通信中に、端末12−1用の状態変化TBL(テーブ
ル)8−Aを停止中からACT通信中に書き換え、通信
中に遷移するとともに、ACT側のインタフェース部6
−AとACT側のインタフェース部4−Aを介してAC
T側の上位レイヤ装置1−Aに対し端末12−1の通信
接続中を報告する。
【0024】通信接続中を報告されたACT側の上位レ
イヤ装置1−AのACT側の通信処理部2−Aは、上位
レイヤ間インタフェース部3−A及び3−Sを介してS
BY側の上位レイヤ装置1−SのSBY側の通信処理部
2−Sに対し、端末12−1の通信接続中を通知し、そ
れを受けたSBY側の通信処理部2−Sは、SBY側の
インタフェース部4−SとSBY側のインタフェース部
6−Sを介してSBY側の下位レイヤ装置5−Sに対
し、端末12−1の通線接続中が通知される。
【0025】端末12−1への通信接続中を受けたSB
Y側の下位レイヤ装置5−SのSBY側のプロトコル処
理部9−Sは、端末12−1用の状態変化TBL(テー
ブル)8−Sを停止中からACT通信中に書き換える。
【0026】上記状態にてACT側の下位レイヤ装置5
−AよりACT側の上位レイヤ装置1−Aに障害発生が
通知されると、ACT側の上位レイヤ通信処理部2−A
はSBY側の上位レイヤ装置1−Sに対し、切り替え指
示を発し、それを受けたSBY側の上位レイヤ通信処理
部2−Sは、SBY側の下位レイヤ装置5−Sに対し、
強制遷移指示を発する。
【0027】強制遷移指示を受けたSBY側の下位レイ
ヤ装置5−SのSBY側のプロトコル処理部9−Sは、
SBY側の状態変化TBL(テーブル)8−Sを参照
し、ACT通信中である端末12−1のSBY側の状態
TBL(テーブル)7−Sを停止中から通信中に書き換
え、通信中に遷移するとともに、SBY側の上位レイヤ
通信処理部2−SがACT側となり、旧ACT側の上位
レイヤ通信処理部2−Aに停止指示を発し、新SBY側
とするとともに、回線切替え部10−1を自側に切り替
えることにより、新ACT側として通信を継続する。
【0028】尚、ここでの説明は、説明の簡易化のた
め、下位レイヤのプロトコル状態が通信中か停止中かの
2状態、および端末1回線状態での説明としたが、3以
上の状態が有る場合、および2以上の端末回線がある場
合についても上記動作を繰り返し実施し、同様な動作と
なる。
【0029】次に、図1のプロトコル状態同期化装置の
更に具体的な動作について図3をも参照して詳細に説明
する。
【0030】図3は、ITU−T勧告Q.2110のS
SCOP(Service Specific Con
nection−oriented Protoco
l)を適用した場合の図1のプロトコル状態同期化装置
の動作シーケンス図である。
【0031】この場合における上位レイヤは、ITU−
T勧告Q.2130のSSCF(Service Sp
ecific Coordination Funct
ion)である。
【0032】実施例において、状態変化TBL(テーブ
ル)8−A及び8−Sは、状態フラグ(F)ので定義さ
れ、フラグ(F)=0がACT側停止中、フラグ(F=
1)がACT通信中を示し、通信制御フレームは、BG
N−PDU(Begin−Protocol Data
Unit)およびBGACK−PDU(BeginA
cknowledge−Protocol Data
Unit)を使用した例を示す。
【0033】また、状態TBL(テーブル)7−A及び
7−Sの内容は停止中(Idle)および通信中(Da
ta Transfer Ready)の2状態の例を
示す。
【0034】ACT側SSCFより、ACT側SSCO
Pに対し、端末12−1へのAAL設定指示が発せられ
ると、ACT側SSCOPは、端末12−1に対し、B
GNを送信する。
【0035】端末12−1は、BGNを受信すると、B
GACKを返送し、それを受けたACT側SSCOP
は、端末12−1用の状態TBL(テーブル)7−Aを
停止中から通信中に、端末12−1用の状態フラグ
(F)をACT側停止中(F=0)からACT通信中
(F=1)に書き換え、通信中(Data Trans
ferReady)に遷移するとともに、ACT側SS
CFに対し端末12−1のAAL設定中を報告する。
【0036】AAL設定中を報告されたACT側SSC
Fは,SBY側SSCFに対し、端末12−1のAAL
設定中を通知し、それを受けたSBY側SSCFは、S
BY側SSCOPに対し、端末12−1のAAL設定中
が通知される。
【0037】端末12−1へのAAL設定中を受けたS
BY側SSCOPは、端末12−1用の状態フラグ
(F)をACT側停止中(F=0)からACT通信中
(F=1)に書き換えに書き換える。
【0038】上記状態にてACT側SSCOPよりAC
T側SSCFに障害発生が通知されると、ACT側SS
CFはSBY側SSCFに対し、切り替え指示が発せら
れ、それを受けたSBY側SSCFは、SBY側SSC
OPに対し、強制遷移指示を発する。
【0039】強制遷移指示を受けたSBY側SSCOP
は、SBY側状態フラグ(F)を参照し、ACT通信中
(F=1)である端末12−1のSBY側状態テーブル
7−Sを停止中(Idle)から通信中(Data T
ransfer Ready)に書き換え、通信中(D
ata Transfer Ready)に遷移すると
ともに、SBY側SSCFがACT側となり、旧ACT
側SSCFに停止指示を発し、新SBY側とするととも
に、回線切替え部10−1を自側に切り替えることによ
り、新ACT側として通信を継続する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ケット情報のように端末と通信制御装置との間でのプロ
トコル状態がある信号を扱う装置において、第1の効果
は、現用側のみに端末回線を引き込むだけで、現用側プ
ロトコル状態と予備側プロトコル状態の不一致が防止さ
れ、現用側から予備側への切り替え時に通信切断となる
確率を低減させることができることである。
【0041】その理由は、切り替え時に予備側プロトコ
ル状態を現用側プロトコル状態を元に強制遷移されてい
るからである。
【0042】本発明による第2の効果は、現用側処理性
能の低下を防止できることである。
【0043】その理由は、現用側プロトコル状態の変化
時のみの予備側通知を行い、予備側はプロトコル状態の
変化情報のみを元に切り替え時のみでの強制切り替えに
より、現用側と予備側の同期化を行っているからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプロトコル状態同期化
装置のブロック図である。
【図2】図1のプロトコル状態同期化装置の動作を説明
するためのシーケンス図である。
【図3】図1のプロトコル状態同期化装置の更に具体的
な動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1−A 上位レイヤ装置 2−A 上位レイヤ通信処理部 3−A 上位イレヤ間インタフェース部 4−A インタフェース部 5−A 下位レイヤ位置 6−A インタフェース部 7−A 状態TBL 8−A 状態変化TBL 9−A プロトコル処理部 1−S 上位レイヤ装置 2−S 上位レイヤ通信処理部 3−S 上位イレヤ間インタフェース部 4−S インタフェース部 5−S 下位レイヤ位置 6−S インタフェース部 7−S 状態TBL 8−S 状態変化TBL 9−S プロトコル処理部 10 回線切り替え部 11 回線多重部 12−1〜12−n 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水戸 道晴 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 須田 秀和 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 樋口 健一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 柴田 治郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害発生に備えて同一の通信制御装置を
    2台配置し、2台の通信制御装置のうちの一方を現用側
    通信制御装置とし2台の通信制御装置のうちの他方を予
    備側通信制御装置として、パケットを用いて情報をやり
    取りする通信システムに用いられ、前記現用側及び前記
    予備側通信制御装置でプロトコル状態を同期化するプロ
    トコル状態同期化方法において、 前記現用側通信制御装置のプロトコル状態の変化を、前
    記現用側通信制御装置にて、検出するプロトコル状態変
    化検出ステップと、検出されたプロトコル状態の変化を
    前記予備側通信制御装置に、前記現用側通信制御装置に
    て、送信するプロトコル状態変化送信ステップと、送信
    されたプロトコル状態の変化を、前記予備側通信制御装
    置にて、受信するプロトコル状態変化受信ステップと、
    受信されたプロトコル状態の変化を、前記予備側通信制
    御装置にて、保持するプロトコル状態変化保持ステップ
    と、保持されたプロトコル状態の変化を元に前記予備側
    通信制御装置のプロトコル状態を前記現用側通信制御装
    置のプロトコル状態に同期化した状態に、前記予備側通
    信制御装置にて、強制遷移するプロトコル状態強制遷移
    ステップとを備えたことを特徴とするプロトコル状態同
    期化方法。
  2. 【請求項2】 前記現用側及び前記予備側通信制御装置
    の各々が上位レイヤ装置と下位レイヤ装置とを有する請
    求項1に記載のプロトコル状態同期化方法において、 前記プロトコル状態変化検出ステップは、前記現用側通
    信制御装置の前記下位レイヤ装置にて行われ、前記プロ
    トコル状態変化送信ステップは、前記現用側通信制御装
    置の前記上位レイヤ装置にて行われ、前記プロトコル状
    態変化受信ステップは、前記予備側通信制御装置の前記
    上位レイヤ装置にて行われ、前記プロトコル状態変化保
    持ステップは、前記予備側通信制御装置の前記下位レイ
    ヤ装置にて行われ、前記プロトコル状態強制遷移ステッ
    プは、前記予備側通信制御装置の前記下位レイヤ装置に
    て行われることを特徴とする請求項3に記載のプロトコ
    ル状態同期化方法。
  3. 【請求項3】 障害発生に備えて同一の通信制御装置を
    2台配置し、2台の通信制御装置のうちの一方を現用側
    通信制御装置とし2台の通信制御装置のうちの他方を予
    備側通信制御装置として、パケットを用いて情報をやり
    取りする通信システムに用いられ、前記現用側及び前記
    予備側通信制御装置でプロトコル状態を同期化するプロ
    トコル状態同期化装置において、 前記現用側通信制御装置に設けられ、この現用側通信制
    御装置のプロトコル状態の変化を検出するプロトコル状
    態変化検出手段と、前記現用側通信制御装置に設けら
    れ、検出されたプロトコル状態の変化を前記予備側通信
    制御装置に送信するプロトコル状態変化送信手段と、前
    記予備側通信制御装置に設けられ、送信されたプロトコ
    ル状態の変化を受信するプロトコル状態変化受信手段
    と、前記予備側通信制御装置に設けられ、受信されたプ
    ロトコル状態の変化を保持するプロトコル状態変化保持
    手段と、前記予備側通信制御装置に設けられ、保持され
    たプロトコル状態の変化を元に前記予備側通信制御装置
    のプロトコル状態を前記現用側通信制御装置のプロトコ
    ル状態に同期化した状態に強制遷移するプロトコル状態
    強制遷移手段とを備えたことを特徴とするプロトコル状
    態同期化装置。
  4. 【請求項4】 前記現用側及び前記予備側通信制御装置
    の各々が上位レイヤ装置と下位レイヤ装置とを有する請
    求項3に記載のプロトコル状態同期化装置において、 前記プロトコル状態変化検出手段は、前記現用側通信制
    御装置の前記下位レイヤ装置に設けられ、前記プロトコ
    ル状態変化送信手段は、前記現用側通信制御装置の前記
    上位レイヤ装置に設けられ、前記プロトコル状態変化受
    信手段は、前記予備側通信制御装置の前記上位レイヤ装
    置に設けられ、前記プロトコル状態変化保持手段は、前
    記予備側通信制御装置の前記下位レイヤ装置に設けら
    れ、前記プロトコル状態強制遷移手段は、前記予備側通
    信制御装置の前記下位レイヤ装置に設けられていること
    を特徴とする請求項3に記載のプロトコル状態同期化装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009525013A (ja) * 2006-02-14 2009-07-02 杭州▲化▼三通信技▲術▼有限公司 データ通信における接続状態を同期するための方法および同方法を用いる通信ノード

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