JP2009525013A - データ通信における接続状態を同期するための方法および同方法を用いる通信ノード - Google Patents

データ通信における接続状態を同期するための方法および同方法を用いる通信ノード Download PDF

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Abstract

【課題】接続状態の同期方法:ノードが、接続された相手ターミナルノードから接続状態情報を要求する。ノードは、戻された接続状態情報に基づき、ローカル接続状態を更新する。通信ノードが本方法を採用する。本発明は、同期していないノードと相手ターミナルノードとの同期化の可能な接続状態情報に基づき、接続状態同期を実現する。接続を維持するという条件で同期化を再開することができる。そして本発明は、高い可用性の頻繁な接続状態同期をシステムにおいて必要とせず、システムの帯域幅および処理機能を節約する。また、第1およびバックアップ装置のランダムな切り替えによって元の接続を再開させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークと通信の技術分野に関し、特に、データ通信における接続状態を同期する方法、および、それを用いた通信ノードに関する。
TCP(通信制御プロトコル)は現在のネットワーク世界において使用される最も一般的な通信層プロトコルであり、インターネットの2点間の信頼性の高いデータ通信を提供する。現在では、テルネット(Telnet)、FTP(File Transfer Protocol)HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のような最も一般的なプロトコルは、TCP技術に基づいている。TCPはコネクション型のプロトコルである。TCP接続は2つのネットワークノード間でデータが通信される前に確立される必要があり、データ通信は現在のTCP接続状態に従って実行される。
ネットワーク上での実行されている重要なアプリケーションはますます多くなり、各種のキーネットワークノードが一般的に、ダウンタイムを減らすために活性/スタンバイ切替えモードで作動する高い可用性システムを採用している。図1において、ノードBは活性ボードとスタンバイボードとを含む分配装置であり、TCP接続はノードAとノードBとの間で確立される。通常操作においては、ノードAとノードBとの間の論理TCP接続はノードAとノードBの活性ボードによって実際に達成されている。活性ボードに問題が生じると、スタンバイボードが活性ボードに代わって担当する。
TCP接続に対して元のTCP接続が続行される前に、スタンバイボードは、送信者と受信者によって使用されているシーケンス番号のような活性/スタンバイスイッチング中の接続状態を知っていなければならない。そうでなければ、スタンバイボードはノードAを使って新しいTCP接続を再確立しなければならないためである。しかしながら、TCP接続の再確立はある場合には深刻な問題を引き起こす可能性がある。たとえば、ノードAとノードBとが2つのルータでTCP接続がBGP(Boader Gateway Protocol)を有するために使用される場合は、ひとたび、TCP接続が再確立されると、ルートオシレーションが一時期生じうる。それゆえ、TCP接続の状態同期は重要な問題となる。
先行技術においては、TCP接続状態を同期するために通常2つの方法が採用されている。図1に示すノードAとノードBとを再び例として考えると、第1同期方法は図2に示すとおりであり、TCPメッセージがノードAとノードBの活性ボードに送信される毎に活性ボードは、活性ボードとスタンバイボード間のTCP同期メッセージを介して各メッセージに含まれているTCP接続の状態情報をスタンバイボードに通知する。これにより、スタンバイボードは、バックアップ接続状態情報を介して元のTCP接続を続行し得る。第2同期方法は図3に示すとおりで、ノードBの活性ボードはノードAから受信したTCPメッセージをコピーしてそれをスタンバイボードへ送信し、同様に、ノードBの活性ボードはノードAに送信されるメッセージをコピーし、それをスタンバイボードに送信し、スタンバイボードは活性ボードから受信したコピーされたメッセージにしたがって、スタンバイボードはTCP接続状態を活性ボードと同期させる。
これら2つの方法はある程度までTCP接続状態同期の問題を解決するかもしれない。しかし、すべての場合に有効であるわけではない。なぜなら、活性ボードは同期情報を発生させるか、または、メッセージをコピーしてノードAからのTCPメッセージを受信した後でのみそれをスタンバイボードに送信するからであり、TCPメッセージをノードAに送信しているときに活性ボードがコピーしたメッセージまたは同期情報をスタンバイボードに送信したとしても、活性ボードは同時に大きい負荷サービスを行なう必要があり、2つの送信されたプロセスが、オペレーティングシステムの予定されたプロセスメカニズムに応じて同時になされているということを保証するのは困難である。言い替えると、ノードAおよびノードBのメッセージ送信と、活性/スタンバイボードの状態同期との間にはある時間差がどうしても存在するのは基本的に避けられない。さらに、活性ボードが故障した場合に活性/スタンバイの切り替えが生じたときは制御できず、スタンバイボードは常時活性ボードに代わる。それゆえ、スタンバイボードがうまく元のTCP接続を続けられるかどうかは、切替が起こったときに状態同期条件がメッセージ送信条件と一致しているかどうかによる。2つの条件が一致しないと、元のTCP接続状態は回復不能になり、ノードAとノードBとの間でTCP接続を再確立しなければならない。
また、これら2つの方法は、共に、活性ボードとスタンバイボードとの間にTCP接続のリアルタイムの同期が実現されるということを要求しているため、多くの情報が活性ボードとスタンバイボードとの間に送信される。したがって、活性ボードとスタンバイボードとの間に大量の帯域幅を必要とし、CPU(Central Processing Unit)資源が消費され、装置の性能が低下してしまう。
本発明の実施形態は、データ通信における接続状態を同期するための方法およびこの方法を用いるネットワークノード装置を提供する。これにより、適時に信頼性の高い切り替えを実現することが可能になり、ネットワーク通信の信頼性および安全性が改善される。
本発明の1の局面で、データ通信において、接続状態を同期するための方法を提供する。この方法は以下を含む。
ノードは、このノードと接続する相手ノードからの接続状態情報を要求する。
そして、ノードは、相手ノードからの接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新する。
ノードは、第1通信ユニットおよび少なくとも1つの第2通信ユニットを含む。
ノードが相手ノードから接続状態情報を要求する前に、第1通信ユニットは、第2通信ユニットに、相手ノードとの接続の接続パラメータを通知する。
ノードが相手ノードから接続状態情報を要求するプロセスは、相手ノードとの接続を第1通信ユニットから引き継いだ後に、1つの第2通信ユニットが接続パラメータに基づき相手ノードから接続状態情報を要求する。
そして、第2通信ユニットは、相手ノードから戻された接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新する。
接続パラメータは、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を含む。
相手ノードから接続状態情報を要求し戻された接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新するプロセスは、相手ノードと現在接続する第1通信ユニットまたは前記第2通信ユニットによって実行される。
接続状態情報はローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を含む。
好ましくは、前記方法はさらに以下を含む。
ノードは、相手ノードから接続状態情報を要求する間、ローカルウィンドウ値を送信する。
そして、相手ノードから戻された接続状態情報は相手ノードのローカルウィンドウ値を含む。
ローカル接続状態を更新した後、ノードは相手ノードとの接続状態同期を認識する。
好ましくは、相手ノードからの接続状態情報を要求するメッセージは、TCPを介して確立された接続の第1SYN(同期化)メッセージの形式である。
接続状態情報を確認するためのメッセージは、TCPを介して確立された接続の第3SYNメッセージの形式である。
本発明の実施形態はさらに、データ通信における接続状態を同期するための他の方法を提供し、以下を含む。
確立された接続を有するノードは相手ノードからの接続状態情報要求を受信する。
そして、ノードは現在のローカル接続状態情報を相手ノードへ戻す。
好ましくは、相手ノードに接続状態情報を戻す前に、ノードは、相手ノードからの接続状態情報要求を受信後、接続中のデータ送信を一時中断する。
相手ノードからの接続状態情報要求は相手ノードのウィンドウサイズを含む。
ノードは、相手ノードからの接続状態情報要求のなかのウィンドウ値に基づきローカルにおける相手ウィンドウサイズを更新する。
そして、相手ノードへ戻された現在の接続状態情報は、相手シーケンス番号、ローカルシーケンス番号およびローカルで記録されるローカルウィンドウサイズを含む。
好ましくは、現在の接続状態情報は、TCPを介して確立された接続の第2SYNメッセージの形式で相手ノードに戻される。TCPのなかで、認識シーケンス番号領域はローカルで記録される相手シーケンス番号である。
他の局面で、接続モジュールおよび同期要求モジュールを含む通信ノードを含む。
ここで、接続モジュールは、相手ノードとの接続を介して通信するために適応する。
そして、同期要求モジュールは、接続状態情報要求を、接続モジュールを介して送信し、同期し、および接続モジュールによって相手ノードから受信した接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新するために適応する。
通信ノードのなかで、ローカル接続状態情報が、受信された接続状態情報と同様にセットされる。
そして、接続状態情報同期が接続モジュールを介して相手ノードに認識される。
接続状態情報要求はローカルウィンドウサイズを含む。受信された接続状態情報は、ローカルシーケンス番号、相手シーケンス番号、および相手ノードによって記録された相手ウィンドウサイズを含む。
本発明の実施形態はさらに、もう1つの通信ノードを提供し、この通信ノードは第1通信ユニットおよび少なくとも1つの第2通信ユニットを含む。
ここで、第1通信ユニットは、第2通信ユニットに、相手ノードとの接続の接続パラメータを送信する。
そして、第2通信ユニットは、接続パラメータに基づき相手ノードとの接続を確立し、相手ノードへ接続状態情報要求を送信し、相手ノードから受信した接続状態情報に基づいて接続状態を更新する。
好ましくは、現在のユニットの接続状態情報が、受信された接続状態情報と同様にセットされる。
そして、接続状態同期が相手ノードに認識される。
相手ノードから受信された接続状態情報は、ローカルシーケンス番号および相手ノードに記録された相手シーケンス番号を含む。そして、接続パラメータは送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を含む。
本発明の実施形態はさらに、もう1つの通信ノードを提供し、この通信ノードは接続モジュールおよび同期応答モジュールを含む。
ここで、接続モジュールは、相手ノードとの接続を介して通信するために適応する。
そして、同期応答モジュールは、接続モジュールからの出力である相手ノードからの接続状態情報要求を受信し、接続モジュールを介して相手ノードへローカル接続状態情報を送信するために適応する。
通信ノードは通信制御モジュールをさらに含む。通信制御モジュールは、接続モジュールが相手ノードから接続状態情報要求を受信した後に接続モジュールのデータ通信を一時中断し、接続モジュールが相手ノードから接続状態同期認識を受信した後に接続モジュールのデータ通信を続けるために適応する。
現在のローカル接続状態情報は、相手シーケンス番号、ローカルシーケンス番号およびローカルで記録されるローカルウィンドウサイズを含む。
本発明の実施形態は、データ通信における接続状態同期を実現するためのコンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは通信ノードに格納され、これにより通信ノードが以下の手順を実行してもよい。
通信ノードと接続する相手ノードから接続状態情報を要求すること。
相手ノードから戻された接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新すること。
コンピュータプログラムのなかで、関連する通信ノードは活性通信ユニットおよびスタンバイ通信ユニットを含む。スタンバイ通信ユニットは、活性通信ユニットからの接続パラメータに基づき接続状態情報を相手ノードから要求し、次に、取得された接続状態情報に基づきローカル接続状態を更新する。
関連する接続パラメータは、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を含む。
関連する接続状態情報はローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を含む。
通信ノードは、相手ノードから接続状態情報を要求する間、ローカルウィンドウ値を送信する。
そして、相手ノードから戻された接続状態情報は相手ノードのローカルウィンドウ値を含む。
ローカル接続状態を更新した後、ノードは相手ノードとの接続状態同期を認識する。
相手ノードからの接続状態情報を要求するメッセージは、TCPを介して確立された接続の第1SYNメッセージの形式である。
そして、接続状態同期を確認するためのメッセージは、TCPを介して確立された接続の第3SYNメッセージの形式である。
本発明の実施形態はさらに、データ通信における接続状態同期を実現するためのもう1つのコンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムは通信ノードに格納され、これにより通信ノードが以下の手順を実行することができる。
現在の通信ノードとの接続を確立している相手ノードから接続状態情報要求が受信される。
そして、通信ノードは現在のローカル接続状態情報を上述した相手ノードへ戻す。
接続状態情報を相手ノードへ戻す前に、ノードは接続中のデータ送信を、相手ノードから接続状態情報要求を受信した後に一時中断する。
相手ノードからの接続状態情報要求は相手ノードのウィンドウサイズを含む。
ノードは、相手ノードからの接続状態情報要求のなかのウィンドウ値に基づき、ローカルの相手ウィンドウサイズを更新する。
そして、相手ノードへ戻された現在の接続状態情報は、相手シーケンス番号、ローカルシーケンス番号およびローカルで記録されたローカルウィンドウサイズを含む。
現在の接続状態情報はTCPを介して確立された接続の第2SYNメッセージの形式で相手ノードへ戻される。TCPのなかで、認識シーケンス番号領域はローカルで記録される相手シーケンス番号である。
本発明によれば、同期していないノードと該ノードと接続する相手ノードとの間で接続状態情報を同期することにより、接続状態同期の問題をほぼ解消することができる。すなわち、接続さえ残っていれば、同期化を回復することができる。さらに本発明によれば、高い可用性システム内部における頻繁な接続状態同期をなくして、適時に信頼性の高い活性/スタンバイ切り替えを実現することが可能になる。それゆえ、システムの帯域幅および処理能力を確保することができ、活性/スタンバイ切り替えが生じたときはいつでも元の接続を回復することができる。これにより、ネットワーク通信の信頼性および安全性が改善される。
従来技術では、高い可用性システムの接続状態同期はすべて、活性およびスタンバイボード間の厳格な状態同期を目的としている。このため、スタンバイボードは活性ボードとの同期を維持してもよく、切り替えが生じたときに活性ボードに取って代わり相手ノードと通信することができた。しかし、コネクション型のデータ送信において、相手ノードとの接続が活性ボードからスタンバイボードへ切り替わってもよくデータ送信が続いてもよいという状態は、活性ボードの接続状態と一致するというよりむしろ、スタンバイボードの接続状態が相手ノードのそれと同期することである。もし、ある理由による切り替えが生じたとき活性ボードの接続状態が相手ノードと同期しないと、たとえスタンバイボードの接続状態が活性ボードの接続状態と完全に一致していても、接続は中断されたままであってもよい。相手ノードの接続状態が実際にローカル同期の目的であり、接続状態がローカルの活性/スタンバイ切り替えと無関係の場合を考慮すると、接続状態同期は、大きな負荷を伴ったローカル状態バックアップを実行するよりも、スタンバイボードと相手ノードとの間で実現されるであろう。また、相手ノードの状態と、活性ボードおよびスタンバイボードがちょうど同期するときにタイム切り替えが生じるか否かにもよるであろう。それゆえ、そのような問題は根本的に解決しうるものである。
以下、同期要求ノードとは、相手ノードとの接続状態を同期することを必要とする接続の一方のノードをいい、同期応答ノードとは、同期要求ノードによって要求されたローカル接続状態情報を送信する相手ノードをいう。実際の適用にあっては、同期要求ノードは通常、活性ボードおよびスタンバイボードを含むルータといった高い可用性システムや、単一の論理要素を操作するサーバを複数含むクラスタである。同期応答ノードは、単一の装置であってもよく、高い可用性システムであってもよい。
本発明の原理、特徴および利点を一層明らかにするため、具体的な実施形態に沿って本発明を詳細に説明する。
同期要求ノードは高い可用性システムであって、第1通信ユニットおよび少なくとも1つの第2通信ユニットを含むと理解される。ここで、第1通信ユニットは相手ノードと接続関係を有する。第2通信ユニットは第1通信ユニットに取って代わって相手ノードと接続し接続中のデータ送信を負担し続ける。
図4は、実施形態における同期要求ノードのフローを示し、以下の操作ステップを含む。
ステップS410:現在のノードが相手ノードとの接続を確立する。本発明の実施形態では、接続が確立されている場合に接続状態同期が生じる。
TCPプロトコルが採用されると、データ送信が実行される前に2つの通信ノード間でTCP接続を確立することが必要になる。TCP接続は、IP(Internet Protocol)アドレスおよび接続された2者の送信および受信アプリケーションプロセスを識別するためのポート番号によって一意に決定されてもよい。それゆえ、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号がTCP接続の接続パラメータとして通常用いられる。
ステップS420:接続が確立された後のある時に、第1通信ユニットと相手ノードとの間でノードの接続が存在する。第1通信ユニットは、第2通信ユニットに、当該接続の接続パラメータを通知する。これにより、切り替えが生じたときに第2通信ユニットは、接続パラメータによって接続を回復してもよい。
ステップS430:第2通信ユニットは、第1通信ユニットに取って代わって相手ノードと接続する。このとき、接続パラメータは、第2通信ユニットによって、既にローカルに記録されている。
接続のため第2通信ユニットが第1通信ユニットに取って代わる時は、同期要求ノードの作動モードに関わり、第1通信ユニットが故障したとき、あるいは第1通信ユニットが正常に作動するときであっても負荷の平滑化の要求に応じて、生じてもよい。複数の第2通信ユニットが存在するとき、どの第2通信ユニットが接続のために取って代わるかは、同期要求ノードでの切り替えのセッティングにより決定される。
第2通信ユニットは第1通信ユニットに取って代わり、同じ接続パラメータでTCP接続する。これは、第2通信ユニットが第1通信ユニットのIPアドレスを使用しなければならないことを意味する。第1通信ユニットがまだ正常に作動する場合、同期要求ノードは、2つのユニットがそれぞれ同じIPアドレスを用いて相手ノードとコネクション型通信を実行することを保証する。
ステップS440:第2通信ユニットは、切り替えがなされる接続の接続パラメータに基づき接続状態情報要求を相手ノードへ送信する。TCPプロトコルのため、接続状態情報はローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を含む他、ローカルおよび相手ウィンドウサイズも含む。
図5は、TCP/IPメッセージにおけるTCPヘッダの領域構造を示す。16ビット送信元ポート番号は送信者のポート番号である。16ビット宛先ポート番号は受信者のポート番号である。IPヘッダで送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスが一緒になったこれら2つの領域は、TCP接続の接続パラメータとして用いられる。
送信者および受信者のアプリケーションはTCP接続を介して8ビットバイトのストリームを交換する。TCP接続の各エンドノードはローカルで送信され、相手ノードからシーケンス番号および認識シーケンス番号を介してそれぞれ受信されたバイトストリームをカウントする。32ビットシーケンス番号は、メッセージの最初のデータバイト内のメッセージの送信者によって用いられるシーケンス番号を表す。32ビット認識シーケンス番号は、認識の受信の終了によって期待される相手ノードによって送信された次のデータバイトのシーケンス番号、すなわち送信者のメッセージ、を表す。データバイトはTCP接続を介して送信されるペイロード部分である。
TCP接続へフロー制御を提供するため16ビットウィンドウサイズが用いられる。これは送信者のメッセージのバッファサイズを表し、すなわち、相手ノードから受信してもよいデータ量である。TCP接続の2つのエンドノードはまた、ウィンドウ拡張オプションを介して16ビットを超えるウィンドウサイズを取り決めてもよい。
4ビットヘッダ長は、TCPメッセージの全長である。また、6ビット予約領域に続いて6つのフラッグビットがある。6つのフラッグビット中、SYN(同期化)フラッグビットは存在するTCP内で用いられて接続が開始されたことを表し、ACK(認識)フラッグビットは32ビット認識シーケンス番号領域が有効であることを表す。なぜなら、認識機構がTCPプロトコルに設けられており、ACKフラッグビットが常時設定されているからである。
このため、第2通信ユニットは、第1通信ユニットに取って代わって相手ノードとデータ送信を実行する前に、現在のTCP接続のローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を知る必要がある。同時に、接続状態同期の間に現在のウィンドウサイズを互いに交換することによって、フロー制御も実施されてもよい。それゆえ、第2通信ユニットは、現在のローカルウィンドウサイズの情報を相手ノードに送信される接続状態情報要求メッセージに置いてもよい。
第1通信ユニットは、現在のローカルシーケンス番号を接続状態情報要求に置いてもよい。あるいは、ローカルシーケンス番号は空であってもよく、次に相手ノードによって用意される。
ステップS450:再び図4を参照して、第2通信ユニットは、相手ノードによって戻された接続状態情報を受信する。
ステップS460:第2通信ユニットは、相手ノードから受信した接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新する。TCP接続のため、相手ノードから戻されたメッセージ中のTCPヘッダのシーケンス番号領域は相手シーケンス番号であり、認識シーケンス番号領域は、ローカルシーケンス番号であり、ウィンドウサイズ領域は相手ウィンドウサイズである。
ステップS470(任意):第2通信ユニットは、接続状態同期認識を相手ノードへ送信する。
接続状態同期認識は相手ノードにデータ送信を続けることを通知するのに適応するものであってもよい。接続状態同期認識が送信されない場合、同期要求ノードがデータ送信回復を開始してもよく、あるいは接続状態情報を送信した後にタイムアウト機構を介して相手ノードがデータ送信を続けてもよく、あるいは要求に応じて2つのモードを組み合わせて用いてもよい。
接続状態同期が完了した後、ノードは相手ノードとの元の接続のデータ送信を続ける。
この実施形態では、接続切り替えが完了した後、第2通信ユニットが現在の第1通信ユニットになってもよく、高い可用性システム中にあり現在の第1通信ユニットに取って代わり得る通信ユニットが現在の第2通信ユニットになってもよい。そのような形態は、ステージ毎のバックアップ機能を備え、あるいは動的負荷の平坦化を支援する高い可用性システムに適している。
上述した実施形態では、同期応答ノードのフローが図6に示される。
ステップS610:ノードは相手同期要求ノードとの接続を確立する。
ステップS620:ノードは相手ノードから接続状態情報要求を受信する。上述のように、本発明の実施形態では、接続が確立されている場合に接続状態同期が生じる。
ステップS630:ノードは接続中のデータ送信を一時中断する。なぜなら、コネクション型のプロトコルは通常、認識して再送信するタイムアウト機構を採用し、同期応答ノードが接続中のデータ送信を中断するとき不必要なネットワークフローを回避してもよい。
ステップS640:相手ノードからの接続状態情報要求が相手ウィンドウサイズを含むとき、ノードは受信した相手ウィンドウサイズに基づきローカル接続状態情報にある相手ウィンドウサイズを更新する。
ステップS650:ノードはその接続状態情報要求に応答して相手ノードに現在のローカル接続状態情報を送信する。
相手ノードへ戻された現在のTCP接続状態情報は、ノードに記録され相手ノードに認識されたローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を含む。このため、相手ノードが接続状態情報要求を送信する前に、TCP接続のデータ送信を完了したバイトストリームから続けてもよい。しかしながら2つの通信者のアプリケーションの通信機構に基づいて、既に送信された一部のバイトストリームが再送信されてもよい。相手ノードに戻されたTCP接続状態情報はノードの現在のウィンドウサイズをさらに含んでいてもよい。
ステップS660:ノードは相手ノードから接続状態同期認識を受信する。このステップもステップS470と協働する任意のステップである。
ステップS670:ノードは接続中のデータ送信を続ける。
本発明の他の実施形態に基づく接続状態を同期するための方法を説明する。この実施形態では、同期要求ノードおよび同期応答ノードが個々の装置であってもよく、あるいは高い可用性システムであってもよい。ここでは、同期要求ノード内部の異なる接続ユニット間の切り替えを考慮せず、異なる接続ユニットを同期していない接続状態にある一体のものとみなしてもよい。例えば、同期要求ノードにある複数のユニットが同期応答ノードと接続を確立してもよい。もし現在の接続ユニットの送信プロセスが幾つかの理由によって遮断されても、現在の接続ユニットが送信プロセスを再開した後で、接続はまだ有効であるが、当該接続の接続状態は失われる。このとき、接続切り替えが生じないが、接続状態同期の実施がまだ必要とされる。
この実施形態と前述した実施形態との違いは、同期要求ノードの接続パラメータがローカルで記録され、接続状態を同期する前に当該接続の接続パラメータを得る必要がないということである。
本発明のこの実施形態で、同期要求ノードの一部のフローが前述した実施形態のフローとほぼ一致することから、これらの詳細な図解は前述した実施形態の対応するステップを参照することとし、ここでは再度の説明をしない。同期応答ノードのフローは前述した実施形態と同様である。
本発明のこの実施形態で、同期要求ノードのフローは図7に示される。このフローは特に、以下の操作ステップを含む。
ステップS710:ノードが相手ノードとの接続を確立する。
ステップS720:ノードが同期しない、あるいはノードが相手ノードの接続状態と同期していないことを、特に自身の理由により非同期が生じる場合にノードが発見すると、ノードは接続状態情報要求を相手ノードへ送信する。TCP接続の接続状態情報要求の送信時に、ノードは要求メッセージにローカルウィンドウサイズを置いてもよい。
ステップS730:ノードは相手ノードから接続状態情報を受信する。TCP接続の相手ノードから戻された接続状態情報は現在の接続のローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を含み、相手ウィンドウサイズも含む。
ステップS740:ノードは、相手ノードによって戻された接続状態情報と一致するようローカル接続状態を更新する。
ステップS750:ノードは、接続状態同期認識を相手ノードへ送信する。同じように、このステップも任意のステップである。
接続状態同期が完了した後、ノードおよび相手ノードが元の接続のデータ送信を続ける。
前の実施形態では、同期要求ノードによって接続が切り替わる前に、第1通信ユニットがこの実施形態の方法を用いて接続の回復を実行してもよいことが本質的に理解される。接続が切り替わった後、第2通信ユニットもこの実施形態の方法を用いて接続の回復を実行してもよい。
図8は、本発明の実施形態に基づき接続を同期するための方法を採用した同期要求ノードおよび同期応答ノードを示す模式図である。同期要求ノード810は、互いに接続する第1通信ユニット811および第2通信ユニット812を含み、両者は同期応答ノード820の接続モジュール821と接続する。接続モジュール821に加え、同期応答ノード820は、同期応答モジュール822および通信制御モジュール823をさらに含み、両者は接続モジュール821と接続する。同期要求ノード810および同期応答ノード820は互いにとって相手ノードである。
第1通信ユニット811および同期応答ノード820の接続モジュール821間には接続が存在し、この接続の接続パラメータが第2通信ユニット812へ送信される。TCP接続の接続パラメータは、この接続の送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を含む。
第1通信ユニット811に取って代わり同期応答ノード820と接続するとき、第2通信ユニット812は第1通信ユニット811から受信した接続の接続パラメータを用いて同期応答ノード820へ接続状態情報要求を送信する。そして、現在の第2通信ユニット812のウィンドウサイズが接続状態情報要求で満たされてもよい。
同期応答ノード820の接続モジュール821および同期要求ノード810はこれらの間の接続を介し互いに通信する。第2通信ユニット812から接続状態情報要求を受信した後、接続モジュール821は要求を同期応答モジュール822へ送信する。もし同期応答ノードが通信制御モジュール823を有するのであれば、通信制御モジュール823は接続モジュール821のデータ送信を一時中断する。
同期応答モジュール822はローカルで記録された現在の接続状態情報を接続モジュール821へ送信し、接続モジュール821は第2通信ユニット812に対して応答する。第2通信ユニット812のウィンドウサイズを含む接続状態情報要求のため、同期応答モジュール821はさらに、受信したウィンドウサイズに一致するようローカル接続状態の相手ウィンドウサイズを更新する。同期応答ノード820によって応答された接続状態情報は、ローカルシーケンス番号およびそれが記録する相手シーケンス番号、およびローカルウィンドウサイズを含む。
同期応答ノード820から接続状態情報を受信した後、第2通信ユニット812は接続状態情報に基づき接続状態同期を実行する。第2通信ユニット812は受信した接続状態情報に一致するようローカル接続状態を更新する。次に、特定のアプリケーションによって要求がされると、通信する双方のノードは、第2通信ユニット812が接続状態同期認識を同期応答ノード820に送信するか否かを決定してもよい。
第2通信ユニット812が接続状態同期認識を送信する場合、接続モジュール821が接続状態同期認識を受信した後で、通信制御モジュール823が接続モジュール821のデータ送信を回復してもよい。
図9は、本発明の実施形態に基づき接続状態を同期するための方法を採用する同期要求ノードおよび同期応答ノードの模式図である。同期要求ノード830は互いに接続する接続モジュール831および同期要求モジュール832を含み、接続モジュール831は同期応答ノード820の接続モジュール821と接続する。接続モジュール821に加えて、同期応答ノード820は同期応答モジュール822および通信制御モジュール823をさらに含み、これら両者は接続モジュール821と接続する。同期要求ノード830および同期応答ノード820は互いにとって相手ノードである。
同期要求ノード830の接続モジュール831および同期応答ノード820の接続モジュール821はそれらの間の接続を介して互いに通信する。同期応答ノード820の接続状態と同期していない、あるいは同期していなかったと同期要求ノード830が見なすとき、同期要求モジュール832は接続モジュール831へ接続状態情報要求を送信し、接続モジュール831は同期応答ノード820へ接続状態情報要求を送信する。接続状態要求の中に、現在の同期要求ノード830のウィンドウサイズが満たされてもよい。
同期要求ノード830から接続状態情報要求を受信した後で、同期応答ノード820の接続モジュール821は同期応答モジュール822へ接続状態情報要求を送信する。もし同期応答ノードが通信制御モジュール823を有するのであれば、次に、通信制御モジュール823は接続モジュール821のデータ送信を一時中断する。
同期応答モジュール822はローカルで記録された現在の接続状態情報を接続モジュール821へ送信し、接続モジュール821は同期要求ノード830へ応答する。同期要求ノード830のウィンドウサイズを含む接続状態情報要求のために、同期応答モジュール822は、受信したウィンドウサイズと一致するようローカル接続状態の中の相手ウィンドウサイズをさらに更新する。同期応答ノード820によって応答された接続状態情報はローカルシーケンス番号およびそれが記録する相手シーケンス番号、およびローカルウィンドウサイズを含む。
同期応答ノード820から接続状態情報を受信した後、同期要求ノード830の接続モジュール831は接続状態情報を同期要求モジュール832へ送信する。同期要求モジュール832は接続状態情報に基づき同期要求ノード830の接続状態を同期する。同期要求モジュール832は受信した接続状態情報に一致するようローカル接続状態を更新する。次に、特定のアプリケーションによって要求されると、通信する双方のノードは、同期要求モジュール832が接続状態同期認識を同期応答ノード820に送信するか否かを決定してもよい。
同期要求モジュール832が接続状態同期認識を送信する場合、同期応答ノード820の接続モジュール821が接続状態同期認識を受信した後、通信制御モジュール823が接続モジュール821のデータ送信を回復してもよい。
図8に示す同期要求ノード810の第1通信ユニットおよび第2通信ユニットの双方が第2実施形態の接続状態を同期するための方法を支持するとき、第1通信ユニット811および第2通信ユニット812がユニットおよび同期応答ノード820間の接続を回復するため接続モジュールおよび同期要求モジュールをそれぞれ含んでもよい。
接続状態を同期するための上記の実施形態のため、ならびに適用例の同期要求ノードおよび同期応答ノード、接続状態情報要求、接続状態情報要求および接続状態同期認識のための応答はすべて接続中に送信されるメッセージを介して実現される必要がある。さらに、接続状態同期中に2つのエンドノード間で交換される情報は、接続の確立中の情報と似ている。そして、これら双方は2つの接続者の状態情報をマッチさせ次のデータ送信を準備することを採用することから、実現される機能も似ている。それゆえ、本発明の実施形態で、接続を確立するためのメッセージフォーマットを、接続状態を同期するために使用することが推奨される。そしてヘッダ領域の異なる内容を満たすことによって接続状態情報を交換してもよい。
TCPプロトコルで、2つの通信ノード間の接続を確立するためにスリーウェイ ハンドシェイク プロセスが採用される。第1ハンドシェイクで、接続を開始するノードが第1SYNメッセージを相手ノードへ送信する。第1SYNメッセージで、SYNフラグビットがセットされACKフラグビットがクリアされる。接続を開始するノードのイニシャルシーケンス番号がシーケンス番号領域のなかで満たされ、現在のノードのウィンドウサイズがウィンドウサイズ領域のなかで満たされる。もし相手ノードが第1SYNメッセージを受信した後にノードとの接続を確立するつもりであれば、第2SYNメッセージが戻される。第2SYNメッセージで、SYNフラグビットおよびACKフラグビットがセットされる。相手ノードのイニシャルシーケンス番号がシーケンス番号領域のなかで満たされ、第1SYNメッセージを認識するよう、プラス1で受信されるノードのイニシャルシーケンス番号が認識シーケンス番号フィールドのなかで満たされる。そして現在の相手ノードのウィンドウサイズがウィンドウサイズ領域で満たされる。第2SYNメッセージを受信した後、接続を開始するノードは第3SYNメッセージを相手ノードへ送信する。第3SYNメッセージのなかで、ACKフラグビットがセットされる。第2シーケンス番号を認識するよう相手ノードのプラス1のイニシャルシーケンス番号が認識シーケンス番号領域のなかでセットされる。現在のノードのウィンドウサイズはウィンドウサイズ領域のなかで満たされる。これら3つのSYNメッセージ間でTCP接続が確立されている。
TCP接続同期のプロセスで、接続状態情報要求メッセージが第1SYNメッセージを採用してもよく、同期要求ノードによって現在使用されるシーケンス番号は、シーケンス番号領域のなかで満たされ、もし現在使用されるシーケンス番号が未知であれば、値0が満たされてもよい。値0は認識シーケンス番号領域のなかで満たされる。SYNフラグビットがセットされる。ACKフラグビットがクリアされ、同期要求ノードの現在のウィンドウサイズはウィンドウサイズ領域のなかで満たされる。
同期要求ノードによって応答される接続状態情報応答メッセージが第2SYNメッセージのフォーマットを採用してもよく、同期要求ノードによって現在使用されるシーケンス番号はシーケンス番号領域のなかで満たされる。ローカルで記録される同期要求ノードのシーケンス番号は認識シーケンス番号領域のなかで満たされる。SYNフラグビットおよびACKフラグビットがセットされる。そして同期応答ノードの現在のウィンドウサイズがウィンドウサイズ領域のなかで満たされる。
同期要求ノードの接続状態同期認識メッセージは第3SYNメッセージのフォーマットを採用してもよく、各領域のなかを満たされた内容もまた第3SYNメッセージの内容と同様であってもよい。
本発明の実施形態において、接続が確立されている場合に接続状態同期が生じると理解されたい。それゆえ、双方の通信者のノードは、メッセージが接続を確立するためのメッセージあるいは接続状態を同期するためのメッセージであるかどうかを、上記3つのメッセージが送信あるいは受信されるときの接続の状況次第で、対応して作動するよう、決定してもよい。加えて、先行技術では、接続が確立されている場合に接続のSYNメッセージを受信するとき、TCP接続の一方端にあるノードが通常、リセットメッセージを使用する接続を終了する。しかしながら、本発明の実施形態によれば、接続が確立されている場合にSYNメッセージを受信するノードが、接続状態情報を相手ノードに応答する。
TCP接続の後で接続状態を同期するための状態マシンが図10に示すように確立される。確立されているTCP接続は確立状態にある。接続確立のプロセス中のSYN RCVD状態(すなわち、SYNメッセージが受信されている状態)およびSYN SENT状態(すなわち、SYNメッセージが送信されている状態)と異ならせるため、接続状態同期のプロセス中、EST SYN RCVD状態(すなわち、接続が確立されてSYNメッセージが受信されている状態)およびEST SYN SENT状態(すなわち、接続が確立されてSYNメッセージが送信されている状態)のように参照される。
接続状態が同期されることが必要なとき、確立状態のなかのノードは、接続状態情報要求メッセージを送信した後でEST SYN SENT状態に入り、相手ノードから接続状態情報応答を受信した後で接続を同期し、そして次に接続状態同期認識メッセージを送信した後で確立状態へ戻す。接続状態情報要求メッセージを受信し、および接続状態情報応答メッセージを相手ノードへ戻すとき、確立状態のなかのノードがEST SYN RCVD状態に入り、次に、相手ノードから接続状態同期認識メッセージを受信した後で確立状態に戻る。
本発明の実施形態に基づき、データ通信で接続状態同期を実現するためにコンピュータプログラムが設計される。コンピュータプログラムは通信ノードに格納され、これにより通信ノードが以下のステップを実行してもよい。
通信ノードと接続された相手ノードから接続状態情報の要求を作成するステップ。
相手ノードから戻された接続状態情報に基づきローカル接続状態を更新するステップ。
コンピュータプログラムのなかで、関連する通信ノードが活性通信ユニットおよびスタンバイ通信ユニットを含む。スタンバイ通信ユニットは活性通信ユニットによって用意された接続パラメータに基づき相手ノードから接続状態情報を要求し、次に、得られた接続状態情報に基づきローカル接続状態を更新する。
関連する接続状態情報は送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を含む。
関連する接続状態情報はローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を含む。
相手ノードから接続状態情報を要求する間、通信ノードはローカルウィンドウ値を相手ノードへ送信する。
相手ノードから戻された接続状態情報は相手ノードのウィンドウ値を含む。
ローカル接続状態を更新した後、ノードは相手ノードへの接続状態同期を認識する。
相手ノードから接続状態情報を要求するためのメッセージは、TCPを介して確立された接続の第1SYNメッセージの形式を採用する。
接続状態同期を認識するためのメッセージはTCPを介して確立された接続の第3SYNメッセージ形式を採用する。
本発明の実施形態に基づくもう1つのコンピュータプログラムも、データ通信のなかで接続状態同期を実現するために提供される。コンピュータプログラムは通信ノードのなかに格納され、これにより通信ノードは以下のステップを実行する。
この通信ノードと接続を確立している相手ノードから接続状態情報要求を受信するステップ。
および、現在のローカル接続状態情報を相手ノードへ戻すステップ。
相手ノードから接続状態情報要求を受信するとき、通信ノードは相手ノードへ接続状態情報を戻す前に接続中のデータ送信を一時中断する。
相手ノードからの接続状態情報要求は相手ノードのウィンドウサイズを含む。
ノードは相手ノードからの接続状態情報要求のなかのウィンドウ値に基づきローカルの相手ウィンドウサイズを更新する。
そして、相手ノードへ戻された現在の接続状態情報は相手シーケンス番号、ローカルシーケンス番号およびローカルで記録されたローカルウィンドウサイズを含む。
現在の接続状態情報はTCPを介して確立された接続の第2SYNメッセージの形式で相手ノードへ戻され、TCPで認識シーケンス番号領域はローカルで記録された相手シーケンス番号である。
発明の適用を2つの特定例によって図示する。
適用例1:図1に示す配分システムのTCP接続、および図11に示すその接続状態同期のフローを参照されたい。ノードBの活性ボードに故障が生じると、スタンバイボードが活性ボードに取って代わり作動する。元のTCP接続の宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、宛先ポート番号および送信元ポート番号を単に知ることによって、スタンバイボードはノードAへ接続状態情報要求メッセージを送信してもよく、ノードAから接続状態情報応答メッセージを受信し、次に接続状態同期認識メッセージをノードAへ送信する。このようにして、接続状態同期プロセスが達成されてもよい。それ以降、ノードBはノードAとデータ送信を続けてよい。このプロセスは上位アプリケーションにとってほとんど微小である。
適用例2:ノードCとノードDとの間でTCP接続を介してデータ送信が実行される。ノードCまたはその中のプロセスが再開するとき、接続の宛先IPアドレス、送信元IPアドレス、宛先ポート番号および送信元ポート番号が残存している場合、ノードDと相互に作用する接続状態情報要求メッセージ、接続状態情報応答メッセージおよび接続状態同期認識メッセージによって接続状態が同期されてもよく、これによりTCP接続が回復されてもよい。言いかえれば、ノードCでの短時間の再開行為が接続に基づいたデータ送信に影響を与えない。
本発明の実施形態によれば、いつでもいかなる場合でも高い可用性システムの切り替えのために、元の接続を続けてよい。そして、集中型のシステムの短時間の故障によって引き起こされた同期していない接続状態を回復する効果が達成されてもよい。加えて、本発明の実施形態で、高い可用性システムの各接続ユニット間の接続状態のリアルタイム同期がなくても、接続の接続パラメータがバックアップ接続ユニットへ一度送信されてもよい。このようにして、システムのサービス処理機能を確保するために、プロセッサと高い可用性システムの内部帯域幅を公開してもよい。
本発明の以上の実施形態は、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。本発明の思想および原理のなかで、さまざまな修正、均等な変形および改善が、本発明の権利請求に含まれる。
高い可用性システムのTCP接続の模式図である。 従来において接続状態を同期するための第1の方法の模式図である。 従来において接続状態を同期するための第2の方法の模式図である。 本発明の1実施形態による同期要求ノードのフローチャートである。 TCP/IPプロトコルにおけるメッセージ領域の構造を示す図である。 本発明の1実施形態による同期応答ノードのフローチャートである。 本発明の他の実施形態による同期要求ノードのフローチャートである。 本発明の1実施形態に基づき接続状態を同期するための方法を採用する同期要求ノードおよび同期応答ノードの模式図である。 本発明の1実施形態に基づき接続状態を同期するための方法を採用する同期要求ノードおよび同期応答ノードの模式図である。 本発明に付加されるTCP状態機器の模式図である。 本発明の1適用例における接続状態同期のためのメッセージのフローチャートである。 本発明の他の適用例における接続状態同期のためのメッセージのフローチャートである。

Claims (33)

  1. ノードによって、接続する相手ノードから接続状態情報を要求するステップと、
    前記ノードによって、前記相手ノードによって戻された接続状態情報に基づきローカル接続状態を更新するステップとを含む、データ通信における接続状態を同期するための方法。
  2. 前記ノードは第1通信ユニットおよび少なくとも1つの第2通信ユニットを備え、
    前記ノードが前記相手ノードから接続状態情報を要求する前に、前記第1通信ユニットは相手ノードとの接続の接続パラメータを第2通信ユニットに通知する、請求項1に記載の接続状態を同期するための方法。
  3. 前記ノードによって相手ノードから接続状態情報を要求するステップは、前記第1通信ユニットの代わりに、相手ノードと接続した後、少なくとも1つの第2通信ユニットが接続パラメータに基づき相手ノードから接続状態情報を要求することを含み、
    前記第2通信ユニットは、相手ノードによって戻された接続状態情報に基づきローカル接続状態を更新する、請求項2に記載の接続状態を同期するための方法。
  4. 前記接続パラメータは送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を備える、請求項2または3に記載の接続状態を同期するための方法。
  5. 前記相手ノードから接続状態情報を要求するステップおよび戻された接続状態情報に基づきローカル接続状態を更新するステップのプロセスが、相手ノードと現在接続する第1通信ユニットまたは第2通信ユニットによって実行される、請求項2に記載の接続状態を同期するための方法。
  6. 前記接続状態情報はローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を備える、請求項1〜5のいずれかに記載の接続状態を同期するための方法。
  7. 前記相手ノードから前記接続状態情報を要求する間、前記ノードによってローカルウィンドウ値を送信するステップをさらに含み、
    相手ノードによって戻された接続状態情報が相手ノードのウィンドウ値を備える、請求項6に記載の接続状態を同期するための方法。
  8. ローカル接続状態を更新した後、前記ノードは相手ノードとの接続状態同期を認識する、請求項1〜5のいずれかに記載の接続状態を同期するための方法。
  9. 前記相手ノードから接続状態情報を要求するためのメッセージがTCPを介して確立された接続の第1SYNメッセージの形式であり、
    前記接続状態同期を認識するためのメッセージがTCPを介して確立された接続の第3SYNメッセージの形式である、請求項8に記載の接続状態を同期するための方法。
  10. ノードによって、確立されている接続を用いて、相手ノードからの接続状態情報要求を受信するステップと、
    および、前記ノードによって、現在のローカル接続状態情報を前記相手ノードへ戻すステップとを含む、データ通信における接続状態を同期するための方法。
  11. 前記接続状態情報を前記相手ノードへ戻す前に、前記ノードは相手ノードから接続状態情報要求を受信するとき接続中のデータ送信を一時中断する、請求項10に記載の接続状態を同期するための方法。
  12. 前記相手ノードからの前記接続状態情報要求は相手ノードのウィンドウサイズを備え、
    ノードは相手ノードからの接続状態情報要求のなかのウィンドウ値に基づいてローカルウィンドウサイズを更新し、
    相手ノードへ戻された現在の接続状態情報は相手シーケンス番号、ローカルシーケンス番号およびローカルで記録されるローカルウィンドウサイズを備える、請求項10または11に記載の接続状態を同期するための方法。
  13. 前記現在の接続状態情報はTCPを介して確立された接続の第2SYNメッセージの形式で前記相手ノードに戻され、認識シーケンス番号領域がローカルで記録される相手シーケンス番号である、請求項12に記載の接続状態を同期するための方法。
  14. 接続モジュールおよび同期要求モジュールを備え、
    前記接続モジュールは相手ノードとの接続を介して通信するために適応し、
    前記同期要求モジュールは、接続状態情報要求を、接続モジュールを介して相手ノードへ送信し、同期し、および接続モジュールによって相手ノードから受信した接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新するために適応する、通信ノード。
  15. ローカル接続状態情報が相手ノードによって戻された接続状態情報と同様にセットされ、
    接続状態情報同期が接続モジュールを介して相手ノードに認識される、請求項14に記載の通信ノード。
  16. 接続状態情報要求はローカルウィンドウサイズを備え、相手ノードによって戻された接続状態情報は、ローカルシーケンス番号、相手シーケンス番号、および相手ノードによって記録された相手ウィンドウサイズを備える、請求項14または15に記載の通信ノード。
  17. 第1通信ユニットおよび少なくとも1つの第2通信ユニットを備え、
    前記第1通信ユニットは相手ノードとの接続の接続パラメータを前記第2通信ユニットに送信し、
    前記第2通信ユニットは、前記接続パラメータに基づき相手ノードとの接続を確立し、相手ノードへ接続状態情報要求を送信し、相手ノードから受信した接続状態情報に基づいて接続状態を更新する、通信ノード。
  18. 現在のユニットの接続状態情報が、相手ノードによって戻された接続状態情報と同様にセットされ、
    接続状態同期が相手ノードに認識される、請求項17に記載の通信ノード。
  19. 前記相手ノードから受信された前記接続状態情報は、ローカルシーケンス番号および相手ノードに記録された相手シーケンス番号を備え、前記接続パラメータは送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を備える、請求項17または18に記載の通信ノード。
  20. 接続モジュールおよび同期応答モジュールを備え、
    前記接続モジュールは相手ノードとの接続を介して通信するために適応し、
    前記同期応答モジュールは、接続モジュールによる出力である相手ノードからの接続状態情報要求を受信し、接続モジュールを介して相手ノードへ現在のローカル接続状態情報を送信するために適応する、通信ノード。
  21. 前記通信ノードは通信制御モジュールをさらに備え、前記通信制御モジュールは、前記接続モジュールが前記相手ノードから前記接続状態情報要求を受信した後に接続モジュールのデータ通信を一時中断し、通信制御モジュールは、接続モジュールが相手ノードから接続状態情報要求を受信した後に接続モジュールのデータ通信を一時中断し、接続モジュールが相手ノードから接続状態同期認識を受信した後に接続モジュールのデータ通信を続けるために適応する、請求項20に記載の通信ノード。
  22. 前記現在のローカル接続状態情報は、相手シーケンス番号、ローカルシーケンス番号およびローカルで記録されるローカルウィンドウサイズを備える、請求項21に記載の通信ノード。
  23. 通信ノードに格納されるコンピュータプログラムであって、前記通信ノードが、
    通信ノードと接続する相手ノードから接続状態情報を要求する手順と、
    前記相手ノードによって戻された接続状態情報に基づいてローカル接続状態を更新する手順とを実行する、データ通信における接続状態同期を実現するためのコンピュータプログラム製品。
  24. 前記通信ノードは活性通信ユニットおよびスタンバイ通信ユニットを備え、前記スタンバイ通信ユニットは前記活性通信ユニットによって付与される接続パラメータに基づき接続状態情報を相手ノードから要求し、次に、取得された接続状態情報に基づきローカル接続状態を更新する、請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
  25. 前記接続パラメータは、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号および宛先ポート番号を備える、請求項24に記載のコンピュータプログラム製品。
  26. 前記接続状態情報はローカルシーケンス番号および相手シーケンス番号を備える、請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
  27. 前記通信ノードは、前記相手ノードから接続状態情報を要求する間、ローカルウィンドウ値を送信し、
    相手ノードから戻された接続状態情報は相手ノードのローカルウィンドウ値を備える、請求項26に記載のコンピュータプログラム製品。
  28. 前記ローカル接続状態を更新した後、前記ノードは前記相手ノードとの接続状態同期を認識する、請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
  29. 前記相手ノードから接続状態情報を要求するためのメッセージが、TCPを介して確立された接続の第1SYNメッセージの形式であり、
    前記接続状態同期を確認するためのメッセージが、TCPを介して確立された接続の第3SYNメッセージの形式である、請求項23に記載のコンピュータプログラム製品。
  30. 通信ノードに格納されるコンピュータプログラムであって、前記通信ノードが、
    現在の通信ノードとの接続を確立している相手ノードから接続状態情報要求を受信する手順と、
    前記通信ノードによって現在のローカル接続状態情報を前記相手ノードへ戻す手順とを実行する、データ通信における接続状態同期を実現するためのコンピュータプログラム製品。
  31. 接続状態情報を前記相手ノードへ戻す前に、前記ノードは接続中のデータ送信を、相手ノードから前記接続状態情報要求を受信した後に一時中断する、請求項30に記載のコンピュータプログラム製品。
  32. 前記相手ノードからの接続状態情報要求は相手ノードのウィンドウサイズを備え、
    前記ノードは、相手ノードからの接続状態情報要求のなかのウィンドウ値に基づき、ローカルの相手ウィンドウサイズを更新し、
    相手ノードへ戻された現在の接続状態情報は、相手シーケンス番号、ローカルシーケンス番号およびローカルで記録されたローカルウィンドウサイズを備える、請求項30に記載のコンピュータプログラム製品。
  33. 現在の接続状態情報はTCPを介して確立された接続の第2SYNメッセージの形式で前記相手ノードへ戻され、認識シーケンス番号領域はローカルで記録される相手シーケンス番号である、請求項30に記載のコンピュータプログラム製品。
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