JP3144346B2 - 通信処理装置の予備切り替えシステム - Google Patents

通信処理装置の予備切り替えシステム

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JP3144346B2
JP3144346B2 JP17325697A JP17325697A JP3144346B2 JP 3144346 B2 JP3144346 B2 JP 3144346B2 JP 17325697 A JP17325697 A JP 17325697A JP 17325697 A JP17325697 A JP 17325697A JP 3144346 B2 JP3144346 B2 JP 3144346B2
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lan
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研一 大中
敏之 樋口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信処理装置の予
備切り替えシステムに関し、特にTCP/IP(transm
ission control protocol/internet protocol)を用
いたネットワークシステムにおいて、ホストコンピュー
タに接続される通信処理装置に障害が発生した際に予備
の通信処理装置へ切り替え可能とする通信処理装置の予
備切り替えシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信処理装置の予備切り
替えシステムとしては、例えば特開平6−343074
号公報に、ホストコンピュータ内に複数の回線アダプタ
を持ち、各回線アダプタには同一のLANアドレスが設
定され、一方の回線アダプタが障害になった場合には、
ホストコンピュータ内の入出力プロセッサにより障害と
なった回線アダプタを論理的に切り離し、予備の回線ア
ダプタを論理的に組み込むことにより、LAN回線に接
続された他の各種装置に回線アダプタの切り替えを意識
させることなく通信の継続を可能とした耐故障性システ
ムが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のシステ
ムでは、切り替え対象装置(回線アダプタ)がネットワ
ークで接続されている場合には、ホストコンピュータか
ら切り替え制御ができる切り替え制御装置(入出力プロ
セッサ)を切り替え対象装置と同様にネットワークで接
続しなければならないという問題がある。
【0004】その理由は、切り替え制御装置をホストコ
ンピュータから直接制御しているために、制御対象であ
る切り替え対象装置がネットワークで接続されている場
合には、ホストコンピュータから切り替え制御ができる
ようにするためには切り替え制御装置もネットワークで
接続する必要があるからである。
【0005】従って、本発明は前述した問題点に鑑みて
なされたものであり、ネットワークで接続された通信処
理装置の予備装置への切り替えにおいて、切り替え対象
の予備装置自らが切り替え制御を行い、切り替え制御用
の装置を不要とすることができる通信処理装置の予備切
り替えシステムを提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の第2の目的は、現用系の通
信処理装置が複数台で予備通信処理装置が1台のネット
ワーク構成でも通信処理装置切り替えを行うことができ
る通信処理装置の予備切り替えシステムを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、ホストコンピュータと、このホストコ
ンピュータとそれぞれの回線切り替え装置を介して第1
のLAN回線により接続される少なくとも2台の通信処
理装置と、この2台の通信処理装置と共有の回線切り替
え装置を介して第2のLAN回線により接続される情報
処理装置と、から構成されるネットワークシステムにお
いて、前記2台の通信処理装置のそれぞれが、前記各回
線切り替え装置を制御する手段と、IPアドレスを動的
に変更する手段と、通信処理装置が持っているIPアド
レスとは別に前記情報処理装置との通信専用の別のIP
アドレスと、を持ち、前記2台の通信処理装置の一方を
現用、他方を予備とし、前記ホストコンピュータと前記
各通信処理装置との間、および前記各通信処理装置と前
記情報処理装置との間の通信をTCP/IPで行い、前
記通信処理装置の障害時に、前記予備の通信処理装置
が、前記ホストコンピュータからの通知を受け、前記各
回線切り替え装置を制御して障害となった通信処理装置
を前記第1のLAN回線および前記第2のLAN回線か
ら物理的に切り離すとともに、前記第2のLAN回線を
予備の通信処理装置へ切り替え、さらに切り替え後に前
記情報処理装置から見える通信処理装置のIPアドレス
を前記情報処理装置との通信専用のIPアドレスに変更
することを特徴とする通信処理装置の予備切り替えシス
テムを提供する。
【0008】このように、本発明の通信処理装置の予備
切り替えシステムによれば、少なくとも2台の通信処理
装置の一方を現用、他方を予備とし、前記通信処理装置
の障害時に、前記予備の通信処理装置が、前記ホストコ
ンピュータからの通知を受け、前記各回線切り替え装置
を制御して障害となった通信処理装置を前記第1のLA
N回線および前記第2のLAN回線から物理的に切り離
すとともに、前記第2のLAN回線を予備の通信処理装
置へ切り替え、さらに切り替え後に前記情報処理装置か
ら見える通信処理装置のIPアドレスを前記情報処理装
置との通信専用のIPアドレスに変更することにより、
切り替え後も前記情報処理装置に通信処理装置の切り替
えを意識させることなく通信を継続することができる。
【0009】また、前記第2の目的を達成するため、本
発明の通信処理装置の予備切り替えシステムは、中央情
報処理装置とマトリクス回線切り替え装置を介してLA
N回線により接続された複数台の通信処理装置と、前記
複数台の通信処理装置が共有のマトリクス回線切り替え
装置を介してLAN回線に接続されたネットワークシス
テムにおいて、現用系通信処理装置の障害時に、前記中
央情報処理装置から、予備系通信処理装置に対して、障
害通信処理装置名、障害通信処理装置接続回線名、障害
通信処理装置接続回線アドレスを含む通知を行い、前記
予備系通信処理装置が前記マトリクス回線切り替え装置
を制御して障害となった前記現用系通信処理装置側のL
AN回線を前記予備系通信処理装置へ切り替え、前記複
数台の現用通信処理装置に対して予備系通信処理装置1
台で予備切り替えを実現する、ことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、中央情報処理装置と、1
台のマトリクス回線切り替え装置を介してLAN回線に
より接続された複数台の通信処理装置と複数台の通信処
理装置と1台のマトリクス回線切り替え装置を介して接
続されたLAN回線から構成されるネットワークシステ
ムにおいて、中央情報処理装置からの予備通信処理装置
に対しての切り替え指示の内容に、「障害通信処理装置
名」、「障害通信処理装置接続回線名」、及び「障害通
信処理装置接続回線アドレス」を含むことにより、予備
通信処理装置は接続回線に対する通信処理装置の回線ア
ドレスを動的に変更した予備通信処理装置への切り替え
を行うことができる。すなわち、本発明によれば、現用
通信処理装置と予備通信処理装置が同じ回線アドレスを
持つ必要がなく、現用通信処理装置が複数台で予備通信
処理装置が1台のネットワーク構成でも通信処理装置切
り替えを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0012】[実施の形態1]図1は、本発明の第1の
実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【0013】図1を参照すると、本発明はその実施の形
態において、ホストコンピュータ10と、ホストコンピ
ュータ10に接続されるLAN回線70と、LAN回線
70に接続される回線切り替え装置40、50と、ホス
トコンピュータ10と回線切り替え装置40を介して接
続される通信処理装置20と、ホストコンピュータ10
と回線切り替え装置50を介して接続される通信処理装
置30と、通信処理装置20、30に接続される回線切
り替え装置60と、回線切り替え装置60に接続される
LAN回線80と、LAN回線80に接続される情報処
理装置90と、を含む。
【0014】通信処理装置20、30はそれぞれ、回線
切り替え装置40、50および回線切り替え装置60と
回線切り替え装置制御ラインで接続されており、この回
線切り替え装置制御ラインを用いて各回線切り替え装置
を制御することができる。通信処理装置20はLAN回
線80向けにIPアドレス100を持ち、通信処理装置
30はLAN回線80向けにIPアドレス200を持
つ。また、通信処理装置20、30はそれぞれ、情報処
理装置90との通信専用のIPアドレスとしてIPアド
レス300を持つ。
【0015】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて説明する。
【0016】図1を参照すると、通信処理装置20は、
起動されるとLAN回線80向けのIPアドレスをIP
アドレス100に設定し、その後回線切り替え装置40
を制御して通信処理装置20とLAN回線70を接続す
る。通信処理装置30も同様に、起動されるとLAN回
線80向けのIPアドレスをIPアドレス200に設定
し、その後回線切り替え装置50を制御して通信処理装
置30とLAN回線70を接続する。
【0017】ここで、通信処理装置20が現用、通信処
理装置30が予備とすると、ホストコンピュータ10か
ら通信処理装置20へ接続要求がくると、通信処理装置
20は、回線切り替え装置60を制御して通信処理装置
20とLAN回線80を接続した後、IPアドレス10
0をIPアドレス300に変更する。情報処理装置90
は、通信処理装置のIPアドレスをIPアドレス300
として通信処理装置20と通信することができる。
【0018】次に、通信処理装置20が障害となると、
ホストコンピュータ10は通信処理装置30に対して切
り替え要求を送る。切り替え要求を受けた通信処理装置
30は、回線切り替え装置40を制御して通信処理装置
20をLAN回線70から切り離し、続いて回線切り替
え装置60を制御して通信処理装置20とLAN回線8
0を切り離し、通信処理装置30とLAN回線80を接
続する。その後、通信処理装置30は、IPアドレス2
00をIPアドレス300に変更する。これにより、情
報処理装置90は、通信処理装置が通信処理装置20か
ら通信処理装置30へと切り替わったことを意識するこ
となく通信処理装置のIPアドレスをIPアドレス30
0として通信を継続することができる。
【0019】また、通信処理装置20は、障害復旧後再
立ち上げすることにより、LAN回線80向けのIPア
ドレスをIPアドレス100に設定し、その後回線切り
替え装置40を制御して通信処理装置20とLAN回線
70を接続する。
【0020】これにより、通信処理装置20は新たな予
備装置となり、通信処理装置30が障害となった場合に
は、ホストコンピュータ10は通信処理装置20に対し
て切り替え要求を送る。切り替え要求を受けた通信処理
装置20は、回線切り替え装置50を制御して通信処理
装置30をLAN回線70から切り離し、続いて回線切
り替え装置60を制御して通信処理装置30とLAN回
線80を切り離し、通信処理装置20とLAN回線80
を接続する。その後、通信処理装置20は、IPアドレ
ス100をIPアドレス300に変更する。これによ
り、情報処理装置90は、通信処理装置が通信処理装置
30から通信処理装置20へと切り替わったことを意識
することなく通信処理装置のIPアドレスをIPアドレ
ス300として通信を継続することができる。
【0021】[実施例1]次に、前述した本発明の第1
の実施の形態をより具体的に説明するために、本発明の
実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図2は、本発明の一実施例のシステム構成
を示すブロック図である。図2に示すように、本実施例
においては、ホストコンピュータ10としてパラレルA
COS7800を、通信処理装置20、30としてN3
805型FNPを、情報処理装置90としてPC−98
パソコンを用い、パラレルACOS7800とN380
5型FNPとの間をFDDIループ(LAN回線70)
で接続し、N3805型FNPとPC−98パソコンと
の間をイーサネット(LAN回線80)で接続した。
【0023】より具体的には、本発明はその一実施例に
おいて、パラレルACOS7800と、パラレルACO
S7800に接続されるFDDIループと、FDDIル
ープに接続される回線切り替え装置40、50と、パラ
レルACOS7800と回線切り替え装置40を介して
接続されるN3805型FNP(通信処理装置20)
と、パラレルACOS7800と回線切り替え装置50
を介して接続されるN3805型FNP(通信処理装置
30)と、N3805型FNP(通信処理装置20、3
0)に接続される回線切り替え装置60と、回線切り替
え装置60に接続されるイーサネットと、イーサネット
に接続されるPC−98パソコンと、を含む。
【0024】N3805型FNP(通信処理装置20、
30)はそれぞれ、回線切り替え装置40、50および
回線切り替え装置60と回線切り替え装置制御ラインで
接続されており、この回線切り替え装置制御ラインを用
いて各回線切り替え装置を制御することができる。N3
805型FNP(通信処理装置20)はイーサネット向
けにIPアドレス(133.206.7.1)を持ち、
N3805型FNP(通信処理装置30)はイーサネッ
ト向けにIPアドレス(133.206.7.2)を持
つ。また、N3805型FNP(通信処理装置20、3
0)はそれぞれ、PC−98パソコンとの通信専用のI
Pアドレスとして(133.206.7.3)を持つ。
【0025】次に、本発明の一実施例の動作について説
明する。
【0026】図3は、図2に示したN3805型FNP
(通信処理装置20)の起動処理手段の処理の流れを示
すフローチャートである。
【0027】図2および図3を参照すると、N3805
型FNP(通信処理装置20)は、起動されるとN38
05型FNP(通信処理装置20)内の起動処理手段に
より、イーサネット向けのIPアドレスを(133.2
06.7.1)に設定し(ステップ301)、その後回
線切り替え装置40を制御してN3805型FNP(通
信処理装置20)とFDDIループを接続し(ステップ
302)、N3805型FNP(通信処理装置20)の
起動処理を終了する。
【0028】図4は、図2に示したN3805型FNP
(通信処理装置30)の起動処理手段の処理の流れを示
すフローチャートである。
【0029】図2および図4を参照すると、N3805
型FNP(通信処理装置30)も同様に、起動されると
N3805型FNP(通信処理装置30)内の起動処理
手段により、イーサネット向けのIPアドレスを(13
3.206.7.2)に設定し(ステップ401)、そ
の後回線切り替え装置50を制御してN3805型FN
P(通信処理装置30)とFDDIループを接続し(ス
テップ402)、N3805型FNP(通信処理装置3
0)の起動処理を終了する。
【0030】ここで、N3805型FNP(通信処理装
置20)が現用、N3805型FNP(通信処理装置3
0)が予備とすると、ホストコンピュータであるパラレ
ルACOS7800からN3805型FNP(通信処理
装置20)へ接続要求がきた場合には、N3805型F
NP(通信処理装置20)は、N3805型FNP(通
信処理装置20)内のホスト要求処理手段により以下の
手順に従って処理を行う。
【0031】図5は、図2に示したN3805型FNP
(通信処理装置20)のホスト要求処理手段の処理の流
れを示すフローチャートである。
【0032】図2および図5を参照すると、まずホスト
コンピュータであるパラレルACOS7800からの要
求をチェックし(ステップ501)、ここではこれが接
続要求であるため、回線切り替え装置50の制御(ステ
ップ502)をスキップし、回線切り替え装置60を制
御してN3805型FNP(通信処理装置20)とイー
サネットを接続した後(ステップ503)、イーサネッ
ト向けのIPアドレスを(133.206.7.3)に
変更し(ステップ504)、N3805型FNP(通信
処理装置20)のホスト要求処理を終了する。情報処理
装置であるPC−98パソコンは、通信処理装置のIP
アドレスを(133.206.7.3)としてN380
5型FNP(通信処理装置20)と通信することができ
る。
【0033】次に、N3805型FNP(通信処理装置
20)が障害となると、ホストコンピュータであるパラ
レルACOS7800はN3805型FNP(通信処理
装置30)に対して切り替え要求を送る。切り替え要求
を受けたN3805型FNP(通信処理装置30)は、
N3805型FNP(通信処理装置30)内のホスト要
求処理手段により以下の手順に従って処理を行う。
【0034】図6は、図2に示したN3805型FNP
(通信処理装置30)のホスト要求処理手段の処理の流
れを示すフローチャートである。
【0035】図2および図6を参照すると、まずホスト
コンピュータであるパラレルACOS7800からの要
求をチェックし(ステップ601)、ここではこれが切
り替え要求であるため、回線切り替え装置40を制御し
てN3805型FNP(通信処理装置20)をFDDI
ループから切り離し(ステップ602)、続いて回線切
り替え装置60を制御してN3805型FNP(通信処
理装置20)とイーサネットを切り離し、N3805型
FNP(通信処理装置30)とイーサネットを接続する
(ステップ603)。その後、N3805型FNP(通
信処理装置30)は、イーサネット向けのIPアドレス
を(133.206.7.3)に変更する。これによ
り、情報処理装置であるPC−98パソコンは、通信処
理装置がN3805型FNP(通信処理装置20)から
N3805型FNP(通信処理装置30)へと切り替わ
ったことを意識することなく通信処理装置のIPアドレ
スを(133.206.7.3)として通信を継続する
ことができる。
【0036】また、N3805型FNP(通信処理装置
20)は、障害復旧後再立ち上げすることにより、N3
805型FNP(通信処理装置20)内の起動処理手段
により図3に示した手順に従ってイーサネット向けのI
Pアドレスを(133.206.7.1)に設定し(ス
テップ301)、その後回線切り替え装置40を制御し
てN3805型FNP(通信処理装置20)とFDDI
ループを接続し(ステップ302)、N3805型FN
P(通信処理装置20)の起動処理を終了する。
【0037】これにより、N3805型FNP(通信処
理装置20)は新たな予備装置となり、N3805型F
NP(通信処理装置30)が障害となった場合には、パ
ラレルACOS7800はN3805型FNP(通信処
理装置20)に対して切り替え要求を送る。切り替え要
求を受けたN3805型FNP(通信処理装置20)
は、N3805型FNP(通信処理装置20)内のホス
ト要求処理手段により図5に示した手順に従って以下の
処理を行う。
【0038】図2及び図5を参照すると、まずホストコ
ンピュータであるパラレルACOS7800からの要求
をチェックし(ステップ501)、ここではこれが切り
替え要求であるため、回線切り替え装置50を制御して
N3805型FNP(通信処理装置30)をFDDIル
ープから切り離し(ステップ502)、続いて回線切り
替え装置60を制御してN3805型FNP(通信処理
装置30)とイーサネットを切り離し、N3805型F
NP(通信処理装置20)とイーサネットを接続する
(ステップ503)。その後、N3805型FNP(通
信処理装置20)は、イーサネット向けのIPアドレス
を(133.206.7.3)に変更する。これによ
り、情報処理装置であるPC−98パソコンは、通信処
理装置がN3805型FNP(通信処理装置30)から
N3805型FNP(通信処理装置20)へと切り替わ
ったことを意識することなく通信処理装置のIPアドレ
スを(133.206.7.3)として通信を継続する
ことができる。
【0039】[実施の形態2]次に、本発明の第2の実
施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0040】図7を参照すると、本発明はその第2の実
施の形態において、中央情報処理装置110と、中央情
報処理装置110に接続するLAN回線140と、中央
情報処理装置110とLAN回線140を介して接続さ
れたマトリクス回線切り替え装置120と、マトリクス
回線切り替え装置120を介して接続された通信処理装
置100、同様に、マトリクス回線切り替え装置120
を介して接続された通信処理装置200、同様に、マト
リクス回線切り替え装置120を介して接続された通信
処理装置300と、通信処理装置100、通信処理装置
200、通信処理装置300に接続したマトリクス回線
切り替え装置130と、マトリクス回線切り替え装置1
30に接続するLAN回線150と、同様に、マトリク
ス回線切り替え装置130に接続するLAN回線160
と、から構成されており、3つの通信処理装置100、
200、300から各マトリクス回線切り替え装置12
0、130の制御ができる。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態の動作に
ついて、図7を参照して詳細に説明する。
【0042】通信処理装置100と通信処理装置200
が現用系、通信処理装置300が予備系とし、現用通信
処理装置の接続について説明する。
【0043】通信処理装置100は、起動されるとマト
リクス切り替え装置130を制御して、通信処理装置1
00とLAN回線150、LAN回線160を切断す
る。次にマトリクス回線切り替え装置120を制御して
通信処理装置100とLAN回線140を接続する。
【0044】通信処理装置200も起動されると、マト
リクス切り替え装置130を制御して、通信処理装置2
00と、LAN回線150・LAN回線160を切断す
る。次にマトリクス回線切り替え装置120を制御して
通信処理装置200とLAN回線140を接続する。
【0045】通信処理装置300も起動されるとマトリ
クス切り替え装置130を制御して、通信処理装置30
0とLAN回線150・LAN回線160を切断する。
次にマトリクス回線切り替え装置120を制御して通信
処理装置300とLAN回線140を接続する。
【0046】次に、中央情報処理装置110から通信処
理装置100へ接続要求がくる。中央情報処理装置11
0からの接続要求には、「通信処理装置100がLAN
回線150と接続する」という情報と、「LAN回線1
50に対するIPアドレスはIPアドレス170であ
る」という情報が含まれている。通信処理装置100で
は、LAN回線150に対するIPアドレスをIPアド
レス170に設定後、マトリクス回線切り替え装置13
0を制御してLAN回線150と接続する。
【0047】同様に、中央情報処理装置110から通信
処理装置200へ接続要求がくる。この場合、中央情報
処理装置110からの接続要求には、「通信処理装置2
00がLAN回線160と接続する」という情報と、
「LAN回線160に対するIPアドレスはIPアドレ
ス180である」という情報が含まれている。通信処理
装置200ではLAN回線160に対するIPアドレス
をIPアドレス180に設定後マトリクス回線切り替え
装置130を制御してLAN回線160と接続する。
【0048】この時、LAN回線150からの通信処理
装置100に対するIPアドレスはIPアドレス170
であり、通信処理装置100のIPアドレスをIPアド
レス170として通信できる。
【0049】同様に、LAN回線160からの通信処理
装置200に対するIPアドレスはIPアドレス180
であり、通信処理装置200のIPアドレスをIPアド
レス180として通信できる。
【0050】LAN回線150からは通信処理装置20
0と通信処理装置300には接続できない状態であり、
同様に、LAN回線160からは通信処理装置100と
通信処理装置300には接続できない状態である。
【0051】次に、通信処理装置100が障害となり、
通信処理装置300に切り替わる手順について説明す
る。
【0052】通信処理装置100の障害を検出した中央
情報処理装置110は、通信処理装置300に対して切
り替え指示を出す。切り替え指示の内容には、(a)
「通信処理装置100が障害になったこと」、(b)
「通信処理装置100がLAN回線150と接続してい
たこと」、及び、(c)「通信処理装置100のLAN
回線150向けのIPアドレス」、が含まれており、通
信処理装置300は、上記情報に従い、マトリクス回線
切り替え装置120に対して、通信処理装置100とL
AN回線140との切断指示を出す。
【0053】また、通信処理装置300は、マトリクス
回線切り替え装置130に対して通信処理装置100と
LAN回線150の切断指示を出す。この後、通信処理
装置300上のIPアドレスを通信処理装置100が使
用していたIPアドレス170に変更し、マトリクス回
線切り替え装置130に対してはLAN回線150との
接続要求を行う。
【0054】これにより、LAN回線150からの通信
処理装置300に対するIPアドレスはIPアドレス1
70であり通信処理装置300のIPアドレスをIPア
ドレス170として通信を継続することができる。
【0055】また、通信処理装置100は、LAN回線
140からもLAN回線150からも切断された状態で
あり、障害復旧処理を行うことができる。そして、通信
処理装置100に対する障害復旧を行い、再立ち上げを
行った後、マトリクス回線切り替え装置120を制御し
て通信処理装置100とLAN回線140を接続する。
これにより、通信処理装置100は新たな予備通信処理
装置となる。
【0056】次に、この状態で通信処理装置200が障
害となった場合、中央情報処理装置110は通信処理装
置100に対して切り替え要求を送る。切り替え要求を
受けた通信処理装置100は、マトリクス回線切り替え
装置120を制御して通信処理装置200をLAN回線
140から切り離す。次にマトリクス回線切り替え装置
130を制御してLAN回線160と通信処理装置20
0を切り離す。その後、通信処理装置100はIPアド
レスをIPアドレス180に変更し、通信処理装置10
0とLAN回線160を接続する。これにより、LAN
回線160からの通信処理装置100に対するIPアド
レスはIPアドレス180であり、通信処理装置100
のIPアドレスをIPアドレス180として通信を継続
することができる。
【0057】また、通信処理装置200は、LAN回線
140からもLAN回線160からも切断された状態で
あり、障害復旧処理を行うことができる。通信処理装置
200に対する障害復旧を行い再立ち上げを行った後、
マトリクス回線切り替え装置120を制御し通信処理装
置200とLAN回線140を接続する。これにより、
通信処理装置200は新たな予備装置となる。
【0058】更に、この状態で通信処理装置300が障
害となった場合、中央情報処理装置110は通信処理装
置200に対して切り替え要求を送る。切り替え要求を
受けた通信処理装置200はマトリクス回線切り替え装
置120を制御して通信処理装置300をLAN回線1
40から切り離す。次に、マトリクス回線切り替え装置
130を制御しLAN回線150と通信処理装置300
を切り離す。その後、通信処理装置200はIPアドレ
スをIPアドレス170に変更し、通信処理装置200
とLAN回線150を接続する。これにより、LAN回
線150からの通信処理装置200に対するIPアドレ
スはIPアドレス170であり、通信処理装置200の
IPアドレスをIPアドレス170として通信を継続す
ることができる。
【0059】[実施例2]次に、前述した本発明の第2
の実施の形態をより具体的に説明するために、本発明の
実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0060】以下では、本発明の第2の実施例として、
パラレルACOS7800を中央情報処理装置とし、通
信処理装置としてN3805型FNPを用い、パラレル
ACOS7800とN3805型FNP間をFDDIル
ープで、N3805型FNP配下のLAN回線としてイ
ーサネットで接続したシステムを用いて説明する。
【0061】図8は、本発明の第2の実施例を説明する
ための図である。図中、例えばパラレルACOS780
0(中央情報処理装置110)とあるのは、図1の中央
情報処理装置110に対応したものであることを示して
いる。
【0062】図8を参照すると、パラレルACOS78
00(中央情報処理装置110)に接続するFDDIル
ープ(LAN回線140)と、パラレルACOS780
0(中央情報処理装置110)と、FDDIループ(L
AN回線140)で接続されたマトリクス回線切り替え
装置120と、マトリクス回線切り替え装置120を介
してパラレルACOS7800(中央情報処理装置11
0)と接続されたN3805型FNP(通信処理装置1
00)と、マトリクス回線切り替え装置120を介して
パラレルACOS7800(中央情報処理装置110)
と接続されたN3805型FNP(通信処理装置20
0)と、マトリクス回線切り替え装置120を介してパ
ラレルACOS7800と接続された3805型FNP
(通信処理装置300)と、N3805型FNP(通信
処理装置100)とN3805型FNP(通信処理装置
200)とN3805型FNP(通信処理装置300)
に接続したマトリクス回線切り替え装置130と、マト
リクス回線切り替え装置130に接続するイーサネット
(LAN回線150)と、マトリクス回線切り替え装置
130に接続するイーサネット(LAN回線160)か
ら構成され、N3805型FNP(通信処理装置10
0)とN3805型FNP(通信処理装置200)とN
3805型FNP(通信処理装置300)からはマトリ
クス回線切り替え装置120とマトリクス回線切り替え
装置130の制御を行う。
【0063】また各N3805型FNP(通信処理装置
100、通信処理装置200、通信処理装置300)は
イーサネット(LAN回線150)向けIPアドレス
(133.206.7.1)を持ち、イーサネット(L
AN回線160)向けにIPアドレス(133.20
6.7.2)を持つ。
【0064】図9は、N3805型FNP(通信処理装
置100)の起動処理手段の処理を流れを示すフローチ
ャートである。図10は、N3805型FNP(通信処
理装置200)の起動処理手段の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図11は、N3805型FNP(通
信処理装置300)の起動手段の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図12は、N3805型FNP(通
信処理装置100)の接続要求処理手段の処理の流れを
示すフローチャートである。図13は、N3805型F
NP(通信処理装置200)の接続要求処理手段の処理
の流れを示すフローチャートである。
【0065】図14は、N3805型FNP(通信処理
装置300)の接続要求処理手段の処理の流れを示すフ
ローチャートである。図15は、N3805型FNP
(通信処理装置100)の切り替え要求処理手段の処理
の流れを示すフローチャートである。図16は、N38
05型FNP(通信処理装置200)切り替え要求処理
手段の処理の流れを示すフローチャートである。図17
は、N3805型FNP(通信処理装置300)の切り
替え要求処理手段の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【0066】図18は、N3805型FNP(通信処理
装置100)の接続要求FAPの内容の一例を示す図で
ある。図19は、N3805型FNP(通信処理装置2
00)の接続要求FAPである。図20は、N3805
型FNP(通信処理装置100)の切り替え要求FAP
である。図21は、N3805型FNP(通信処理装置
200)の切り替え要求FAPである。図22は、N3
805型FNP(通信処理装置300)の切り替え要求
FAPである。
【0067】次に、本発明の第2の実施例の動作につい
て、図8乃至図22を参照して詳細に説明する。
【0068】N3805型FNP(通信処理装置10
0)とN3805型FNP(通信処理装置200)が現
用、N3805型FNP(通信処理装置300)が予備
として説明する。
【0069】N3805型FNP(通信処理装置10
0)は起動されると、図9の処理手順に従い、マトリク
ス切り替え装置130を制御して、N3805型FNP
(通信処理装置100)とイーサネット(LAN回線1
50)・イーサネット(LAN回線160)を切断する
(ステップ901)。
【0070】次にマトリクス回線切り替え装置120を
制御してN3805型FNP(通信処理装置100)と
FDDIループ(LAN回線140)を接続する(ステ
ップ902)。
【0071】N3805型FNP(通信処理装置20
0)も起動されると、図10の処理手順に従い、マトリ
クス切り替え装置130を制御して、N3805型FN
P(通信処理装置200)と、イーサネット(LAN回
線150・イーサネット(LAN回線160)を切断す
る(ステップ1001)。
【0072】次にマトリクス回線切り替え装置120を
制御してN3805型FNP(通信処理装置200)と
FDDIループ(LAN回線140)を接続する(ステ
ップ1002)。
【0073】N3805型FNP(通信処理装置30
0)も起動されると、図11の処理手順に従いマトリク
ス切り替え装置130を制御して、N3805型FNP
(通信処理装置300)とイーサネット(LAN回線1
50)・イーサネット(LAN回線160)を切断する
(ステップ1101)。
【0074】次にマトリクス回線切り替え装置120を
制御してN3805型FNP(通信処理装置300)と
FDDIループ(LAN回線140)を接続する(ステ
ップ1102)。
【0075】次に、パラレルACOS7800(中央情
報処理装置110)からN3805型FNP(通信処理
装置100)へ接続要求がくる。接続要求のFAPを、
図18に示す。図18を参照すると、この接続要求に
は、送信先通信処理装置名、接続要求回線名、接続要求
回線IPアドレスの情報が含まれ、より具体的には、パ
ラレルACOS7800(中央情報処理装置110)か
らの接続要求には、「N3805型FNP(通信処理装
置100)がイーサネット(LAN回線150)と接続
する」という情報、及び、「イーサネット(LAN回線
150)に対するIPアドレスは(133.203.
7.1)である」という情報が含まれている。
【0076】この時、N3805型FNP(通信処理装
置100)は、図12に従い以下の処理を行う。
【0077】パラレルACOS7800(中央情報処理
装置110)からの要求はイーサネット(LAN回線1
50)に対する接続要求のため、N3805型FNP
(通信処理装置100)ではイーサネット(LAN回線
150)に対するIPアドレスを(133.203.
7.1)に設定した(ステップ1202)後、マトリク
ス回線切り替え装置130を制御してイーサネット(L
AN回線150)と接続する(ステップ1203)。
【0078】同様にパラレルACOS7800(中央情
報処理装置110)からN3805型FNP(通信処理
装置200)へ接続要求がくる。この場合の接続要求の
FAPを、図19に示す。図19を参照すると、パラレ
ルACOS7800(中央情報処理装置110)からの
接続要求には、「N3805型FNP(通信処理装置2
00)がイーサネット(LAN回線160)と接続す
る。」という情報、及び、「イーサネット(LAN回線
160)に対するIPアドレスは(133.203.
7.2)である」という情報が含まれている。
【0079】この時N3805型FNP(通信処理装置
200)は、図13に従い以下の処理を行う。パラレル
ACOS7800(中央情報処理装置110)からの要
求はイーサネット(LAN回線160)に対する接続要
求であるため、N3805型FNP(通信処理装置20
0)では、イーサネット(LAN回線160)に対する
IPアドレスを(133.203.7.2)に設定した
(ステップ1304)後、マトリクス回線切り替え装置
130を制御して、イーサネット(LAN回線160)
と接続する(ステップ1305)。
【0080】この時、イーサネット(LAN回線15
0)からのN3805型FNP(通信処理装置100)
に対するIPアドレスは(133.203.7.1.)
であり、N3805型FNP(通信処理装置100)の
IPアドレスを(133.203.7.1)として通信
できる。
【0081】同様に、イーサネット(LAN回線16
0)からのN3805型FNP(通信処理装置200)
に対するIPアドレスは(133.203.7.2)で
あり、N3805型FNP(通信処理装置200)のI
Pアドレスを(133.203.7.2)として通信で
きる。
【0082】イーサネット(LAN回線150)から
は、N3805型FNP(通信処理装置200)とN3
805型FNP(通信処理装置300)には接続できな
い状態であり、同様に、イーサネット(LAN回線16
0)からは、N3805型FNP(通信処理装置10
0)とN3805型FNP(通信処理装置300)には
接続できない状態である。
【0083】次に、N3805型FNP(通信処理装置
100)が障害となり、N3805型FNP(通信処理
装置300)に切り替わる手順について説明する。
【0084】N3805型FNP(通信処理装置10
0)の障害を検出したパラレルACOS7800(中央
情報処理装置110)は、N3805型FNP(通信処
理装置300)に対して切り替え指示を出す。この場合
の切り替え指示のFAPを、図22に示す。切り替え指
示要求には、送信先通信処理装置名、障害通信処理装置
名、接続回線名、接続回線IPアドレスの情報が含ま
れ、より具体的には、(a)「N3805型FNP(通
信処理装置100)が障害になったこと」、(b)「N
3805型FNP(通信処理装置100)がイーサネッ
ト(LAN回線150)と接続していたこと」、及び、
(c)「N3805型FNP(通信処理装置100)の
イーサネット(LAN回線150)向けのIPアドレ
ス」、が含まれておりN3805型FNP(通信処理装
置300)はこの情報に従い、図17の処理を行う。
【0085】まず、障害となった通信処理装置がN38
05型FNP(通信処理装置100)で接続されていた
LAN回線はイーサネット(LAN回線150)である
ため、マトリクス回線切り替え装置120に対して、N
3805型FNP(通信処理装置100)とFDDIル
ープ(LAN回線140)との切断指示を出す(ステッ
プ1702)。
【0086】また、N3805型FNP(通信処理装置
300)はマトリクス回線切り替え装置130に対して
N3805型FNP(通信処理装置100)とイーサネ
ット(LAN回線150)の切断指示を出す(ステップ
1704)。
【0087】この後、N3805型FNP(通信処理装
置300)のイーサネット(LAN回線150)上での
IPアドレスを、N3805型FNP(通信処理装置1
00)が使用していた(133.203.7.1)に変
更し(ステップ1705)、マトリクス回線切り替え装
置130に対してはイーサネット(LAN回線150)
との接続要求を行う(ステップ1706)。
【0088】これにより、イーサネット(LAN回線1
50)からのN3805型FNP(通信処理装置30
0)に対するIPアドレスは(133.203.7.
1)でありN3805型FNP(通信処理装置300)
のIPアドレスを(133.203.7.1)として通
信を継続することができる。
【0089】また、N3805型FNP(通信処理装置
100)は、FDDIループ(LAN回線140)から
もイーサネット(LAN回線150)からも切断された
状態であり、障害復旧処理を行うことができる。
【0090】N3805型FNP(通信処理装置10
0)に対する障害復旧処理を行った後、再立ち上げし、
図9の処理を行う。
【0091】マトリクス回線切り替え装置120を制御
してN3805型FNP(通信処理装置100)とFD
DIループ(LAN回線140)を接続する(ステップ
902)。これにより、N3805型FNP(通信処理
装置100)は新たな予備装置となる。
【0092】次に、この状態で、N3805型FNP
(通信処理装置200)が障害となった場合、パラレル
ACOS7800(中央情報処理装置110)はN38
05型FNP(通信処理装置100)に対して切り替え
要求を送る。切り替え要求のFAPを図14に示す。切
り替え要求を受けたN3805型FNP(通信処理装置
100)は、図15の処理フローに従いマトリクス回線
切り替え装置120を制御して、N3805型FNP
(通信処理装置200)をFDDIループ(LAN回線
140)から切り離す(ステップ1502)。
【0093】次にマトリクス回線切り替え装置130を
制御し、イーサネット(LAN回線160)とN380
5型FNP(通信処理装置200)を切り離す(ステッ
プ1504)。その後、N3805型FNP(通信処理
装置300)のIPアドレスを(133.203.7.
2)に変更し(ステップ1505)、その後、N380
5型FNP(通信処理装置100)とイーサネット(L
AN回線160)を接続する(ステップ1506)。
【0094】これにより、イーサネット(LAN回線1
60)からのN3805型FNP(通信処理装置10
0)に対するIPアドレスは(133.203.7.
2)であり、N3805型FNP(通信処理装置10
0)のIPアドレスを(133.203.7.2)とし
て通信を継続することができる。
【0095】また、N3805型FNP(通信処理装置
200)はFDDIループ(LAN回線140)からも
イーサネット(LAN回線150)からも切断された状
態であり、障害復旧処理を行うことができる。N380
5型FNP(通信処理装置200)に対する障害復旧処
理を行った後再立ち上げし、図10に示す処理を行う。
マトリクス回線切り替え装置120を制御してN380
5型FNP(通信処理装置200)とFDDIループ
(LAN回線140)を接続する(ステップ100
1)。これにより、N3805型FNP(通信処理装置
200)は新たな予備装置となる。
【0096】更に、この状態でN3805型FNP(通
信処理装置300)が障害となった場合、パラレルAC
OS7800(中央情報処理装置110)はN3805
FNP(通信処理装置200)に対して切り替え要求を
送る。切り替え要求のFAPを、図21に示す。この切
り替え要求を受けたN3805型FNP(通信処理装置
200)は、図16に示す処理フローに従い、マトリク
ス回線切り替え装置120を制御してN3805型FN
P(通信処理装置300)をFDDIループ(LAN回
線140)から切り離す(ステップ1610)。
【0097】次にマトリクス回線切り替え装置を制御し
イーサネット(LAN回線150)とN3805型FN
P(通信処理装置300)を切り離す(ステップ161
2)。その後、N3805型FNP(通信処理装置20
0)はIPアドレスを(133.203.7.1)に変
更し(ステップ1613)、つづいてN3805型FN
P(通信処理装置200)とイーサネット(LAN回線
150)を接続する(ステップ1614)。
【0098】これにより、イーサネット(LAN回線1
50)からのN3805型FNP(通信処理装置20
0)に対するIPアドレスは(133.203.7.
1)であり、N3805型FNP(通信処理装置20
0)のIPアドレスを(133.203.7.1)とし
て通信を継続することができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切り替え対象となる予備装置自らが切り替え制御を行う
ため、ネットワークで接続された装置の予備装置への切
り替えにおいて切り替え制御用の装置を不要とすること
ができる。
【0100】また、本発明によれば、障害となった装置
を物理的にLAN回線から切り離して障害となった装置
がLAN回線に影響を及ぼすことを防ぐようにしている
ため、障害となった装置の誤動作等によりLAN回線に
悪影響を及ぼすことを回避することができる。
【0101】そして、本発明によれば、ネットワーク接
続された装置の予備切り替えにおいて、複数の現用の通
信処理装置に対して予備通信処理装置が1台で済む、と
いう利点を有する。
【0102】その理由は、本発明においては、中央情報
処理装置からの切り替え指示の内容に、障害通信処理装
置識別情報、障害通信処理装置の回線継続情報、「障害
通信処理装置の回線向けのIPアドレスを含む、ように
したことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の一実施例におけるN3805型FNP
(通信処理装置20)の起動処理手段の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例におけるN3805型FNP
(通信処理装置30)の起動処理手段の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例におけるN3805型FNP
(通信処理装置20)のホスト要求処理手段の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例におけるN3805型FNP
(通信処理装置30)のホスト要求処理手段の処理の流
れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すシステム構成
を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すシステム構成を示
す図である。
【図9】本発明の第2の実施例の動作を説明するための
図であり、N3805型FNP(通信処理装置100)
の起動処理手段の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置20
0)の起動処理手段の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図11】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置30
0)の起動処理手段の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図12】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置10
0)の接続要求処理手段の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図13】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置20
0)の接続要求処理手段の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図14】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置30
0)の接続要求処理手段の処理の流れを示すフローチャ
ートで有る。
【図15】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置10
0)の切り替え要求処理手段の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図16】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置20
0)の切り替え要求処理手段の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図17】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置30
0)の切り替え要求処理手段の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図18】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置10
0)の接続要求FAPの内容の一例を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置20
0)の接続要求FAPの内容の一例を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置10
0)の切り替え要求FAPの内容の一例を示す図であ
る。
【図21】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置20
0)の切り替え要求FAPの内容の一例を示す図であ
る。
【図22】本発明の第2の実施例の動作を説明するため
の図であり、N3805型FNP(通信処理装置30
0)の切り替え要求FAPの内容の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ(パラレルACOS780
0) 20、30 通信処理装置(N3805型FNP) 40、50、60 回線切り替え装置 70 LAN回線(FDDIループ) 80 LAN回線(イーサネット) 90 情報処理装置(PC−98パソコン) 100、200、300 IPアドレス 110 中央情報処理装置 120 マトリクス回線切り替え装置 130 マトリクス回線切り替え装置 140 LAN回線 150 LAN回線 160 LAN回線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−190712(JP,A) 特開 平9−321789(JP,A) 特開 平9−305511(JP,A) 特開 平6−284477(JP,A) 特開 平6−282510(JP,A) 特開 平6−169323(JP,A) 特開 平4−27239(JP,A) 特開 平3−89655(JP,A) 特開 平2−159139(JP,A) 特開 昭62−213347(JP,A) NEC技報,Vol.48 No.9, 1995,奥村悌二 他「新通信管理」,p ages.116−121 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 29/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータと、前記ホストコンピ
    ュータとそれぞれの回線切り替え装置を介して第1のL
    AN回線により接続される複数の通信処理装置と、前記
    複数の通信処理装置と共有の回線切り替え装置を介して
    第2のLAN回線により接続される情報処理装置と、
    含むネットワークシステムにおいて、前記複数 の通信処理装置のうち現用系として機能してい
    る通信処理装置に障害検出時、前記ホストコンピュータ
    は、前記複数の通信処理装置のうち現在予備系として機
    能している通信処理装置(「予備通信処理装置」とい
    う)に対して、障害が検出された前記通信処理装置
    (「障害通信処理装置」という)の切替え要求を送り、 前記ホストコンピュータからの切替え要求を受けた前記
    予備通信処理装置は、前記障害通信処理装置の回線切り
    替え装置と、前記共有の回線切り替え装置を制御して、
    前記障害通信処理装置を前記第1のLAN回線及び前記
    第2のLAN回線から切断すると共に、前記予備通信処
    理装置は、前記第2のLAN回線上の自装置のアドレス
    を、前記障害通信処理装置の前記第2のLAN回線上の
    アドレスに切り替え、前記共有の回線切り替え装置を介
    して前記第2のLAN回線に接続し、現用系の通信処理
    装置として機能する、 ことを特徴とする通信処理装置の
    予備切り替えシステム。
  2. 【請求項2】前記複数の通信処理装置のそれぞれが、
    通信処理装置が持っている前記第2のLAN回線向けの
    IPアドレスとは別に前記情報処理装置との通信専用の
    別のIPアドレスを持ち、 前記予備通信処理装置が、前記各回線切り替え装置を制
    御して、前記障害通信処理装置を前記第1のLAN回線
    および前記第2のLAN回線から物理的に切り離すとと
    もに、前記第2のLAN回線を、前記予備通信処理装置
    へ切り替え、さらに切り替え後に前記情報処理装置から
    見える通信処理装置のIPアドレスを前記情報処理装置
    との通信専用のIPアドレスに変更することを特徴とす
    る請求項記載の通信処理装置の予備切り替えシステ
    ム。
  3. 【請求項3】第1のマトリクス回線切り替え装置と、 前記第1のマトリクス回線切り替え装置を共有し前記第
    1のマトリクス回線切り替え装置を介して第1のLAN
    回線に接続する複数の通信処理装置と、 前記第1のLAN回線に接続したホストコンピュータ
    と、 第2のマトリクス回線切り替え装置と、 を備え、 前記複数の通信処理装置は前記第2のマトリクス回線切
    り替え装置を共有し前記第2のマトリクス回線切り替え
    装置を介して前記第1のLAN回線とは別の1又は複数
    の第2のLAN回線に接続し、 前記複数の通信処理装置のうち現用系として機能してい
    る通信処理装置に障害検出時、前記ホストコンピュータ
    は、前記複数の通信処理装置のうち現在予備系として機
    能している通信処理装置(「予備通信処理装置」とい
    う)に対して、障害が検出された前記通信処理装置
    (「障害通信処理装置」という)の識別情報、障害通信
    処理装置が接続していたLAN回線情報、及び前記障害
    通信処理装置のLAN回線上のアドレスを含む通知を行
    い、 前記ホストコンピュータからの通知を受けた前記予備通
    信処理装置は、前記障害通信処理装置を前記第1、及び
    第2のマトリクス回線切り替え装置を制御して前記第1
    のLAN回線及び前記第2のLAN回線から切断すると
    共に、前記予備通信処理装置は、前記第2のLAN回線
    上の自装置のアドレスを、前記障害通信処理装置の前記
    第2のLAN回線上のアドレスに切り替え、前記第2の
    マトリクス回線切り替え装置を介して前記第2のLAN
    回線に接続し、現用系の通信処理装置として機能し、 前記障害通信処理装置は障害復旧後に、前記第1のマト
    リクス回線切り替え装置を介して前記第1のLAN回線
    に接続し、予備系の通信処理装置として待機する、こと
    を特徴とする通信処理装置の予備切り替えシステム。
  4. 【請求項4】前記複数の通信処理装置に対して前記予備
    系通信処理装置が一台設けられており、複数の現用系の
    通信処理装置に対して前記予備系通信処理装置一台で、
    前記 障害通信処理装置の切り替えを行う、ことを特徴と
    する請求項3記載の通信処理装置の予備切り替えシステ
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