JP2000092079A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

Info

Publication number
JP2000092079A
JP2000092079A JP10260088A JP26008898A JP2000092079A JP 2000092079 A JP2000092079 A JP 2000092079A JP 10260088 A JP10260088 A JP 10260088A JP 26008898 A JP26008898 A JP 26008898A JP 2000092079 A JP2000092079 A JP 2000092079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
active
information processing
standby
exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10260088A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Koseki
満 小関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10260088A priority Critical patent/JP2000092079A/ja
Publication of JP2000092079A publication Critical patent/JP2000092079A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来以上に高信頼性を得ることができるよう
にする。 【解決手段】 稼働系サーバ2、10と待機系サーバ
3、11を有し、稼働系サーバ2、10が稼働してスタ
ートし、稼働系サーバ2がダウンすると稼働系サーバ2
の業務を待機系サーバ3が代行し、この代行した待機系
サーバ3がダウンすると待機系サーバ3の業務を待機系
サーバ11が代行し、更に、稼働系サーバ10がダウン
すると待機系サーバ3の業務及び稼働系サーバ10の業
務を待機系サーバ11が代行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラスタリング技
術を用いた情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理システムでは、基幹業務
であるデータベースサーバまたは外部との通信を行う交
換機等のサーバは、それぞれl台のサーバマシンにより
行われている。この方式では、いずれかのサーバマシン
がダウンした場合は該当する基幹業務はサーバの復旧ま
で停止することになるという問題が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
るために、最近ではクラスタ技術によりデータベースサ
ーバの2重化を行い、システムの信頼性を高めている。
しかし、外部との通信を行う交換機サーバがダウンした
際に外部との通信が停止するという問題が残っている。
また、サーバが2台ともにダウンすると、システムが停
止するという問題点がある。
【0004】本発明は上記のような従来の情報処理シス
テムが有する問題点を解決せんとしてなされたもので、
その目的は、従来以上に高信頼性を得ることができ、基
本的にはどのような状況にあってもシステムとして動作
を行うことの可能な情報処理システムを提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
情報処理システムは、情報を処理する処理手段を備えた
第1システムの稼働系サーバと、前記処理手段と同一の
処理手段を備え前記第1システムの稼働系サーバをバッ
クアップする第1の待機系サーバと、これらサーバをア
クセスする第1システムの端末と、前記サーバと前記第
1システムの端末との間の接続交換を行う第1システム
の交換機とを備える第1情報処理システムと、前記処理
手段と同一の処理手段を備えた第2システムの稼働系サ
ーバと、前記処理手段と同一の処理手段を備え前記第2
システムの稼働系サーバをバックアップする第2の待機
系サーバと、これらサーバをアクセスする第2システム
の端末と、前記サーバと前記第2システムの端末との間
の接続交換を行う第2システムの交換機とを備える第2
情報処理システムと、前記第1システムの交換機と前記
第2システムの交換機との間を接続する線路とを備え、
各システム内では稼働系サーバがダウンすると、待機系
サーバが代行して処理を行うと共に、システム内の端末
のアクセスを受け付けることを特徴とする。これによっ
て、それぞれのシステム内では稼働系サーバがダウンす
ると、待機系サーバが代行して処理を行うと共に、シス
テム内の端末のアクセスを受け付け、1つのサーバのダ
ウンによるシステム停止をなくすることができる。
【0006】本発明の請求項2に係る情報処理システム
では、システム内の全てのサーバがダウンすると、他の
システムのサーバが代行して処理を行うと共に、システ
ム外の端末のアクセスを交換機と線路とを介して受け付
けることを特徴とする。これにより、1つのシステムに
おいて全てのサーバがダウンした場合にも、このダウン
したサーバからサービスを受けていた端末が他のシステ
ムのサーバからサービスを受け得るようになる。
【0007】本発明の請求項3に係る情報処理システム
は、情報を処理する処理手段を備えた第1システムの稼
働系サーバと、前記処理手段と同一の処理手段を備え前
記第1システムの稼働系サーバをバックアップする第1
の待機系サーバと、これらサーバをアクセスする第1シ
ステムのクライアントと、前記サーバと前記第1システ
ムのクライアントとの間を接続する第1システムのネッ
トワークとを備える第1情報処理システムと、前記処理
手段と同一の処理手段を備えた第2システムの稼働系サ
ーバと、前記処理手段と同一の処理手段を備え前記第2
システムの稼働系サーバをバックアップする第2の待機
系サーバと、これらサーバをアクセスする第2システム
のクライアントと、前記サーバと前記第2システムのク
ライアントとの間を接続する第2システムのネットワー
クとを備える第2情報処理システムと、前記第1システ
ムのネットワークと前記第2システムのネットワークと
の間を接続する線路とを備え、各システム内では稼働系
サーバがダウンすると、待機系サーバが代行して処理を
行うと共に、システム内のクライアントのアクセスを受
け付けることを特徴とする。これによって、それぞれの
システム内では稼働系サーバがダウンすると、待機系サ
ーバが代行して処理を行うと共に、システム内のクライ
アントのアクセスを受け付け、1つのサーバのダウンに
よるシステム停止をなくすることができる。
【0008】本発明の請求項4に係る情報処理システム
では、システム内の全てのサーバがダウンすると、他の
システムのサーバが代行して処理を行うと共に、システ
ム外のクライアントのアクセスをネットワークと線路と
を介して受け付けることを特徴とする。これによって、
1つのシステムにおいて全てのサーバがダウンした場合
にも、このダウンしたサーバからサービスを受けていた
クライアントがネットワークと線路とを介して他のシス
テムのサーバからサービスを受け得るようになる。
【0009】本発明の請求項5に係る情報処理システム
では、一方のシステムと他方のシステムの間において電
文を送受する際に、電文に対しアドレスの付加及び除去
を行うアドレス制御手段を備えることを特徴とする。こ
れにより、ネットワークと線路とを介して他のシステム
に接続される場合に、電文に対しアドレスの付加及び除
去が行われ、独立のアドレス体系を持つシステムと電文
を送受可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
の実施の形態に係る情報処理システムを説明する。各図
において、同一の構成要素には同一の符号を付し重複す
る説明を省略する。図1に、本発明の実施の形態に係る
情報処理システムを示す。本システムは、クライアント
サーバシステム1とクライアントサーバシステム9を備
える。クライアントサーバシステム1には、稼働系サー
バ2とこれをバックアップする待機系サーバ3とが備え
られ、これらのサーバはディスクアレイ4に接続され
て、ディスクアレイ4のデータベースに関する情報の提
供や更新等を行う。稼働系サーバ2と待機系サーバ3は
プライベートLAN38により接続され、相互に稼働状
態を監視するための相互状態監視電文の送受を行う。
【0011】稼働系サーバ2及び待機系サーバ3は、L
AN31を介してクライアントサーバシステム内のクラ
イアント7−1〜7−mが接続され、クライアント7−
1〜7−mは上記のサーバからサービスを受けることが
できる。また、稼働系サーバ2及び待機系サーバ3は、
交換機5に接続され、当該交換機5に有線回線または無
線回線を介して接続された遠隔地入出力端末8−1〜8
−jからアクセス可能となっている。
【0012】クライアントサーバシステム1には、交換
機5と線路32を介して接続されると共に、線路33を
介してLAN31に接続される伝送路制御器6が設けら
れている。そして、この伝送路制御器6は中継線34を
介してクライアントサーバシステム9に接続されてい
る。
【0013】一方、クライアントサーバシステム9に
は、稼働系サーバ10とこれをバックアップする待機系
サーバ11とが備えられ、これらのサーバはディスクア
レイ12に接続されて、ディスクアレイ12のデータベ
ースに関する情報の提供や更新等を行う。稼働系サーバ
10と待機系サーバ11はプライベートLAN39によ
り接続され、相互状態監視電文の送受を行う。
【0014】稼働系サーバ10及び待機系サーバ11に
は、LAN35を介してクライアント15−1〜15−
nが接続され、クライアント15−1〜15−nは上記
のサーバからサービスを受けることができる。また、稼
働系サーバ10及び待機系サーバ11は、交換機13に
接続され、当該交換機13に有線回線または無線回線を
介して接続された遠隔地入出力端末16−1〜16−k
からアクセス可能となっている。
【0015】クライアントサーバシステム9には、交換
機13と線路36を介して接続されると共に、線路37
を介してLAN35に接続される伝送路制御器14が設
けられている。そして、この伝送路制御器14は中継線
34を介してクライアントサーバシステム1に接続され
ている。
【0016】図2に、稼働系サーバ2、10、待機系サ
ーバ3、11、ディスクアレイ4、12、更に、交換機
5、13が構成するクラスタの詳細を示す。稼働系サー
バ2、10と、待機系サーバ3、11は、例えば、ワー
クステーションやより大規模なコンピュータにより構成
され、いずれにも同一のクラスタ用ミドルウエア17が
常駐すると共に、業務プロセスA18と業務プロセスB
19を有し、クラスタ用ミドルウエア17が業務プロセ
スA18と業務プロセスB19を管理する構成を採用し
ている。更に、稼働系サーバ2、10と、待機系サーバ
3、11には、SCSIカード20、LANカード2
1、交換機I/F(インタフェース)カード22が備え
られており、これらはクラスタ用ミドルウエア17の制
御下において動作する。
【0017】伝送制御器6(14)は、図3のように構
成されている。伝送制御器6(14)は、線路32(3
6)と中継線34の間に伝送制御ユニット25、モデム
ユニット26を有し、線路33(37)と伝送制御ユニ
ット25との間にLANインタフェースユニット23、
プロトコル変換ユニット24を備える。更に、伝送制御
ユニット25を制御するために、起動指示検出部27を
備える。
【0018】起動指示検出部27は、対向するシステム
(伝送制御器6にとってはクライアントサーバシステム
9であり、伝送制御器14にとってはクライアントサー
バシステム1を指す)のサーバから送られる障害通知に
よる起動指示を検出しており、これを検出すると伝送制
御ユニット25へ起動信号を与える。起動信号が与えら
れる前には、伝送制御ユニット25は線路32(36)
と中継線34との間の信号を通過させ、線路33(3
7)側の信号送受は行わないが、起動信号が与えられる
と、線路32(36)と中継線34との間の信号通過に
加えて、線路33(37)側の信号送受を開始する。
【0019】ここで、クライアントサーバシステム1に
おいて、稼動系サーバ2及び待機系サーバ3には、LA
N3を介してクライアント7−1〜7−mと情報を伝達
するために必要な内部アドレスaと、交換機5を介して
遠隔地入出力端末8−1〜8−jと電文の送受信に必要
な外部アドレスAを設定できるようになっている。稼動
系サーバ2と待機系サーバ3の両方が稼動可能な正常状
態におけるシステムの立上げに際しては、内部アドレス
aと外部アドレスAは稼動系サーバ2に設定され、待機
系サーバ3には、アドレスを設定しない状熊で立上げ処
理が行われる。従って、遠隔地入出力端末8−1〜8−
jは、外部アドレスAを宛先として指定することによ
り、交換機5を介して稼動系サーバ2に接続することが
できるようになる。同様に、クライアントサーバシステ
ム9においても、稼動系サーバ10及び待機系サーバ1
1には、LAN3を介してクライアント15−1〜15
−nと情報を伝達するために必要な内部アドレスbと、
交換機13を介して遠隔地入出力端末16−1〜16−
kと電文の送受信に必要な外部アドレスBを設定できる
ようになっている。稼動系サーバ10と待機系サーバ1
1の両方が稼動可能な正常状熊におけるシステムの立上
げに際しては、内部アドレスbと外部アドレスBは稼動
系サーバ10に設定し、待機系サーバ11には、アドレ
スを設定しない状熊で立上げ処理が行われる。従って、
遠隔地入出力端末16−1〜16−jは、外部アドレス
bを宛先として指定することにより、交換機13を介し
て稼動系サーバ10に接続することができるようにな
る。
【0020】上記のように構成された情報処理システム
は、故障の態様により例えば図6〜図9に示されるモー
ドI〜モードIVの4つのモードのいずれかにより動作を
行う。上記モードI、III の場合には、プライベートL
AN38を介して稼働系サーバ2と待機系サーバ3の間
にて、または、プライベートLAN39を介して稼働系
サーバ10と待機系サーバ11の間にてクラスタを生成
し、モード2の場合には、交換機及び中継線34を介し
て待機系サーバ3と稼働系サーバ10の間にて、または
待機系サーバ3と待機系サーバ11の間にて、または稼
働系サーバ2と待機系サーバ11の間にてクラスタを生
成する。
【0021】以下にモードI〜モードIVの各モードにお
ける動作を説明する。図6には、モードIの状態の情報
処理システムが示されている。モードIでは、稼働系サ
ーバ2、10が稼働しており、待機系サーバ3(11)
は、業務を行わない。従って、待機系サーバ3(11)
は、実質的にLAN31(35)、ディスクアレイ4
(12)、交換機5(13)に接続されていないので、
この間の接続線を図6では破線により示している。同様
に、伝送制御器6(14)では、線路33(37)側と
の間で電文の送受を行わないので、この間の接続線を破
線により示している。以下、各モードの図において、実
質的に使用されない接続線を破線により示すことにす
る。遠隔地入出力端末8−1〜8−j(16−1〜16
−k)は、既に説明した外部アドレスAを用いて稼働系
サーバ2(10)へアクセスし、データベース等のサー
ビスを受ける。一方、クライアント7−1〜7−m(1
5−1〜15−n)は、LAN31(35)を介して稼
働系サーバ2(10)へアクセスし、データベース等の
サービスを受ける。このとき、クライアント7−1〜7
−m(15−1〜15−n)は、内部アドレスaを宛先
アドレスとし、それぞれ対応する内部アドレスc〜bを
送信元アドレスとする。勿論、電文の送受側が代わると
宛先アドレスと送信元アドレスは入れ換えられる。ここ
に内部アドレスは、TCP/IPインターネットにおい
てはIPアドレスに相当する。
【0022】稼働系サーバ2と待機系サーバ3は、プラ
イベートLAN38を介して、相互状態監視電文の送受
を行って、対向するサーバのダウンを監視している。こ
のシステムにおいて送受される電文は、図4に示される
ようなフォーマットである。つまり、宛先アドレス、送
信元アドレスに次いでコントロール部Cが設定され、次
に、実データが入る実データ部が続く。上記のコントロ
ール部Cには、電文の情報内容を示す記号がセットされ
る。つまり、サーバ等は、図5に示されるように、「日
誌」、「気象」等の情報内容と「HA」、「HB」等の
コントロール部Cにセットする記号の対照テーブルを備
え、情報内容に応じた記号を取り出してコントロール部
Cにセットする。相互状態監視電文はハートビート等と
称され、該当する記号がセットされ、電文は時間などの
極めて短い文がセットされる。
【0023】稼働系サーバ2と稼働系サーバ10とは、
それぞれが管理しているディスクアレイ4、12のデー
タベースに対する更新がなされると、交換機5、13、
伝送制御部6、14、中継線34を介して対向する側へ
更新内容の電文を送信し、対向する側のディスクアレイ
4、12のデータベースの更新を行い、ディスクアレイ
4、12のデータベース内容の同一性を保つ。このと
き、相手サーバの外部アドレスA、Bが用いられる。
【0024】次に、モードIIについて説明する。モード
IIは、稼働系サーバ2と稼働系サーバ10のいずれか一
方がダウンした場合のモードである。図7には、稼働系
サーバ2がダウンした場合のモードII状態の情報処理シ
ステムが示されている。待機系サーバ3は、稼働系サー
バ2から相互状態監視電文が送られて来なくなるので、
稼働系サーバ2がダウンしたことを検出し、内部アドレ
スa、外部アドレスA及び稼働系サーバ2が行っていた
業務を引き継ぐ。例えば、図2の例で、稼働系サーバ2
が業務Aを行っていたときには、この業務Aを引き継
ぐ。
【0025】次に、待機系サーバ3は、稼働系サーバ2
がダウンした旨の障害通知を稼働系サーバ10へ送信
し、待機系サーバ3と稼働系サーバ10とが、相互状態
監視電文の送受を行って、対向するサーバのダウンを監
視を行うようになる。なお、このモードIIにおいてもモ
ードIの場合と同様に、クライアントサーバシステム9
において、稼働系サーバ10と待機系サーバ11は、プ
ライベートLAN39を介して、相互状態監視電文の送
受を行って、対向するサーバのダウンを監視している。
更に、ディスクアレイ4、12のデータベース内容の同
一性を保つための電文の送受も、稼働系サーバ10と待
機系サーバ3により行われる。なお、モードIの状態に
おいて、稼働系サーバ10がダウンした場合にも上記手
順に従い、同様の処理が行われる。
【0026】次に、モードIII について説明する。モー
ドIII は、モードIIへ移行した後に稼働状態となった待
機系サーバ3と待機系サーバ11のいずれか一方がダウ
ンした場合のモードである。図8には待機系サーバ3が
ダウンした場合のモードIII状態の情報処理システムが
示されている。図7の状態において、稼働系サーバ10
は、待機系サーバ3から相互状態監視電文が送られて来
なくなるので、待機系サーバ3がダウンしたことを検出
し、待機系サーバ3がダウンした旨の障害通知を交換機
5、交換機13、伝送路制御器6及び待機系サーバ11
へ送信する。これを受けた交換機5は、外部アドレスA
への電文を線路32を介して伝送制御器6へ送信するよ
うに交換制御の切り換えを行い、交換機13は、外部ア
ドレスAの電文を待機系サーバ11へ送信し、外部アド
レスXの電文を線路36へ送信するように交換制御の切
り換えを行う。
【0027】また、伝送制御器6の起動指示検出部27
は、上記障害通知による起動指示を検出し伝送制御ユニ
ット25へ起動信号を与える。これにより、線路32と
中継線34との間の信号通過に加えて、線路33側の信
号送受が開始される。つまり、伝送制御ユニット25
は、線路32側から到来する電文をそのままモデムユニ
ット26へ送り、モデムユニット26から到来する電文
については、外部アドレスが「X」であればプロトコル
変換ユニット24へ送出し、外部アドレスが「X以外」
であれば線路32へ送出する。
【0028】LANインタフェースユニット23は、線
路33を介してLAN31との電文送受を行う。プロト
コル変換ユニット24は線路33を介して到来する電文
に宛先として待機系サーバ3から待機系サーバ11が引
き継ぐ外部アドレスAを付加し、送信元として自装置の
外部アドレスXを付加して伝送制御ユニット25へ送出
する。また、プロトコル変換ユニット24は伝送制御ユ
ニット25から送られた電文から外部アドレス(宛先ア
ドレスX、送信元アドレスA)を取り去りLANインタ
フェースユニット23へ送出する。モデムユニット26
は中継線34へ送信する電文を変調し、逆に中継線34
から到来する電文を復調する。
【0029】更に、上記障害通知を受けた待機系サーバ
11は、待機系サーバ3の外部アドレスAを引継ぎ、稼
働系サーバ10とディスクアレイ12及び交換機13の
共有使用を開始する。
【0030】以上のような状態となるモードIII におけ
るクライアントサーバシステム1のクライアント7−m
(内部アドレスb)がサーバへアクセスしサービスを受
ける場合の電文(パケット)に付されるアドレスの変遷
を図10により説明する。図10の各電文においては、
ユーザデータ(実データ)から見て外側にセットされる
英字が宛先アドレスであり、その内側が送信元アドレス
である。
【0031】クライアント7−mは稼働系サーバ2及び
待機系サーバ3のダウンに拘らず、宛先アドレスに稼働
系サーバ2の内部アドレスaをセットし、送信元アドレ
スに自装置の内部アドレスbをセットした電文をバス3
1へ送出する。これは線路33を介して伝送制御器6に
受け取られ、図3のプロトコル変換ユニットにより宛先
アドレスに待機系サーバ11に引き継がれた稼働系サー
バ2の外部アドレスAを付加し、送信元アドレスに自装
置の外部アドレスXを付加して送信する。この電文は交
換機13へ到り、交換制御により待機系サーバ11へ送
出される。
【0032】待機系サーバ11は、上記電文に応答する
電文については、受け取った電文の内部アドレスによる
宛先アドレスと送信元アドレスを入れ替え、更に、外部
アドレスによる宛先アドレスと送信元アドレスを入れ替
えて付加し、これを交換機13へ送信する。交換機13
は、宛先アドレスである外部アドレスXに基づき交換制
御を行い電文を中継線34側へ送出する。伝送制御器6
は上記電文を受け取り、伝送制御ユニットが外部アドレ
スによる宛先アドレスを検出し、「X」であれるからプ
ロトコル変換ユニット24へ送出する。プロトコル変換
ユニット24は、外部アドレスによる宛先アドレスと送
信元アドレスを削除し、電文をLAN31へ送信する。
この電文の内部アドレスによる宛先アドレスは「b」で
あり、クライアント7−mが受け取ることができる。
【0033】次に、モードIVについて説明する。モード
IVは、モードIII へ移行した後に稼働状態している2つ
のサーバの一方がダウンした場合のモードである。図9
には、モードIII 状態において稼働系サーバ10と待機
系サーバ11が稼働しているときに(図8)、稼働系サ
ーバ10がダウンした場合のモードIV状態の情報処理シ
ステムが示されている。図8の状態において、待機系サ
ーバ11は、稼働系サーバ10から相互状態監視電文が
送られて来なくなるので、稼働系サーバ10がダウンし
たことを検出し、待機系サーバ11と稼働系サーバ10
の外部アドレスを二重に保有した状態となる。つまり、
外部アドレスBの電文と外部アドレスAの電文の双方を
受け取る。そして、外部アドレスBの電文は稼働系サー
バ10から受継いだ業務を行うプロセスにより処理し、
外部アドレスAの電文は待機系サーバ3から受継いだ業
務を行うプロセスにより処理する。更に、稼働系サーバ
10から内部アドレスaを引継ぎ、クライアント15−
1〜15−kから稼働系サーバ10へ送られる電文は、
稼働系サーバ10から受継いだ業務を行うプロセスによ
り処理する。
【0034】斯して、上記の実施の形態に係る情報処理
システムでは、クラスタ技術に交換機の共有及び交換機
を介した遠隔地のサーバ間のクラスタ生成の拡張を施
し、さらにクライアントと中継線34との接続制御を行
う伝送制御機器6、14を設置したので、ネットワーク
中のサーバが4台中3台ダウンしてもシステムがダウン
することを回避でき高信頼性を確保できる。この際、ク
ライアント及び遠隔地入出力端末はサーバのダウンを意
識せずに運用を続けることができる。
【0035】なお、以上の実施の形態では、交換機5
(13)、伝送制御器6(14)に対して、稼働系サー
バ10(2)が待機系サーバ3(11)のダウン、つま
り1つのシステムにおける全てのサーバのダウンを通知
して、交換制御の切り換え、伝送路の切り換えを行わせ
たが、交換機5(13)や伝送制御器6(14)が待機
系サーバ3(11)と相互状態監視電文の送受を行い、
自装置で1つのシステムにおける全てのサーバのダウン
を検出して、交換制御の切り換え、伝送路の切り換えを
行う用にしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る情報
処理システムによれば、2つのそれぞれのシステム内で
は稼働系サーバがダウンすると、待機系サーバが代行し
て処理を行うと共に、システム内の端末のアクセスを受
け付け、1つのサーバのダウンによるシステム停止をな
くすることができる。
【0037】また、請求項2に係る情報処理システムに
よれば、1つのシステムにおいて全てのサーバがダウン
した場合にも、このダウンしたサーバからサービスを受
けていた端末が他のシステムのサーバからサービスを受
け得るようになり、システムの信頼性を向上させること
ができる。
【0038】また、請求項3に係る情報処理システムに
よれば、2つのそれぞれのシステム内では稼働系サーバ
がダウンすると、待機系サーバが代行して処理を行うと
共に、システム内のクライアントのアクセスを受け付
け、1つのサーバのダウンによるシステム停止をなくす
ることができる。
【0039】また、請求項4に係る情報処理システムに
よれば、1つのシステムにおいて全てのサーバがダウン
した場合にも、このダウンしたサーバからサービスを受
けていたクライアントがネットワークと線路とを介して
他のシステムのサーバからサービスを受け得るようにな
り、システムの信頼性を向上させることができる。
【0040】また、請求項5に係る情報処理システムに
よれば、ネットワークと線路とを介して他のシステムに
接続される場合に、電文に対しアドレスの付加及び除去
が行われるので、独立のアドレス体系を持つシステムと
電文を送受可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理システムの構成図。
【図2】本発明に係る情報処理システムにおける要部の
詳細構成図。
【図3】本発明に係る情報処理システムにおける伝送制
御器の詳細構成図。
【図4】本発明に係る情報処理システムにおいて伝送さ
れる電文のフォーマットを示す図。
【図5】本発明に係る情報処理システムにおいて伝送さ
れる電文にセットされるコントロール部にセットする記
号の対照テーブルを示す図。
【図6】本発明に係る情報処理システムにおいて2つの
稼働系サーバが動作中のモードを示す図。
【図7】本発明に係る情報処理システムにおいて2つの
稼働系サーバの一方がダウンした状態のモードを示す
図。
【図8】本発明に係る情報処理システムにおいて2つの
稼働系サーバの一方がダウンし、稼働状態となった待機
系サーバがダウンした場合の状態のモードを示す図。
【図9】本発明に係る情報処理システムにおいて2つの
稼働系サーバの一方がダウンし、稼働状態となった待機
系サーバがダウンし、稼働状態している2つのサーバの
一方がダウンした場合のモードを示す図。
【図10】本発明に係る情報処理システムにおいて行わ
れるアドレス変換制御を説明するための図。
【符号の説明】
1、9 クライアントサーバシステム 2、10
稼働系サーバ 3、11 待機系サーバ 4、12
ディスクアレイ 5、13 交換機 6、14
伝送制御器 7−1〜7−m、15−1〜15−n クライアント 8−1〜8−j、16−1〜16−k 遠隔地入出力端

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を処理する処理手段を備えた第1シ
    ステムの稼働系サーバと、前記処理手段と同一の処理手
    段を備え前記第1システムの稼働系サーバをバックアッ
    プする第1の待機系サーバと、これらサーバをアクセス
    する第1システムの端末と、前記サーバと前記第1シス
    テムの端末との間の接続交換を行う第1システムの交換
    機とを備える第1情報処理システムと、 前記処理手段と同一の処理手段を備えた第2システムの
    稼働系サーバと、前記処理手段と同一の処理手段を備え
    前記第2システムの稼働系サーバをバックアップする第
    2の待機系サーバと、これらサーバをアクセスする第2
    システムの端末と、前記サーバと前記第2システムの端
    末との間の接続交換を行う第2システムの交換機とを備
    える第2情報処理システムと、 前記第1システムの交換機と前記第2システムの交換機
    との間を接続する線路とを備え、 各システム内では稼働系サーバがダウンすると、待機系
    サーバが代行して処理を行うと共に、システム内の端末
    のアクセスを受け付けることを特徴とする情報処理シス
    テム。
  2. 【請求項2】 システム内の全てのサーバがダウンする
    と、他のシステムのサーバが代行して処理を行うと共
    に、システム外の端末のアクセスを交換機と線路とを介
    して受け付けることを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理システム。
  3. 【請求項3】 情報を処理する処理手段を備えた第1シ
    ステムの稼働系サーバと、前記処理手段と同一の処理手
    段を備え前記第1システムの稼働系サーバをバックアッ
    プする第1の待機系サーバと、これらサーバをアクセス
    する第1システムのクライアントと、前記サーバと前記
    第1システムのクライアントとの間を接続する第1シス
    テムのネットワークとを備える第1情報処理システム
    と、 前記処理手段と同一の処理手段を備えた第2システムの
    稼働系サーバと、前記処理手段と同一の処理手段を備え
    前記第2システムの稼働系サーバをバックアップする第
    2の待機系サーバと、これらサーバをアクセスする第2
    システムのクライアントと、前記サーバと前記第2シス
    テムのクライアントとの間を接続する第2システムのネ
    ットワークとを備える第2情報処理システムと、 前記第1システムのネットワークと前記第2システムの
    ネットワークとの間を接続する線路とを備え、 各システム内では稼働系サーバがダウンすると、待機系
    サーバが代行して処理を行うと共に、システム内のクラ
    イアントのアクセスを受け付けることを特徴とする情報
    処理システム。
  4. 【請求項4】 システム内の全てのサーバがダウンする
    と、他のシステムのサーバが代行して処理を行うと共
    に、システム外のクライアントのアクセスをネットワー
    クと線路とを介して受け付けることを特徴とする請求項
    3に記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】 一方のシステムと他方のシステムの間に
    おいて電文を送受する際に、電文に対しアドレスの付加
    及び除去を行うアドレス制御手段を備えることを特徴と
    する請求項3に記載の情報処理システム。
JP10260088A 1998-09-14 1998-09-14 情報処理システム Withdrawn JP2000092079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10260088A JP2000092079A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10260088A JP2000092079A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 情報処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000092079A true JP2000092079A (ja) 2000-03-31

Family

ID=17343141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10260088A Withdrawn JP2000092079A (ja) 1998-09-14 1998-09-14 情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000092079A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004032224A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Hitachi Ltd サーバ引継システムおよびその方法
JP2010134757A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Hitachi Ltd サーバのフェイルオーバの制御方法及び装置、並びに計算機システム群
CN112202594A (zh) * 2020-09-07 2021-01-08 核电运行研究(上海)有限公司 一种核电站服务器故障应急处理系统及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004032224A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Hitachi Ltd サーバ引継システムおよびその方法
JP2010134757A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Hitachi Ltd サーバのフェイルオーバの制御方法及び装置、並びに計算機システム群
JP4727714B2 (ja) * 2008-12-05 2011-07-20 株式会社日立製作所 サーバのフェイルオーバの制御方法及び装置、並びに計算機システム群
CN112202594A (zh) * 2020-09-07 2021-01-08 核电运行研究(上海)有限公司 一种核电站服务器故障应急处理系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3511875B2 (ja) 通信制御システム
US9032240B2 (en) Method and system for providing high availability SCTP applications
JPH1011369A (ja) 通信システムおよびホットスタンバイ切替機能を備える情報処理装置
JP2002057682A (ja) ネットワークインタフェース切替え方法及びネットワークに接続可能なコンピュータ
CN110868278B (zh) 一种轨道交通综合监控系统通信前置机双机冗余的方法
JP2002009806A (ja) Lan通信路制御システム及び制御方法
JPH09259096A (ja) ネットワーク高信頼化方式及びシステム
JP2000092079A (ja) 情報処理システム
JP2504366B2 (ja) 耐故障性システム
JP2008177710A (ja) メディアサービスシステム、メディアサービス装置及びそれらに用いるlan冗長化方法
JP2001117899A (ja) マルチサーバシステム
JPH11313101A (ja) 二重化lanシステムのコネクション再接続の高速化方法及び方式
JP2738362B2 (ja) ネットワーク接続装置
JPH09326810A (ja) 障害時のコネクション切り替え方法
CN114079584A (zh) 用户端保活的方法及装置
JP2003228527A (ja) 冗長機能付きサーバシステムおよびそのサーバシステムの運用制御方法
JPH11296396A (ja) 切替隠蔽機能付き高可用性システム
JPH09311843A (ja) クライアントサーバ型通信方法及びクライアントサーバ型通信装置
JPH10224378A (ja) クライアントサーバシステムの制御方法及びクライアントサーバシステム
JPH1141246A (ja) ネットワーク接続装置の二重化システム
JP3217086B2 (ja) 二重化システムにおける待機系制御装置とメッセージ装置間のメッセージ交信方式
JPH10285202A (ja) 二重化ゲートウェイの通信制御方法
KR100437145B1 (ko) 무선패킷데이터망에서 패킷처리장치의 이중화방법 및 그시스템
KR100260437B1 (ko) 에이.알.피 서버의 이중화방법
JPH0764812A (ja) デュアルコンピュータシステムの同期制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110