JPH10133857A - 除算装置 - Google Patents

除算装置

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JPH10133857A
JPH10133857A JP8291943A JP29194396A JPH10133857A JP H10133857 A JPH10133857 A JP H10133857A JP 8291943 A JP8291943 A JP 8291943A JP 29194396 A JP29194396 A JP 29194396A JP H10133857 A JPH10133857 A JP H10133857A
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分剰余の演算系と商決定系とで冗長2進表
現のビット配列が異なるため、商決定の前に冗長2進数
の変換が必要となり、それによる遅延のために除算処理
が高速化できなかった。 【解決手段】 部分剰余の上位3ビットより商ビットの
符号判定を行う商決定回路1、部分剰余に除数の加算を
行う冗長2進加算器2、部分剰余から除数の減算を行う
冗長2進減算器3、および商決定回路の判定結果に基づ
いて、冗長2進加算器の出力、入力された部分剰余をそ
のまま、もしくは冗長2進減算器の出力のいずれかを選
択・出力する選択回路4における全ての処理に、(−
1,0,1)を(01,00,10)で表す冗長2進数
を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2進数の除算処
理をハードウェア的に行う除算装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】除算は演算と結果判定とを繰り返す逐次
処理アルゴリズムによって実現されている。処理時間短
縮のために特別のハードウェア装置が提案されている
が、それでもなお乗算や加算と比べて多大な処理時間を
要するため、その高速化が望まれている。以下にその除
算アルゴリズムを示す。なお、ここでは、被除数をX、
除数をYおよびD、i番目の部分剰余をRi 、商をQと
し、商のi桁目をqi 、2進数に変換された商をZで表
している。
【0003】除算アルゴリズム ステップl R0 ←X …被除数(1≦X<2) D ←Y …除数 (1≦Y<2) ステップ2 q0 :=1 …商の最上位桁 R1 :=R0 −D …部分剰余(冗長2進数) ステップ3 for i=1 until n do begin if[ri 1i 0 .ri -1 ]<0 qi :=−1 if[ri 1i 0 .ri -1 ]=0 qi := 0 if[ri 1i 0 .ri -1 ]>0 qi := 1 Ri+1 :=2×Ri −qi ×D end ステップ4 Q:=[q0 .q12 …qn ] Z←Q 2進数に変換(1/2<Z<2)
【0004】すなわち、まずステップ1では、1≦X<
2,1≦Y<2となるように正規化された被除数Xおよ
び除数Yの入力が行われる。次にステップ2では、商Q
の最上位桁q0 を1として冗長2進数による部分剰余R
1 を求める。なお、この部分剰余R1 の演算は被除数X
から除数Yを減算することによって得られるものであ
り、ここでは被除数X,除数Yともに2進数であるた
め、各桁毎に直接減算を実行することにより、桁上げな
しに冗長2進数の部分剰余をR1 求めることができる。
次にステップ3では、i=1,2,…,nについて、生
成された部分剰余Ri の上位3ビット[ri1 ri0 .r
i-1 ]が負、0、正のいずれであるかを繰り返し判断し
て、必要な桁数だけ商qi を求める。最後にステップ4
では、求められた冗長2進表現の商Qを2進表現の商Z
に変換して処理を終了する。
【0005】図15は例えば、「冗長2進表現を利用し
たVLSI向き高速除算器」(高木直史、安浦寛人、矢
島修三;電子情報通信学会論文誌D ’84/4 Vo
l.J67−D No.4 p.450〜457)に示
された、上記除算アルゴリズムに基づく冗長2進数表現
を用いた除算装置の全体構成を示すブロック図である。
この除算装置は内部回路をECL(Emitter C
oupled Logic;エミッタ結合論理回路)で
実現したものであり、図中の二重の四角形は商決定用の
セルを、一重の四角形は冗長2進加減算用のセルをそれ
ぞれ示している。この一重の四角形で示した冗長2進加
減算用のセルが横一列に並んで1つの冗長2進加減算器
を形成しており、二重の四角形で示した1つの商決定用
のセルとこの1つの冗長2進加減算器から成る各列にお
いて、上記除算アルゴリズムのステップ3のループの1
回分の計算が実行される。
【0006】また、図16および図17は例えば、「冗
長2進表現を用いた高速乗除算器」(谷口隆志、枝松壽
一、西山保、國信茂郎、高木直史;電子情報通信学会技
術研究報告 ED88−48)に示された、上記除算ア
ルゴリズムに基づく冗長2進数表現を用いた除算装置を
構成する商決定回路および部分剰余生成加算回路の構成
を示すブロック図である。なお、これら商決定回路およ
び部分剰余生成加算回路はCMOS(compleme
ntary metal−Oxide Semicon
ductor;コンプリメンタリ金属酸化物半導体)回
路で実現されている。
【0007】図16に示した商決定回路では、上記除算
アルゴリズムにおけるステップ3に示すように、商qi
の決定を部分剰余Ri の上位3ビットから行われてい
る。この部分剰余Ri の上位3ビットと商qi の冗長2
進数表現は、{zip,zin}の2信号を用いて、(1,
0,−1)を(10,00,01)と表現して、その値
が正か負かの判断が容易にできるようになっている。こ
れによって、当該商決定回路の構成は簡単なものとな
る。
【0008】また、図17に示した部分剰余生成加算回
路は上記除算アルゴリズムにおけるステップ3の部分剰
余Ri+1 の演算に用いられるものである。このステップ
3における部分剰余Ri+1 の生成では、1桁左へシフト
された冗長2進数の部分剰余から、商qi と除数Dとの
積を減算する必要があるが、除数Dは2進数であるた
め、冗長2進数と2進数との演算を考えればよい。した
がって、この場合には商Qのi桁目qi が−1の時には
除数Dを、qi が0の時には0を、qi が1の時には除
数Dの2の補数をそれぞれ加えるように加算器を構成し
ている。このようにすることによって、冗長2進数と2
進数との加算のみを考えればよくなり、桁上げの値が常
に非負となるため、当該部分剰余生成加算回路の構成は
簡単なものとなる。なお、この部分剰余生成加算回路に
おける冗長2進数の表現は、商決定回路の場合とは異な
り、{zis,zia}の2信号を用いて、(1,0,−
1)を(11,10,01)と表現している。
【0009】このように構成された商決定回路と部分剰
余生成加算回路とをアレイ状に配列することにより、す
なわち、図16に示した商決定回路を図15に二重の四
角形で示した商決定用のセルとし、図17に示した部分
剰余生成加算回路を一重の四角形で示した冗長2進加減
算用のセルとして配列することにより、規則正しいセル
配列の除算装置を構成することができる。なお、冗長2
進/2進変換回路における商の2進数への変換は、各商
決定回路から出力されるqiPで構成される2進数からq
iNで構成される2進数を減算することによって行われ
る。
【0010】このように、従来の除算装置においては、
図16に示した商決定回路と図17に示した部分剰余生
成加算回路とでは、前述のように冗長2進数としてその
表現形式が異なったものが用いられている。したがっ
て、両回路間に変換回路を挿入して冗長2進数の表現形
式を統一する必要がある。図18はそのような変換回路
の一例を示すブロック図であり、(1,0,−1)を
(11,10,01)と表現している冗長2進数を、
(1,0,−1)を(10,00,01)と表現する冗
長2進数に変換するものである。すなわち、zis,zia
として+1を示す(1,1)が入力された場合にはそれ
が(1,0)のziP,ziNに変換され、その反転信号
(0,1)が出力される。同様に、0を示す(1,0)
が入力された場合には(0,0)に変換されてその反転
信号(1,1)が、−1を示す(0,1)が入力された
場合には(0,1)に変換されてその反転信号(1,
0)がそれぞれ出力される。
【0011】図19はこのような変換回路がその入力部
に付加された商決定回路を示すブロック図である。各部
分剰余生成加算回路によって生成された部分剰余Ri
上位3ビット[ri 1i 0i -1 ]はそれぞれ変換回
路によって、その冗長2進数の表現形式が(1,0,−
1)を(11,10,01)と表現するものから(1,
0,−1)を(10,00,01)と表現するものに変
換されて商決定回路に入力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の除算装置は以上
のように構成されているので、部分剰余を演算するため
の冗長2進が減算用のセル(部分剰余生成加算回路)
と、商を決定するための商決定用セル(商決定回路系)
との間で冗長2進数の表現形式が異なっており、商決定
の前に変換が必要で、そのための変換回路が不可欠とな
り装置構成が複雑なものとなるばかりか、当該変換処理
による遅延によって、除算演算の処理時間の高速化の妨
げとなるなどの課題があった。
【0013】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、冗長2進数を用いた除算をより高
速に処理できる除算装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る除算器は、部分剰余の計算と商ビットの符号判定のい
ずれにも、(−1,0,1)を(01,00,10)で
表す共通の冗長2進数を用いるようにしたものである。
【0015】請求項2記載の発明に係る除算器は、冗長
2進化した(1,1)のビットペアを(0,0)のビッ
トペアに変換する変換手段を設けたものである。
【0016】請求項3記載の発明に係る除算器は、商決
定回路を部分剰余の最上位と第2位の冗長2進数のゼロ
判定手段と、それらの判定結果によって制御されるセレ
クタ手段によって形成し、部分剰余の上位3ビット中の
商ビットの符号がわかるものの冗長2進数をそれらのセ
レクタ手段で選択し、それを判定結果として出力するよ
うにしたものである。
【0017】請求項4記載の発明に係る除算器は、商決
定回路に部分剰余の第3位の冗長2進数のゼロ判定手段
も設け、3つのゼロ判定手段の判定結果の論理値に基づ
いて部分剰余の上位3ビットが0であることを示す判定
信号を出力するようにしたものである。
【0018】請求項5記載の発明に係る除算器は、冗長
2進加算器を、除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lと
i -Lの論理積およびその反転値を示す信号対を生成す
る第1の論理手段、部分剰余の冗長2進ビットの反転値
i +Lとfi -Lの論理積およびその反転値を示す信号対
を生成する第2の論理手段、除数の冗長2進ビットの反
転値の一方と部分剰余の冗長2進ビットの反転値の一方
との論理値に基づいた信号を生成する第3の論理手段、
除数の冗長2進ビットの反転値の他方と部分剰余の冗長
2進ビットの反転値の他方との論理積およびその反転値
を示す信号対li Lとli Hを生成して次段に送出する
第4の論理手段、第2の論理手段の出力信号より、第1
の論理手段の出力に応じて相補な信号ri Hとri Lを
生成する第1のゲート手段、第1のゲート手段の出力信
号ri H、ri Lに応じて、前段の第4の論理手段から
の信号li-1 L、li-1 Hをそのまま、もしくは入れ替
えて出力する第2のゲート手段、第1のゲート手段の出
力信号ri H、ri Lに応じて、前段の第4の論理手段
からの信号li-1 L、li-1 H、あるいは第3の論理手
段の出力信号より、互いに相補な信号対βi H、βi
を生成して次段に送出する第3のゲート手段、および、
前段の第3のゲート手段からの信号βi-1 H、βi-1
と、第2のゲート手段の出力信号より、当該冗長2進加
算器の加算出力の冗長2進ビットの反転値hi +L、hi -
Lを生成する第5の論理手段によって構成したものであ
る。
【0019】請求項6記載の発明に係る除算器は、第1
のゲート手段として、第1の論理手段の出力に応じて第
2の論理手段の相補な出力信号の一方を選択して、それ
より信号ri Hとその反転信号ri Lを生成するもの
を、第2のゲート手段として、前段の第4の論理手段か
らの信号対li-1 L、li-1 Hの一方を、第1のゲート
手段の出力信号ri H、ri Lに応じて選択した信号と
その反転信号とを出力するものを、第3のゲート手段と
して、前段の第4の論理手段からの信号li-1 Hあるい
は第3の論理手段が出力する信号の一方を、第1のゲー
ト手段の出力信号ri H、ri Lに応じて選択し、それ
より信号βi Lとその反転信号βi Hを生成するものを
用いたものである。
【0020】請求項7記載の発明に係る除算器は、第1
および第2のゲート手段として、入力された相補の信号
をその出力位置を入れ替えて出力するものを用い、第3
の論理手段の出力信号を互いに相補な信号対として、第
3のゲート手段によって、この第3の論理手段の出力す
る信号対、または前段の第4の論理手段からの信号対l
i-1 L、li-1 Hのいずれか一方を選択し、それを信号
βi H、βi Lとして次段に出力するようにしたもので
ある。
【0021】請求項8記載の発明に係る除算器は、冗長
2進加算器の第1〜第3のゲート手段をトランスミッシ
ョンゲートで形成したものである。
【0022】請求項9記載の発明に係る除算器は、冗長
2進加算器に、第3の論理手段とは異なる側の除数の冗
長2進ビットの反転値または部分剰余の冗長2進ビット
が入力される第8の論理手段、第4の論理手段とは異な
る側の除数の冗長2進ビットの反転値または部分剰余の
冗長2進ビットが入力され、その論理積およびその反転
値を示す信号対lsiL、lsiHを生成する第9の論理手
段、第1のゲート手段の出力信号ri H、ri Lに応じ
て、前段の第9の論理手段からの信号lsi-1L、lsi-1
Hをそのまま、もしくは入れ替えて出力する第4のゲー
ト手段、前段の第9の論理手段からの信号lsi-1L、l
si-1Hあるいは第8の論理手段の出力信号より、第1の
ゲート手段の出力信号ri H、ri Lに応じて互いに相
補な信号対βsiH、βsiLを生成して次段に送出するす
る第5のゲート手段、および、前段の第5のゲート手段
からの信号βsi-1H、βsi-1Lと第4のゲート手段の出
力信号より、減算出力の冗長2進ビットの反転値hsi +
L、hsi -Lを生成する第10の論理手段を付加して冗
長2進加減算器を形成したものである。
【0023】請求項10記載の発明に係る除算器は、冗
長2進加算減器の第3および第8の論理手段の出力信号
をそれぞれ相補なものとし、第1、第2および第4のゲ
ート手段を、入力された信号対をその出力位置を入れ替
えて出力するトランスミッションゲートで、第3および
第5のゲート手段を、第3あるいは第8の論理手段の出
力信号対と前段からの信号対lai-1L、lai-1H、また
はlsi-1L、lsi-1Hとの切り替えを行うトランスミッ
ションゲートで形成したものである。
【0024】請求項11記載の発明に係る除算器は、商
決定回路からの制御信号によって加算動作と減算動作の
切り替えが行われる動作切替機能付冗長2進加算器に
て、冗長2進加算器と冗長2進減算器を代替したもので
ある。
【0025】請求項12記載の発明に係る除算器は、冗
長2進加算器に、その入力の一方の冗長2進数のビット
ペアを商決定回路からの制御信号で入れ替える信号経路
入替器を付加したものを動作切替機能付冗長2進加算器
として用いたものである。
【0026】請求項13記載の発明に係る除算器は、そ
の動作切替機能付冗長2進加算器として、第3の論理手
段と第11の論理手段によって、除数と部分剰余の冗長
2進ビットの反転信号から加算用の信号kaiLとlai
を生成するとともに、第8の論理手段と第12の論理手
段に、除数または部分剰余の冗長2進ビットの反転信号
の一方を、第3の論理手段と第11の論理手段とは入れ
替えて入力して減算用の信号ksiLとlsiLを生成し、
信号経路選択手段によって、信号kaiLとksiLの一方
を選択して第3のゲート手段に入力するとともに、信号
laiLとlsiLの一方を選択し、それをその反転信号と
ともに次段へ送出する機能を有するものを用いるように
したものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による除
算装置の要部を示したブロック図であり、冗長2進除算
器アレイの第j列目の構成を示している。図において、
1は2つの数が減算を形成するペアで定義される冗長2
進数、すなわち、−1を(0,1)で、0を(0,0)
で、+1を(1,0)で表した3値の冗長2進数による
第(j−1)番目の部分剰余について、その上位3ビッ
トより商ビットの符号を判定する商決定回路である。な
お、第(j−1)番目の部分剰余の初期値は通常の2進
数による被除数である。2は上記冗長2進数による第
(j−1)番目の部分剰余に上記冗長2進数による除数
を加算する冗長2進加算器であり、3は上記冗長2進数
による第(j−1)番目の部分剰余から上記冗長2進数
による除数を減算する冗長2進減算器である。4は商決
定回路1の出力に基づいて、冗長2進加算器2の出力、
入力された第(j−1)番目の部分剰余をそのまま、も
しくは冗長2進減算器3の出力のいずれかを選択し、第
j番目の部分剰余として出力する選択回路である。
【0028】次に動作について説明する。この場合、第
j番目の部分剰余を求めるために必要な演算、すなわち
第(j−1)番目の部分剰余への除数の加算、第(j−
1)番目の部分剰余からの除数の減算と、第(j−1)
番目の部分剰余から求める選択信号の生成、すなわち商
決定回路1による符号判定を平行して実行し、商決定回
路1にて生成された制御信号によって選択回路4を駆動
し、冗長2進加算器2の出力、冗長2進減算器3の出
力、あるいは第(j−1)番目の部分剰余そのもののい
ずれか1つを選択して第j番目の部分剰余として出力す
る。なお、商決定回路1の出力はこのように選択回路4
の選択信号として用いられるとともに、商のデータ型変
換回路(図示省略)に送られて2進数に変換され、商と
して出力される。また、選択回路4で選択出力された第
j番目の部分剰余は、図1と同様に構成された第(j+
1)番目の冗長2進除算器アレイにて同様に処理され
る。
【0029】ここで、この発明で用いる冗長2進数は前
述のように、2つの数が減算を形成するペアで定義され
るもので、−1を(0,1)で、0を(0,0)で、+
1を(1,0)で表した3値の冗長2進表現がとられて
おり、この発明の特長は、当該除算器装置の内部演算に
際して、一貫してこの冗長2進数を用いたことにある。
なお、被除数に関しては第1番目の部分剰余の演算終了
後に上記冗長2進数に変換されることとなるが、除数に
ついては演算前に変換を行う必要がある。ここで、数値
XはX=2X−Xで表すことができるので、除数を2X
−Xの形で冗長2進表現に変換すれば、上記冗長2進数
に変換することができる。また、2進数は1ビット左シ
フトすれば2倍されたことになるので、通常の2進表現
の除数をXbin 、冗長2進表現の除数をXrbとすると、
Xrbの各ビットは1ビット左シフトしたXbin (すなわ
ち2Xbin )とシフトしないままのXbin のビットペア
で構成されることになる。なお、Xrbのビットペアが
(1,1)になる場合には変換手段を設けてそれを
(0,0)に変換する。このXrbのビットペア(1,
1)の(0,0)への変換は、繰り返し除算の第1回目
のみにしか影響しないので、除算装置全体の遅延の増加
としては極めて小さい。
【0030】図2は部分剰余の計算に用いる冗長2進加
算器2の1ビット分の回路例を示すブロック図である。
図において、11は除数の冗長2進ビットの反転値ei +
Lとei -Lの論理積およびその反転値を示す信号対を生
成する第1の論理手段であり、12は部分剰余の冗長2
進ビットの反転値fi +Lとfi -Lの論理積およびその反
転値を示す信号対を生成する第2の論理手段である。1
3は除数の冗長2進ビットei +Lと部分剰余の冗長2進
ビットfi +Lの否定論理積を示す信号を生成する第3の
論理手段であり、14は除数の冗長2進ビットei -Lと
部分剰余の冗長2進ビットfi -Lの論理積およびその反
転値を示す信号対li L、li Hを生成する第4の論理
手段である。15は第1の論理手段11の出力に応答し
て第2の論理手段12の出力する信号対の一方を選択す
るCMOSトランスミッションゲートを有して、選択さ
れた信号の真および補を示す互いに相補な1対の信号r
iH、ri Lを生成する第1のゲート手段である。
【0031】16はこの第1のゲート手段15の出力す
る信号ri H、ri Lに応答して、前段(第(i−1)
ビット)の第4の論理手段14より送られてきた相補な
信号li-1 L、li-1 Hの一方を選択するCMOSトラ
ンスミッションゲートを有し、選択された信号の真およ
び補を示す相補な1対の信号を生成する第2のゲート手
段である。17は第1のゲート手段15より出力される
信号ri H、ri Lに応答して、前段の第4の論理手段
14より送られてきた相補な信号li-1 Hと第3の論理
手段13の出力のいずれか一方を選択するCMOSトラ
ンスミッションゲートを有し、選択された信号の真およ
び補を示す相補な1対の信号βi H、βi Lを生成する
第3のゲート手段である。18は前段の第3のゲート手
段17より送られてきた信号βi-1 Hおよびβi-1 Lと
第2のゲート手段16の互いに相補な1対の出力信号と
の否定論理積をとって、当該冗長2進加算器2の加算出
力の冗長2進ビットの反転値hi +L、hi -Lを生成する
第5の論理手段である。
【0032】次に動作について説明する。当該冗長2進
加算器2に入力された部分剰余の冗長2進ビットの反転
値fi +Lとfi -Lは第2の論理手段12のNANDゲー
トにて受け取られ、このNANDゲートによる否定論理
積とインバータによるその反転値を示す信号が第1のゲ
ート手段15に入力される。この第1のゲート手段15
を形成しているCMOSトランスミッションゲートは、
除数の冗長2進ビットei +Lおよびei -Lを受け取った
第1の論理手段11のNANDゲートの出力とインバー
タによるその反転値によって制御され、第2の論理手段
12より受け取った相補な信号の一方を選択し、それを
そのまま信号ri Hとして、またそれをインバータで反
転させたものを信号ri Lとして第2のゲート手段16
および第3のゲート手段17に出力する。
【0033】これらの信号ri Hおよびri Lを受けた
第2のゲート手段16では、CMOSトランスミッショ
ンゲートが当該信号ri H、ri Lによって制御され、
前段(第(i−1)ビット)の第4の論理手段14が発
生した信号li-1 Hとli-1Lのいずれか一方を選択
し、その選択された信号とインバータによる当該信号の
反転信号を第5の論理手段18に送出する。第5の論理
手段18では、この第2のゲート手段12の補の出力信
号と前段の第3のゲート手段17からのβi-1 Hとの否
定論理積をとって、当該冗長2進加算器2の加算出力の
冗長2進ビットの反転値hi +Lを生成するとともに、第
2のゲート手段16の真の出力信号と前段の第3のゲー
ト手段17からのβi-1 Lとの否定論理積をとって、当
該冗長2進加算器2の加算出力の冗長2進ビットの反転
値hi -Lを生成し、それを選択回路4に出力する。
【0034】また、除数の冗長2進ビットei -Lと部分
剰余の冗長2進ビットfi -Lは第4の論理手段14にも
入力され、そのNANDゲートにてそれら両者の否定論
理積をとることによって信号li Lが生成され、それが
インバータで反転された信号li Hとともに次段(第
(i+1)ビット)に送出される。さらに、除数の冗長
2進ビットei +Lと部分剰余の冗長2進ビットfi +Lは
第3の論理手段13にも入力され、それらの否定論理積
によって生成された信号が第3のゲート手段17に入力
される。この第3のゲート手段17のCMOSトランス
ミッションゲートは第1のゲート手段15より出力され
る信号ri H、ri Lに応じて、この第3の論理手段1
3からの信号あるいは前段(第(i−1)ビット)の第
4の論理手段14からの信号li-1 Hのいずれか一方を
選択して、信号βi Lとそれをインバータで反転した信
号βi Hとを生成し、それらを次段に送出する。
【0035】ここで、この発明の除算装置における冗長
2進加算器2での冗長2進数の表現は、2つの数が減算
を形成するペアで定義される、−1を(0,1)、0を
(0,0)、+1を(1,0)でそれぞれ表した3値で
表現されている。このような冗長2進数の系では冗長2
進を形成するビットペアを入れ替えることで正負が反転
するため、加算器を減算器として動作させたい場合に
は、入力信号中のいずれか一方のビットペアの接続を入
れ替えるだけでよい。したがって、図1に示した冗長2
進減算器3は、入力される除数または部分剰余の冗長2
進ビットの反転値ei +L、ei -Lあるいはfi +L、fi -
Lのいずれか一方を入れ替えるだけで、上記冗長2進加
算器2と回路構成上は同じものとなる。
【0036】図3は入力された第(j−1)番目の部分
剰余の冗長2進数RBin〈0〉〜RBin〈n〉につい
て、その上位3ビットRBin〈0〉〜RBin〈2〉から
商ビットの符号を判定し、その判定結果RBquotのビッ
トペア(RBquotPH,RBquotNH)を出力する商決
定回路1の回路例を示すブロック図である。ここで、R
Bin〈i〉は(RBinPH〈i〉,RBinNH〈i〉)
からなるビットペアであり、RBinPL〈i〉はRBin
PH〈i〉の反転値、RBinNL〈i〉はRBinNH
〈i〉の反転値である。
【0037】図において、31は最上位の冗長2進数R
Bin〈0〉のゼロ判定を行って、そのビットペアRBin
PL〈0〉とRBinNL〈0〉の論理積およびその反転
値を示す信号対を生成する第1のゼロ判定手段であり、
32は第2位の冗長2進数RBin〈1〉のゼロ判定を行
って、そのビットペアRBinPL〈1〉とRBinNL
〈1〉の論理積およびその反転値を示す信号対を生成す
る第2のゼロ判定手段である。33はこの第2のゼロ判
定手段32より出力される信号対に応じて、第2位の冗
長2進数RBin〈1〉あるいは第3位の冗長2進数RB
in〈2〉のいずれか一方を選択する第1のセレクタ手段
であり、34はこの第1のセレクタ手段33による選択
出力あるいは最上位の冗長2進数RBin〈0〉のいずれ
か一方を、第1のゼロ判定手段31より出力される信号
対に応じて選択し、それを判定結果のビットペアRBqu
otPH、RBquotNHとして出力する第2のセレクタ手
段である。
【0038】次に動作について説明する。第1のゼロ判
定手段31において、最上位の冗長2進数RBin〈0〉
が(0,0)であるか否か、すなわちそのビットペアR
BinPL〈0〉およびRBinNL〈0〉がともに1であ
るかを判定する。両者がともに1でなければ、当該ビッ
トにおいて商ビットの符号がわかるので、第2のセレク
タ手段34のゲートが第1のゼロ判定手段31の出力す
る信号対によって選択され、判定結果RBquotのビット
ペアRBquotPH、RBquotNHとして、最上位の冗長
2進数RBin〈0〉のビットペアRBinPL〈0〉およ
びRBinNL〈0〉の反転値を出力する。なお、最上位
の冗長2進数RBin〈0〉が(0,0)であれば、すな
わちそのビットペアRBinPL〈0〉とRBinNL
〈0〉がともに1であれば、第2のセレクタ手段34の
ゲートは第1のゼロ判定手段31は出力信号対によっ
て、第1のセレクタ手段33の出力側が選択される。
【0039】そのとき、第2のゼロ判定手段32は第2
位の冗長2進数RBin〈1〉が(0,0)であるか否
か、すなわちそのビットペアRBinPL〈1〉およびR
BinNL〈1〉がともに1であるかを判定している。そ
の結果、両者がともに1でなければ、当該ビットにおい
て商ビットの符号がわかるので、第2のゼロ判定手段3
2は出力する信号対によって第1のセレクタ手段33の
ゲートを選択し、第2位の冗長2進数RBin〈1〉のビ
ットペアRBinPL〈1〉とRBinNL〈1〉の反転値
を、第2のセレクタ手段34を経由して、判定結果RB
quotのビットペアRBquotPH、RBquotNHとして出
力する。
【0040】なお、第2位の冗長2進数RBin〈1〉の
ビットペアRBinPL〈1〉とRBinNL〈1〉がとも
に1であれば、第1のセレクタ手段33のゲートは第2
のゼロ判定手段32は出力信号対によって、第3位の冗
長2進数RBin〈2〉のビットペアRBinPL〈2〉と
RBinNL〈2〉の反転値が第2のセレクタ手段34を
経由して、判定結果RBquotのビットペアRBquotP
H、RBquotNHとして出力される。そのとき、第3位
の冗長2進数RBin〈2〉が(0,0)、すなわちその
ビットペアRBinPL〈2〉とRBinNL〈2〉がとも
に1であれば、判定結果RBquotのビットペアRBquot
PH、RBquotNHがともに0となるため符号判定はで
きないが、これはそのままゼロとして扱われる。
【0041】このように、2つの数が減算を形成するペ
アで定義される冗長2進数、すなわち、(−1,0,
1)を(01,00,10)で表した3値の冗長2進表
現では符号の判定が容易であるため、図3に示すそれを
用いた商決定回路1は簡略化され高速となる。なお、図
3の回路はクリティカルパスの論理段数が5段であり、
パスゲート、インバータ、2入力NANDゲートの高速
なゲートのみで構成されている。また、図2に示した部
分剰余の計算に用いる冗長2進加算器2も、この商決定
回路1とともに上記冗長2進系で構成されているので、
両者の間で表現形式の変換を行う必要もない。なお、冗
長2進加算器2および冗長2進減算器3が高速に動作す
ることから、この商決定回路1と選択回路4からなる系
が当該除算装置のクリティカルパスになるので、商決定
に要する遅延は非常に重要である。
【0042】選択回路4は商決定回路1の出力結果すな
わち、商ビットが正の場合、負の場合、ゼロの場合の3
条件によって動作し、冗長2進加算器2の出力、冗長2
進減算器3の出力、および第(j−1)番目の部分剰余
そのままのうちのいずれか1つを第j番目の部分剰余と
して選択するものである。まず商決定回路1の出力RB
quotNHが論理値1を出力する場合に商ビットは正とな
り、そのときRBquotPHとRBquotNHが同
時に1になることはないので、RBquotPHはそのまま
「商ビットが正である」ことを判定する信号として使え
る。同様に、商決定回路1の出力RBquotNHが論理値
1を出力する場合に商ビットは負となり、そのときRB
quotPHとRBquotNHが同時に1になることはないの
で、RBquotPHはそのまま「商ビットが負である」こ
とを判定する信号として使える。選択回路4はこの商決
定回路1からの判定結果RBquotが、「商ビットが正で
ある」を示すものであれば冗長2進減算器3の出力を、
「商ビットが負である」を示すものであれば冗長2進加
算器2の出力をそれぞれ選択し、第j番目の部分剰余と
して出力する。
【0043】ここで、さらに「商ビットがゼロである」
ことを判定する必要もある。したがって、それを意味す
る信号RBquotZHを出力する機能を付加した商決定回
路1の回路例を図4および図5に示す。図4に示した商
決定回路1は、第3位の冗長2進数RBin〈2〉のゼロ
判定を行って、そのビットペアRBinPL〈2〉とRB
inNL〈2〉の論理積を示す信号を生成する第3のゼロ
判定手段35を備え、この第3のゼロ判定手段35の出
力と、第1のゼロ判定手段31および第2のゼロ判定手
段32の論理積側の信号を第6の論理手段36に入力
し、それらの論理積をとることによって前記信号RBqu
otZHを生成している。また、図5に示した商決定回路
1は、第2のセレクタ手段34から出力される信号RB
quotPHとRBquotNHを第7の論理手段37に入力
し、それらの否定論理和をとることによって前記信号R
BquotZHを生成している。
【0044】したがって、入力された第(j−1)番目
の部分剰余の上位3ビットの冗長2進数RBin〈0〉〜
RBin〈2〉のビットペアがすべて(0,0)であれ
ば、商決定回路1から出力されるこの「商ビットがゼロ
である」ことを示す信号RBquotZHが1となり、他の
出力RBquotPHとRBquotNHは同時に0になる。選
択回路4はそれに基づいて、入力された第(j−1)番
目の部分剰余そのものを選択し、第j番目の部分剰余と
して出力する。なお、図4に示すように、第1〜第3の
ゼロ判定手段31、32、35の出力の論理積を第6の
論理手段36でとることで信号RBquotZHを生成する
ように構成すれば、高速動作が可能となり、図5に示す
ように、信号RBquotPHおよびRBquotNHの否定論
理和を第7の論理手段37でとることで信号RBquotZ
Hを生成するように構成すれば、回路素子数の削減が可
能となる。
【0045】このようにこの実施の形態1による除算装
置によれば、高速に動作する商決定回路1を構成できる
ばかりか、内部で用いる冗長2進表現が一貫して同じな
ので途中の変換回路が不要となって、除算処理の高速動
作が可能になるなどの効果がある。
【0046】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、冗長2進加算器2および冗長2進減算器3として、
図2に示した回路構成のものを用いる場合について説明
したが、他の回路構成をとるようにしてもよい。図6は
そのようなこの発明の実施の形態2による除算装置の冗
長2進加算器2の1ビット分の回路例を示すブロック図
で、相当部分には図2と同一符号を付してその説明を省
略する。図において、19は除数の冗長2進ビットei +
Lと部分剰余の冗長2進ビットfi +Lの論理積およびそ
の反転値を示す信号対を生成する点で、図2に符号13
を付したものとは異なる第3の論理手段である。20は
第2の論理手段より出力される互いに相補な信号対を、
第1の論理手段11の出力に応じて信号ri Hとri
とに入れ替えて出力するNMOSトランスミッションゲ
ートで形成されている点で、図2に符号15を付したも
のとは異なる第1のゲート手段である。21は前段(第
(i−1)ビット)からの信号lai-1 H、lai-1
を、前記信号ri Hとri Lに応じて入れ替えて第5の
論理手段18に出力するNMOSトランスミッションゲ
ートで形成されている点で、図2に符号16を付して示
すものとは異なる第2のゲート手段である。22は第3
の論理手段19からの信号対と前段からの信号lai-1
Hおよびlai-1 Lとを、前記信号ri Hとri Lに応
じて切り替え、次段(第(i+1)ビット)への信号l
i-1 Hおよびlai-1 Lとして出力するNMOSトラ
ンスミッションゲートで形成されている点で、図2に符
号17を付したものとは異なる第3のゲート手段であ
る。
【0047】ここで、基本的な動作は図2に示した実施
の形態1における冗長2進加算器と同様であり、この図
6に示した回路は図2に示した回路よりも高速に動作す
るので、部分剰余の演算がクリティカルパスを形成する
場合には、この回路を用いることで高速になる。なお、
商決定回路1と部分剰余演算のどちらがクリティカルパ
スを形成するかは、データのビット巾によって選択回路
4の遅延がことなるのでそれに依存する。選択回路4を
データが通過する時間はほぼ一定であるのに対して、商
決定回路1からの選択信号の方は、ビット幅が大きくな
ればなるほど遅くなるためである。
【0048】実施の形態3.上記実施の形態2において
は、第1〜第3のゲート手段としてNMOSトランスミ
ッションゲートを用いたものについて説明したが、当該
NMOSトランスミッションゲートをそれぞれCMOS
トランスミッションゲートで代替してもよい。図7はそ
のようなこの発明の実施の形態3による除算装置の冗長
2進加算器2の1ビット分の回路例を示すブロック図
で、相当部分には図6と同一符号を付してその説明を省
略する。図において、23は実施の形態2における第1
のゲート手段20のNMOSトランスミッションゲート
をCMOSトランスミッションゲートで代替した第1の
ゲート手段、24は同じく第2のゲート手段、25は同
じく第3のゲート手段である。
【0049】次に動作について説明する。第1のゲート
手段23はそれを形成しているCMOSトランスミッシ
ョンゲートが第1の論理手段11より出力される信号対
に応じて制御され、第2の論理手段12から送られてく
る真の信号が信号ri H、補の信号が信号ri Lとし
て、あるいは真の信号が信号ri L、補の信号が信号r
i Hとして入れ替えて出力される。第2のゲート手段2
4と第3のゲート手段25のCMOSトランスミッショ
ンゲートは、この第1のゲート手段23より出力される
信号ri Hおよび信号ri Lによって制御される。第2
のゲート手段23ではこの信号ri Hおよびri Lに応
じて、第5の論理手段18の各NANDゲートへの前段
(第(i−1)ビット)からの信号li-1 Hとli-1
の入力を切り替える。また、第3のゲート手段25では
この信号ri H、ri Lに応じて、次段(第(i+1)
ビット)へ出力する信号βi H、βi Lとして、第3の
論理手段19の出力する相補な信号対と前段からの信号
i-1 H、li-1 Lとの切り替えを行う。なお、その他
の動作は実施の形態1のそれと同様である。
【0050】この図7に示した実施の形態3による減算
装置の冗長2進加算器は、図2に示した実施の形態1の
回路よりも高速に動作するので、部分剰余の演算がクリ
ティカルパスを形成する場合にはこの回路を用いること
で高速になる。また、図6に示した実施の形態2の回路
よりもこの実施の形態3による回路の方が、低い電源電
圧の場合に高速かつ安定に動作する。
【0051】実施の形態4.上記実施の形態1では冗長
2進加算器2と冗長2進減算器3とを完全に分離してそ
れぞれ独立に設けるように構成したが、それらを1つの
冗長2進加減算器に統合して一部の回路を共通化するこ
とも可能である。すなわち、部分剰余の演算をする際に
は、図2に示した回路の第1のゲート手段15より出力
される信号ri Hおよびri Lは、加算器動作の場合も
減算器動作の場合も論理的に等価であるので、その部分
を加算部と減算部で共通化することができる。図8はそ
のような一部の回路を加算部と減算部で共通化した、こ
の発明の実施の形態4による冗長2進加減算器の1ビッ
ト分の回路例を示すブロック図である。図2に示した実
施の形態1による冗長2進加算器と同様に、第1〜第4
の論理手段11〜14、第1〜第3のゲート手段15〜
17、および第5の論理手段18によって加算部が形成
されている。
【0052】また、41は上記加算部における第3の論
理手段13に相当する第8の論理手段、42は同じく第
4の論理手段14に相当する第9の論理手段であり、こ
れら第8および第9の論理手段41および42には、第
3および第4の論理手段13および14とは除数の冗長
2進ビットの反転値ei +Lとei -Lとが入れ替えて入力
されている。43は加算部における第2のゲート手段1
6に相当する第4のゲート手段、44は同じく第3のゲ
ート手段17に相当する第5のゲート手段であり、45
は同じく第5の論理手段18に相当する第10の論理手
段である。これら第8〜第10の論理手段41、42お
よび45と第4および第5のゲート手段43および44
は、第1および第2の論理手段11および12と第1の
ゲート手段15を共通に使用して減算部を形成してい
る。
【0053】なお、加算部の動作は図2に示した実施の
形態1における冗長2進加算器2と同一であり、また、
除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lとei -L、あるい
は部分剰余の冗長2進ビットの反転値fi +Lとfi -Lの
いずれか一方(図示の例ではei +Lとei -L)を入れ替
えて入力している減算部では、加算部と同様の動作によ
って減算処理を実行する。
【0054】このように、第1および第2の論理手段1
1および12と第1のゲート手段15とを加算部と減算
部で共通化することにより、実施の形態1の場合よりも
少ない構成部品数で除算装置を構成することができる。
【0055】実施の形態5.このような加算部と減算部
による一部回路の共通化は、実施の形態2に示した回路
にも適用することができる。図9はこの発明の実施の形
態5による冗長2進加減算器の1ビット分の回路例を示
すブロック図である。図6に示した実施の形態2による
冗長2進加算器と同様に、第1〜第4の論理手段11、
12、19、14、第1〜第3のゲート手段20〜2
2、および第5の論理手段18によって加算部が形成さ
れている。また、46は第3の論理手段19に相当する
第8の論理手段、42は第4の論理手段14に相当する
第9の論理手段、47は第2のゲート手段21に相当す
る第4のゲート手段、48は第3のゲート手段22に相
当する第5のゲート手段、45は第5の論理手段18に
相当する第10の論理手段であり、第8および第9の論
理手段46、42には除数の冗長2進ビットの反転値e
i +Lとei -Lとが加算部とは入れ替えられて入力され、
減算部を形成している。
【0056】このように、この場合も、部分剰余の演算
をする際の、第1のゲート手段20より出力される信号
i Hおよびri Lは、加算器動作の場合も減算器動作
の場合も論理的に等価であるので、その部分を加算部と
減算部で共通化することができる。これにより、実施の
形態2の場合より少ない構成部品数で除算装置を構成す
ることができ、実施の形態4の場合より高速動作が可能
である。
【0057】実施の形態6.このような加算部と減算部
による一部回路の共通化は、実施の形態3に示した回路
にも適用することができる。図10はこの発明の実施の
形態6による冗長2進加減算器の1ビット分の回路例を
示すブロック図である。図7に示した実施の形態3によ
る冗長2進加算器と同様に、第1〜第4の論理手段1
1、12、19、14、第1〜第3のゲート手段23〜
25、および第5の論理手段18によって加算部が形成
されている。また、46は第3の論理手段19に相当す
る第8の論理手段、42は第4の論理手段14に相当す
る第9の論理手段、49は第2のゲート手段24に相当
する第4のゲート手段、50は第3のゲート手段25に
相当する第5のゲート手段、45は第5の論理手段18
に相当する第10の論理手段であり、第8および第9の
論理手段46、42には除数の冗長2進ビットの反転値
i +Lとei -Lとが加算部とは入れ替えられて入力さ
れ、減算部を形成している。
【0058】このように、この場合も、部分剰余の演算
をする際の、第1のゲート手段23より出力される信号
i Hおよびri Lは、加算器動作の場合も減算器動作
の場合も論理的に等価であるので、その部分を加算部と
減算部で共通化することができる。これにより、実施の
形態3の場合より少ない構成部品数で除算装置を構成す
ることができ、実施の形態4の場合より高速動作が可能
であり、低い電源電圧の場合に実施の形態5の場合より
高速かつ安定に動作する。
【0059】実施の形態7.なお、上記各実施の形態に
おいては、冗長2進加算器と冗長2進減算器とを個別に
設けたり、加算部と減算部を有する冗長2進加減算器を
設けて、部分剰余を求めるための加算演算と減算演算を
行うための系を個別に設けたものについて説明したが、
それらに代えて加算動作と減算動作の切り替え機能を有
する冗長2進加算器を用いてもよい。図11はそのよう
なこの発明の実施の形態7による除算装置の要部を示し
たブロック図であり、冗長2進除算器アレイの第j列目
の構成を示している。図において、1は実施の形態1に
おけるそれと同一の商決定回路であり、5はこの商決定
回路1からの制御信号に応じて、入力される除数あるい
は第(j−1)番目の部分剰余の冗長2進数のビットペ
アを入れ替え、加算動作と減算動作の切り替えを行う動
作切り替え機能付冗長2進加算器である。4は商決定回
路1からの制御信号に応じて、この動作切り替え機能付
冗長2進加算器5の出力と第(j−1)番目の部分剰余
の一方を選択し、それを第j番目の部分剰余として出力
する選択回路である。
【0060】図12はこの実施の形態7で用いられる動
作切り替え機能付冗長2進加算器5の1ビット分の回路
構成例を示すブロック図である。図において、6は図1
に符号2を付して示した実施の形態1のものと同一の冗
長2進加算器であり、7は図12に示すように、例えば
CMOSトランスミッションゲートにて構成され、除数
の冗長2進数のビットペアを商決定回路1からの制御信
号にしたがって入れ替える信号経路入替器である。
【0061】次に動作について説明する。図13に示し
た信号経路入替器では、入力される制御信号に応じてC
MOSトランスミッションゲートの導通が制御され、例
えば、制御信号がローレベルのときには図13に示す端
子Aに入力された信号を端子aより出力し、端子Bより
入力された信号を端子bより出力する。一方、制御信号
がハイレベルのときには端子Aに入力された信号を端子
bより出力し、端子Bより入力された信号を端子aより
出力する。したがって、冗長2進加算器6への除数の冗
長2進数のビットペアei +L、ei -Lの入力を、この図
13に示すような信号経路入替器7を介して行えば、制
御信号に応じてこの除数の冗長2進数のビットペアei +
L、ei -Lの関係をそのまま入力したり、入れ替えて入
力したりすることができる。
【0062】商決定回路1は第(j−1)番目の部分剰
余の上位3ビットを用いて符号判定を行い、判定結果の
ビットペアRBquotPH、RBquotNHとRBquotZH
を出力しており、動作切り替え機能付冗長2進加算器5
にこの判定結果のビットペアRBquotPHあるいはRB
quotNHを制御信号として入力すれば、商決定回路1の
判定結果に基づいて、冗長2進加算器6の加算動作と減
算動作とを切り替えることが可能となる。選択回路4は
商決定回路1からの信号RBquotPH、RBquotNH、
RBquotZHに基づいて、この動作切り替え機能付冗長
2進加算器5の出力あるいは第(j−1)番目の部分剰
余のうちの一方を選択し、それを第j番目の部分剰余と
して出力する。
【0063】除算装置をこのように構成した場合、商決
定回路1と冗長2進加減算器6の動作が逐次実行される
ため速度は低下するが、実施の形態1のように冗長2進
加算器2と冗長2進減算器3とをそれぞれ設ける必要が
ないので、ハードウェア量を少なくできる。
【0064】実施の形態8.図14はこの発明の実施の
形態8による除算装置で用いられる動作切り替え機能付
冗長2進加算器の構成例を示すブロック図である。な
お、相当部分には図8と同一符号を付してその説明を省
略する。図において、51は第4の論理手段14に対応
する第11の論理手段、52は第9の論理手段42に対
応する第12の論理手段であり、これらは信号laiLあ
るいはlsiLのみを出力し、それらと相補の信号lai
あるいはlsiHを出力しない点で、前記第4の論理手段
14、第9の論理手段42とは異なっている。53は制
御信号SubCont Hに応じて、第3の論理手段13から
出力される信号kaiLまたは第8の論理手段41より出
力される信号ksiLの一方を選択して信号ki Lを生成
し、それを第3のゲート手段17に転送するとともに、
第11の論理手段51から出力される信号laiLまたは
第12の論理手段52より出力される信号lsiLの一方
を選択して信号liLを生成する信号経路選択手段であ
る。54はこの信号経路選択手段53にて生成された信
号li Lを反転させて信号li Hを生成する論理反転手
段であり、これらの信号li L、li Hは次段(第(i
+1)ビット)に送出される。
【0065】次に動作について説明する。実施の形態4
において図8を用いて説明したように、冗長2進加算器
の第1のゲート手段15から出力される信号ri Hおよ
びri Lは、加算動作時も減算動作時も同じ論理動作を
する。しかしながら、第3のゲート手段17に入力され
る信号ki Lと次段(第(i+1)ビット)に出力され
る信号li Lは、加算動作時と減算動作時とで異なる論
理動作をする。したがって、加算動作時のki L、li
Lに相当する信号kaiL、laiLと、減算動作時のki
L、li Lに相当する信号ksiL、lsiLとを、第3、
第8の論理手段13、41、および第11、第12の論
理手段51、52であらかじめ生成し、信号経路選択手
段53を制御信号SubCont Hで制御して、加算動作時
には信号ki LにはkaiLが、信号li LにはlaiLが
反映され、減算動作時には信号ki LにはksiLが、信
号liLにはlsiLが反映されるように経路選択するこ
とで、実施の形態7の場合と等価の機能を実現する。
【0066】なお、この回路での変形部分の構成は、図
2、図6、図7で同じなので、実施の形態2および実施
の形態3の冗長2進加算器も同様に変型できる。
【0067】この実施の形態8による切り替え機能付冗
長2進加算器は、実施の形態7の場合よりも信号経路の
切り替えの動作が先送りされ、冗長2進加算器回路の前
半部分の動作とオーバーラップされるので、実施の形態
7のものよりも速度のデメリットが小さくなる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、(−1,
0,1)を(01,00,10)で表す冗長2進数を、
部分剰余の計算と商ビットの符号判定の双方で共通に使
用するように構成したので、冗長2進数の変換のための
手段が不要となり、高速に動作する除算器が得られる効
果がある。
【0069】請求項2記載の発明によれば、冗長2進化
したビットペアの(1,1)を変換手段によって(0,
0)に変換するように構成したので、冗長2進数の各ビ
ットは通常の2進数を1ビット左シフトしたものとシフ
トしないままのもののビットペアによって得られる効果
があり、上記(1,1)から(0,0)への変換は繰り
返し除算の最初の1回にしか影響しないため、除算装置
全体としての遅延の増加も極めて小さいものである。
【0070】請求項3記載の発明によれば、部分剰余の
最上位と第2位の冗長2進数のゼロ判定結果によって制
御されるセレクタ手段によって、部分剰余の上位3ビッ
ト中の商ビットの符号がわかるものの冗長2進数を選択
するように構成したので、商決定回路の高速化がはかれ
る効果がある。
【0071】請求項4記載の発明によれば、部分剰余の
第3位の冗長2進数のゼロ判定も行って、その判定結果
より上位3ビットが0であることを示す判定信号を出力
するように構成したので、「商ビットがゼロである」こ
との判定も可能となる効果がある。
【0072】請求項5記載の発明によれば、第1の論理
手段の出力で第1のゲート手段を制御して第2の論理手
段の出力信号より相補な信号ri H、ri Lを生成し、
除数と部分剰余の冗長2進ビットから第4の論理手段が
生成した信号対li L、liHを次段に送出し、第3の
論理手段が除数と部分剰余の冗長2進ビットから生成し
た信号を第1のゲート手段からの信号ri H、ri Lで
制御される第3のゲート手段に入力して、当該信号また
は前段からの信号li-1 L、li-1 Hより、互いに相補
な信号対βi H、βi Lを生成して次段に送出するとと
もに、第1のゲート手段からの信号ri H、ri Lに応
じて第2のゲート手段の制御を行って、前段からの信号
i-1 L、li-1 Hをそのまま、もしくは入れ替えて出
力し、それと前段からの信号βi-1 H、βi-1 Lと、第
2のゲート手段の出力信号を第5の論理手段に入力し
て、当該冗長2進加算器の加算出力の冗長2進ビットの
反転値hi +L、hi -Lを生成するように構成したので、
部分剰余の演算にも(−1,0,1)を(01,00,
10)で表すような冗長2進数の使用が可能となり、除
算処理の高速化が可能となる効果がある。
【0073】請求項6記載の発明によれば、第1のゲー
ト手段で第1の論理手段の出力に応じて第2の論理手段
の相補な出力信号の一方を選択し、信号ri H、ri
を生成し、前段の第4の論理手段からの信号対li-1
L、li-1 Hの一方を、第2のゲート手段で第1のゲー
ト手段の出力信号ri H、ri Lに応じて選択して、相
補の信号を出力し、前段からの信号li-1 Hあるいは第
3の論理手段の出力信号の一方を、第3のゲート手段で
第1のゲート手段の出力信号ri H、ri Lに応じて選
択し、それより信号βi Lとその反転信号βi Hを生成
するように構成したので、冗長2進加算器のハードウェ
ア量を削減できる効果がある。
【0074】請求項7記載の発明によれば、第1および
第2のゲート手段として、入力された相補の信号をその
出力位置を入れ替えて出力するものを用い、第3の論理
手段の出力信号を互いに相補な信号対として、第3のゲ
ート手段によって、この第3の論理手段の出力信号対、
または前段からの信号対li-1 L、li-1 Hのいずれか
一方を選択し、それを信号βi H、βi Lとして次段に
出力するように構成したので、より高速に動作する冗長
2進加算器が得られ、部分剰余の演算がクリティカルパ
スをする場合にはこの冗長2進加算器を用いることで除
算処理が高速に行える効果がある。
【0075】請求項8記載の発明によれば、冗長2進加
算器の第1〜第3のゲート手段をトランスミッションゲ
ートを用いて構成したので、低い電源電圧の場合に高速
かつ安定に動作する効果がある。
【0076】請求項9記載の発明によれば、第1の論理
手段、第2の論理手段、および第1のゲート手段を加算
部と減算部とで共用して冗長2進加減算器を形成するよ
うに構成したので、ハードウェア量のより少ない除算装
置が得られる効果がある。
【0077】請求項10記載の発明によれば、各ゲート
手段をトランスミッションゲートを用いて構成したの
で、低い電源電圧の場合に高速かつ安定に動作する冗長
2進加算減器を、より少ないハードウェア量で実現でき
る効果がある。
【0078】請求項11記載の発明によれば、冗長2進
加算器と冗長2進減算器を、商決定回路からの制御信号
によって加算動作と減算動作の切り替えが行われる動作
切替機能付冗長2進加算器で代替するように構成したの
で、ハードウェア量の小さな除算装置が得られる効果が
ある。
【0079】請求項12記載の発明によれば、冗長2進
加算器の一方の入力の冗長2進数のビットペアを、商決
定回路からの信号で制御される信号経路入替器で入れ替
えるように構成したので、冗長2進加算器を大幅に変更
せずに動作切替機能付冗長2進加算器が実現できる効果
がある。
【0080】請求項13記載の発明によれば、第3の論
理手段および第11の論理手段が生成した加算用の信号
kaiL、laiLと、第8の論理手段および第12の論理
手段が生成した減算用の信号ksiLとlsiLを信号経路
選択手段に入力し、制御信号に応じてその一方を選択
し、それらより第3のゲート手段への信号ki Lと次段
への信号li L、li Hを生成するように構成したの
で、信号経路入れ替えの動作が先送りされて冗長2進加
算器の前半部分の動作とオーバーラップするため、入力
部で信号経路の入替えを行う場合に比べて速度のデメリ
ットが小さな動作切替機能付冗長2進加算器が得られる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による除算装置の要
部を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1における冗長2進加算器の1ビ
ット分の回路例を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1における商決定回路の回路例を
示すブロック図である。
【図4】 実施の形態1における商決定回路の変形例を
示すブロック図である。
【図5】 実施の形態1における商決定回路のさらに別
の変形例を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による除算回路にお
ける冗長2進加算器の1ビット分の回路例を示すブロッ
ク図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による除算回路にお
ける冗長2進加算器の1ビット分の回路例を示すブロッ
ク図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による除算回路にお
ける冗長2進加減算器の1ビット分の回路例を示すブロ
ック図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による除算回路にお
ける冗長2進加減算器の1ビット分の回路例を示すブロ
ック図である。
【図10】 この発明の実施の形態6による除算回路に
おける冗長2進加減算器の1ビット分の回路例を示すブ
ロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態7による除算装置の
要部を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態7における算動作切替機能付冗
長2進加算器の1ビット分の構成例を示すブロック図で
ある。
【図13】 実施の形態7における信号経路選択回路の
一例を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態8による除算装置図
6における算動作切替機能付冗長2進加算器の1ビット
分の回路例を示すブロック図である。
【図15】 従来の除算装置の全体構成を示すブロック
図である。
【図16】 従来の商決定回路の回路例を示すブロック
図である。
【図17】 従来の部分剰余演算回路の1ビット分の回
路例を示すブロック図である。
【図18】 従来の冗長2進数の変換回路の回路例を示
すブロック図である。
【図19】 従来の冗長2進数の変換回路が接続された
商決定回路の回路例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 商決定回路、2,6 冗長2進加算器、3 冗長2
進減算器、4 選択回路、5 動作切替機能付冗長2進
加算器、7 信号経路入替器、11 第1の論理手段、
12 第2の論理手段、13、19 第3の論理手段、
14 第4の論理手段、15,20,23 第1のゲー
ト手段、16,21,24 第2のゲート手段、17,
22,25 第3のゲート手段、18 第5の論理手
段、31第1のゼロ判定手段、32 第2のゼロ判定手
段、33 第1のセレクタ手段、34 第2のセレクタ
手段、35 第3のゼロ判定手段、36 第6の論理手
段、41,46 第8の論理手段、42 第9の論理手
段、43,47,49 第4のゲート手段、44,4
8,50 第5のゲート手段、45 第10の論理手
段、51 第11の論理手段、52 第12の論理手
段、53 信号経路選択手段、54 論理反転手段。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −1を(0,1)で、0を(0,0)
    で、1を(1,0)で表す冗長2進数による第(j−
    1)番目の部分剰余の上位3ビットより商ビットの符号
    判定を行う商決定回路と、 前記冗長2進数による前記第(j−1)番目の部分剰余
    に、前記冗長2進数による除数の加算を行う冗長2進加
    算器と、 前記冗長2進数による前記第(j−1)番目の部分剰余
    から、前記冗長2進数による除数の減算を行う冗長2進
    減算器と、 前記商決定回路の判定結果に基づいて、前記冗長2進加
    算器の出力、入力された前記第(j−1)番目の部分剰
    余をそのまま、もしくは前記冗長2進減算器の出力のい
    ずれかを選択し、前記冗長2進数による第j番目の部分
    剰余として出力する選択回路とを備えた除算装置。
  2. 【請求項2】 除数の2倍の値からの除数の値の減算に
    基づいて冗長2進数のビットペアをつくり、除数の冗長
    2進化を行う際に、(1,1)のビットペアを(0,
    0)のビットペアに変換する手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の除算装置。
  3. 【請求項3】 商決定回路が、 第(j−1)番目の部分剰余の最上位の冗長2進数のゼ
    ロ判定を行う第1のゼロ判定手段と、 前記第(j−1)番目の部分剰余の第2位の冗長2進数
    のゼロ判定を行う第2のゼロ判定手段と、 前記第2のゼロ判定手段の出力に基づいて、前記第(j
    −1)番目の部分剰余の第2位の冗長2進数あるいは第
    3位の冗長2進数のいずれか一方を選択する第1のセレ
    クタ手段と、 前記第1のゼロ判定手段の出力に基づいて、前記第(j
    −1)番目の部分剰余の最上位の冗長2進数あるいは前
    記第1のセレクタ手段の出力信号のいずれか一方を選択
    する第1のセレクタ手段とを有することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の除算装置。
  4. 【請求項4】 商決定回路に、 第(j−1)番目の部分剰余の第3位の冗長2進数のゼ
    ロ判定を行う第3のゼロ判定手段と、 前記第3のゼロ判定手段の出力と第1および第2のゼロ
    判定手段の出力との論理値に基づいて、前記第(j−
    1)番目の部分剰余の上位3ビットの冗長2進数がいず
    れもゼロであることを示す信号を出力する第6の論理手
    段を付加したことを特徴とする請求項3記載の除算装
    置。
  5. 【請求項5】 冗長2進加算器が、 除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lとei -Lの論理積
    およびその反転値を示す信号対を生成する第1の論理手
    段と、 部分剰余の冗長2進ビットの反転値fi +Lとfi -Lの論
    理積およびその反転値を示す信号対を生成する第2の論
    理手段と、 前記除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lと部分剰余の
    冗長2進ビットの反転値fi +Lの論理値に基づいた信号
    を生成する第3の論理手段と、 前記除数の冗長2進ビットの反転値ei -Lと部分剰余の
    冗長2進ビットの反転値fi -Lの論理積およびその反転
    値を示す信号対li L、li Hを生成して次段に送出す
    る第4の論理手段と、 前記第1の論理手段の出力に応じて、前記第2の論理手
    段の出力信号より信号ri Hとそれと相補の信号ri
    とを生成する第1のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記第4の論理手段より送られてくる信
    号li-1 L、li-1 Hをそのまま、もしくは入れ替えて
    出力する第2のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記第4の論理手段より送られてくる信
    号li-1 L、li-1 H、あるいは前記第3の論理手段の
    出力信号より、互いに相補な信号対βi H、βi Lを生
    成して次段に送出する第3のゲート手段と、 前段の前記第3のゲート手段より送られてくる信号β
    i-1 Hおよびβi-1 Lと前記第2のゲート手段より出力
    される信号より、当該冗長2進加算器の加算出力の冗長
    2進ビットの反転値hi +L、hi -Lを生成する第5の論
    理手段を有することを特徴とする請求項1から請求項4
    のいずれか1項記載の除算装置。
  6. 【請求項6】 冗長2進加算器の第1のゲート手段が、
    第1の論理手段の出力に応じて第2の論理手段の出力す
    る相補な信号の一方を選択し、選択された信号ri Hと
    それを反転した信号ri Lを生成するものであり、 第2のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力する
    信号ri H、ri Lに応じて、前段の第4の論理手段よ
    り送られてくる信号対li-1 L、li-1 Hの一方を選択
    し、選択された信号とそれを反転した信号とを生成する
    ものであり、 第3のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力する
    信号ri H、ri Lに応じて、前記前段の第4の論理手
    段より送られてくる信号li-1 Hあるいは第3の論理手
    段が出力する信号のいずれか一方を選択し、選択された
    信号とそれを反転した信号βi H、βi Lを生成するも
    のであることを特徴とする請求項5記載の除算装置。
  7. 【請求項7】 冗長2進加算器の第3の論理手段が、除
    数の冗長2進ビットの反転値ei +Lと部分剰余の冗長2
    進ビットの反転値fi +Lの論理積およびその反転値を示
    す信号対を生成するものであり、 第1のゲート手段が、第1の論理手段の出力に応じて、
    第2の論理手段の出力する相補な信号対を、その真の信
    号を信号ri H、補の信号を信号ri Lとして、あるい
    は真の信号を信号ri L、補の信号を信号ri Hとし
    て、その出力位置を入れ替えて出力するものであり、 第2のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力する
    信号ri H、ri Lに応じて、前段の第4の論理手段よ
    り送られてくる信号対li-1 L、li-1 Hを、その出力
    位置を入れ替えて出力するものであり、 第3のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力する
    信号ri H、ri Lに応じて、前記前段の第4の論理手
    段より送られてくる信号対li-1 L、li-1 H、あるい
    は前記第3の論理手段より出力される信号対のいずれか
    一方を選択し、それを信号βi H、βi Lとして次段に
    出力するものであることを特徴とする請求項5記載の除
    算装置。
  8. 【請求項8】 冗長2進加算器の第1のゲート手段が、
    第1の論理手段の出力で制御されるトランスミッション
    ゲートで形成され、 第2のゲート手段および第3のゲート手段が、前記第1
    のゲート手段の出力で制御されるトランスミッションゲ
    ートで形成されていることを特徴とする請求項7記載の
    除算装置。
  9. 【請求項9】 除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lと
    i -Lの論理積およびその反転値を示す信号対を生成す
    る第1の論理手段と、 部分剰余の冗長2進ビットの反転値fi +Lとfi -Lの論
    理積およびその反転値を示す信号対を生成する第2の論
    理手段と、 前記除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lと部分剰余の
    冗長2進ビットの反転値fi +Lの論理値に基づいた信号
    を生成する第3の論理手段と、 前記除数の冗長2進ビットの反転値ei -Lと部分剰余の
    冗長2進ビットの反転値fi -Lの論理積およびその反転
    値を示す信号対laiL、laiHを生成する第4の論理手
    段と、 前記第1の論理手段の出力に応じて前記第2の論理手段
    の出力信号の一方より信号ri Hとそれを反転した信号
    i Lとを生成する第1のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記第4の論理手段より送られてくる信
    号lai-1L、lai-1Hをそのまま、もしくは入れ替えて
    出力する第2のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記第4の論理手段より送られてくる信
    号lai-1L、lai-1Hあるいは前記第3の論理手段の出
    力信号より、互いに相補な信号対βaiH、βaiLを生成
    して次段に送出するする第3のゲート手段と、 前段の前記第3のゲート手段より送られてくる信号βa
    i-1Hおよびβai-1Lと前記第2のゲート手段より出力
    される信号より、加算出力の冗長2進ビットの反転値h
    ai +L、hai -Lを生成する第5の論理手段と、 前記第3の論理手段とは異なる側の前記除数の冗長2進
    ビットの反転値または部分剰余の冗長2進ビットが入力
    される第8の論理手段と、 前記第4の論理手段とは異なる側の前記除数の冗長2進
    ビットの反転値または部分剰余の冗長2進ビットが入力
    され、その論理積およびその反転値を示す信号対ls
    iL、lsiHを生成する第9の論理手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記第9の論理手段より送られてくる信
    号lsi-1L、lsi-1Hをそのまま、もしくは入れ替えて
    出力する第4のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記第9の論理手段より送られてくる信
    号lsi-1L、lsi-1Hあるいは前記第8の論理手段の出
    力信号より、互いに相補な信号対βsiH、βsiLを生成
    して次段に送出する第5のゲート手段と、 前段の前記第5のゲート手段より送られてくる信号βs
    i-1Hおよびβsi-1Lと前記第4のゲート手段より出力
    される信号より、減算出力の冗長2進ビットの反転値h
    si +L、hsi -Lを生成する第10の論理手段とを備えた
    冗長2進加減算器によって、冗長2進加算器と冗長2進
    減算器とを一体化することを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれか1項記載の除算装置。
  10. 【請求項10】 冗長2進加減算器の第3の論理手段と
    第8の論理手段がそれぞれ相補の信号対を発生するもの
    であり、 第1のゲート手段が、第1の論理手段の出力で制御され
    て、入力された信号対をその出力位置を入れ替えて出力
    するトランスミッションゲートで形成され、 第2のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力で制
    御されて、前段からの信号lai-1L、lai-1Hをその出
    力位置を入れ替えて出力するトランスミッションゲート
    で形成され、 第3のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力で制
    御されて、前段からの信号lai-1L、lai-1Hあるいは
    前記第3の論理手段の出力信号対のいずれか一方を選択
    し、それを信号βaiH、βaiLとして次段に出力するト
    ランスミッションゲートで形成され、 第4のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力で制
    御されて、前段からの信号lsi-1L、lsi-1Hをその出
    力位置を入れ替えて出力するトランスミッションゲート
    で形成され、 第5のゲート手段が、前記第1のゲート手段の出力で制
    御されて、前段からの信号lsi-1L、lsi-1Hあるいは
    前記第8の論理手段の出力信号対のいずれか一方を選択
    し、それを信号βsiH、βsiLとして次段に出力するト
    ランスミッションゲートで形成されていることを特徴と
    する請求項9記載の除算装置。
  11. 【請求項11】 −1を(0,1)で、0を(0,0)
    で、1を(1,0)で表す冗長2進数による第(j−
    1)番目の部分剰余の上位3ビットより商ビットの符号
    判定を行う商決定回路と、 前記冗長2進数による前記第(j−1)番目の部分剰余
    に、前記冗長2進数による除数の加算動作と、前記冗長
    2進数による前記第(j−1)番目の部分剰余から、前
    記冗長2進数による除数の減算動作を、前記商決定回路
    の判定結果に応じて切り替える動作切替機能付冗長2進
    加算器と、 前記商決定回路の判定結果に基づいて、前記動作切替機
    能付冗長2進加算器の出力、もしくは入力された前記第
    (j−1)番目の部分剰余をそのままのいずれかを選択
    し、前記冗長2進数による第j番目の部分剰余として出
    力する選択回路とを備えた除算装置。
  12. 【請求項12】 動作切替機能付冗長2進加算器が、 冗長2進数による第(j−1)番目の部分剰余に、前記
    冗長2進数による除数の加算を行う冗長2進加算器と、 前記冗長2進加算器への第(j−1)番目の部分剰余ま
    たは除数の入力に際して、その一方の冗長2進数のビッ
    トペアを商決定回路の判定結果に基づいて入れ替える信
    号経路入替器を有することを特徴とする請求項11記載
    の除算装置。
  13. 【請求項13】 動作切替機能付冗長2進加算器が、 除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lとei -Lの論理積
    およびその反転値を示す信号対を生成する第1の論理手
    段と、 部分剰余の冗長2進ビットの反転値fi +Lとfi -Lの論
    理積およびその反転値を示す信号対を生成する第2の論
    理手段と、 前記除数の冗長2進ビットの反転値ei +Lと部分剰余の
    冗長2進ビットの反転値fi +Lの論理値に基づいた信号
    kaiLを生成する第3の論理手段と、 前記除数の冗長2進ビットの反転値ei -Lと部分剰余の
    冗長2進ビットの反転値fi-Lの論理値に基づいた信号
    laiLを生成する第11の論理手段と、 前記第3の論理手段とは異なる側の前記除数の冗長2進
    ビットの反転値または部分剰余の冗長2進ビットが入力
    され、その論理値に基づいた信号ksiLを生成る第8の
    論理手段と、 前記第4の論理手段とは異なる側の前記除数の冗長2進
    ビットの反転値または部分剰余の冗長2進ビットが入力
    され、その論理値に基づいた信号laiLを生成する第1
    2の論理手段と、 前記信号kaiLとksiLの一方、および前記信号lai
    とlsiLの一方を制御信号に応じて選択して信号ki
    および信号li Lを生成し、前記信号li Lを次段に送
    出する信号経路選択手段と、 前記信号li Lを反転させて信号li Hを生成し、それ
    を次段に送出する論理反転手段と、 前記第1の論理手段の出力に応じて、前記第2の論理手
    段の出力信号より信号ri Hとそれと相補の信号ri
    とを生成する第1のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記信号経路選択手段および論理反転手
    段より送られてくる信号li-1 L、li-1 Hをそのま
    ま、もしくは入れ替えて出力する第2のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の出力する信号ri H、ri Lに
    応じて、前段の前記信号経路選択手段および論理反転手
    段より送られてくる信号li-1 L、li-1 H、あるいは
    前記信号経路選択手段からの信号ki Lより、互いに相
    補な信号対βiH、βi Lを生成して次段に送出するす
    る第3のゲート手段と、 前段の前記第3のゲート手段より送られてくる信号β
    i-1 Hおよびβi-1 Lと前記第2のゲート手段より出力
    される信号より、当該動作切替機能付冗長2進加算器の
    出力信号の冗長2進ビットの反転値hi +L、hi -Lを生
    成する第5の論理手段を有することを特徴とする請求項
    11記載の除算装置。
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