JPH10130689A - 花火ローソク - Google Patents

花火ローソク

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JPH10130689A
JPH10130689A JP28865296A JP28865296A JPH10130689A JP H10130689 A JPH10130689 A JP H10130689A JP 28865296 A JP28865296 A JP 28865296A JP 28865296 A JP28865296 A JP 28865296A JP H10130689 A JPH10130689 A JP H10130689A
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JP
Japan
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core
mixture
fireworks
candle
wax
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Pending
Application number
JP28865296A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsumi Makimura
睦 槙村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAKIMURA KK
Makimura Y & Co Ltd
Original Assignee
MAKIMURA KK
Makimura Y & Co Ltd
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Publication date
Application filed by MAKIMURA KK, Makimura Y & Co Ltd filed Critical MAKIMURA KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 継続して平均的に安定した火花を飛散できる
ようにした花火ローソクを提供することを目的とする。 【解決手段】 ローソク10の本体12より上方に長く
芯14を突出させ、その芯14の周囲に、芯14とは別
体のワックスと金属粉とを混合した混合物20をほぼ平
均的な厚さで巻き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーティや披露宴
等の会場で使用される花火ローソクに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パーティや披露宴等では、宴を盛
り上げるために花火を用いる場合がある。この際、花火
そのものを用いる以外に、花火と同じように火花(光)
や金属音(音)を起こす花火ローソクが使用される場合
がある。花火ローソクは、金属粉を芯やワックスの中に
含ませるもので、ローソクの炎で金属粉が燃える際に、
その金属粉によって火花や金属音を発生するものであ
る。花火ローソクには、従来2つのタイプがあり、その
従来の各例を図5及び図6に示す。図5の花火ローソク
30は、芯32を本体50より外部に長く突出させ、そ
の芯32の外側に金属粉34を含んだワックス36を溶
着または固着させたものである。また、図6の花火ロー
ソク40では、芯44に金属粉42を含ませて、その金
属粉42を含んだ芯44の外側をワックス46で固着し
たものである。この他に、ローソク本体50に金属粉を
含ませたものなどがある。即ち、これらの花火ローソク
は、芯32に金属粉34を含んだワックス36を固着さ
せたものか、芯44に金属粉42を内蔵させたものかの
いずれかであった。花火ローソク30,40は、ローソ
クの炎52,54によって芯32,44に付着している
金属粉34,42を燃焼させることによって、火花5
6,58を発生させると共に、金属音を発生させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、花火
や花火ローソク30,40を使用した場合に、宴を盛り
上げることに役立つが、反面問題もあった。花火を用い
ると、燃焼したキナ臭い匂いと硝煙が発生するため、席
上で飲食等を楽しんでいる人々に不快感を与えていた。
その上、花火は火花の勢いも良いが瞬間的なもので長続
きしないため、盛り上がりに欠けるという欠点があっ
た。また、図5の花火ローソクでは、金属粉34を含ん
だワックス36は炎52の熱で溶けて、毛細管現象によ
って矢印に示すように芯32の内部を通って、炎52の
位置に吸い上げられる。この際、ワックス36と共に金
属粉34も炎52の位置に吸い上げられ、芯32と共に
金属粉34が燃焼させられる。図6の花火ローソクでも
同様に、芯44の中の金属粉42が炎54の位置に吸い
上げられ、芯44と共に金属粉34が燃焼させられる。
従って、図5で示した花火ローソク30においては、金
属粉34が大きかったり固まっていたりしていた場合、
毛細管現象では金属粉34を炎52まで吸い上げる力が
弱く、連続的に火花34を飛散することができないとい
う欠点があった。さらに、図5や図6において、燃え残
った金属粉34,42は、飛散せずに芯32,44に付
着したまま残り、芯32,44を途中で二つに折り曲げ
る原因になることもあった。この結果、ローソクの炎5
2,54が安定せずに燃焼が不規則となり、ワックス3
6,46の溶ける位置が一方に偏ってしまうという欠点
が発生した。さらに、燃え残った金属粉60,62が、
周囲に飛び散るため席上の人々に不快感を与えるという
問題もあった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、継続して平均的に安定した火花を飛散できるように
した花火ローソクを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、芯を本体より外部に長く突出させ、芯
と別体に形成したワックスと金属粉を混ぜ合わせた混合
物を芯に巻き付けるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る花火ローソクの実施態様を
示す図である。本発明に係る花火ローソク10は、ロー
ソク本体12の上方に充分な長さに芯14を突出させ、
その芯14の周囲を、ワックス16と金属粉18を混ぜ
合わせた混合物20(図2)でほぼ平均的な厚さに覆う
ようにしたものである。即ち、混合物20を芯14に溶
着や固着をせずに、芯14とは別体に構成した混合物2
0を単に芯14押し付けて周囲を覆うようにする。但
し、芯14の上端は混合物20で覆わずに露出させてお
く。芯14に巻いた混合物20の厚みは、炎22によっ
てワックス16が容易に燃焼できる薄さに設定する。混
合物20の厚みとしては、例えば1mm程度のものが適
しているが、この厚さ以外のものであってもローソクの
炎で燃焼し易い厚さであれば良い。
【0007】混合物20で芯14の周囲をほぼ平均的な
厚さに覆うには、混合物20を例えば図2に示した板状
とし、適当な幅に切断したものを芯14に一巻きする
か、あるいは、薄い幅に長く切ったものを、図1や図3
に示すように、螺旋状に芯14に巻くようにしても良
い。更に、図4に示すように、適当な幅に切り分けた2
枚の混合物20で芯14を両側から挟み込むようにして
も良い。
【0008】本発明では、芯14とは別体に構成した混
合物20を、芯14の外部に巻き付けるため、従来のよ
うに金属粉18が芯に固着することがない。混合物20
を芯14の外部に巻き付けることによって、若干の金属
粉18が芯14に付着するかも知れないが、その量は非
常に少ない。このように本発明では、金属粉18は芯1
4に付着しないので、混合物20に含まれる金属粉18
は炎22によって直接かつほぼ完全に燃やすことができ
る。また、本発明では、従来の花火ローソクのように金
属粉を含んだワックスを毛細管現象によって炎に吸い上
げるものとは違うので、金属粉18が芯14に付着する
ことは殆どないため、芯14が折れ曲がってしまうこと
もない。さらに、金属粉18がほぼ完全に燃焼されるた
め、金属粉18の燃え残りが周囲に飛散することも少な
くなる。以上のように、芯14の外側に、芯14とは別
体のワックス16と金属粉18を混ぜ合わせた混合物2
0を巻き付けることによって、連続して安定した一定量
の火花24を飛散することができる。また、混合物20
を板状にすることによって軟らかく変形し易いものとな
り、花火ローソクを使用する現場で、自由に適量の混合
物20を巻き付けて、花火時間を調節することが可能に
なる。
【0009】前記混合物20はワックス16と金属粉1
8とを混合したものであるが、ワックス16としてマイ
クロワックスとパラフィンワックスの2種類を混合した
ものを使用し、金属粉18にマグネシウム粉末、アルミ
ニウム粉末、チタニウム粉末、鉄粉、チタン粉のうち少
なくとも1以上を混合した粉末を使用することによっ
て、より効果的に火花24を飛散させることができる。
このような材質を混合物20に用いることによって、火
花24が飛散する際の金属の光り方、飛び具合、金属音
等をより一層美しく優れたものにでき、より多彩な色彩
を出すことができる。
【0010】この混合物20の製造は、まず一定の容器
に前記マイクロワックスとパラフィンワックスの2種類
のワックス16を適当な重量比で溶かし、この混合した
ワックス溶解液に前記金属粉18を適量に混ぜた混合物
の液体を75℃程度の適温で所定の型に流し込み固形化
することによってできる。
【0011】前記混合物20の花火の美しさは、その配
合量によっても変化する。マイクロワックスとパラフィ
ンワックスとの重量混合比は、マイクロワックス:パラ
フィンワックスは8:1〜8:3が好ましく、特にマイ
クロワックスとパラフィンワックスの重量比8:2が最
も好ましい。また、ワックス16と金属粉18との重量
混合比は、ワックス16:金属粉18は10:1〜1
0:3が好ましく、特にワックス16と金属粉18との
重量比10:2が最も好ましい。ここで、マイクロワッ
クスとパラフィンワックスと金属粉18の重量混合比
を、マイクロワックス:パラフィンワックス:金属粉=
4:1:1とした場合に、最も効果的な適度な火花22
(芯を中心に15cm〜20cm)を飛散できる。ま
た、これ以外の重量比でも、金属粉18の燃えカスの量
が違うのみで、効果的な安定した火花24を連続して飛
散することは可能である。従って、この分量比の適量範
囲は金属粉18の燃えカスが少ないようにすることを目
安して考えれば良い。
【0012】なお、芯14の周囲に板状の混合物20を
ほぼ平均的な厚さで巻き付けるのが好ましいが、板状の
混合物20を螺旋状に巻きつける際に隙間ができたもの
であったり、板状の混合物20の所々に穴があいたもの
であっても良い。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る花火ローソ
クによれば、ローソクの芯の周囲に、その芯とは別体の
ワックスと金属粉を混ぜ合わせた混合物を巻き付けたの
で、金属粉が芯に付着しないので、混合物に含まれる金
属粉をほぼ完全に燃焼飛散させることができる。この結
果、金属粉が芯に付着することが無く、従来生じていた
芯が途中で二つに折れ曲ったり、燃焼が不規則となった
り、燃え残り金属粉が飛び散る不具合を解消することが
できる。また、金属粉の燃焼が連続的かつ平均的に行わ
れるため、一定した火花や音を連続して発生させること
ができる。本発明に係る花火ローソクの混合物を板状に
すれば、自由に切り分けることが可能であるため、花火
ローソクを使用する現場で、適量を巻き付けて花火時間
を調節できる便利さがある。また、混合物を板状にすれ
ば、十分な柔軟性を有するものであるため巻き付け方も
かなり自由な方法ですることができる利点がある。更
に、例えば、混合物のワックスにマイクロワックスとパ
ラフィンワックスの2種類を混合したものを使用し、混
合物の金属粉にチタン粉,アルミニウム粉末及び鉄粉の
3種類を混ぜ合わせたものを使用することによって、火
花が飛散する際の金属の光り具合や飛び具合や金属音等
を美しく優れたものにすることができ、より多彩な色彩
を出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る花火ローソクの一実施態様を示す
図である。
【図2】本発明に係る花火ローソクの芯に巻き付ける花
火シートの一例を示す図である。
【図3】図1におけるA−A断面図である。
【図4】本発明に係る花火ローソクの他の実施態様の場
合における図1のA−A断面図である。
【図5】従来の金属粉を用いた花火ローソクの一実施態
様を示す図である。
【図6】従来の金属粉を用いた花火ローソクの一実施態
様を示す図である。
【符号の説明】
10 花火ローソク 12 ローソク本体 14 芯 20 混合物 24 火花

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯を本体より外部に長く突出させ、芯と
    別体に形成したワックスと金属粉を混ぜ合わせた混合物
    を芯に巻き付けたことを特徴とする花火ローソク。
  2. 【請求項2】 前記混合物を板状としたことを特徴とす
    る請求項1記載の花火ローソク。
  3. 【請求項3】 前記混合物を構成するワックスをマイク
    ロワックスとパラフィンワックスとから構成することを
    特徴とする請求項1乃至2記載の花火ローソク。
  4. 【請求項4】 前記混合物を構成する金属粉をマグネシ
    ウム粉末、アルミニウム粉末、チタニウム粉末、鉄粉、
    チタン粉のうち少なくとも1以上を混合した粉末とする
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の花火ローソク。
  5. 【請求項5】 前記混合物のマイクロワックスとパラフ
    ィンワックスと金属粉の混合比を4:1:1の重量比と
    することを特徴とする請求項4記載の花火ローソク。
JP28865296A 1996-10-30 1996-10-30 花火ローソク Pending JPH10130689A (ja)

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JP28865296A JPH10130689A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 花火ローソク

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JP (1) JPH10130689A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154130A (ja) * 1998-09-17 2000-06-06 Takeshi Namiki 香及び香様燃焼体
WO2022229478A1 (es) * 2021-04-30 2022-11-03 Comercial De Festes I Revetlles, S.L. Artículo de fuegos artificiales.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154130A (ja) * 1998-09-17 2000-06-06 Takeshi Namiki 香及び香様燃焼体
WO2022229478A1 (es) * 2021-04-30 2022-11-03 Comercial De Festes I Revetlles, S.L. Artículo de fuegos artificiales.

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