JPH0614796U - 蝋燭点火時演出用花火 - Google Patents

蝋燭点火時演出用花火

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JPH0614796U
JPH0614796U JP7494292U JP7494292U JPH0614796U JP H0614796 U JPH0614796 U JP H0614796U JP 7494292 U JP7494292 U JP 7494292U JP 7494292 U JP7494292 U JP 7494292U JP H0614796 U JPH0614796 U JP H0614796U
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JP7494292U
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健 並木
千治 高橋
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健 並木
千治 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、結婚式などのイベントにおけるキ
ャンドルサービスなどに使用する蝋燭にはめ込んで蝋燭
の点火時に燃焼して美麗な炎と火花を出す演出用花火と
して用いる。 【構成】 過塩素酸アンモニウムを酸化剤、ポリ酢酸ビ
ニールを燃焼剤、アルミニウム粉末を火花発生剤、塩化
ストロンチウム、金粉を炎色剤として構成した固形花火
材料を蝋燭の芯を通す為の穴をあけたリング状に構成し
た花火、あるいは蝋燭に穴をあけ、そこに差し込んで固
定する棒状の花火。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
結婚式、ホームパーティなどのイベントにおいてキャンドルサービスやケーキ の蝋燭に点火する場合に蝋燭に点火しやすくするとともに火花と色火炎とによっ てイベントの雰囲気を盛り上げる為の演出用花火として用いる。
【0002】
【従来の技術】
従来蝋燭に火薬を付けて点火時に花火としての効果を出すものはあったが花火 の効果が単調で面白みに欠けるものであった。
【0003】 また、その発する光は単色であったし火花を出してもわずかである為華々しさ は無かった。
【0004】 また、使う上で次の様な欠点が有る。すなわち蝋燭の芯に鉛筆のキャップ状の 花火をかぶせて使うので蝋燭の芯が長い時は花火が蝋燭の上端から浮いて花火の 重みで芯が曲がってしまい、時には逆さまに蝋燭から落ちてしまうことになるし 落ちないまでも花火が曲がって付いて見苦しいことになる。従って芯の長さを適 当な長さにしておかなければならなかった。
【0005】 また、芯に被せる時も芯が硬くまっすぐでないと被せにくかった。
【0006】 また、燃焼の際の火炎の噴出方向は上方向のみである。横方向に噴出するもの は無かった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
単価の安い製造の容易な、かつ演出効果の高い花火で、蝋燭の芯にセットしや すく、安全に屋内などで蝋燭の点火に用いる事のできるものを得る事。また燃焼 した時に屋内の料理などが並べられている所で使われるので燃焼した火薬の灰な どが周囲に落ちることのないようにしなければならない。また火花、火炎の噴出 方向は上でも横でも出来るようにする。さらにテーブルが振動しても蝋燭から落 下しないようにする必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
花火の火薬材料を、蝋燭の芯を通す穴をあけてある板状、粒状、筒状あるいは ドーナツ状などの形状に成型する。あるいは細い棒状にしてこれを蝋燭にあけた 穴に差し込んで固定する。ここで用いる火薬は、ポリ酢酸ビニールなどの樹脂溶 液に酸化剤及び可燃性金属粉末及び色火剤を混和して作製した花火の粘体状物を 型に入れ乾燥し固化せしめて製する。あるいは板状に押しのばした火薬を裁断す るか、あるいは細紐状に成型した火薬を25ミリ程度に切りそのまま固化せしめ て用いるか、あるいはその一端をループ状に曲げて製する。また花火の成分を燃 焼の際に全て煙りまたはガスとなってしまうように調製する。また灰がほとんど 落ちない程度の少量の色火剤と可燃性金属粉末を入れて華麗さを出す。
【0009】
【実施例】
実験的に製造する場合の例 ポリ酢酸ビニールの50%酢酸エチル溶液 10ないし13グラム 過塩素酸アンモニウム粉末 10グラム アルミニウム粉末 0.2ないし2グラム 鉄粉 0.2グラム以下 チタニウム粉末 0.15グラム以下 塩化ストロンチウム 0.2ないし0.8グラム 金粉(赤口) 0.02ないし0.3グラム 上記の内、アルミニウム粉末、塩化ストロンチウム、金粉を乳鉢で良く混和粉 砕し、これに残りの材料を合わせて混和する、この際硬くて混和が困難な時はア セトンを少量加えて混和する。十分混和したら板状に成型し80度に加熱した熱 板上で溶剤を蒸発させ固化せしめる。これをナイフまたははさみで7ないし8ミ リ角に切り分け、ドリルなどで蝋燭の芯の通る3.5ミリないし4ミリの穴をあ ける。これを蝋燭に取り付け点火すれば横方向の火花が出て燃え最後に蝋燭の芯 に火がつく。また火花を上に出したい時は細長い三角形に切り取り幅の広い側に 蝋燭の芯が通り抜ける穴をあけ穴の近くで角度100度くらいに折曲げたものを 蝋燭に取り付け点火すれば良い。なお柔軟性を持たせたい時は0.5グラムない し2グラムの低融点の蝋、たとえばワセリンなどを加えれば蝋の混和量に応じた 柔軟性が得られる。ただしあまり蝋の量を増やすと花火を点火した後の燃焼の持 続性が悪くなる。このように柔軟性のある火薬で紐状の花火を作りこれを細い棒 に巻いて螺旋状にすれば図3のものとなる。これは上部の先端に点火すると火花 の噴出方向がくるくる廻って変化するので見た目が面白い。
【0010】 また柔軟性を持たせずに薄いシート状に成型したものを90度程度に熱すると 軟らかくなるので、これをはさみで1ないし2ミリの幅、25ミリの長さで切り 取り、一端を楊枝などに巻き付けて図4の様に成型し冷やすと固まる。この形状 のものは極めて作り易く、かつ火薬の量も一個あたり0.2グラム以下と少なく てすむので経済的である。またこのタイプのものの上部を、細く引き伸ばした螺 旋状などにして蝋燭の芯が巻き付くあるいは通る様にしておけば倒れにくくなる 利点が有る。また色火剤や金属粉の組成の異なるものを図14の様に組み合わせ たものをカットして図15のようにしてやれば燃焼時に色や火花の状態が次々変 化して楽しいものとなる。
【0011】 出来た花火を容器に入れ金粉少量を入れて、容器ごと振る事により金粉を花火 の表面に付着せしめる。
【0012】 また花火を板状に成型する際にろ紙上に成型してからろ紙に付いたまま共に切 り分け穴を空けて成型すれば花火が燃焼する際に燃焼している花火の一部が蝋燭 からこぼれ落ちるのを防止できる。なおこの場合は柔軟性のある火薬の方が加工 の際扱い易い。
【0013】 また花火の板状に成型したものの片面に常温にて柔らかく粘性のある蝋を塗り 付け、これを切り分けて穴を空けたものは蝋燭に押し付ければ密着するので上記 同様花火のこぼれ落ちるのを防止できる。また粘着剤でも同様にできる。
【0014】 また花火を板状に成型したものを図11の様に三角形に切り取りこれの片面に アクリルエマルジョンの粘着剤を塗り付けたものを蝋燭の芯に押し付ければ芯に 花火が粘着し図の様に取り付ければ逆三角形なので点火しやすい。このタイプの もう一つの例は図12のものであり上部が細いので燃焼状態が最初小さく次第に 大きくなっていくというように形状でも変化を付ける事ができる。
【0015】 実施例2(実際に製造する場合の例) 成分表 過塩素酸アンモニウム(100メッシュ) 110g ポリ酢酸ビニル50%酢酸エチル溶液 65g アルミニウム粉末(200メッシュ) 1g チタニウムスポンジ細粒 0.5g 電解鉄粉 20g 銅粉 0.5g 流動パラフィン 10ml 塩化ストロンチウム 5g 水素化ジルコニウム 0.5g 以上の材料をアセトン50mlを加えてからよく混和し硬質ポリエチレンシート 上に押しのばして溶剤をとばすため常温あるいは50度以下での加温下で乾燥す る。これにより軟らかくて形状加工のしやすいシート状の火薬ができる。これを さらにローラーで厚さ2mmにうすくのばし裁断器によって幅2mm長さ30mmにカ ットし100ないし120度の熱板上で3分間加温する。これを冷風で常温まで 冷却すると硬化し変形しない棒状の請求項12に相当する花火が出来る。
【0016】
【考案の効果】
この花火を蝋燭の芯に蝋に接する所まではめ込み着火すると花火に近い部分は 白色に、遠い部分は青色(銅のみによる炎色反応)に、中間はピンク(銅および ストロンチウムによる炎色反応)に着色した火炎が噴出し、さらに金色の火花( 鉄)および銀色の火花(チタン、アルミニウム)が火炎より遠くまで跳んで見え るため極めて美麗である。燃焼時間は2ないし10秒ほどであり、充分花火の美 しさを認識出来る。また蝋燭の芯に着火せしむるより花火に着火せしめる方が着 火させやすく、花火に着火すればその火炎により蝋燭の芯にも着火するので着火 が容易になる利点がある。また請求項3の配合の様にすれば(例:実施例)すす や溶融物などの落下物がほとんど全く出ないで、ほぼ全部煙りになってしまうた め、蝋燭の周囲が汚れない。また花火自体が極めて小さいので燃焼して出来た煙 りの量も少なく、刺激性毒性の強い気体などの発生が少ないので人体などに対し ても安全である。また金粉等を塗ってあれば外観が美麗である。また下にろ紙や コルクなどを貼ってあるものでは花火が例え一部でも蝋燭から落ちる事が無いた め極めて安全に使用できる。なおこの際ろ紙やコルクは蝋燭の炎の中で燃えつき てしまう。針金を火薬に付けて有るものでも花火は蝋燭から落ちることはないし 針金は重いので蝋燭の燃焼とともに下に落ちていき燃焼の邪魔になることはない 。また請求項1の例では穴を蝋燭の芯が通り抜ける様にできているため従来の物 より花火を蝋燭にセットしやすい上、請求項7と9の例では芯に通す手間がはぶ け容易に花火を蝋燭にセット出来る利点が有る。また図1の例では火花の噴出方 向は横になる。請求項10の火薬のりを蝋燭の芯に塗り付ければ花火付き蝋燭が 簡単に作成出来、その他にも色々な応用が可能である。請求項12の場合には請 求項11の器具で穴をあけたばかりの所に花火を差し込めばまだ蝋が溶けている 所に差し込むので花火を差し込んだ後、蝋が固まれば完全に花火はしっかりと蝋 燭に固着して落ちたり動いたりしなくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の花火を蝋燭にセットした状態の立
体図である。
【図2】 請求項1の花火の一例の立体図である。
【図3】 請求項1の花火の一例の立体図である。
【図4】 請求項1の花火の一例の立体図である。
【図5】 請求項1の花火の一例の立体図である。
【図6】 図4の花火を蝋燭にセットした状態の立体図
である。
【図7】 請求項1の花火の一例の断面図である。
【図8】 請求項2の花火の一例の立体図である。
【図9】 請求項6の花火の一例の立体図である。
【図10】 請求項7の花火の一例の立体図である。
【図11】 請求項9の花火を蝋燭にセットした状態の
立体図である。
【図12】 請求項9の花火の一例の立体図である。
【図13】 請求項5の花火の一例の断面図である。
【図14】 図4の花火を効果の異なる火薬で構成する
場合の製法の説明図。
【図15】 図4、図14の花火の断面図
【図16】 請求項12の花火を蝋燭に付けた説明図。
【図17】 請求項12の花火の立体図
【図18】 請求項11の蝋燭の穴あけ器具の立体図。
【図19】 請求項12の花火の使用状態を示す図。
【符号の説明】
1 蝋燭本体 2 蝋燭の芯 3 花火の穴 4 花火の隙間 5 花火本体 6 花火付きの蝋燭の芯 7 火薬 8 可燃性粘着剤を塗布した紙 9 可燃性粘着剤を塗布していない側 10 板状の花火 11 可燃性粘着剤を塗布した部分 12 点火部 13 金属製のリング 14 蝋燭の芯の通る穴 15 火薬1 16 火薬2 17 粘着剤 18 切断部分 19 火薬3 20 蝋燭の芯の結び目 21 花火 22 蝋燭にあけた穴の位置 23 蝋燭の穴あけ器具 24 棒状ヒータ 25 電源スイッチ 26 蝋燭に埋め込まれる部分

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝋燭(1)の芯(2)を通す穴(3)も
    しくは隙間(4)の、空いている花火(5)
  2. 【請求項2】 請求項3または請求項8よりなる請求項
    1または請求項9の花火を蝋燭(1)の芯(2)に固着
    せずに取り付けた花火付き蝋燭
  3. 【請求項3】 銅または銅合金の粉末を2重量パーセン
    ト以下とハロゲン化アルカリ土類化合物またはハロゲン
    化アルカリ金属化合物20重量パーセント以下と過塩素
    酸アンモニウム、および可燃性金属粉末15重量パーセ
    ント以下を可燃性プラスチックを結着剤としたうえで均
    一に混合含有せる火薬(7)
  4. 【請求項4】 請求項3または請求項8よりなる請求項
    1または請求項2または請求項6または請求項9または
    請求項12の花火の表面を金粉あるいは銀粉あるいは顔
    料等にて被覆した花火
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項6の花火の下部な
    どに可燃性粘着剤(17)を塗布した花火
  6. 【請求項6】 金属、コルク、プラスチックや紙など
    の、形成物、シートあるいは線材、リング(13)など
    を請求項1の花火の下部に接着した花火
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項8の火薬(7)を
    可燃性粘着剤を塗布した紙(8)の粘着剤を塗布してい
    ない側(9)に接着し、これを二つ折りにして蝋燭
    (1)の芯(2)をはさむ様に構成した花火
  8. 【請求項8】 請求項3の火薬に低融点の油脂などを混
    和して常温にて柔軟な性質をもたせた火薬
  9. 【請求項9】 請求項3または請求項8の火薬を板状に
    成型したもの(10)を蝋燭(1)の芯(2)に粘着剤
    (11)を用いて接着して用いる花火
  10. 【請求項10】 請求項3または請求項8の火薬にアセ
    トンなどの有機溶剤を加えてのり状とした火薬のり
  11. 【請求項11】 蝋燭(1)に請求項12の花火を取り
    付ける為の穴あけ器具(23)
  12. 【請求項12】 蝋燭(1)にあけた穴(22)に差し
    込んで固定する花火(21)
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JP4-40140 1992-05-19
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