JP4099014B2 - 着色光を発する棒状燃焼体、その燃焼方法及び燃焼制御リング - Google Patents

着色光を発する棒状燃焼体、その燃焼方法及び燃焼制御リング Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、銅などの炎色反応を呈する金属ないし金属化合物を含む棒状の燃焼体、その燃焼方法及び燃焼制御リングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に用いられているろうそくは、黄色い光を放って燃えるが、リチウムや銅の化合物が混入していると、それらの金属の炎色反応によって、炎が赤みや青みをおびる。これを利用して、パーティーなどのテーブルに立てて燃焼することにより、着色光を発光させる燃焼体が提供されている。これらの燃焼体の構造としては、通常のろうそくの芯に炎色反応を呈する金属化合物を含浸させた構造、ろうに炎色反応を呈する金属化合物粉末を混合してろうそくとした構造及び炎色反応を呈する金属の可燃性の化合物に適宜結合材を加えて成形した構造などが知られている。
【0003】
芯を有するろうそくは、燃焼熱により溶融したろうが芯に浸透して気化して炎となって燃えるので、炎色反応を呈する物質は、芯の部分に含浸させておくのが好ましい。しかし、この構造は、燃焼主体があくまでもろうであるため、炎色反応による色があまり明確には現れない。一方、金属化合物を成形してなる芯を有しない燃焼体は、より鮮やかな着色光が得られるという特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのような芯を有しない成形した燃焼体は、点火したとき、炎が燃焼体の表面に広がって表面全体が燃焼する状態となる。そこで燃焼体を表面積の小さな塊状のものとしているが、燃焼時間を長くできず、数分で燃えつきてしまう。即ち従来のこの種の燃焼体は、表面積の小さいものしか実用には適さず、従って燃焼時間も1、2分程度の極めて短いものしか提供することができなかった。
【0005】
この発明は、炎色反応を呈する金属ないし金属化合物を含む芯を有しない棒状の燃焼体をその上端から順次下方へとゆっくりと燃焼させる技術手段を提供することにより、10ないし数十分に亘って着色炎の発光を楽しむことができるようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、炎色反応を呈する金属ないし金属化合物を含む可燃性物質を棒状に成形し、得られた棒状燃焼体1の上端に内側に延びる係止爪4を備えた不燃性の燃焼制御リング3を嵌着して立設し、前記リングの上端開口に臨む棒状燃焼体1の先端に点火することを特徴とする、着色光をを発する棒状燃焼体の燃焼方法を提供することにより、上記課題を解決したものである。
【0007】
請求項2の発明は、上記方法を実施するのに用いる燃焼制御リングであり、空気中で不燃性の金属板材ないし金属線材を屈曲して所定幅の筒体に形成した主体5と、この主体の上部から内側に延びる係止爪4とを一体に備えた、着色光を発する棒状燃焼体のための燃焼制御リングである。
【0008】
上記方法により、芯を有しない棒状燃焼体を提供でき、先端に点火した炎をその側面に燃え広がせることなく、先端から順次下方へと適当な炎の大きさを保持しつつ燃焼させることができ、従って燃焼時間を長くすることができる。即ち、細長い棒状に成形した燃焼体の先端に点火して燃焼させる際に、この棒状燃焼体1の先端に嵌着された燃焼制御リング3の所定幅の主部5が炎6が棒状燃焼体1の側面に燃え広がるのを防止し、かつ棒状燃焼体1の上端が燃焼するに従って係止爪4で棒状燃焼体1の先端に係止されている燃焼制御リング3が徐々に下降して、炎が常に燃焼制御リング3の上端開口部に規制された状態で、上端から順次下端へと燃焼し続ける。
【0009】
請求項3の着色光を発する棒状燃焼体は、炎色反応を呈する金属ないし金属化合物を含む可燃性物質を棒状に成形してなる燃焼体1の上端に請求項2記載の燃焼制御リング3が当該燃焼リングの弾性復元力によって嵌着されているというものである。
【0010】
このように燃焼制御リング3を嵌着した状態で棒状燃焼体1を供給すれば、燃焼制御リング3を取付けないで棒状燃焼体1に点火するという誤った扱いを防止できる。嵌着された燃焼制御リング3は、炎の熱によって広がって、燃焼するに従って下降できるようになる。燃焼制御リングの本体3を僅かに円錐状にして上端部分のみが嵌着する構造にすることもでき、この場合には上端の燃焼に伴って燃焼制御リング3も順次下降して行く。要は燃焼制御リング3を取付けないで点火することがないよう、棒状燃焼体1の先端に燃焼制御リング3が脱落しないように取付けられていればよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の棒状燃焼体1の燃焼方法の一実施形態を示す図である。棒状燃焼体1は、炎色反応を呈する金属化合物、例えば炎を緑色にする硫酸銅、紫色にするヨウ素酸カリウム、赤色にする硝酸リチウムなどの粉末を必要に応じて適宜結合材や助燃剤を加え、プレスにより細長いろうそく状の棒状体に成形したものである。この燃焼体には、燃焼時に火花を発するチタンや炭素粉等を加えることもできる。
【0012】
この棒状燃焼体の下面中央には、ろうそく立て2のピンを挿し込むための孔(図示されていない)が設けられている。このピンは、途中に段差を設けるなどして、棒状燃焼体1の下端がろうそく立て2から燃焼制御リングの本体の幅B程度浮き上がった状態で立設されるようにするのがよい。それにより、棒状燃焼体1の下端までの燃焼を保証できる。この細長い棒状燃焼体は、熱収縮性のポリプロピレンチューブなどで被覆して、折損に対する強度を付与することもできる。棒状燃焼体1は、芯を有しておらず、その頂部には、燃焼制御リング3が嵌着されている。
【0013】
燃焼制御リング3は、ある程度の幅Bを有する筒体で、そのいくつかの例が図2ないし図4に示されている。各図の(a)は斜視図、(b)は上面図である。図2のものは、ばね鋼板を屈曲して形成したもので、上端に3本の突片状の係止爪4が内側に折り曲げた状態で設けられている。この係止爪を長くして深く折り曲げると、燃焼速度が遅くなり、短くしたときや折曲げ角度を浅くしたときは、燃焼速度が速くなる。
【0014】
燃焼制御リング3の筒状の本体5の内径は、棒状燃焼体1の外径より若干小さくして、ばね鋼板の弾性によって棒状の燃焼体1の先端に嵌着されるようにしてある。棒状燃焼体1の頂部に点火すると、その炎の熱で燃焼制御リング3が熱膨張して嵌着力が弱められ、頂部の燃焼に伴って燃焼制御リング3も重力に従って降下して行く。
【0015】
図3及び図4のものは、線材を密着巻して燃焼制御リングの本体3としたもので、その上端を図3のものでは螺旋状に小径にすることにより、また図4のものでは、上方にへの字状に屈曲した状態で直径方向に折り曲げることにより、係止爪4を形成している。これらの燃焼制御リングの本体3の幅Bは、棒状燃焼体1の上端に点火したとき、その炎6が燃焼制御リング3の下に燃え広がらないだけの寸法を備えたものとする。
【0016】
なお、図3、4に示す線材で形成したものでは、上端の数巻きを下方部分の巻径より若干小径に巻いて、当該小径の巻き部分で棒状燃焼体1の上端に嵌着されるようにすることもできる。この場合には、燃焼によって棒状燃焼体1の上端が細くなるのに従って燃焼制御リング3が降下して行くこととなる。同様の機能は、図2のものにおいて、本体5の上端を若干小径にした円錐状とすることによっても達成することができる。
【0017】
なお、図に示したろうそく立て2は、両端を下方に折り曲げた2本の帯板7、8をその中央の垂直方向のピン回りに回動して開閉できるようにしたもので、帯板7、8を2枚重ねにした状態にすれば、コンパクトになって棒状燃焼体1と共に包装した時の包装体をコンパクトにできる。
【0018】
この発明の棒状燃焼体1は、図1に示すように、ろうそく立て2に立て、燃焼制御リング3の上部開口に臨出している頂部に点火することによって、着色炎6を出して燃焼する。そして、この炎6の色が棒状燃焼体1に含まれる金属によってそれ特有の炎色を呈し、赤や紫や緑の炎を出しながら燃焼して徐々に短くなってゆき、最終的に根元まで燃焼する。そして、一般的に用いられるろうそく程度の長さにすることで、20〜40分間の燃焼時間とすることができ、従ってパーティーなどのテーブルに立てて光源としたとき、種々の色の炎で相当の時間に亘ってテーブルを装飾することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明により鮮やかな着色炎を出して発光する棒状の燃焼体を成形して、燃焼制御リングを装着して燃焼させることにより、炎色反応による鮮やかな各種の色彩の炎を保って、相当時間発光し続ける燃焼体を提供することができ、パーティーなどにおいての装飾的な光源として利用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の棒状燃焼体とその燃焼方法を示す斜視図
【図2】燃焼制御リングの第1例を示す図
【図3】燃焼制御リングの第2例を示す図
【図4】燃焼制御リングの第3例を示す図
【符号の説明】
1 棒状燃焼体
3 燃焼制御リング
4 係止爪
5 主体

Claims (3)

  1. 炎色反応を呈する金属ないし金属化合物を含む可燃性物質を棒状に成形し、得られた棒状燃焼体(1)の上端に内側に延びる係止爪(4)を備えた不燃性の燃焼制御リング(3)を嵌着して立設し、前記リングの上端開口に臨む棒状燃焼体(1)の先端に点火することを特徴とする、着色光をを発する棒状燃焼体の燃焼方法。
  2. 空気中で不燃性の金属板材ないし金属線材を屈曲して所定幅の筒体に形成した主体(5)と、この主体の上部から内側に延びる係止爪(4)とを一体に備えた、着色光を発する棒状燃焼体のための燃焼制御リング。
  3. 炎色反応を呈する金属ないし金属化合物を含む可燃性物質を棒状に成形してなる燃焼体(1)の上端に請求項2記載の燃焼制御リング(3)が当該燃焼リングの弾性復元力によって嵌着されている、着色光を発する棒状燃焼体。
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