JPH10130480A - ポリエステル樹脂組成物及び減圧採血管 - Google Patents
ポリエステル樹脂組成物及び減圧採血管Info
- Publication number
- JPH10130480A JPH10130480A JP8301185A JP30118596A JPH10130480A JP H10130480 A JPH10130480 A JP H10130480A JP 8301185 A JP8301185 A JP 8301185A JP 30118596 A JP30118596 A JP 30118596A JP H10130480 A JPH10130480 A JP H10130480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- acid
- mol
- polyester resin
- polyethylene terephthalate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
たポリエステル樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 エチレンテレフタレート単位が100〜
75モル%であるポリエチレンテレフタレート系重合体
(A)10〜90重量部と、エチレンイソフタレート単
位が50〜92モル%、エチレンテレフタレート単位が
5〜47モル%及びエチレンー2,6−ナフタレート単
位が3〜45モル%であり、酸素透過係数が3.0cc
・mm/m2・day・atm以下である共重合ポリエ
ステル(B)90〜10重量部とを含有することを特徴
とする。
Description
性、紫外線遮断性等に優れたポリエステル樹脂組成物及
びポリエステル樹脂組成物を用いて成形された有底管体
からなる減圧採血管に関する。
を主構成単位とするポリエチレンテレフタレート系重合
体(以下PETと記す)は、機械的強度、透明性、ガス
バリヤ性、衛生性等に優れた特性を有することから、包
材、容器等の成形品等として広く使用されている。
酸素等に対するガスバリヤ性が必ずしも十分ではなく、
保存が長期に及んだり、容器が小さい場合、さらに高ガ
スバリヤ性が要求される場合等には、内容物が変質する
等満足出来るものではなかった。また、内容物が観察出
来るためには包材、容器が透明であることが必須であ
り、このような場合には紫外線による内容物の劣化、変
色等の防止も要求されている。
する方法としては、PETよりガスバリヤ性に優れたエ
チレン・ビニルアルコール共重合体、ポリアミド樹脂等
を積層する方法が考えられているが、これらの樹脂はP
ETとの接着性が悪いのでPETとの多層構造体を延伸
した場合、層間剥離が起こりガスバリヤ性が低下する可
能性がある。また、PETとこれらの樹脂は相溶性が悪
く、成形不良の多層成形品をバージン原料に混合して透
明な成形体を得るために再使用することが出来ない。
ト又はその共重合体等を混合使用する方法(特開昭59
一64624号公報、特開昭59−64658号公報、
特開平1−315457号公報等)が提案されている。
しかし、これらの混合ポリエステルではガスバリヤ性が
十分ではなく、また耐熱性も不十分である。
管としては減圧度を長期間にわたって維持出来るので、
ガラス製のものが使用されていたが、破損しやすいこ
と、重量が重いので取り扱いにくいこと等の理由より、
最近ではプラスチック製に切り替わりつつある。減圧採
血管の有底管体を構成するプラスチックとしては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等が挙げられる。ポリエチレンは透明性、ガスバリヤ
性が悪く特に減圧採血管の有底管体を構成するプラスチ
ックとしては満足のいくものではない。ポリプロピレン
は透明性が良いが、ポリエチレンと同様にガスバリヤ性
が悪くやはり減圧採血管の有底管体を構成するプラスチ
ックとしては満足の行くものではない。ポリエチレンテ
レフタレートは成形性、透明性に優れるが、ガスバリヤ
性が十分でなく、このため種々の改良がなされている。
レンテレフタレートとポリエチレンイソフタレート共重
合体との重合体組成物からの減圧採血管が提案されてい
る。しかし、この共重合体のモノマー成分の1つである
1、3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンは高
価なため得られた共重合体も高くつくこと、また、この
共重合体は耐衝撃特性が悪いため、ポリエチレンテレフ
タレートとの重合体組成物からの有底管体の耐衝撃強度
や落下強度が悪くなり発明としては不完全である。ま
た、特開平3−22294号公報にはポリエチレンテレ
フタレートとイソフタル酸、テレフタル酸、1,3−ビ
ス(2一ヒドロキシエトキシ)ベンゼン及びエチレング
リコールからのポリエステルとの重合体組成物からの真
空採血管が提案されているが、上記の特許と同様に得ら
れた有底管体の耐衝撃性等が悪く満足できるものではな
い。
採血管はガラス製の減圧採血管に比べてガスバリヤ性が
不十分なため採血管内部の減圧度が経時とともに低下
し、採血量が少なくなるという問題点を有している。こ
のため減圧採血管をガスバリヤ性が優れた包装材料によ
り真空包装して長期間保管しておく方法が採られる場合
があるが、新たな工程が必要になり、好ましくない。
問題点を解決し、ガスバリヤ性、機械的強度、透明性に
優れたポリエステル樹脂組成物を提供し、また製造して
からの経時的な採血量の変化が少なく、ガスバリヤ性と
優れた透明性を有する減圧採血管を提供することを目的
とする。
本発明のポリエステル樹脂組成物は、エチレンテレフタ
レート単位が100〜75モル%であるポリエチレンテ
レフタレート系重合体(A)10〜90重量部と、エチ
レンイソフタレート単位が50〜92モル%、エチレン
テレフタレート単位が5〜47モル%及びエチレンー
2,6−ナフタレート単位が3〜45モル%であり、酸
素透過係数が3.0cc・mm/m2・day・atm
以下である共重合ポリエステル(B)90〜10重量部
とを含有することを特徴とする。
物は、ガスバリヤ性、機械的強度、透明性の優れたポリ
エステル樹脂組成物である。
開口部に有する有底管体からなる減圧採血管において、
有底管体が前記のポリエステル樹脂組成物からなること
を特徴とする。
な採血量の変化が少ないガスバリヤ性と優れた透明性を
有する減圧採血管である。
組成物及び減圧採血管の実施の形態を説明する。
単位が100〜75モル%であるポリエチレンテレフタ
レート系重合体(A)は、エチレンテレフタレート単位
を100〜75モル%含む熱可塑性ポリエステル樹脂で
あって、好ましくは、エチレンテレフタレート単位を1
00〜80モル%、更に好ましくはエチレンテレフタレ
ート単位を100〜85モル%含むポリエステルがよ
い。
(A)中のエチレンテレフタレート単位以外の単位を含
む場合に、形成する共重合成分としてのジカルボン酸成
分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6ーナ
フタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、4,4’−ビフ
ェニルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸又はこれら
のエステル形成性誘導体、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、アゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸又はこれ
らのエステル形成性誘導体、シクロヘキサンジカルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸等の脂環族ジカルボン酸又はこれらのエステル形成
性誘導体、p−オキシ安息香酸、オキシカプロン酸等の
オキシ酸叉はこれらのエステル形成性誘導体が例示で
き、好ましいジカルボン酸としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、又はヘキサヒドロテレフタル酸等を挙げる
ことができる。
重合体(A)中のエチレンテレフタレート単位以外の単
位を含む場合に、形成する共重合成分としてのグリコー
ル成分としては、プロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレ
ングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ジエチレングリコール等の脂肪族グリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族
グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールAのア
ルキレンオキサイド付加物等の芳香族グリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコール等のポリグリコール等が例示
でき、好ましいグリコールとしては、1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、1,3−プロピレングリコールま
たはテトラメチレングリコールを挙げることができる。
系重合体(A)中のエチレンテレフタレート単位以外の
単位を含む場合に、形成する共重合成分としての多官能
化合物成分としては、酸成分としてトリメリット酸、ピ
ロメリット酸等を挙げることができ、グリコール成分と
してグリセリン、ペンタエリスリトール等を挙げること
ができる。以上の共重合成分を用いる場合の使用量は、
ポリエチレンテレフタレート系重合体(A)が実質的に
線状を維持する程度であればよい。
(A)は、従来公知の製造方法によって製造することが
できる。即ち、テレフタール酸とエチレングリコール及
び/又は他の共重合成分を直接反応させて水を留去しエ
ステル化した後、減圧下に重縮合を行う直接エステル化
法又はテレフタル酸ジメチルとエチレングリコール及び
/又は他の共重合成分を反応させてメチルアルコールを
留去しエステル交換させた後、減圧下に重縮合を行うエ
ステル交換法により製造される。更に極限粘度を増大さ
せ、アセトアルデヒド(AA)含量を低下させるため固
相重合を行ってもよい。
(A)の極限粘度(IV)は通常0.4〜1.2デシリ
ットル/g、好ましくは0.50〜1.0デシリットル
/g、より好ましくは0.52〜0.90デシリットル
/gの範囲である。
応及び重縮合反応時には、触媒および安定剤を使用する
ことが好ましい。
Mn化合物、Ca化合物、Zn化合物等が使用され、例
えばこれらの酢酸塩、モノカルボン酸塩、アルコラー
ト、酸化物等が挙げられる。また、エステル化反応は触
媒を添加せずに、テレフタール酸、エチレングリコール
及び/又は他の共重合成分のみで実施することが可能で
あるが、後述の重縮合触媒の存在下に実施することも出
来る。
合物、Sb化合物等が使用可能であり、例えば、二酸化
ゲルマニウム、水酸化ゲルマニウム、ゲルマニウムアル
コラート、チタンテトラブトキサイド、チタンテトライ
ソプロポキサイド、蓚酸チタン等が挙げられる。また、
安定剤としては、リン化合物を用いることが好ましい。
好ましいリン化合物としては、リン酸およびそのエステ
ル、亜燐酸およびそのエステル、次亜燐酸およびそのエ
ステル等が挙げられる。また、エステル化反応時には、
ジエチレングリコールの副生を抑制する為にトリエチル
アミン等の第3級アミン、水酸化テトラエチルアンモニ
ウム等の水酸化第4級アンモニウム、炭酸ナトリウム等
の塩基性化合物を添加することも出来る。
重合体(A)には熱安定剤、熱酸化安定剤、帯電防止
剤、耐候性安定剤、滑剤、染料、顔料、分散剤等を本発
明の目的を損なわない範囲で添加することができる。
単位が50〜92モル%、エチレンテレフタレート単位
が5〜47モル%及びエチレンー2,6−ナフタレート
単位が3〜45モル%であり、酸素透過係数が3.0c
c・mm/m2・day・atm以下である共重合ポリ
エステル(B)は、エチレンイソフタレート単位が50
〜92モル%、好ましくは70〜90モル%、さらに好
ましくは72〜90モル%、エチレンテレフタレート単
位が5〜47モル%、好ましくは5〜30モル%、さら
に好ましくは5〜20モル%、エチレン−2,6−ナフ
タレート単位が3〜45モル%、好ましくは3〜30モ
ル%、さらに好ましくは3〜14モル%を共重合したポ
リエステル樹脂であって、シート状に成形して測定した
酸素透過係数が3.0cc・mm/m2・day・at
m以下である。エチレンイソフタレート単位が50モル
%より少ない場合はガスバリヤの効果が得られず、本発
明のガスバリヤ性の優れたポリエステル樹脂組成物が得
られない。また、エチレンテレフタレート単位が5モル
%より少ない場合は、前記ポリエチレンテレフタレート
系重合体(A)と押し出し機で溶融混合させる場合に、
前記ポリエチレンテレフタレート系重合体(A)との相
溶性が悪いため成形品が白濁し、透明性の優れた成形品
等が得られず、またエチレン−2,6−ナフタレート単
位が3モル%より少ない場合は、紫外線遮断性の効果が
得られない。
レンテレフタレート単位の合計が85〜97モル%で、
エチレン−2,6−ナフタレート単位が3〜14モル%
を共重合したポリエステル樹脂で、上記の特性を持つポ
リエステル樹脂が減圧採血管として最適である。
テル(B)は、該構成成分が前記の範囲を満たしている
限りにおいて、前記ポリエチレンテレフタレート系共重
合体(A)の共重合成分として例示した化合物を使用す
ることができ、特に酸成分の一部を少量のへキサヒドロ
テレフタル酸、へキサヒドロイソフタル酸、ヒドロキシ
安息香酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテ
ルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、フ
ェノキシエタンジカルボン酸、3,5−ジカルボキシベ
ンゼンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、
セバシン酸等及びそれらのエステル形成誘導体の一種又
は二種以上と置き換えることもできる。
エチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、プ
ロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、ペンタメチレングリコール、へキ
サメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリ
アルキレングリコール、例えぱポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等の一種又は二種以上と置き換えてもよい。さ
らに、多官能化合物からなるその他の共重合成分、例え
ば酸成分として、トリメリット酸、ピロメリット酸を挙
げることが出来る。以上の共重合成分の使用量は、共重
合ポリエステル樹脂(B)が実質的に線状を維持する程
度でなければならない。
ステル(B)は、例えばイソフタル酸もしくはそのエス
テル形成性誘導体、テレフタル酸もしくはそのエステル
形成性誘導体、2,6−ナフタレンジカルボン酸もしく
はそのエステル形成性誘導体及びエチレングリコールを
用いて触媒の存在下でエステル交換反応又はエステル化
反応を行なわせ、次いで減圧下において重縮合反応を行
なわせることにより製造することが出来る。
樹脂(B)の極限粘度(IV)は、溶融押し出しが可能
な範囲で、本発明において用いられる前記ポリエチレン
テレフタレート系重合体(A)との溶融混合性、得られ
る成形品の要求機械的特性等により適宜定めるが、通常
IV=0.4〜1.0デシリットル/g、好ましくは、
0.5〜0.85デシリットル/gの範囲である。
応及び重縮合反応時には、前記ポリエチレンテレフタレ
ート重合体(A)の製造に用いるために例示した触媒お
よび安定剤を使用することができる。
(B)は、高重合度化や低アセトアルデヒド化等の目的
のために、必要に応じて加熱処理を行なっても良い。ま
た、この処理はポリエチレンテレフタレート系重合体
(A)との組成物の状態で実施しても良い。
テル(B)には熱安定剤、熱酸化安定剤、帯電防止剤、
耐候性安定剤、滑剤、顔料、染料、あるいは顔料分散剤
等を本発明の目的を損なわない範囲で添加することがで
きる。
のポリエチレンテレフタレート系重合体(A)90〜l
0重量%と前記の共重合ポリエステル(B)10〜90
重量%、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート系重
合体(A)90〜40重量%と共重合ポリエステル
(B)10〜60重量%とから構成される。
%未満の楊合は、ガスバリヤ性が十分でなく、また、9
0重量%を越えると成形品の耐熱性、機械的強度等が低
下し間題となる。
めには、ポリエチレンテレフタレート系重合体(A)と
共重合ポリエステル(B)を均一に混合することが出来
る公知の種々の方法を用いることが出来るが、例えぱダ
ブルコーンブレンダー、リボンブレンダー等で混合する
方法、また、このような方法で混合した両樹脂を一軸押
出機、二軸押出機、ベント式押出機等により溶融混練し
造粒する方法を採用する事も可能である。
は、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂等の熱可塑性
樹脂、熱安定剤、熱酸化安定剤、帯電防止剤、耐候性安
定剤、滑剤、顔料、染料、コバルト等の遷移金属の塩、
あるいは顔料分散剤等を、前記組成物の構成成分のポリ
エチレンテレフタレート系重合体(A)、共重合ポリエ
ステル(B)に添加するのとは別に、本発明の目的を損
なわない範囲で添加することができる。
は未延伸フイルム、シート、トレイ、延伸中空容器、ダ
イレクトブロー容器、その他の包装材料、減圧採血管の
有底管体等に成形して使用することができる。
ガスバリヤ性を有するが、酸素透過係数が3.0cc・
mm/m2・day・atm以下であるのが好ましい。
底管体として成形して減圧採血管に使用するときに、そ
のガスバリヤ性、透明性の性質を生かせることができ、
有用である。減圧採血管は密封部材を開口部に有する有
底管体からなるが、さらに詳しくは、一端が開口し他端
が閉塞した有底管体と、該有底管体の開口部を密封する
とともに採血器具の穿刺針により刺通可能な密封部材と
からなり、管内部が減圧されている。この有底管体は、
例えば、管外直径が10〜20mmφ、管長が60〜1
70mm、肉厚が約1〜2mmのものである。
物を射出成形、押出成形、二軸延伸成形、真空成形、圧
縮成形、パイプ押出成形、共射出成形等を行って得るこ
とができる。
減圧採血管は生化学検査、血清学検査、血液学検査、血
糖測定等の臨床検査において有用に用いる事ができる。
また、有底管体の内面に、親水性物質をコーテイングす
る親水化処理、血液坑凝固剤や血液凝固促進剤を付着さ
せる処理等を行なっても良い。
法を説明する。
/2重量比)混合溶媒で温度30℃にて測定した。
社製)により、温度25℃、相対湿度50%にて測定し
た。
量10cc)を合成ゴム製の密封部材で密栓する。
ように設定した。この減圧採血管を室温に保管し所定期
間保管後の吸水量の変化を測定した。
に詳述するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
合体(A)及び共重合ポリエステル(B)は次の通りで
ある。
体(A) 日本ユニペット(株)製ポリエチレンテレフタレート樹
脂(RT543:IV=O.75)(a−1)
酸ジメチル、2,6一ナフタレンジカルボン酸ジメチル
及びエチレングリコールを触媒の存在下でエステル交換
反応を行うことにより初期縮合物を製造し、この初期縮
合物を重縮合触媒の存在下において重縮合せしめること
により得た。得られた共重合ポリエステル(b−1)、
(b−2)の組成を表1に示す。
(b−2)をSHINTO社製プレスシート成形機にて
成形し、厚さ0.1mmの未延伸シートを得た。これら
のシートの酸素透過係数の評価結果を表1に示す。
系重合体(a−1)60重量部と共重合ポリエステル
(b−1)40重量部とをドライブレンドし、SHIN
TO社製プレスシート成形機にて成形し、厚さ0.1m
mの未延伸シートを得た。該シートの酸素透過係数の評
価結果を表2に示す。
系重合体(a−1)80重量部と共重合ポリエステル
(b−1)20重量部とをドライブレンドし、SHIN
TO社製プレスシート成形機にて成形し、厚さ0.1m
mの未延伸シートを得た。該シートの酸素透過係数の評
価結果を表2に示す。
系重合体(a−1)70重量部と共重合ポリエステル
(b−2)30重量部をドライブレンドし、SHINT
O社製プレスシート成形機にて成形し、厚さ0.1mm
の未延伸シートを得た。該シートの酸素透過係数の評価
結果を表2に示す。
系重合体(a−1)80重量部と共重合ポリエステル
(b−3)20重量部をドライブレンドし、SHINT
O社製プレスシート成形機にて成形し、厚み0.1mm
の未延伸シートを得た。該シートの酸素透過係数の評価
結果を表2に示す。
系重合体(a−1)100重量部をSHINTO社製プ
レスシート成形機にて成形し、厚さ0.1mmの未延伸
シートを得た。該シートの酸素透過係数の評価結果を表
2に示す。
系重合体(a−1)60重量部と共重合ポリエステル
(b−1)40重量部をドライブレンドし、東芝機械
(株)製の射出成形機にて10ccの有底管体を成形し
た。得られた有底管体を用いた減圧採血管を用いて吸水
量の経時変化を測定した。表3に結果を示す。なお、初
期における吸水量は6ccである。
系重合体(a−1)80重量部と共重合ポリエステル
(b−1)20重量部をドライブレンドし、東芝機械
(株)製の射出成形機にて10ccの有底管体を成形し
た。得られた有底管体を用いた減圧採血管を用いて吸水
量の経時変化を測定した。表3に結果を示す。なお、初
期における吸水量は6ccである。
系重合体(a−1)100重量部を使用し、東芝機械
(株)製の射出成形機にて10ccの有底管体を成形し
た。得られた有底管体を用いた減圧採血管を用いて吸水
量の経時変化を測定した。表3に結果を示す。なお、初
期における吸水量は6ccである。
組成物は、透明性、ガスバリヤ性、紫外線遮断性に優れ
ている。
的な採血量の変化が少なくガスバリヤ性が優れ、かつ透
明性も優れている。
Claims (2)
- 【請求項1】 エチレンテレフタレート単位が100〜
75モル%であるポリエチレンテレフタレート系重合体
(A)10〜90重量部と、エチレンイソフタレート単
位が50〜92モル%、エチレンテレフタレート単位が
5〜47モル%及びエチレンー2,6−ナフタレート単
位が3〜45モル%であり、酸素透過係数が3.0cc
・mm/m2・day・atm以下である共重合ポリエ
ステル(B)90〜10重量部とを含有することを特徴
とするポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項2】 密封部材を開口部に有する有底管体から
なる減圧採血管において、有底管体が請求項1記載のポ
リエステル樹脂組成物からなることを特徴とする減圧採
血管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30118596A JP3769844B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | ポリエステル樹脂組成物及び減圧採血管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30118596A JP3769844B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | ポリエステル樹脂組成物及び減圧採血管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10130480A true JPH10130480A (ja) | 1998-05-19 |
JP3769844B2 JP3769844B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=17893802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30118596A Expired - Fee Related JP3769844B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | ポリエステル樹脂組成物及び減圧採血管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3769844B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6329031B1 (en) | 1999-03-02 | 2001-12-11 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Polyester resin composition and reduced pressure blood-collecting tube |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP30118596A patent/JP3769844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6329031B1 (en) | 1999-03-02 | 2001-12-11 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Polyester resin composition and reduced pressure blood-collecting tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3769844B2 (ja) | 2006-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0678554B1 (en) | Polyester composition containing a copolyester | |
EP1616908B1 (en) | Poly(glycolic acid)-based resin composition and formed article therefrom | |
JP2002518536A (ja) | ガスバリヤー性の改良されたポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)コポリエステルブレンド | |
EP0939094A2 (en) | Polyester and process for its preparation | |
US7064169B2 (en) | Polyester resin composition | |
JP2003292593A (ja) | ポリエステル樹脂 | |
US6329031B1 (en) | Polyester resin composition and reduced pressure blood-collecting tube | |
JP3769844B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物及び減圧採血管 | |
JPH0149384B2 (ja) | ||
JPH11310629A (ja) | 新規なポリエステルおよびポリエステルの製造方法 | |
JPH1176205A (ja) | ポリエステル樹脂製減圧採血管 | |
JP3775537B2 (ja) | 共重合ポリエステル樹脂、共重合ポリエステル樹脂組成物及び多層成形品 | |
JP3952144B2 (ja) | ポリエステル系中空成形体 | |
JPH0641329A (ja) | ポリエステル樹脂系シート成形品 | |
JP2674193B2 (ja) | ポリエステル組成物ならびにそれよりなるポリエステル延伸シートおよびポリエステル製中空容器 | |
JP2621363B2 (ja) | 共重合ポリエステル | |
JPH1158647A (ja) | ポリエステル樹脂多層成形体 | |
JPS60134840A (ja) | ポリエステル系容器 | |
JPH106456A (ja) | ポリエステル系多層シート | |
JP2652878B2 (ja) | ポリエステル中空成形体 | |
JPH0477523A (ja) | 中空成形容器 | |
JP2642186B2 (ja) | ガスバリヤー性に優れたポリエステルからなる容器 | |
JPH02263619A (ja) | ポリエステル中空容器 | |
JPS6114933A (ja) | 二軸配向成形品の製造法 | |
JPH10118050A (ja) | 減圧採血管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060130 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090217 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140217 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |