JPH10130204A - 4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフェノキシブタン酸エステル類の製造法 - Google Patents

4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフェノキシブタン酸エステル類の製造法

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JPH10130204A
JPH10130204A JP8283942A JP28394296A JPH10130204A JP H10130204 A JPH10130204 A JP H10130204A JP 8283942 A JP8283942 A JP 8283942A JP 28394296 A JP28394296 A JP 28394296A JP H10130204 A JPH10130204 A JP H10130204A
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JP
Japan
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halogeno
compound
solvent
formula
acid esters
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Application number
JP8283942A
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English (en)
Inventor
Yuji Akiyoshi
祐二 穐吉
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、アミド系除草剤等の合成中間体と
して重要な4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフェ
ノキシブタン酸エステル類の容易で効率的な工業的製造
法を提供することを課題とする。 【解決手段】 4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチル
フェノキシブタン酸エステル類は、2−ブロモブタン酸
エステル類と4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフ
ェノールとを、塩基の存在下、メチルイソブチルケトン
又はアセトニトリル中で反応させ、次いで、水を加える
ことによって容易で効率的に分離,取得することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、特開昭5
9−29465等に記載のアミド系除草剤の合成中間体
として重要な4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフ
ェノキシブタン酸エステル類の新規な製造法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】これまでに、4−ハロゲノ−3−トリフ
ルオロメチルフェノキシブタン酸エステル類の製造法と
しては、特開平1−268658号に記載されたような
溶媒としてアセトンを使用する方法が知られている。し
かし、アセトンを溶媒とした方法では、4−ハロゲノ−
3−トリフルオロメチルフェノキシブタン酸エステル類
を工業的に生産するには、次のような問題があった。 (1) 原料1モルに対して溶媒のアセトンを2Lと大量に
使用する必要があるので、その取り扱いが困難である。 (2) 目的化合物の取得量の減少を防ぐためには、非常に
操作が面倒になる。即ち、反応終了後、生成した無機塩
のロ過,洗浄を余儀なくされ、さらには、濃縮後、再び
トルエンに溶解して洗浄する必要がある。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の課題は、4−ハロゲ
ノ−3−トリフルオロフェノキシブタン酸エステル類の
容易で効率的な工業的製造法を提供するものである。
【0004】
【発明が解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために検討した結果、溶媒としてアセトニ
トリル又はメチルイソブチルケトンを用いることによっ
て、目的化合物である4−ハロゲノ−3−トリフルオロ
メチルフェノキシブタン酸エステル類を容易で生産性も
高く工業的に製造できることを見出し、また反応終了後
に水を加えることによってその目的化合物の分離,取得
が容易で高収率で行えることを見い出し本発明を完成さ
せるに至った。即ち、本発明は次のとおりである。第1
の発明は、次式(1):
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Rは炭素原子数1〜4のアルキル
基を表す。)で示される2−ブロモブタン酸エステル類
と、次式(2):
【0007】
【化5】
【0008】(式中、Xはハロゲン原子を表す。)で示
される4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフェノー
ルとを、塩基の存在下、メチルイソブチルケトン又はア
セトニトリル中で反応させることを特徴とする次式
(3):
【0009】
【化6】
【0010】(式中、Rは及びXは前記と同義であ
る。)で示される4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチ
ルフェノキシブタン酸エステル類の製造法に関するもの
である。第2の発明は、前記の反応完了液に水を加える
ことを特徴とする式(3)で示される化合物(3)を反
応液から分離,取得する方法に関するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をを詳細に説明す
る。前記の記載の化合物(1),(2),(3)におい
て、R及びXはそれぞれ次の通りである。Rとしては、
炭素原子数1〜4の直鎖状又は分岐状のアルキル基を挙
げることができるが;好ましくはメチル基,エチル基で
ある。Xとしては、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原子,
フッ素原子などのハロゲン原子を挙げることができる
が;好ましくはフッ素原子,塩素原子である。本発明で
は、次に示すように、化合物(1)と化合物(2)と
を、塩基の存在下、メチルイソブチルケトン又はアセト
ニトリル中の溶媒中で反応させることによって、目的と
する化合物(3)を容易で生産性も高く工業的に製造で
きる。
【0012】
【化7】
【0013】得られた反応完了液は、水を加えることに
よって化合物(3)を容易で高収率で分離,取得するこ
とができる。化合物(1)は、特開平1−268658
号に記載の方法によって、容易に製造することができ
る。化合物(2)は、市販品として容易に入手すること
ができる。溶媒としては、メチルイソブチルケトン,ア
セトニトリルを挙げることができる。溶媒の割合は、化
合物(2)1モルに対して、300ml〜1000ml
を加えることができるが、好ましくは500ml〜70
0mlである。化合物(1)と化合物(2)との割合
は、化合物(2)1モルに対し化合物(1)0.5〜2
モルであるが、好ましくは1〜1.5モルである。
【0014】塩基としては、本発明の目的を達成できる
限り特に限定されないが、好ましくは炭酸カリウムなど
の無機塩基である。塩基の割合は、化合物(1)1モル
に対し1〜2モルであるが、好ましくは1.1〜1.5
モルである。反応温度は、メチルイソブチルケトンを用
いた場合には、50〜100℃で反応できるが、好まし
くは75〜85℃であり;アセトニトリルを用いた場合
には、40〜80℃で反応できるが、好ましくは50〜
70℃である。反応時間は、前記温度,濃度によって変
化するが、通常3〜20時間である。反応完了液からの
目的化合物(1)の分離,取得操作で加える水の量は、
用いるメチルイソブチルケトン又はアセトニトリル溶媒
量に対し0.5〜2.0倍容量加えることができるが、
好ましくは0.8〜1.5倍容量である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によって示す。なお、
この実施例は、本発明の範囲を限定するももではない。
実施例1 (1) アセトニトリル溶媒中での化合物(3)の製造 2−フルオロ−5−ヒドロキシベンゾトリフルオライド
(180g,1.0mol)と2−ブロモブタン酸メチ
ル(217g,1.2mol)とをアセトニトリル(6
00ml)に溶解し、炭酸カリウム(165.6g,
1.2mol)を加えた。これを撹拌しながら55〜6
0℃で6時間反応した後、30℃まで冷却し、水(75
0ml)を加え、10分間撹拌した後、10分間静置し
た。分離した有機層を分取し、溶媒のアセトニトリルを
減圧留去し、残った残渣を減圧蒸留することによって、
目的物275gを得た(収率は93.6%)。 (物性) ・b.p.90〜93℃/1〜2mmHg ・HPLC純度は95.3%(面積百分率)
【0016】実施例2 (2) メチルイソブチルケトン溶媒中での化合物(3)の
製造 2−フルオロ−5−ヒドロキシベンゾトリフルオライド
(180g,1.0mol)と2−ブロモブタン酸メチ
ル217g(1.2mol)とをメチルイソブチルケト
ン(600ml)に溶解し、炭酸カリウム(165.6
g,1.2mol)を加えた。撹拌しながら75〜80
℃で7時間反応した後、30℃まで冷却し、水(600
ml)を加え、10分間撹拌した後、10分間静置し
た。分離した有機層を分取し、溶媒のメチルイソブチル
ケトンを減圧留去することによって、目的物299.2
gを得た(収率は92.0%)。 (物性) ・HPLC純度は86.1%(内部標準法による定量
値)
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、アミド系除草剤等の合
成中間体として重要なフェノキシブタン酸エステル類
を、効率的で収率よく製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(1): 【化1】 (式中、Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表す。)
    で示される2−ブロモブタン酸エステル類と、次式
    (2): 【化2】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)で示される4−ハ
    ロゲノ−3−トリフルオロメチルフェノールとを、塩基
    の存在下、メチルイソブチルケトン又はアセトニトリル
    中で反応させることを特徴とする次式(3): 【化3】 (式中、R及びXは前記と同義である。)で示される4
    −ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフェノキシブタン
    酸エステル類の製造法。
  2. 【請求項2】請求項1において、反応完了液に水を加え
    ることを特徴とする式(3)で示される化合物(3)を
    反応液から分離,取得する方法。
JP8283942A 1996-10-25 1996-10-25 4−ハロゲノ−3−トリフルオロメチルフェノキシブタン酸エステル類の製造法 Pending JPH10130204A (ja)

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