JPH10128810A - ディスク成形金型装置のスタンパ押え構造 - Google Patents

ディスク成形金型装置のスタンパ押え構造

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JPH10128810A
JPH10128810A JP8303972A JP30397296A JPH10128810A JP H10128810 A JPH10128810 A JP H10128810A JP 8303972 A JP8303972 A JP 8303972A JP 30397296 A JP30397296 A JP 30397296A JP H10128810 A JPH10128810 A JP H10128810A
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outer peripheral
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ring
disk
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Ikuo Asai
郁夫 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離型エアの流出時において、スタンパやスタ
ンパ押えリングの浮き上がり等の不都合を防止し、離型
エアを効果的にディスク成形品とスタンパとの間に吹き
出すことができるディスク成形金型装置のスタンパ押え
構造を提供する。 【解決手段】 ディスク成形品Dのためのキャビティ1
9の外周端部を規定する内輪部31の先端にミラープレ
ート21に配置されたスタンパ20の表面外周部を押圧
するスタンパ押え部32が形成されたスタンパ押えリン
グ30を備え、ディスク成形品の成形後に前記スタンパ
押えリングのスタンパ押え部32とスタンパ表面との間
のわずかな隙間Sから離型エアAを吹き出すようにした
ものにおいて、前記スタンパ押えリングのスタンパ押え
部32の外周側にスタンパの表面外周縁部20Aに密接
する外周突部33を設けるとともに、前記スタンパ押え
部32と外周突部33の間に前記離型エアのための流出
部35を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディスク成形金型
装置のスタンパ押え構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク成形品の金型装置における従来
のスタンパ押え構造としては、例えば図5に示すような
スタンパ押えリング80が使用されている。このスタン
パ押えリング80は、ディスク成形品Dのためのキャビ
ティ61の外周端部を規定する内輪部81の先端に、ミ
ラープレート(可動型側)63に配置されたスタンパ7
0の表面外周部を押圧するスタンパ押え部82が形成さ
れている。なお、図の符号62は固定型側のミラープレ
ート、65はスタンパ70をミラープレート63に吸着
保持するスタンパ保持用のエア吸引部、66はそのエア
吸引流路である。
【0003】そして、図示のように、ディスク成形品D
の成形後には、前記スタンパ押え部82とスタンパ70
の表面との間のわずかな隙間、例えば5ないし20ミク
ロン程度のわずかな隙間Sから、スタンパ70とディス
ク成形品Dの境界部Kに離型エアAを吹き出して、この
離型エアAによってキャビティ61内のディスク成形品
Dとスタンパ70との離型をなすように構成されてい
る。符号87はスタンパ押えリング80に設けられた離
型エアAのための流出部、89は該離型エアのためのエ
ア流路で外部のエア供給部(図示せず)に連通してい
る。
【0004】また、本発明者は、先に、図6に図示のよ
うな、スタンパ押え構造を提案した。この構造は、スタ
ンパ押えリング90のスタンパ押え部92を内輪部91
の段部95を介して形成し、この段部95によって、離
型エアAの吹き出し時におけるキャビティ61の幅方向
への該エアの漏出、すなわちディスク成形品Dの厚み方
向への流通を困難にする一方において、ディスク成形品
Dの面方向への流通をスムーズに行おうとするものであ
る。なお、図6において、図5と共通する符号は同一構
成部分を表わす。
【0005】図5および図6に図示したように、この種
構造では、スタンパ押えリング80,90の流出部87
から離型エアAを流出して、キャビティ61内のディス
ク成形品Dとスタンパ70との間に吹き出し、両者の離
型を促進させるものであるが、従来では次のような問題
点が指摘されていた。
【0006】まず第1に、スタンパ押えリング80,9
0の流出部87から流出した離型エアAがスタンパ70
の外周縁部から該スタンパ70とミラープレート63の
間に図の符号aのように回り込み、スタンパ70とミラ
ープレート63の密着性を阻害するという問題である。
スタンパ70はエア吸着部65によってミラープレート
63面に吸着保持されているのであるが、離型エアAの
圧力が高いときには、その吸着力が負けてミラープレー
ト63から部分的に浮き上がることがあり、このような
場合には、スタンパの冷却が不均一となり、その結果デ
ィスク成形品Dの冷却が不均一となって複屈折転写のム
ラなどの不都合を生じるおそれがある。
【0007】第2に、この従来構造にあっては、流出部
87から流出したエアAはスタンパ押えリング80,9
0とミラープレート63およびスタンパ70で形成され
る比較的広い空間部Hに充満する。そして、スタンパ押
えリング80,90が受けるエアの受圧面積が大きいの
で、離型エアAの圧力が高いときには、図の符号bのよ
うにスタンパ押えリング80,90を浮き上げようとす
る力が働く。スタンパ押えリングがスプリング力によっ
て取付支持されている場合には浮き上がりが大きくな
る。スタンパ押えリングが浮き上がると、該スタンパ押
えリングとスタンパとの間の離型エアのための5ないし
20ミクロンほどのわずかな隙間Sが設定値以上に広げ
られ、この広げられた隙間に成形品キャビティから樹脂
が流れ込み、ディスク成形品Dの変形およびバリが生じ
ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述したよ
うな問題点を解消するために提案されたものであって、
離型エアの流出時において、スタンパやスタンパ押えリ
ングの浮き上がり等の不都合を防止し、離型エアを効果
的にディスク成形品とスタンパとの間に吹き出すことが
できるディスク成形金型装置のスタンパ押え構造を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、ディスク成形品のためのキャビティの外周端部を
規定する内輪部の先端にミラープレートに配置されたス
タンパの表面外周部を押圧するスタンパ押え部が形成さ
れたスタンパ押えリングを備え、ディスク成形品の成形
後に前記スタンパ押えリングのスタンパ押え部とスタン
パ表面との間のわずかな隙間から離型エアを吹き出すよ
うにしたものにおいて、前記スタンパ押えリングのスタ
ンパ押え部の外周側にスタンパの表面外周縁部に密接す
る外周突部を設けるとともに、前記スタンパ押え部と外
周突部の間に前記離型エアのための流出部を設けたこと
を特徴とするディスク成形金型装置のスタンパ押え構造
に係る。
【0010】また、請求項2の発明は、同じく、ディス
ク成形品のためのキャビティの外周端部を規定する内輪
部の先端にミラープレートに配置されたスタンパの表面
外周部を押圧するスタンパ押え部が形成されたスタンパ
押えリングを備え、ディスク成形品の成形後に前記スタ
ンパ押えリングのスタンパ押え部とスタンパ表面との間
のわずかな隙間から離型エアを吹き出すようにしたもの
において、前記スタンパ押えリングのスタンパ押え部を
内輪部の段部を介して形成し、かつ、前記スタンパ押え
部の外周側にスタンパの外周縁部に密接する外周突部を
設けるとともに、前記スタンパ押え部と外周突部の間に
離型エアのための流出部を設けたことを特徴とするディ
スク成形金型装置のスタンパ押え構造に係る。
【0011】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明の実施例を
説明する。図1は請求項1の発明の一実施例を示すディ
スク成形金型装置の全体断面図、図2は図1の例におけ
るスタンパ押え構造を示す要部の拡大断面図、図3は請
求項2のスタンパ押え構造を示す要部の断面図、図4は
図3の例におけるディスク成形品の成形後の状態を表わ
す要部の断面図である。
【0012】〔請求項1の発明〕図1は請求項1の発明
のスタンパ押え構造を備えたディスク成形金型装置10
の一例を示す全体断面図で、金型装置10は、取付板1
1Aを介して固定盤13に取り付けられた固定側金型1
1と、同じく取付板12Aを介して可動盤14に取り付
けられた可動側金型12とを含む。なお、符号11aは
固定型側の中間板、12a,12b,12c,12dは
可動型側の中間板をそれぞれ表わす。図の固定側金型1
1に関して、符号15は成形品キャビティ19を構成す
る固定型側のミラープレート、16はメスカッタ、17
はスプルブッシュ、18は固定側内周部の離型エアの導
管路(吹出部はミラープレート15とメスカッタ16と
の間隙)、Nは射出装置のノズルである。また、可動側
金型12に関して、符号20はスタンパ、21は前記ス
タンパ20が取り付けられる可動型側のミラープレー
ト、22はスタンパの内周押え装置、23は前記メスカ
ッタ16(固定型側)と協働してディスク成形品に中心
孔を形成する前進後退可能なオスカッタ、24は固定ス
リーブ、25はディスク成形品を取り出す前進後退可能
なエジェクタ、26はスタンパ20の外周部をミラープ
レート21にエア吸着する吸着保持部、27はそのエア
吸引路、28はディスク成形品の可動側内周部の離型エ
アの導管路(吹出部はスタンパ内周押え装置22と固定
スリーブ24との間隙)である。
【0013】そして、図示のように可動側金型12には
スタンパ押えリング30が取り付けられる。なお、スタ
ンパが固定側金型に装着される場合にはスタンパ押えリ
ングは固定側金型に取り付けられることは言うまでもな
い。スタンパ押えリング30は、ディスク成形品キャビ
ティ19を取り巻くように環状に形成されていて、該デ
ィスク成形品キャビティ19の外周端部を規定する内輪
部31と、該内輪部31の先端のスタンパ20の表面外
周部を押圧するスタンパ押え部32を有する。
【0014】図1の部分拡大図である図2からよく理解
されるように、スタンパ押えリング30のスタンパ押え
部32とスタンパ20表面との間には5ないし20ミク
ロンほどのわずかな隙間S(なお、図面上では説明のた
め大きく図示されている。以下同様。)が形成されてい
て、ディスク成形品Dの成形後に該隙間Sからスタンパ
20と成形品Dの境界部Kに離型エアAを吹き出して、
ディスク成形品Dの離型を行うようになっている。
【0015】この発明構造にあっては、スタンパ押えリ
ング30の前記スタンパ押え部32の外周側にスタンパ
20の表面外周縁部20Aに密接する外周突部33が設
けられる。この外周突部33は、スタンパ押え部32と
同様、スタンパ押えリング30の全周にわたって形成さ
れる環状の突条部分で、結局スタンパ押えリング30に
は同心状の2つの環状突条32,33が形成されること
になる。外周突部33はスタンパ20の表面外周縁部2
0Aに密接するように設けられるが、スタンパ20の熱
膨張による伸縮を考慮して極わずかな、5ミクロン以下
の間隙をもって配置することが望ましい。
【0016】前記のように、この発明構造のスタンパ押
えリング30は同心状の2つの環状突条であるスタンパ
押え部32と外周突部33が形成されるのであるが、両
突条間に形成された環状溝部34に、離型エアAのため
の流出部35が設けられる。なお、符号36は装置外部
のエア供給装置(図示せず)につながるエア導管路であ
る。
【0017】図から容易に理解できるように、図2の構
成よりなるスタンパ押え構造にあっては、前記スタンパ
押え部32の外周側にさらにスタンパ20の表面外周縁
部20Aに密接する外周突部33が設けられたものであ
るから、スタンパ20の外周側は2つの環状突条によっ
て押圧保持される。
【0018】また、スタンパ20の表面外周縁部20A
に密接する外周突部33を形成したことによって、スタ
ンパ押えリング30とミラープレート21およびスタン
パ20によって形成される空間(図6および図7に関し
て説明した符号H相当部分)は、図のように内側環状空
間HAと外側環状空間HBに二分される。そして、この
発明構造では、二分されたうちの内側環状空間HAを構
成するスタンパ押えリング30の環状溝部34に離型エ
アAのための流出部35を設けたものであるから、当該
流出部35から内側環状空間HA内に流出したエアA
は、外側環状空間HBに位置するスタンパ20の外周縁
部に回り込むことはなく、スタンパ20の浮き上がりの
おそれがなくなる。
【0019】加えて、内側環状空間HAという極めて狭
い空間を形成したことにより、離型エアAの流出時にお
けるスタンパ押えリング30自体の受圧面積を極めて小
さくすることができ、該リング30の浮き上がりがなく
なる。
【0020】同時に、内側環状空間HAは、スタンパ押
えリング30とミラープレート21およびスタンパ20
によって形成される空間(図6および図7の符号H相当
部分)に比して、直径差もあってその容積を極めて小さ
くすることができる(実施例では3分の1以下)ので、
キャビティ19へ吹き出す離型エアAのエア圧力のビル
トアップを瞬時に行うことができる。
【0021】このように、請求項1の発明にあっては、
スタンパの特に外周側の保持を確実に行うことができ、
スタンパおよびスタンパ押えリングの浮き上がりを防止
し、さらにキャビティへ吹き出す離型エアAのビルトア
ップを瞬時に行うことができるのである。
【0022】〔請求項2の発明〕図3および図4は請求
項2の発明に関する。請求項2の発明は、スタンパ押え
リング40のスタンパ押え部42を内輪部41の段部4
9を介して形成したものである。なお、図において、先
の図1および図2と共通する符号は、請求項1の発明と
共通する構成部分である。既に図6に関して説明した
が、スタンパ押えリング40のスタンパ押え部42を内
輪部41の段部49を介して形成することによって、デ
ィスク成形品Dの面方向への流通がスムーズに行われ
る。
【0023】すなわち、図4はディスク成形品Dの成形
後の状態を表すものであるが、この種のディスク成形品
Dにあっては、成形後、キャビティ19内において、そ
の厚み方向の収縮量Xと面方向(直径方向)の収縮量Y
において大きな差がある。例えば、実施例のようなコン
パクトディスクでは直径が120mm厚みが1.2mm
であるが、この場合の両者の収縮量の差は100倍とな
る。(一般的に使用されるポリカーボネート樹脂を例に
とると、その収縮率は0.6%(常温)であることが知
られており、この場合にはディスク成形品Dの厚みの方
向の収縮量Xは0.0072mm、面方向(直径方向)
の収縮量Yは0.72となる。)
【0024】つまり、ディスク成形品Dの厚み方向の収
縮量Xは面方向の収縮量Yに比べて極めて小さく(10
0分の1)、段部49においても同様に、ディスク成形
品Dの面方向(直径方向)の収縮量Yaは大きく厚み方
向の収縮量Xaは極端に小さい。その結果として、段部
49の厚み方向に生じた隙間Yaから流入した離型エア
Aは、段部36の厚み方向に生じた極めて小さい隙間X
a(ここではY’の100分の1)によってその流通が
妨げられる。このように、離型エアAはキャビティ19
の幅方向から外まで到達することが困難となり、一方に
おいて、外部50への漏出が抑制された離型エアAは、
全て、抵抗の少ないフラットな形状に形成されたスタン
パ20の表面に沿って進行して、ディスク成形品Dのス
タンパ20からの離型に寄与することになるのである。
【0025】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
ディスク成形金型装置のスタンパ押え構造によれば、離
型エアの流出時において、スタンパの保持を確実に行う
ことができ、スタンパやスタンパ押えリングの浮き上が
り等の不都合を防止し、しかも離型エアのビルトアップ
を迅速に行うことができる。また、請求項2の発明あっ
ては、これに加えて、離型エアの漏出を防止して、該離
型エアをディスク成形品とスタンパとの間にスムーズに
流通させることができる。このように、この発明構造
は、離型エアを効果的にディスク成形品とスタンパとの
間に吹き出すことができ、ディスク成形品の表面には複
屈折転写等の問題を生ずることなく、安定した品質の成
形品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は請求項1の発明の一実施例を示すディス
ク成形金型装置の全体断面図である。
【図2】図1の実施例におけるスタンパ押え構造を示す
要部の拡大断面図である。
【図3】請求項2のスタンパ押え構造を示す要部の断面
図である。
【図4】図3の例におけるディスク成形品の成形後の状
態を表わす要部の断面図である。
【図5】従来のディスク成形金型装置のスタンパ押え構
造の一例を示す断面図である。
【図6】本発明者によって提案されたディスク成形金型
装置のスタンパ押え構造の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ディスク成形金型装置 11 固定側金型 12 可動側金型 15 固定型側ミラープレート 19 ディスク成形品キャビティ 20 スタンパ 21 可動型側ミラープレート 26 スタンパ吸着保持部 30 スタンパ押えリング 31 内輪部 32 スタンパ押え部 33 外周突部 34 環状溝部 35 エア流出部 36 エア導管路 40 スタンパ押えリング 41 内輪部 42 スタンパ押え部 49 段部 D ディスク成形品 S 隙間 HA 内側環状空間部 HB 外側環状空間部 H 空間部 K 境界部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク成形品のためのキャビティの外
    周端部を規定する内輪部の先端にミラープレートに配置
    されたスタンパの表面外周部を押圧するスタンパ押え部
    が形成されたスタンパ押えリングを備え、ディスク成形
    品の成形後に前記スタンパ押えリングのスタンパ押え部
    とスタンパ表面との間のわずかな隙間から離型エアを吹
    き出すようにしたものにおいて、 前記スタンパ押えリングのスタンパ押え部の外周側にス
    タンパの表面外周縁部に密接する外周突部を設けるとと
    もに、前記スタンパ押え部と外周突部の間に前記離型エ
    アのための流出部を設けたことを特徴とするディスク成
    形金型装置のスタンパ押え構造。
  2. 【請求項2】 ディスク成形品のためのキャビティの外
    周端部を規定する内輪部の先端にミラープレートに配置
    されたスタンパの表面外周部を押圧するスタンパ押え部
    が形成されたスタンパ押えリングを備え、ディスク成形
    品の成形後に前記スタンパ押えリングのスタンパ押え部
    とスタンパ表面との間のわずかな隙間から離型エアを吹
    き出すようにしたものにおいて、 前記スタンパ押えリングのスタンパ押え部を内輪部の段
    部を介して形成し、かつ、前記スタンパ押え部の外周側
    にスタンパの外周縁部に密接する外周突部を設けるとと
    もに、前記スタンパ押え部と外周突部の間に離型エアの
    ための流出部を設けたことを特徴とするディスク成形金
    型装置のスタンパ押え構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009130760A1 (ja) * 2008-04-22 2009-10-29 住友重機械工業株式会社 ディスク成形用金型、金型用スペーサ、ディスク基板及びその成形方法

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