JP3205861B2 - 射出成形用ディスク金型 - Google Patents

射出成形用ディスク金型

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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に使用されて
いるビデオディスク、CD、さらにはDVD(デジタル
ビデオディスク)等の記録媒体用ディスク基板を射出成
形するための射出成形用ディスク金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスク基板は、ディスク金型
を用いて射出成形により製造されるもので、図1に見ら
れるように、固定側金型2及び可動側金型3の合わせ面
に対向して配置される一対の鏡面板4,5と、これらの
鏡面板の一方に内周及び外周押えリングを介して取り付
けられるスタンパ7とを設け、このスタンパ7と対向す
る他方の鏡面板との間に形成されるキャビティ8内に射
出装置のノズルから射出された溶融樹脂をスプルブッシ
ュ12の内孔(注入口)12aを通して充填することに
より成形される。
【0003】このようなディスク金型では、図5に示す
スタンパの内周押えリングとしてのスタンパホルダ20
が、キャビティ8側からスプルブッシュ12の外側に設
けられたメスカッター13に案内されて嵌め込まれる構
造となっており、このスタンパホルダ20は、固定プレ
ート内に設けたスタンパホルダ保持装置40に螺合させ
ることにより保持されている。スタンパホルダ保持装置
40は、スタンパホルダ20を保持して、スタンパ7を
固定側金型に着脱自在に取り付けるためのもので、その
構造は、スタンパホルダ20の軸方向位置を調節できる
歯車機構45を備えている。
【0004】また、成形品のディスク基板を離型するた
め、スタンパー取付け側の固定側金型には、離型用のエ
ア吹出し通路Sが設けられている。この通路Sは、図1
及び図5に示すように、スプルブッシュ12の側部から
半径方向内方に伸び、途中、軸方向に方向を変えてスプ
ルブッシュの肩底部12bを通り、メスカッター13の
上部フランジ13aを貫通し、さらに、メスカッター1
3とスタンパホルダ20との間の円周面に形成される間
隙Pを通過してキャビティ8に連通する。このエア吹出
し通路Sからの加圧エアの供給は、ディスク基板がスタ
ンパ7から離型する際に発生する離型ムラに大きく影響
する。
【0005】したがって、スタンパホルダ20が金型に
対して正確に同軸位置を保たれ、メスカッター13の外
周面とスタンパホルダ20の内周面との間に形成される
間隙寸法を均一にする必要がある。
【0006】離型エア吹出しが不均一、即ち、一部から
はエアが吹出し、一部からはエアが出なかったりした場
合、スタンパ7からディスク基板が剥離する状態が場所
によって異なってしまい、ディスク基板の離型に偏りが
生じる。その結果、ディスク表面にすじ状の模様が発生
する。これが、剥離マークとも言われ、ディスクの外観
不良の最も多いものである。
【0007】従来のディスク金型は、図5に示すよう
に、スタンパホルダ20をスタンパホルダ保持装置40
に螺着させ、かつこの保持装置からスタンパホルダを離
脱するため、案内部材としてのメスカッターとの間に、
少なくとも径寸法において10μm程度のクリアランス
が必要である。そして、エア吹出し通路の間隙幅Qは、
材料、型温等により設定は、10μmから40μm位と
異なるが、上記のようにその間隙は全周均一にする必要
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまで、ス
タンパを鏡面板の一方に固定するためのスタンパホルダ
は、キャビティ側からスプルブッシュの外側に設けられ
たメスカッターを案内にしてはめ込み、スタンパホルダ
保持装置に螺合させる構造であり、このスタンパホルダ
は、メスカッターとの間に間隙を有しているので、遊嵌
状態において、スタンパホルダ保持装置に螺合されるこ
とから、スタンパホルダが片寄って取り付けられる可能
性があり、それによって、エア通路のクリアランス幅も
不均一となる。
【0009】このような事情に鑑みて、本発明は、スタ
ンパの内周を保持するスタンパホルダの取付け時の偏心
をなくすと共に、スタンパホルダ内に予め一定のエア吹
出し通路を確保できるようにした射出成形用ディスク金
型を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定側金型と可動側金型との間で対向配
置される鏡面板にディスクを成形するキャビティを形成
し、前記鏡面板の少なくとも一方にディスクへ記録情報
を転写するためのスタンパを取り付け、前記固定側金型
にはキャビティへの注入口を有するスプルブッシュの外
周にメスカッターを配置するとともに、可動側金型には
前記メスカッターに先端部が進入可能となるポンチをエ
ジェクタ機構内に組み込み、前記スタンパを取り付ける
鏡面板の中央開口には、スタンパの内周縁を保持するス
タンパホルダがはめ込まれているディスク金型におい
て、前記スタンパホルダは、互いに嵌まり合う内側リン
グと外側リングからなる分割型であり、かつ外側リング
に設けたねじ部に螺合するとともに歯車機構によってス
タンパホルダの軸方向位置を定めるスタンパ保持装置に
保持されており、前記両リングの間には、金型本体から
のエア通路に連通し、かつディスク成形品に対して均一
なエアを噴出するための底部開口を有するエア吹出し通
路を設け、さらに、前記外側リングは、キャビティ面側
の底面において、内側リングの底面よりも低くなるよう
な段差部分を設けたことを特徴としている。
【0011】このような構成によれば、スタンパホルダ
が2つの部品で構成されるため、外側リング内に内側リ
ングを圧入等によりはめ込ませることにより、スタンパ
ホルダ内にスタンパ離型用のエア吹出し通路が形成され
る。そして、この通路は、スタンパホルダと他の部材と
の取り付けに左右されずに、エアベント幅が全周均一と
なる。また、外側リングの底面が内側リングの底面より
も低くなるような段差部分を設けたことにより、内外リ
ング間の底部開口からディスク面の半径方向外方に向か
う方向にエア吹出しの流れを生じる。
【0012】また、請求項2の構成によれば、内側リン
グは、外側リング内にはめ込むだけで、その位置が段部
とフランジ部により定まり、スタンパホルダの取り付け
時には、金型内に設けられるキー部材がキー溝に嵌まり
込むため、スタンパホルダを回転させることなく、スタ
ンパホルダをスタンパホルダ保持装置に容易に螺合させ
てその位置を固定することが可能になると共に、エア周
回通路を設けたことによりエア吹出しの均一性が向上す
る。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明に係るディスク金型1の構
造を横方向から見た場合の、本発明の要部を断面で示す
一部側面図である。
【0015】ディスク金型1は、射出成形機(図示略)
に取り付けられて、ビデオディスク、CD、さらにはD
VD(デジタルビデオディスク)等の記録媒体用ディス
ク基板を射出成形するためのもので、固定側金型2と、
この固定側金型2に対して離間接近可能に移動する可動
側金型3に分割される。
【0016】図1において、ディスク金型1は、固定側
金型2と可動側金型3の合わせ面に対向して配置される
一対の型板である鏡面板4,5と、これらの鏡面板の一
方に外周スタンパ押え6を介して取り付けられるスタン
パ7とを備えており、このスタンパ7と対向する他方の
鏡面板5との間に溶融樹脂が充填されるキャビティ8が
形成されている。
【0017】固定側金型2は、成形機の固定盤に取り付
けられるもので、スタンパ7が取り付けられる固定側の
鏡面板4の上部に中間プレート9を介して中央貫通孔を
有する固定プレート10が設けられている。また、鏡面
板4の外周には、取り付け枠11を配置して鏡面板4を
着脱可能に所定位置に保持している。さらに、固定側金
型2の中央開口部に、スプルブッシュ12が設けられ、
その外側にメスカッター13とスタンパ7の内周縁を押
えるスタンパホルダ14が同軸配置されている。また、
スプルブッシュ上には、固定側金型2の取付け位置を決
めるロケートリング15が配置されている。
【0018】スタンパ7は、その外周縁を外周スタンパ
押え6により固定されるとともに、内周縁をスタンパホ
ルダ14の鍔部16で保持されるようになっている。外
周スタンパ押え6は、固定側金型2の鏡面板4の外周に
配置された取り付け枠11にボルト17で固定される。
外周スタンパ押え6の先端部とスタンパ7とは、周面全
体で接触しておらず、一部分が接触し、他の部分は、図
示のようにガス抜きの通路18を形成する。そして、外
周スタンパ押え6の上面と固定側の鏡面板4及び取り付
け枠11との間にもガス抜き用の間隙19が形成されて
いる。
【0019】スタンパ7の内周縁を保持する本発明のス
タンパホルダ14は、図5で説明した従来の構造とほぼ
同一の外形状を有する円筒スリーブであるが、図2,3
に示すように、内側リング21と外側リング22とから
構成される一体形式の分割型である。
【0020】内側リング21は、一端部にフランジ部2
4を有し、かつ外周部に2つの軸方向溝25(図3参
照)が形成されている直円筒スリーブ部材である。この
内側リング21は、外側リング22に圧入によってはめ
込まれ、フランジ部24が外側リング22の先端部内周
に形成された段部26に保持される構造となっている。
外側リング22は、その外周部の底部に大径部22aを
有し、その先端外周縁に、外側に突出したスタンパの内
周縁を押えるための鍔部16を有している。そして、こ
の底部の大径部から中央部に向けて縮径し、先端部には
ねじ部22cを有しており、このねじ部の先端から外側
リング22の中央部に向けて軸方向にキー溝22dが形
成されている。
【0021】また、図3において、リングの底部側を詳
細に示す拡大図から明らかなように、外側リング22の
底面は、好ましくは、内側リング21の底面に対して引
っ込んだ位置にあり、段差部分Eを形成する。この段差
部分Eは、これを設けない場合に比較して、製品規格を
満足し、機械的強度および製品価値を損なわない程度で
あり、内側リングの面に対して、最大でも約100μm
の寸法で形成されており、また、外側リングの底部側の
エアベント幅Dは約10〜40μmである。
【0022】さらに、内側リング21と外側リング22
との間には、上部と底部側にそれぞれ1つの周回通路を
形成するエア溜り27,28(図4参照)があり、この
エア溜り間を連通する2つの軸方向溝25が設けられて
いる。図3において、スタンパに対して均一なエアを噴
出する底部開口は、円筒形状であるが、他の形状とし
て、円周上に等間隔に配置された複数の底部開口であっ
てもよい。
【0023】このようにして、本発明のディスク金型に
は、図4に示すように、ディスク離型用のエア吹出し通
路30のエアの流れが形成される。すなわち、このディ
スク離型用のエア吹出し通路30は、スプルブッシュ1
2の側部の入口開口31(図1参照)からスプルブッシ
ュ内部を通ってメスカッター13のフランジ部13aを
貫通する、金型本体側のエア通路と連通して、スタンパ
ホルダ14の内外側リングの間隙を通り、周回通路2
7、軸方向溝25、さらに周回通路28を経由して、ス
タンパホルダ14の底部からキャビティ8に開口する。
【0024】そして、図3において、外側リング22の
底部には、上述した段差部分EによりディスクBの離型
時に、内外リング間の底部開口から外側リングの段差部
分に向けたエア通路が形成されることから、底部開口か
らディスクの半径方向外方に広がるエアの流れが生じ
て、ディスクBの面に対して広範囲に均一で強力な剥離
力が作用するので、部分的に強いエア圧力が発生するこ
とによるすじ状の剥離マークやもやを防止することがで
きる。
【0025】このようなエア吹出し通路を内蔵するスタ
ンパホルダ14は、図1に示す金型内部に組み込まれた
スタンパホルダ保持装置40に固定される。このスタン
パホルダ保持装置40は、スタンパホルダ14のねじ部
22cに螺合する雌ねじ部41を内径部分に有するかさ
歯車42と、かさ歯車の軸線に対して直交する方向の軸
線に沿って伸びる駆動軸を有するピニオン43からなる
歯車機構45を備えている。
【0026】スタンパホルダ保持装置40にスタンパホ
ルダ14を取り付ける作業は、一体構造となったスタン
パホルダ14を従来と同様に鏡面板4の中央開口4a内
に挿入し、この開口内に突き出ているキー部材35にキ
ー溝22dを一致させ、スタンパホルダ14の回転を止
めた状態で歯車機構45の駆動軸を回転させることによ
りねじ嵌合を行う。この歯車機構45の回転操作によっ
てスタンパホルダ14の軸方向位置を定めることができ
る。
【0027】一方の可動側金型3は、固定側金型2に対
し離間接近するために、成形機の可動盤に取り付けられ
る可動プレート36と、この可動プレート36に中間プ
レート37を介して着脱可能に取り付けられる一方の型
板としての可動側の鏡面板5と、この鏡面板5を所定位
置に保持するためにその外周に配置される取付枠38を
備えている。
【0028】また、可動側金型3の中央の貫通孔には、
ポンチ46を含むエジェクタ機構50が組み込まれ、そ
の外側にインサート部材47が配置される。それゆえ、
貫通孔の内部には、内側から順次、エジェクタピン5
1、ポンチ46、エジェクタスリーブ52及びインサー
ト部材47が同軸配置されている。ポンチ46は、可動
側金型3のメスカッター13内に進入することにより成
形品のディスク基板の内径を打ち抜いて、ディスク基板
からスプルを分離する。また、エジェクタピン51は、
この打ち抜かれたスプルを突き出すものであり、エジェ
クタスリーブ52は、打ち抜かれたディスク基板を可動
側金型3から離脱させるためのものである。
【0029】固定側の鏡面板4と可動側の鏡面板5に
は、金型の温調用流路を形成する溝48,49が設けら
れ、この溝48,49は各鏡面板4,5と固定プレート
10または可動プレート36との間に挿入された中間プ
レート9,37で覆われ、鏡面板4,5の数か所にはめ
込んだOリング53によりシールされている。そして、
固定側及び可動側の鏡面板4,5の溝48,49には、
金型の温度を一定に保つために温調器から温調用媒体が
循環供給される。
【0030】本発明の形態では、スタンパ7を固定側金
型2に配置したものについて説明したが、ディスク金型
1には、スタンパ7を可動側金型3に配置する形式もあ
る。このようなディスク金型の一例を図6に示す。
【0031】図6において、図1と同一の部材及び機能
を表すものは同一の符号で示されている。この図ではス
タンパ7は可動側金型3の鏡面板5上に載置され、スタ
ンパ7の外周縁は外周スタンパ押え6に、また内周縁は
スタンパホルダ14’の鍔部15に保持されている。
【0032】このスタンパホルダ14’は、エジェクタ
機構50の外側に配置されたインサート部材47に嵌合
できるように構成されている。それゆえ、固定側金型2
に取り付けられるスタンパホルダ14とは、その内外径
寸法及び軸方向長さが異なるものの、全体の構造は、内
側リング21と外側リング22からなる一体構造の分離
型である。
【0033】したがって、本発明の形態であるスタンパ
ホルダ14,14’は、図2に示すように、内側リング
21と外側リング22との間に、上部側と底部側にそれ
ぞれ1つの周回りのエア溜り27,28が形成されてお
り、このエア溜り間を連通する通路として、内側リング
に2つの軸方向溝25,25(図3にはその一方が示さ
れている。)が形成されている。
【0034】それゆえ、本発明のスタンパホルダにおけ
るディスク離型用のエア吹出し通路Sは、固定プレート
または可動プレートに形成したエア通路からスタンパホ
ルダ14の内外側リングの間隙及び軸方向溝に通じて、
スタンパホルダ14の底部からキャビティ8に開口す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のディスク金型は、スタンパの内周縁を押えるス
タンパホルダを2つのリングで構成し、この嵌まり合う
リング間にエア吹出し通路を形成したことから、エア吹
出し口の環状開口寸法が正確に定まるので、エア吹き出
しを均一に行うことができる。
【0036】また、外側リングに段差部分を設けること
により、ディスクの半径方向外方に向けてエアの流れが
発生することから、ディスクの離型に有効となるディス
ク外方への強力なエア圧力が与えられるとともに、エア
吹出しがより均一に広範囲にディスク面上に広がるた
め、剥離効果をさらに高めることができる。その結果、
本発明のディスク金型は、離型マークの外観不良をなく
して安定したディスク基板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク金型の第1実施例の断面
図である。
【図2】図1のディスク金型に使用するスタンパホルダ
の断面図である。
【図3】図2のA部を拡大した詳細図である。
【図4】本発明に係るディスク金型の離型用のエア吹き
出し通路を示す線図である。
【図5】従来のスタンパホルダの取り付け構造を示すデ
ィスク金型の一部拡大図である。
【図6】本発明に係るディスク金型の第2実施例の断面
図である。
【符号の説明】
1 ディスク金型 2 固定側金型 3 可動側金型 4,5 鏡面板 7 スタンパ 8 キャビティ 12 スプルブッシュ 13 メスカッター 14,14’スタンパホルダ 21 内側リング 22 外側リング 30 エア通路 40 スタンパ保持装置 45 歯車装置 46 ポンチ 50 エジェクタ機構 E 段差部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側金型と可動側金型との間で対向配置
    される鏡面板にディスクを成形するキャビティを形成
    し、前記鏡面板の少なくとも一方にディスクへ記録情報
    を転写するためのスタンパを取り付け、前記固定側金型
    にはキャビティへの注入口を有するスプルブッシュの外
    周にメスカッターを配置するとともに、可動側金型には
    前記メスカッターに先端部が進入可能となるポンチをエ
    ジェクタ機構内に組み込み、前記スタンパを取り付ける
    鏡面板の中央開口には、スタンパの内周縁を保持するス
    タンパホルダがはめ込まれている射出成形用ディスク金
    型において、 前記スタンパホルダは、互いに嵌まり合う内側リングと
    外側リングからなる分割型であり、かつ外側リングに設
    けたねじ部に螺合するとともに歯車機構によってスタン
    パホルダの軸方向位置を定めるスタンパ保持装置に保持
    されており、 前記両リングの間には、金型本体からのエア通路に連通
    し、かつディスク成形品に対して均一なエアを噴出する
    ための底部開口を有するエア吹出し通路を設け さらに、前記外側リングは、キャビティ面側の底面にお
    いて、内側リングの底面よりも低くなるような段差部分
    を設けた ことを特徴とするディスク金型。
  2. 【請求項2】スタンパホルダの外側リングは、先端外周
    部にねじ部と回り止め用の軸方向キー溝を有し、後端底
    部にスタンパの内周縁を保持する鍔部を有しており、内
    側リングが、外側リングの内周部に形成した段部に保持
    されるフランジ部を備えた直円筒形状となっており、 両リング間のエア吹出し通路には、エア溜りを形成する
    少なくとも1つの周回通路を有することを特徴とする請
    求項1に記載のディスク金型。
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