JPH10126583A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH10126583A
JPH10126583A JP8275024A JP27502496A JPH10126583A JP H10126583 A JPH10126583 A JP H10126583A JP 8275024 A JP8275024 A JP 8275024A JP 27502496 A JP27502496 A JP 27502496A JP H10126583 A JPH10126583 A JP H10126583A
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JP
Japan
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imaging
image
image sensor
image input
unit
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JP8275024A
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Itsuki Fukushima
一城 福島
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Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
Original Assignee
Tochigi Nikon Corp
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像入力装置の撮像作業を向上させ、かつ、高
画質、広ダイナミックレンジで画像を撮像できるように
する。 【解決手段】リニアイメージセンサ又はエリアイメージ
センサの少なくとも一方を有する画像入力ユニットを撮
像対象物の撮像領域に対して任意の位置に移動可能にす
る。さらに、画像入力ユニットの移動に応じて撮像対象
物を照明する照明ユニットも移動可能にし、照明光量を
調整可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的入力信号を
電気的信号に変換するイメージセンサを用いた画像入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ある原稿や立体物の画像を画像デ
ータとして撮像する画像入力装置としては、赤(R)、
緑(G)、青(B)の3色の光をそれぞれ検知して電気
的信号に変換する画素を所定のピッチで配置したCCD
(電荷結合素子)を用いたイメージセンサを利用するも
のが一般的である。
【0003】このCCDイメージセンサは、蛍光管等の
光源によって照明された原稿や立体物の画像を、結像レ
ンズによりCCDイメージセンサの画素上に合焦させ、
電気信号に変換して画像データを得る。
【0004】また、CCDイメージセンサには、画素を
面状に配置したCCDエリアイメージセンサと画素を線
状に配置したCCDリニアイメージセンサの2種類があ
る。CCDエリアイメージセンサは、通常、数十万程度
の画素を有し、所定の範囲をこの画素数にて画像データ
として撮像する。
【0005】一方、CCDリニアイメージセンサは一本
の線上に例えば約5000の画素を有し、この線状画素
を例えば3000ステップにて所定の範囲を副走査させ
ることにより原稿などを撮像する。この場合は1500
万画素分の画像データを得ることができ、一般的に、C
CDリニアイメージセンサはCCDエリアイメージセン
サより解像度が高い。
【0006】CCDエリアイメージセンサを用いた場合
の従来の画像入力装置を図9及び図10に、そして、C
CDリニアイメージセンサを用いた場合の従来の画像入
力装置を図11及び図12に示す。また、図13は、C
CDリニアイメージセンサ及び光学式ファインダーを備
えた画像入力ユニットの断面図である。
【0007】まず、図9において、図10に示されるC
CDエリアイメージセンサ1a及び結像レンズ3bを備
えた画像入力ユニット1が書画台9から延びる支柱7及
び該支柱7に取り付けられているアーム6に取り付けら
れている。書画台9は原稿10を保持する面を有し、該
面は画像入力ユニット1と対向している。さらに、一対
の照明ユニット4が画像入力ユニット1の両側に設けら
れ、書画台9のY方向の長さに対してある程度の長さを
有している。
【0008】さらに、照明ユニット4は書画台9から延
びるアーム5に取り付けられている。アーム5は書画台
の取り付けられた支点を中心に手動で回動させることが
できる。このアーム5の回動に従って照明ユニット4は
移動し、前記面上の明るさを調節することができる。
【0009】また、モニタ11a及びキーボードのよう
な入力手段11bを有するコンピュータ11がケーブル
1dに接続されており、画像入力ユニット1の撮像制御
を実行する。
【0010】図10はコンピュータを除いた図9におけ
る画像入力装置を正面から見た断面図である。一対の照
明ユニット4は蛍光管4a及び反射板4bからなり、反
射板4bは蛍光管4aの軸を中心に手動により回動可能
であり、前記アーム5と相伴って前記面上の明るさを調
節する。
【0011】書画台9は前記面の下部に例えば透過原稿
を照明するための照明手段を有し、この照明手段は蛍光
管9a及び反射板9bからなる。
【0012】このようなCCDエリアイメージセンサを
用いた画像入力装置により例えば原稿10を撮像する場
合、まず、図10に示した蛍光管4aの光が、直接ある
いは反射板4bにて反射し、原稿10を照明する。蛍光
管4aによって照明された原稿10の画像は、数枚のレ
ンズから構成される結像レンズ3bによって、CCDエ
リアイメージセンサ1a上に合焦され、電気信号に変換
される。
【0013】その電気信号は、ケーブル1dを介して、
コンピュータ11に入力され、原稿10の画像がモニタ
ー11a上に表示される。操作者はモニター11aの画
面を見ながら、蛍光管4aの位置や反射板4bの向きを
手動で変えて原稿10の照明状態を調整する。そして、
結像レンズ3bのズーム機構により撮像範囲の大きさを
調整し、原稿10を手で動かすことにより撮像位置を調
整して、撮像範囲を決定する。その後、結像レンズ3b
のフォーカシング機構によりピントを調整して、コンピ
ュータ11の入力手段11bからのコマンドにより撮像
を行う。
【0014】一方、図11はCCDリニアイメージセン
サを用いた画像入力装置を示す図であり、画像入力ユニ
ット1はCCDエリアイメージセンサに代わってCCD
リニアイメージセンサ1bを有しており、さらに光学式
ファインダー2が設けられている。図12は図10同様
コンピュータを除いた図11における画像入力装置の正
面から見た断面図である。さらに、図13は図11の画
像入力ユニット1及び光学式ファインダー2の側方から
見た断面図である。
【0015】CCDリニアイメージセンサを用いた画像
入力装置により撮像を行う場合、CCDエリアイメージ
センサを用いた画像入力装置同様に、まず、光源である
蛍光管4aの光が直接あるいは反射板4bにて反射し、
原稿10を照明する。原稿10の画像は、数枚のレンズ
から構成される結像レンズ3bによってCCDリニアイ
メージセンサ1b上に合焦され、電気信号に変換され
る。その電気信号は、図11に示すケーブル1dを介し
てコンピュータ11に入力される。
【0016】ここで、CCDリニアイメージセンサ1b
を用いる場合には、図13に示すように該センサ1bを
矢印z方向に走査させなければならない。そのため、原
稿10の画像データを得るために、通常数秒から数十秒
程度の時間がかかるので、リアルタイムで原稿10の画
像の撮像範囲などを確認することができない。そこで、
それを確認するために、上記光学式ファインダー2が設
けられる。
【0017】上記ファインダー2による撮像範囲などの
確認を行うために、CCDリニアイメージセンサによる
撮像の前に、図13に示されるようにミラー1cを矢印
y方向に回動させ、結像レンズ3bに入射した原稿10
の画像をミラー1cにて反射させ、光路を切り替える。
そして、ミラー2cおよび数枚のレンズから構成される
結像レンズ2bを有する光学式ファインダー2を介して
目視により撮像範囲などの確認を行う。
【0018】さらに、光学式ファインダー2を覗きなが
ら、蛍光管4aの位置や反射板4bの向きを変えて原稿
10の照明状態が調整される。そして、図11におい
て、結像レンズ3bのズーム機構により撮像範囲の大き
さを調整し、原稿10を移動させることにより撮像位置
を調整して、撮像範囲を決定する。その後、結像レンズ
3bのフォーカシング機構によりピントを調整して、コ
ンピュータ11の入力手段11bからのコマンドによ
り、図13におけるミラー1cを矢印y方向とは逆方向
に回動させ、CCDリニアイメージセンサ1bを矢印z
方向に走査させて、初期設定用の画像データを得るため
の撮像(プリスキャン)を行う。プリスキャンの画像デ
ータからCCDリニアイメージセンサ1bの走査時間や
ゲイン等の初期設定を行い、再度図11におけるコンピ
ュータ11のコマンドにて撮像を行う。
【0019】以上のように、CCDエリアイメージセン
サを用いた場合にはリアルタイムで得られる画像データ
を調整できるが、CCDリニアイメージセンサを用いた
場合には、プリスキャンにより一度画像データを得て、
センサの出力が飽和しない範囲で最大となるように動作
時間やゲイン等を調整した後、再度本スキャンによる撮
像を行い、画像データを得なければならない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に撮像し
たい画像が、1原稿に対し1範囲とは限らない。特に、
CCDエリアイメージセンサの解像度より高い解像度を
得たい場合はCCDリニアイメージセンサによる撮像を
行わなければならないが、その場合、撮像毎に、撮像範
囲などを光学式ファインダーで調整しなければならず、
特にコンピュータに接続し、撮像を行う場合には、コン
ピュータ操作を一時中断して、撮像範囲の調整をしなけ
ればならず、非常に作業性が悪いという問題点があっ
た。
【0021】また、CCDエリアイメージセンサを用い
る場合であっても、撮像対象物の移動や照明の調整を手
動で行う必要があり、撮像作業が煩雑である。しかも、
CCDイメージセンサの出力が飽和しない範囲で最大と
なるように動作時間を制御するが、動作時間が長くなる
と暗時出力が大きくなりダイナミックレンジが狭くなる
という問題点があった。
【0022】そこで本発明は、撮像の作業性を向上さ
せ、かつ高画質、広ダイナミックレンジで画像を撮像で
きる手段を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の第
一の発明によれば、光電変換を行う画素が線状に配置さ
れたリニアイメージセンサ及び光電変換を行う画素が面
状に配置されたエリアイメージセンサを有する撮像手段
と、該撮像手段に対向した面を備え、該面に撮像対象物
を保持する保持手段とを有し、該撮像手段は該面に対し
て該撮像対象物の撮像領域の任意の位置に移動可能であ
ることを特徴とする画像入力装置を提供することにより
達成される。
【0024】さらに、上記目的は、本発明の第二の発明
によれば、光電変換を行う画素が線状に配置されたリニ
アイメージセンサ及び光電変換を行う画素が面状に配置
されたエリアイメージセンサの少なくとも一方を有する
撮像手段と、該撮像手段に対向した面を有し、該面に撮
像対象物を保持する保持手段とを有し、該面は該撮像手
段に対して該撮像対象物を任意の位置に移動させること
が可能であることを特徴とする画像入力装置を提供する
ことにより達成される。
【0025】さらに、上記目的は、本発明の第三の発明
によれば、前記第一の発明又は前記第二の発明におい
て、前記撮像手段によって撮像された画像を表示するモ
ニタと、撮像条件を入力するための入力手段とを備えた
制御装置を有することを特徴とする画像入力装置を提供
することにより達成される。
【0026】さらに、上記目的は、本発明の第四の発明
によれば、前記第一の発明、前記第二の発明又は前記第
三の発明において、前記撮像対象物を照明する照明手段
を有し、該照明手段の照明光量は前記撮像手段の移動又
は前記面の移動に応じて前記制御装置により制御される
ことを特徴とする画像入力装置を提供することにより達
成される。
【0027】さらに、上記目的は、本発明の第五の発明
によれば、光電変換を行う画素が線状に配置されたリニ
アイメージセンサ及び光電変換を行う画素が面状に配置
されたエリアイメージセンサの少なくとも一方を有する
撮像手段と、該撮像手段と対向した面を備え、該面に撮
像対象物を保持する保持手段と、該撮像対象物を照明す
るために該撮像手段の両側に設けられた一対の第一及び
第二の照明手段とを有し、該撮像手段は該面に対して該
撮像対象物の撮像領域の任意の位置に移動可能であり、
該撮像手段が該第一の前記照明手段の方向に移動する
際、該第二の照明手段は前記撮像手段の移動方向と同じ
方向に移動することを特徴とする画像入力装置を提供す
ることにより達成される。
【0028】さらに、上記目的は、本発明の第六の発明
によれば、前記第四の発明又は前記第五の発明におい
て、前記第一及び第二の照明手段は照明光源からの光を
前記面に向けて反射させる反射部を有し、前記照明手段
が移動したとき、該反射部は前記照明手段の移動方向と
反対の方向に回動することを特徴とする画像入力装置を
提供することにより達成される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの
実施の形態に限定されるものではない。
【0030】図1は、本発明の第一の実施の形態の基本
構成斜視図を示す。
【0031】図1において、画像入力ユニット1にはC
CDエリアイメージセンサを備えた電子式ファインダー
2が取り付けられている。また、画像入力ユニット1は
アーム6に保持され、そのアーム6は矢印Y方向および
矢印Z方向に移動可能であるように支柱7に支持されて
いる。さらに、支柱7は案内溝8をガイドとして矢印X
方向に移動可能であるように書画台9に支持されてい
る。画像入力ユニット1を移動させる駆動機構について
は後述する。
【0032】例えば原稿10などの撮像対象物を照明す
る一対の照明ユニット4が、アーム5を介して書画台9
の両端であって画像入力ユニット1の両側に保持され
る。照明ユニット4は書画台9のY方向の長さに対して
ある程度の長さを有しており、さらに、矢印U方向およ
び矢印V方向にそれぞれ回動可能及び移動可能である。
照明ユニット4の駆動機構については後述する。
【0033】撮像対象物の保持手段の1つである書画台
9は、画像入力ユニット1と対向した面を有し、その面
上に撮像対象物である例えば原稿が保持される。また、
書画台9は、後述するようにコンピュータ11による画
像入力ユニット1の移動及び照明ユニット4の移動及び
回動制御のためにケーブル9cを介してモニター11a
及びキーボードのような入力手段11bを有する制御手
段であるコンピュータ11に接続される。また、画像入
力ユニット1および電子式ファインダー2は、コンピュ
ータ11による撮像制御のためにそれぞれケーブル1d
およびケーブル2dを介して同じくコンピュータ11に
接続される。
【0034】図2は図1における本実施の形態のコンピ
ュータを除く画像入力装置を正面から見た断面図であ
る。図1における照明ユニット4は蛍光管4aと反射板
4bから構成され、書画台9の内部には、透過原稿を照
明する蛍光管9aと反射板9bが設けられている。ま
た、これらの照明の光量はコンピュータ11のような制
御手段からの電圧制御等により制御される。
【0035】図3は図1に画像入力装置の画像入力ユニ
ット1及びに電子式ファインダー2の側面から見た断面
図である。画像入力ユニット1は矢印z方向に走査され
るCCDリニアイメージセンサ1b、ミラー1c及び電
動ズームレンズ3aを備え、電子式ファインダー2はC
CDエリアイメージセンサ2a、ミラー2c及び結像レ
ンズ2bとを備えている。CCDリニアイメージセンサ
1bは矢印Z方向に走査され、ミラー1cは矢印y方向
及びその逆方向に回動可能である。
【0036】図4は、支柱7の案内溝8に対する駆動機
構を示す基本構成斜視図である。
【0037】図4において、駆動部ベースブロック13
aには、ステッピングモータ12及びリニアガイド13
bが取り付けられ、プーリ14が回動可能に保持されて
いる。また、支柱7はリニアガイド13bにより矢印X
方向に移動可能に保持されている。ステッピングモータ
12の出力軸にもプーリ14が取り付けられており、支
柱7に取り付けられたタイミングベルト15が、2個の
プーリ14間に掛けられている。
【0038】このような構成において、ステッピングモ
ータ12は入力される駆動パルス信号に応じて回転し、
その回転がプーリ14を介してタイミングベルト15を
動かす。そして、タイミングベルト15に取り付けられ
た支柱7が、リニアガイド13bを案内として矢印X方
向に移動する。
【0039】図1におけるアーム6のY方向の移動につ
いても、図4と同様に、支柱7の図示されない適当な位
置にステッピングモータ、リニアガイド及びプーリが設
けられ、アーム6は図4における支柱7の移動と同様な
機構で支柱7に対して移動可能である。
【0040】また、図1におけるアーム6のZ方向の移
動についても、図4と同様に、アーム6の図示されない
適当な位置にステッピングモータ、リニアガイド及びプ
ーリが設けられ、アーム6は図4における支柱7の移動
と同様な機構で支柱7に対して移動可能である。
【0041】図5は、照明ユニット4を書画台9に保持
するアーム5の駆動機構を示す基本構成斜視図である。
【0042】図5において、駆動部ベース板17には、
ステッピングモータ16が取り付けられ、その出力軸に
はアーム5の一端が取り付けられている。アーム5の他
端には照明ユニット4が保持されている。
【0043】このような構成において、ステッピングモ
ータ16は入力される駆動パルス信号に応じて回転し、
アーム5を前記出力軸に取り付けられたアーム5の一端
を中心に矢印V方向に回動させる。
【0044】照明ユニット4の図1における矢印U方向
の回動についても図5と同様な機構で構成される。即
ち、前記アーム5の他端には図示しないステッピングモ
ータが取り付けられ、照明ユニット4をその出力軸に取
り付けられた照明ユニット4を矢印U方向に回動させ
る。
【0045】図6は、画像入力ユニット1の移動に応じ
た照明ユニット4の移動及び光量調整について説明する
ための図である。まず、原稿10が反射原稿の場合につ
いて説明する。
【0046】図6における二点鎖線の位置Aは画像入力
ユニット1の移動前の位置を示し、実線の位置Bは移動
後の位置を示している。二点鎖線の位置Aでは、原稿1
0全体の画像を撮像する。このとき、一対の照明ユニッ
ト4及び4’は、原稿10全体が均一に照明されるよう
に、照明ユニット4及び4’は原稿10の中心に対しほ
ぼ左右対称な位置それぞれI及びIIにあり、照明光が原
稿10のほぼ中心に向かうような角度に設定されてい
る。
【0047】その後撮像範囲を指定して、その撮像範囲
を満足するように画像入力ユニット1が移動し、電動ズ
ームレンズ3aが作動する。図6では、画像入力ユニッ
ト1が矢印X方向及び矢印Z方向に移動した場合の例を
示している。なお、図1における矢印Y方向の移動に対
しては、照明ユニット4及び4’に使用されている照明
光源が矢印Y方向には撮像範囲に対し十分に長く、原稿
10が均一に照明されているため、照明ユニットの移動
を考慮しなくてもよい。
【0048】図6において、実線の位置Bに画像入力ユ
ニット1が移動すると、撮像範囲は照明ユニットの二点
鎖線の位置IIから遠ざかるので、アーム5bを矢印Vの
+方向に回動させ、照明ユニット4及び4’が撮像範囲
の中心に対しほぼ左右対称になるような位置IIIに照明
ユニット4’を移動させる。そして、同時に照明光が撮
像範囲のほぼ中心に向かうように照明ユニット4及び
4’の反射板4bをそれぞれ矢印Uの−方向に回動し角
度を調整する。
【0049】さらに、左右のバランスを取りつつCCD
リニアイメージセンサでの撮像時間が最短になるよう
に、つまりCCDリニアイメージセンサが飽和しない最
大受光量を得られるように照明ユニット4及び4’の光
量を調整する。
【0050】原稿10が透過原稿の場合における画像入
力ユニット1の移動に対しては、撮像範囲がほぼ均一に
照明されるように、光量の左右のバランスを取りつつ、
CCDリニアイメージセンサでの撮像時間が最短になる
ように、つまり、CCDリニアイメージセンサが飽和し
ない最大受光量を得られるように、書画台9に内蔵され
ている蛍光管9aの光量を調整する。
【0051】上述の如く構成された装置の動作を、反射
原稿及び立体物の画像を撮像する場合について、図7の
フローチャートに基づいて説明する。
【0052】まず、ステップS10において、原稿又は
立体物などの撮像対象物を書画台9にセットする。そし
て、図2における蛍光管4aの光は、直接あるいは反射
板4bにて反射して原稿10を照明する。ステップS1
1において、画像入力ユニット1のX、Y、Z方向の移
動及び電動ズームレンズ3aのズーム調整により原稿又
は立体物の全体が撮像できるように調整され、さらに、
フォーカス調整が行われる(ステップS12)。
【0053】そして、例えば、図1において、照明ユニ
ット4によって照明された原稿10の画像は、図3にお
ける電動ズームレンズ3a、矢印y方向に回動し保持さ
れた状態のミラー1c、ミラー2c、結像レンズ2bに
よって、エリアイメージセンサ2a上に合焦され、電気
信号に変換される(ステップS13)。その電気信号
は、図1におけるケーブル2dを介してコンピュータ1
1に入力され、コンピュータ11のモニター11a上に
表示される(ステップS14)。
【0054】ステップS15において、そのモニター1
1aの画面上で、例えば原稿の一部分のように実際に撮
像したい範囲又は画質や露出などのその他の条件を指定
すると、画像入力ユニット1及び照明ユニット4の移動
量、ズームレンズ3aのズーミング量、適正光量、CC
Dリニアイメージセンサでの撮像時の諸パラメータ等を
算出し(ステップS16)、CCDエリアイメージセン
サ2aあるいはリニアイメージセンサ1bの最大有効画
素数で撮像できるようにする。
【0055】次に、前記パラメータに従って、電動ズー
ムレンズ3aのズーム機構により撮像範囲の大きさを調
整しながら(ステップS18)、画像入力ユニット1が
保持されたアーム6を支柱7を軸として矢印Y/矢印Z
方向へ、支柱7を案内溝8をガイドとして矢印X方向へ
電動で移動する(ステップS17)。
【0056】そして、照明ユニット4の位置をアーム5
を電動で回動させ、また、照明光の向きを反射板4bを
電動で回動させて原稿10の照明状態を調整し(ステッ
プS19)、エリアイメージセンサ2aあるいはCCD
リニアイメージセンサ1bでの撮像時間が最短になるよ
うに蛍光管4aの照明光量を調整する(ステップS2
0)。
【0057】撮像条件の設定が終了すると、再度、原稿
10の画像をCCDエリアイメージセンサ2aにて撮像
する(ステップS21)。得られた画像データを電気信
号に変換し、ケーブル1dを介してコンピュータ11に
入力して、コンピュータ11のモニタに表示する(ステ
ップS22)。撮像範囲等が設定通りでなければ、上記
の調整が再度行われる(ステップS23)。
【0058】設定が正しく、高解像度の画像データが必
要か否かを判断し(ステップS24)、必要な場合に
は、原稿10の画像を、図3におけるミラー1cを矢印
y方向とは逆方向に回動し(ステップS25)、電動ズ
ームレンズ3aにより、CCDリニアイメージセンサ1
b上に合焦させて、CCDリニアイメージセンサ1bを
矢印z方向に走査させる(ステップS26)。
【0059】そして、得られた画像データをケーブル1
dを介してコンピュータ11に入力し、コンピュータの
メモリのような記憶手段に記憶させる(ステップS2
7)。
【0060】ステップS24において、高解像度の画像
データが必要でない場合には、CCDエリアイメージセ
ンサ2aにて撮像された画像データをケーブル2dを介
してコンピュータ11のメモリのような記憶手段に記憶
させる(ステップ27)。
【0061】透過原稿を撮像する場合は、照明ユニット
4に代わって書画台9に備えられた蛍光管9a及び反射
板9bの光量及び向きを調節すればよい。
【0062】図8は、本発明の第二の実施の形態を示す
基本構成斜視図である。図1との相違点は、画像入力ユ
ニット1をX、Y方向の移動させる代わりに、書画台9
にステージを設け、該ステージ上に原稿及び立体物を載
せ、そのステージを書画台9に対して移動させるという
点である。
【0063】図8において、ステージ18は矢印X方向
に移動可能にステージ19に保持され、ステージ19は
矢印Y方向に移動可能に書画台9に保持されている。こ
のステージ18のX方向及びステージ19のY方向移動
動作は、図1における画像入力ユニット1のそれぞれX
方向及びY方向の移動動作に相当する。
【0064】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明において
は、リニアイメージセンサが用いられる場合であって、
撮像したい画像が1対象物に対し多数の範囲に及ぶとき
でも、光学式ファインダーに代わってエリアイメージセ
ンサを備えた電子式ファインダーを用いることにより、
撮像範囲の調整などを行う制御手段の操作を一時中断し
て撮像範囲などをその都度調整する必要がなくなり、モ
ニタを見ながら調整が行うことができる。
【0065】さらに、オートフォーカス機能を具備した
電動ズームレンズのフォーカス及びズームの制御に加え
て、画像入力ユニットを撮像対象物の撮像領域に対して
任意の位置に移動させる手段が設けられるので、コンピ
ュータ等の制御手段によって指定された撮像したい撮像
範囲に最適に移動することで、指定された範囲をイメー
ジセンサの最大有効画素数で撮像することができ、ま
た、撮像の作業性が格段に向上し、リニアイメージセン
サによる高画質な画像の撮像が容易となる。
【0066】また、画像入力ユニットの移動に応じて照
明ユニットは移動可能であり、さらにその反射部が回動
可能であるので、画像入力ユニットの移動及び回動、又
は照明ユニットの照明光量をコンピュータで制御するこ
とにより、イメージセンサの出力が最適となるように照
明ユニットを制御することができ、イメージセンサの動
作時間を極力短くすることができ、暗時出力を小さく抑
えることができるため、広ダイナミックレンジでの画像
の撮像が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す基本構成斜視
図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態を正面から見た断面
図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態の画像入力ユニット
の側面から見た断面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態の画像入力ユニット
駆動部分を示す基本構成斜視図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態の照明ユニット駆動
部分を示す基本構成斜視図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態における画像入力ユ
ニット1の移動に対する照明ユニット4の移動及び光量
調整について説明するための図である。
【図7】本発明の第一の実施の形態を示す撮像対象物の
撮像フローチャートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態を示す基本構成斜視
図である。
【図9】CCDエリアイメージセンサを用いた場合の従
来の画像入力装置を示す基本構成斜視図である。
【図10】図9を正面から見た断面図である。
【図11】CCDリニアイメージセンサを用いた場合の
従来の画像入力装置を示す基本構成斜視図である。
【図12】図11を正面から見た断面図である。
【図13】CCDリニアイメージセンサ及び光学式ファ
インダを備えた画像入力ユニットの断面図である。
【符号の説明】
1 画像入力ユニット 1a CCDエリアイメージセンサ 1b CCDリニアイメージセンサ 1c ミラー 1d ケーブル 2 光学式ファインダー 2a CCDエリアイメージセンサ 2b 結像レンズ 2c ミラー 2d ケーブル 3a 電動ズームレンズ 3b 結像レンズ 4 照明ユニット 4a 蛍光管 4b 反射板 5 アーム 6 アーム 7 支柱 8 案内溝 9 書画台 9a 蛍光管 9b 反射板 9c ケーブル 10 原稿 11 コンピュータ 11a モニター 11b 入力手段 12 ステッピングモータ 13a 駆動部ベースブロック 13b リニアガイド 14 プーリ 15 タイミングベルト 16 ステッピングモータ 17 駆動部ベース板 18 ステージ 19 ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/222 H04N 5/222 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光電変換を行う画素が線状に配置されたリ
    ニアイメージセンサ及び光電変換を行う画素が面状に配
    置されたエリアイメージセンサを有する撮像手段と、 該撮像手段に対向した面を備え、該面に撮像対象物を保
    持する保持手段とを有し、 該撮像手段は該面に対して該撮像対象物の撮像領域の任
    意の位置に移動可能であることを特徴とする画像入力装
    置。
  2. 【請求項2】光電変換を行う画素が線状に配置されたリ
    ニアイメージセンサ及び光電変換を行う画素が面状に配
    置されたエリアイメージセンサの少なくとも一方を有す
    る撮像手段と、 該撮像手段に対向した面を有し、該面に撮像対象物を保
    持する保持手段とを有し、 該面は該撮像手段に対して該撮像対象物を任意の位置に
    移動させることが可能であることを特徴とする画像入力
    装置。
  3. 【請求項3】前記撮像手段によって撮像された画像を表
    示する表示手段と、 撮像条件を入力するための入力手段とを備えた制御装置
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
    入力装置。
  4. 【請求項4】前記撮像対象物を照明する照明手段を有
    し、該照明手段の照明光量は前記撮像手段の移動又は前
    記面の移動に応じて前記制御装置により制御されること
    を特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像入力装
    置。
  5. 【請求項5】光電変換を行う画素が線状に配置されたリ
    ニアイメージセンサ及び光電変換を行う画素が面状に配
    置されたエリアイメージセンサの少なくとも一方を有す
    る撮像手段と、 該撮像手段と対向した面を備え、該面に撮像対象物を保
    持する保持手段と、 該撮像対象物を照明するために該撮像手段の両側に設け
    られた一対の第一及び第二の照明手段とを有し、 該撮像手段は該面に対して該撮像対象物の撮像領域の任
    意の位置に移動可能であり、該撮像手段が該第一の前記
    照明手段の方向に移動する際、該第二の照明手段は前記
    撮像手段の移動方向と同じ方向に移動することを特徴と
    する画像入力装置。
  6. 【請求項6】前記第一及び第二の照明手段は照明光源か
    らの光を前記面に向けて反射させる反射部を有し、前記
    照明手段が移動したとき、該反射部は前記照明手段の移
    動方向と反対の方向に回動することを特徴とする請求項
    4又は5に記載の画像入力装置。
JP8275024A 1996-10-17 1996-10-17 画像入力装置 Pending JPH10126583A (ja)

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