JP2694634B2 - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JP2694634B2
JP2694634B2 JP7024033A JP2403395A JP2694634B2 JP 2694634 B2 JP2694634 B2 JP 2694634B2 JP 7024033 A JP7024033 A JP 7024033A JP 2403395 A JP2403395 A JP 2403395A JP 2694634 B2 JP2694634 B2 JP 2694634B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、画像入力装置、特にそ
の初期動作設定の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図14,図15に従来の画像入力装置の
一例の全体斜視図および正面図を示す。図例の画像入力
装置は、読取られる画像1aを載置するための載置台
1、該画像1aを読取るための光電変換部を有するカメ
ラ(撮像部)2、および該カメラ2を支持する支持部材
Sを有し、前記載置台1と支持部材Sとは、分離不能に
一体に構成されている。 【0003】また、支持部材Sは、それぞれ垂直支持部
4と水平支持部3とより構成され、カメラ2は、垂直部
材4において上下方向(Z方向)へ、水平支持部3にお
いて前後方向(X方向)へそれぞれ移動可能である。M
はモニタ表示部、7は電源スイッチ、Wはホワイトバラ
ンス用つまみ、5は、載置台1を照明するための各照明
装置である。 【0004】また、カメラ2のフォーカシング,ズーミ
ングならびに映像出力の反転/非反転切換等は手動で行
っていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来例にあっては、上記のように、フォーカシング等
を手動操作で行っていたため、電源を投入して画像入力
装置の動作を開始する時に、装置は以前の手動操作状態
のままになっており、このため、改めてフォーカシング
を行う必要があり、煩わしく、かつ操作性が悪かった。 【0006】本発明は、以上のような従来例の課題に着
目してなされたもので、動作開始時の操作性の良好な画
像入力装置の提供を目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、読み取られる画像の原稿台と、前記画像の光学像
を得るための光学系と、この光学系を介して得られた前
記画像の光学像を光電変換する撮像部と、この撮像部の
支持体と、焦点調節機構とを備えた画像入力装置であっ
て、前記画像入力装置の動作開始時に、前記光学系の位
置を無限遠とした後、合焦したか否かの判定をすること
なく前記光学系を所定量移動させて前記原稿台に対して
合焦する撮像距離に設定すべく前記焦点調節機構を動作
させる制御手段を備えるよう構成することにより、前記
目的を達成しようとするものである。 【0008】 【作用】以上のような構成により、動作開始時の操作性
が著しく改善されると共に、従来初期設定に必要とした
スイッチ等が不要となるため、コスト低下にも寄与し得
る。 【0009】 【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る。図1および図2に、本発明に係る画像入力装置の一
実施例のそれぞれ全体斜視図および断面側面図を示し、
前記従来例を示す図14,図15におけると同一(相
当)構成要素は同一符号で表わす。 【0010】(構成)図1,図2において、1は、読取
られる画像1aが載せられる載置台である。ここで後述
する原稿等の画像を読取るためのカラー光電変換部を有
するカメラ2のホワイトバランスを調整するため、該載
置台1のカメラ2側の面は無彩色の灰色となっている。
また載置台1のカメラ2側の面は白色でもよいが、カメ
ラ2内の光電変換部に入射する光量が多すぎると光電変
換部の出力が飽和して適正にホワイトバランスが調整で
きなくなることがあることを防止するために、白色より
も反射率の低い灰色の方が好ましい。また、載置台1か
らカメラ2に乱反射光が入射しないように、載置台1は
拡散反射板としている。 【0011】2は、水平支持部3に固着/支持されてい
るカメラで、カラー光電変換部を有している。4は垂直
支持部で、載置台1に固着され、水平支持部3は、垂直
支持部4を介して載置台1に連結されている。5,5
は、載置台1の両側上部に配設された各照明装置で、載
置台1上が暗い場合、または、トラペン等に書かれたも
のをカメラ2に入力させたいとき、室内灯からの正反射
をカメラ2が拾うのを防止するために、シェード等を使
用した場合に用いられ、スイッチ6によりオン/オフし
得る。7は、本装置の電源スイッチである。 【0012】8は、外部から映像信号を入力させるため
の外部入力端子であり、これに入力された外部入力は、
モニタ出力端子9から出力される。また、10は遠隔操
作装置(以下、略してリモコン)で、後述するが、載置
台1上の画像を、ズームレンズによりカメラ2部に結像
させるためのズームレンズ内蔵のフォーカシング,ズー
ミング等の各操作部材を電気的に操作するためのもの
で、図例はコードによって本体と接続されているが、ワ
イヤレス式としてもよいことはもちろんである。 【0013】図3に、カメラ2の断面説明図を示す。1
1は、撮像素子としてのCCD(電荷結合素子)で、ズ
ームレンズ12,フォーカスレンズ13を通して載置台
1上の画像1aを入力する。ズームレンズ12は、移動
筒21に固着されており、カム筒19を介して、モータ
15により駆動される。 【0014】フォーカスレンズ13は、フォーカス枠2
0に取付けられ、移動筒22に固着されており、カム筒
19を介して、モータ16により駆動される。14は絞
りで、モータ17により開閉駆動される。18は固定筒
で、水平支持部3に固着され、移動筒21,22、カム
筒19が回動可能に取付けられている。 【0015】つぎに、図4に、リモコン10の操作部上
面図を示す。23は、フォーカス/ズーム調整用の回転
式ダイヤルであり、24は、該ダイヤル23の制御スイ
ッチで、フォーカス/ズームのいずれかの位置に選択的
にセットする(図示はフォーカス状態)。25はアイリ
ス(絞り)ボタンで、+側を押すと絞りが開かれ、−側
を押すと絞りが閉じられるよう作動する。また、オート
アイリスボタン26を押すことにより、自動的に絞り調
整が可能である。 【0016】27は外部入力切換ボタンで、外部入力端
子8(図2)から入力されたものを選択するボタン、2
8はネガ/ポジ切換ボタンである。29は、カメラ2の
ホワイト調整用ボタンであり、このボタンを押すことに
より、自動的にホワイトバランス調整ができる。また、
このボタンを押すことにより、ホワイトバランス調整
は、外光の種類,蛍光灯,日中光,白熱ランプ光等に応
じて手動により選択するようにしても差支えない。ま
た、30は後述するリセットボタンである。 【0017】(電気回路)図5に、本実施例の電気回路
図を示す。図中、101は、被写体Yを撮像するための
カメラヘッドである。Xは、カメラヘッド101の前方
に取付けられ、該ヘッド内の撮像素子CCD上に被写体
Yの像を結像させるためのレンズであり、複数のズーム
光学レンズ102,絞り103,ズーム調整用モータ1
04,ピント調整(フォーカシング)用モータ105,
絞り調整用モータ106より成る。 【0018】ここで、各モータ104,105,106
は、直流モータ,ステップモータ,超音波モータ等、電
気的エネルギを機械的エネルギに変換可能な要素であ
り、後述するコントローラ112からの命令により、機
械的に反対方向への運動が可能であり、この両方向の移
動に対して、モータ104は“テレ”/“ワイド”、モ
ータ105はピント“近”/“遠”、モータ106は絞
り“開”/“閉”の作動を行い、それぞれズーム,ピン
ト(フォーカス),絞り(露光量)の調節を可能にして
いる。ここにおいては、説明を簡単にするため、各モー
タ104,105,106はすべてステップモータであ
るものとする。 【0019】被写体Yの像情報は、カメラヘッド101
から、出力ライン107を介してNTSC等のビデオ信
号として出力される。カメラヘッド101は、それと同
時に、被写体Yの平均輝度を検出するため、端子bより
出力される輝度信号を、ライン108を介して積分回路
109において、カメラヘッド101の端子dよりの信
号に従って、適切な重み付けを行った上で積分し、A/
Dコンバータ111によりA/D変換したのち、このシ
ステム全体の制御装置であるコントローラ112へ入力
する。 【0020】なお、カメラヘッド101は、端子cより
積分回路109に同期信号を送出して、積分波形のリセ
ットタイミングを与えると共に、端子cよりコントロー
ラ112にタイミングパルスを送出して、積分波形をコ
ントローラ112に取込むタイミングを指定している。 【0021】コントローラ112には、以下の操作部材
が接続されている。すなわち、113はロータリエンコ
ーダであり、その2つの出力A,Bはコントローラ11
2に接続され、図6にロータリエンコーダ113の出力
信号波形図を示すように、エンコーダ113を右回転し
たとき、 【0022】 【数1】 【0023】のように変化するようにしてあるため、コ
ントローラ112は、ロータリエンコーダ113からの
入力により、回転方向の判別が可能である。 【0024】つぎに、114,115,116は、それ
ぞれ、ズーム,フォーカス,絞り操作を指定する部材で
あり、例えば、これらからの入力が“ハイ”レベルにな
ったときに、コントローラ112はその操作が指定され
たものと判断する。 【0025】118/119は、アップ/ダウン操作部
材で、これらが“ハイ”レベルになったとき、コントロ
ーラ112は、絞り103の開(アップ操作)/閉(ダ
ウン操作)の操作を行う。 【0026】なお、ロータリエンコーダ113の回転に
対しても、コントローラ112は、それぞれ右/左回転
に対して、ズーム操作はテレ/ワイド、フォーカス操作
は近/遠、絞り操作は開/閉の操作を行う。120は、
後述するリセットスイッチである。 【0027】以上の各操作部材の構成としては、例えば
112〜120は、遠隔操作装置の形態をとってもよい
し、また、本体内に組込まれていても差支えない。 【0028】(作用)以上のような構成の本実施例の作
用を、図7〜図9を参照して説明する。 【0029】まず、絞り制御について説明する。図7
は、画面に対する測光領域の説明図で、全画面の一部分
を均一な重み付けで測光する場合を例にとって説明す
る、(t1 〜t2 )が測光部分であり、図8に、図7の
各時点に対応する絞り制御関連各信号の各タイミング波
形を示す。 【0030】図8(a)は、カメラヘッド101の端子
cより積分回路109に出力される垂直同期信号、同図
(b)は、積分回路109の積分出力波形、同図(c)
は、カメラヘッド101の端子dよりコントローラ11
2に出力されるタイミングパルスである。 【0031】同図(b)に示すように、積分出力は垂直
同期信号の前線でクリアされ、測光部分(t1 〜t2
で変化するが、それ以降は、次に同期信号が入力するま
で一定値となっている。そこで、この一定値に、ある期
間中の時点t3 において入力するタイミングパルス
((c)図)のタイミングでコントローラ112を取込
み、光量測定結果((b)図、積分値VA )に従って絞
り103を調節する。この動作シーケンスを図9の絞り
調節動作シーケンスフローチャートに従って説明する。 【0032】まず、ステップ201において、コントロ
ーラ112は、タイミング信号が入力したか否かを判断
する。入力していなければ(N)、別のルーチンへ飛
び、入力していれば(Y)、そこでA/Dコンバータ1
10を介して積分値VA を入力する(ステップ20
2)。次にこの値VA を、許容最大値VR1と比較する
(ステップ203)。ここでVA >VR1であれば
(Y)、入射光量は過大であると判断され、モータ10
6を介して絞り103を1ステップ絞り込む(ステップ
204)。以上でこの場合の動作を終了し、次の作業に
移る(ステップ208)。 【0033】ステップ203において、もしもVA <V
R1であった場合(N)、次にVA 値を許容最小値VR2
比較する(ステップ205)。ここでVA <VR2であれ
ば(Y)、入射光量は不足していると判断し、モータ1
06を介して絞り103を1ステップ開放する(ステッ
プ206)。これでこの場合の動作を終了し、次の作業
に移る(ステップ208)。 【0034】もしも、ステップ205において、VA
R2であった場合(N)、入射光量は適正であると判断
して、絞り103はそのままとして(ステップ20
7)、この場合の動作を終了して、次の作業に移る(ス
テップ208)。 【0035】なお、ここにおいて、積分値VA の最大/
最小許容値VR1/VR2は、積分光量の目標値VR に対し
て、例えば、VR1=1.4VR ,VR2=0.7VR のよ
うに決定する。 【0036】また、これを補正する場合、例えば20.5
ステップで補正するものとして、表1に示すように、絞
り制御の目標値を作表しておいて、これを参照するよう
にすればよい。すなわち、この場合、No.5が標準値
であり、No数値が小さいほど、目標入射光量は低くな
る。 【0037】 【表1】 【0038】(操作動作)つぎに、本実施例制御装置の
具体的な操作について説明する: 1)ロータリエンコーダ113での操作方向 図10に、ロータリエンコーダ113操作によるフォー
カス/ズーム/絞り制御の動作シーケンスフローチャー
トを示す。ただし、この場合、アップ/ダウン操作部材
118/119は不使用とする。 【0039】まず、ステップ301において、コントロ
ーラ112は、ロータリエンコーダ113の出力を読み
込む。次にその値を、前回の読込み値と比較する(ステ
ップ302)。ここでもし両値が等しければ(Y)、ロ
ータリエンコーダ113は操作されていないので、操作
を終了する(ステップ303)。ステップ302で両方
の値が違っていれば(N)、前記図6において説明した
ようにして、回転方向の右/左を判別し(ステップ30
4)、その上で、ロータリエンコーダ113の変数(次
回読むとき比較するため)を更新する(ステップ30
5)。ここにおいては、説明の便宜上、右方向回転であ
ったものと仮定する。 【0040】次に、それぞれズーム/フォーカス/絞り
の操作指定部材114/115/116の状態をコント
ローラ112に読込み、何を操作するのかを決定する
(ステップ307)。 【0041】例えばもしも、ズーム操作114がなされ
ているのであれば、ステップ308において、モータ1
04を2ステップ“テレ”側に駆動し、もしもフォーカ
ス操作115がなされているのであれば、モータ105
をステップ“近”側に駆動し、あるいはもしも絞り操作
116がなされているのであれば、測光目標を前記表1
における現在値から2つだけ上(No.の小さい)値と
する(ステップ308)。 【0042】また、ロータリエンコーダ113の回転方
向が逆であった場合は、ステップ308における操作の
方向を逆にすればよい。 【0043】2)電源投入時の作動 ズーム,フォーカス,絞りとも、作動範囲の少なくとも
一点にスイッチを設ける等により、現在位置を確認し得
るようにした場合、この確認が行われないとき、例えば
絞りを全開にしても光量不足となるような場合には、さ
らに絞りを開く方向にモータ106を絶えず駆動し続け
て、無駄な電力を消費したり、モータの発熱もしくは寿
命の短絡を招く等の障害を生ずる怖れがあり、これらを
防止するため、つぎのような初期作動を行う。 【0044】絞りの初期作動 図11に、絞りの初期動作シーケンスフローチャートを
示す。 【0045】絞り103を開放してから最小絞りまで絞
り込むのに、モータ106をNI ステップ絞ればよいも
のと仮定し、まず、ステップ501〜503において、
無条件にNI ステップ絞り込む。これで絞り103は最
小絞りの状態となっている。 【0046】つぎに、最も出現頻度の高い絞り値まで
は、最小絞りからNI1ステップ離れているものと仮定
し、その後、ステップ505〜508において、無条件
にNI1ステップ絞りを開放する。ついで、標準目標値
(表1における左端のNoをNRとしてNR=5相当)
に対して露出を制御し始める(ステップ509)。 【0047】ここにおいて、ステップ505〜508の
操作を行った場合、最小絞りから期待値N11ステップ開
く作業を、従来のように画面単位(60フィールド/s
として16.6ms)の遅れを伴って行うのに比べて、
モータ106の応答時間一杯まで速めることができる。 【0048】ズームの初期作動 ズームの初期作動は、例えば標準的に“ワイド”端で使
用することが多い場合、“テレ”端〜“ワイド”端まで
Z ステップで移動できると仮定し、無条件にNZ ステ
ップ“ワイド”側に駆動すればよい。この場合の作動シ
ーケンスフローチャートは、前記図11におけるステッ
プ501〜504と全く同様であるため、図示は省略す
る。 【0049】フォーカスの初期作動 フォーカスに対しては、原稿台1に合焦させることが通
常であるため、この位置を初期位置とする。すなわち、
フォーカスが至近距離から無限遠(∞)までNF ステッ
プを有すると仮定すると、まず、モータ105をNF
テップ作動させて、∞とする。ついで、∞から初期位置
にするのに、NF0ステップを要するものと仮定すると、
モータ105をNF0ステップ作動させれば、初期位置に
合焦させることができる。この場合のフローチャート
も、前記図11ステップ501〜508に準ずるので、
図示は省略する。 【0050】3)リセット動作 この実施例システムを操作していて、例えば、露出補正
中にこれを標準に戻したい場合、補正した方向と逆方向
に同数だけ操作してやれば元に戻すことができるが、こ
の場合、ワンタッチで戻した方が操作が容易であるた
め、ここでは、前記図5における120リセットスイッ
チにより行うようにしている。 【0051】図12に、リセット動作シーケンスフロー
チャートを示す。まずステップ601において、コント
ローラ112は、リセットスイッチ120が操作されて
いるか否かを判別する。操作されていなければ(N)、
作業終了(ステップ606)とし、もしもリセットスイ
ッチ120が操作されていた場合(Y)は、絞り103
が現在リセット状態にあるか(すなわち、表1における
標準目標NR=5に対して制御しているか)否かを判別
する(ステップ602)。もしも否の場合(N)、ステ
ップ603において絞りをリセットし、作業を終了する
(ステップ606)。ステップ602において絞りがリ
セット状態にあれば(Y)、次にズーム102が現在リ
セット状態(例えば“ワイド”端)にあるか否かを判別
する(ステップ604)。もしもリセット状態にあれば
(Y)、作業を終了する(ステップ606)。これに反
してリセット状態になければ(N)、現在のズーム値と
“ワイド”端との差分だけ、モータ104を“ワイド”
側に駆動してズームをリセットし(ステップ605)、
作業を終了する(ステップ606)。 【0052】ここにおいては、上記のように、絞りとズ
ームとに優先順位を与えて、1回操作すると絞り、次に
操作するとズームの順でリセットするようにしたが、1
回のリセット操作ですべてのリセットを行うようにして
もよい。この場合、ステップ603の次の動作として、
ステップ604を行えばよい。 【0053】また、上記は、リセットとして、絞りとズ
ームのみを行ったが、フォーカスもリセット(例えば、
ある特定距離相当で停止する等)してもよいことはもち
ろんであり、その場合、3回の操作で、例えばフォーカ
ス,絞り,ズームの順にリセットしてもよく、2回の操
作でまずフォーカス,絞りを、次にズームをリセットし
てもよい。あるいは1回の操作ですべてをリセットする
ようにしても差支えない。 【0054】また、ズームに対しては、特別にリセット
ボタンを配設すると共に、いくつかのリセット位置を設
けるようにしてもよい。すなわち、標準距離で全画面が
A3,B4,A4,B5,A5,B6,……等のサイズ
となるよう設けておき、1回のズームリセットではその
うちの一つ、例えばA4にリセットするようにし、次に
リセットスイッチ120とアップ/ダウン操作部材11
8/119を同時に操作すれば、その都度、アップの場
合は、→B5→A5→……、ダウンの場合は、……→B
4→A3のように拡大/縮小できるようにすることがで
きる。 【0055】また、リセットでない状態の最初から、リ
セットスイッチ120とアップ/ダウン操作部材118
/119を同時に操作すると、拡大/縮小方向における
最も近いリセット位置にリセットしてもよく、さらに、
リセットスイッチ120による単なるリセット操作のみ
で最も近いリセット位置にリセットするようにしてもよ
い。 【0056】4)全システムの作動 つぎに、オーディオ系までを含めたシステム全系の作動
を説明する:コントローラ112には、操作部材とし
て、新たに、オーディオ操作選択のための選択部材13
0(オーディオセレクト)および各入力選択部材13
1,132,133が付加されている。また、オーディ
オ専用回路として、マイクロホン701,オーディオ回
路(アンプ,自動レベル制御等)702,電子ボリュー
ム703,禁止スイッチ705,スイッチャ706等が
付加されている。 【0057】このうち、電子ボリューム703は、コン
トローラ112からの音量制御ディジタル信号をアナロ
グ値に変換するD/Aコンバータ704の電圧によって
利得が変化する増幅器である。また、禁止スイッチ70
5は、電源投入に際してオーディオ系が過渡状態に発生
する雑音が出力されるのを禁止するためのスイッチであ
る。また、各スイッチャ706,706′は、制御端子
a,bに加えられるディジタル信号により、3つの入力
c,d,eのうちの一つを出力端子fに出力する。例え
ば、 a b ハイ ハイ c−f導通 ハイ ロー d−f導通 ロー ハイ e−f導通 の如くにして、内部入力または外部入力の2つのうちの
1つを選択することができる。 【0058】図13に、オーディオ系を含めた全系の電
源投入時の作動シーケンスフローチャートを示す:電源
が投入されると、まず、ステップ801において雑音防
止のために、禁止スイッチ705をオフすると共に、ス
イッチャ706は、内部信号を出力させるようにする
(ステップ802)。禁止スイッチ705の制御端子が
“ハイ”レベルの時にオフとなるように構成しておく
と、通常、コントローラ112が電源投入によりリセッ
トされると、すべての出力端子(オープンコレクタまた
はオープントレイン)をオフにする構成であることが多
く、プルアップ抵抗をつけておくだけで自動的にステッ
プ801,802が行われる。 【0059】つぎに、ステップ803において、音量制
御のディジタル信号を最小値もしくは最もよく使用され
る値に初期設定する。ついで、絞り,フォーカス,ズー
ムの順に初期化し(各ステップ804,805,80
6)、その後、禁止スイッチ705の禁止を解除する
(ステップ807)。もしも、オーディオ系が雑音を発
生し得る過渡時間がより短ければ、例えばステップ80
4の途中で禁止を解除してもよい。 【0060】つぎに、定常状態におけるオーディオを含
めた作動を説明すると、入力切換えは、各入力選択部材
131〜133を操作することによって、他の操作部材
の操作とは全く独立に行われる。 【0061】また、音量調整は、オーディオセレクト1
30の状態にしておいて、アップ/ダウン操作部材11
8/119の操作を行うことによってなされる。 【0062】5)ネガ/ポジ反転の初期動作 電源投入時、通常はポジで使用されることが多いため、
ポジに設定する。すなわち、カメラヘッド101の出力
をそのままスイッチャ706′の端子Cに入力すればよ
い。通常時、ネガ/ポジ切換スイッチ28が押される
と、コントローラ112の動作が、カメラヘッド101
のラインcを通じてカメラヘッド101に入力され、同
ヘッドの出力は反転してスイッチャ706′の端子Cに
入力される。 【0063】6)映像出力の初期動作 電源投入時、通常は、カメラヘッド101の出力を映し
出すとして、コントローラ112は、スイッチャ70
6,706′の入力として、スイッチャの入力ライン
a,bを通じて入力端子C、すなわち内部入力を選択
し、出力する。 【0064】通常状態では、外部入力切換ボタン27
(各入力選択部材131〜133)のいずれかが選択さ
れれば、コントローラ112は、その入力に応じて、ス
イッチャ入力ラインa,bを通じて、スイッチャの入力
c,d,eのいずれかを選択する。 【0065】オーディオを含むリセットに対しては、リ
セットされる対象として、前述に、入力切換,音量が付
加される。リセットの優先順位としては、入力切換を第
1位に置き、次に絞りフォーカス,ズーム、次に音量と
してもよく、入力切換のみを別に最上位とし、他はすべ
て一度に行うようにしてもよい。 【0066】(実施例の作用/効果)以上、詳細に説明
したように、本実施例においては、電源投入時に、自動
的にフォーカス/ズームが例えばA4サイズ位置等の所
定位置に合致し、マイク出力も適正とし、さらに映像部
に対しては、ポジモードに、かつ内部入力とし、操作性
が著しく改善された。同時に、その後の動作の信頼性も
向上し、初期設定のために要するスイッチ等が不要とな
るため、コスト低下にも寄与できる。 【0067】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願発
明によれば、画像入力装置の動作開始時に、光学系の位
置を無限遠とした後、合焦したか否かの判定をすること
なく前記光学系を所定量移動させて原稿台に対して合焦
する撮像距離に設定すべく焦点調節機構を動作させる制
御手段を備えているので、何ら特別の制御動作を行うこ
となく、迅速に、光学系を原稿台に対して合焦する撮像
距離に設定することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 全体斜視図 【図2】 図1の断面側面図 【図3】 カメラの断面図 【図4】 リモコン装置の操作部上面図 【図5】 電気回路図 【図6】 ロータリエンコーダ出力信号波形図 【図7】 画面に対する測光領域図 【図8】 絞り制御関連信号の各タイミング波形図 【図9】 絞り調整動作シーケンスフローチャート 【図10】 ロータリエンコーダ操作シーケンスフロー
チャート 【図11】 絞り初期動作シーケンスフローチャート 【図12】 リセット動作シーケンスフローチャート 【図13】 全系の電源投入時の作動シーケンスフロー
チャート 【図14】 従来の画像入力装置の一例の斜視図 【図15】 従来の画像入力装置の一例の正面図 【符号の説明】 1 載置台 1a 画像 2 カメラ(撮像部) 3 水平支持部 4 垂直支持部 7 電源スイッチ 8 入力端子 10 リモコン装置 12 ズームレンズ(撮影倍率調節機構) 13 フォーカスレンズ(撮影距離調節機構) 14 絞り(露出調節機構) 28 ネガ/ポジ切換ボタン(撮影出力反転/非反転
選択機構) 30 リセットボタン 112 コントローラ(制御手段) 703 電子ボリューム(音声出力調節機構)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.読み取られる画像の原稿台と、前記画像の光学像を
    得るための光学系と、この光学系を介して得られた前記
    画像の光学像を光電変換する撮像部と、この撮像部の支
    持体と、焦点調節機構とを備えた画像入力装置であっ
    て、 前記画像入力装置の動作開始時に、前記光学系の位置を
    無限遠とした後、合焦したか否かの判定をすることなく
    前記光学系を所定量移動させて前記原稿台に対して合焦
    する撮像距離に設定すべく前記焦点調節機構を動作させ
    る制御手段を備えたことを特徴とする画像入力装置。 2.光学系はフォーカシングレンズを有しており、焦点
    調節機構は前記フォーカシングレンズを移動させること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像入力装
    置。
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