JP3528568B2 - 資料提示装置 - Google Patents

資料提示装置

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JP3528568B2
JP3528568B2 JP02117298A JP2117298A JP3528568B2 JP 3528568 B2 JP3528568 B2 JP 3528568B2 JP 02117298 A JP02117298 A JP 02117298A JP 2117298 A JP2117298 A JP 2117298A JP 3528568 B2 JP3528568 B2 JP 3528568B2
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裕志 高野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書類や立体物など
の資料をモニタ装置の画面上やプロジェクタ等を介して
スクリーン等に映し出すために資料を映像信号へ変換す
る資料提示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】会議用および講演用として用いられる視
聴覚機器として、平板状のステージ上に資料等(被写
体)を載置し、照明装置で投光しながら上方から撮像し
て資料等(被写体)をモニタ装置の画面に表示させた
り、プロジェクタでスクリーンなどに投影させたりする
資料提示装置が使用されてきている。
【0003】図1は資料提示装置の外観図である。資料
提示装置1は、資料等の被写体Oを載置するためのステ
ージ2を備える。ステージ2の上方にはCCD撮像素子
を備えた撮像部3が取付アーム4を介して装置本体に設
けられている。5a,5bは被写体Oを照明するための
照明装置であり、一般には蛍光灯などが使用されてい
る。また、ステージ2の前面の傾斜部には撮影時に使用
するズーム調整ボタン6a,フォーカス調整ボタン6b
が配置されている。
【0004】図2は従来の資料提示装置の電気回路構成
例を示すブロック構成図である。111は光学ブロック
であり、光学ブロック111は、光学レンズ111a,
アイリスユニット111b,ズームレンズブロック駆動
モータ111cならびにフォーカスレンズブロック駆動
モータ111dからなる。112はCCD撮像素子であ
り、CCD撮像素子112は光学ブロック111で結像
した光学情報を電気信号に変換する。光学ブロック11
1とCCD撮像素子112とで、図1に示した撮像部3
が構成されている。113はタイミングジェネレータ回
路(TG)であり、タイミングジェネレータ回路(T
G)113はCCD撮像素子112へタイミング信号1
13aを供給する。114はサンプリング回路であり、
サンプリング回路114はCCD撮像素子112からの
出力信号112aから映像信号成分を取り出す。
【0005】115はAGC回路であり、AGC回路1
15はサンプリング回路114から出力される映像信号
114aの増幅率を変化させる。116は信号処理回路
であり、信号処理回路116はAGC回路115から出
力される映像信号115aの輝度信号成分および色信号
成分を処理して、RGB信号、または輝度信号および色
差信号116a(以降、輝度信号および色差信号を色差
信号と称する)を生成して出力する。117はエンコー
ダ回路であり、エンコーダ回路117はRGB信号また
は色差信号116aを複合映像信号117aへ変換す
る。118は複合映像信号117aの出力端子である。
119はオートアイリス回路であり、オートアイリス回
路119はRGB信号から生成した輝度信号または色差
信号116aのうち輝度信号に基づいて輝度信号レベル
が常に一定になるように光学ブロック111のアイリス
ユニット111bを制御する。オートアイリス回路11
9は、絞り量制御信号119aをアイリスユニット11
1bへ供給することで、アイリスユニット111bの絞
り量を調整する。
【0006】120は回路全体を制御するCPUであ
る。CPU120にはズーム調整ボタン6a,フォーカ
ス調整ボタン6bの出力が接続されている。ズーム調整
ボタン6aが操作されるとCPU120は、ズーム駆動
信号120aをズームレンズブロック駆動モータ111
cへ供給し、ズームレンズブロック駆動モータ111c
を回転駆動させて、光学ブロック111のズーム倍率を
調整する。フォーカス調整ボタン6bが操作されるとC
PU120は、フォーカス駆動信号120bをフォーカ
スレンズブロック駆動モータ111dへ供給してフォー
カスレンズブロック駆動モータ111dを回転駆動させ
て、光学ブロック111のフォーカス調整を行なう。
【0007】出力端子118から出力される複合映像信
号117aのレベルは、被写体Oに当る光量の変化に対
し、次の動作によって一定に保たれる。被写体Oに当る
光量が多いときはオートアイリス回路119の制御によ
ってアイリスユニット111bの開口率が減少し、光量
が少ないときは開口率が増加する。アイリスユニット1
11bの開口率の調整によって所定の光量がCCD撮像
素子112に入射されている場合、AGC回路115の
増幅率は最小になるよう構成されている。被写体Oに当
る光量がさらに小さくなると、アイリスユニット111
bの開口率は最大になる。アイリスユニット111bの
開口率が最大になっても、CCD撮像素子112に入射
される光量が不足している場合は、AGC回路115の
増幅率は光量の低下に対応して増加する。AGC回路1
15の増幅率が最大になった場合、それ以下の光量では
出力端子118から出力される複合映像信号117aの
レベルが減少する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】プロジェクタを用いて
スクリーンに資料(被写体)を投影表示する場合は、室
内を暗くすることが多い。室内を暗くした状態で、資料
提示装置1のステージ2上の資料(被写体)Oを照明す
るために照明装置5a,5bを点灯させていると、この
資料提示装置1の照明装置5a,5bの光が視聴者にと
って邪魔になるという問題が生ずる。 そこで、資料提
示装置1の照明装置5a,5bを点灯しないで薄暗い環
境で資料(被写体)Oを撮像すると、AGC回路115
の増幅率が最大になり、出力端子118から出力される
複合映像信号117aのノイズ成分が大きくなったり、
複合映像信号117aの出力レベルが低下したりするた
めに、スクリーンに投影表示される資料(被写体)の映
像品質が低下することがある。
【0009】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、資料(被写体)に当る光量が少ない場
合でも撮像を良好に行なうことができ、スクリーン等に
高画質の映像を表示させることのできる資料提示装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る資料提示装置は、映像信号増幅率可変機
能ならびに長時間電荷蓄積機能のある撮像部と、撮像部
から電荷蓄積によって取り出した映像信号の1フレーム
分を記憶する記憶回路と、映像信号増幅率可変機能と電
荷蓄積機能とを同時に変化させることで映像信号出力レ
ベルを一定のレベルに制御する映像信号出力レベル制御
部と、撮像部の設定を調整する調整部と、撮像部がズー
ム調整ならびにフォーカス調整中であることを判別する
判別部とを備え、撮像部は前記判別部の結果に基づいて
電荷蓄積時間を短く変化させることを特徴とする。
【0011】また、この発明に係る資料提示装置は、映
像信号増幅率可変機能ならびに長時間電荷蓄積機能のあ
る撮像部と、撮像部から電荷蓄積によって取り出した映
像信号の1フレーム分を記憶する記憶回路と、映像信号
増幅率可変機能と電荷蓄積機能とを同時に変化させるこ
とで映像信号出力レベルを一定のレベルに制御する映像
信号出力レベル制御部と、光学系を調整する調整部と、
光学系が調整中であることを判別する判別部とを備え、
撮像部は判別部の結果に基づいて電荷蓄積時間を短くす
ことを特徴とする。
【0012】この発明に係る資料提示装置は、長時間電
荷蓄積機能のある撮像部を備えたので、被写体に当る光
量が少ない場合は撮像部の電荷蓄積時間を長く設定する
ことで映像信号出力レベルを補正することができ、ノイ
ズ成分の少ない映像信号を得ることができる。よって、
プロジェクタを用いてスクリーンに投影するために室内
を暗くする場合でも、被写体を照明するための照明装置
を点灯させることなく撮像を良好に行なうことができ、
高画質の映像をスクリーンに投影させることができる。
【0013】電荷蓄積時間を長く設定した高感度モード
では、単位時間当りのフレーム数が少なくなっているた
め、ズーム調整操作ならびにフォーカス調整操作を行な
ってもその操作が反映された映像信号が出力されるまで
に遅延を生ずる。このため、ズーム調整ならびにフォー
カス調整の操作性が劣化する。この発明に係る資料提示
装置は、映像信号増幅率可変機能と電荷蓄積機能とを同
時に変化させることで映像信号出力レベルを一定のレベ
ルに制御する映像信号出力レベル制御部を備えたので、
ズーム調整操作期間中ならびにフォーカス調整操作期間
中は、電荷蓄積時間を短く設定するとともに映像信号増
幅率を大きく設定することで、映像信号出力レベルを変
化させることなく映像信号遅延を減少させることができ
る。よって、ズーム調整ならびにフォーカス調整の操作
性を改善することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図3はこの発明に係る資料提
示装置の電気回路構成例を示すブロック構成図である。
この発明に係る資料提示装置は、光学ブロック11と、
CCD撮像素子12と、タイミングジェネレータ回路
(TG)13と、サンプリング回路14と、AGC回路
15と、信号処理回路16と、エンコーダ回路17と、
出力端子18と、オートアイリス回路19と、CPU2
0と、フレームメモリ回路21と、出力切換スイッチ回
路22と、ズーム調整ボタン6aと、フォーカス調整ボ
タン6bと、感度設定ボタン6cとからなる。
【0015】CCD撮像素子12とタイミングジェネレ
ータ回路(TG)13とで、特許請求の範囲に記載した
長時間電荷蓄積機能のある撮像部を構成している。フレ
ームメモリ21で、特許請求の範囲に記載した1フレー
ム分を記憶する記憶回路を構成している。CCD撮像素
子12とタイミングジェネレータ回路(TG)13とA
GC回路15とで、特許請求の範囲に記載した映像信号
増幅率可変機能ならびに長時間電荷蓄積機能のある撮像
部を構成している。CPU20によって特許請求の範囲
に記載した映像信号出力レベル制御部を構成している。
【0016】光学ブロック11は、光学レンズ11a
と、アイリスユニット11b、ズームレンズブロック駆
動モータ11cと、フォーカスレンズブロック駆動モー
タ11dとからなる。アイリスユニット11bは、オー
トアイリス回路19から供給される絞り量制御信号19
aに基づいて絞り量の調整を行なう。ズームレンズブロ
ック駆動モータ11cは、CPU20から供給されるズ
ーム駆動信号20aに基づいて駆動される。ズームレン
ズブロック駆動モータ11cの回転によってズーム調整
(撮像倍率調整)がなされる。フォーカスレンズブロッ
ク駆動モータ11dは、CPU20から供給されるズー
ム駆動信号20bに基づいて駆動される。フォーカスレ
ンズブロック駆動モータ11dの回転によって光学レン
ズ11aのフォーカス調整(焦点調整)がなされる。
【0017】CCD撮像素子12は、タイミングジェネ
レータ回路(TG)13から供給されるタイミング信号
13aに基づいて各画素毎に蓄積した電荷を順次出力す
るとともに、次の画像の電荷蓄積を行なう。CCD撮像
素子12は、各画素毎に蓄積した電荷(1フレーム分の
映像信号)を1/30秒以内に出力する。CCD撮像素
子12の出力信号12aはサンプリング回路14へ供給
される。
【0018】タイミングジェネレータ回路(TG)13
は、CPU20から供給される蓄積時間指定情報20c
に基づいてタイミング信号13aの周期を可変する。蓄
積時間が1/30秒に指定された場合、タイミングジェ
ネレータ回路(TG)13は1/30秒毎にタイミング
信号13aを出力する。これにより、毎秒30フレーム
の画像が撮像される。蓄積時間が1秒に指定された場
合、タイミングジェネレータ回路(TG)13は1秒毎
にタイミング信号13aを出力する。これにより、毎秒
1フレームの画像が撮像される。タイミングジェネレー
タ回路(TG)13は、タイミング信号13aに同期し
てトリガ信号13bを出力する。トリガ信号13bはフ
レームメモリ21へ供給される。
【0019】サンプリング回路14はA/D変換器を備
える。サンプリング回路14は、CCD撮像素子12か
らの出力信号12aから映像信号成分を取り出すととも
に、取り出した映像信号成分をA/D変換してデジタル
映像信号14aを出力する。デジタル映像信号14aは
AGC回路15へ供給される。
【0020】AGC回路15は、デジタル映像信号14
aにデジタルAGC処理を施こす。CPU20から通常
のAGC動作を指定するAGC動作指定情報20dが供
給されている場合、AGC回路15は、デジタル映像信
号14aの平均レベルを演算し、演算した平均レベルに
基づいて被写体Oに当る光量が不足していると判断した
場合にはその不足分に応じて増幅率を設定し、デジタル
映像信号14aに設定した増幅率を乗算して出力する。
【0021】AGC回路15は、CPU20から増幅率
増加度合を指定したAGC動作指定情報20dが供給さ
れた場合、そのAGC動作指定情報20dが供給された
時点の増幅率よりも指定された増幅率増加度合分だけ高
い増幅率を設定し、デジタル映像信号14aに設定した
増幅率を乗算して出力する。例えば、増幅率増加度合を
+12dBとするAGC動作指定情報20dが供給され
た場合、AGC回路15は増幅率を12dB増加させ
る。AGC回路15は、AGC動作指定情報20dに基
づいて指定された増幅率増加度合分だけ高い増幅率を設
定している状態では、その増幅率を維持する(デジタル
映像信号14aの平均レベルに基づくAGC動作を行な
わない)。AGC回路15からの映像信号15aは信号
処理回路16へ供給される。
【0022】信号処理回路16は、AGC回路15から
出力される映像信号15aの輝度信号成分および色信号
成分を処理して、デジタルRGB信号またはデジタル色
差信号16aを生成して出力する。デジタルRGB信号
またはデジタル色差信号16aは、出力切換スイッチ2
2の一方の入力端子、オートアイリス回路19、ならび
に、フレームメモリ21へそれぞれ供給される。
【0023】エンコーダ回路17は、D/A変換器と同
期信号発生回路等を備える。エンコーダ回路17は、出
力切換スイッチ22を介して供給されるデジタルRGB
信号またはデジタル色差信号22aを複合映像信号17
aへ変換して出力する。複合映像信号17aは出力端子
18を介して図示しないモニタ装置やプロジェクタ装置
へ供給される。
【0024】オートアイリス回路19は、デジタルRG
B信号またはデジタル輝度信号(色差信号)16aから
生成した輝度情報に基づいて輝度信号出力レベルが常に
一定になるように光学ブロック11のアイリスユニット
11bを制御する。オートアイリス回路19は、絞り量
制御信号19aをアイリスユニット11bへ供給するこ
とで、アイリスユニット11bの絞り量を調整する。
【0025】CPU20にはズーム調整ボタン6a,フ
ォーカス調整ボタン6b、ならびに、感度設定ボタン6
cが接続されている。ズーム調整ボタン6aが操作され
るとCPU20は、ズーム駆動信号20aをズームレン
ズブロック駆動モータ11cへ供給してズームレンズブ
ロック駆動モータ11cを回転駆動させて、光学ブロッ
ク11のズーム倍率を調整する。フォーカス調整ボタン
6bが操作されるとCPU20は、フォーカス駆動信号
20bをフォーカスレンズブロック駆動モータ11dへ
供給してフォーカスレンズブロック駆動モータ11dを
回転駆動させて、光学ブロック11のフォーカス調整を
行なう。
【0026】CPU20は初期状態で通常感度状態を設
定する。この通常感度状態においてCPU20は、通常
出力状態を指定する出力切換信号20eを出力切換スイ
ッチ回路22へ供給して、出力切換スイッチ回路22を
図示点線で示すように、信号処理回路16から出力され
るデジタルRGB信号またはデジタル輝度信号(色差信
号)16aがエンコーダ回路17へ供給される状態に切
り替えさせる。また、通常感度状態においてCPU20
は、電荷蓄積時間を1/30秒とする蓄積時間指定情報
20cをタイミングジェネレータ回路(TG)13へ供
給する。さらに、通常感度状態においてCPU20は、
通常のAGC動作を指定するAGC動作指定情報20d
をAGC回路15へ供給する。
【0027】これにより通常感度状態においては、CC
D撮像素子12の電荷蓄積時間が1/30秒に設定さ
れ、毎秒30フレームの画像信号12aがCCD撮像素
子12から出力される。AGC回路15は従来の資料提
示装置と同様のAGC処理を施す。信号処理回路16か
ら出力されたデジタルRGB信号またはデジタル輝度信
号(色差信号)16aは出力切換スイッチ回路22を介
してエンコーダ回路17へ供給され、エンコーダ回路1
7によって複合映像信号17aへ変換されて、図示しな
いモニタ装置やプロジェクタ装置へ供給され、毎秒30
フレームの画像が表示される。
【0028】CPU20は、感度設定ボタン6cが操作
されると高感度状態を設定する。感度は多段階に亘って
設定できるようにしている。本実施の形態では、感度設
定ボタン6cが操作される度に、感度が順次増加するよ
うにしている。感度の設定は、CCD撮像素子12の電
荷蓄積時間を変化させることで行なう。具体的には、電
荷蓄積時間を2/30秒(1/15秒)、4/30秒
(1/7.5秒)、8/30秒(1/3.75秒)、1
5/30秒(1/2秒)、30/30秒(1秒)の順に
5段階に亘って設定するようにしている。なお、最高感
度が設定された状態(電荷蓄積時間が1秒に設定された
状態)で、感度設定ボタン6cが操作されると通常感度
状態へ復帰する。
【0029】感度設定ボタン6cによって高感度状態が
設定されると、CPU20は高感度出力状態を指定する
出力切換信号20eを出力切換スイッチ回路22へ供給
して、出力切換スイッチ回路22を、図示実線で示すよ
うに、フレームメモリ21から出力されるデジタルRG
B信号またはデジタル色差信号21aがエンコーダ回路
17へ供給される状態に切り替えさせる。また、CPU
20は設定された感度段階に対応した電荷蓄積時間を指
定する蓄積時間指定情報20cをタイミングジェネレー
タ回路(TG)13へ供給する。例えば、最高感度が設
定された場合、CPU20は、電荷蓄積時間を1秒とす
る蓄積時間指定情報20cをタイミングジェネレータ回
路(TG)13へ供給することで、CCD撮像素子12
の電荷付積時間を1秒に設定する。さらに、CPU20
は、通常のAGC動作を指定するAGC動作指定情報2
0dをAGC回路15へ供給する。
【0030】信号処理回路16から出力されるデジタル
RGB信号またはデジタル輝度信号(色差信号)16a
は、タイミングジェネレータ回路(TG)13から出力
されるトリガパルス13bに基づいてフレームメモリ2
1に記録される。フレームメモリ21に記録された1フ
レーム分の映像信号(デジタルRGB信号またはデジタ
ル色差信号)は、毎秒30フレームの周期で繰り返し読
み出され、毎秒30フレームの映像信号21aとして出
力切換スイッチ回路22の他方の入力端子へ供給され
る。
【0031】したがって高感度状態においては、通常感
度状態よりも長い電荷蓄積時間が設定されるので、CC
D撮像素子12は被写体からの露光による電荷を長時間
に亘って蓄積することができる。これにより、薄暗い環
境であって被写体からの光量が少ない状態であっても、
CCD撮像素子12から高いレベルの出力信号12aを
得ることができる。AGC回路15は、電荷蓄積時間を
長く設定してもCCD撮像素子12の出力信号レベルが
不足している場合には、その不足分に応じて増幅率を高
くする。これにより、出力端子18から出力される複合
映像信号のレベルを所定の範囲に保つことができる。感
度を高く設定するほど電荷蓄積時間が長くなり、単位時
間当りに撮像できる画像数(フレーム数)が減少する
が、フレームメモリ21を用いて通常感度状態と同様の
毎秒30フレームの映像信号21aを出力する構成とし
ているので、図示しないモニタ装置やプロジェクタ装置
を介して表示される画像がちらつくようなことはない。
【0032】高感度状態においては、被写体の撮像間隔
が長くなっているので、ズーム調整やフォーカス調整の
操作を行なっても、その操作結果が反映された画像が図
示しないモニタ装置やプロジェクタ装置を介して表示さ
れるまでに時間遅れを生ずる。 特に、電荷蓄積時間が
4/30秒(1/7.5秒)を越えている場合には、ズ
ーム調整やフォーカス調整の操作が困難になる。
【0033】そこで、CPU20は、電荷蓄積時間が8
/30秒(1/3.75秒)以上に設定されている状態
で、ズーム調整ボタン6aまたはフォーカス調整ボタン
6bが操作された場合には、電荷蓄積時間を4/30秒
(1/7.5秒)へ変更するとともに、増幅率増加度合
を指定したAGC動作指定情報20dをAGC回路15
へ供給して、電荷蓄積時間を短く設定した分に対応した
増幅率増加度合分だけAGC回路15の増幅率を増加さ
せる。これにより、出力端子18から出力される複合映
像信号のレベルを一定に保ったまま(出力レベルの変動
を抑制しながら)、電荷蓄積時間を短して映像信号遅延
を減少させることができる。よって、図示しないモニタ
装置やプロジェクタ装置を介して表示される画像の画質
を良好に保ったままで、ズーム調整やフォーカス調整の
操作性を改善させることができる。
【0034】例えば、電荷蓄積時間が8/30秒(1/
3.75秒)に設定されている状態でズーム調整または
フォーカス調整の操作がなされた場合、CPU20は、
電荷蓄積時間を4/30秒(1/7.5秒)へ変更する
とともに、増幅率増加度合を+6dBとするAGC動作
指定情報20dをAGC回路15へ供給して、電荷蓄積
時間を1/2に減少した分に対応する分(+6dB)だ
けAGC回路15の増幅率を増加させる。電荷蓄積時間
が15/30秒(1/2秒)に設定されている状態でズ
ーム調整またはフォーカス調整の操作がなされた場合、
CPU20は、電荷蓄積時間を4/30秒(1/7.5
秒)へ変更するとともに、増幅率増加度合を約+12d
BとするAGC動作指定情報20dをAGC回路15へ
供給して、電荷蓄積時間を約1/4に減少した分に対応
する分(約+12dB)だけAGC回路15の増幅率を
増加させる。電荷蓄積時間が30/30秒(1秒)に設
定されている状態でズーム調整またはフォーカス調整の
操作がなされた場合、CPU20は、電荷蓄積時間を4
/30秒(1/7.5秒)へ変更するとともに、増幅率
増加度合を約+18dBとするAGC動作指定情報20
dをAGC回路15へ供給して、電荷蓄積時間を約1/
8に減少した分に対応する分(約+18dB)だけAG
C回路15の増幅率を増加させる。
【0035】その後、CPU20は、ズーム調整やフォ
ーカス調整の操作が所定時間に亘ってなされないことを
検出すると、先に設定された電荷蓄積時間を指定する蓄
積時間指定情報20cをタイミングジェネレータ回路
(TG)13へ供給して先の電荷蓄積時間に戻すととも
に、通常のAGC動作を指定するAGC動作指定情報2
0dをAGC回路15へ供給する。AGC回路15は、
通常のAGC動作を指定するAGC動作指定情報20d
の供給を受けると、増幅率増加度合を指定したAGC動
作指定情報20dに基づいて増加させていた分だけ増幅
率を減少させた後に(先の増幅率に状態に戻した後
に)、AGC動作を再開する。これにより、ズーム調整
やフォーカス調整の操作性を改善するために電荷蓄積時
間を一時的に変更していた状態から設定された感度に対
応した電荷蓄積時間に戻した際に、図示しないモニタ装
置やプロジェクタ装置を介して表示される画像の画質
(レベルまたは明るさ)が変化しないようにしている。
【0036】なお、本実施の形態では、電荷蓄積時間の
最大値を1秒とする例を示したが、電荷蓄積時間は1秒
よりも長い時間を設定できる構成としてもよい。また、
本実施の形態では、電荷蓄積時間(感度)を5段階に亘
って設定できる例を示したが、電荷蓄積時間(感度)を
連続的に変化できる構成としてもよい。この場合、AG
C回路15に対する増幅率増加度合も連続的に変化させ
る構成とする。さらに、ズーム調整操作時やフォーカス
調整操作時における電荷蓄積時間を4/30秒(1/
7.5秒)とする例を示したが、ズーム調整操作時やフ
ォーカス調整操作時における電荷蓄積時間は他の値でも
よい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る資料
提示装置は、長時間電荷蓄積機能のある撮像部を備えた
ので、被写体に当る光量が少ない場合は撮像部の電荷蓄
積時間を長く設定することで映像信号出力レベルを補正
することができ、ノイズ成分の少ない映像信号を得るこ
とができる。よって、プロジェクタを用いてスクリーン
に投影するために室内を暗くする場合でも、被写体を照
明するための照明装置を点灯させることなく撮像を良好
に行なうことができ、高画質の映像をスクリーンに投影
させることができる。
【0038】また、この発明に係る資料提示装置は、映
像信号増幅率可変機能と電荷蓄積機能とを同時に変化さ
せることで映像信号出力レベルを一定のレベルに制御す
る映像信号出力レベル制御部を備えたので、ズーム調整
操作期間中ならびにフォーカス調整操作期間中は、電荷
蓄積時間を短く設定するとともに映像信号増幅率を大き
く設定することで、映像信号出力レベルを変化させるこ
となく映像信号遅延を減少させることができる。よっ
て、ズーム調整ならびにフォーカス調整の操作性を改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】資料提示装置の外観図
【図2】従来の資料提示装置のブロック構成図
【図3】この発明に係る資料提示装置のブロック構成図
【符号の説明】
1…資料提示装置、2…ステージ、3…撮像部、4…取
付アーム、5a,5b…照明装置、6a…ズーム調整ボ
タン、6b…フォーカス調整ボタン、6c…感度設定ボ
タン、11…光学ブロック、11a…光学レンズ、11
b…アイリスユニット、11c…ズームレンズブロック
駆動モータ、11d…フォーカスレンズブロック駆動モ
ータ、12…CCD撮像素子、13…タイミングジェネ
レータ回路、14…サンプリング回路、15…AGC回
路、16…信号処理回路、17…エンコーダ回路、18
…出力端子、19…オートアイリス回路、20…CP
U、21…フレームメモリ、22…出力切換スイッチ回
路、O…被写体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ上に載置された資料等の被写体
    を撮像し、撮像した資料等の被写体の映像をモニタ、ス
    クリーンなどに映し出して資料を提示する資料提示装置
    において、 映像信号増幅率可変機能ならびに長時間電荷蓄積機能の
    ある撮像部と、 前記撮像部から電荷蓄積によって取り出した映像信号の
    1フレーム分を記憶する記憶回路と、 前記映像信号増幅率可変機能と前記電荷蓄積機能とを同
    時に変化させることで映像信号出力レベルを一定のレベ
    ルに制御する映像信号出力レベル制御部と、 前記撮像部の設定を調整する調整部と、 前記撮像部がズーム調整ならびにフォーカス調整中であ
    ることを判別する判別部とを備え、 前記撮像部は前記判別部の結果に基づいて電荷蓄積時間
    短く変化させることを特徴とする資料提示装置。
  2. 【請求項2】 ステージ上に載置された資料等の被写体
    を撮像し、撮像した資料等の被写体の映像をモニタ、ス
    クリーンなどに映し出して資料を提示する資料提示装置
    において、 映像信号増幅率可変機能ならびに長時間電荷蓄積機能の
    ある撮像部と、 前記撮像部から電荷蓄積によって取り出した映像信号の
    1フレーム分を記憶する記憶回路と、 前記映像信号増幅率可変機能と前記電荷蓄積機能とを同
    時に変化させることで映像信号出力レベルを一定のレベ
    ルに制御する映像信号出力レベル制御部と、 光学系を調整する調整部と、 前記光学系が調整中であることを判別する判別部とを備
    え、 前記撮像部は前記判別部の結果に基づいて電荷蓄積時間
    を短くすることを特徴とする資料提示装置。
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