JPH1023321A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH1023321A
JPH1023321A JP8176582A JP17658296A JPH1023321A JP H1023321 A JPH1023321 A JP H1023321A JP 8176582 A JP8176582 A JP 8176582A JP 17658296 A JP17658296 A JP 17658296A JP H1023321 A JPH1023321 A JP H1023321A
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JP8176582A
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Inventor
Toru Matsui
徹 松井
Takashi Iwasaki
敬史 岩崎
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Tamron Co Ltd
Original Assignee
Tamron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 画像入力装置は、撮像光学系と、撮像光
学系の受光面に配置された撮像素子と、撮像素子の画素
の配列方向における撮像光学系と撮像素子との間の相対
的位置関係を変更するための位置変更機構と、振動検出
手段と、撮像素子の画素のサイズと関連して予め定めら
れた一定値を振動検出手段の出力にて演算処理して演算
結果を位置変更機構へと出力して位置変更機構の動作を
制御する演算処理制御手段とを備える。 【効果】 特に、カメラを手で保持したときに発生する
手振れ補正機能を搭載していて、手振れを補正しながら
高解像化を合わせて達成することができ、さらに、高解
像化を達成する手段としてこの手振れ補正機能を効果的
に共用化することでコストの増加を極力抑えた画像入力
装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の固体撮
像素子を用いた電子カメラ等の画像入力装置に関するも
のであり、特に、カメラを保持した時に生じる手振れ補
正機能を搭載しておりカメラの手振れを補正する機能を
有した電子カメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子カメラは、フィルムが不要であるこ
とや、取り扱いが簡単であること、また、即時性に優れ
ていることなどによって近年急速に普及が拡大しつつあ
るが、銀塩カメラに比べて解像度において劣るという欠
点がある。高解像化のためには、画素数の多いCCDを
用いる必要があるが、コストが飛躍的に増加して一般の
普及カメラに採用するには不向きである。そこで、現在
の電子カメラは、PC(パソコン)用の比較的低解像度
の入力機器として使用されているのが一般的である。
【0003】この種の光学系と固体センサーアレイとを
使用した画像入力装置において、固体センサーアレイの
画素数を増すことなく、解像度を向上させるための従来
技術としては、特開昭53−63916号公報に開示さ
れたようなものがある。この公報に開示された技術で
は、光学系と固体センサーアレイのいずれか一方を、固
体センサーアレイを構成している光電変換素子の配列方
向に振動させる振動子を設け、振動と同期した同期信号
を発生させ、振動に同期して固体センサーアレイによる
画像読み取りを制御し、固体センサーアレイまたは光学
系を光電変換素子の配列方向に振動させながら振動に同
期して画像読み取りを行うようにして、解像度の向上を
図っている。
【0004】また、特開昭61−242178号公報や
特開昭61−248680号公報には、振動形のジャイ
ロセンサーを用いた手振れ補正カメラが開示されてい
る。この従来の手振れ補正カメラは、複数のレンズと撮
像素子が搭載された鏡筒部と、撮像素子から得られる電
気信号から画像信号を作り出す画像信号処理手段と、鏡
筒部を回転可能に支承する支持体と、鏡筒部を回転駆動
するアクチュエータと、鏡筒部の角速度を検出する角速
度検出手段と、鏡筒部と支持体の相対角度を検出する位
置検出手段と、位置検出手段と角速度検出手段の出力信
号を合成する合成手段と、合成手段の合成信号に応じて
アクチュエータに電力を供給する駆動手段とを有する撮
影装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
技術では、撮像素子の画素サイズ以上に解像度を向上さ
せることと、手振れの補正を行うこととが、全く別の技
術として考えられており、両者を安価な方法にて巧みに
解決しようとしているものではない。したがって、前者
の従来技術では、解像度の向上を図ることができても、
手振れの問題を解決できない。また、後者の技術では、
手振れの問題を解決できても、解像度の向上を図ること
はできない。
【0006】本発明の目的は、コストの増加を招くこと
なく、手振れを補正しながら高解像化を合わせて行える
ような画像入力装置および手振れ補正機能付き電子カメ
ラを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の特徴によ
れば、 撮像光学系と、該撮像光学系の受光面に配置さ
れた撮像素子と、該撮像素子の画素の配列方向における
前記撮像光学系と前記撮像素子との間の相対的位置関係
を変更するための位置変更機構とを備えた画像入力装置
において、振動検出手段と、前記撮像素子の画素のサイ
ズと関連して予め定められた一定値を前記振動検出手段
の出力にて演算処理して演算結果を前記位置変更機構へ
と出力して該位置変更機構の動作を制御する演算処理制
御手段とを備える。
【0008】本発明の特定の実施例によれば、前記一定
値は、複数のデータを含み、前記演算処理制御手段は、
それらのデータを選択的に切り替えながら前記撮像素子
から複数の画像データが取り出せるようにする。
【0009】本発明の第二の特徴によれば、撮像光学系
と、該撮像光学系の受光面に配置された撮像素子と、該
撮像素子の画素の配列方向における前記撮像光学系と前
記撮像素子との間の相対的位置関係を変更するための位
置変更機構とを備えた画像入力装置において、振動検出
手段と、演算処理制御手段と、モード設定手段とを備え
ており、前記演算処理制御手段は、前記モード設定手段
により第1のモードが設定されているときには、前記振
動検出手段の出力により前記位置変更機構の動作を制御
し、前記モード設定手段により第2のモードが設定され
ているときには、前記撮像素子の画素のサイズと関連し
て予め定められた一定値を前記位置変更機構へと出力し
て該位置変更機構の動作を制御する。
【0010】本発明の特定の実施例によれば、前記第2
のモードにおける前記一定値は、複数のデータを含み、
前記演算処理制御手段は、それらのデータを選択的に切
り替えながら前記撮像素子から複数の画像データが取り
出せるようにする。
【0011】本発明の別の実施例によれば、前記演算処
理制御手段は、前記第1のモードにおいては、前記撮像
素子の画素のサイズと関連して予め定められた一定値を
前記振動検出手段の出力にて演算処理して演算結果を前
記位置変更機構へと出力して該位置変更機構の動作を制
御するようにする。
【0012】本発明のさらに別の実施例によれば、前記
第1のモードは、カメラモードであり、前記第2のモー
ドは、フィルム取込みモードである。
【0013】本発明のさらに別の実施例によれば、前記
モード設定手段による前記第1のモードと前記第2のモ
ードとの切り替えに連動して、前記撮像光学系の焦点距
離を変更する手段を含む。
【0014】本発明の第三の特徴によれば、撮像光学系
と、該撮像光学系の受光面に配置された撮像素子と、該
撮像素子の画素の配列方向における前記撮像光学系と前
記撮像素子との間の相対的位置関係を変更するための位
置変更機構とを備えた画像入力装置において、振動検出
手段と、演算処理制御手段とを備えており、該演算処理
制御手段は、前記振動検出手段の出力により前記位置変
更機構の動作を制御する段と、前記振動検出手段の出力
に一定値を加算した出力を前記位置変更機構へと出力し
て該位置変更機構の動作を制御する。
【0015】本発明の特定の実施例によれば、前記一定
値は、前記撮像素子の画素サイズの1/nである。
【0016】本発明の第四の特徴によれば、撮像光学系
と、該撮像光学系の受光面に配置された撮像素子と、該
撮像素子の画素の配列方向における前記撮像光学系と前
記撮像素子との間の相対的位置関係を変更するための位
置変更機構とを備えた電子カメラにおいて、カメラ本体
の手振れ量を電気的信号に変換して手振れ信号を出力す
る振れ検出部と、該振れ検出部からの手振れ信号に基づ
いて前記位置変更機構を駆動するための手振れ補正信号
を発生する第1の演算手段と、前記振れ検出部からの手
振れ信号と予め定められた一定値とを演算してシフトさ
れた手振れ補正信号を発生する第2の演算手段と、前記
撮像素子より出力される画像データを記憶する記憶手段
と、前記手振れ補正信号と前記シフトされた手振れ補正
信号とを予め定められたシーケンスに従って順次出力し
つつこれと同期して前記撮像素子の出力を複数回、前記
記憶手段に出力するように制御する制御手段とを備え
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について、本発明をより詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例としての電子画
像入力装置を示す概略斜視図であり、図2は、図1の画
像入力装置の主として光学系に関する内部構成を示す概
略図であり、図3は、図1の画像入力装置を側面より眺
めた概略断面図であり、図3の(A) は、フラッシュを折
り畳んだ状態を示しており、図3の(B) は、フラッシュ
を引き出した状態を示している。
【0019】これら図に示されるように、電子カメラと
しての画像入力装置1は、前面開口部1aを有してお
り、この前面開口部1aは、撮像系への光線入射口であ
る。画像入力装置1の上面には、開口部1bが設けられ
ており、この開口部1bは、35mmフィルム等の写真フ
ィルムや透過原稿の挿入口であるが、常時は、カメラの
内側からカメラの表側に向かってバネによって付勢され
ている蓋(図示していない)によって閉じられた状態に
ある。画像入力装置1の前面には、測光用の開口部1c
も開けられている。この開口部1cは、外部の明るさを
測定するための測光素子のための開口と、フラッシュ光
の被写体による反射光を測定するための測光素子のため
の開口との二つの開口からなっている。
【0020】さらに、画像入力装置1は、このカメラの
上面に開いた状態と閉じた状態との間で回転可能なよう
に支承された蓋2を有しており、この蓋2の内側には、
撮像した画像を表示するための液晶パネルが取り付けら
れており、蓋2を開いた状態では、液晶画面を見ながら
画像データの取り込みが行えるようになっている。蓋2
を畳むと、携帯に便利な形状になるように構成されてい
る。画像入力装置1には、さらに別の液晶表示パネル3
が設けられており、この液晶表示パネル3は、各種設定
モードの表示やカメラの状態表示のために利用される。
【0021】画像入力装置1は、画像の取り込みを行う
ときに押圧されるレリーズボタン4と、カメラモードと
フィルム取込みモードの切り替えをおこなう モード切
り替えスイッチ5とを備えている。モード切り替えスイ
ッチ5は、図1において左右に移動可能なように構成さ
れていて、カメラモードとフィルムモードの切り替えを
行うものである。カメラモードに設定したときには、図
示していない機構によりフラッシュ7がカメラ本体より
突出した状態に(図3の(B) 参照)、フィルムモードに
設定したときには、フラッシュ7がカメラ本体内に収納
された状態とされる(図3の(A) 参照)。また、このモ
ード切り替えと連動して後述する画像取り込みモードの
切り替えが行われる。ボタン6は、各種のモードを設定
するためのもので、画像モード(ファインモード、通常
モード)の設定や文字モード、写真モードの設定等を行
う。設定されたモードは、液晶表示パネル3に表示され
る。
【0022】フラッシュ照明ユニット7は、カメラ本体
より突出した位置と、カメラ本体内に収納された位置と
の間で移動可能なように構成されており、前述したモー
ド切り替えスイッチ5の切り替えと連動して動作し、カ
メラモード時には、外部の被写体を照明可能なようにカ
メラより突出した状態に、フィルムモード時には、開口
部1bに挿入されたフィルムを照明可能なようにカメラ
本体内部に収納された位置に切り替わる。
【0023】画像入力装置1は、撮像レンズ8を備えて
おり、この撮像レンズ8は、開口部1bに挿入されたフ
ィルムの画像を撮像素子9上に結像する。撮像素子9
は、2次元のCCD等の固体撮像素子である。撮像レン
ズ8には、この撮像レンズ8をその光軸と直交する方向
に駆動する駆動機構10が関連付けられている。この駆
動機構10は、カメラを保持する手振れの補正と後述す
る高解像度化のために用いられる。駆動機構10は、撮
像レンズ8を光軸と直交する2方向に駆動制御して手振
れの補正を行うが、図では煩雑さを避けるために一方方
向のみを示してある。
【0024】駆動機構10の動作を制御するための演算
処理制御回路11が設けられており、この演算処理制御
回路11は、後述するようにして、手振れ補正と画像の
処理を行うものである。測光素子12は、被写体輝度を
測光し、測光素子13は、フラッシュ光の被写体による
反射光を測定するためのものである。この画像入力装置
1には、振動検出素子14が設けられており、この振動
検出素子14は、カメラを手で保持したときに発生する
手振れ振動を測定するための角速度センサー等で構成さ
れたもので、光軸と直交する2方向の振動を検出するた
めに2つの素子が設けられている。
【0025】コンバータレンズ15は、被写体の像を撮
像レンズ8の前方焦点位置(フィルムが配置される位
置)に結像させる。凹面反射鏡16は、コンバータレン
ズ15の後方に配置され、前述したフラッシュユニット
7と機構的に連動しており、フラッシュ7がカメラ本体
内に収納された図3の(A) の状態では、フラッシュ7か
らの光を撮像レンズ8の方向に反射するように、フラッ
シュ7がカメラ本体より突出した図3の(B) の状態で
は、撮像光学系の光路より退避した位置に駆動される。
反射鏡17は、コンバータレンズ15からの光線とフラ
ッシュ7からの光線を撮像レンズ8の方向へ偏向するた
めのものであり、フラッシュユニット7は、反射傘と、
フラッシュチューブおよびパネルから構成されている。
【0026】図4は、図1の画像入力装置1の電気回路
を示すブロック図である。図4において、撮像素子9の
出力端には、アンプ19が接続されており、このアンプ
19は、撮像素子9の出力を増幅して出力するものであ
る。A/D(アナログ・デジタル)変換器20は、アン
プ19の出力端に接続されており、後述するタイミング
発生回路29から出力される信号のタイミングで撮像素
子9の出力をA/D変換する。A/D変換器20の出力
には、デジタルプロセッサ21が接続されており、この
デジタルプロセッサ21は、画像の合成や画像処理(明
るさやコントラストの調節、γ変換、ネガ/ポジ変換、
画像の拡大・縮小など)を行う。メモリー部22は、デ
ジタルプロセッサ21の出力端に接続されており、画像
データを記憶する。D/A変換回路23は、デジタルプ
ロセッサ21の出力端に接続されていて、デジタルプロ
セッサ21より出力されるデジタル信号をアナログ信号
に変換してカメラ外部に出力するものである。
【0027】液晶表示モジュール25は、画像表示機能
を果たすもので、図1の画像入力装置1の蓋2に設けら
れた液晶パネルに画像を表示させる動作をするものであ
る。インターフェイス回路24は、デジタルプロセッサ
21より出力される画像信号をパソコン27に適した信
号に変換して出力する。TVモニター26は、D/A変
換回路23の出力端に接続される外部モニターであり、
パソコン27は、インターフェイス回路24の出力端に
接続可能な外部のパソコンである。CPU28は、回路
全体のシーケンス制御や手振れ補正信号の演算処理を行
う中央演算処理装置であり、タイミング発生回路29
は、撮像素子9を駆動制御するためのタイミング信号や
撮像素子9から出力される信号をデジタル変換するため
のタイミング信号の発生、補正光学系を駆動制御するた
めのタイミング信号の発生、フラッシュの発光信号のタ
イミング制御、デジタルプロセッサ21の画像処理のタ
イミング制御等を行うものである。
【0028】CCDタイミング発生回路30は、タイミ
ング発生回路29の出力端に接続され、タイミング発生
回路29の出力によりCCD9を駆動するためのタイミ
ング信号を発生する。CCDドライバ31は、CCDタ
イミング発生回路30の出力端に接続されている。D/
A回路32は、CPU28より出力されるレンズシフト
データ(撮像レンズ8を光軸と直交する2方向に移動し
て手振れを補正)をタイミング発生回路29より出力さ
れるタイミング信号と同期してD/A変換し出力する。
ドライバー回路33は、D/A回路32の出力端に接続
され、その出力端に接続される撮像レンズ駆動用のアク
チュエータ10を駆動して、手振れの補正を行う。位置
検出センサー35は、撮像レンズ8の位置を検出するた
めのもので、その出力をCPU28で読み取って、後述
する手振れ検出センサー14よりの出力と比較して撮像
レンズ8の位置制御を行うものである。
【0029】DC−DCコンバータ36は、フラッシュ
7へ電源を供給するために、図示していない内蔵電池の
電圧を昇圧する回路である。昇圧が完了し、電圧が一定
以上になった時に、CPU28に充電完了信号を出力す
る。発光制御回路37は、DC−DCコンバータ36の
出力に接続され、充電が完了後、タイミング発生回路2
9からの出力で発光制御信号をフラッシュ7に出力す
る。振動検出センサー14は、カメラを手で保持したと
きの振動を検出するための角速度センサー等より構成さ
れる手振れセンサーである。電気的フィルター回路41
は、振動検出センサー14の出力端に接続され、角速度
センサー14のドリフトの除去及び内部の高周波ノイズ
の除去のためにバンドパスフィルターが使用される。バ
ンドパスフィルター41の出力側には、増幅用のアンプ
42が接続されている。A/D変換器43は、手振れセ
ンサー14のアナログ出力をデジタル信号に変換するた
めのもので、CPU28からのタイミング信号でA/D
変換を行い、その出力をCPU28に出力する。
【0030】CPU28は、この信号と位置検出センサ
ー35よりの出力を比較し撮像レンズ8を駆動して手振
れの補正を行う。トリガー回路44は、各種のスイッチ
入力よりトリガー信号を発生するものである。このトリ
ガー信号は、CPU28に入力される。レリーズスイッ
チ47は、図1に示されたレリーズボタン4の押圧と連
動してオン・オフされるスイッチで、レリーズボタン4
の第一段の押圧でオンとなるスイッチS1と、第二段の
押圧でオンとなるスイッS2とより構成されていて、S
1がオンされると、電気回路全体に電源が供給され、回
路の動作がスタートし、手振れ補正動作がスタートす
る。また、S2がオンされると、撮像素子9の積分が開
始され、そのデータがA/D変換されて、デジタルプロ
セッサ21で処理され、メモリー22に取り込まれる。
【0031】画質選択ボタン48は、通常レベルと高画
質モードの切り替えを行うためのものである。すなわ
ち、オン時には、通常モードに、オフ時には、高画質モ
ードに設定される。通常モードでは、一度画像データが
取り込まれた時点で終了するが、高画質モードでは撮像
素子9の画素をずらしながら高解像度で画像データを取
り込めることができる。これらの手振れ補正と高画質モ
ードでの動作については、後で詳細に説明する。
【0032】モード切り替え用のスライドスイッチ46
は、図1に示したスライドスイッチ5と連動しており、
フィルム撮影モードと通常撮影モードの切り替えを行
う。フィルム撮影モードに設定すると、フラッシュユニ
ット7がカメラ本体内に収納された状態になると共に、
回路がフィルムモードに切り替わり、フィルムの読み取
りに最適の制御が行われる。一方、通常撮影モードで
は、フラッシュユニット7がカメラ本体から突出した状
態となり、回路が通常の撮影に適したモードに切り替わ
る。後述するように、通常撮影モードでは、手振れの補
正をしながら画像のデータの取り込みを行うが、フィル
ムモードでは、予め決められた一定のデータに基づいて
撮像レンズ8の位置制御を行いながら画像の取り込みを
行う。設定されたモードは、カメラ1の上面の液晶表示
パネル3に表示される。メモリー45は、フィルム原稿
入力モード時において、撮像レンズ8を一定の位置に固
定するための固定データ(光軸と直交するXとYの2方
向のデータ)を与えるためのデータを記憶したメモリー
である。この値は、撮像レンズ8が鏡筒のほぼ中央に位
置するように決められている(撮像レンズ8が鏡筒に対
して端の方に位置していると取り込んだ画像が片側に偏
ったり、また画像をずらして画像データを取り込むとき
の撮像レンズ8をずらすための余裕が不足する恐れがあ
るからである)。
【0033】次に、図5を参照して、通常撮影モード時
とフィルム原稿撮影時におけるタイミングについて説明
する。図5において、Tは、フラッシュ7の発光時間
を、tは、CCD9の蓄積時間を示している。通常モー
ド時は、定常光測光用の受光センサー12の出力に基づ
いてフラッシュ発光の要否を判定し、必要時にはCCD
9の蓄積開始と連動してフラッシュ7の発光を開始す
る。フラッシュ7の反射光が一定レベルに達したとき
に、フラッシュ7の発光を停止すると同時にCCD9の
蓄積をストップし、CCD電荷の転送を開始する。フィ
ルム撮影モード時は、フラッシュ7の発光時間は、一定
に保持される。または、フラッシュ7を予備的に事前に
発光させ、フィルム濃度を読み取ってフラッシュ7の発
光時間を算出し、再現濃度が最適になるように制御す
る。マニュアルで露出レベルを設定するため、またはフ
ィルムをカメラの液晶画面で観察するために連続してフ
ラッシュを発光するモードを設けると便利である(リア
ルタイムモード)。
【0034】次に、図6および図7のフローチャートに
従って、図1の画像入力装置1の制御フローについて説
明する。最初に、カメラ1のレリーズスイッチS1がオ
ンとなると、回路に電源が供給開始され、マイコンCP
U28は、ROM45Aに格納されたシーケンスプログ
ラムの実行を開始する(ステップ001)。ステップ0
02では、マイコンCPU28内の全フラグ、全変数を
クリアし、0に設定する。ステップ003では、モード
切り替え用のスライドスイッチ46からモードデータ
(k)を、また、画質選択ボタン48から画質モードデ
ータ(m)を読み込む。ステップ004では、撮像レン
ズ8の焦点距離データをマイコンに読み込む。ステップ
005では、手振れ補正用の撮像レンズ8の位置(光軸
と直交する2方向の位置データaとbで、撮像レンズ8
の光軸センターからの偏差として測定する)をマイコン
に取り込む。ステップ006では、モードの判定を行
い、通常撮影モードに設定(k=0)されているときに
は、ステップ007へ移行する。ステップ007では、
手振れセンサー14より手振れ信号を検出し、ステップ
008では、検出された手振れ信号と焦点距離データと
より撮像レンズ8の像ぶれに対応する撮像レンズ8の補
正回転角を算出する(角速度センサー14の出力を積分
して回転角を求めるが、これ自身は、本発明を構成する
ものではないので、これ以上詳述しない。必要であれ
ば、例えば、前述の特開昭61−242178号公報等
を参照されたい)。
【0035】ステップ009では、この回転角より像ぶ
れを補正するために必要な撮像レンズ8の補正移動量
(光軸と直交する2方向の量dとe)を求める。ステッ
プ010では、補正移動量とレンズの位置情報との差
を、光軸と直交する2方向(X,Y)についてそれぞれ
算出する。ステップ011では、その差が0となるよう
に、即ち、手振れセンサー14で検出した手振れ量に等
しく、撮像レンズ8を駆動制御して手振れ補正を行うよ
うにして、撮像レンズ8を移動して手振れの補正を行
う。ここで、δとεは、最初は0に設定されているの
で、手振れセンサー14で検出した補正データの分だけ
撮像レンズ8が移動し手振れの補正制御が行われる。ス
テップ012では、lの判定を行い、lが0ならば(最
初は0に設定)、ステップ013へと移行する。ステッ
プ013では、レリーズボタン4がS2まで押下げられ
たかを判別し、押下げられていなければ、ステップ00
4に戻り、ステップ004からステップ013を繰り返
し実行する。前記のステップを実行中にS2オンの信号
を受信すると、ステップ013よりステップ014へと
移行する。ステップ014では、lを1に設定してステ
ップ015へ移行する。ステップ015では、モードを
判断し、通常撮影モード(k=0)の時には、ステップ
016に移行する。ステップ016では、測光素子より
測光データをマイコンに取り込み、ステップ017へ移
行する。ステップ017では、撮像素子が積分を開始し
たかどうかを判断し、積分が開始したならばステップ0
18へ移行する。積分がまだ開始されていなければ、ス
テップ103へ移行し、積分動作を開始してステップ0
18へと移行する。ステップ018では、積分が終了し
たか否かを判断し、終了していればステップ019へ、
未だ終了していなければステップ004へ移行し、積分
が終了するまでステップ004からステップ018を繰
り返す。この繰り返し中に積分が終了すると、ステップ
019に移行する。ステップ019では、撮像素子9よ
り電荷の転送を行い、A/D(アナログ・デジタル)変
換してそのデータをマイコンに取り込み、ステップ02
0へ移行する。ステップ020では、iの判断を行い、
iが0であれば(当初は0に設定)、ステップ021へ
移行する。0でなければ、ステップ201へ移行する。
ステップ021では、A/D変換された前記データをメ
モリーAの所定の番地に転送し、記憶してステップ02
2へ移行する。
【0036】ステップ022では、画質モードの判定を
行い、高画質モード時(m=0)には、ステップ023
へ、通常画質モード時(m=1)には、ステップ026
へ移行して終了する。ステップ023では、iに1をプ
ラスしてステップ024へ移行する。ステップ024で
は、δに撮像素子を構成する画素サイズの1/2の量
(単位画素サイズの横方向の寸法をpとしてp/2)
(図8参照)を加えてステップ025へ移行する。ステ
ップ025では、次の積分をスタートしてステップ00
4へ戻る。以後、前回の説明と同様にして、手振れの検
出と補正が行われるが、今度はδがp/2に設定されて
いるので、ステップ010で単位画素サイズの1/2分
だけ撮像レンズ8の移動量が変位された状態で手振れの
補正が行われることになる。即ち、レンズ8の像が、横
方向に画素の半ピッチ分だけずれた状態で撮像素子9の
面上に結像されることになる(縦のY方向については変
更なし)。今度はすでにステップ014でlが1に設定
されているので、ステップ012からステップ017に
移行する。また、ステップ023でiがすでに1に設定
されているので、ステップ020では、ステップ201
に分岐する。ステップ201では、jが0であるか否か
を判断し、0であれば、ステップ202に、否であれ
ば、ステップ301に分岐する。当初は、jは0に設定
されているので、ステップ202に移行する。ステップ
202では、撮像素子の画素データを前回とは別のメモ
リー部Bに転送し、記憶する。ステップ203では、j
に1を加えステップ204に移行する。ステップ204
では、εに単位画素サイズの縦方向の1/2の量(q/
2)(図8参照)を加えてステップ205へ移行する。
ステップ205では、δよりq/2減算して元の値に戻
し、ステップ025へ移行するステップ025では、3
回目の積分を開始し、ステップ004へと移行する。以
後、同様にして、ステップ010で、画素を縦方向にそ
の画素サイズの半分の量だけシフトした状態で、手振れ
補正をしながら画素データの取り込みを行う。ステップ
020では、iが0でないので、ステップ201へ分岐
し、ステップ201では、jが0でないので、ステップ
301へと分岐する。
【0037】ステップ301では、画像データをさらに
別のメモリー部Cへ転送し、記憶する。ステップ302
では、メモリーA、B、Cにそれぞれ記憶した画像デー
タを合成して、画素と画素の中間のデータを付加した高
画質のデータを得る。以上説明したフローを概観する
と、通常の撮影モードで高画質モードに設定した場合に
は、撮像素子9を構成する単位画素サイズの半分量だけ
縦および横方向に撮像テンズ8の結像光束をずらし、且
つ手振れ補正をしながら画像データの取り込みを行うこ
とによって高画質の画像データを取り込むことができ
る。
【0038】なお、前記の説明では、単位画素サイズの
半分の量をシフトして画素データを取り込むこととした
が、画素サイズの1/nとしてさらに細かくデータを取
り込んでも良いことは明らかである。また、前述した例
では、最初に取り込んだ測光データに基づいて以降の積
分時の測光データを決めたが、各積分開始直前にそれぞ
れ格別に測光をしてその測光値に基づいて積分制御をす
るように構成してもよい。
【0039】次に、通常の画質モードに設定した場合に
ついて説明すると、m=1であるから、画素をずらさな
い状態で最初に画像データを取り込みメモリーAに記憶
した後、ステップ022でmが0であるから、ステップ
026へと移行し、一度画像データを取り込んだ状態で
終了する。次に、モード切り替えスイッチをフィルム原
稿入力モードに設定した場合について説明するに、モー
ド切り替えレバー5をフィルム原稿入力モードに設定す
ると、k=1に設定され、ステップ006でステップ1
01に分岐する。ステップ101では、予め決められた
固定データがマイコンに読み取られ、撮像レンズ8は、
読み取られた固定データに従ってその位置が制御され
る。ステップ015では、ステップ102に分岐し、測
光素子からの測光出力に変わって一定の測光値が設定さ
れる。これは、撮像媒体がフィルムに特定されること
で、露出を一定値に設定するためである。勿論、事前に
一定の露出条件で画像データを一度取り込み、そのデー
タを元にして本番で取り込む露出データの条件を決め、
きめ細かく露出条件を求めるようにしても良い。以後は
前述したのと同様であり、高画質モード時には、画素サ
イズの1/2だけ上下と左右に画素を相対的に移動しな
がら画像データを取り込む。また、通常モード時には、
一度画像データを取り込んだ状態で終了する。
【0040】図9は、本発明の別の実施例としての電子
カメラである画像入力装置の全体構成を示す概略図であ
り、カメラの蓋を開いた状態を示している。図10は、
図9の電子カメラを側面より観察した図であり、図11
は、図9の電子カメラを折り畳んだ状態で、正面より眺
めた概略斜視図であり、図12は、図11の状態の電子
カメラを背面より眺めた図である。図13は、図9の電
子カメラを折り畳んだ状態での別の使用法を説明するた
めの図である。
【0041】次に、これら図9から図13を参照して、
この実施例の電子カメラの構造および使用法について説
明する。この実施例の電子カメラは、カメラ本体49を
備えており、カメラ本体49には、その上部に覆い被さ
った状態と開いた状態との間で可動なように、回動可能
に蓋部50が支持されている。また、カメラ本体49の
表面には、取り込んだ画像を表示するための液晶パネル
51、カメラの各種モードを設定するための操作ボタン
52、およびカメラモードとスキャナーモードを切り替
えるためのボタン53が設けられている。このボタン5
3は、常時はオフであり、蓋部50を閉じたときに押圧
されてオンとなるスイッチである(図9の蓋を開いた状
態では、ボタン53はオフでスキャナーモードに設定さ
れている)。
【0042】カメラ本体49の下部には、半円形状の切
欠き部54が形成されており、蓋部50を閉めたときに
撮像レンズ部がはまり込み、携帯に便利なコンパクトな
形状となるものとされている。蓋部50には、スキャナ
ー部55が設けられている。図10によく示されるよう
に、透明なガラス65および66に挟まれて、その内側
にスキャナー57が配置されている。スキャナー57
は、常時は外からは見えない蓋の内側の下部または上部
に位置しており、動作時には、一端(例えば、蓋部の下
端)より他端(蓋の上端)に向かって移動し、画像デー
タの取り込みを行う。図10の右上には、スキャナー5
7の拡大図を示しており、この拡大図によく示されてい
るように、スキャナー57は、画像読み取り用の光学系
としての撮像レンズ62と、この撮像レンズ62の結像
面に配置された一次元のラインセンサー63と、原稿を
照明するための照明用光源64とを備えている。ライン
センサー63は、図で紙面と直交する方向に画素が配列
されている。
【0043】蓋部50の上端部には、カメラ用の撮像光
学系56が配置されており、この撮像光学系56は、レ
ンズ部59と二次元の撮像素子60とから構成されてい
る。蓋部50を閉じた状態では、モード切り替えスイッ
チ53がオンとなり、カメラモードに設定される。図1
1および図12に示すように、カメラモードでは、蓋部
50に設けられた二枚のガラス65および66を通して
液晶パネル51と操作ボタン52が見える。透明ガラス
66には、操作ボタン52に対応する位置に透明なタッ
チパネルが張り合わされており、ガラス板66の上面よ
り操作ボタン52を操作することができるように構成さ
れている。また、透明ガラス65および66を介して液
晶パネル51を眺めることができるので、取り込んだ画
像の観察が可能なように構成されている。
【0044】カメラ本体49には、レリーズぼたんん5
8が設けられており、このレリーズボタン58の押圧に
よりスキャナー57がその一端より他端に向かってスキ
ャニング動作を開始し、画像データの取り込みを行う。
一方、カメラモードでは、二次元の撮像素子60より画
像データの取り込みを行う。この際、手振れを補正しな
がら画素ずらしを行い、高画質に画像データの取り込み
を行う。
【0045】図13は、カメラを折り畳んだ状態におけ
る別の使用法で、スキャナーとして使用している図を示
している。折り畳んだ状態でスキャナーとして用いる場
合には、透明タッチパネルに指を触れて強制的にスキャ
ナーモードに設定する。そして、透明ガラス板66の上
に図に示すように取り込みたい原稿をその原稿面を下に
向けて設置し、レリーズボタン(スタートボタン)58
を押圧することで画像データの取り込みが行われる。な
お、蓋部50を開いた状態では、不用意にタッチパネル
に触れてモードの設定が変更されることのないよう、タ
ッチパネルからの入力は受け付けないように設定されて
いる。
【0046】図14は、図9から図13を参照して説明
した電子カメラとしての画像入力装置に適した回路を示
すブロック図である。図4と重複する機能部分である手
振れ補正機能及び露出制御機能については省略してい
る。図14において、二次元の撮像素子60は、その出
力をアンプ101で増幅した後、タイミング発生回路1
11からのタイミングパルスに従って、A/D変換回路
102にてA/D(アナログ・デジタル)変換した後、
画像処理用のデジタルプロセッサー103に入力する。
デジタルプロセッサー103の出力端には、メモリー1
04が接続されている。また、デジタル・プロセッサー
103には、液晶ドライバー105が接続されており、
この液晶ドライバー105の出力端には、画像表示用パ
ネル53が接続されている。
【0047】デジタルプロセッサー103は、マイコン
109の監視下に置かれており、マイコン109からの
信号に基づいてシーケンス制御及び各種の画像処理プロ
セスを実行する。前述したように、カメラを折り畳んだ
状態で液晶パネル51の上面に位置する透明なガラス板
66の表面に透明なタッチパネル107が設けられてお
り、このタッチパネル107は、カメラモード時におけ
る各種モードの設定を行うときに利用する。トリガー回
路108は、モードを設定する各種のスイッチのオン、
オフを検出してトリガー信号を出力する。トリガー回路
の入力端に接続されるこれらのスイッチは、スキャナー
モード時に使用されるものである。
【0048】マイコン109は、回路全体のシーケンス
制御や各種のタイミング信号の生成、手振れ補正の補正
演算、露出の調停等を行う。タイミング発生回路111
は、マイコン109からの信号に基づいて2次元のCC
D60と1次元のCCD63とを、それぞれ駆動するた
めの2種類のタイミング信号の生成、各種のタイミング
信号を発生する。スイッチ回路112は、タイミング発
生回路111の出力端に接続され、タイミング発生回路
111からの信号によりスイッチが切り替わり、タイミ
ング発生回路111の出力をCCDタイミング発生回路
113および115に選択的に出力する。すなわち、ス
イッチ回路112がCCDタイミング発生回路113と
接続されているときには、2次元のCCD60を駆動す
るタイミング信号がタイミング発生回路111よりスイ
ッチ回路112を介してCCDタイミング発生回路11
3に出力され、スイッチ回路112がCCDタイミング
発生回路115に接続されているときには、1次元のC
CD63を駆動するタイミング信号がタイミング発生回
路111よりスイッチ回路112を介してCCDタイミ
ング回路115に出力される。CCDドライバー回路1
14は、その出力端に接続された2次元のCCD60を
直接駆動し、CCDドライバー回路63は、その出力端
に接続された1次元のCCD63を直接駆動する。リニ
ア撮像素子としての1次元CCD63には、増幅回路1
18が接続されており、増幅回路118の出力端には、
その出力をアナログ・デジタル変換するためのA/D変
換回路119が接続されている。このA/D変換回路1
19の出力は、デジタルプロセッサー103に入力され
ていて、前述したように、タイミング発生回路111に
よってそのA/D変換のタイミングが制御される。
【0049】
【発明の効果】コストの増加を招くことなく、CCDの
画素数を見掛け上増大せしめ、高解像度で画像の取り込
める画像入力装置を提供することができる。
【0050】種々の入力対象物に適した画像入力装置と
することができるが、特に、カメラを手で保持したとき
に発生する手振れ補正機能を搭載していて、手振れを補
正しながら高解像化を合わせて達成することができ、さ
らに、高解像化を達成する手段としてこの手振れ補正機
能を効果的に共用化することでコストの増加を極力抑え
た画像入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての電子画像入力装置を
示す概略斜視図である。
【図2】図1の画像入力装置の主として光学系に関する
内部構成を示す概略図である。
【図3】図1の画像入力装置を側面より眺めた概略断面
図である。
【図4】図1の画像入力装置の電気回路を示すブロック
図である。
【図5】図1の画像入力装置における通常撮影モード時
とフィルム原稿撮影時におけるタイミングについて説明
するための図である。
【図6】図1の画像入力装置に関わる制御フローの一部
を示す図である。
【図7】図1の画像入力装置に関わる制御フローの残り
の部分を示す図である。
【図8】図1の画像入力装置に使用する2次元の撮像素
子の画素のサイズを示す図である。
【図9】本発明の別の実施例としての電子カメラである
画像入力装置の全体構成を示す概略図である。
【図10】図9の電子カメラを側面より観察した図であ
る。
【図11】図9の電子カメラを折り畳んだ状態で、正面
より眺めた概略斜視図である。
【図12】図11の状態の電子カメラを背面より眺めた
図である。
【図13】図9の電子カメラを折り畳んだ状態での別の
使用法を説明するための図である。
【図14】図9の画像入力装置の電気回路を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 蓋 3 液晶表示パネル 4 レリーズボタン 5 モード切り替えスイチ 6 設定用ボタン 7 フラッシュ照明ユニット 8 撮像レンズ 9 撮像素子 10 駆動機構 11 演算処理制御回路 12 測光素子 13 フラッシュ用測光素子 14 手振れ検出センサー 15 コンバータレンズ 16 凹面反射鏡 17 反射鏡 20 A/D変換回路 21 デジタルプロセッサ 22 メモリー回路 23 A/D変換回路 24 インターフェイス回路 25 液晶表示モジュール 26 TVモニター 27 パソコン 28 マイコン 29 タイミング発生回路 30 CCDタイミング発生回路 31 CCDドライバ回路 32 D/A変換回路 33 ドライバー回路 35 位置検出センサー 36 DC−DCコンバータ 37 発光制御回路 41 フィルター回路 43 A/D変換回路 44 トリガー回路 45 固定データメモリー 45A ROM 48 画質選択ボタン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光学系と、該撮像光学系の受光面に
    配置された撮像素子と、該撮像素子の画素の配列方向に
    おける前記撮像光学系と前記撮像素子との間の相対的位
    置関係を変更するための位置変更機構とを備えた画像入
    力装置において、振動検出手段と、前記撮像素子の画素
    のサイズと関連して予め定められた一定値を前記振動検
    出手段の出力にて演算処理して演算結果を前記位置変更
    機構へと出力して該位置変更機構の動作を制御する演算
    処理制御手段とを備えたことを特徴とする画像入力装
    置。
  2. 【請求項2】 前記一定値は、複数のデータを含み、前
    記演算処理制御手段は、それらのデータを選択的に切り
    替えながら前記撮像素子から複数の画像データが取り出
    せるようにする請求項1記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 撮像光学系と、該撮像光学系の受光面に
    配置された撮像素子と、該撮像素子の画素の配列方向に
    おける前記撮像光学系と前記撮像素子との間の相対的位
    置関係を変更するための位置変更機構とを備えた画像入
    力装置において、振動検出手段と、演算処理制御手段
    と、モード設定手段とを備えており、前記演算処理制御
    手段は、前記モード設定手段により第1のモードが設定
    されているときには、前記振動検出手段の出力により前
    記位置変更機構の動作を制御し、前記モード設定手段に
    より第2のモードが設定されているときには、前記撮像
    素子の画素のサイズと関連して予め定められた一定値を
    前記位置変更機構へと出力して該位置変更機構の動作を
    制御することを特徴とする画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のモードにおける前記一定値
    は、複数のデータを含み、前記演算処理制御手段は、そ
    れらのデータを選択的に切り替えながら前記撮像素子か
    ら複数の画像データが取り出せるようにする請求項3記
    載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記演算処理制御手段は、前記第1のモ
    ードにおいては、前記撮像素子の画素のサイズと関連し
    て予め定められた一定値を前記振動検出手段の出力にて
    演算処理して演算結果を前記位置変更機構へと出力して
    該位置変更機構の動作を制御するようにする請求項3記
    載の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のモードは、カメラモードであ
    り、前記第2のモードは、フィルム取込みモードである
    請求項3または4記載の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記モード設定手段による前記第1のモ
    ードと前記第2のモードとの切り替えに連動して、前記
    撮像光学系の焦点距離を変更する手段を含む請求項3ま
    たは4または5または6記載の画像入力装置。
  8. 【請求項8】 撮像光学系と、該撮像光学系の受光面に
    配置された撮像素子と、該撮像素子の画素の配列方向に
    おける前記撮像光学系と前記撮像素子との間の相対的位
    置関係を変更するための位置変更機構とを備えた画像入
    力装置において、振動検出手段と、演算処理制御手段と
    を備えており、該演算処理制御手段は、前記振動検出手
    段の出力により前記位置変更機構の動作を制御する段
    と、前記振動検出手段の出力に一定値を加算した出力を
    前記位置変更機構へと出力して該位置変更機構の動作を
    制御することを特徴とする画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記一定値は、前記撮像素子の画素サイ
    ズの1/nである請求項8記載の画像入力装置。
  10. 【請求項10】 撮像光学系と、該撮像光学系の受光面
    に配置された撮像素子と、該撮像素子の画素の配列方向
    における前記撮像光学系と前記撮像素子との間の相対的
    位置関係を変更するための位置変更機構とを備えた電子
    カメラにおいて、カメラ本体の手振れ量を電気的信号に
    変換して手振れ信号を出力する振れ検出部と、該振れ検
    出部からの手振れ信号に基づいて前記位置変更機構を駆
    動するための手振れ補正信号を発生する第1の演算手段
    と、前記振れ検出部からの手振れ信号と予め定められた
    一定値とを演算してシフトされた手振れ補正信号を発生
    する第2の演算手段と、前記撮像素子より出力される画
    像データを記憶する記憶手段と、前記手振れ補正信号と
    前記シフトされた手振れ補正信号とを予め定められたシ
    ーケンスに従って順次出力しつつこれと同期して前記撮
    像素子の出力を複数回、前記記憶手段に出力するように
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする電子カメ
    ラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159723A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Kyocera Corp 撮像機能付き重ね型携帯端末装置
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WO2015068591A1 (ja) * 2013-11-06 2015-05-14 株式会社リコー 撮像装置

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