JP2003244514A - 被写体追従装置 - Google Patents

被写体追従装置

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JP2003244514A
JP2003244514A JP2002035730A JP2002035730A JP2003244514A JP 2003244514 A JP2003244514 A JP 2003244514A JP 2002035730 A JP2002035730 A JP 2002035730A JP 2002035730 A JP2002035730 A JP 2002035730A JP 2003244514 A JP2003244514 A JP 2003244514A
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Akihiro Uchida
亮宏 内田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体を容易に追従することができると共
に、手ぶれなく撮影することができる被写体追従装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 光学ユニット制御部に、タッチパネルの
操作に応じて光学ユニット18を移動するための光学ユ
ニット駆動回路を接続し、該光学ユニット駆動回路によ
って、光学ユニット18を水平方向に移動する水平方向
移動手段と仰角方向に移動する仰角方向移動手段を、光
学ユニット制御部の制御に基づいて駆動して光学ユニッ
ト18をタッチパネルによって指示する方向へ移動す
る。すなわち、光学ユニット18によって撮影されてい
る現在の画像がタッチ式パネル式液晶モニタ24に表示
されているときに、移動させたい位置をタッチ操作する
ことによって、当該位置が中心となるように光学ユニッ
ト18が移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体追従装置に
かかり、特に、静止画撮影や動画撮影を行うカメラに適
用可能な被写体追従装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、簡便に撮影可能なCCD撮像素子
などを有した撮像装置として、デジタルカメラが数多く
流通している。デジタルカメラは、その撮影時には、C
CD撮像素子などで光量に応じた電荷(光電変換)を画
素毎に読み取って、画像データに変換した後に、撮影画
像を画像データとして磁気記録媒体などに記録してい
る。
【0003】撮影から記録までの過程では、撮影コマ毎
に、主な処理として、撮影画像のデジタル変換、撮影画
像表示のための画像作成、そして撮影画像を記録するた
めの記録処理の各々が行われている。
【0004】また、この種のデジタルカメラでは、CC
D撮像素子等を用いていることにより、動画撮影も可能
となってきている。
【0005】また、この種のデジタルカメラでは、自動
焦点機構を備えており、被写体を撮影範囲の略中央に位
置させ、その被写体に対して自動的に焦点調整がなされ
る。しかし、画面の中央以外の部分に焦点を合わせたい
場合には、一旦その部分を撮影範囲の略中央に位置させ
て、焦点合わせを行い、そこで自動焦点調整をロックし
て、あらためて構図を決めなければならず、煩わしい作
業が必要であった。
【0006】そこで、特開平6−70206号公報や特
開2000−159730号公報に記載の技術では、タ
ッチパネルを装着した液晶モニタに対してタッチ操作す
ることにより、画角内で焦点合わせさせたい被写体領域
を指定して、撮影したい被写体に焦点を追従させてい
る。これによって、上述のような煩わしい作業が不要と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デジタルカメラによる撮影において、望遠ズームでの撮
影や暗い場所での撮影では、手ぶれによる画像のぼけが
発生する。この手ぶれは、上記の技術では回避できず、
これを回避するためには、一般的にカメラを三脚に固定
して撮影を行うが、画角外に動く被写体を追従するに
は、三脚の可動部分を動かす必要があり、スムーズに、
また正確に被写体に追従させることが難しい、という問
題がある。
【0008】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、被写体を容易に追従することができると共に、
手ぶれなく撮影することができる被写体追従装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、被写体を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段による撮像範囲を変更する変更手段
と、前記撮像手段と分離可能で、かつ前記撮像手段によ
って撮像された画像を表示すると共に、タッチ操作によ
って操作入力するタッチパネル型表示手段と、前記タッ
チパネル型表示手段において、表示された画像上のタッ
チ操作位置に基づいて前記変更手段を制御する制御手段
と、を備えることを特徴としている。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、撮像手段
は、被写体を撮像し、変更手段は、撮像手段によって撮
像する撮像範囲を変更する。すなわち、被写体が移動す
る場合には、変更手段によって撮像手段による撮像範囲
を変更することによって、追従することが可能となる。
【0011】また、タッチパネル型表示手段は、分離可
能とされており、例えば撮像手段と有線又は無線で接続
することによって、撮像手段とは別の位置に設けること
が可能である。そして、タッチパネル型表示手段には、
撮像手段によって撮像された画像が表示されると共に、
タッチ操作によって操作入力が可能とされている。
【0012】そして、制御手段は、タッチパネル型表示
手段において、表示された画像上のタッチ操作位置に対
応する位置が、例えば、中央に表示されるように変更手
段を制御する。これによって、被写体の撮像範囲が変更
されるので、被写体を追従することができる。さらに、
タッチパネル型表示手段が撮像手段と分離可能とされて
いるので、分離してタッチパネル型表示手段をタッチ操
作すれば、撮像手段はぶれることがないので、手ぶれを
防止しながら、被写体を追従することができる。
【0013】従って、被写体を容易に追従することがで
きると共に、手ぶれなく撮影することが可能となる。
【0014】なお、変更手段による撮像範囲の変更は、
撮像手段によって撮像された画像のうち、タッチパネル
型表示手段に表示させる範囲を変更するようにしてもよ
いし、請求項2に記載の発明のように、水平方向及び仰
角方向に撮像手段を移動することによって撮像範囲を変
更するようにしてもよい。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項3
に記載の発明のように、撮像手段が撮像素子と光学系で
構成される場合に、制御手段が、例えば、光学系の被写
体倍率とタッチパネル型表示手段のタッチ操作領域との
関係から光学系による画角を算出し、タッチ操作位置及
び算出された画角から変更手段による変更方向と変更量
を演算して、変更方向及び変更量を制御することが可能
である。
【0016】なお、請求項3に記載の発明は、以下に示
す発明としてもよい。
【0017】前記制御手段は、前記タッチパネル式表示
手段のタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、前
記光学系の前記被写体倍率を検出する倍率検出手段と、
前記倍率検出手段の検出結果に基づいて前記光学系の画
角を算出する算出手段と、前記タッチ位置検出手段の検
出結果及び前記算出手段の算出結果に基づいて前記変更
手段による変更方向及び変更量を演算する演算手段と、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の被写体追従装
置。
【0018】さらに、請求項1乃至請求項3の何れか1
項に記載の発明は、カメラに適用した発明としてもよ
い。すなわち、静止画撮影及び動画撮影の少なくとも一
方の撮影を行うカメラであって、請求項1乃至請求項3
の何れか1項に記載の被写体追従装置を備えることを特
徴とするカメラ。
【0019】このように、動画撮影が可能なカメラに適
用することによって、手ぶれによる画像の乱れを防止す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0021】図1には、本発明の実施の形態に係わるデ
ジタルカメラ10を示す。なお、本実施の形態のデジタ
ルカメラ10は、静止画撮影及び動画撮影が可能とされ
ている。
【0022】図1に示すように、デジタルカメラ10は
略箱形の本体12を備えており、本体12には、三脚1
6を取り付けることが可能とされている。
【0023】また、本体12には、水平方向(図1矢印
A方向)及び仰角方向(図1矢印B方向)に可動可能に
軸支された光学ユニット18が設けられている。光学ユ
ニット18には、後述する撮像素子及びレンズ14が設
けられており、光学ユニット18によって被写体の撮影
を行う。なお、光学ユニット18は本発明の撮像手段に
相当する。
【0024】また、デジタルカメラ10には、タッチパ
ネル機能と画像表示機能を備えたタッチパネル式液晶モ
ニタ24がケーブル26によって本体12と接続されて
いる。なお、タッチパネル式液晶モニタ24は、本体1
2に収納可能に構成してもよい。タッチパネル式液晶モ
ニタ24は本発明のタッチパネル型表示手段に相当す
る。
【0025】タッチパネル式液晶モニタ24には、光学
ユニット18によって撮影された画像を表示する液晶モ
ニタを含むと共に、デジタルカメラ10の各種操作をタ
ッチ操作による操作入力が可能なタッチパネルを含んで
構成されている。タッチパネルについては、既知の技術
を用いることによって実現可能であり、例えば、静電
式、感圧式や光電式等のタッチパネルを液晶モニタの表
示面に装着することが可能である。
【0026】なお、本実施の形態では、タッチパネル式
液晶モニタ24と本体12とをケーブル26によって接
続したが、これに限るものではなく、例えば、赤外線や
無線等によって接続することも可能である。また、タッ
チパネル式液晶モニタ24は本体12に収納可能、すな
わち、本体12から分離可能な構成としてもよい。
【0027】タッチパネル式液晶モニタ24に設けられ
たタッチパネル機能は、本体12に設けられた光学ユニ
ット18を本体に対して移動させるための方向等の情報
を入力することが可能とされており、タッチパネル式液
晶モニタ24に指でタッチした場合に、その方向が画角
の中止となるように光学ユニット18が移動する。
【0028】タッチパネル式液晶モニタ24の表示部2
4aの外側には、電源スイッチ20、シャッタボタン2
2、動画撮影と静止画撮影とを切り換えるムービースチ
ル切換スイッチ28、メニュースイッチ30、実行/画
面切換スイッチ32、キャンセルスイッチ36、及び選
択スイッチ34が各々設けられている。なお、選択スイ
ッチ34は、メニュースイッチ30を押下することによ
って表示されるメニュー画面等のモード等を選択するた
めのスイッチであり、その実行は実行/画面切換スイッ
チ32で行う。また、キャンセルスイッチ36は種々の
モード等をキャンセルするためのスイッチである。
【0029】また、タッチパネル式液晶モニタ24の表
示部24aの液晶モニタは透過型液晶(半透過型液晶で
もよい)からなるカラーディスプレイとされ、蛍光管や
LED等によって構成されるバックライトを備えた構成
とされている。なお、タッチパネル式液晶モニタ24は
光学ファインダの機能も有する。
【0030】図2にはデジタルカメラ10の電気系の構
成が示されている。光学ユニット18に設けられたレン
ズ14は詳しくはオートフォーカス(AF)機構を備え
たズームレンズ(焦点距離可変レンズ)であり、レンズ
14のAF機構及びズーム機構は駆動回路46によって
駆動される。また、駆動回路46はズーム位置を表す信
号を後述する光学ユニット制御部42に出力する。な
お、ズームレンズに代えて、AF機構のみを備えた焦点
距離可変レンズをレンズ14として用いてもよい。
【0031】光学ユニット18の内部におけるレンズ1
4の焦点位置に相当する位置には、エリアCCDセンサ
等で構成される撮像素子50が配置されており、被写体
を反射してレンズ14に入射された光は撮像素子50の
受光面に結像される。撮像素子50は、受光面上にマト
リクス状に配列された多数個の光電変換セルの各々にお
ける受光量を表すアナログ信号を画像信号として出力す
る。撮像素子50は、駆動回路46に接続されているタ
イミング信号発生部52によって発生されたタイミング
信号に同期したタイミングで駆動されて画像信号を出力
する。なお、タイミング信号発生部52は、静止画撮影
と動画撮影に応じてそれぞれ異なるタイミング信号を発
生する。
【0032】レンズ14と撮像素子50との間には絞り
48が配置されている。絞り48は駆動回路46によっ
て駆動される。絞り48は、絞り量を連続的に変更可能
な単一な絞りで構成してもよいし、絞り量が異なる複数
の絞りを切り替える構成としてもよい。
【0033】撮像素子50の信号出両端には、サンプリ
ング部56、A/D変換器58、信号処理部60、メモ
リ62、及び圧縮/伸張部64が順に接続されており、
それぞれシステムバス68に接続され、システムバス6
8に接続されたシステム制御部66によって統括的に制
御されるようになっている。
【0034】サンプリング部56では、撮像素子50か
ら出力された画像信号を、タイミング信号発生部52に
よって発生されたタイミング信号に同期したタイミング
でサンプリングすると共に、増幅してA/D変換器58
へ出力する。サンプリング部56は、図示しないCDS
(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリン
グ:以下CDSという)部を含んで構成されている。C
DS部は、例えば、CCD型の撮像素子を用いて、基本
的にその素子により生じる各種のノイズをタイミング信
号発生部からのタイミング信号によりクランプするクラ
ンプ回路と、タイミング信号によりアナログ電圧信号を
ホールドするサンプルホールド回路を有する。CDS部
は、ノイズ成分を除去してアナログの出力信号として画
像信号をA/D変換部58に送る。サンプリング部56
から出力された画像信号は、A/D変換器58によって
デジタルの画像データに変換されて信号処理部60へ入
力される。信号処理部60では、入力された画像データ
に対して、静止画撮影及び動画撮影のそれぞれに対応し
た、色補正・γ補正・Y/C変換等の各種処理を行う。
信号処理部60から出力された画像データは、RAM等
で構成されたメモリ62に一時記憶される。そして、圧
縮/伸張部64で圧縮されてから内蔵メモリ又はメモリ
カード80に記憶されるようになっている。
【0035】また、システムバス68には、タッチパネ
ル式液晶モニタ24に構成される液晶モニタ24bも接
続され、撮影によって得られる画像データに基づく画像
の表示が可能とされている。
【0036】さらに、システムバス68には、タッチパ
ネル式液晶モニタ24に構成されるタッチパネル24c
が接続された入出力インターフェース(I/F)76が
接続されており、後述する光学ユニット制御部によって
タッチパネル24cの操作に応じた制御がなされるよう
になっている。入出力I/F76には、上述の各種スイ
ッチ(電源スイッチ20、シャッタボタン22、ムービ
ースチル切換スイッチ28、メニュースイッチ60、実
行/画面切換スイッチ32、キャンセルスイッチ36、
及び選択スイッチ34等)も接続されている。
【0037】すなわち、シャッタボタン22が操作され
た等により、内蔵メモリ又はメモリカード80への画像
データの格納が指示された場合、システム制御部66は
メモリ62に一時記憶されている画像データを読み出し
て圧縮/伸張部64へ転送する。これにより画像データ
は圧縮/伸張部64で圧縮された後に内蔵メモリ又はメ
モリカード80に格納される。なお、撮影する際のモー
ド等によって画像データが圧縮されることなく内蔵メモ
リ又はメモリカード80に格納される場合もある。
【0038】また、内蔵メモリ又はメモリカード80に
格納されている画像データが表す画像の再生(表示)が
指示された場合には、内蔵メモリ又はメモリカード80
から画像データが読み出され、読み出された画像データ
が圧縮/伸張部64で伸張(解凍)された後、メモリ6
2に一時記憶される。そして、メモリ62に一時記憶さ
れた画像データを用いて液晶モニタ24bへの画像の表
示(再生)が行われる。
【0039】なお、図示は省略するが、入出力I/F7
6には、RAM等によって構成されるメモリ62や内蔵
メモリ等に記録された画像データを外部に送出するため
のUSB(Universal Serial Bus)ケーブルが接続され
るUSB端子42、及びメモリ62や内蔵メモリに記録
された画像データを、携帯電話を使用して外部に送信に
おいて、携帯電話との接続時に使用される携帯電話用端
子44等を接続するようにしてもよい。
【0040】また、システムバス68には、光学ユニッ
ト18の移動を制御するための光学ユニット制御部42
が接続されており、光学ユニット制御部42は、タッチ
パネル24cのタッチ操作位置に応じて光学ユニット1
8の移動制御を行う。光学ユニット制御部42には、タ
ッチパネル24cの操作に応じて光学ユニット18を移
動するための光学ユニット駆動回路46が接続されてお
り、該光学ユニット駆動回路46は、光学ユニット駆動
回路46に接続された光学ユニット18を、水平方向に
移動する水平方向移動手段70と仰角方向に移動する仰
角方向移動手段72とを、光学ユニット制御部42の制
御に基づいて駆動して光学ユニット18をタッチパネル
24cによって指示する方向へ移動する。すなわち、光
学ユニット18によって撮影されている現在の画像がタ
ッチ式パネル式液晶モニタ24に表示されているとき
に、移動させたい位置をタッチ操作することによって、
当該位置が中心となるように光学ユニット18が移動さ
れる。
【0041】なお、光学ユニット制御部42は本発明の
制御手段に相当し、光学ユニット駆動回路44、水平方
向移動手段70及び仰角方向移動手段72は本発明の変
更手段に相当する。
【0042】続いて、タッチパネル式液晶モニタ24を
操作することよる光学ユニット18の移動について詳細
に説明する。
【0043】まず、タッチパネル式液晶モニタ24のタ
ッチパネル24cに指が触れると接触位置(x、y)を
表す信号が入出力I/F76を介して光学ユニット制御
部42に入力され、光学ユニット制御部42では、図3
に示す接触位置(x、y)を検出する。なお、接触位置
の原点はタッチパネル式液晶モニタ24の中央を原点と
する。
【0044】また、光学ユニット制御部42は、駆動回
路46より入力される信号に基づいて現在のズーム位置
から画角の大きさ(水平方向にa°、仰角方向にb°)
を導出する。画角の大きさはズーム位置(焦点距離)に
よって予め決められたテーブルを用いてもよいし、撮像
素子の有効サイズと焦点距離から計算するようにしても
よい。
【0045】次に、光学ユニット制御部42は、タッチ
パネル式液晶モニタ24のタッチパネル24cにおける
接触位置と画角の大きさから光学ユニット18の駆動方
向を決定する。
【0046】ここで、図3に示すように、タッチパネル
式液晶モニタ24の大きさを横2L、縦2Mとすると、
図4に示すように、三角法を用いて、駆動方向(水平方
向にg°、仰角方向にh°)は以下に示すようにして求
めることができる。
【0047】タッチパネル式液晶モニタ24のサイズ
と、撮像素子50の有効サイズとの大きさの比をkとす
ると、タッチパネル式液晶モニタ24の接触位置に対応
する撮像素子50上における位置は(x/k、y/k)
となる。すなわち、画角と撮影領域との関係は、(1)
式で表される。なお、図4では、水平方向のみのを示す
が仰角方向についても同様であるので図示を省略する。
【0048】
【数1】
【0049】従って、(1)式を展開すると、
【0050】
【数2】
【0051】同様に、仰角方向について算出すると、
【0052】
【数3】
【0053】となり、上記(2)、(3)式を得ること
ができ、このように算出された駆動方向にレンズを駆動
することによって、被写体に追従して光学ユニット18
を移動することができる。
【0054】続いて、上述のように構成されたデジタル
カメラ10の作用として、光学ユニット制御部42によ
って行われる光学ユニット移動制御(被写体に追従させ
る動作)を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0055】まず、ステップ100では、タッチパネル
式液晶モニタ24のタッチパネル24cにタッチ操作さ
れたか否か判定される。該判定が否定された場合は、肯
定されるまで待機し、ステップ100の判定が肯定され
た場合には、ステップ102へ移行する。
【0056】ステップ102では、タッチ位置の検出が
行われる。すなわち、タッチパネル24cにタッチ操作
することによって、タッチパネル24cより出力される
信号に基づいて、タッチパネル24cのタッチ位置
(x、y)が検出される。
【0057】続いて、ステップ104では、ズーム位置
の検出が行われる。すなわち、駆動回路46よりシステ
ムバス68を介して光学ユニット制御部42に入力され
る駆動信号に基づいてレンズ14のズーム位置が検出さ
れる。
【0058】また、ステップ106では、検出されたレ
ンズ14のズーム位置に基づいて、例えば、上述したよ
うに予め定めたテーブル等によって画角の大きさ(図4
に示す水平方向a°、仰角方向b°)が導出される。
【0059】そして、ステップ108では、検出された
タッチ位置(x、y)、導出された画角の大きさ(水平
方向a°、仰角方向b°)、及び上述した(2)、
(3)式を用いて、光学ユニット18を駆動する方向
(水平方向g°、仰角方向h°)が算出されて、ステッ
プ110へ移行する。
【0060】ステップ110では、算出された駆動方向
(水平方向g°、仰角方向h°)が水平方向移動手段7
0及び仰角方向移動手段72の少なくとも一方の予め定
められた移動可能範囲外か否か判定される。該判定が肯
定された場合には、ステップ112へ移行して、水平方
向移動手段70及び仰角方向移動手段72の移動範囲を
越えていることを表す警告メッセージを液晶モニタ24
bに表示してステップ114へ移行する。また、ステッ
プ112の判定が否定された場合には、そのままステッ
プ114へ移行する。
【0061】ステップ114では、算出された光学ユニ
ット18の駆動方向へ光学ユニット18が移動される。
すなわち、光学ユニット制御部42の制御により光学ユ
ニット駆動回路46は、光学ユニット18が水平方向に
g°移動するように、水平方向移動手段70を駆動す
る。また同様に、光学ユニット制御部42の制御により
光学ユニット駆動回路46は、光学ユニット18が仰角
方向にh°移動するように、仰角方向移動手段72を駆
動する。従って、タッチパネル24cに操作する位置に
対応した方向に光学ユニット18を移動することができ
る。
【0062】また、ステップ114で光学ユニット18
の移動が行われた後には、再び上述のステップ100へ
戻って上述の処理が繰り返される。
【0063】このように、本実施の形態では、三脚16
等に固定して、タッチパネル式液晶モニタ24のタッチ
パネル24cを操作することによって、被写体に追従し
て光学ユニット18を移動することができる。このと
き、本体12とは離れた位置からタッチパネル式液晶モ
ニタ24によって光学ユニット18を移動させることが
できるので、特に動画撮影において動く被写体に追従し
て撮影する際などに、手ぶれを生じることなく、撮影を
行うことができる。
【0064】なお、上記の実施の形態では、本体12に
対して光学ユニット18が移動するように構成したが、
これに限るものではなく、例えば、三脚16とデジタル
カメラ10との固定部分に水平方向及び仰角方向に移動
する構成を設けることによっても上記と同様の効果を得
ることができる。
【0065】また、上記の実施の形態では、タッチパネ
ル式液晶モニタ24のタッチ位置に対応する方向の光学
ユニット18を移動するようにしたが、光学ユニット1
8の移動ではなくて、撮像素子50における画角の切り
出し範囲を変更し、変更した切り出し範囲の画像を表示
するようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体を撮像する撮像手段と分離可能に設けられたタッチ
パネル型表示手段によって、撮像手段による撮像範囲の
変更を操作入力することにより、撮像手段による撮像範
囲を変更するので、被写体を容易に追従することができ
ると共に、手ぶれなく撮影することができる、という効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラの
外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラの
電気系の構成を示すブロック図である。
【図3】タッチパネル式液晶モニタを示す正面図であ
る。
【図4】光学ユニットの移動方向及び移動量の算出を説
明するための図である。
【図5】光学ユニットの移動制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 12 本体 14 レンズ 18 光学ユニット 24 タッチパネル式液晶モニタ 24b 液晶モニタ 24c タッチパネル 42 光学ユニット制御部 44 光学ユニット駆動回路 70 水平方向移動手段 72 仰角方向移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段による撮像範囲を変更する変更手段と、 前記撮像手段と分離可能で、かつ前記撮像手段によって
    撮像された画像を表示すると共に、タッチ操作によって
    操作入力するタッチパネル型表示手段と、 前記タッチパネル型表示手段において、表示された画像
    上のタッチ操作位置に基づいて前記変更手段を制御する
    制御手段と、 を備えた被写体追従装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、水平方向及び仰角方向
    に前記撮像手段を移動することによって前記撮像範囲を
    変更することを特徴とする請求項1に記載の被写体追従
    装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、被写体を撮像する撮像
    素子と、該撮像素子に結像する被写体倍率を変更する光
    学系と、からなり、前記制御手段は、前記光学系の前記
    被写体倍率と前記タッチパネル型表示手段におけるタッ
    チ操作を行うタッチ操作領域との関係に基づいて、前記
    変更手段による変更方向及び変更量を制御することを特
    徴とする請求項2に記載の被写体追従装置。
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