JPH10125182A - 薄型鍵付スイッチ - Google Patents

薄型鍵付スイッチ

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JPH10125182A
JPH10125182A JP28099896A JP28099896A JPH10125182A JP H10125182 A JPH10125182 A JP H10125182A JP 28099896 A JP28099896 A JP 28099896A JP 28099896 A JP28099896 A JP 28099896A JP H10125182 A JPH10125182 A JP H10125182A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚み方向の寸法を短くして奥行きの短い取付ス
ペースにも適用できるようにする。 【解決手段】本体2の内部の中央部には、ボス部2bが
形成されており、このボス部2bにシリンダ錠7を構成
するロータ7bが収納されている。ロータ7bの背面に
は突出部7eが形成されている。ボス部2bにはカム体
9が外嵌している。カム体9は、背面側に孔部9cが形
成されており、この孔部9cにロータ7bの突出部7e
が嵌入している。カム体9の周面には、ノッチ体11が
当接するノッチカム9a及びマイクロスイッチ6のレバ
ー6bを押圧する操作カム9bが突出して形成されてい
る。したがって、ノッチカム9a及び操作カム9bは、
シリンダ錠7を構成するロータ7bの周面における軸方
向の範囲内に位置しており、カム体9はロータ7bの回
転にともなって回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリンダ錠に挿
入した特定の鍵を回転させることにより、内部に収納し
たマイクロスイッチを操作する鍵付スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】電気装置に用いられるスイッチとして、
鍵を所有する特定人のみが操作できるようにした鍵付ス
イッチがある。この鍵付スイッチは、一般に、特定の鍵
が挿入されるシリンダ錠と、このシリンダ錠のロータの
回転にともなって回転するカムと、カムによって直接的
または間接的に開閉操作されるマイクロスイッチと、を
備えている。
【0003】このような鍵付スイッチとして出願人は、
実開昭61−29432号公報において、シリンダ錠の
背面にカムをネジ止めし、このカムによって駆動される
ロッドを配置し、ロッドを介して開閉操作されるマイク
ロスイッチを設けた構成を提示した。この構成では、シ
リンダ錠、カム、ロッド及びマイクロスイッチが、シリ
ンダ錠の軸方向にこの順に配置される。
【0004】また、実開昭61−177333号公報に
おいて、シリンダ錠の背面に偏心カムを配置し、偏心カ
ムに係合する操作カムを保持用のネジを介して軸方向に
直交する方向に摺動するようにし、さらに、操作カムの
下方において取付ネジを介してマイクロスイッチをシリ
ンダ錠に固定し、操作カムによりマイクロスイッチを開
閉操作する構成を提示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鍵付スイッチは、シリンダ錠の背面にカムを配置してい
たため、厚さ方向についての鍵付スイッチの寸法が長く
なり、奥行きの短い取付スペースに適用することができ
ない場合があった。また、従来の鍵付スイッチでは、シ
リンダ錠に対してカムをネジ止めするようにしたものが
多く、部品点数の増加によるコストの上昇や、組立作業
の煩雑化を招く問題があった。
【0006】この発明の目的は、ノッチカムや操作カム
をシリンダ錠の外周部に配置することにより、軸方向の
寸法を短くして奥行きの短い取付スペースにも適用する
ことができるとともに、部品点数を削減してコストの低
廉化及び組立作業の簡略化を実現できる薄型鍵付スイッ
チを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、シリンダ錠のロータとともに回転しノッチ体と弾性
的に当接することによりロータの回転状態を規定するノ
ッチカムと、ノッチカムとともに回転しマイクロスイッ
チの接点を操作する操作カムと、を備えた鍵付スイッチ
であって、シリンダ錠の周面に外嵌するとともに、背面
においてシリンダ錠のロータの背面に係合するカム体を
設け、このカム体の外周面にノッチカム及び操作カムを
一体的に形成し、ノッチカム及び操作カムをシリンダ錠
の周面における軸方向の範囲内に配置したことを特徴と
する。
【0008】したがって、請求項1に記載した発明にお
いては、ノッチ体に当接するノッチカム、及び、マイク
ロスイッチを開閉操作する操作カムが、シリンダ錠の周
面における軸方向の範囲内に配置され、ノッチ体及びマ
イクロスイッチを含むスイッチ部品の全てがシリンダ錠
の周面における軸方向の範囲内に位置する。これによっ
て、鍵付スイッチの厚みがシリンダ錠の軸方向の長さに
略一致する。
【0009】請求項2に記載した発明は、前記シリンダ
錠を保持するとともに、前記カム体、マイクロスイッチ
及びノッチ体を背面側から収納する本体と、本体に嵌着
して本体の背面を被覆する蓋体と、を設け、カム体、マ
イクロスイッチ及びノッチ体を本体及び蓋体の間に挟持
することを特徴とする。
【0010】したがって、請求項2に記載した発明にお
いては、シリンダ錠を保持する本体と本体に嵌着する蓋
体との間にカム体、マイクロスイッチ及びノッチ体が挟
持され、シリンダ錠、カム体、マイクロスイッチ及びノ
ッチ体の相対的な位置関係を固定するためにネジ止めを
必要とすることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1(A)〜(D)は、この発明
の実施形態に係る2ノッチ方式の薄型鍵付スイッチの正
面図、背面図、平面図及び側面図である。また、図2
(A)は同薄型鍵付スイッチの開蓋状態の背面図であ
り、図2(B)は同図(A)におけるA−A部の閉蓋状
態の側面断面図である。さらに、図3は、同薄型鍵付ス
イッチのオン時の開蓋状態の背面図である。
【0012】図1(A)〜(C)に示すように、薄型鍵
付スイッチ1は、ダイキャスト成型(例えば、亜鉛ダイ
キャスト成型)または樹脂成型された本体2と本体2の
背面を被覆する蓋体3とを備えている。蓋体3には、本
体2の平面、側面及び底面のそれぞれの面の2か所に延
出する延出部3aが一体的に形成されている。この延出
部3aのそれぞれには係合孔4が形成されている。この
係合孔4は、本体2の平面、側面及び底面のそれぞれに
2個ずつ形成された突起5に係合する。この係合孔4と
突起5との係合により、本体2に蓋体3が嵌着する。な
お、延出部3aは、蓋体3において少なくとも互いに対
向する2側面のそれぞれの1か所に形成することによ
り、蓋体3を本体2に嵌着できる。
【0013】本体2の側面には、開口部2aが形成され
ている。また、蓋体3には、この開口部2aに連続する
開口部3bが形成されている。この開口部2a,3bか
ら、本体2の内部に収納された例えば2個のマイクロス
イッチ6の端子6aが露出している。また、本体2の正
面の中央部には、シリンダ錠7を支持するボス部2bが
突出しており、ボス部2bの周囲の4箇所にネジ穴8が
形成されている。このネジ穴8には、薄型鍵付スイッチ
1を図外の取付パネルに取り付ける際に、取付パネルに
形成された取付孔を貫通した取付ネジが螺合する。
【0014】なお、本体2内に収納するマイクロスイッ
チ6は、必ずしも2個に限るものではなく、少なくとも
1個のマイクロスイッチ6が本体2内に収納されていれ
ばよい。また、ボス部2bの外周部に雄ネジ部を形成
し、ボス部2bを図外の取付パネルに形成された取付孔
に取付パネルの背面側から嵌入し、取付パネルの前面に
露出したボス部2bの雄ネジ部に締付けリングを螺合す
ることによっても、薄型鍵付スイッチ1を取付パネルに
取り付けることができる。この場合に、ネジ穴8は省略
できる。
【0015】本体2の背面を被覆する蓋体3の中央部に
は、円形の孔部3cが形成されている。この孔部3cに
おいて、後述する突出部7eが、蓋体3の背面に露出し
ている。これによって、蓋体3の厚みが薄型鍵付スイッ
チ1の全体の厚みとして現れることがない。但し、蓋体
3に孔部3cを形成しない場合であっても、蓋体3の厚
みは薄型鍵付スイッチ1の全体の厚みに比較して短く、
また、後述する構成により従来の鍵付スイッチに比較し
て薄型鍵付スイッチ1の全体の厚みを充分に短くでき
る。
【0016】図2(A)及び(B)に示すように、本体
2の内部の中央部には、前述のボス部2bが連続して形
成されており、このボス部2bにシリンダ錠7が収納さ
れている。シリンダ錠7は、ロータ7bとこのロータ7
bに組み込まれた例えば3枚のタンブラ7dにより構成
されている。このタンブラ7dが鍵穴7cに挿入された
鍵により移動することにより、ロータ7bの回転の規制
が解除され、ロータ7bは鍵とともに例えば90度の回
転範囲で回転する。このロータ7bの背面には突出部7
eが形成されている。
【0017】ボス部2bの本体2の内部に位置する前面
側の端部には、段部2cが形成されており、この段部2
cにロータ7bの前面側に形成されたフランジ部7aが
当接することにより、シリンダ錠7の背面側への移動が
規制される。この時、シリンダ錠7のロータ7bの背面
側端部近傍は、ボス部2bの背面側に露出する。ロータ
7bにおいてボス部2bから露出した部分の周面には抜
け止めリング13が外嵌する。この抜け止めリング13
とボス部2bの背面との当接により、シリンダ錠7を構
成するロータ7bの前面側への移動が規制される。
【0018】本体2の内部において、ボス部2bにはカ
ム体9が外嵌している。カム体9の背面側には孔部9c
が形成されており、この孔部9cにロータ7bの背面に
形成された突出部7eが嵌入する。カム体9の周面に
は、ノッチカム9a及び操作カム9bが突出して形成さ
れている。カム体9において操作カム9bはノッチカム
9aの背面側に位置している。したがって、ノッチカム
9a及び操作カム9bは、シリンダ錠7の周面における
軸方向の範囲内に位置しており、カム体9はロータ7b
の回転にともなって回転する。
【0019】また、本体2の内部において、2個のマイ
クロスイッチ6がロータ7b及びカム体9を挟んで水平
方向に対向する位置に収納されており、2個のノッチ体
11及びスプリング12がロータ7b及びカム体9を挟
んで垂直方向に対向する位置に収納されている。ノッチ
体11は、カム体9のノッチカム9aの周面にスプリン
グ12の弾性力により当接している。一方、マイクロス
イッチ6のレバー6bは、カム体9の操作カム9bの周
面に対向する。ノッチカム9a及び操作カム9bはカム
体9に一体に形成されているため、ロータ7bの回転に
ともなうカム体9の回転により、ノッチカム9a及び操
作カム9bも回転する。
【0020】ノッチカム9aは、それぞれ2組の山部及
び谷部からなる。また、操作カム9bは、ノッチカム9
aの一方の谷部と同一の回転位置に形成されている。ノ
ッチ体11がノッチカム9aの山部に当接することによ
り、ノッチ体11を介してスプリング12の弾性力がカ
ム体9に回転動作の抵抗力として作用する。また、ノッ
チ体11がノッチカム9aの谷部に嵌入することによ
り、カム体9の回転が規制される。図2(A)に示すよ
うに、ノッチ体11がノッチカム9aの一方の谷部に嵌
入している状態では、操作カム9bはマイクロスイッチ
6のレバー6bに当接せず、マイクロスイッチ6はオフ
している。
【0021】ノッチカム9aにおいて2か所ずつに形成
された一方の谷部及び他方の谷部のそれぞれは、カム体
9の回転中心を挟んで互いに対向する位置に配置されて
いる。また、一方の谷部と他方の谷部とは、90度の回
転角をもって配置されている。したがって、図3に示す
ように、図2(A)に示す状態からロータ7bとともに
カム体9が、本体2の背面側から見て反時計方向(前面
側から見て時計方向)に90度回転すると、ノッチ体1
1はノッチカム9aの他方の谷部に嵌入する。この時、
操作カム9bが、マイクロスイッチ6のレバー6bを押
圧し、マイクロスイッチ6がオンする。
【0022】鍵付スイッチ1を組み立てる際には、本体
2のボス部2bに本体2の前面側からシリンダ錠7を構
成するロータ7bを挿入し、本体2の内部においてボス
部2bから露出したロータ7bの周面の凹部に抜け止め
リング13を外嵌し、さらに、本体2内部の所定の位置
にマイクロスイッチ6、カム体9、ノッチ体11及びス
プリング12を本体2の背面側から収納し、最後に本体
2の背面に蓋体3を装着する。マイクロスイッチ6、カ
ム体9、ノッチ体11及びスプリング12は、本体2と
蓋体3との間に挟持され、本体2の所定の位置に保持さ
れる。
【0023】以上のように、カム体9の周面に形成され
たノッチカム9a及び操作カム9bをシリンダ錠7を構
成するロータ7bの周面における軸方向の範囲内に配置
したことにより、薄型鍵付スイッチ1の厚みをシリンダ
錠7の軸方向の長さに略一致する程度に充分に薄く形成
することができる。また、本体2に嵌着する蓋体3によ
って本体2の背面を被覆し、本体2の内部に収納したマ
イクロスイッチ6やカム体9等の部品を本体2と蓋体3
との間に挟持するようにしたことにより、これらの部品
を互いにネジ止めする必要をなくし、部品点数を削減し
てコストを低廉化できるとともに、組立作業を簡略化で
きる。
【0024】図4(A)及び(B)は、この発明の別の
実施形態に係る薄型鍵付スイッチの開蓋状態の背面図、
及び、閉蓋状態の側面断面図である。薄型鍵付スイッチ
21は、3ノッチ右スプリングリターン方式の鍵付スイ
ッチである。薄型鍵付スイッチ21は、カム体19に形
成されたノッチカム22の形状及び操作カム23の位置
がカム体9に形成されたノッチカム9aの形状及び操作
カム9bの位置と異なる点、及び、一方のマイクロスイ
ッチ6の取付状態が上下反転している点において、図1
〜図3に示した2ノッチ方式の薄型鍵付スイッチ1と相
違している。
【0025】カム体19の周面には、山部22a,22
c,22e及び谷部22b,22dを1組として2組の
ノッチカム22、及び、カム体19の周面において互い
に例えば90度の回転角を挟む位置に2個の操作カム2
3が形成されている。これによってシリンダ錠7を構成
するロータ7bは、鍵孔7cが垂直となる中立位置から
左右にそれぞれ例えば45度の角度範囲で回転できるよ
うに構成されている。即ち、図4(A)に示すように、
ロータ7bが中立位置にある場合には、ノッチ体11が
ノッチカム22の第1の谷部22bに嵌入している。こ
の時、2個の操作カム23はいずれも、2個のマイクロ
スイッチ6のレバー6bに当接しておらず、2個のマイ
クロスイッチ6はオフしている。
【0026】ロータ7b及びカム体19が背面側から見
て時計方向(前面側から見ると反時計方向)に45度回
転すると、ノッチ体11は、ノッチカム22の山部22
cを越えて谷部22dに嵌入する。この時、右側の操作
カム23が、右側のマイクロスイッチ6のレバー6bを
押圧し、右側のマイクロスイッチ6がオンする。ノッチ
体11が谷部22dに嵌入しているため、カム体19の
回転位置が保持され、右側のマイクロスイッチ6のレバ
ー6bに対する操作カム23の押圧状態が保持される。
【0027】ロータ7b及びカム体19が背面側から見
て反時計方向(前面側から見ると時計方向)に45度回
転すると、ノッチ体11は、ノッチカム22の山部22
aの中間部に当接する。この時、左側の操作カム23
が、左側のマイクロスイッチ6のレバー6bを押圧し、
左側のマイクロスイッチ6がオンする。ノッチ体11が
山部22aの中間部に当接しているため、カム体19に
はノッチ体11を介してスプリング12の弾性力が時計
方向の回転力として作用しており、カム体19は時計方
向に付勢されている。
【0028】したがって、この状態から、背面側から見
て反時計方向への鍵の操作力を解除すると、カム体19
及びロータ7bは、ノッチ体11が谷部22bに嵌入す
る位置まで時計方向に回転し、中立位置に復帰する。即
ち、この実施形態に係る薄型鍵付スイッチ21において
は、ノッチ体11を介してノッチカム22の山部22a
にスプリング12の弾性力を作用させることにより、ス
プリングリターン機能を実現している。
【0029】上記の3ノッチ右スプリングリターン方式
の薄型鍵付スイッチ21は、図1〜図3に示した2ノッ
チ方式の薄型鍵付スイッチ1と同様に、カム体19の周
面に形成されたノッチカム22及び操作カム23をシリ
ンダ錠7の周面における軸方向の範囲内に配置してお
り、薄型鍵付スイッチ21の厚みをシリンダ錠7の軸方
向の長さに略一致する程度に充分に薄く形成することが
できる。また、薄型鍵付スイッチ1と同様に、本体2に
嵌着する蓋体3によって本体2の背面を被覆し、本体2
の内部に収納したマイクロスイッチ6やカム体19等の
部品を本体2と蓋体3との間に挟持するようにしてお
り、これらの部品を互いにネジ止めする必要をなくし、
部品点数を削減してコストを低廉化できるとともに、組
立作業を簡略化できる。
【0030】なお、上述の実施形態に係る薄型鍵付スイ
ッチ1及び21では、本体2の内部に2個のマイクロス
イッチ6を水平方向に配置し、2組のノッチ体11及び
スプリング12を垂直方向に配置したが、図2におい
て、2組のノッチ体11及びスプリング12の配置位置
をカム体9の回転軸を中心として45度程度回転させる
とともに、カム体9におけるノッチカム9aの形成位置
も同一角度だけ回転させることにより、本体2の縦方向
の寸法をより短くすることができる。さらに、図2にお
いて、2個のマイクロスイッチの配置位置をカム体9の
回転軸を中心として25度程度回転させるとともに、カ
ム体9における操作カム9bの形成位置を同一角度だけ
回転させることにより、本体2内におけるボス部2bの
左右両側に広いスペースを確保することができる。この
スペースは、例えば、薄型鍵付スイッチ1及び21を取
付パネルに取り付ける際に用いるネジが貫通または螺合
するスペースとして用いることができる。
【0031】また、上述の実施形態に係る薄型鍵付スイ
ッチ1及び21では、シリンダ錠7をロータ7bとタン
ブラ7cとから構成しボス部2bをシリンダ錠のロータ
ケースとして兼用したが、ロータ7b、タンブラ7c及
びロータケースから構成されるシリンダ錠をボス部2b
に収納することもできる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、ノッ
チ体と当接するノッチカム、及び、マイクロスイッチを
開閉操作する操作カムを、シリンダ錠の周面における軸
方向の範囲内に配置することにより、ノッチ体及びマイ
クロスイッチを含むスイッチ部品の全てをシリンダ錠の
周面における軸方向の範囲内に位置させることができ、
鍵付スイッチの厚みをシリンダ錠の軸方向の長さに略一
致させることができるため、鍵付スイッチの厚み方向の
寸法を短くして奥行きの短い取付スペースにも適用する
ことができる。
【0033】請求項2に記載した発明によれば、シリン
ダ錠を保持する本体と本体に嵌着する蓋体との間にカム
体、マイクロスイッチ及びノッチ体を挟持することによ
り、シリンダ錠、カム体、マイクロスイッチ及びノッチ
体の相対的な位置関係を固定するためにネジ止めを必要
とすることがなく、部品点数の削減による小型化及びコ
ストの低廉化を実現できるとともに、組立作業を簡略化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る2ノッチ方式の薄型
鍵付スイッチの正面図、背面図、平面図及び側面図であ
る。
【図2】同薄型鍵付スイッチの開蓋状態の背面図及び閉
蓋状態の側面断面図である。
【図3】同薄型鍵付スイッチのオン時の開蓋状態の背面
図である。
【図4】この発明の別の実施形態に係る3ノッチ右スプ
リングリターン方式の薄型鍵付スイッチの開蓋状態の背
面図及び閉蓋状態の側面断面図である。
【符号の説明】
1,21−薄型鍵付スイッチ 2−本体 3−蓋体 6−マイクロスイッチ 7,17−シリンダ錠 9,19−カム体 9a,22−ノッチカム 9b,23−操作カム 11−ノッチ体 12−スプリング 13−抜け止めリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ錠のロータとともに回転しノッチ
    体と弾性的に当接することによりロータの回転状態を規
    定するノッチカムと、ノッチカムとともに回転しマイク
    ロスイッチの接点を操作する操作カムと、を備えた鍵付
    スイッチであって、 シリンダ錠の周面に外嵌するとともに、背面においてシ
    リンダ錠のロータの背面に係合するカム体を設け、この
    カム体の外周面にノッチカム及び操作カムを一体的に形
    成し、ノッチカム及び操作カムをシリンダ錠の周面にお
    ける軸方向の範囲内に配置したことを特徴とする薄型鍵
    付スイッチ。
  2. 【請求項2】前記シリンダ錠を保持するとともに、前記
    カム体、マイクロスイッチ及びノッチ体を背面側から収
    納する本体と、本体に嵌着して本体の背面を被覆する蓋
    体と、を設け、カム体、マイクロスイッチ及びノッチ体
    を本体及び蓋体の間に挟持する請求項1に記載の薄型鍵
    付スイッチ。
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JP2007023686A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Toyota Motor Corp 解錠制御装置
CN117116687A (zh) * 2023-10-25 2023-11-24 南方电网调峰调频发电有限公司 一体化开关操控装置和开关柜

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